【安価】力こそ正義の魔人学園【コンマ】 (1000)

私立真仁学園、通称「魔人学園」……そこは異能力者「魔人」の在学率40%、隠れや無自覚未覚醒を含めれば80%を超える魔人のための学園。

学園が存在する真仁島はほぼこの学園の敷地であり、学園は日本から魔人を隔離するための箱庭になっている。

日本の魔人やその疑いがあるものはここに送られ、卒業時にまた別の島に送られる。

……四月、それはこの学園の力関係が大きく書き換わる時期。

有望な者は派閥に取り込まれ、危険な者は数人によって殺害される。

法を敷くのは魔人、刑を処すのも魔人、罪を犯すのもまた魔人。

その魔人の学園に、大勢の新入生に混じる人物が一人。

その人物は何を目論み、何を成すのか。



その人物の名は(性別も)
下1~3で高いコンマ


コンマ、90
主人公の名前はヤマトになりました


ヤマトの学園における立ち位置
00~81名の知れた魔人
80~61魔人
60~41隠れ魔人
40~21無自覚
20~01未覚醒
下コンマ


コンマ、79
魔人として事件は起こしてはいないが強力な能力を持っている

彼の名はヤマト、魔人として品行方正な方だろう。

魔人になった者や魔人としての力を自覚している者はその力を振るう傾向がある。

だが、全員がそうとは言えないが……それでも、彼はここに来る間に人を殺してはいない。

少なくとも表沙汰にはなっていない、と言う話だが。

ヤマト「………………」

南端にある港には新入生がまだまばらに入る。

多くは一年生の寮がある東側に向かっているか、もしくは島の中心の学園に向かって入る。

荷物を持った彼は少しだけ息を吐き、一先ず歩き出す。



ヤマトの行動
1、島の中心の学園に
2、東側の一年生の寮
3、西側の二年生の寮
4、北側の三年生の寮
5、安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

何人かの生徒と同じように、ヤマトは学園に向かう。

途中から道は広くなり、学園へ続く通りには店などがあった。

辛うじて成立している経済であり、これらを襲う魔人は存在しない。

奪い殺すことはできても、明日以降はその店は存在しなくなる。

それだからこそ成立し、故に損なうのを嫌う魔人がいざとなれば襲う者を撃退もする。

商店街を通り抜け、学園の正門にたどり着く。

学園、そこはこの真仁島の中心。

立地的にもだが支配者が必然的な学園に存在している。

生徒会、この島の警察機構兼支配階級。

この島の支配者は圧倒するための力が必要であり、その力を支配に使うのは常に生徒会だ。

意にそぐわぬ者は役員に排除される、これはこの島の不文律だ。

……もちろん他にも魔人組織は多数ある。

それは委員会の形をしていたり、部活の形をしていたりする。

人が集まれば、魔人が集まれば一先ずの相互扶助による身の安全が成立するからだ。

ヤマト「これは……」

校庭はまさに死屍累々であった。

肉片や体の部品などがあちこちに散らばっている。

それを片付けているのは、どれも腕章に『美化委員』と書かれている生徒だ。

ヤマト「戦闘か」

しかも大規模で、長く続いた物だ。

……勢力図が書き換わるの行事、入学先と双璧を成すのは卒業式だろう。

勢力図の勢いがなくなれば必然的に他の物に足を掬われる。

ヤマト「…………」

旗のような残骸には、『魔人愚連隊』と刺繍されていた。

おそらく、無法主義の魔人達の組織だろう。

おそらく、法治国家日本においてこの類の魔人こそが排除したい存在筆頭だ。

ヤマト「……何か用か?」

比較的障害物のない場所、校庭の中心でヤマトは背後に声をかける。

おそらく商店街からつけていた何者かだろう。

その何者かは、校庭に入った途端露骨に戦意を向けてきた。

目的は分からないが、ヤマトは静かに振り返る。



最初の敵の容姿(学年も)
下1~3で高いコンマ


コンマ、95
特攻服の二年生

二年生の名前と能力
下1~3で高いコンマ

アヤメ「よう新入生」

殺気を放つ特攻服の女は、銀髪の間から見える冷たい瞳でヤマトを射抜く。

アヤメ「お前、愚連隊には入れ」

ヤマト「……考えさせてくれ」

アヤメ「首縦に振ってくれや、兵隊が減って困ってんだ」

頼む態度とは思えぬ語調で、アヤメは木刀をヤマトに向ける。

アヤメ「手足の1、2本ぶち折っても構わねぇんだぞ?」

ヤマト「…………」

戦闘が避けられぬと感じ、ヤマトも拳を構える。

アヤメ「『膝丸(ザッパーブレイド)』!」

木刀を上段から振るうと斬撃が校庭を切り裂きヤマトに向かう。

しかし木刀の動きを警戒していたヤマトは即座に反応し四肢の欠損を防ぐ。

アヤメ「避けんじゃねえよ一年坊ぉ……!」



戦闘 1/3
00~61ヤマトは素早く距離を詰める
60~31続く斬撃を躱し攻撃の隙を窺う
30~01アヤメの連撃にヤマトは回避に徹する
下コンマ

アヤメ「っらぁぁぁ!」

続く下段からの切り上げも躱し、距離を保つ。

ヤマト(威力の減衰は10メートルほどからか……中距離で戦うタイプだな)

冷静に分析し、ヤマトは足を止めず思考を走らせる。

アヤメ「使ってこいよ一年坊ぉ!」

さらに右からの一文字切り、スライディングで斬撃を掻い潜る。

緩やかに円を描きながら走り、ヤマトは次の行動を思考する。



戦闘 2/3
00~61意を決しヤマトは死体を掴む
60~31一進一退の攻防が続いた
30~01だが、それはアヤメの罠であった
下コンマ

ヤマト「おおおおっ!」

死体を盾に、アヤメへと駆け出す。

すぐに下半身が千切れるが、かえって取り回しが良くなる。

アヤメ「ち、おらぁ!」

愚連隊の死体に攻撃を行うが、斬撃が触れると同時に受け流しさらに距離を詰められる。

ヤマト「はぁぁっ!」

アヤメ「な、この、ぐぁ!?」

上半身を投げつけられ咄嗟の対応が取れず、ヤマトに腹を蹴られる。

魔人の肉体は程度によるが常人とは比べ物にならない筋力を備えつけているものが多い。

時には常人と変わらない者もいるが、ヤマトは魔人の中でもアヤメと同じく高い筋力を持っていた。



戦闘 3/3
00~81間合いの内側に潜り込み能力を発動する
80~61木刀を取り上げさらに拳を叩き込む
60~31アヤメも木刀を捨て拳を構える
30~01腕を掴まれそのまま投げられる
下コンマ

アヤメ「ごっ、がはっ!?」

右手首を掴み上げ、ガードの空いた腹部に容赦なく拳を叩き込む。

木刀を取り落とし、アヤメは地面に蹲り何度も咳き込む。

ヤマト「…………」

転がった木刀を踏み潰すと、ヤマトはアヤメを見下ろす。



ヤマトの行動
1トドメを刺す
2見逃す
3安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

ヤマトは彼女を担ぐと、校庭の脇に建っていたトイレに入る。

清掃はされているが、どの個室も強い男女の匂いが染み付いていた。

……つまり、そう言う用途の者は多数いるのが分かった。

アヤメ「て、めぇ……」

ヤマト「黙れ」

組み伏せたアヤメから晒しを引きちぎると、拘束から解放された乳房がどさりと垂れる。

屈辱に歯を剥いてアヤメは威嚇するが、そのまま頭を下げさせられ壁に手をつく。

ヤマト「無駄にでかいな、牛みたいだ」

アヤメ「てめぇ……っんぁっ!?」

侮辱に反抗しようとした時、アヤメの膣に彼の男根が突き刺さる。

十分に濡れていない膣を抉るように掘削され、子宮が押しつぶされる。

アヤメ「ぐ、あっ、ひぎっ!?」

背中から手を回し乱暴に胸を揉まれ、しだいに彼女は甘い声を漏らし始める。

何度も何度も犯し、時間が過ぎるほどに彼の形に馴染んでいく。

アヤメ「あっ、あんっ……んんっ」

絶頂を繰り返し意識は朦朧とし始める。

前後不覚に陥り、今はただ快楽に身を委ねている。

ヤマト「牛女っ、受け取れ!」

アヤメ「あっ、ひっ……おほぉぉっ!?」

ドクドクと熱い精液を流し込み、そして膣から引き抜く。

行為が終わり乱雑にアヤメを個室の床に放る。

校庭に戻ると美化委員が校庭にできた斬撃も土で埋め整えようとしていた。

……午前で授業が終わったのか、二年生や三年生が帰宅し始めている。

ヤマト「思ったより時間を使ってしまったな……」

時間を確認したのち、ゆっくりと玄関に向かう。

どうやら委員会や部活でだいぶ人はまだ残っているらしく、校内はまだ賑やかだった。

ヤマト「まだ人はいるか……」

ふと玄関前の校内地図の前で足を止め、どこへ向かうかかんがえる。



ヤマトの行動
1職員室
2生徒会室
3部活棟
4一年の教室のある階
5安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

本館の北に位置する別館、部活棟。

様々な部活が部屋わや分け与えられ、更に実力がある部活などは校舎から少し離れた場所に施設も保有している。

……真仁学園は詰襟とセーラー服が制服であり、詰襟には襟の位置に、セーラー服は左肩に校章がある。

その色によって学年が分かり、今年の一年生は赤だ。

その赤の校章の生徒が校舎棟よりも見かけた。

ヤマト(……招待でもされたか?)

委員会や部活が有能な魔人を入学前に声をかけるのは珍しくない。

ここにいる多くの一年生は招待された有望な魔人と言うことだろう。

……ふと、ヤマトは自分がここにいる理由を思い返す。



ヤマトがここにいる理由
1手紙で招待されたから
2自分の入る部活を決める為
3知り合いの先輩に呼ばれ足を運んだ
4安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

彼は同じ島の中等学園の先輩の誘いで部活に顔を出すことになったのを思い出した。

入部するしないに関わらず、上級生に挨拶をして損はないだろう。

彼は案内板を見上げ、どこに行けばいいか探す。

最悪、呼ばれてから来るまでの間に全滅していることもありうる。

ヤマト「……あった」

幸いに案内板には記載されていた。

後はこの表記が遅れていないことを祈りつつヤマトは階段を登る。



先輩の所属する部活
下1~3で高いコンマ


コンマ、83
陸上競技部

陸上部所属の先輩の容姿と名前
下1~3で高いコンマ

凛空「お、ヤマト! 迷わなかったか?」

二階の階段のすぐそばの部室にジャージ姿の彼女がいた。

栗色のショートヘアに、よく焼けた肌。

自信に満ちた瞳は少年的にも印象付けられるが、その肢体は紛れもなく成長中の少女だった。

ヤマト「校庭にもグラウンドにも部員がいなかったから、部室を見に来ただけだ」

凛空「よしよし、とりあえずみんなに紹介してやろう」

そう言い、ヤマトを壇上にまで上がらせる。

ヤマト「……あー……」

1日早い自己紹介にため息を吐く。

一通り自己紹介を済ますと、凛空は近くにヤマトを座らせる。

凛空「中等学園はどうだった? 何か変わった?」

ヤマト「……いや、人が入れ替わっただけだ」

その言葉につまらなさそうにするが、凛空はヤマトに向き直る。

凛空「ま、これからもよろしくな!」

ヤマト「……ああ」

彼女はヤマトの手を掴み激しく上下に振る。

凛空「それで、陸上部には入るか!?」

……普通、部活動にはそれにあった能力を持つ魔人が属する。

弓道部には弓矢に関するもの、陸上部にはそれに関するもの。

……アヤメのように入らない者もいるが、しかし部活と関係のない魔人は滅多に入らない。

ヤマト「まあ、一週間後の説明会の後にな」

凛空「ちぇ、つれないな」

つまらなさそうに口を尖らす。

ヤマト「まあ、頭数が欲しいなら別の派閥に入っても声は掛けろ、敵対しなければ力くらい貸す」

一通り挨拶を終えたヤマトは部室を後にする。

凛空「お前も困ったらこの部室か二年生の教室に来いよー!」

背後の声に背中越しに手を振り応え、一年生の寮に向かう。

……ビルのような、マンションのような寮が島の東側に建っていた。

通常、寮は二人一組で一年間共同生活を送る。

振り分けは同性同士ではなく、能力が拮抗する魔人同士が相部屋になる。

実力主義であり暴力主義が多い魔人は自身よりも弱い魔人は支配する傾向が強い。

互いに拮抗さえすれば、その関係を取り除ける。

やや問題視はされているが、人間の作った数少ない思いやりが感じられる制度と言える。

……勿論全ての魔人に同格の魔人がいるわけでは無い。

そして魔人学園とも言えど、6割は公的には魔人では無い。

隠れ、未覚醒、無自覚、無能力……そして強力な魔人は上層の一人部屋を割り当てられる。



ヤマトの部屋は
00~51相部屋
50~01一人部屋
下コンマ

ヤマト「一人部屋か」

特に不思議とは思わなかった。

言うならば同じ身長体重筋力の者としか同棲できないものだ。

偶然見合う者がいなかっただけ、彼は中等学園と同じ様に素早く割り切る。

ヤマト「……高いな……」

彼は知らないが、この学園は無能力や未覚醒、無能力者や隠れなどはヤマトの様な魔人と下層の魔人を仕切るために中層に部屋が配置されている。

つまり、最上階付近の魔人は学園から危険視される能力や凶暴な魔人が密集している。

必然的に不満を感じさせぬ様豪華な作りになっているのが多く、ヤマトの部屋も同様だった。

ヤマト「さてと……なにをするかな」

荷解きを終えたヤマトは時間をどう潰すか思案する。



ヤマトの行動
1隣の部屋に挨拶に行く
2上層の食堂で夕飯を食べる
3夜風に当たるため屋上に向かう
4安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

夕涼みに彼は屋上を目指す。

……屋上は解放されており、一面が庭園が広がっていた。

少し歩けば、西側に校舎がぼんやりと光っているのが見えた。

ヤマト「……良い風だ……」

春の風は少しの暖気を孕み、ただただ穏やかな雰囲気を醸し出していた。

庭園のベンチに腰掛け、西に沈みかけている太陽わや見つめる。

……僅かに人の気配を魔人の研ぎ澄まされた感覚が感じ取るが、敵意が無いのを察すると警戒を解く。

その人物はベンチまで来ると彼に声をかける。



現れた人物の容姿と名前
下1~3で高いコンマ

慎太郎「おう、お前さんも上層の送りの一人か?」

くるみ「こんにちわぁ」

痩身の男と小柄だが女性的な体つきの少女が話しかける。

慎太郎「1506号室の銀原、こっちは1507号室の山辺 くるみ……よろしく」

親しげに彼は自己紹介をし、二人は向かいのベンチに座る。

ヤマト「……1520号室のヤマトだ」

慎太郎「反対側かい、まあ同じ階同士仲良くしようぜ」

ケラケラと慎太郎は笑い、くるみは茶髪を揺らしながら頭を下げる。

ヤマト「ああ……敵対しない限りはな」

いつもの様に返答するとくるみは困惑し慎太郎はさらに降格を釣り上げる。

くるみ「敵対なんてしませんよぉ」

慎太郎「ま、しないなんて保証はできねぇが……しない間は、仲良くしようぜ」

手を差し出され、ヤマトは躊躇なく握り返す。

慎太郎「さてと……これで15階はコンプか?」

くるみ「はい、多分」

慎太郎「んじゃあ俺ら帰るわ、同じクラスだと良いな」

二人が去っていき、月が真上に登る頃にヤマトも自室に帰る。

次の日、十分程の徒歩で学校に登校し入学式が始まる。

大勢の一年生と、委員会に所属している上級生が数十名。

厳粛に進んでいき、生徒会会長の言葉の後一年生代表の生徒が挨拶を終え全ての予定が終わる。

慎太郎「…………」

くるみ「お、起きてぇ……終わっちゃったよぉ~」

少し後ろには昨日あった二人がいるのを確認すると、ヤマトは同じクラスなのだと察する。

教師が先導し数十名の生徒が順に体育館から出ていき、ヤマト達の番になる。

ぞろぞろと移動する時には慎太郎も起きた様で、欠伸を噛み殺しながら列の後方をノソノソと歩く。

席は名前順ではなく、クジで適当に決めるらしい。

慎太郎とくるみは偶然近くの席になった様だ。

ヤマト「…………あそこか」

クジの結果窓際最後尾の席になった彼はぼんやりと空を流れる雲を見る。

……どうやら粗方席は決まったらしく、数名の生徒が席を取り替える交渉をしていた。

ヤマト「…………」

その後すぐに自己紹介が始まる。

……彼の隣の席の番になり、ふと気になったヤマトは隣席の生徒を眺める。



隣の席の生徒の容姿や性別
下1~3で高いコンマ

文「……本場 文です……趣味は読書です……」

か細い声を聞き流していると、あっという間に終わる。

少し沈黙が流れるが、しばらくしヤマトの列の一番前の生徒が自己紹介を始める。

……滞りなく自己紹介を終え、最後のヤマトに回る。

ヤマト「名前はヤマト、趣味は無い、好きな言葉は信賞必罰、入る部活などは未定」

ほぼ彼の情報のない自己紹介に、クラスメイトは少しだけ困惑する。

……慎太郎はどうやら可笑しそうに笑っていたが。

自己紹介を終え教師が今後の予定を話し始める。

四月の第4週の休日、つまり一週間後どの部活動や委員会に入れる用紙が配られる。

二つの組織に一人の生徒が入るのは原則禁じられている、勢力図が複雑化し混沌となるのを避けるためだ。

そして五月の第1週、この真仁島の近くの無人島に一週間程の親睦会を行う。

ひとまず大体の説明が終わり、皆それぞれ帰り支度をする。

入学式のみで終わったため、休日の登校でもまだ半日ほど時間が残っている。



ヤマトの行動
1慎太郎とくるみとともに帰る
2文に話しかける
3学園内を見て回る
4学園外を散策する
5安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

慎太郎「いよう、帰ろうぜ」

くるみ「帰りましょぉ」

支度を終え教室を出ようとしたところに、二人から声をかけられる。

特に断ることもなく了承し、三人で校門を出る。

ヤマト「お前はどこに属すつもりだ?」

静かな調子で、真太郎に尋ねる。

慎太郎「俺か? さてね、まだ決めてないが……って、俺お前に能力をバラしたっけ?」

その言葉にくるみは首を振る。

慎太郎「そうだったか、んじゃあ改めて」



銀原 慎太郎の能力
下1~3で高いコンマ

慎太郎「『奏者(オルフェウス)』……音の大小を操れる、隠れるにも攻撃するのにも使える能力だ」

自慢気に慎太郎は説明するが、その軽薄さとは裏腹に強い能力だと考える。

慎太郎「で、お前の能力は?」

ヤマト「……時期にわかる」

質問を躱し歩を進めていると、明確な敵意を向けられる。

慎太郎「やろうぜ、なぁ」

ヤマト「…………」

凶悪な笑みを浮かべ、慎太郎が上着を脱ぎ捨てる。



ヤマトの行動
1挑発に乗る
2挑発に乗らない
3安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

ヤマト「……くだらないな」

一言だけつぶやき足を止めずに置いていく。

慎太郎「つれねぇなぁ」

つまらなさそうに上着を拾い、くるみはホッと息を吐く。

くるみ「そう言えば、二人はどこに入るか決めましたか?」

そう言ってくるみは様々な部や委員会の書いてある髪を取り出す。

どうやら新聞らしく、真仁学園週報と書かれていた。

くるみ「いっぱいありますよ?」

慎太郎「どうするかねぇ……部活も委員会も趣味じゃねぇんだよなぁ」

ヤマト「…………」

くるみ「あ、見ます?」

新聞を受け取りじっと眺める。

ヤマト「思ったよりあるんだな……」

慎太郎「どうするよ、半日暇だぜ」

くるみ「着替えて街に出ましょうか?」

慎太郎「こっちには付き合うよなヤマト?」

ヤマト「……わかったわかった」

その言葉に慎太郎はニッと笑い、ヤマトの肩を揺らす。

迷惑そうな仏頂面をしているヤマトをみてくるみは少しだけ吹き出す。

くるみ「これ、地図です……どこ行きますか?」

慎太郎「どれどれ……?」



どこに行くか
1港近くの繁華街
2学園前の娯楽施設
3大通りの商店街
4危険と書かれている場所
5安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

潮風が少し香る港前の繁華街。

主に飲食店が多く、この島のグルメはここに集約されている。

寮の定食に飽きた生徒などがここを利用し、またここでバイトに励む生徒も少なくない。

慎太郎「何食うよ」

ヤマト「中華」

くるみ「たくさんお店あるんですねぇ……」

三人は適当に歩きながら繁華街を物色する。



出来事
00~81安価で出来事を決める
80~61陸上部を発見する
60~41生徒会と相席に
40~21小競り合いに遭遇
20~01愚連隊が現れる
下コンマ

往来の真ん中で、何人かの魔人が戦闘を繰り広げていた。

特攻服や改造学ランを着ているのはおそらく愚連隊の者達だろう。

では、対抗しているのは……?

慎太郎「よその派閥と揉めてんのかね」

その言葉にくるみは首をかしげる。

慎太郎「俺の中等学園の話だが、委員会や部活以外の上級生を中止とした仲良しグループはどこにでもある……けどまあ、魔人がよれば戦闘集団だ」

ヤマト「……上級生ともなると成熟し始めてる、他の魔人との戦闘は数で叩くのが効率がいい、なにせ何代も続く派閥があるくらいだ」

中等学園から所属していた二人がくるみに説明する。

くるみ「なるほど……どこに入るかの候補が増えたってことですか?」

慎太郎「向かい側の店に入りづらいってことさ……どうするヤマト」



ヤマトの行動
1小競り合いを鎮圧する
2慎太郎に任せる
3他の店にする
4どちらかにつく(愚連隊か敵対派閥か明記してください)
5安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

このレスのコンマが51以上ならアヤメがいる

ヤマト「中華ならまだある、あの店は諦めるぞ」

手に持つ新聞を見ながらヤマトは踵を返す。

その様子に慎太郎は肩を竦め後を歩き、くるみもそれに続く。

慎太郎「中華好きなのか?」

ヤマト「無難だからな、合わない店はあるが不味くても食えるのが大きい」

くるみ「あ、なんだか分かります」

そんな言葉を交わしながら、三人は無事に昼食にありつく。

休日、2日目。

明日からが学園の本番であり一応授業が始まる。

そして明日辺りから様々な勧誘が始まるだろう。

委員会や部活は正々堂々と、派閥や愚連隊などは虎視眈々と。

帰宅部などは多数いるが、派閥や愚連隊にすら入らないものはだいぶ少数派だ。

ヤマト「身の振り方を決めるか……」

だが羽を伸ばせるのも今日限りかもしれない。

彼は自室の扉の前にあった新聞部発行の新聞と真仁島の地図を見る。



ヤマトの行動
1寮内を探索する
2街に出る
3学園に行く
4上級生の寮に向かう
5安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

彼は身支度を済ませ一年生の寮を出る。

朝の日はまだ傾いており、少しのオレンジ色に周りは染まっていた。

ヤマト「さてと……」

彼が見ているのは三面、上級生の紹介コーナー。

……おそらく、大きな派閥のトップはこうして名や顔を売っているのだろう。

少なくとも、新聞部の紙面に介入できる程度の力は持っている証左だ。

三面は三年生、四面は二年生が有名な上級生紹介という体で書かれていた。

大体の目星をつけたのち、ヤマトは上級生の寮に歩きだす。



これから会いに行く上級生の容姿(学年も)
下1~3で高いコンマ

仮面で顔を隠している。爆乳以上の奇乳と巨尻露出の激しい服を着ている。3年生

奇乳とか膨体とかの良さが分からないのでちょっと書けないです
それらをオミットして採用してもいいでしょうか、一応少し時間を置くので>>103の方に別案があるならその間に書いておいてください

後、特に隠す必要がないなら名前も明記してください

新聞で紹介された上級生の中で、一際目を惹く人物がいた。

音無 空、仮面をつけた三年生。

物見遊山……と言うわけではないが、ヤマトはまずこの上級生に会ってみることにした。

港とは反対方向、部活設備や廃棄物処理場の横を通った先に三年生の寮があった。

……さほど一年生の寮と違いはないが、根源的な威圧感があった。

ヤマト「伏魔殿だな……」

彼は管理室に向かい、音無の部屋を訪ねる。



出来事
00~81安価で出来事を決める
80~61エントランスで鉢合わせする
60~41剣呑な雰囲気の場面に出くわす
40~21いないと突っぱねられる
20~01どこかの派閥に目をつけられる
下1~3で高いコンマ

訂正

下コンマ

……管理人室に向かいエントランスを横切ろうとした時、数人の魔人が睨み合っている剣呑な雰囲気が巻き起こっていた。

ヤマト「……参ったな……」

普段ならば無視しているが、しかし今回はヤマトは逡巡する。

数人の魔人達の半分は仮面をつけている、恐らく音無 空の派閥のものだろう。

ヤマト(もう片方は昨日見た顔がいるな……愚連隊と揉めてた連中だ)

……ヤマトが見ていると、魔人達は寮の外に出て行く。



ヤマトの行動
1どちらかに助太刀する
2他の上級生に会いに行く
3どちらも鎮圧する
4戦いを静観する
5安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ


助太刀する勢力
1仮面勢
2その敵対勢力
下1~3で高いコンマ

ヤマト「あんた、音無か?」

音無「……そうだが、お前は?」

仮面に外套を纏った女性、音無が返答する。

……厚いコートの下にある豊かな胸が主張し、性別はすぐに分かる。

ヤマト「顔を出しに来たんだ……力を貸す、見てくれるか?」

音無「…………見せてみろ」

そう言うと、音無は自らが戦っていた相手に背を見せ下がる。

ヤマト「さて、と……」



ヤマトが戦う相手の容姿と名前
下1~3で高いコンマ

夏蓮「……あら、後輩に任せて観戦ですか?」

空「………………」

挑発に乗らず、空は静観する。

ヤマト「売り込みに利用させてもらうぞ」

夏蓮「あら、生意気」

後輩の調子に笑いながらも、夏蓮は殺意を向ける。

……空と戦おうとしていた人物だ、能力に自信があるのだろう。



夏蓮の能力
下1~3で高いコンマ

夏蓮「……『睥睨怪蛇(ゴルゴーン)』」

青い瞳が紫色に光る。

ヤマト「――――ッ!!」

突如目の前が真っ暗になったかと思うと、ヤマトは蹴りをくらい吹き飛ばされていた。

受け身を取り体勢を立て直すが、夏蓮は余裕の笑みを浮かべる。

夏蓮「んふふっ、可愛い顔……ほぉら、後輩くん? いいとこ見せるんでしょ?」

挑発するように笑い、小さく手招きする。



戦闘 1/3
00~61周囲の人物の影に紛れ込みながら距離を詰める
60~31木々の陰に隠れ様子を伺う
30~01再び動き視界が暗くなり攻撃を受ける
下コンマ

ヤマト(……他の奴らは戦っていた、時間を止めるものじゃない)

横に駆け出しながら能力を推し量る。

夏蓮「ふふ、逃げちゃダメ!」

再び瞳が光るが、ヤマトは戦闘している者達の後ろを駆け抜ける。

能力をかけられた者達を観察し、夏蓮の能力に見当をつける。

ヤマト(見つめた相手の自由を奪う能力……思考や眼球が光を取り込むことすらできなくなるが、どうやら数秒ってところか)

紫の光が瞳から消えるのを確認すると、ヤマトは夏蓮に向かい駆け出す。



戦闘 2/3
00~81背後に周り拘束する
80~61視界の外に潜り込みながら接近戦を行う
60~31一瞬動きが止まり距離を離される
30~01視界が黒に染まる
下コンマ

夏蓮「ふふ、真っ直ぐすぎ」

ニヤリと笑い、ヤマトの接近を目で追う。

……視界が暗くなったと思ったら、すでに夏蓮は倍近く距離を話していた。

夏蓮「おーにさんこーちら!」

無邪気に笑いながら、クレバーに立ち回り続ける。

ヤマト「面倒な……っ!」



戦闘 3/3
00~81能力を使い押し切る
80~61遮蔽物を盾にし突き進む
60~31空が割って入る
30~01接近するが夏蓮は余裕の笑みを浮かべる
下コンマ

地面を蹴り、土埃を上げる。

夏蓮「へぇ……?」

砂埃を警戒しながら、夏蓮は攻撃に備える。

だが、それは囮だった

ヤマト(とった!)

余裕の笑みを浮かべているカレンの背後から、ヤマトは渾身の拳を構え……。

ヤマト(……なんで笑ってると―――)

視界が暗転する寸前、紫色の瞳がコンパクトミラー越しにわらっていた。

明転すると同時に、夏蓮が背後を取っていた。

夏蓮「ねえ、どうこの子? 入りたがってたみたいだけど、合格?」

空「………………」

夏蓮「貰ってもいい?」

挑発するように、ヤマト能勢に抱きつき笑う。



空の返答
00~81安価
80~61「こちらの物だ、離せ」
60~41「やるくらいならこちらが使う」
40~21「……それよりも、次は私だが」
20~01「くれてやる」
下コンマ

空「それよりも、次の相手は私だが」

一歩、彼女は踏み込む。

空「その目玉抉り取ってやろう」

夏蓮「じゃあ、その仮面剥いじゃおうかしら?」

素早くヤマトの両腕の骨を外し無力化させ、夏蓮は戦闘態勢をとる。

二人は睨み合いながら、互いに間合いを探る。



音無 空の能力
下1~3で高いコンマ

彼女は黄色の仮面を外套から取り出すと、それを装着する。

空「……『喝采仮面歌劇(マスカレード)』……」

白の無貌の仮面から、獅子を思わせる黄色の仮面に付け替える。

すると空は獣のような前傾姿勢をとり、夏蓮に牙を剥き唸る。

夏蓮「ふふ、どれくらい強いのかしら?」

面白そうに、夏蓮は獅子を見下ろす。



戦闘結果
00~81空の圧勝
80~61空の勝利
60~41引き分け
40~21夏蓮の勝利
20~01夏蓮の圧勝
下コンマ

魔人は常人を圧倒的に上回っている。

能力を使わずとも、強化された身体能力は差はあるが常人を殺せる。

魔人のなかでも若干の差が生まれる。

頭を潰すのがクルミ程の硬さに感じる者や、豆腐程度の柔らかさに感じる者まで。

空「ガァァァァァッッッ!!」

その中で、夏蓮もまた魔人からも飛び抜けた身体能力がある。

夏蓮「遅い遅い」

動体視力である。

並大抵の身体能力や強化の能力では夏蓮の視界からは逃げられない。

空「――――――」

夏蓮「退治完了、案外大したことないのね」

薄く笑いながら空の仮面を剥がし、その後思い切り頭を殴る。

完全に気を失い空は解除した途端倒れ伏す。



夏蓮
00~67ヤマトを気にいる
66~34敗者には手を出さず帰る
33~01空を攫いついでに拉致られる
下コンマ

ヤマト「ぐ、ぁ……」

夏蓮「また遊びましょ? 入りたくなったら来てね?」

右肩の関節だけ入れ直し、彼女は立ち去っていく。

……他の戦闘も、仮面をつけた者達は皆倒れている。

夏蓮「じゃあね」

他の物を引き連れ、夏蓮は彼に手を振り消える。

ヤマト「く、そ……っ!」

木に体当たりし、左の関節も入れ直す。



ヤマトの行動
1空を起こす
2夏蓮を追う
3寮にかえる
4安価の行動を実行
下1~3で高いコンマ

1

夏蓮「追って来たんだ?」

ヤマト「はぁ……はぁ……」

愉快そうに目を細め、ゆっくりと歩み寄る。

瞳は青いままだが、ヤマトは下手に動けない。

ヤマト「まだだ、まだ戦える」

夏蓮「へぇ? ……ふーん? なるほどね」

珍しいものを見たと言う表情でヤマトを眺め、そして笑いかける。

夏蓮「ツバつけとこうかな? 私は鳥羽 夏蓮、また会いに来てね?」

……視界が暗転すると同時に明転し、辺りには誰もいなくなっていた。

4月第4週、前半。

本格的に授業が始まる晴れやかな日に、ヤマトは暗い顔だった。

くるみ「ど、どうしたんですか?」

ヤマト「……盛大に負けてな」

偶然出会ったくるみとともに登校しながら先日のことを話す。

くるみ「じ、上級生と戦ったんですか? わぁ……私にはとてもとても……」

驚きを隠せないくるみは色々と顔色を変えていく。

ヤマト「……なんとなくだけど……お前秘密を守れなさそうだな」

くるみ「えぇっ!?」

そんなことを談笑しながら、ヤマトは学校に向かう。

くるみ「……そ、そう言えば部活はきめましたか?」

ヤマト「…………まだだ」



放課後のヤマトの行動
1部活や委員会を見て回る
2派閥について調べる
3学内を見学する
4知り合いとあそぶ
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

2

1

放課後になり、彼は学園紙を片手に口内を歩く。

……部活は大小さまざまであり、強豪ともなると一定の水準以下は門前払いを食らうだろう。

同じく委員会もそれは同様であり、必然的に先鋭化していっている。

くるみ「……私入れるかな……」

ヤマト「……さあな」

朝の登校の時に話していた二人は、他の一年生と同じく見学を始める。



見に行く部活や委員会 1/3
下1~3で一番高いコンマ

風紀委員

生徒会が警察機構ならば風紀委員は何か。

この学園においては罰を与える懲罰機構と言える。

どちらも暴力を用いるのは変わらないが。

ヤマト「ここか……」

校舎の特別教室などがある別館、西にある校舎に委員会などが部屋を持っている。

その中でも広めの部屋をもらっている風紀委員はどれほどの力を持っているかが窺い知れる。

くるみ「し、失礼しまぁす……」

戸を開けると、目の前には風紀委員長の腕章をつけた生徒が立ちはだかっていた。



風紀委員長の容姿と名前
下1~3で一番高いコンマ

正川 リリ(まさかわ りり)

見た目は小学生ぐらいにしか見えないロリっ娘。
金髪碧眼のツインテールで、腹の部分に『風紀』と刺繍された熊のぬいぐるみを抱えている。

アヤノ「一年生見学者、一号と二号だ」

にこやかに笑いつつ、二人を中に強引に連れ込む。

アヤノ「私の名は綺羅 アヤノ、風紀委員長だ」

風紀委員長という言葉に二人は同時に疑問符を浮かべる。

通常改造制服は校則違反であり、反省文を書かされる。

だが、目の前の委員長は白ランのボタンを酷使しながら踏ん反り返っている。

ヤマト(……まあ、いいか)

気にはなったがヤマトは口を噤む事にした。

アヤノ「それで見学か? それとも、我こそはと血気盛んに風紀委員会に入りに来たのか?」




ヤマトの行動
1「見学しに来ただけだ」
2「ああ、ここに入ろうと思っている」
3「山辺の付き添いで来ただけだ」
4安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

くるみ「わ、わたしは見学しに来ただけで……」

ヤマト「俺はここに入ろうと思う」

彼女の言葉を遮り、ヤマトがそう言い放つ。

その言葉にアヤノは満足気に笑う。

アヤノ「では少し試験させてもらおう、私と手合わせ願えるか?」

……ヤマトはこの笑みに見覚えがある。

魔人に覚醒した時に試したいという衝動、そして強敵と出会い本気を出せる機会。

この状況に、多くの魔人は悪魔のように無邪気に笑みを浮かべる。

……慎太郎もそうであった。

アヤノ「おっと、その前に能力を教えあおう、殺し合いではないからな」



アヤノの能力
下1~3で一番高いコンマ

相手が今までに行った『罪』に比例して自身の身体能力と竹刀の強度が上がる。

アヤノ「私の能力は『神通・顕明連(バイラス・ノイズ)』……悪意を愛撫に変える」

くるみ「え、ええ!?」

アヤノ「というのは冗談だが、あながち間違いでもない……まあヒントだな」

ニヤニヤと笑い、竹刀を刀袋から取り出す。

アヤノ「表でやろう……それで、君の能力は?」

その言葉にくるみもヤマトを見つめる。



ヤマトの能力
下1~3

絶対命令(インサイトメント)
言葉で生物を操る能力(意識を持ったまま従えやその相手の常識を変えられるなど催眠術に近い)
聞いた聞くわけではないので、例え耳をふさいでいても能力は有効


ヤマトの能力
1『絶対命令(インサイトメント)』
2『時間の反逆者(タイム・アヴェンジャー)』
3『激流撃風(テュポーン)』
先に二人に選ばれた方を採用

2

ヤマト「『激流撃風(テュポーン)』……単純な攻撃能力だ」

アヤノ「つれないな」

少し肩をすくめながら、アヤノは外に向かい歩く。

彼女の後ろにヤマトが続き、最後尾にくるみが歩く。

ヤマト「……別に他のところを見に行っても良いぞ」

くるみ「み、見てちゃダメですか?」

……少しだけ間を置き。

ヤマト「時間は取らせない」

短くそう返答すると、ちょうど中庭にたどり着く。

アヤノ「使え、私が普段使ってるものの予備だ……対等に戦いたいからな、私が」

ヤマト「……そうか」



戦闘 1/3
00~61強く地面を踏み、彼が最初に仕掛ける
60~31互いに距離を詰め、激しく打ち合う
30~01踏み込んだと思うと、目の前に竹刀が迫っていた
下コンマ

一瞬早く彼の踏み込みが彼女を制す。

アヤノ(ほう、地面が揺れて……衝撃波か?)

体勢を崩され数瞬遅れをとる。

その隙をヤマトは見逃さず上段から竹刀を振る。

アヤノ(左に重心が寄っている……ブラフか)

容易く攻撃の意図を既に彼の二者択一の攻撃が迫っていた。

アヤノ(百点満点な攻撃だが、敵意が強すぎる)

自動発動の『神通・顕明連(バイラス・ノイズ)』が正確すぎる攻撃を僅かにブレさせる。

アヤノ「ぐ、おぉ!」

ヤマト「ちっ……」

右手の本命の攻撃も竹刀も防ぎきるが、以前アヤノは初手の遅れを取り戻せない。



戦闘 2/3
00~81防がれたのに関わらず、ヤマトは不敵に笑う
80~61ヤマトの手から衝撃が放たれる
60~31そのまま超接近戦が繰り広げられる
30~01素早くヤマトを投げ飛ばしさらに追撃を行う
下コンマ

アヤノ「中々効くだろう、私の能力は!」

ヤマト「まず……っ!?」

振動を流す直前に投げ飛ばされ、さらに追撃が迫る。

とっさに竹刀で受けるが、左手ではろくに防ぎきれずダメージを食らう。

アヤノ「ほら、もっと来い……はは!」

ヤマト「ちっ、このっ!」

右手に持ち替え、凄まじい速度の攻撃から身を守る。



戦闘 3/3
00~81竹刀の直撃をあえて受ける
80~61竹刀に振動を流し武装解除させる
60~31なんとか体勢を立て直し何度か打ち合う
30~16甘い防御を鋭い突きで竹刀を弾き飛ばす
15~01その防御をねじ伏せ倒す
下コンマ

アヤノ「はぁぁ!」

下段から切り上げ、竹刀を弾き飛ばす。

ヤマト「…………」

アヤノ「慣れない武器に付き合せて悪かったな」

そうは言いつつも満足気にヤマトを見下ろす。

アヤノ「武器を持つと敵意が出やすいだろう? 拳と違って初心者は加減できんからな」

したり顔のアヤノを見上げ、自分がはめられたのに気づく。

アヤノ「合格だよヤマト、これから風紀委員の一員だ……よろしくな」

そういい、ヤマトの手を握り立ち上がらせる。

4月第4週、後半。

少し早めの起床にも慣れ、彼は寮を出る。

文「……こん、にちわ……」

ヤマト「……ああ、おはよう」

偶然、隣の席の本場 文と出会う。

物静かな彼女は、特に彼と接することなく歩いていく。

慎太郎「おう、珍しい組み合わせ……でもないんだったな」

背後から慎太郎が声をかけ、その後3人で歩く。

慎太郎「で、放課後どうする?」



放課後のヤマトの行動
1派閥について調べる
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

3

慎太郎「へぇ、派閥をね……」

ヤマト「ああ……お前、夏蓮って二年生を知っているか?」

肩を竦め慎太郎は首を振る。

一応文を見て見ると、小さく首を振る。

ヤマト「風紀委員に入る予定だからな、情報は頭に入れたい」

慎太郎「熱心なこった、良いぜ付き合う」

ニヤリと慎太郎は笑い、そのまま学校に向かい走る。

文「……えっと……頑張ってください……」

ヤマト「ああ、俺も先に行く」



手に入れた派閥の情報
下1~3

彼が集めた情報は以下の三つ。

風紀委員会の結成理由。

最大派閥の愚連隊の事。

そして急成長中の派閥。

慎太郎「共有しようか、まずは譲る」

ヤマト「……生徒会は取り締まる者達だ、そして風紀委員会は罰を与える者達」

アヤノから聞いた話しを反芻しながら語る。

ヤマト「起きる前に潰すのが目的の生徒会は暴力装置として制御できていない、だからこそまともな方は風紀委員会に移ってらしい」

慎太郎「ああ、罰するってのはそういうわけか」

その後も、ヤマトは愚連隊の成長方法などを丁寧に説明する。

ヤマト「こんなものかな……銀原、お前は?」

慎太郎「新聞部に掛け合って顔写真をもらった、結構な大きさの派閥のトップ連中らしい」



派閥のトップの容姿
下1~3

机に並べられたのは3枚の写真。

見知らぬ男の写真と見知った女の写真。

どうやら慎太郎が名を知ってるのは一人、四条院 豪。

魔人らしからぬ竹を割ったような性格らしい。

慎太郎「まあ有名な奴だからな……他は生憎」

ヤマト「この女、名前は鳥羽 夏蓮……見つめた者を止める能力だ、食らった俺の分析だが」

その言葉に慎太郎は目を光らす。

慎太郎「やったのかよ? へぇ……いいねぇ、手合わせ願いたいもんだ」

ケラケラと笑い……そのご少しだけ笑みは質が変わる。

ヤマト(この顔は……)

先日のアヤノを不意に思い出す。

慎太郎「なぁ、この中の一人を闇討ちしようぜ」

ヤマト(試したがりの笑み……)



ヤマトの行動
1やめさせる
2豪を狙う
3夏蓮を狙う
4長髪の男を狙う
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

慎太郎「俺は居場所を探す、派閥の情報とかは任せたぞ」

そう意気揚々とどこかへ走っていった慎太郎を見送り、ヤマトは別館へと向かう。

戸をノックし、そしてできるだけ礼儀正しく中に入る。

ヤマト「アヤノ、四条院と言う奴の情報はあるか?」

アヤノ「やけに唐突だな……」

そう言いながら、彼女はファイルを取り出す。

アヤノ「能力はうまく隠す奴だ、よくわからん……派閥に関してだけだが目を通してみろ」



四条院の派閥の情報
下1~3

アヤノ「四条院はいわば穏健派でな……あまり無茶はするなよ」

彼を見ないまま、アヤノはそう忠告する。

ヤマト「さてな」

アヤノ「はぁ……まあ釘をさすくらいはできるだろう、やってみろ」

その言葉を背に、ヤマトは風紀委員室を後にする。

……ちょうど良く慎太郎から連絡があり、指定された場所へ向かう。

慎太郎「へぇ、五人の幹部ね」

ヤマト「ああ、俺に一つ考えがある」

興味深そうに、慎太郎は身を乗り出す。

ヤマト「一人ずつ潰す、正直四条院とその五人以外は雑魚の集まりらしいからな」

慎太郎「なるほどね、確かに長く楽しんだ方が良いわな」

ニヤリと笑い、慎太郎は人の集まりを指差す。

慎太郎「四条院の周りにいる五人がそうだろ? どいつから潰すよ」



標的の容姿
下1~3で一番高いコンマ

狙いを一人に、手に包帯を巻いた男に定める。

慎太郎「俺の片手に手を置いとけ、触れてればギリ静音できる」

ヤマト「そうか……」

二人の発する音を消し、慎太郎は幹部を追跡する。

……やがて一人、人気のない場所に彼は歩く。

慎太郎「これはバレてんな……」

ヤマト「どっちにしろ撤退はなしだ」

その言葉に慎太郎は笑い、ヤマトは肩から手を離す。



幹部の名前と能力
下1~3で一番高いコンマ

光代「……観察は終わったかな?」

ヤマト「…………」

慎太郎「訳は話せねぇが……やられてくれよ」

並び立つ敵対者に、牧村は嘆息する。

光代「やれやれ、校章を隠しているところを見ると一年生か? 大方豪さんの派閥なら今が狙い目だと思ったんだろうが……」

両手に巻かれた包帯を緩め始める。

光代「……僕の『戒孤牙(シルクワーム)』が、君たちの命をもらおう」

二本の垂れた包帯が、二本の短刀に早変わりする。



行動
1ヤマトが戦う
2慎太郎が戦う
3二人で戦う
下1~3で一番高いコンマ

迫る包帯がヤマトの体に触れた途端、その布の刃はボロボロと崩れる。

光代「な……っ!?」

ヤマト「単純な能力だ」

衝撃波の反射装甲は物体を容易く破壊させる。

能力の相性は完全に『激流撃風(テュポーン)』が優位に立っていた。



戦闘 1/3
00~61そのまま腕を掴み、両手を破壊する
60~31追撃を試みヤマトは距離を詰める
30~01光代は不利と悟り距離を取る
下コンマ 相性+15

ヤマト「…………」

攻撃を崩された光代の腕を掴み、衝撃波を送る。

魔人といえど骨の強度程度なら直に触れた状態ならば容易く『激流撃風(テュポーン)』は破壊できる。

光代「が、ぁぁっっ!?!?」

右手を砕かれた光代だが、戦意の炎は消えてはなかった。

ヤマト「所詮日和見派閥の幹部か……」

冷たい瞳で、光代を見下ろす。



戦闘 2/3
00~81そのまま左手も破壊する
80~61下がろうとする光代に対し地面に衝撃波を送る
60~31ふしょうした右手を庇いながら距離を取る
30~01不利と判断し闘争を試みる
下コンマ 相性+15

折れた手を離さず、そのまま逆背負い投げをする。

光代「ぐあっ!?」

肘の破壊によってとっさの受け身を取らせず、脊椎の損傷か少なくとも数秒の呼吸困難に陥らせる。

ヤマト「…………」

無言のまま、左腕も衝撃波を流し完全に破壊する。

光代「がぁぁあっ!?」

ヤマト「ガッカリだ、アヤノか夏蓮程度の奴がいるかと思ったんだがな」

嘆息し光代を蹴り飛ばす。



戦闘 3/3
00~81残った足も破壊し完膚なきまでに勝つ
80~61内臓を破壊し行動不能にする
60~41脳を揺らし気絶させる
40~11慎太郎が切り上げさせる
10~01追撃をやめ見逃す
下コンマ

慎太郎「もうその辺で良いだろ」

ヤマト「そうだな、飽きてきたところだ」

二人の足元に転がる光代を見ながら、ヤマトはため息を吐く。

ヤマト「肩透かしだ」

慎太郎「相性が悪かったな、良かったのか? なんにせよ勝ちだ」

彼がそう笑いながら肩に手を置く。

……光代は未だ痛みに苦悶している。



ヤマトの行動
1見逃す
2トドメを刺す
3安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

3 お前には2つ選択肢をさせてやる。他の幹部の情報を吐いて見逃すか、何も言わずにトドメを刺されるか

慎太郎「で? 舌くらい引っこ抜いとくか?」

ヤマト「それよりもだ……」

彼は近づき、光代のそばでしゃがむ。

ヤマト「他の幹部のことについて話せ、そうしたら病院くらいには運んでやる、嫌ならここで殺す」

有無を言わさぬその目に、光代は恐怖する。

完全に、この男に自分の命は握られている。

ヤマト「俺達のことを黙れとは言わない、だがお前が情報源だと分かったら後で殺す……」



他の幹部の情報(一つのレスにつき一人書いてください)
下1~4

名前と容姿と能力を書いてください

伊島真子(いじま しんこ)
青髪のウェーブが掛かった髪の女。目の色は深みがかかったブルー
水を操る能力

慎太郎「なるほどな、っと」

メモに書き写し、慎太郎は頷く。

先ほど見た幹部達と容姿は合致する、嘘ではないだろう。

ヤマト「それじゃあ救急車は呼んでやる、動くなよ」

それだけ言い二人は去っていく。

慎太郎「もう一人くらいやろうぜ」

そう切り出したのは慎太郎だった。

ヤマト「それで今回は切り上げるぞ」

慎太郎「はは、話がわかるねぇ」



次の標的
下1~3で一番高いコンマ

>>230の容姿に「掛かった髪のお嬢様」で変更できたらお願いします。無理だったらそのままで

>>1さん、>>235のことは忘れてください。安価の途中にすいませんでした…

狙いは神代 春菜。

慎太郎「美人さんだ、ヤる気ギンギンだわ」

ニヤニヤと笑いながら慎太郎は携帯を見る。

それは光代が持っていたものであり、万一のため幹部はお互いの位置が分かるようになっていた。

ヤマト「……あの女か」

制服を少し和風にアレンジした背を見てヤマトは肩に手を置く。

慎太郎「うっし、今度はどっちヤるよ?」



行動選択
1ヤマトが戦う
2慎太郎が戦う
3二人で戦う
下1~3で一番高いコンマ

慎太郎「はははっ!」

悠々と慎太郎は春菜の背後を歩く。

だが声や足音は消音され、堂々の奇襲に春菜は気づかない。

春菜「…………っ!」

慎太郎「らぁっ!」

第六感が慎太郎の敵意を感じ取ったのか、ギリギリのところで攻撃を受け止める。

慎太郎「はは、やるねぇ中々」

春菜「どちら様でしょうか」

慎太郎「敵だよお前の」



戦闘
00~81慎太郎圧勝
80~61慎太郎勝利
60~41引き分け
40~21春菜勝利
20~01春菜圧勝
下コンマ

慎太郎「『奏者(オルフェウス)』!」

彼の怪音波が春菜を襲い、春菜はそれを掻き消す。

春菜「……『五芒星(メフィストフェレス)』」

だが、その超密度の音の波も空間の隔絶は超えられない。

彼女は徹底して自分の身を守ることを専念する。

慎太郎「ちぃっ、めんどくせぇ!」



ヤマトの行動
1加勢する
2交代させる
3撤退させる
4安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

4 正式に1vs1やるとは一言も言っていないので後ろから不意打ち

春菜(このまま、誰かを呼んで…………っきゃぁ!?」

直に衝撃波を頭に送り、不意打ちで昏倒させる。

ヤマト「戦闘慣れしてなくてよかったな」

慎太郎「いやぁ、ははは、相性悪いわ」

二人の音や衝撃の遠距離攻撃は空間隔絶に阻まれ、接近の一手に選択が絞られる。

もし戦闘に積極的な性格であったなら、経験が少しでもあったなら倒れているのは慎太郎の方だろう。

慎太郎「で、こっちはどうする?」

ヤマト「……さて、情報はもう拾ったしな……」



ヤマトの行動
1見逃す
2止めを刺す
3安価の行動を実家王
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「……まあ別に、生かしていても良いんじゃないか」

そう言い、ヤマトは春菜の携帯から救急車を呼ぶ。

ヤマト「まあ、次戦う時は能力は割れている、殺す気くらいには真面目にやれ」

慎太郎「はいはい、っと」

肩を竦め苦笑しながら慎太郎は寮へ向かい、ヤマトも後を追う。

ヤマト「……流石に寮に持っていくのは怪しまれるか」

春菜の足元に光代の携帯を捨てておく。

4月第4週、休日。

アヤノ「やあ」

ヤマト「…………なんだ?」

朝早く、一年生の寮にアヤノが顔を出す。

流石に不機嫌そうな彼を無視しアヤノは話し始める。

アヤノ「風紀委員に入る約束だからな、無理って用紙をもらってきた」

ヤマト「…………お休み」

アヤノ「書け」

窓から朝焼けの光が差し込み始める中、ヤマトは心底眠そうに風紀委員会に入る。

アヤノ「これで良し、1年の先生には言っておく今日は1日休んでいいぞ」

ヤマト「…………今寝たいんだが……」

アヤノ「はっはっは! まあまあ、それでこの休日何をするんだ?」



放課後のヤマトの行動
1四条院派閥と戦う
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

くるみ「あふ……ふあ……眠ぅい……」

寮にある食堂で朝食を食べる。

うっかり休日だと思い込み夜更かしした結果、遅刻ギリギリに朝食を食べることになった。

ヤマト「……眠そうだな……」

くるみ「そうなんですよぉ……ふあぁぁ……」

隣に座り、冷たい水を一杯くるみに渡す。

ヤマト「……そう言えば、お前の能力ってなんだ?」



くるみの能力
下1~3で一番高いコンマ

くるみ「えっとぉ、名前は『生命の実(セフィロト)』って言います……」

三杯目の砂糖を紅茶に入れながらくるみは答える。

くるみ「触れた人を成長とか活性化させる能力で……自己修復の範囲の傷なら……すぐ治せるんです……」

そのまま机に頭が激突し、涙目になる。

くるみ「あいたたた……はっ!? ち、遅刻っ!」



ヤマトの行動
1このままくるみと過ごす(どう過ごすかも)
2安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

くるみ「は、早くしないとっ!」

ヤマト「そうだな」

能力で活性化した脚力でくるみは走るが、それでもヤマトを離しきれない。

ヤマト(魔人としての身体能力は貧弱だな)

そう思いながら、縮みられない距離を眺める。

ヤマト(だが能力を使えば俺以上か、それくらいなら相部屋になる……となると、生命力か)

その強さの本質を推し量る。



登校
00~76遅刻ギリギリ
75~51遅刻
50~26大遅刻
25~01午前授業が終わる
下コンマ

ゾロ目だからせめて怒られないで欲しいと思う自分……

くるみ「そ、そんなぁ……」

無慈悲にも午前授業が終わり、門は閉じられていた。

ヤマト「皆勤逃したな」

彼は先だって用事は済ませたので休日扱いだったのでくるみだけだが。

くるみ「ぶ、部活にも……委員会にも入れないなんて……」

ヤマト「今日から入れるだけだ、今日全部終わるわけじゃない」

優しく肩を叩き、くるみを立ち上がらせる。

ヤマト「もう仕方ないとして、今日は気晴らしに使って見ないか?」

くるみ「そう、ですね……もう仕方ないですもんね……」


ヤマトの行動
くるみとどう過ごすか
下1~3

風紀委員に行くとか?

アヤノ「なに? 入らせたいだと?」

ヤマト「ああ、不幸な事故で遅刻したんだ」

チラリとくるみを見る。

小さくヤマトの背の中に隠れているのを確認すると、用紙を一枚投げ渡す。

アヤノ「ここで書け、受け取ってやる」

くるみ「あ、ありがとうございます!」

ペコペコと頭を下げ早速書き込み始める。

ヤマト「助かった」

アヤノ「貸し一、だ」

くるみ「今日は本当にありがとうございました」

何度も何度も彼女は頭を下げる。

彼は奢られたラーメンを食べながら彼女を制す。

ヤマト「別に苦労ではなかった、それに顔見知りに紹介しただけだ」

餃子を食べながらそう言うと、彼は立ち上がる。

ヤマト「気分転換の続きだ、商店街にでも行こう」

くるみ「は、はいっ!」

急いで会計を済ますと、くるみは彼の後を追う。

4月第4週、休日。

いつも通りの時間に起きたヤマトは食堂に向かう。

食堂は寮に上層中層下層のそれぞれにあるが調理場は中層にある。

上層下層の食堂には食券機と小型のエレベーターがあり、そこで受け取る。

和風朝食を受け取ったヤマトは席につきぼんやりと考える。

ヤマト「今日はどうするかな……」



ヤマトの行動
1四条院派閥と戦う
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

何の気なしに学校へ向かう。

部活をしている生徒で賑わっている様で、幾らかの声は聞こえる。

アヤノ「出勤か?」

校門には竹刀を持ったアヤノが生徒たちに挨拶をしていた。

アヤノ「見回るなら腕章をしておけよ、持ってるか?」

ヤマト「ああ、一応な」

そう返答し校舎の中に入っていく。



出会った生徒
名前と容姿、どこに所属しているかを明記してください
下1~3で一番高いコンマ

萩野 州宏(はぎの しまひろ)
眠そうな猫背の男 
風紀委員会

洲宏「おんや」

ヤマト(風紀委員……二年生か)

猫背で眠そうな目の男がヤマトの近くに寄ってくる。

洲宏「や、や、僕は萩野 洲宏」

ヤマト「……ヤマトだ」

洲宏「君昨日会長に女の子紹介した子でしょ、僕寝てたけど聞いてたんだ」

ニヤニヤと眠たげに笑いながら自慢げに話す。

洲宏「暇で寝ちゃいそうだったんだ、話し相手になってよ」

ヤマト「勝手にしろ」



見廻中起きた出来事
下1~3で一番高いコンマ

州宏「ありゃ」

ヤマト「抗争……じゃないな、小競り合いか?」

中庭で二人の魔人が喧嘩をしているのが見える。

……三階の校舎からでは顔や校章の判別はつかない。

ヤマト「止めるか」

州宏「仕事だからね」

二人は走り出し、喧嘩の仲裁に向かう。



喧嘩している魔人の容姿と名前と能力
下1~3で一番高いコンマと低いコンマ

名前:竜胆 樹(りんどう いつき)
容姿:逆立った金髪で赤い目を持つ、褐色肌の筋骨隆々のワイルド系イケメン
能力:『龍体蠡怛(ドラゴンソウル)』
体を一時的に『龍』とする能力。体が頑丈な鱗に包まれ、身体能力や防御力などを向上させる。龍化中はデバフや妨害系の能力が効きにくくなる。

顔がそっくりの女子と、それにパチンコで立ち向かう女子が中庭で戦闘を繰り広げていた。

ヤマト「分身か」

州宏「忍野と水瀬か……分身と視力強化、どっちが向いてる?」

ヤマト「……どちらでも構わない」

その返事に州宏はニヤリと笑う。

州宏「それじゃあ選んでいいよ、新人には花を持たせてあげよう」



ヤマトの行動
1白と戦う
2由希と戦う
3二人と戦う
下1~3で一番高いコンマ

二人の戦闘にヤマトは介入する。

パチンコ弾を受け止め、白の一人に投げつける。

ヤマト「そこまでだ」

白「風紀委員っ!?」

由希「面倒な……っ!」

ヤマト「お縄だ、お前らは」



戦闘 1/3
00~61白の分身に衝撃波を流し無力化させる
60~31分身はすぐさま補充され二人を囲む
30~01パチンコ弾の狙撃にヤマトは対処が遅れる
>>下コンマ

白「ッ! 『忍法・分身の術(シャドウアーミー)』ッ!」

倒された分身をすぐさま補充させ、ヤマトと由希を二人ずつで囲む。

由希「このっ、面倒だなぁ!」

パチンコを構える由希はそう吐きながら分身たちと戦う。

一方、ヤマトは安定して戦い続ける。

ヤマト(分身は何の能力も持っていない魔人、それなら十分有利)

攻撃的な能力があれば十分戦える、元から突出した身体能力さえなければ対処は難しくない。



戦闘 2/3
00~61素早く分身を処理し由希に向かい走る
60~31本体が由希に走り鎮圧する
30~01パチンコで本体を狙撃し統率を乱す
下コンマ

この戦闘、単純に捉えれば簡単な三すくみが出来上がる。

遠距離攻撃に乏しいヤマトはパチンコ弾に取れる対処は少なく。

狙撃を主体としている由希は多数の分身を一度には捉えられず。

平均的な魔人をねじ伏せられる能力者に白の分身は歯が立たない。

由希「ぐぁっ!?」

しかし、魔人の戦闘は簡単な算数ではない。

分身を1人由希の背後に走らせパチンコを強奪、組み伏せ無力化。

そして組み伏せている分身を狙撃役に回し、本体を含めた4人がかりでヤマトへ走る。



戦闘 3/3
00~51しかし、この状況はヤマトにも有利に働く
50~21分身の影からパチンコ弾を狙撃する
20~01だが由希も諦めていない
下コンマ

ヤマト(急いたな)

静かに、白の行動を見守る。

自分と相性の良い相手を倒すのは簡単だ。

だがヤマトは白の分身を盾にし狙撃を凌いでいた。

故に、好機は巡ってくる。

白「食ら、んぎゃあ!?」

必中とも言える狙撃では無いのなら、パチンコ弾はさほど怖いものでは無い。

真っ直ぐ攻撃を恐れず最短距離で詰め、由希の背に乗った分身の頭を掴み脳震盪させる。

……どうやら本物だったらしく、他の分身は消える。

洲宏「お疲れ、上出来だよ」

ヤマト「こいつらは? 殺すわけじゃ無いだろうが……」

洲宏「会長のところに連れてくよ、僕は水瀬背負うから忍野は任せたよ」

アヤノ「ご苦労!」

風紀委員室には校門の挨拶から戻ってきていたアヤノが会長席に座っていた。

洲宏「彼、よく戦えますね」

アヤノ「ああ、竹刀のハンデがあってもなかなか強かった」

そう談笑しながら、アヤノは気絶している2人を見下ろす。

アヤノ「風紀委員は信賞必罰、働いたヤマトには報酬を、そして2人には罰を」

悩ましそうにアヤノはまずヤマトを見る。

アヤノ「君は何をあげれば報酬になるのかな?」



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

自由に使える女が欲しい

>>308

ヤマト「自由に使える女が欲しい」

洲宏「彼は大物だね」

アヤノ「ふふふっ、面白い、良いよ手配しよう」

そう言いヤマトの顔を携帯で撮る。

アヤノ「幸い君は顔は良いからね……相部屋かな?」

ヤマト「個室だ」

アヤノ「だろうね、じゃあ不純異性交遊は控えてね、少なくとも風紀委員の視界の外でね」

忠告し終えると、何かを携帯で送る。

アヤノ「風紀委員女子に君の顔写真とその要望を送った、物好きなのが二、三人はくるだろう」

少し待っていると、アヤノの携帯が震える。

アヤノ「来たみたいだ、さてどんな子がいい?」



立候補した風紀委員の容姿と名前と学年
下1~3で一番高いコンマ

逢沢 流(あいざわ ながる)
2年 背が180cmを越えている黒髪の女。表情に乏しい。

名前:或間 時子(あるま ときこ)
容姿:茶髪碧眼のセミロング、身長高めのモデル体型。銀縁眼鏡をかけており、社長秘書のような雰囲気を醸し出す。
学年:2年

アヤノ「流ね、送信っと」

早速返答のメールを送る。

アヤノ「この様に報酬のために他の風紀委員が必要な時は積極的に参加してくれ」

ヤマト「善処する」

洲宏「まあ、自由参加だけど立候補はしといた方がいいよ、自分の番に誰も助けに入ってくれないっていうのは寂しいし」

彼の言葉に頷き、そして気絶した2人を見る。

アヤノ「そうだった、この2人をどうするかだ……」

洲宏「理由くらいは聞いといた方が良いのかな」

アヤノ「そうだな、さてと……」



2人に与える罰
下1~3で一番高いコンマ

スカートを没収して解放

アヤノ「じゃあ私の手足となってもらおう、一週間風紀委員見習いだ」

洲宏「まあ、妥当かな」

ヤマト「じゃあ、これで終わりか?」

アヤノ「ああ、もう時間だ……2人とも帰ろう」

気がつけばもう他の部活も下校を始める時間だった。

洲宏はカバンを背負い、アヤノは2人を叩き起こす。

ヤマト「それじゃあ」

アヤノ「帰る前に流と合流しておけよ」

寝ぼけた2人を蹴飛ばしながらアヤノはそう言い、ヤマトは小さく頷く。

……校門には、さきほど見せられた写真の少女が待っていた。

流「こんにちは」

写真で感じ取った通りの、感情の乏しそうな顔だった。

ヤマト「ああ、このまま帰るんだが」

流「ついて、行きます」

聞き取りにくいわけではないがどこか平坦な声音で、彼女はヤマトの後ろに着く。

長身の彼女はヤマトと並んでも小さくは見えず、それどころかヒールを履けば彼を抜かすだろう。

そんな彼女がなぜ立候補したのか、相互扶助だけなのかと考えているとやがて一年生の寮に辿り着く。



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

とりあえず部屋に招いて世間話(能力とか)をして仲を深める


流の能力
下1~3で一番高いコンマ

流「私の能力は……『陰陽転位(リバーシブル)』……性別を、入れ替える能力です」

ヤマト「ほう……じゃあ本当は……」

流「私には、使えません」

どこか安心した様子でヤマトは頷く。

ヤマト「なら安心だ、それじゃあ……自己紹介してもらおうか?」

そう言うと、流は椅子から立ち上がる。

流「逢沢 流、二年生……趣味はありません、所属は風紀委員会です」

まるで面白味のない自己紹介に肩を下ろしながら、ヤマトは彼女に声をかける。

ヤマト「質問して良いか? なんで俺のところに来たんだ? 女と男、ましてや魔人だぞ、それに戦闘力のない能力にも関わらずだ」



流が来た理由
下1~3で一番高いコンマ

流「委員長のお気に入りとは、どんな方なのか……」

気になったから、と彼女は言った。

流「…………」

ちょこんと座ったまま、彼女は少し俯く。

ヤマト「そうか、大体わかった……不信感は取り除かれた」

一応そう言っておき、彼はベッドに腰かける。



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「……試しに俺に能力を使ってみてくれ」

戯れに、彼はそう言ってみる。

すると流は手を差し出し、ヤマトは手を伸ばす。

流「『陰陽転位(リバーシブル)』

そう呟き、ヤマトは視界が歪むのを感じる。

……その歪みと多少の違和感が消失すると、流が彼を見下ろしていた。

ヤマト「……おお……」

声は高く、背は低く、髪は長く、胸は大きく。

多少筋力が衰えているのは感じるが、興味深げに鏡に向かう。

そうすることで、現在の自分がどうなっているのかがわかる。

鋭いツリ目に意思を感じられる瞳、女性らしい腕に指。

長い髪は彼にしては手入れが行き届いている。

ヤマト「……んん?」

ふと視界を下に下ろすと、彼女はなぜか体に合ったセーラー服を着ていた。

流「私の能力は個人単位の因果改変です、ですからこれくらいは出来ます……まあ、力が弱いので記憶までは改変できませんが」

ヤマト「…………効率の悪い能力だな」

因果改変となればほぼ抵抗できる魔人はいない。

だがそれが性別の反転だけでは、彼女は呆れるにも納得できる。

例えば出力が核融合発電ができて、街の電力を賄える電力でコーヒーカップ一杯分の水を沸かす程度にしか使わないのだ。

ヤマト「ふむ……しかし身体が変わるのは中々、興味深いな」



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

仲を深めるため、2人は繁華街の銭湯に向かった。

寮の個室の浴室では2人並べるほど広くはない、銭湯は裸の付き合いに向いていた。

それに、今はヤマトは女子だ。

ヤマト「……ブラもしているのか」

自分の白い下着を見ながら、籠に衣服を置いていく。

足を伸ばせる湯が欲しい生徒達が集まっているため、夜中であろうとまだ利用者はたくさんいた。

流「それじゃあ、お風呂に……」

一糸纏わぬ流の肢体はすらりと伸びており、そのスレンダーさが精錬された物にも感じられた。

ヤマト「そうだな」

そう言ってガラス戸を開けると、見覚えのある方顔を見つける。



銭湯を利用している既出キャラ
下1~3で一番高いコンマ

…………顔、と言うか画面だが。

空「……お前は……確か鳥羽に倒された」

ヤマト「………………」

少し嫌そうな顔をするが、彼女はふと疑問に思う。

確かあの時、自分は男だったはずだ、他者の記憶を書き換えるほど流の能力は強くない。

ヤマト(……印象が薄かったのか? まあ、男だとバレてないなら別に良いか)

そう思い、とりあえず隣に座り体を洗う。



ヤマトの行動
空や流に対して
下1~3

(今回はコンマで一つ選ぶんじゃなくて三つ採用する形式ですよ)

流「流し合いましょう」

その流の一言に、なぜか三人で背を洗うことになった。

今はヤマトが流の背を、ヤマトの背を空が泡だてていた。

空「……髪伸びたな……」

ヤマト「元からだ」

そうはぐらかしていると、空の手が止まる。

ヤマト「うあっ!?」

空「私ほどじゃないがあるな…………」

やや乱暴にヤマトの乳房を揉みながら、その胸や谷間で泡だてていく。

ヤマト「う、うぐ……や、めろ……」

えもいわれぬ感覚に奇妙な呻きを漏らす。

流「……終わりましたか?」

ヤマト「くらえっ!」

とっさに手を払いプラスチック製の椅子を回転、そのまま空の椅子も反転させる。

空「ひゃぁっ!?」

指が沈むほどの大きく柔らかい胸をやや乱暴に揉みながら、ついでに流も横に置き胸を揉む。


流「ん……っ、ふぅ……ん」

5月第1週、前半。

ヤマト「…………」

隣で寝息を立てている流と、寝間着のシャツの胸部分の大きな丘を見下ろす。

ヤマト「腹筋やヘソは見辛いな……」

さほど意識して筋肉を作っていたわけではないが、鍛えていた成果が見えなくなったのは少し違和感を感じた。

ヤマト「それよりもこの体、どうしたものか……叩き起こして学校に行くか……?」



朝のヤマトの行動
1起こして元に戻させる
2女の体のまま学園に向かう
3安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「……やっぱりこっちの方がしっくりくる」

高い身長に戦闘で鍛えられた身体。

切るのをサボって長くなり始めた髪に、太く硬い拳。

流「何かあれば、呼んでください」

そう言い流は連絡先の書かれた紙を渡し二年生の教室に向かう。

ヤマト「さてと……」



ヤマトの行動
1四条院派閥と戦う
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

慎太郎「朝どこにいたんだよ」

ヤマト「普通に登校してただけだ」

短くそう返し、屋上のフェンスに寄りかかる。

慎太郎「残りは三人……伊島 真子、轟 轟、狩屋 錬だよな?」

ヤマト「神代はどうか分からんが、まあ多くて4人だろう、牧村がまた立ちはだかるなら今度こそ殺すだけだ」

そう計算しつつ、彼らは大体の話し合いを終える。

慎太郎「とりあえずそろそろ集会が終わる、どいつから潰すよ」



狙う幹部
下1~3で一番高いコンマ

あー、上矢印を1と見間違えた

ロールバックロールバック

ふと校内を歩いていると、見知らぬ特攻服の少女が立ちはだかっていた。

アヤメ「てめぇ、久しぶりじゃねぇか……ッ!」

ヤマト「…………まいったな」

面倒臭そうにつぶやき、腕に風紀委員の腕章をつける。

ヤマト「で、事件か? 事故か?」

アヤメ「舐めてんのか一年坊ッ!?」

凄まじい剣幕に更に面倒臭そうな顔をする。

見知らぬ、と言うのは間違いだった……よく見れば少しだけ覚えがある。

ヤマト「愚連隊がどこで何人集まろうが迷惑を掛けないなら風紀委員は何にもしないのが決まりなんだが……この場合、火の粉は払うべきか……?」

アヤメ「やってやるぞコラァッ!?」



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「喧嘩売るなら学習しろ」

軽く額に触れると、激しく揺れる視界にアヤメは膝をつく。

そのまま昏倒した彼女を背負い、風紀委員室に向かう。

……都合よく、そこには何人かの風紀委員とアヤノがいた。

ヤマト「風紀委員に喧嘩を売って来た愚連隊の1人を鎮圧した」

洲宏「わお、勤勉だね」

アヤノ「ふむ、じゃあ報酬か……流は気に入ったか?」

ヤマト「まあな」

それは良かったと頷き、ヤマトに何が欲しいか問う。



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「どっちがでかいんだ?」

その言葉に、風紀委員の全員の空気が凍る。

洲宏(委員長は性的には貞淑なんだ……絶対断られる……)

だが、皆の予想に反しアヤノの瞳は燃えていた。

妹に負けられないと、確固たる維持が。

アヤノ「私の部屋に来い、姉の力を見せてやる」

ズカズカと退室する彼女に、みなざわめきを止められない。

アヤノ「どうだ、私の胸は」

彼女の部屋に招き入れられ、そのままブラをとった彼女のセーラー服の中に手を押し込まれた。

アヤノ「初日に襲ったのは知ってるぞ」

ヤマト「……耳が早いな……」

そんな話をしながら、彼は遠慮なく彼女の胸を揉む。

高い体温の彼女の肌は熱く、顔は薄紅に染まっていく。

アヤノ「で、どっちだ?」



ヤマトの答え
1「流石にあんたの方が大きく柔らかい」
2「妹の方がデカイんじゃないか?」
下1~3までで多数決

ヤマト「……なるほど、流石にあんたの方が大きく柔らかい」

その言葉を聞き、アヤノは満足そうに口を歪める。

……ヤマトは胸を揉みながら、そのまま押し倒す。

アヤノ「…………もう、いいだろう?」

ヤマト「対抗心か何か知らないが……少し直情的過ぎるんじゃないか?」

そう言いながら、少しずつセーラー服をはだけさせていく。

胸元まで裾をあげると、その豊かな胸が露わになる。

アヤノ「くっ、やめ……」



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「素晴らしいな……若干の抵抗もない」

彼は胸を揉みながらそう口を開く。

ヤマト「どんな鍛え方を……いや、作ろうと思って作れる物ではないな」

アヤノ「わ、わかったから……もう満足だろう?」

ヤマト「人口の真珠と天然物の真珠ほどにこの胸には美しさすら感じる」

豊富な語彙力を無駄に駆使しヤマトはその気にさせる。

狙い通り、アヤノは恥辱よりも羞恥により赤面させている。

アヤノ「勘弁してくれ……何が目的だ……」

ヤマト「……そうだな……」

アヤノ「こ、こう、で、良いのか?」

ヤマト「ああ……上手いぞ」

ベッドに腰掛けた彼は、跪いたアヤノの頭を撫でる。

男根を亀頭を半分ほど埋める彼女の胸は、彼女の唾液を潤滑剤に左右で別々に、上下に激しく揺れる。

アヤノ「ん……んんっ」

熱い肉棒をその胸に挟み込みながら、少しの変化を敏感に感じ取る。

それとほぼ同時に、ヤマトは射精する。

アヤノ「んむっ!?」

とっさに頭を掴まれ鈴口を口の中に入れられたアヤノは、その熱い精液を喉奥で受け止める。

アヤノ「うっ、げほっ、げふ……ひ、ひといぞ……」



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

安価は、「悪かった。あまりに気持ちが良くて射精した」と言ってパイズリがうまかったことを褒める


ここから上手くエッチに誘導できないものか……

少しの触れ合いで、アヤノの扱い方は分かった。

褒めて気を許し、マッサージと称してその肢体を弄る。

アヤノ「あっ、ひっ、んひあぁっ!?」

彼女を後背位で犯しながら、何度も奥に打ち付ける。

アヤノ「いっ、ひゃめ、あっ、うぁっ!?」

彼女の手を手綱の様にひき、鏡の前で何度もイかせる。

押し付ける度に巨大な胸は揺れ、甘い嬌声が漏れ出る。

ヤマト「出すぞ……!」

アヤノ「はへっ、へ、んひゃぁぁぁっ!?」

溢れ出るほどの精子を子宮に流され、気を失うほどに絶頂する。

そのままシーツに倒れこむ彼女の手を引き、隣に寝かせる。

ヤマト「アヤメを俺のものにしたい、任せても良いか?」

アヤノ「はぁ……はぁ……」

返答が困難だと悟ると、その頭を掴み口に咥えさせ絡みついた精子や愛液を処理させる。

5月第1週、後半。

早朝、2人は荷物の確認をしていた。

流「……楽しんで、ください」

ヤマト「まあ、努力はするさ」

一年生の親睦の為にこれから一週間ほど、真仁島付近の無人島に泊まる。

何が起こるかはアヤノや空、凛空達は口を閉ざしていた。

ヤマト「……なあ、無人島で何した?」

流「行ってからの……お楽しみ……」

その答えに若干肩を落としながら、ヤマトは港へ向かう。

港に着くと、教師から一枚の紙を渡された。

ヤマト「これは…………」

真仁島の近くには様々な無人島がある。

……ヤマトが目的地と記された島と、盗み見た他の一年生のそれとは違った。

ヤマト「そういう事か……」

地図の隅に書かれた1-Jと記された船に向かう。

そこには、すでに三人が待っていた。

ヤマト「4人組で、ってことか……」

何が起こるかを考えながら、船の前に行く。



一緒に無人島に向かう者の容姿と名前
下1~3で一番高いコンマ

篠原瑠衣(しのはら るい) 清楚を醸し出す黒髪ロングのお嬢様

輕鴨 蜜(かるかも みつ)
見た目は完全に小学生。茶髪碧眼のツインテール。
カモノハシのぬいぐるみを抱えている。

性別は
女、女、男で大丈夫ですか?

>>399
>>397ですが女で大丈夫です。

>>396ですがそうです。

4人ひと組で人物を募集したのに1人ずつだと手間取ると思ったので、全員採用します

瑠衣「篠原 瑠衣と申します」

ヤマト「ヤマトだ……多分、篠原と同じクラスだったはずだ」

そう確認すると、瑠衣はゆっくりと頷く、、

聖「天塚 聖だよ」

蜜「軽鴨 蜜って言います! 聖くんと同じクラスだよ!」

背の小さい2人が並んで肩を組む。

その様子に、瑠衣は微笑ましそうに笑う。

瑠衣「あなたとはあまりお話ししたことは無かったと思いますが……よろしくお願いしますね?」

ヤマト「ああ、よろしく」

クルーザーに揺られながら、船内に設置されたモニターを4人は眺める。

1週間の無人島生活、 そこには小屋が二つあり2人が過ごせる程度の設備がある。

4人全員に指令が出され、それをクリアすれば帰島時に学園から賞品が贈呈される。

瑠衣「どんな物なのでしょうね?」

ヤマト「さあな……まあ、どこかの店食べ放題くらいじゃないか?」

聖「2人部屋かー、ねえねえ、どう分ける?」

瑠衣「普通に男女で別れるのはダメでしょうか?」

蜜「親睦のイベントなんだし仲良くなりたい人とでも良いと思うな!」



ヤマトと相部屋になる人物
1篠原 瑠衣
2天塚 聖
3軽鴨 蜜
下1~3で一番高いコンマ

1

これってもし45が最大だったらどうなっていたんだろうか…?

ヤマト「天塚、どうせ初対面だし親睦でも深めるか?」

聖「ん、賛成」

そう決めると、他の2人も顔を見合わせる。

瑠衣「よろしくお願いしますね?」

蜜「うん! 瑠衣ちゃんよろしくね!」

女子2人が笑い合っていると、ちょうど島が見えて来た。

ヤマト「上陸だな」

蜜「たっのしみー!」

名もなき無人島に上陸すると、ひとまず4人はこやを目指す。

ある程度整備のされた拓けた土地に思ったよりもしっかりした小屋が二件並んで建っていた。

蜜「女子チームこっち!」

ヤマト「……じゃあ、隣を使うか」

そういい、それぞれ小屋に向かう。

一先ず2人は荷ほどきをしながら、ふと封筒が置いてあるのに気づく。

聖「なんだろ?」

ヤマト「……隣の小屋の2人には中身を知らせないでください……か、読むしかないな」

封筒を開けると紙が入っており、その表紙にはミッションと書かれていた。

聖「はは、ワクワクするね?」

ヤマト「向こうにもあるかもな……さて、読むぞ?」



2人に課されたミッション
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「島の何処かにいる罪を犯した上級生を二人掛かりで倒せ」

その言葉に、聖はミッションの書かれた紙を覗く。

そこには島の地図があり、小屋がある場所にバツ印が書かれていた。

聖「まぁさか、同じものを渡されてたり?」

ヤマト「……向こうは4人のうち誰かなんて知らないだろう、俺達が守らなければな……」

聖「賛成……向こうもミッションが渡されてるのかな?」

ヤマト「だろうな、知ることはないと思うが……」

彼は学ランを脱ぎ私服に着替えながらそう答える。

ヤマト「とりあえず肉食うぞ」

聖「あー、バーベキューのやつあったね……冷蔵庫ぎっしり詰まってるみたいだし、親睦しよっか」

瑠衣「あっ、あちあちっ」

蜜「あはは、瑠衣ちゃん食べるの下手だね!」

ヤマト「……これも食えるぞ」

聖「わーい、肉だ肉だ」

4人は早速昼食を楽しみ、舌鼓を打つ。

この無人島は緯度の低い島であるため、全員夏の格好で過ごしていた。

女子は2人ともワンピースで、ヤマト達はシャツで陽気を浴びていた。

蜜「晩御飯までなにしよっか?」

聖「まあ、親睦だよねー」

瑠衣「島も広いですし……探検でもしましょうか?」

ヤマト「……倉庫に色々あったからな、やれる事は沢山あるだろう」



島で誰となにするか
下1~3で一番高いコンマ

ミッションの件があるので雑談を交えながらお互いの能力について説明する

>>418

先ほどの話し合いの結果、2人は山を探検する。

……さほど大きな山ではなく、30分ほどで頂上に着く。

聖「島が一望できるね」

ヤマト「ああ……さて」

彼が腰を下ろすと、同じように聖も腰を下ろす。

ヤマト「体のどこからでも衝撃波を撃てる、『激流撃風(テュポーン)』というのが俺の能力だ」

聖「なるほど、申し分ないね、それじゃあ僕もご紹介」



聖の能力
下1~3で一番高いコンマ

聖「『契りの楔(キスマーク)』……口付けした相手を隷属化させる」

ヤマト「……そうなると、前衛は俺だけか」

その言葉に聖ふゆっくり頷く。

とは言っても、完全に使えないわけではないだろう。

魔人としての身体能力も十分、それは山登りで試している。

ヤマト「俺は篠原のことはよく知らないんだが、軽鴨はどうだ?」

聖「能力? えっと確か……」




蜜の能力(このレスのコンマが奇数なら聖は知らない)
下1~3で一番高いコンマ

体の一部(髪や爪など)を入れたぬいぐるみを自由に操れる。視角共有も可能。

聖「確か、『玩具愛玩(ピグマリオン)』って言って髪の毛や爪とかを人形に詰めて操る能力だった、記憶が確かなら資格も共有できる」

ヤマト「そうか……軽鴨と同部屋になるべきだった」

聖「はは、ひどいなぁ」

そんな冗談を言いながら、2人はゆっくりと立ち上がる。

ヤマト「一番臭いのは俺達とは山を隔てて反対側だ……向こうの勝利条件がわからない以上慎重に動けよ」

聖「分かってるって」



索敵
00~76発見
75~51逃走劇
50~26発見ならず
25~01不意打ち
下コンマ

草を踏み荒す音ともに、逃亡者は逃げ足を早めていく。

ヤマト「逃すなよ聖っ!」

聖「キツイなぁ!」

物理で追い詰めながら、島の森を全速で走っていく。

ヤマト「ち……っ!」

彼は飛び上がると、幹を蹴り機の上を走る。

ヤマト「位置を教えろ!」

聖「30メートルまっすぐ!」



判定
00~81両方とも追いつく
80~61ヤマトのみ追いつく
60~41人相が判明する
40~21逃げられる
20~01どちらかが傷を負い逃げられる
下コンマ

ヤマト「…………ち」

もはや音も聞こえない。

……完全に見失ってしまった。

聖「……やれやれ、どうしたものかね」

ヤマト「今日はもう無理だ、日も沈む……」

2人は踵を返し、小屋の方に向かう。

蜜「2人ともどこに行ってたの?」

ヤマト「森の中を走ってただけだ」

それだけ言うと、窯のそばで鍋を煮ている瑠衣の様子を見る。

瑠衣「カレーですよ、美味しいと思います」

聖「わぁい!」

シノン、鹿野、竹田、平、広島、中津、名古屋、亀居

親睦会、2日目。

小屋の戸を叩かれる音で二人は目を覚ます。

ドアを開けて見ると、手に石を持ったサルのぬいぐるみが二人を見上げていた。

蜜「眠れた~?」

隣の小屋の窓から、蜜のそんな声が聞こえる。

聖「枕が変わるとちょっとねー、そっちは?」

瑠衣「お話に花が咲いてしまって、ふふ」

そんな談笑をしながら、四人は小屋の前に向かう。

そこにはパラシュートとジュラルミンケースがあった。

ヤマト「今日の食材が空輸されたみたいだ」

瑠衣「そうですか? ふふ、今日は軽鴨さんと天塚さんの番ですよ?」

その言葉に二人は気まずそうにする。

ヤマト「手助けは必要か?」

蜜「……おねがいしまーす……」



島で誰と何をするか
下1~3で一番高いコンマ

瑠衣「綺麗な川……泳いでみてもいいですかもね?」

ヤマト「ああ……優秀な飲み水の水源だな」

瑠衣「……? 水道は通ってましたよ?」

ヤマト「いや、こっちの話だ……」

そう話を濁しながら、彼女の方を見る。

……彼も、少しだけ自然の美しさに見惚れる。

ヤマト「なあ、篠原……一つ、親睦のために聞きたいんだが……能力を教え合わないか?」

瑠衣「ふふ、良いですよ?」



瑠衣の能力
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「……そんな感じだ、戦闘にしか活かしづらい能力だな」

瑠衣「でも、ヤマトさんには似合っていると思います……強くて、激しい……素晴らしい能力です」

ニコニコと笑いかけ、ヤマトの手を取る。

瑠衣「では私の番……能力は『扇情毒婦(ヴァンピレス)』……狂気を操れる、能力です」

そう言い、彼女はヤマトの首に腕を絡ませ抱きつく。

そして、首筋に口付けをする。

ヤマト「――――な、に……を……ッ!?」

瑠衣「ふふ……実は私、14階に住んでいるんです」

耳元で囁きながら、熱い息を首筋に吹きつける。

その彼女の一挙手一投足が、彼の理性を崩しにかかる。

瑠衣「同じクラスの私がなぜ一つ下なのか気になったんです……私にあなたが勝てば実力ゆえと納得します」

理性と狂気の狭間で足掻くヤマトから離れ、岩に腰を下ろす。

瑠衣「逆にあなたが私に負ければ関係ないのだと解釈します」

ヤマト「ぐ、あ……うおおっ!?」

苦しみもがく彼を眺めながら、見守るように笑う。



判定
高いほど耐えられる
下コンマ

……目を開けると、酷く冷たく体が重かった。

瑠衣「すみません、付き合わせてしまって」

ヤマト「おまえ、なあ……」

全身ずぶ濡れなのを見るに、川にでも突き落とされたのだろう。

瑠衣「シコリが無くなりました、ごめんなさい、こんな事をして」

深く頭を下げる彼女に対し、彼は憮然としている。

ヤマト「……お前……本気で言ってるのか?」

瑠衣「ええ、まあでも一方的に、それも不意打ちでしたし許してくれるとは思ってません」

あくまで余裕を保つ彼女は、ニコニコと一つ提案する。

瑠衣「ですので残りの5日と半日の間、今日から帰港するまでの間、どうぞ不意打ちを狙ってください」

ヤマト「……それで手打ちにしろと?」

瑠衣「いえ、公平さのためです……ゲームですよ、親睦のための」

それだけ言い、瑠衣は歩き出す。

……隙だらけにも見えたが、死角のない出で立ちにも見えた。

瑠衣「私、こういう自然豊かな場所は初めてです」

ヤマト「……俺もだ、あの島の人工林とは違うな」



夕食の時間までのヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

訂正
正しくは「夕食の時間まで瑠衣とするヤマトの行動」です

下1~3で一番高いコンマ

二人が歩いて行くと、少しだけ開けた場所に辿り着く。

瑠衣「ここで川魚を食べるのも良いですね」

にこやかに笑っていると、背後から突き刺すような戦意に瑠衣はゆっくりと振り向く。

ヤマト「待ってやるから構えろ」

敵意の主、ヤマトは静かにそう言う。

瑠衣「……ええ、わかりました」

彼女も優雅に歩き、少し離れた場所で相対する。

瑠衣「先ほどは申し訳ありませんでした……あなたがこうして正々堂々と不意打ちをしてくれるとは」

ヤマト「ああ、分かりやすいだろう?」

瑠衣「ええ、単純ですもの」



戦闘 1/3
00~61足元から衝撃波を流し一手速く動く
60~31お互いの手を弾きながら超近接戦闘を繰り広げる
30~01身を低く沈めた瑠衣が懐に潜り込む
下コンマ

互いの手の分かっている。

そしてどちらも、頭部に触れるのだけは避けたい。

ヤマト(だが、そこに絞らざるを得ないのは向こうだけだ……)

衝撃波を流しこむのなら、ヤマトは腹部でも構わない。

地面に衝撃波を流し足を止めさせると、素早く腕の内側に潜り込む。

どこを触れても危険ではあるだろうが、この距離では狂乱してもさほど問題はない。

瑠衣「……っ!」



戦闘 2/3
00~81右手を掴み頭を揺らす
80~61腹部に衝撃波を送り怯ませる
60~31瑠衣も容易には腕に触れさせない
30~01先に動いたのは瑠衣だった
下コンマ

瑠衣「く……ぁっ!?」

肺をひっくり返されたように、瑠衣は胸中の空気を全て吐き出す。

瑠衣「げほっ、ごほっ、ぐ……っ」

だが、戦意はその目からは消えていない。

ヤマト「胃を揺らしても良かったんだが」

瑠衣「ふふ……お気遣い、いたみいります」



戦闘 3/3
00~71そのままトドメを刺す
70~41油断なく瑠衣の足が止まるまで繰り返す
40~21反応し始め接戦にまで持ち込む
20~01そのままトドメを刺そうと詰め寄る
下コンマ

瑠衣「はぁ……はぁ……」

油断なく送り込んだ衝撃は、瑠衣の体力を蝕んで行く。

二桁に入るかどうかの攻撃の後、瑠衣は観念したようにその場に膝をつく。

瑠衣「はぁっ、はぁ……はぁ……」

ヤマト「…………」

その様子を見たヤマトも、ゆっくりと腰を下ろす。

最後まで頭部には触れられなかった、故に能力の連続使用をこんなにも強いられたのは久しぶりだった。

瑠衣「……ふふふ……完敗です、参りました」

ヤマト「納得したみたいで、俺も嬉しいさ」

心を込もってない言葉に瑠衣は苦笑する。

瑠衣「…………好きにしてください、不意打ちの提案をした時点で、最悪殺されるくらいは想定内です」

無抵抗を表すように、瑠衣はその場に倒れ腹部で手を組む。

死を覚悟したように、まるで棺の中の遺体のようにも見えた。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「……お前、どこに所属しているんだ?」

瑠衣「……いえ、どこにも……報復はないと思いますよ」

キョトンとする彼女にヤマトはさらに言葉を続ける。

ヤマト「なら風紀委員に来い、お前の能力は遊ばせるには惜しいからな」

以外にも勧誘を受けていることに瑠衣はぽかんと口を開ける。

瑠衣「はい、負けましたからね、よろしくお願いします」

ヤマト「そうか、じゃあ次は俺個人の要求だ」

そう言うと瑠衣を抱き抱え開けた河原から木の多い林に移る。

瑠衣「ん、んぷ……れる……」

木を背にさせ、腰を抱きながら彼女の口内を舌で犯す。

不慣れで拙い彼女の舌は抵抗もできずなされるがままになる。

瑠衣「ぷはっ!? はぁーっ、はぁー……」

ヤマト「……珍しいな、処女は」

開いた手で前戯を行なっていたヤマトは、濡れそぼった指を引き抜きながら笑う。

性別や本位不本意に限らず、魔人は魔人を犯し性処理を行う。

ヤマト「気が変わった……帰ったら俺の部屋に来い、ここではやめだ」

瑠衣「……それが、要求ですか……?」

ヤマト「ああ……まあ、今のだったら二人きりの時ならいつでもしてやる」

瑠衣「んむっ!?」

最後に軽く、唇同士が触れるだけのキスをしてヤマトはその場を離れる。

親睦会、3日目。

蜜「今日は何作れる?」

ヤマト「……この支給なら……中華が最適だな」

空輸された食料を見ながら、二人はそう語る。

その後ろで聖ふ眠そうに大アクビをする。

聖「ふぁぁ……あっつ……」

瑠衣「緯度の低い島のようですし、夏の気候に近いと思います」

聖「うへ、まだ5月だよ?」



島で誰と何をするか
下1~3で一番高いコンマ

他者を口付けで隷属化させる『契りの楔(キスマーク)』。

爪や髪を詰め資格を共有できる人形を作れる『玩具愛玩(ピグマリオン)』。

相手に触れることで狂乱させる『扇情毒婦(ヴァンピレス)』

ヤマト「まさかどれも直接戦闘の苦手なタイプとはな」

だがまだ瑠衣なら立ち向かえた、蜜ならば人形の腕力は分からないが目にできた。

よりにもよって聖、制圧した後にしか用はない能力だ。

護衛として二人のそばに置き、完全に彼一人で森に入る。



捜査
00~76背後を取る
75~51知覚の範囲に捉える
50~26逃走劇
25~01背後を取られる
下コンマ

ヤマト「このっ!」

再び、逃走劇が始まる。

魔人の中ではかなりの脚力と、森の地理の把握。

ヤマト(加えて能力もわからん……おそらく温存する気だ)

四人の魔人に狙われていると思っているなら、自らの危険度は不確かにするのが定石とも言える。

非常に慎重な魔人、場数も踏んでいると察する。



判定
00~76追いつき組み伏せる
75~51追いつき戦闘が始まる
50~26逃げられる
25~01逃げられ手傷を負う
下コンマ

ヤマト「くそ……」

まんまと罠にかかり、肩から出血する。

……この辺り一帯、同じ様な罠が無数に見える。

ヤマト「寝床か……罠を解除して丸裸にしてやる……」

イラついた彼は地面越しに衝撃波を流し罠を破壊する。

……あらかた壊し終え、一度島の中央の山を目指す。



捜査判定
00~76背後を取る
75~51知覚の範囲に捉える
50~26逃走劇
25~01背後を取られる
下コンマ

ヤマト(……見つけた……)

山から見下ろし、彼は河原に佇む人影を発見する。

その人影の背後をどうにかとったヤマトは、静かに機を伺う。

また逃げられるのも癪だ。

ヤマト(…………)

息を殺し、その場に溶け込む。



ターゲットの外見
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト(………………)

男の背後に回り込む。

完全な死角に、完璧な潜伏。

襲いかかるにはこれ以上ないシチュエーション。

ヤマト(次、動けば仕掛ける……)

警戒をまだ解いていないターゲットを監視しながら、彼はそう決意する。



奇襲判定
00~76反応させずに頭に触れる
75~51背後から臓器を狙う
50~26四肢を狙い逃さぬようにする
25~01すんでのところで気付かれる
下コンマ


ターゲットの名前と能力
下1~3までで一番高いコンマ

泰地「は、お前か、追ってたのは」

ヤマト「ああ、そう言うことだ」

二人は構えながら、徐々に距離を詰めていく。

……川のせせらぎだけが、彼らの周りの音となる。

ヤマト「……『激流撃風(テュポーン)』!」

泰地「『巨星堕とし(エルヒガンテ)』!」



戦闘 1/3
00~61放たれた拳を撃ち崩す
60~31互いに地面を攻撃し視界を封じる
30~01地面を殴り視界を封じる
下コンマ 相性+15

岩の様に硬質化した拳がヤマトの顔面に叩き込まれる、

泰地「っぎゃぁぁぁっ!?」

だが、悲鳴をあげたのは泰地の方だった。

ヤマト「衝撃波を流しやすくしてくれて、どうもありがとう」

嗜虐的に笑い、ボロボロにヒビ割れた拳を掴む。

気体よりも液体、液体よりも固体、そして硬ければ硬いほど衝撃波は流れやすい。

それはつまり、破壊しやすいことにも起因する。

ヤマト「これなら俺1人でも十分だな」



戦闘 2/3
00~81更に反対の腕にも衝撃波を流す
80~61ガラ空きの胴体に拳を打ち込む
60~31腕の傷も顧みず彼の高速を振り払う
30~01単純な膂力でヤマトを圧倒する
下コンマ 相性+15

ヤマト「それっ!」

彼はガードの上がった胴体に拳を打ち込む。

泰地(ま、ずっ!?)

一瞬の逡巡の後、能力を使わずにあえて攻撃を受ける。

ヤマト「賢いとは言えないな」

その言葉とともに、横隔膜や肺が揺らされる。

泰地「ごはぁっ!?」

ヤマト「……立て、まだやれるだろう?」



戦闘 3/3
00~71最後の抵抗も踏み潰し圧勝する
70~41残った腕を破壊し戦意を喪失させる
40~21悪あがきに全身を硬直させる
20~01地面を殴り土埃を巻き起こす
下コンマ 相性+15

決着のため、ヤマトは残った無事な手を握る。

泰地「ま、待てっ!」

ヤマト「…………」

続きを待つ事はせず指を絡めとり全て捻りおる、

泰地「ぐ、ぉ……こ、降参、だ……」

ヒビ割れた腕を頭上に挙げ、無抵抗を表す。

ヤマト「そうか、じゃあこれは用心のための行為だ……抵抗するなよ」

泰地「ぐぉぉっ!?」

肩と肘の関節を外し、その場に放る。

ヤマト「さてと……」



ヤマトの行動
1トドメを刺す
2縛り放置する
3聖に任せる
4安価の行動を実行
下1~3までで一番高いコンマ

聖「いやぁ、さすがだね」

ヤマト「造作もなかったさ」

そう言いながら、聖はヤマトに尋ねる。

聖「どうするの?」

ヤマト「お前に任せる」

その言葉に聖は首をかしげる。

聖「どういう……」

ヤマト「分からないやつだな、能力を使え」

その言葉に聖は目を向いて驚く。

そして、縄で縛られた泰地と目の前に立つヤマトを交互に見る。

聖「男じゃん!」

ヤマト「男ならできないとは聞いていない、やれ」

そう言い襟を掴む。

聖「な、わ、ぼ、暴力反た……むぐぅ!?」

親睦会、4日目。

早朝、ヤマトは空輸食材を確認し小屋に戻ろうとする。

……偶然、そこに類が現れた。

瑠衣「……おはようございます……」

ヤマト「ああ、おはよう」

彼女は顔を赤くしながら、ぎこちなく会釈する。

……2日前のあの時から、瑠衣は2人きりになるとこの調子だった。



島で誰と何をするか
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「こっちだ、来てみろ」

瑠衣「…………これは……」

中央にそびえ立つ小高い山、そこの西方には崖があり島の西側を一望できた。

川と、森と、浜と海。

原色の風景に瑠衣は感動する。

ヤマト「男達で一度行った時に見つけたんだ」

瑠衣「綺麗……ですね」

目を潤ませながら、瑠衣はその光景を見つめる。



ヤマトの行動
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「……篠原」

腰を抱き寄せ、2人は密着する。

ゆっくりと、瑠衣は赤らめた顔をヤマトに向ける。

ヤマト「目を瞑れ」

その言葉に瑠衣は大人しく従う。

まるでよく懐いた従順な犬の様でもあった。

……その舌が再び彼女の唇を押し開け口内を蹂躙する。

唾液同士が混じり合い、吐息同士が絡み合う。

何度も瑠衣の甘い声が漏れ、その度に瞳は熱を灯した様に熱を宿す。

瑠衣「ぷは……はぁー……はぁー……」

2人の間に垂れていく唾の糸は、彼女の物足りなさを表したかの様にしつこく2人を結んでいた。

ヤマト「もう限界だろう?」

瑠衣「は……はい……」

純白のワンピースの内側はその清廉さとは裏腹に濃いメスの匂いに満ち、太ももはすっかり濡れそぼっていた。

茂みの中に2人は入ると、類の衣服を脱がせ始める。

その肢体と艶めく黒髪は一糸纏わぬ姿となってもどこか清冽さを感じられた。

……その顔を染める朱色を除けば。

瑠衣「も、もう……許してください……」

ヤマト「やめていいのか?」

瑠衣「ぅぁ……い、意地悪も……やめてください……」

その瞳に涙が浮かび始める。

怒りでも悲しみでも恥辱でもなく、哀願といったふうの涙であった。

ヤマト「挿れるぞ?」

瑠衣「はい……んんっ!?」

対面立位で挿れられたそれは、ピッタリと閉じている膣を押し広げ一息で膜を破る。

まず彼はそこで一度止め、瑠衣の様子を見る。

……そうして一息入れ、根元まで挿入する。

瑠衣「ひ、ぁっ、はっ、ふぐっ」

内臓を押し上げられている様な圧迫感と、脊椎に走る快感の電流に身を震わせる。

瑠衣「はひ、ひっ……んひゃあ……っ!?」

抱く様に類を犯しながら、何度も何度もその唇を重ねる。

その度に頬は赤くなり、瑠衣は抵抗を試みる。

だがそれらは成功はせず、彼の劣情を刺激するだけだった。

瑠衣「は、ひぁぁぁっ!?」

しかしそれも絶頂が十も近くなると、彼女からキスをせがむ。

彼が動きを制限し、キスを彼女からしなければイかせぬようにしているからだ。

そのように導くことで、彼女を少しずつ調教していく。

瑠衣「はぁー……はぁー……はひ、はぁっ」

陽が傾き始めた頃、ようやく2人は離れる。

音を立てて溢れ始める性液を見ながら、ボンヤリと空を見る。

すると、彼の顔が近づき……。

瑠衣「んむっ、ん、れる……んん」

優しめのキスに、彼女は反射のように絶頂する。

なぜ絶頂したのか分からぬまま、優しく抱き起こされる。

親睦会、5日目。

聖「……釣り具もあるんだね」

ヤマト「経験はないな」

聖「僕も」

そんなことを話していると、浜に空輸食材が着陸する。

パラシュートを外し、2人は物色する。

聖「あー……ラーメンかな」

ヤマト「まあ、生麺があるしな……」




島で誰と何をするか
下1~3までで一番高いコンマ

岩場で胡座をかきながら垂れる釣り糸を眺める。

その横には蜜……ではなく、クマのぬいぐるみ。

蜜は左隣り……にはいなく、サルのぬいぐるみ。

彼の背後にはカモノハシのぬいぐるみ……ではなく、それを抱えた蜜。

他にも五つほど、彼らと同じように糸を海に垂らしている。

ヤマト「そっちはどうだ?」

蜜「あんまりかなぁ……」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

クマのぬいぐるみが小魚を釣ったのを見ながら、ヤマトは問いかける。

ヤマト「そっちはどうだ? 何か困ったことは」

蜜「困ったこと……?」

ヤマト「ああ……例えば、俺たちに頼りたいこととかな?」

その問いに、少しだけ蜜は黙り込む。



蜜達のミッション
下1~3までで一番高いコンマ

蜜「んー……そうだなぁ」

はぐらかすように笑った後、彼女は森を見る。

……その視線の先には、原理は分からないが空を飛んでいるフクロウのぬいぐるみ。

蜜「場所変えない? なーんか釣れないしさ」

ヤマト「……その方が良いのか?」

蜜「ん、そうだねー」

彼は黙ってその言葉に従う。

蜜「どうもね」

ヤマト「それほどでもない」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「竿頼んだ」

短くそう言うと、森の方へ歩き出す。

蜜「どこにいくの?」

ヤマト「小便、小屋に戻る……水も持ってくる」

蜜「……ありがとー」

森に戻ると先ほどフクロウがいた場所に行く。

ヤマト(さて、試験官か……となると上級生ってことか……)

一年生は皆親睦会で島で過ごしている。

こんな狭い島で数人が暮らしていればすぐに場所は割れる。

おそらく1人だけであろう。

ヤマト(あいつか……?)



試験官の外見と名前
下1~3までで一番高いコンマ

エリン「……ふぅ……」

林のひらけた場所で、彼女は切り株に腰を下ろしていた。

そうして、目だけをヤマトに向ける。

エリン「訳は聞くな、今から襲う、君の勝利条件は私から逃げることだ」

パンツルックの私服ではあるが、確実に武闘派の上級生だろう。

ヤマト(学校行事に駆り出されるのは……学級委員会か生徒会か、それとも実行委員会か)

そう考えながら、ヤマトは拳を開きながら構える。

握るよりも触れることを前提とした構えは見るものが見れば手の内を晒すことになる。

だが、向こうは悠長に戦うタイプではないのは直感で判断する。

エリン「では、今からいく」



エリンの能力
下1~3までで一番高いコンマ

先手とばかりに彼の腕が一手早く彼女の胸に届く。

ヤマト「『激流撃風(テュポーン)』ッッ!」

エリン「―――『尽きぬ宝瓶(アクエリアス)』」

彼の能力の発動と同時に、エリンの体が弾け飛ぶ。

だが、辺りには酸鼻たる血の匂いではなく無味無臭の水だけ。

ヤマト「なるほどな……」

エリン「大体わかった」

互いに一度の衝突で力量差を測る。

そうして、2人はまた距離を詰めようとにじり寄る。



戦闘 1/3
00~61土を巻き上げ視界を封じる
60~31先ほどと似たような小競り合いが続く
30~01即座に液体化し懐に潜りこむ
下コンマ

極端な実力差や相性差がなければ、魔人同士の戦いは以下の三つを的確に行えた方が勝つ。

最低消耗で相手の能力を看破、踏まえて相手の勝ち筋を妨害し、そしてその上で自らの勝ち筋を実行する。

トドメを刺すタイミングさえ間違わなければ三つの過程をより正しく行えた方が勝つ。

エリンが分かったことは体を起点とする放出する能力。

対してヤマトが分かったことはああ盾が少なくとも水のようなもに変身できること。

互いの推論は未だ乏しく、攻め手にはお互い移せてはいない。



戦闘 2/3
00~76一か八か彼は勝負に出る
75~61人形が動き始める
60~31超近距離での攻防が始まる
30~16誘われた先は蜜からだいぶ離れていく
15~01一か八か彼女は勝負に出る
下コンマ

勝負の天秤は拮抗し続ける。

ヤマトは最小限の衝撃波で水の攻防を吹き飛ばす。

エリンも全身の液体化を持続し続け水の腕も限界まで増やす。

押すことも引くこともできなくなった、差し抜きならぬ展開になる。

衝撃波を小さくすれば対処ができず、大きくすれば腕が反動で下がった分を挽回が難しい。

腕を減らし水分を他の腕に回せば鈍重になり対処ができず、増やせばか細い腕を吹き飛ばされる。

先に限界を迎えた方が、即ち敗北となるチキンレースが始まる。



戦闘 3/3
00~81彼は一手早く行動に出る
80~61背後から巨大な影が迫る
60~41互いに限界を悟り寸分違わぬ同時に腕が止まる
40~21一瞬彼の視界が傾く
20~01一手出遅れた彼に彼女は笑みをこぼす
下コンマ

(まあ描写的には苦戦したけどノーダメってことで、危害は加えられたけど被害はないのでセーフなんじゃないかな)
(セーフと言う判断で進行します)

弾く、弾く、弾く、弾く、弾く。

水滴一粒すら武器に成りかねない故に、彼の衣服は恐ろしいほどに乾いていた。

その時点でこの勝負は遅かれ早かれ彼の勝ちにはなっていただろう。

ヤマト(やっとか……)

超近接戦闘、亜音速に迫る水の腕の攻防の最中、彼は毒を混ぜた。

それは攻撃の誘導であり、打たせやすい場所を作りそのために腕の位置を自発的に変えさせた。

ヤマト「はぁっ!」

だからこそエリンも自体の悪化に数瞬遅れて気がつく。

攻撃に最適化された水の腕は防御を捨てた捨て身の位置になっており、そしてその捨て身を耐えきった彼は不敵に笑い胸の中に手を入れる。

そのまま拳を引き抜くと、水の体は崩れるように音を立てながら地面に消える。

ヤマト「核があるタイプか……まあ、全身液状化の割に判断力がいいとは思っていたが……」

彼は氷のように冷たい水晶を日にすかせ、思い出したかのように歩き出す。

ヤマト「小便しに離れたんだった」

用心のため彼はエリンの核に油を塗る。

水と核との間に不純物があれば多少の戦力ダウンは見込めるとの考えだ。

ヤマト「さて、どうするか」

コップ一杯の水と、桶一杯の水、そして浴槽にためた水。

聞きたい事ややりたい事はそれなりにある。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

エリン「…………」

ヤマト「思った通りか」

コップの中に核を入れると、そこには水の体積分の大きさのエリンが現れた。

再現できない服は無く、透明なコップではどこにも隠れる場所も逃げる場所もない。

ヤマト「諸々が終わったらそれなりの水をやる、それで川にでもいけば元どおりだろう?」

そう言いながら、逃げないようコップごと持ちながらエリンを見つめる。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

聖「はい? これ何?」

ヤマト「上級生だ」

透き通るような冷たい水晶を見ながら、言われた通り能力を使う。

聖「えっと……僕ら4人に危害を与えず言うことを聞いて」

終始首を傾げていた聖を放置し、蜜にその水晶を渡す。

ヤマト「厳重に保管しておいてくれ……それは飲める水を肉体にできるらしい、気をつけろ」

蜜「うん」

人形越しに観戦していた蜜は素直に頷き、カンガルーのぬいぐるみに手渡す。

親睦会、6日目。

2人で早朝に泰地の元に行く。

胡座をかいて不動の彼は右腕を包帯隊で巻き、静かに座している。

聖「はいはい、今日の分のご飯、好きな時食べてねー」

それだけ言い彼に分ける分を置き踵を返す。

ヤマト「……案外役立つな」



誰と何をするか
下1~3までで一番高いコンマ

朝食後、ヤマトは食器を洗う。

蜜「おーい、暇ー?」

ヤマト「ああ、もう終わる」

最後の一枚を布巾で水を拭い、彼女の方を見る。

蜜「お散歩しましょ?」

ヤマト「……暇だしな、分かった」

ヤマト「島の反対側か……」

蜜「うん、浜が狭いけど良いよね?」

確かに、小さいながらも美しい海が見えた。

……静かな波音は聞いているだけでも心を落ち着かせた。

蜜「えへへ、瑠衣ちゃんと見つけたんだー」

ヤマト「……良い場所だ」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「俺も無事に邪魔者を排除できた、他に困っていることはないか?」

ふと、彼はそう言葉を投げかける。

小首を傾げたあと、彼女はヤマトの瞳を見る。

蜜「うーん、ないかなー……困ったら、島に帰っても頼って良い?」

ヤマト「ああ、分かった」

その言葉に蜜は綻ばせ、浜に向かって走り始める。

親睦会、7日目。

瑠衣「ふう…………」

ヤマト「……おはよう」

空輸された食料を確認していたヤマトは、海から出てきた瑠衣に軽く挨拶をする。

引き締まっていながらも女性的な肢体に白の水着、それを少し恥ずかしそうに隠す瑠衣。

瑠衣「え、えっと……今日が最後なので……」

ヤマト「まあ、娯楽も少ないしな……俺は十分体を動かせたが」

この七日間の三戦を振り返りながら朝食の準備をし、彼女も水を拭い着替え始める。



誰と何をするか
下1~3までで一番高いコンマ

エリンの『尽きぬ宝瓶(アクエリアス)』は非常に柔軟な能力と言えた。

曖昧とも言えるそれはおそらくエリンの精神性によるものだろう。

聖の『契りの楔(キスマーク)』も離れることや時間の経過で弱まっていく。

聖「まさか2人分の体積をあげたら2人になるとはねぇ」

ヤマト「まあ、核の無い方は肉人形なんだが……」

聖「まあ戦ったのはそっちだし、譲るよ……どうせ僕の能力で従えた奴は皆んなおんなじ反応だし」

そう言い、聖は小屋を出ていく。

ヤマト「さてと……それじゃあ楽しもうかね」

エリン「……はい……」

少し虚ろに、彼女は頷く。

エリン「あっ、ひ、あぅっ!?」

肉厚な襞は彼の肉棒に抉られ、深い膣は彼のものをすっぽりと飲み込む。

これは彼の物が入って来たと同時に彼女が自分の性器を作り変えたことによって体の相性はすこぶる良かった。

エリン「あっ、ほぉっ!? んひぃっ!?」

それでも、何もかもを掌握されている彼女話は彼の思い通りに動くオモチャだった。

普段よりも大きな胸を揉まれながら、絶頂するたびに臀部を叩かれた。

後背位で犯している彼は、彼女が絶頂するたびに叩く。

徐々に絶頂と張り手の間隔は短くなり、ついには絶頂寸前で叩かれる。

エリン「ひぎっ、んひゃぁっ!?」

豚のように鳴きながら、彼に懇願の目を向ける。

ヤマト「能力込みとは言え、できるもんだな」

彼はそんな彼女を見ながら面白そうに尻をもう一度叩く。

夕方、4人は7日前と同じく船に寄られていた。

北に行けばいくほど、時間が経てば経つほどあの茹だるような暑さは遠くに消える。

……泰地は親睦会終了とともに何者かに攫われた、そしてエリンの核はヤマトが預かっている。

蜜「なんだかんだ楽しかったねぇ」

聖「まあね、暇しなかったよ」

瑠衣「ええ、連絡先も交換しましたし」

ヤマト「あの島にいる以上頻繁に顔を合わすだろう……次は米くらい作れるようになれよ」

そう軽口を言っていると、船は港に停める。

……そこには、一つの人影が佇んでいた。

ヤマト(腕章……委員会か?)

親睦会に関わる委員会となれば、生徒会か行事の運営などを仕事とする実行委員会、そしてクラスの委員長の集まりである学級委員会の三択だ。

……夕闇の中、腕章をつけた人物に視線を向ける。



港にいた人物の名前と容姿と所属委員会
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「返す」

懐から水晶の核を取り出し男に投げつける。

正嗣「は、留学生様ものこの様か」

彼はそう酷薄な笑みを浮かべ飲みさしの水のペットボトルの中に入れ蓋をする。

正嗣「実行委員会、三年生の木原 正嗣だ……君達は稀有なグループだ、二つのミッションをこなせたのはな」

ニヤニヤと笑い、ヤマトの前に立つ。

正嗣「風紀委員の新入り君、君は中々でしゃばりのようだ」

ヤマト「意味が分からないな」

肩をすくめる彼に、正嗣は眼鏡の奥の冷たい瞳で睨む。

正嗣「まあいい、実行委員会のカリキュラムは外れるのがこの学園だ、俺は何度も修正に走らされたよ」

心底どうでも良さそうにただただ事務的な笑みを貼り付け笑う。

正嗣「容姿を渡す、この紙にささやかなお願いを書いてくれ、俺たち実行委員会が(嫌々)その願いを叶えよう」

心底嫌そうであるのが口の橋の歪み具合でわかる。

正嗣「……紙はパシリ……学級委員にでも渡しといてくれ」

それだけ言い、正嗣はペットボトルの中の水を振りながら去っていく。

聖「この学校学級委員の立場低いのかな……」

ヤマト「どうでもいい、帰るぞ……眠い」

瑠衣「確かに……それに、他の船も来始めていますね」

5月第2週、休日。

ヤマト「この1週間で変わったことは?」

流「…………」

焼いたパンを食べながら袖に腕を通す。

流「いえ、なにも」

過ごした日は親睦会の三人以上だが、流のマイペースさはどうも慣れなかった。

ヤマト「ならいい」




ヤマトの行動
1四条院派閥と戦う
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

誰と遊ぶか
した

港の区域に足を伸ばし、彼は図書館に訪れた。

流には自由にして良いと言ったので1人でだ。

ヤマト「…………」

何の気なしに古典のコーナーへ足を運ぶ。

それなりに揃えはよく、洋の東西なく大量に並んでいる。

ヤマト「ん」

文「あ……こんにちは」

偶然、隣の席の文に出会う。

ヤマト「奇遇だな……どうだ、昼時だし向こうに行かないか?」

彼はそう言い出口の外の飲食店を指差す。

ヤマト「ここで立ち話するのもなんだしな……奢るくらいはするぞ」

文「いえ……持ち合わせもあるので……行きま、しょう」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

文「……緯度の低いところに、ですか」

ヤマト「そっちはどうだ?」

文「緯度は本土と同じだったんですが……険しい山がいくつか」

親睦会のことをネタに2人は世間話をする。

彼は文の自己内評価を訂正する。

口数は少ないが問答には応えるタイプなのだ。

ヤマト「ミッションはどうだった? 俺は戦闘タイプが1人しかいなくてな」

文「こちらは、そうですね……」



文の能力
下1~3までで一番高いコンマ

文「……私の能力は『点睛(アニマ)』といって絵などを実体化させることができます」

そう言い、手元にあった本の挿絵に書かれていた小さな少女が机の上に現れる。

文「その絵に対する理解と私の評価によって持続力と力が変化するので既読本を使うんですが……親睦会には未読本を持っていってしまって……」

ヤマト「ああ、なるほどな」

つまり、戦力にはなれなかったと言うことだ。

ヤマト「そんなものだ、実際な……もし魔人の身体能力が常人と同じなら溶け込めたとも言われてる」

文「あの本を読んだのですか?」

ヤマト「一通りはな、興味のある分野だったし」

そんな風に、ヤマトは文とあたり触らない世間話を続けていく。

彼がふと時計を見ると、二時間も話し込んでいた。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

瑠衣を風紀委員に入れた彼は早速校内を共に歩く。

流「…………」

ヤマト「流か、丁度いい」

そう言い瑠衣を紹介する……何故か瑠衣は腕に抱きついていたが。

流「……そうですか、ご一緒しても?」

ヤマト「うん? まあ良いが……」

その答えよりも早く、ヤマトの空いている腕に抱きつく。

瑠衣「……む……」

流「………………」

2人に挟まれながら、ヤマトはそのまま校内の見回りを続ける。



見回り中に起こったことや見つけたもの
下1~3までで一番高いコンマ


被害者の名前と容姿
下1~3までで一番高いコンマ

心「……あ、あぁ……」

ヤマト「大丈夫か……あとこいつらも」

地面に倒れている2人をヤマトは見下ろす。

瑠衣「それなりに高出力でやったので死んでしまったかもしれません」

そう返す瑠衣に流は注意する。

流「罰を与えるのはアヤノの趣味……仕事だから私刑はダメですよ」

瑠衣「あら、すみません」

ヤマト「で、大丈夫か?」

心「は、はい…………あっ、足が……」

瑠衣「手を貸しますよ」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「ここなら大丈夫だ」

一年の教室を開け、鍵を閉める。

特別な鍵ではないが壊したら美化委員に命を狙われる。

そう言う奴らなのだと、アヤノからは聞いていた。

心「あ、有難うございます……」

まだ震えている彼女に瑠衣はそっと触れ……能力を使う。

瑠衣(恐怖心を紛らわす程度に……)

そうしていると、ふと彼女の顔が明るくなっていく。

心「……もう大丈夫です!」

ヤマト「まあ少しくらい休んでおけ……流、報告しに行くから小林のそばに居てくれ」

指示を出し彼は風紀委員室に向かう。

アヤノ「なるほど、強姦を未然に……命知らずもいたものだ」

生徒会などに見つかれば恐ろしい目にあっていただろう。

報告を聞くアヤノはいつもこの口癖を言っていた。

アヤノ「……新入りの瑠衣にも教えておこう、生徒会は基本的に9月の選挙でしか人員を補充できない……だがその際に入るものは全員精神性はともかく凶悪な能力持ちばかりだ」

比較的規律のある風紀委員は能力の強弱は問わない、だが生徒会は違う。

現在の二年生以上の高層階に住んでいるものの三人に一人は生徒会のメンバー、もしくは誘いを受けたものだ。

アヤノ「……話が逸れたな、まずはヤマト、君の褒美は何がいい?」

生徒会と風紀委員の違いはこの信賞必罰の制度だろう、士気の高さは美奈子の制度に起因するところが多い。

ヤマト「そうだな」



ヤマトが望む褒美
下1~3までで一番高いコンマ

冗談のつもりで「アヤノ、アンタが欲しい」という

ヤマト「俺のは場合によっては時間をとる、後でいい」

そう言い、アヤノを見つめ一歩下がる。

アヤノ「……? まあいい、それじゃあ君、篠原ちゃん、君は何が欲しい?」

隣の瑠衣に話を振る。

しかし、瑠衣は困ったような顔を浮かべる。

瑠衣「ええっと……あまり何かが欲しいとは思ったことがなくて……少し待ってくださいね……」

アヤノ「ゆっくりでいいよ、風紀委員ができるだけ叶えるからさ……流石に無茶なのは勘弁してね」



アヤノの願い
下1~3までで一番高いコンマ

アヤノ?瑠衣じゃなくて?

安価は「誰も邪魔されないプライベートの部屋(ヤマトとエッチのため)」

瑠衣だった、すまない

アヤノ「数年前の大規模派閥が使っていた館だ、篠原ちゃんの家よりは小さいと思うけど」

瑠衣「思ったより大きいですね……」

ヤマト「気前がいいな」

アヤノ「まあ誰も欲しがらなかったから、処分できるならね?」

悪びれもしないアヤノは玄関に置いてあるソファに座る。

アヤノ「で、ヤマトくんの願いはなんだったかな?」

ヤマト「あんたが欲しい」

無論冗談だった。

1週間前に預けたアヤメ辺りでも回収しようと彼は思っていた。



判定
00~81アヤノが赤面し瑠衣は張り合ってくる
80~61呆れ顔の後吹き出し瑠衣を押し付けていく
60~41瑠衣がヤマトの腕を抱いてくる
40~21ニコニコと笑いながら竹刀を取り出す
20~01突如眼前に竹刀が飛び込む
下コンマ

ヤマト「っ」

寸前で竹刀を受け止め、アヤノを見返す。

耳まで赤くしている彼女はいつになく興奮した様子でヤマトを睨んでいた。

アヤノ「お、お前には! 上下関係をわからせた方が良いみたいだな!」

ヤマト「……1週間前はあんな」

アヤノ「うがぁぁ! 表に出ろ!」

彼女はそう言い玄関を出る。

瑠衣「……流石に……さっきのは……」

ヤマト「そうか……難しいもんだ」

ぼやきながら竹刀を片手に扉を開ける。



戦闘 1/3
00~61小手調べに竹刀で何度か打ち合う
60~31互いに距離を保ったまま出方を伺う
30~01先手をアヤノが取り彼は竹刀を構える
下コンマ

何度か打ち合い、アヤノの出方を見る。

攻め手に出れば『神通・顕明連(バイラス・ノイズ)』に初動を潰される。

ヤマト(なら、地道に削れば良い)

欲を出さず、慎重に竹刀の攻撃を受ける。

ヤマト(問題は向こうの体力か……)



戦闘 2/3
00~81腕を払い武装解除させる
80~61足払いし体勢を崩させる
60~31そのまま膠着状態が続く
30~01早くも彼女は息切れし始める
下コンマ

戦闘は長期戦に突入する。

攻め手に欠けるアヤノと、攻めないヤマト。

互いに体力は桁外れの魔人、それこそ集中力を途切れさせずに一時間も二時間も打ち合える体力と精神力がある。

ヤマト(やはり能力を使わないと魔人同士では千日手か……)

だが能力は極力使わない、隙に繋がるようなことはヤマトは徹底的に排除する。



戦闘 3/3
00~81ソッと竹刀がアヤノの肩に触れる
80~61先にアヤノが膝をつく
60~31そのまま日が暮れはじめ二人は息を切らす
30~01先にヤマトが膝をつく
下コンマ

体力、筋力、持続力、精神力、判断力。

大凡二人に差はない。

魔人に性差は殆どない、常人相手なら十人がかりでも魔人の女性には敵わない。

ヤマト「はぁ……はぁ……っ」

だが、先にヤマトが膝をついた……何故か。

アヤノ「私の勝ちだ」

それはアヤノが竹刀同士の戦闘に慣れているという点だろう。

アヤノ「すまないなまた竹刀での戦闘で……まあ君が望むならコレなしでも構わないけどな」

ヤマト「…………竹刀有りでお前に勝つ……出なきゃ意味がない」

投げつけられた時、玄関を出る時、彼は竹刀を放棄せず向かった、それが答えだろう。

アヤノ「アヤメが欲しいならいつでも連絡してくれ」

そう言い、アヤノは寮に向かっていく。

5月第2週、休日。

目を覚ますと違和感に気づき……そして答えが出る。

ヤマト「面倒だから流とここに泊まったんだったな」

瑠衣がもらった屋敷の客室の一つで彼は目を覚ます。

……ふと、シーツになにか落ちる。

ヤマト「ああそうだ……実行委員の紙もあったな」

先日の親睦会のミッション達成の報酬、それを書く紙だった。



ヤマトの行動
1風紀委員室に向かう
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

何の気なしに学外の街に出る。

学外といっても島内全てが学園の敷地なのだが、彼は気にせず学園前の繁華街にやってくる。

港町や商店街も賑やかだが、遊興施設はここの方が多い。

ヤマト「…………」

目的を探して街に出た彼は何が起きないかとあてもなく歩く。



近くで起きた出来事
下1~3までで一番高いコンマ

聖「あ、ヤマト……おーい」

蜜「ふえ、ほほ?」

ヤマト「お前ら…………本当に高校生には見えないな」

二人とも背が小さく、よりにもよってクレープを買い食いしている様は中学生小学生のようにしか見えなかった。

蜜「な、なんと!?」

聖「実行委員のやつ書いた?」

ポケットから実行委員の判が押された白紙を取り出す。

ヤマト「まだだ……軽鴨は?」

蜜「まだだよー、難しいよねぇ」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

聖「どうやらさ、二つミッションをクリアした組にしか配られてないんだよ」

パスタを食べながら聖はそういう。

ヤマト「……そうか」

蜜「殆どいないんだって、達成者」

ヤマト「なら目立ったかもな」

そう言い、ヤマトは白紙の紙を取り出す。

他の二人も未だ白紙だった。

蜜「迷うよねぇ」

聖「迷うなぁ」

ヤマト「…………」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

聖「欲しいものかぁ……」

蜜「個人に何かしてもらうの?」

ヤマト「あくまで提案しただけだ……できるのかなってな」

肩をすくめながら紙を見下ろす。

そろそろ彼も何を書くか決めるべきだろう。



ヤマトが書いたこと
下1~3までで一番高いコンマ

彼は昨日のことを思い出した。

そう、悔いがあるとすれば直近ではアヤノとの戦いだ。

……そう考えると、彼は筆を走らせた。

ヤマト「……これだな」

二人は興味本位でその紙を覗く。

蜜「……綺羅 アヤノとの再戦……って、誰?」

聖「……風紀委員長……だよね?」

ヤマト「ああ、3度目だ……必ず倒す」

挑戦的に笑う彼に蜜は期待の眼差しを、聖は不安の眼差しを向ける。

聖「えっと……策とかはあるの? 2回負けてるんだよね?」



ヤマトの作戦
下1~3までで一番高いコンマ

アヤノ『やっと引き取ってくれるか』

ヤマト「忙しかったんだ」

アヤノ『まあこの時期だしな……ホテルに寝かせてる、言えば案内するよう頼んでおいたから』

彼は通話を切りホテルに向かう。

1週間ほど前にアヤメの調教をアヤノに頼んでおいた彼はそこからアヤノの弱点を探ることにした。

……話は通っているらしくすんなりと件の部屋に到達する。

アヤメ「……てめぇ……」

ヤマト「アヤノの弱点はなんだ……勝てはしなくてもそれくらいは知ってるよな?」

アヤメ「ちっ、クソ姉貴のことか? ……誰が教えるかバカ」

どうにも彼の印象は悪く、アヤメは強情のようだ。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「……まあ、仕方ないか」

アヤメ「ふん、わかったか」

肩を落とす彼にアヤメは踏ん反り返る。

ヤマト「まあな、分かってたことだ……」

心底バカにしたように、彼女を鼻で笑う。

ヤマト「能力を封じても勝てる、能力を使えば瞬殺……実積から考えりゃ当たり前だ」

アヤメ「な、なんっ!?」

ヤマト「家でも散々いじめられたんだろう、可哀想だがな」

一つ溜息を吐き。

ヤマト「俺はお前みたいな弱虫になる前に作戦でも練る、姉の弱点も知らない奴に時間を使えない」

アヤメ「知ってるわヴォケ!」



アヤノの弱点
下1~3までで一番高いコンマ

アヤメ「クソ姉貴はクソビビりだ、お化けに弱い……おむつしてくらい弱い! 夜便所に行けない!」

ヤマト「……実の姉を酷い奴だな」

そう言いながら、彼はしっかりと記憶する。

ヤマト「なんでなんだ?」

アヤメ「知るか」

つっけんどんに返す彼女を眺めながら、少しだけ考えたのち彼は策を練り上げる。

ヤマト(単純だが虚を突く事くらいはできるか)

そうして彼女から聞きたいことを聞き終わる。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「相変わらず弱いな、アヤメ」

突如彼女の両手を掴み上げ、ヤマトは嗜虐的に笑う。

アヤメ「て、めぇっ!」

ヤマト「睨むなよ、哀れすぎる」

空いた右手でアヤメの下腹部を撫でながら、ヘソのあたりで手を止める。

ヤマト「この辺か……」

アヤメ「な、ひぁぁっ!?」

低周波振動を直接子宮に送られ、通常感じ得ない会館に身を震わせる。

ヤマト「前戯にしては体力が消耗するんだが、調教なら手軽だ」

無感情にそう言い、ヤマトは振動を少し強くする。

アヤメ「ひゃ、ひ、んひぃっ!?」

子宮を完全に掌握したのち、彼の男根が下がりきった子宮を押しつぶす。

そのまま何度も出し入れを繰り返す。

アヤメ「ひぎっ、ひっ、いへっ、おほぉぉ!?」

ヤマト「ここも相変わらず雑魚だな、ほら、もっと締めろよ」

そう言いながら膣にも手を添える。

アヤメ「あっ、ひあっ、んひあっ!?」

その身を震わせるほど絶頂し、そのまま気絶する。

5月第3週、前半。

流「朝帰りですか……」

ヤマト「張り切ったんだ」

軽くシャワーを浴びたヤマトは髪を拭きながら答える。

流「…………連絡くらいはください……」

ヤマト「あー……まあ、分かった、お前は俺が呼んだんだしな」

寂しそうにする流に少しだけ気まずそうにしながらヤマトはそう返す。



ヤマトの行動
1風紀委員室に向かう
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

アヤメ「『膝丸(ザッパーブレイド)』ッ!」

ヤマト「………………」

飛んできた斬撃を掌からの衝撃波で後方に受け流す。

……基本的に魔人の能力は起点や制限が限られているほど強い。

全く同じ能力ならば、例えば『激流撃風(テュポーン)』ならば身体を起点にしているものよりも掌だけしか能力が発動しないものの方が強い。

戦闘においては出力の差は決定的な勝利の分水嶺となりやすい。

ヤマト「……弱すぎる」

『膝丸(ザッパーブレイド)』の制限は多く、身体の一部や木刀に行動と三つの制限がある、ヤマトの能力が一つだけとすると非常な威力をもつ。

ヤマト「だがダメだ、経験と精神力……この二点が欠落している」

アヤメ「ん、だとぉ……」

経験とはつまり判断速度と反射速度、精神力は細やかな出力の調整と能力の持続力に直結している。

ヤマト「『神通・顕明連(バイラス・ノイズ)』の制限は他者に委ねると言うキツイ縛りの上お前にないもの全てある」

アヤノは風紀委員長として君臨し、力を惜しみなく使っている。

ヤマト「……戦績は? アヤノが最初から全て備わっていたわけじゃないだろう」



姉妹対決の戦績
00~81学園に入るまでは勝ち越し
80~61中等学園までは勝ち越し
60~41基本的に五分五分
40~21中等学園までは負け越し
20~01学園に入るまでは負け越し
下コンマ

アヤメ「中坊までは負け越した……そのままヤりあうのも減ってここにきてからはヤってねぇ」

ヤマト「……そうなると勝負勘の無さはその連敗のせいだな」

逆にアヤノの強さの秘訣はアヤメに勝ち続けたことによる強固な勝利へのヴィジョンだろう。

完全に姉のかませ犬にされたのだ。

ヤマト「前は弱点を聞いた、だが他にも戦闘の癖はあるか?」

アヤメ「……あー……そうだなぁ……」



情報の有用さ
高いほど戦闘時の補正を得る
下コンマ

アヤメ「……あの能力は備えるよりも争う方が良い」

ヤマト「どうしてだ?」

アヤメ「能力にひっかかる条件の感情が姉貴から能力にそれる、だからこそ攻勢にでやすくなる」

つまり、意識をアヤメから逸らすことが重要なのだ。

ヤマト「……だいたい欲しい情報は揃えられた」

満足げに鍛錬で流した汗を拭う。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

慎太郎やくるみなどの誘いを断り彼は珍しくまっすぐ帰る。

昼休みのアヤメの情報をまとめるためでもあったが、今朝の流を思い出したのが一番大きい。

流「あ……ヤマト、さん」

まっすぐ帰ってきたのは流も同じらしく、渡していた合鍵でドアを開けようとしていた。

ヤマト「今日、少し付き合ってくれ」

流「……はい……なんなりと」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

流「…………好きに……?」

ヤマト「ああ、放っておいた詫びだ」

その言葉に、流は少しだけ頬を染める。

流「手を……繋いでも?」

ヤマト「勿論だ」

流「キスも……良いんですか?」

ヤマト「構わない」

流「デートも……付き合ってくれますか?」

ヤマト「ああ」

流「ベッドに……お誘いしても?」

ヤマト「良いぞ」



流の行動
00~81性的倒錯行為
80~61不純異性交遊
60~41女体化
40~21熱いキス
20~01デート
下コンマ

ヤマト「ん……ふぅ……」

肩や首にかかる重圧を感じながら、下がった視界で流を見上げる。

流「……スカートをたくし上げてください」

どこからか出したのか最新機種のカメラをこちらに向けて来ていた。

ヤマト「……こうか?」

無言のままシャッターを切り続ける。

ヤマト「……逢沢はなんと言うか……女が好きなのか?」

壁に手を付きながらストッキングを膝ほどまで下ろしながらたずねる。

流「女の子になったヤマトさんが好きなんです」

ヤマト「そうか……女になった私か……」

よく分からないまま指示通りスカーフをとりセーラー服を脱ぎスカートとブラジャーのみになる。



流の行動
下1~3までで一番高いコンマ

流「……はぁ……はぁ……」

興奮して来たのか、流も下着姿になる。

ヤマトは白と黒のストライプの下着、流は淡いピンクの下着を着ている。

流「きょ、今日は……その柄の下着を?」

ヤマト「ん、ああ……この島で買ったんだが、品質が良くて手にすることが多い」

シーツで顔を隠しながらスラリと伸びた足を晒す。

ヤマト「次はどんなポーズを?」

流「キス顔をください、女の子っぽく受け身で」

そう言われ素直に普段彼女たちがしている表情をしてみる。

流「いいです、とても、とてもいい……!」

激しいシャッター音が聞こえる。

5月第3週、後半。

ヤマト「…………」

案外女の姿でもバレないなと思いながら彼女は登校する。

ヤマト(そろそろアヤノとの決着もつけるか……?)

時間はある、彼女が焦る必要はない。

だが、自尊心と上昇志向と戦闘意欲の高いヤマトには少し焦ったいとも思えた。



ヤマトの行動
1風紀委員室に向かう
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「さてと」

だぶついた男物の服で街に繰り出す。

ベルトだけは流に借りている。

ヤマト(この姿で教室に行くのもあれだ、適当に街でもぶらつくか)

長い髪を揺らめかせながら彼女は街に向かう。

ヤマト「なにをするか、な」



起きた出来事
00~81安価で決定
80~61知り合いと遭遇
60~41???と遭遇
40~21喧嘩に巻き込まれる
20~01喧嘩をふっかけられる
下コンマ


喧嘩を仕掛けてきた相手の容姿と名前
(愚連隊所属か派閥のトップならザコを連れていると併記してください)
下1~3までで一番高いコンマ

ミランダ「ふふ、あなた……可愛いじゃない」

路地裏に連れ込まれたと思ったら、見知らぬ上級生に壁にまで追い詰められていた。

ミランダ「男の子みたいな服装と匂いだけど……その胸も髪もちゃんと女の子」

触ってきたミランダの手を払い、彼女を睨む。

ヤマト「何の用だ?」

ミランダ「犯すから抵抗しないで?」

ヤマト「……売られた喧嘩は買うぞ」

ミランダ「骨のある子を屈服させるの、好きよ」

ニヤニヤと笑い、お互い少し距離を取る。



ミランダの能力
下1~3までで一番高いコンマ

ミランダ「『虚霧(ミッシングリンク)』」

周囲は霧に包まれる。

ヤマト(……触れること、吸うこと、包まれること……どれも避けたいが……)

即座に彼女も能力を使い身の回りの霧だけを吹き飛ばす。

だが、それでも路地裏はすでに霧で鎖されている。

ミランダ「楽しみましょお?」



戦闘 1/3
00~61能力を前方に最大限放出し距離を詰める
60~31ひとまず相手の出方を伺う
30~01一度下がり能力の本質を探ろうとする
下コンマ

はい

少し時間を巻き戻します

ミランダ「まあ、私に勝つことなんてできないんだけどねぇ、女の子が!」

そう言い、ミランダの瞳が怪しく光る。

ミランダ「『魔女(ファムファタル)』!」

ヤマト「な、ぁっ!?」

膝をつきそうになるが、それでも耐える。

ミランダ「……へぇ? 耐えられる人なんて初めて……凄いのねぇ」

荒い息の彼女を見下ろしながら、嗜虐的に笑う。



戦闘 1/3
00~61耐えきり抗う
60~31耐えることはできたが動けない
30~01耐えきれず跪く
下コンマ 相性ー15

そうですね、少し浅慮でした
>>714のコンマで判定します

ヤマト「く、うぁ……っ!」

ミランダ「あはっ、がんばれぇ」

どんどんと重圧は増し、彼女は全身から汗を流す。

ヤマト(重力ではない……これは、精神操作……よりも高度だ……となると……強制させる能力か?)

ただ跪くのを耐えるだけではなく、ヤマトは思考を回転させ続ける。

……対してミランダは全力で争うヤマトを面白そうに眺める。



戦闘 2/3
00~76耐えきれずヤマトは跪く
75~51なんとか立ち上がる
50~26無理やり足を立たせる
25~01さらに重圧が増える
下コンマ

訂正やつけ加えくらいは面倒臭くなかったら容認します

ヤマト「うぐっ!?」

耐え切れなくなったのか、ヤマトはミランダに跪く。

その様子を見て彼女は満足気にヤマトに接近する。

ミランダ「最初は焦ったわ、もしかして女の子じゃないのかもって……杞憂だったみたいね?」

ヤマト「く……う……」

身を震わせながら、今度はミランダを無理やり見上げさせられる。

ミランダ「あは、可愛い……ねえ名前は?」

ヤマト「私の、名前は……っ!」

下半身の負荷を無視し、掴んだミランダの体を補助にしながら彼女は立ち上がる。

ヤマト「……ヤマトだ……」

ミランダ「なんで立てるのよ……」

『魔女(ファムファタル)』は性別は限られ接近もしなければならないが、その分強制力は凄まじい。

跪くことを抗うことはできても時間の問題ではあるし、それこそ一度跪けば絶対に抗えない。

それも、こんなに接近しているのならば不随意筋すら操れる。



戦闘 3/3
00~81攻撃を受ける直前にミランダは降参する
80~61たやすく脳震盪させる
60~21そこで二人の動きは止まる
20~01しかしヤマトはピクリとも動けなくなった
下コンマ

ここで先頭は行き詰まる。

今までも力が拮抗している状態やトドメに至らない状況はあった。

ミランダ「ん、れる……ちゅぷ……ふっ」

ヤマト「ぐ、ん……んんっ」

掌から脳へ衝撃波を流す寸前、ミランダは詰みの一手を打って出た。

唾液をヤマトに飲ませ、究極の接近を果たす。

だがミランダの能力はあくまでも女を操る能力であり、ヤマトは厳密に言えば完全には女ではない。

ミランダ「ん、んむ、ちゅ……んん」

完全にお互い動きがとれなくなり、もはや勝ち負けは存在しない。

……が、ミランダは満面の笑みでヤマトの口内で舌を嬲っていた。



時間が経って
00~76ミランダが彼女にしな垂れる
75~51隙を見て抜け出す
50~26舌を噛み脱する
25~01体力が尽きたヤマトはその場に倒れる
下コンマ

そこまで決定的な相性じゃないのと、初見殺し的な能力は1/3だけ補正つけます

均衡が崩れる条件は二つある。

能力の持続の限界による降参か、強制力を耐え続ける精神力の磨耗か。

ヤマト「う、あ……」

近郊は崩れ、天秤はミランダに傾いた。

ミランダ「はぁ……はぁ……こんな熱いキス、久しぶりだわ」

膝から崩れた彼女の背を持ち、抱くように寄せる。

ミランダ「ふふふ、もっと楽しみましょ?」

そう言い、戦利品である彼女を背負い街に向かう。




ミランダの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「…………やられた」

高い品質のベッドに、ハンガーにかけられた自分の上着。

男物のズボンや借りたベルトは緩められ、下着は履いていなかった。

ふとズボンのポケットに違和感を覚え探ると、いくばくかの料金と紙が入っていた。

ヤマト「……いつか倍返ししてやる……」

はだけたシャツのボタンをつけ、ベルトを締めホテルを後にする。

5月第3週、休日

流「災難でしたね」

そうヤマトのシャンプーのついた髪を流しながら流が呟く。

ヤマト「……男になりさえすれば勝てる……が、その勝ち方は気に食わない」

静かにそう呟きながら、鏡に映る自分を睨む。

流「壁は多いですね……」



ヤマトの行動
1風紀委員室に向かう
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

ヤマト「…………」

店を巡り、そして出る。

ヤマト「ダメだ、わからん」

流に勧められ女物の服を物色しているのだが、向いていないのかどれもピンとこなかった。

知り合いにでも買い物を頼むか、などと考えながら繁華街に向かう。

ヤマト(昼飯を済ませて帰るか)



起きた出来事
00~81安価で決定
80~61知り合いと遭遇
60~41???と遭遇
40~21喧嘩に巻き込まれる
20~01喧嘩をふっかけられる
下コンマ


街を歩いていて起きた出来事
下1~3までで一番高いコンマ


ナンパしてきた相手の名前と容姿
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「…………」

雅美「ねえねえお姉さん、お腹減ってるでしょ?」、

先程から背後にナンパし続ける者が付いていた。

どうやら一人でレストランに入るものを狙っていたらしく、白羽の矢がヤマトに当たった。

ヤマト(まあ奢られるくらいならいいんだが……見返りを求めてるやつを無碍にするのもな)

基本的に暴力とこじれた過去が介入しなければある程度の礼で返さなければならないとヤマトは思っている。

雅美「こっちにいいお店あるよ?」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「……案外簡単に離れたな」

稚拙な言い訳だったが、あの雅美と言うのは容易く離れた。

ヤマト(それにしても空腹だ、なんとなく奢られるのを避けたが……どうしよう)

金がないわけではないが、雅美がいた繁華街には近づきにくくなった。

……小さく溜息を吐き、港町に足を向かわせる。



起きた出来事
00~81安価で決定
80~61知り合いと遭遇
60~41???と遭遇
40~21喧嘩に巻き込まれる
20~01喧嘩をふっかけられる
下コンマ


高いほど仲のいい相手
下コンマ

瑠衣「……ヤマトさん?」

ヤマト「人違いだ……」

しかし、瑠衣はその手を離さない。

瑠衣「妹さん……では、ないですよね……明らかに」

能力による性転換を思い浮かばぬ彼女ではなかったが、それでも確定させるほどではなかった。

ヤマト「…………ああ、私だ」

その言葉とともに、小さな腹の音が鳴る。

瑠衣「……とりあえず、私の屋敷に行きましょう?」

小さく頷き、彼女がもらった屋敷に向かう。




ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

瑠衣「なるほど、お洋服を」

島外から読んだのか数人の使用人に昼食を用意させながらヤマトの話を聞く。

ヤマト「ああ、下着も取られたしな」

瑠衣「な、なんですって!?」

ヤマト「……なんだいきなり……」

怪訝そうにしながらステーキを頬張る。

いつもの感覚で一口サイズにしたら割に大きく、口いっぱいに頬張ることになった。

瑠衣「では私に任せてください! お洋服を見繕いましょう!」

ヤマト「うん、頼んだ……私はどうも向いてない」

言うが早いか、瑠衣は食卓を後に走り出していった。



類が持って着た服
下1~3

ヤマト「……メイド服って、使用人のだろ?」

瑠衣「トレンドなんです」

ヤマト「2着もいるのか?」

瑠衣「流行りなんです」

ヤマト「このドレスもか?」

瑠衣「流行なんです」

ヤマト「……ありがとな、助かった」

素直に感謝を述べ丈の短いメイド服のスカートをつまむ。

ヤマト「あれくれ、ストッキング」

生足を晒すのだけはなれないのか、ヤマトは瑠衣にそう注文する。

瑠衣「はい!」

用意してきたようにサイズがぴったりのストッキングを渡す。

5月第3週、休日。

瑠衣「ヤマトさん、朝食ができましたよ?」

ヤマト「……すぐ行く」

シーツを払いのけ、ズボンを探す。

瑠衣「パジャマも用意した方がよかったでしょうか?」

ヤマト「楽だからこれでいい」

寝たまま来ていた男物のシャツのボタンをしめ、ズボンとベルトをする。



ヤマトの行動
1風紀委員室に向かう
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

アヤノ「……ヤマト!?」

瑠衣「はい」

やけにニコニコとする瑠衣と、目を向いて驚くアヤノ。

他の委員もその変わりようを見物する。

アヤノ「ふわぁ……流か」

ヤマト「ああ……きっかけは忘れた、戻し忘れてた」

決してあの撮影のことは他言せずはぐらかす。

アヤノ(流め……気が済んだら戻せって言ったじゃないか……)

ヤマト「で、なんだ?」

アヤノ「あ、ああ……こほん、私達は今起きてることとすでに起きたことを解決するのが仕事だ」

咳払いし、彼女はヤマトを見る。

アヤノ「今起きてることは学校の巡回で済ませるわけだが……」

ヤマト「すでに起きた、起きていることを解決するんだな」

アヤノ「そう、つまり生徒会も未解決の悪人や無法派閥を折檻するお役目だ」

そう言い、一枚の紙を投げる。

アヤノ「好きな獲物を選んで、ああでも派閥解体は二、三人連れていったほうがいい」

紙に書かれている名前と顔を目に通す。



倒す獲物の名前と容姿、派閥トップならそのように記入を
>>下1~3までで一番高いコンマ

狙いは魔女じみた格好の女生徒。

二年、黒木 瑠璃……二年生としては珍しい派閥持ち。

ヤマト(さて……この辺りだが……)

根城としている空き教室を見れば、魔女のような格好のものがちらほらといた。

ヤマト(いない……どこに……)

瑠璃「あら、こんな休日に何しているの?」

ヤマト「―――っ!?」

瑠璃「……あら、予想外に可愛い子」

振り向いた時には、すでに瑠璃の胸の中にいた。

慈愛の抱擁ではなく、絞め殺す蛇を連想させた。

瑠璃「みんなのオモチャにしても良いけれど……一番手は独り占めしようかな」

ヤマト(まずい……ここからどうする……瑠衣は別棟にいる……こいつの情報……能力は……)



瑠璃の能力
下1~3までで一番高いコンマ

瑠璃「ここなら、みんなにはバレないかな?」

屋上にたどり着くと、瑠璃は拘束を解きヤマトと向かい合う。

ヤマト(確か奴の能力は『黒魔術(ヘカティック・ワーク)』……運命の選択権、確率変動)

息を整えながら彼女は意識を尖らせる。

ヤマト(……何か、弱点があるはずだ……)

無敵とも言える能力に対しても、ヤマトは戦意の炎を燃やし続けた。



戦闘 1/3
00~61???
60~31ふいに彼女が話しかけてくる
30~01彼女は無造作に距離を詰め始める
下コンマ

瑠璃「無駄無駄、思考が追いつかない確率を選んだもの」

ヤマト「……っ!」

早くも威圧的でもない歩行は恐ろしく無防備だが、ヤマトの本能レベルの反応の網から容易くすり抜けていた。

瑠璃「はい、どうする?」

ヤマト「このっ!」

瑠璃「右手だよね、知ってた」

初動を狩られ、受け流されたせいで瑠璃にもたれかかる。

瑠璃「ほら、頑張って?」

励ますように囁かれ、彼女を突き飛ばすように距離を取る。




戦闘 2/3
00~76???
75~46体勢を立て直すため能力を全力で発動する
45~26しかし突き飛ばす感触は錯覚だったように再接近される
25~01だが一歩後ろに下がった瞬間何かに足を取られ転ぶ
下コンマ

ヤマト「っ!?」

だが距離を取る前に足を取られ転ぶ。

瑠璃「あはは、大丈夫?」

気の毒そうに笑いながら、ヤマトからマウントを取る。

……いや、正確には乗っかっただけだが。

瑠璃「そろそろ終わらせよっか」

ニヤニヤと笑い、両手を拘束する。



戦闘 3/3
00~81???
80~61屋上全体に衝撃波を送る
60~31起死回生に頭に衝撃波を流しこもうとする
31~01負けを認め抵抗をやめる
下コンマ

瑠璃(……んー……分岐も多いしこっちかな)

少しだけ笑い、そして確定させる。

ヤマト「……降参だ……好きにしろ……」

瑠璃「そーお? んふふ、好き放題させてもらうね?」

そう言い立ち上がらせ、ローブの中で抱きつくように包み込む。

瑠璃(さて……どこに行ったら邪魔が入らないかなぁー?)

後ろから抱きしめ彼女の身体を楽しみながら、確率を観測し最善を確定させるべきか考える。



瑠璃の行動
下1~3までで一番高いコンマ

瑠璃(まわそうかな? ダメだ、風紀委員が来た……じゃあ肉便器に? ノー、誰か来た……お友達かな?)

面倒なことや荒事が起こる確率がある選択肢を避ける。

瑠璃「じゃあ、私の部屋に行こっか?」

ヤマト「…………」

瑠璃「効率的に堕としちゃうね? 評判だよみんなには」

髪を一房手で掬い匂いに嗅ぎながらニヤニヤと笑う。

……そのまま瑠衣を避けるように校内を歩き、二年生の寮に向かう。

瑠璃「はぁい、よぉこそー」




瑠璃の調教
下1~3

瑠璃「ほぉら、ここがいいのかなぁ? ワンちゃん」

可愛がるように秘所を愛撫し、何度も絶頂させる。

首輪についた細い鎖を引き、悔しそうにするヤマトの唇を奪う。

瑠璃「あはは……結構気に入っちゃった、このまま可愛がっちゃおうかな?」

そう言い、ぐったりとした彼女をベッドに放り枕元を探る。

その間も足で頭を撫で自らの支配欲を掻き立てる。

瑠璃「はいワンちゃん、おねだりして?」

ペニスパンツわ取り出し履きながら瑠璃はそう笑う。

ヤマト「……誰が……」

口答えする前に頭を踏まれマットに沈む。

瑠璃「くださいって言葉以外聞きたくないなぁ」

そう言い首輪の鎖を引き立ち上がらせる。

ディルドは大きくヤマトのヘソまで届いている。

瑠璃「ほら、欲しいってねだって? 自分から」

ヤマト「はっ、ひぁ……はぁ……はぁ……っ」

激しいバイブに何度も絶頂を迎えかけるが、そのどれも途中で止められる。

『黒魔術(ヘカティックワーク)』の確率変動による完全な管理にヤマトはひたすら弄ばられる。

ヤマト「お、まえ……くあっ!」

瑠璃「口じゃなくて舌動かしてねぇ?」

足をグイと顔に押し付け、嗜虐的に笑う。

瑠璃(まあ足も舐めさせたし……『黒魔術(ヘカティックワーク)』、確立上昇)

満足そうに息を吐き足元に目線を下ろす。

ヤマト「く、ぅ……ん……」

瑠璃「もういいかな、足舐めるのは……ねえ、まだ?」

ヤマト「…………挿れて……くだ、さい」

瑠璃(嫌々か、なかなか抗うねぇ)

そう思いながら、思い切り彼女の子宮を押しつぶすほど激しく挿入する。

ヤマト「ひ、くぁ……っ、ぅ……!」

瑠璃「苦しい? まあでもいつか気持ち良くなるよ」

ニヤつきながら、彼女は激しく腰を振るい始める。

ヤマト「……はぁ……く、ふぅ……」

愛液と汗で濡れた彼女はフラフラとベッドから立ち上がる。

瑠璃は散々弄ったからか疲れたのか、シャワーから帰ってきたと思ったら気づけば寝ていた。

ヤマト(好機なんだが……ここまで疲弊すると、能力もろくに……)



ヤマトの行動
1救援を呼ぶ
2自力で抜け出す
3その他安価を実行
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト(自分のケツくらい、拭ける……っ)

制服を掴み急いで着用し、そのまま寝室から出る。

なんとか廊下に出るが、ちらほらと黒い魔女のような格好の人物がいる。

黒木派閥の者達だろう。

ヤマト(戦闘は避けなければ……能力は疲労と気力の限界でろくなもんじゃない)

よろよろと歩き出す。



脱出
00~81風紀委員が来る
80~61知り合いと出会う
60~41???と出会う
40~21派閥の者に追われる
20~01瑠璃に捕まる
下コンマ


高いほど仲の良い相手
下コンマ

ヤマト「お前、は」

ミランダ「あれ、ヤマトちゃん」

廊下の角から現れたミランダに、ふらついていたヤマトはその身を預けるように倒れる。

ミランダ「大丈夫? 家まで送ろうか? それとも私のところ来る?」

ヤマト「…………眠い」

ミランダ「よしよし、良い子良い子」

何かを察したのか彼女に肩を貸し自分の部屋まで運ぶ。

ミランダ「えっと、何があったの? 何したら良い? パンツ返そうか?」

ヤマト「…………」

ミランダ「お姉さんに任せてみない? 女の子限定ならなかなか強いと思うよ?」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「……勝てるのか?」

ミランダ「わかった、任せて!」

ホホずりしながら彼女はニコニコと部屋のベッドに寝かせる。

ヤマト「勝てるのか、と……聞いている」

ミランダ「任せて、寝てて良いよ」

ニッコリと笑い、ヤマトの頭を撫でる。

ヤマト「…………いつか私が倒す……だから……」

ミランダ「大丈夫、その時の分は残して上げるよ」

ヤマト「……策はあるのか、あいつの能力は」

ミランダ「匂いからして瑠璃ちゃんでしょう? ヤった後だから匂いからわかるよ」

確かに、密着していた時間は長くそして彼女は雌の匂いを強くはなっていた。

ミランダ「それなりに考えはあるから、安心して寝てて?」

頬にキスをし、寝室から出て行く。

『黒魔術(ヘカティックワーク)』には二つの攻略法をミランダは考えていた。

逃げ場を少しずつ潰す長期的な策と、変動の余地のない運命を叩きつける短期的な罠。

能力と性格ゆえ、短期的な手段を選ぶ。

ミランダ(まあつまり、『魔女(ファムファタル)』を逃げる余地ない距離まで詰めてしまえば勝つ)

そう判断した彼女は目的の場所を目指す。

ミランダ(……問題はすでに見透かされてる可能性か……)

苦笑いしながら彼女はドアを叩く。



勝敗
00~76ミランダ圧勝
75~51ミランダ辛勝
50~26瑠璃辛勝
25~01瑠璃圧勝
下コンマ

ミランダ「やば……っ」

反応する前にドアは激しく開かれ、数人の黒マントの男達が現れ彼女の腕を掴む。

瑠璃『確かに下の階の部屋からなら結構近いわよねぇ?』

ミランダ「お見通し、ってこと……」

姿は見えないが、おそらく本人ではなく通話越しにいるのだろう。

瑠璃『あの子の居場所を教えてくれたら解放して上げるけど?』

ミランダ「…………バァカ!」

瑠璃『みんな楽しんでねー』

小さな悲鳴とともに彼女は空き部屋に飲み込まれドアは勢いよく閉じる。

5月第4週、前半。

ヤマト「………………」

目を覚ますと、誰もいなかった。

恐らく、ミランダは負けたのだろう。

ヤマト「……クソ…………!」

マットを殴りながら、彼女はその部屋から出る。




ヤマトの行動
1風紀委員室に向かう
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5黒木派閥の解体
6安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

流「……確率操作……?」

ヤマト「ああ、面倒な奴だ」

流「勝てるんですか……?」

ヤマト「策はある、試せないがな」

そう、瑠璃の能力の一番厄介な部分は離脱を許さない部分だ。

推論や仮定で本番に移らねばならない。

ヤマト「近くではないと発動できない、見る意識や変える意識がなければ確率は分からない、100%や0%を変動できない、あまり先の確率をしれない」

今の状況や経験から、彼は4つの条件を挙げる。

ヤマト「少なくともこの二つ、細かいのだともっとあるかもしれないが……『黒魔術(ヘカティックワーク)』には条件がある」

流「なるほど…………何か、手伝えないでしょうか……」

ヤマト「俺が人を集めるんだが……1人風紀委員辺りから戦力になりそうな奴を連れてきてくれ」

そう言い、辛うじて取り返した携帯を取り出す。



ヤマトが連れて行く相手
下1~3までで一番高いコンマ

いつもの癖で「までで一番高いコンマ」ってつけちゃいました。

やり直します

下1~3

派閥構成員を足止めさせる変動の一助を釘づける『玩具愛玩(ピュグマリオン)』を持つ蜜。

身体能力を底上げし変動のタイミングを奪う『生命の実(セフィロト)』を持つくるみ。

勝利を確定させ確率変動による逃げを潰す『契りの楔(キスマーク)』を持つ聖。

ヤマト「潰すには最適なメンツだと思っている」

くるみ「えっと……私は風紀委員だしいいんだけど……」

そう言い部外者、蜜と聖を見る。

蜜「聞く限りやることは簡単だしいいよ」

聖「まあ僕も最後にキスするだけでしょ? オッケーオッケー」

くるみ「……わかった、よろしくね2人とも」

皆の意思を確認した時、ヤマトの携帯が震える。

ヤマト「流が呼んだ助っ人が来たらしい……ここで待っててくれ」



助っ人の名前と容姿
下1~3までで一番高いコンマ

流「風紀委員の知り合いの……」

時子「或間 時子です……依頼を受け派閥解体に協力しに来ました」

怜悧な印象の彼女が静かに会釈する。

くるみ「わ、私も風紀委員です、初めまして」

ヤマト「……よろしく頼む」

時子「はい、微力ながらお手伝いいたします」

それぞれに挨拶を終え皆一度腰を据える。

ヤマト「お前の能力を教えてくれ、作戦に組み込む」



時子の能力
下1~3までで一番高いコンマ

時子「能力は『獅子奮迅(ユーウェイン)……四肢の爪を伸ばし攻撃します」

ヤマト「わかりやすい戦闘系か……ちょうど足りなかったんだ、構成員の足止めと黒木討伐にはぴったりだな」

役割は大体決め、ヤマトは指示を下す。

ヤマト「基本的に『黒魔術(ヘカティックワーク)』は後手に回らせれば逃げ場を削れる」

蜜「そこで私の人形達でジワジワ包囲して行くわけだね?」

ヤマト「ああ、囲まれたと気付いた時はもう遅いって状況を作る」

聖「まあ僕は出番までは待機してるよ」

ヤマト「それでいい、くるみは俺と時子を強化したら聖のそばにいてくれ」

くるみ「うん……頑張ってね」

瑠璃「そっちはどう? ……そう、ダメ……分かった」

冷や汗を流しながら、瑠璃は派閥構成員を引き連れ郊外の森を歩く。

……恐ろしく素早く統率の取れた包囲網で瑠璃は逃げ場を失いつつあった。

瑠璃(どうしたものかしら……まさか直径300メートルの包囲網とは……流石に予測では見えなかった)

彼女の確率変動の予測は最大で十分、確率が低くなるほど精度や時間は低くなる。

瑠璃(モタモタしてると選択権すら奪われるわね……)

万能に近い『黒魔術(ヘカティックワーク)』にも枷は付いている。

時間があれば深く検討ができる、だが検討中は行動の放棄だ。

時間は慈悲なく流れる、変動のタイミングの喪失は不可逆だ。

瑠璃(チェック、か……早指しに持ち込まれるなんてね……)

最善と判断した選択がさらに十分後、不可避の被害が待ち構えていることも何度かある。

瑠璃(となると狙うは短期的最善を尽くすことで被害を抑えること、か……やるわね……)

予測の外の敵を賞賛しながら、素早く検討を続ける。



作戦成功の判定、高いほど補正がつく
下コンマ 人員:+10

最善手を選び続ければ最善の結果を得られるわけではない。

それは最善に見える行動であり、ひょっとすれば悪手や次善の行動こそが最善を得られるかもしれない。

瑠璃(石橋をどうすれば結果はわかる、ただしその結果のさらに先は見えない……私の能力ほど悩ましいものはないと思うわぁ)

クスクスと笑いながら、彼女は構成員を連れ歩く。

彼女がとった行動は2点を斥候に包囲網と戦わせ、その間の手薄な場所を狙って最小の損害で包囲を突破することにした。

瑠璃(もし敵が複数人を仲間内させる能力なら全滅……まあ、10%の確率なら試すべきよねぇ)

そして歩いていると、包囲網の穴の先には2人の男女が立ち塞がっていた。

瑠璃「初めまして、風紀委員の人達……昨日の一年生の仇? それとも二年生のあの子?」

ヤマト「俺が再挑戦しに来ただけだ」

瑠璃「あらそう? 頑張ってね?」



戦闘 1/3
00~61二人の間に構成員が割って入る
60~31人形達が戦闘に介入する
30~01時子が構成員に突撃する
下コンマ

時子「……なん、と……」

手はず通り構成員を足止めしようと、彼女は『獅子奮迅(ユーウェイン)』を使い蹴散らそうとした。

だが、構成員の手にはワタのようなものが握られ、爪の攻撃をそのワタで止められた。

ヤマト(人形から奪ったものか……っ)

瑠璃(確認はできないけど止められたね……よかった、この分岐なら勝てる確率は上がる)

お互いに正反対の表情を浮かべながら、静かに距離を探る。



戦闘 2/3
00~61増援の人形がやってくる
60~41時子の加勢にヤマトも走る
40~21何度か対抗はするが分散した構成員が戻ってくる
20~01完全に時子が鎮圧させられる
下コンマ

時子「っ!」

ヤマト「無事か」

逡巡無く駆けたヤマトは素早く時子を救出する。

時子「申し訳有りません」

ヤマト「あり得る出来事だ、支障は無い」

彼が離れても、瑠璃はそこから逃げ出さない。

瑠璃(……みんながいないと詰むわね……多対多に持ち込まないと捕まるって作戦ね)

後手に回った事に苦笑しながらも、彼女はまだ余裕の笑みを浮かべる。

瑠璃(可能性は最大で35%……ふふ、上出来な可能性ね)



戦闘 3/3
00~66増援の人形がやってくる
65~36総力戦に持ち込まれる
35~01素早い構成員が走り出す
下コンマ 作戦:+5

寝落ちしました
あと構成員の奴は面倒なので描写してないだけです
身体強化とかそこらへんにしてください

聖「あらら……混戦だ」

着ぐるみの中から彼はそう呟く。

聖「ねえ、どうするのさ!」

ヤマト「適当に逃げろ、時子も用意してる人形の中に入って逃げる」

聖「君は?」

ヤマト「黒木を追う、追っている人形がある」

蜜と通話をしながら聖にそう指示を下す。

聖「ゆっくり向かうよ、頑張って」

踵を返しクマの着ぐるみは戦闘を離れる。



追跡判定
00~67先回りする
66~34追いつく
33~01撒かれる
下コンマ 人形:+10

瑠璃(ダメね……30%以下に下がらない……これ以上は行動しないと……)

彼女が駆け出した途端、その先にヤマトが立っていた。

ヤマト「俺が現れる確率はどれくらいだった?」

瑠璃「……参った、降参よ……」

両手を上にあげ、観念したように溜息を吐く。

瑠璃「生徒会じゃないだけマシよ……そっちの会長に裁きは任せるわ」

ヤマト「ミランダはどこだ」

瑠璃「…………知り合いなの? 昨日輪姦して私の部屋……まあそんなに落ち込んでる様子はないし、もう帰ってるんじゃない?」

ヤマト「そうか……変なことはするなよ」

瑠璃「……揺らして帰った方が確実だって見えたわ、やれば?」

ヤマト「何もしなければ俺からは何もしない」

瑠璃「優しいのね……」

アヤノ「あなたが黒木派閥のトップ、黒木 瑠璃で間違いないな?」

瑠璃「ええ、その通り」

物怖じせず、静かにアヤノの事務的な言動に返答する。

裁きを待つその様は、彼女の服装も相まって魔女裁判のように感じられた。

アヤノ「あなたは徒党を組み校則違反を犯したことを認めますか?」

瑠璃「ええ、認めます」

潔く受け入れる彼女は、どこか穏やかな表情を浮かべている。

アヤノ「……では、黒木 瑠璃……あなたに罰を与えます」



瑠璃に課せられた罰
下1~3までで一番高いコンマ

とんでもねえのが来たな

流石に『課す罰』ってカテゴリからは逸脱しないで欲しかったな

書く抑止として今回は再安価する、キッツいのでも一応書くけれどルールは守ってくれよな!


瑠璃に課せられた罰(悪い行いに対するこらしめ。しおき)
下1~3までで一番高いコンマ

説明してくれてありがたいけれど下にずらすよ
意図がわからなかったわけではなく、意図と違良すぎるのが今回の問題だしね

まあでも安価自体はとってくれていいです、判断をこっちに任せてくれるなら

アヤノ「今回の捕縛の発案者、ヤマトに協力することを命じます」

その言葉を受け、瑠璃は静かに跪く。

瑠璃(愚連隊や生徒会……それから鳥羽派閥に身をまかせることだけは避けた……これ以上は無粋よね)

薄く笑いながら、ヤマトの元に歩き出す。

瑠璃「改めて、初めまして……よろしくね?」

ヤマト「ああ……」

瑠璃(……どこかで見たような……?)

そう思いながら、彼女は風紀委員特製の首輪をつけられる。

アヤノ「卒業生の人がくれた特別な首輪だから、無くしたり取られたりするなよ?」

ヤマト「肝に命ずる」

風紀委員室から帰れば、流の姿がなかった。

机に書置きがあり、そこには『ベッドでのリベンジ頑張ってください』と書かれていた。

ヤマト(……別にリベンジは狙ってなかったが……)

背後について来た瑠璃を振り返り、そのまま部屋の奥に連れ込む。

ヤマト(あの首輪を試して見てもいいか)

風紀委員卒業生の贈り物、風紀委員が課す罰としてしか使えぬ代わりに強力な力を持つ道具。

ヤマト(オーパーツとはよく言ったものだ……)

複数人の手によって作られた、言わば魔人が作った魔具。

その効果のほどを、実際にヤマトは見ることにした。



首輪の能力
下1~3までで一番高いコンマ

・クリアは一年を生きて過ごすこと、ゲームオーバーは特に考えてない
・ただ被りしてもいいし上位下位互換もあっていい

魔具『生殺与奪権(アンダードック)』それは能力の強弱をつけたものの意向に合わせ調整されてしまうという代物。

無力な常人にも、使い捨ての駒にも使える魔具だ。

瑠璃「………………」

ちなみに、今は完全にオフに設定している。

つまり……数秒先の未来も予測できなければ確率は確率のままということになる。

ヤマト「……黒木」

瑠璃「っ、何……?」

知覚系の魔人はその能力に頼っている傾向にあり、瑠璃もただ不意に自分の名を呼ばれただけで大げさに反応する。

数十分前の彼女からは考えられぬほど怯えていた。



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

寝ます

ヤマト「これでよし……」

女性の姿に変わったヤマトを見て、瑠璃は目を丸くし驚く。

瑠璃「あの、時の」

ヤマト「……一時的に能力は戻してやる、負けたままは癪だしな」

瑠璃「どうりで見たことがあると思ったけど……ふふ、また可愛がってあげる」

ニヤニヤと笑い、自分の制服を脱ぎ始める。

瑠璃「ほら、おいで?」



リベンジの結果、どっちが勝ったか
下1~3までで一番高いコンマ

背から抱きついた瑠璃はクスクスと笑い、愛液塗れの手をヤマト自身に舐めとらせる。

瑠璃「結局こうなるのねぇ、ふふ……」

唾液のついた指を舐め、そしてまた秘所に挿入する。

瑠璃「ダメよぉ~? 男の子じゃなくて女の子の体なんだから、相手も動くって考えなきゃ」

とろけた表情のヤマトの唇を奪い、そのまま胸と秘所を弄り始める。

瑠璃「朝までイかせてあげる」

5月第4週、後半。

……気を失っていたのか、彼女はよろよろと食卓を目指す。

流「んん、んむっ、ふぐっ!?」

瑠璃「ちゅぷ……んんっ……ぷは、おはよう」

台所には服の乱れた流と、全裸に黒いローブの瑠璃が熱いキスを交わしていた。

……瑠璃が襲ったのだというのはすぐにわかったが。

瑠璃「ねぇ、帰ったらお風呂一緒に入りましょ?」

ニコニコと笑う瑠璃の瞳は、邪な感情が見て取れた。

ヤマト(初手を間違えたな……この女、想像以上にやる)



ヤマトの行動
1風紀委員室に向かう
2学内を見学する
3知り合いとあそぶ
4学外の街に繰り出す
5安価の行動を実行
下1~3で一番高いコンマ

アヤノ「まだやれるのか?」

ヤマト「問題ない」

一応気を使いながらも、派閥相手に大立ち回りを演じた彼女の活躍は十分認めていた。

アヤノ「すぐにとは言わないけど、生徒会が動く前に頼むよ」

そう言い、紙を投げ渡す。



倒す獲物の名前と容姿、派閥トップなら記入を
>>下1~3までで一番高いコンマ

アヤノ「睦月 龍か……」

ヤマト「知ってるのか?」

アヤノ「……強姦してそのネタで脅し、売春をさせてるらしい」

ヤマト「まあ確かに悪い奴だな」

アヤノ「悪い奴どころじゃないよ、売春は生徒会が動く案件だ……被害者が殺されたケースも今までにいくつもある」

静かに、アヤノはその怒りを露わにする。

アヤノ「……任せられるね?」

ヤマト「ああ、玉潰してきてやる」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

連れてく人、複数でも可
下1~3までで一番高いコンマ

くるみ「今日はよろしくね?」

ヤマト「ああ……」

二人は放課後の港町に繰り出した。

制服から着替えくるみは白いワンピース、ヤマトはいつもの男物のシャツとズボンで目撃情報の多い場所で待っていた。

くるみ「えっと、とりあえずどうしようか」

ヤマト「暇そうに歩けば良いんじゃないか?」

そんなことを話しながら、二人はとりあえず喫茶店にはいる。



起きた出来事
下1~3までで一番高いコンマ

くるみ「や、やめ、離して……っ」

数人の女性に囲まれ、そのまま眠らされる。

……そのまま店の裏に連れ込まれ、くるみは何処かに消えていく。

ヤマト「………………」

一方彼女はそんなことはつゆ知らず、一人でコーヒーを飲んでいた。

ヤマト(…………暇だ……)

少しずつコーヒーを飲みながら彼女は息を吐く。




その間起きた出来事
下1~3までで一番高いコンマ

龍「やあ、おねえさん! 1人?」

ヤマト「…………」

答えを待たずその男、龍は隣の席に座る。

……決して悪人には見えないが、つまりは表に出さない男なのだろう。

ヤマト(さてと、ひとまず金タマ潰す前にしなきゃいけないことがあるんだよな)

龍「ねえ、何年生?」

ヤマト「一年生だ」

龍「へぇ! 同級生かと思ったよ」

……徐々に彼は距離を詰め始める。

龍「ねえ、場所変えない?」

ミース

書き直しまーす

雅美「またあったねぇ」

ニコニコと雅美は笑い、隣の席に座る。

ヤマト「……今日はひとがいる」

雅美「じゃあ三人で、お茶しよっか? そのあとカラオケとか行かない?」

ヤマト「迷惑だ……触るな」

雅美「サイズ合ってないねぇ、お兄ちゃんのお下がりとか?」



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

雅美の知ってる情報、高いほど親しく事情を知ってる
下コンマ

雅美「ああ、あーいう悪い人はダメだよ、取っ替え引っ替え女の子と遊んでるからさ」

ヤマト「……お前は違うのか?」

雅美「僕はほら、真剣にさ、お姉んともね?」

肩を抱きながら雅美はそう笑う。

雅美「遊ばれちゃうこともご愛嬌ってことで」

ヤマト「……もういい」

雅美「うんうん、楽しい話ししよっか、名前とか教えてくれない?」

ヤマト(……くるみの奴遅いな……)



ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

雅美の能力
下1~3までで一番高いコンマ

雅美「僕の能力は『双児宮・陽(ジェミニ・ポルックス)』……女の子の方の僕と合体する能力と、僕が死んでも女の子の方が生きていれば復活する能力だよ」

ヤマト「女の方がいるのか……」

雅美「まあ顔そっくりだからついてるかついてないかくらいだよ違いは」

ニコニコと笑い、彼はヤマトの長い髪を弄り始める。

ヤマト「……人探しをしている、目的が果たせられたら一日くらい付き合ってやる」

その言葉を聞き雅美は目を輝かせる。

雅美「それじゃあさっさと終わらせようか!」

ヤマト「……そうか……」

二人は席を立ち、早速行動に移す。



起きた出来事
下1~3までで一番高いコンマ

そろそろ2スレ目を作るので

〇〇「2スレ目」

って感じにコールする登場人物
下1~3までで一番高いコンマ

街角に立ち、獲物が来るのを待つ。

遠くで雅美が二人がかりで見守っているらしく、ちらちらとその姿が見える。

ヤマト「……さて……」

出来るだけ暇そうに、缶コーヒーを飲みつつ時間を潰す。

ヤマト(釣れればいいが…………)



作戦の成果
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト(……あれは……四条院派閥の……)

静かに尾行し、ヤマトは裏路地にたどり着く。

雅美も後方についてきており、振り返れば二人の姿が見える。

ヤマト(売春の元締めに四条院派閥が噛んでるとはな……)

裏道を進み、さらに奥へ進む。

ヤマト(だが、睦月姿が見えないな……)



奥に進んだ時に起きた事
下1~3までで一番高いコンマ


取引現場を目撃してさらに売られている最中?
ちょっと展開すすんでないから再安価、出し方悪かったわ

ヤマトの行動
下1~3までで一番高いコンマ

ヤマト「……そっちはどうだ?」

雅美「みつからないなぁ」

雅美「こっちもー」

三人は辺りを調査する。

取引現場から本拠地まで、おそらく離れてはいないだろうという推理だ。

ヤマト「なにかあればいいが……」



情報収集の結果
下1~3までで一番高いコンマ

続きは2スレ目で、適当に埋めといてー

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