太一(就職先から近く家賃も安い条件の良いマンションを見つけた。...問題があるとすればルームシェアだという事だ。まぁ、なんとかやっていくか)
ヤマト「太一。最近調子はどうだ?」
太一「バッチリだ。ルームシェアしなきゃいけないことにまだ戸惑ってるけど」
ヤマト「そうか。同居人がやばい奴だったら、連絡しろよ。近くに住んでるから、駆けつけてやっからよ」
太一「大丈夫だって。いざって時は自分で対処できるから」
ヤマト「お前のそうゆうのが心配なんだよ」
太一「うるせぇ。お前こそ心配性な性格を直さなきゃ、空やタケルに鬱陶しがられるぞ」
ヤマト「>>2」
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言われなくても普段は気をつけてるさ
ヤマト「言われなくても普段は気をつけてるさ」
太一「ならいいけど。...心配性なトコもお前のいい面の1つだ。心配してくれてサンキューな」
ヤマト「なっ...///べ、別に礼言われるまでじゃねぇよ。友人として当然のことだ!」
太一「はは、そうだな。っとそろそろ行くよ。引越しの荷物届いてる頃だし」
ヤマト「早めに出しちまうに限る。俺もそろそろバイトだしな」
太一「そっか、じゃあまたなヤマト」
ヤマト「...太一」
ーーーーーーーー
太一「あれ?靴?あー、同居人の分か!もう来てたんだ」
太一(実家から離れて心機一転!新しい生活の幕開けだ!)
ガチャっ!
太一「あ、同居する方ですよね。俺は八神...って!」
太一「>>4!?なんでここに居るんだよ」
光子郎
光子郎「何故ってこの部屋を借りたからですけど」
太一「えぇっ!と言うと光子郎がルームシェアの相手?」
光子郎「そういうことですね。僕もびっくりしましたよ。まさか太一さんと一緒に暮らしていくなんて」
太一「...まぁ、相手が変な奴じゃなくて良かったよ。これから仲良くやっていこうな光子郎」
光子郎「こちらこそよろしくお願いします太一さん」
太一(別の環境で心機一転...したかったけど早々に知り合いと暮らすなんて。でも、2人で暮らすのも新しい感じがして悪くないかもな)
光子郎「皆さんを部屋に入れるときに同居人の方に許可を貰おうと思っていましたが、同居の方が太一さんで安心しました」
太一「皆さん?なんの話だよ?」
光子郎「立ち上げた会社の活動の一環で時々、他の選ばれし子供を家に招いて活動に協力してもらおうと考えてるんですよ。デジモンと人間の溝が埋まるように」
太一「そっか...(新しい環境が早々に崩れっちまった...結局はいつもと同じか)」
光子郎「太一さんも協力お願いしますね」
太一「でも俺大学あるし」
光子郎「>>6」
時間あるときでいいですよ
光子郎「時間あるときでいいですよ」
太一「それならいいが。活動ってどんな感じなんだ?」
光子郎「幅広くあります。例えば小学校の講演会で児童達に僕たちの冒険を聞かせるとか」
太一「タケルじゃあるまいし、柄じゃないって」
光子郎「他にもありますから、太一さんに合ってることをやってもらいます」
太一「おう!得意な分野なら任せとけ」
光子郎「頼りにしてます太一さん」
ーーーーーーーー
ヤマト「ふーん、同居人は光子郎だったのか?」
太一「あぁ、でも驚いたよ光子郎と暮らすなんてさ」
ヤマト「光子郎が居てくれて安心だ。お前は1人だと心配だからな」
太一「お前は俺の父親かよ?昨日から言ってるけど心配すぎるんだよヤマトは」
ヤマト「そうか?...そうかもな...」
太一「?何か悩み事か?」
ヤマト「>>8」
いやなんでもない
ヤマト「いやなんでもない」
太一「ならいいけどよ。最近ちょっと変だぞ?疲れてんじゃないか?」
ヤマト「色々と家族の間であってな。それも時間が経てば終わる話だ」
太一「早めに仲直りがしといた方がいいぜ。昔は中々謝れなくて家族仲が拗れそうになり掛けてさ」
ヤマト「...だな。よし、ちょっと会いに行くか」
太一「タケルのとこ?」
ヤマト「問題は会ってくれるかどうかだが」
ーーーーーーーー
タケル「兄さん、練習に集中したいから暫く会わないって言ったよね」
ヤマト「...だが、最近のお前は冷たすぎないか?昔はよく!」
タケル「僕はもう子供じゃないんだよ」
ヤマト「だが、俺にとってお前は可愛い弟だ!」
タケル「もう!ああ言えばこう言う」
タケル(...そうだ!ごめんヒカリちゃん)
タケル「それに!ヒカリちゃんと付き合ってるから、兄さんとの時間はあんまり取れそうにないんだよ」
ヤマト「は、初耳だぞ!」
タケル「わざわざ言う話じゃないし」
ヤマト「>>10」
そうか………もうタケルは子供じゃないんだな………
ヤマト「そうか………もうタケルは子供じゃないんだな………」
タケル「もう僕も16歳だし、彼女も居るんだ。兄さんだってそうでしょ?」
ヤマト「...悪かったよ。もう暫くお前の前に現れない。達者でな」
タケル「兄さん!そこまでやらなくても!兄さんーーー!!」
ーーーーーーー
太一「タケルと絶縁!?」
光子郎「なんとも言えないですね」
ヤマト「俺の兄としての役目は終わったんだ...。お互いに辛いよな太一...」
太一「いやいや!勝手に同類にすんなって!うちは仲いいし!そりゃ...暫くは会いたくはないけど。それも嫌いとかそんなんじゃなくて一人暮らしを満喫したいからだし」
ヤマト「はぁ...」
太一「それにヤマトには空が居るだろ?最愛の恋人がよ!この幸せモン!」
光子郎「そうですよ!式には僕らも呼んでくださいよ!」
ヤマト「>>12」
ああ、勿論だ!
ヤマト「ああ、勿論だ!結婚を考えてみたらやる気が湧いてきた!!ありがとよ太一!光子郎!式には絶対呼ぶからよ!」
太一「サンキュー!(元気でたみたいで良かった)」
光子郎(暗いままだとヤマトさんらしくないですもんね。やっぱりこうでなきゃ)
ヤマト「さーて!久々に空の家に寄って帰るか」
太一「久々?」
ヤマト「母親と生花の修行やってるせいで中々、会えないんだ。まぁ、ドラマチックでいいけどな!」
太一「羨ましいぜチクショー!」
ヤマト「へへっ!太一も早く彼女作れよ!タケルも出来たらしいぞ彼女。このままじゃ、出会いないぞ」
太一「初耳だな。タケルの彼女ってどんな奴なんだろうな」
ヤマト「ヒカリちゃんだぞ」
ーーーーーーー
ヒカリ「あ、もしもしお兄ちゃん?どうしたの?」
太一『おめでとうヒカリ!聞いたぞ』
ヒカリ「???何のこと?」
太一『またまた~!タケルと付き合ってるんだろ?いや~めでたい話だよ』
ヒカリ「えっ!?身に覚えないんだけど!?そもそも何で私とタケル君が?そりゃ仲はいいけど」
太一『兄はいつもお前の味方だ!仲良くやれよ!じゃあなー!』がちゃんっ!
ヒカリ「>>15」
全くお兄ちゃん昔から人の話を聞かずに切るんだから………それにしてもタケルくんは何であんな嘘を?
ヒカリ「全くお兄ちゃん昔から人の話を聞かずに切るんだから………それにしてもタケルくんは何であんな嘘を?」
ヒカリ「うーん...考えても分かんないな。明日にでも聞いてみよ」
ヒカリ「おやすみテイルモン~」
テイルモン「寝坊はするなよヒカリ」
ヒカリ「もう大丈夫よ子供じゃないし」
テイルモン「そうだったな。おやすみ」
ーーーーーーー
タケル「ごめんねヒカリちゃん。兄さんがしつこくて」
ヒカリ「それで私の名前を出したのね」
タケル「兄さんが言っちゃうなんて思ってもなくて...口は堅い方だと思ってたんだけど」
ヒカリ「...学校で噂になってたりする?」
タケル「その前にホントに付き合わない?」
ヒカリ「え?」
タケル「噂を真実にしてもいいって僕は思うんだけど...どうかな?」
ヒカリ「>>17」
う~ん(タケルのことは嫌いじゃないけれど、付き合うかと言われたら………)
ヒカリ「う~ん(タケル君のことは嫌いじゃないけれど、付き合うかと言われたら………)」
タケル「あ、冗談だよ冗談」
ヒカリ「なーんだ!少し考えちゃった!」
タケル「あ、あははは...そろそろ部活に行かなきゃ!じゃあまた!」
ヒカリ「また放課後にね!」
タケル「(ヒカリ...ちゃん///)」
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太一「え?デジモンの力を社会に貢献させる?」
光子郎「デジモンの能力って非科学的な事が起こせるじゃないですか。そいつを正しく使えば...」
ヤマト「非科学的な力で俺たちも人形にされちまったしな。今思い返せばいい思いでだけどな」
光子郎「正しく使って世界平和に貢献しましょう。デジモンの素晴らしさも証明できて一石二鳥です!」
太一「悪用...されるとまずくないか?」
ヤマト「大丈夫だろ?信用できる光子郎が管理してんならな」
光子郎「>>19」
任せてください、ヤマトさんの期待に答えてみせます
光子郎「任せてください、ヤマトさんの期待に答えてみせます」
ヤマト「俺も色々とアイデア考えたんだ。家族の絆を修復させるとかよ」
光子郎「ふむ、いいですね!テントモンに協力してもらいましょう」
太一「な、なぁ。ヤマトは大学行かなくていいのか?」
ヤマト「悪いな、これは今は大学よりも大事なんだ!」
太一「そうか...。がんばれよなヤマト」
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大輔「えぇ、太一さんと別々に暮らししてんの?」
ヒカリ「心機一転したいんだって。そのせいで最近会えてないし」
タケル「別れるのは寂しいよね。わかるよヒカリちゃんの気持ち」
ヒカリ「あの~タケルくん?どさくさに紛れて肩に手を載せないで」
タケル「ごめんごめん」
大輔「...でも憧れるな実家を出て新しい環境で生活するって。やっちゃおうかな俺も!」
ヒカリ「>>21」
いいと思うよ(どうでも)
ヒカリ「いいと思うよ(どうでも)」
大輔「そうだよなヒカリちゃん!よしゃっ、今から一人暮らし用の資金を集めっか!じゃあまた!」
タケル「大輔は変わらないよねホント」
ヒカリ「大輔君らしいけどね」
タケル「...僕たちは変わり過ぎちゃったのかもしれない。昔はもっと素直で入られたのに今はもうあの頃みたいにはいかない」
ヒカリ「大人になったのよタケル君は」
タケル「でも、僕は君を振り向かせられていない!こんなの昔憧れた理想の僕じゃない!」
ヒカリ「タケル君、癇癪起こしてどうしちゃったの!?いつものタケル君らしくない!」
タケル「>>23」
あ、ごめん…焦っちゃった(テイルモンがパタモンと付き合いたいって言ってたから、パートナー同士あわよくば、なんて思ったんだけどな。残念…)
タケル「あ、ごめん…焦っちゃった(テイルモンがパタモンと付き合いたいって言ってたから、パートナー同士あわよくば、なんて思ったんだけどな。残念…)」
ヒカリ「焦った?...ほんとに付き合うとか今は考えられないの」
タケル「え?!ってことはいつかは考えてくれるの!?」
ヒカリ「そうとは言ってない!それに好きな人が出来たら、その人を想わなきゃならないし」
タケル「...///」
ヒカリ「た、タケル君じゃないからね!」
タケル(絶対にふりむかせてみせるよ!)
ーーーーーーー
光子郎「っと言われましても」
タケル「お願い光子郎さん!ヒカリちゃんの心を掴みたいんだ!」
ヤマト「俺からも頼む!タケルの恋を成就させてやってくれ!この前話したデジモンの力を借りてなんやかんややればいいんだろ?」
光子郎「でも...太一さんにバレたら溝が出来ちゃいますよ。それだけは...それだけは」
ヤマト「バレなきゃ大丈夫だよ光子郎」
光子郎「そ、そう言われるとそんな気がしてきます...」
タケル「>>25」
……太一さん、ヒカリちゃん。もうこの辺でいいんじゃないですか?(ドッキリのネタバラシ)
タケル「……太一さん、ヒカリちゃん。もうこの辺でいいんじゃないですか?」
光子郎「へ?」
ヤマト「ふ?」
太一「ジャジャーン!」
ヒカリ「タケル君がおかしな事を言って光子郎さんを困らせるドッキリでした!」
光子郎「な、なんだー!びっくりしましたよ!」
ヤマト「お、おい!俺は聞いていないぞ!」
タケル「和解を兼ねて驚かしたかったんだ。ごめんね兄さん」
ヤマト「なんだよそうゆうことか!」
太一「仲直りできて良かったな」
ヒカリ「やっぱり仲良くが1番だね!」
太一「>>27」
で、お前ら実際に付き合う予定とか
タケル・ヒカリ「「ありません(笑)」」
太一「で、お前ら実際に付き合う予定とか 」?
タケル・ヒカリ「「ありません(笑)」」
ヤマト「は...ってことはあの話は作り話か!」
タケル「ごめんごめん。驚かせようと」
ヤマト「ふざけんな!俺の...俺のあの時の悲しみを知りもしないでよく言えたモンだな!!」
ヒカリ「ヤマトさん...?」
ヤマト「タケル...ヒカリ...お前達は残酷すぎる!俺と太一は今日からお前らとの縁を切る!」
光子郎「ドッキリじゃ...」
ヤマト「ないっ!!行くぞ太一!今日からは空の家で3人で暮らそう!」
太一「なんでそうなるんだよ!」
ヒカリ「お、お兄ちゃんを連れて行かないで!」
ヤマト「>>29」
…タケル、ドッキリの看板を
タケル「はーい!二重ドッキリでした!」
ヤマト「…タケル、ドッキリの看板を 」??タケル「はーい!二重ドッキリでした!」
ヒカリ「へ...?」
太一「またかよ!おいおいなんだよ!この展開!なんの目的があるんだよ!」
ヤマト「うちの大学の学祭で企画中のドッキリの予行練習だ。結構本格的だろ?親父に仕込まれたバラエティードッキリだ」
ヒカリ「び、びっくりしちゃった...」
太一「...今日はなんだか疲れたな」
光子郎「同感です。今日は早めに寝ましょう」
ーーーーーーーー
ヤマト「マジで考えてるんだぜ太一と空と俺で暮らす計画」
空「へ、へぇ...でも太一は太一の生活だ」
ヤマト「心配はない。昨日のドッキリで太一のハートは確実に掴んだ。あとはタイミングだけ」
空「わ、わたしはヤマトと一緒がいいかな」
ヤマト「俺は太一と一緒がいい」
空「>>31」
まったく…
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