南条「猫耳戦隊ニャンダー5……だと……」 (70)
※ 特定の猫耳アイドルに対し、キャラいじりアリ。注意
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アーニャ「アカい大地よりの使者、ニャンダーレッド」
凛「水面に刻む蒼の旋律(アイオライト)、ニャンダーブルー」
春菜「レンズの輝きは心の輝き、ニャンダーイエロー」
雪美「…………猫は友達……ニャンダーピンク」
のあ「……私の計算は完璧よ、ニャンダーブラック」
一同「「「「「五人揃ってニャンダー5!!」」」」」
一同「「「「「ただいま参上!!」」」」」
アーニャ「ダー……貴方を守る」
P「——という企画を考えてみたんだが」
みく「おかしいのにゃッ! なんで、みくだけ仲間外れなのにゃ! リテイクを要求するにゃ!」
南条「すげー! 戦隊とライダー、二大ヒーローの共演だー!」
みく「みくの話をき・く・の・にゃーッ!!」
P「どうしたんだ、みく? いじめにでも遭ってるのか、相談に乗るぞ?」
みく「いま、Pちゃんにされてる真っ最中にゃあ!
老舗猫耳アイドルに対するニャン権軽視ですにゃ、奥さん!」
P「HAHAHA、何をそんなバカな。なあ、キャサリン?」
みく「深夜の海外通販のノリで誤魔化しても許さないにゃ」
P「おおっと、それでも前川審判の判定は覆らない」
みく「猫キャラといえば前川みく。前川みくといえば猫キャラ。
この猫耳アイドル界・鉄の掟を蔑ろにするなんて、不義理もいいところにゃ」
P「初めて知りました、猫耳アイドル界。耳だけに初耳です」
みく「そういうつまんないボケは、ノーサンキューにゃ!」
P「お父さん、うちのみくが反抗期なの!」
みく「いつからPちゃんが母親代わりになったのにゃ! こっちだって、こんな母親お断りにゃ!」
P「この子ったら、どこでそんな口のきき方を覚えたんだい。まったく……親の顔が見てみたいわ」
みく「はいにゃ」
P「あら、綺麗な手鏡ね。あんたのママ、よく人の顔色窺ってるって言われない?」
みく「そんなわけないにゃ。だって気にしてるのは、覗き込んでるPちゃんにゃんだもの」
P&みく((チラ))
南条「コント、もう終わった?」
P&みく「「あ、はい」」
南条「すごいね。打ち合わせもなしに、即興でここまでできちゃうんだ」
P「まあね」
みく「付き合いの長さ=Pちゃんのプロデュース歴とほぼ一緒だしにゃあ」
南条「ふたりを見てると、アイドルは喧嘩するのも仲直りするのも
見世物にしないといけないのかな?、て考えさせられる」
P「そんなわけないだろ」 みく「そんなわけないにゃあ」
P「この人が特殊なだけなんだ」 みく「この人が特殊なだけなのにゃ」
南条(子供ながらになんともいえない表情)
みく「もういいにゃ、その話題はここでおしまいにゃ。
それに、みくはまだ怒りが治まったわけじゃないにゃ」
P「いまのネタ振りじゃないの?」
みく「違うに決まってるにゃ。どれだけクール属性縛りでいきたいのにゃん、Pちゃん
クール教信者なのかにゃ?」
P「みくびってもらっては困る。自分はキュートもパッションも分け隔てなくアイドルが好きだぜ」
みく「南条ちゃん、ひとりのときはPに気を許しちゃダメにゃよ?」
南条「わかった」
P「話ヲ真面目ニ聞イテクダサイ」
みく「穿った見方をされる発言は、みだりにしないことをお薦めするにゃ」
P「善処します」
みく「みくだって子供じゃないにゃ。多少は、大人の事情に気を割くつもりでいるにゃ」
P「あのう、Pに対してはいかほどで?」
みく「むしろこっちが気を割いてほしいくらいにゃ!」
南条「言ったそばからよくそんな発言ができるね、P」
みく「まったく……Pちゃんはまったくもう。いまの戦隊メンバーの人選は明らかに強引なのにゃ。
猫耳衣装持ちの雪にゃん・のあにゃんはいいにゃ。猫好きの春にゃんも、まあわかるにゃ。
でも犬好きの凛ちゃんと、あだ名がそれっぽいだけのアーニャは見逃すことはできないにゃあ」
P「あ、菜々さん? いま会議スペースにいます。幸子にもそう伝えといてください。はい、ではよろしく」
みく「こら、そこのP。なに電話してるのにゃ。Pならアイドルの話は真摯に耳を傾けるべきにゃ」
P「ほら、4弾組のCD発売祝いも、事務所のみんなでささやかにやりたいじゃん?
みくたちのときみたいにさ」
みく「……ずるいにゃあ、Pちゃん。こっちだって真面目に話してるのに」
P「聞いてた聞いてた。みなまで言うな、わかってるって。
猫との関連性だが、凛は……そうアレだ。こないだラジオで猫キャラやっただろ?
これが結構評判よくてな。ギャップ萌えっていうの? 普段見せない猫耳キャラがウケたそうな」
常時猫耳なんて萌え希少価値(レアリティ)ゼロって言いたいのかにゃ、Pちゃん?」
南条(みくにゃん、目が笑っていない。あれは、敵を屠る戦士の目だ……)
P「いやいや、まさかまさか。ソンナコトナイデスヨ」
南条(ふたりの激気(げき)がせめぎ合ってる。これが噂に聞く、大人の交渉術というやつか)
みく「……じゃあ、アーニャの件はどうなのにゃ?」
P「それなんだが、これはまだ誰にも言ってない秘密なんだが……ふたりとも心して聞いてくれるか?」
みく&南条「…………(ゴクン)」
P「実は……まだ虹色造形企画さんから、衣装が納品されてないんだ」
みく「はァ!? 勿体つけて、そんな理由なのかにゃア?」
P「声が裏返ってるぞ、みく。イライラしがちならカルシウムを取るといい。はい煮干し」
みく「ウルトラ余計な、お世話にゃあ!!」
南条「P、遊び半分でみくにゃんをからかうのはやめようよ」
P「南条、俺はいつだって真剣に接してるつもりだ」
みく「なおさら悪いにゃーッ!!」
南条(虎だ。闘いに飢えた虎がここにいる)
P「いったい何を勘違いしてるんだ、みく? 俺は別に“みくは出番なし”とは一言もいってないぞ?」
みく「にゃにゃ?」
P「最初の五人ではないが、みくもきちんとキャスティングしているのさ。この早TO・CHI・RIさんめ」
みく「Pちゃん……その仕草は正直イラッっと来るけど、ちゃんと選んでくれて、みく嬉しいにゃ」
P「うんうん、そう言われるとP冥利に尽きるよ。あと、その一言多い癖も直そうな?」
みく「それでそれで、みくはいったい何の役なのにゃ? あ、わかったにゃ。
いわゆる追加戦士枠なのにゃ? 南条ちゃんに教わったにゃ。
後から登場する追加戦士は、活躍する機会が多くて人気も出やすいって話にゃ」
南条「そのとおりだぞ、みくにゃん! 人気アップ間違いなしだ!」
みく「Pちゃんの一旦下げて持ち上げる作戦は、いつも胃と心臓に悪いにゃあ。
でもでも、みくにゃんはそんな鬼畜Pちゃんと違い、慈悲ぶかーいエンジェル猫だから
琵琶湖並みの広い心で許してあげるにゃん」
P「追加戦士違うよ」
みく&南条「「え?」」
みく「はは〜ん。アイドルとはいえ、殺陣で殴られるシーンを見るのは辛いからマスコット役にゃのね
みくのこと大事に思ってくれるのは嬉しいけど、そこは一人前に扱ってほしいにゃ」
P「マスコットも違うよ」
みく&南条「「ええ!?」」
みく「まさか敵幹部の役にゃ? 悪者っぽい世紀末メイクでトゲ付き露出服を着るのかにゃ?」
P「そんなこと、みくにやらせるわけないだろ?」
みく「な、なら合体ロボの中の人なのかにゃ? 暗いの嫌いにゃ、狭いの嫌いにゃ」
P「顔が映らない役に、アイドル充てるわけないじゃん」
みく「じゃあじゃあ、みくはいったい何の役をやるのかにゃ?」
P「ならば説明しよう。猫耳アイドル・前川みくはニャンダー5の司令官である。
普段のアイドル活動は世を忍ぶ仮の姿であり。有事の際は、影からニャンダー5をサポートするのだ」
みく「……いまいちピンとこないにゃ。南条ちゃん、その司令役はおいしいポジションなのかにゃ?」
南条「そうだな……有名どころだと嵐山長官、それにデカマスターことドギー・クルーガー所長あたりかな」
みく「デカマスター!? 聞いたことあるにゃ! 百鬼夜行をぶった斬る! 地獄の番犬デカマスタ−にゃ!」
P「番犬だから。犬、つまり犬。にゃん付けはどうかと」
みく「みくは自分を曲げないよ!」
南条「でもよかったじゃないか、みくにゃん。
このポジションならレッドたちにも負けない活躍が期待できるぞ!」
P「いや、だから追加戦士違うし、変身ないからね?」
みく「変身しないのにゃ? ぶった斬らないのにゃ?」
P「しないよ。さっきからそう言ってます」
みく「ズッガーン……みく、ショックにゃ」
南条「となると、あっちのパターンかな? 最終回で、敵の親玉を長官が倒したりするタイプ?」
P「それじゃあ、何のためにレッドたちがいるのさ。脇役の本分は、あくまで主役たちの添え物です」
みく「地味でもなんでもなくひどいにゃ」
南条「じゃあじゃあ、上層部との対立から、体を張って部下たちを庇う方かな? 理想の上司的な活躍?」
P「それも違います。前川司令は、彼らにとって唯一にして絶対の上司です。いわば前川独裁です」
南条「ワンマン司令官なんだ前川司令」
みく「勝手に人の名前連呼しないでほしいにゃ。風評被害にゃ」
南条「うーん……なら、変則的だけど中の人が現実で悪者を退治して、話題をさらうとか?」
P「残念ながら、みくにゃんは現実とシンクロしません。喩えるなら、架空上のみくにゃんです」
みく「え、それって酷くない?」
南条「うわあああ。みくにゃんが自我(アイドル)を保てなくなって、限りなく素に近くなってる!?」
みく「Pちゃん、ほんとにこの役は、テレビの前のみんなに好かれる役なのかにゃ?
みく、自信がないのにゃ」
P「ノンノン。そんなことはないぞ、みく! レッドたち共演者もテレビの前の視聴者も、
きっとみくの活躍をみて応援してくれるはずだ。俺が約束する!」
みく「Pちゃん……初めてのライブ対決後、みくをスカウトしてくれた時と同じくらい、
いまの台詞には熱い魂がこもってたにゃ。思い出すだけで涙腺が緩むにゃあ……」
南条「うう……こっちもつられて泣けてきたぞ。これが対立×和解=勝利の方程式なんだな……」
みく「ちなみに、Pちゃんの中だとみく司令はどんなキャラなのにゃ?」
P「アイドル力が弱まり前線を退いたが、気概だけは無駄に有り余ってて、
レッドたちには口うるさいが、自分の立場が窮すると途端に打たれ弱くなる。
そんなかわいい外見とは裏腹に、ちょっぴり迂闊な性格のみくにゃん司令だよ?」
南条「ああ……みくにゃんが、全財産投じてそれでもSRが引けなかった人みたいな顔をしている……」
P「どうした、み——」
みく「黙るにゃ」
P「おいおい、そんな——」
みく「訊きたくないにゃ。顔もみたくないにゃ」
南条「いまのはPが悪い。みくにゃんがあんまりだ。ちゃんと謝ったほうがいい。
ヒーローだって自分が悪ければ、素直に『ごめんなさーい!』て謝る」
P「待ってくれ、これは誤解だ」
みく「誤解も、豪快もないのにゃ!」
P「世の中には『ダメな子ほどかわいい』理論があってだね。手間が掛かる分、愛着も湧いてくるんだよ」
みく「…………そうなのかにゃあ……」
P「当たり前じゃないか! 俺は、みくの魅力を知ってるからこそ、
自信をもってこの役を推すことができるんだ」
みく「……それ……本当に信じていいのにゃ?」
P「みく……おまえはもっと輝ける。俺にその手伝いをさせてくれ」
みく「Pちゃん……。にゃはは……Pちゃんは、みくがいないとダメダメの困ったさんなのにゃ……」
P「そんなにダメダメか?」
みく「ダメダメも超ダメダメにゃ! ……でも」
P「でも?」
みく「ダメダメなままだと困るから、ちょっとはマシなPちゃんにみくが鍛えてあげるにゃ」
P「ほう……言ってくれるな。なら、みくの方はどうなんだ?」
みく「にゃあ♪ “いまは”ダメダメなままのみくでもいいにゃ」
P「それじゃあ俺の手間が減らないじゃないか」
みく「そうにゃ。せいぜい、みくに手間暇をかけるにゃ」
P「なら覚悟しとけ。『もう! いい加減ほっといて!』と言いたくなるぐらい面倒をみてやる」
みく「にゃーん♪」
南条「————さっきも言ったけど、よくそこまでできると感心するよ……いや、ほんとに」
P&みく「「ごめん。すっかりわすれてた」にゃ」
南条「別にいいって。見てて飽きないし」
P「ほら言われてるぞ、みく」
みく「Pちゃんこそ、子供になに言わせるんだにゃ」
P「ええ、ええ。どうせアイドルにダメ出しされるダメダメPですよー」
みく「にゃにおう! ならこっちだってダメダメPに担当されるダメダメアイドルなのにゃ!」
P「うわ、自分でダメダメ猫耳アイドルだって言っちゃってるよ」
みく「うっさいにゃ! 猫耳をバカにすんじゃないのにゃ!」
南条「相棒ってこういうのなんかなぁ? ちょっと羨ましい……」
P「南条はいい子だから、こうはなるなよ? 担当するPが苦労するから。
俺みたいな聖人君子Pでなきゃ、問題児アイドルのPは務まらないのさ」
みく「南条ちゃん、Pの選択はよく考えないとダメにゃよ? こっちが泣きをみるにゃ。
みくのような心優しい人格アイドルじゃないと、こういう傍若無人Pとはコンビ組めないにゃ」
南条「いいなあ……相棒(バディ)憧れるなあ……」
P「あれあれー? 世間の評価と本人の評価が一致していませんよ、みくさん?
偽装表示で行政の介入が必要なレベルじゃないですか?」
みく「お上の指導が必要なのはそっちにゃ。なにが聖人君子にゃ!
ラジー賞筆頭候補が、どの口で大ボラ吹いてるにゃ!」
P「かわいい担当アイドルと思って仏心を出してれば、猫だけに後ろ足で砂を蹴るような真似を……」
みく「それはこっちの台詞にゃ! Pちゃんのためを思えばこそ、みくは我慢してるにゃ!
みくが出るとこ出たら、Pちゃん今頃塀の中にゃあ!」
P「言ったな。それならこっちは、もうみくの弁当で魚料理が出ても代わりに食べてやらん」
みく「むっかあ……のり弁の白身フライで、よくもそこまで恩着せがましくなれるにゃ。
なら、こっちだって事務所のみんなからPちゃんの評判聞いてあげないのにゃ」
P「な!?」
みく「にゃひひ。小心者Pは、他のアイドルたちの評判を気にしつつビクビク働くといいにゃ」
P「強気ですなあ? 食えないからって涙浮かべて、またスタッフさんに余計な誤解を与えるのかなあ?」
みく「ぐぬぬ……」
P「ごめんね。安いご飯しか用意できなくてごめんねってスタッフに言わせるのかあ。
悪いアイドルだなあ、みくは」
みく「ひどいにゃあ! そこはPとして、高いご飯を用意してもらえるアイドルになろうって
励ますべきなのにゃ!」
P(あーだ) みく(こーだ)
南条「ことわざみたいな状況って本当になるもんなんだな。……そうだ!」
P(喧々) みく(諤々)
南条「ちょっといいかな、P(ゴニョゴニョ)」
P「どうした、南条?」 みく(諤々)
南条「違うならいいんだけど、Pひょっとして……ゴー○イジャー見てた?(ゴニョゴニョ)」
P「…………見テナイデスヨ(ゴニョゴニョ)」
南条「誤魔化すならもっと堂々としなよ(ゴニョゴニョ)」
P「さすが南条。その歳で、特撮ヒーローに対する見識と愛は本物か(ゴニョゴニョ)」
南条「いくらなんでも、ダメ指揮官はそっちフラグのが多いからね。カマかけてみた(ゴニョゴニョ)」
P「今後の参考にさせてもらおう(ゴニョゴニョ)」
南条「でもいいの? みくにゃんだけそっち側の設定で?(ゴニョゴニョ)」
P「南条よ。俺は、彼みたいに立場を超えてファンに好かれる前川みくになってほしいんだ(ゴニョゴニョ)」
南条「でも……途中でいなくなるよ、彼(ゴニョゴニョ)」
P「いなくなってもだ(ゴニョゴニョ)」
みく「いなくなるのかにゃ?」
P&南条「「……」」
みく「まさか、この至近距離で(ゴニョゴニョ)付けるだけで聞こえなくなるなんて、思ってにゃいよね?」
P「シマッター。トンダ盲点ダッター」
みく「Pちゃん♪」
南条(ゴクリ……)
みく「いま南条ちゃんと話してたやつ、どういう意味なのかにゃあ♪
みく、あんまし詳しくないから是非教えてほしいのにゃあ♪」
P「そうしたいのはやまやまだけど、Pちゃん口下手だから上手く言語化できないなー」
みく「そう……なら質問を変えるにゃ」
P「なんなりと」
みく「追加戦士役は……いったい誰がやるのかにゃあ?」
P「……」
南条(わかってるんだよね、P。これは質問じゃないことを。
言葉の裏に隠されたみくにゃんの真意に応えるんだ……)
P「それは……」
みく「それは?」
P「ニャンダーホワイト、和久井さんだ」
南条(プロデューサァァあああ!?)
みく「あはは……そうにゃんだ♪」
P「……」
南条「P、どうして!?」
みく(クスクス……クスクス……)
P「悪堕ちって、なんか萌えるよね?」
南条「その選択はおかしいよオォォ!?」
みく「フーンにゃ! だったらお望みどおり、悪堕ちでもなんでもやってやるにゃ!
P思いのエンジェル猫から、激ワルのデビル猫にクラスチェンジにゃ! Pちゃんのバカぁぁああ!!」
P「むしろバッドエンドみくにゃんじゃね? ニチアサ的な意味で」
みく「Pちゃんは黙ってて!」 南条「Pは黙ってて!」
P「うう、ひどい〜(裏声)」
みく「もういいにゃ! みくのカンニング袋が切れて、我慢のここらが限界にゃ!
ワルはワルらしく、深夜の公園でタバスコ吸ってエンマされてやるのにゃ!」
P「落ち着くんだ、みく!」
みく「Pちゃんの話なんて、聞きたくないにゃ!」
P「Emmaはとっくの昔に廃刊してるぞ! いまはFRIDAYとFLASHだ!」
みく「聞きたいのはそんな台詞じゃにゃあぁぁい!!」
南条「もうこれ絶対わざとやってるだろ、P」
みく「あやまるにゃ! みくにゃんにあやまるのにゃあアア!」
P「冷静になって話し合おう! 週刊誌に載っても、我々には出場を取り止める甲子園なんてないんだ!」
南条「今年もあと少しでアレの季節かあ。最終回間際で起きるから関西組は辛いんだよなー」
みく「にゃああアアァァぁぁん!!」
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●
●
菜々「呼ばれてきてみたものの、このオモシロ愉快な状況は何なんでしょうね?」
幸子「さあ? 事務所一かわいいボクでも、さすがにこの状況は図りかねます」
みく「どうしてそう的確に人の好意を無下にできるのにゃ、Pちゃんはッ!?」
南条「アタシのライダー枠をあげるから、それでよしとしようぜ、みくにゃん」
P「みくにゃんに告ぐ。君はだいたい包囲されている。速やかに縛につけい」
菜々「新作のネタ見せですかね?」
幸子「わかりませんよ。かわいい僕と違って、あのおふたりはトラブルありきが常ですから」
みく「うにゃあ……Pちゃんなんか、だいッきらいにゃああアアア!!」
【おわり】
フェスのにゃん×3を見て趣くまま書いたら、みくにゃんがずっと居座っていた
南条の特撮っ子設定をあんまし活かせなかったのは正直すまないと思ってる
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アナスタシア(15)
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渋谷凛(15)
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上条春菜(18)
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佐城雪美(10)
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高峯のあ(24)
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前川みく(15)
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南条光(14)
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安部菜々(17?)
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輿水幸子(14)
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