上条「最後の1つ」 (7)


上条「...」

禁書目録「...」

一方通行「...」

打ち止め「...」


上条(なぜ...なぜ誰も動かない...?)

上条(皿の上に残された最後のから揚げ...)

上条(正直、「何で通行止めとご飯食べてるんですかぁ?」的な事はどうでもいい。大人の事情だ)

上条(禁書目録や打ち止めなんかは流石に俺より早く動けないから省くとして)

上条(一方通行だ...。アイツはおそらくベクトル操作を使って瞬時にから揚げを取るだろう)

上条(そうなる前に、一方通行がチョーカーの能力スイッチONにした瞬間右手で奴を封じ込める作戦だったが...)

上条(なぜ動かない...?)

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禁書目録「...ねぇ」

上条「ッ!」

一方通行「ッ!」

打ち止め「ッ!」

禁書目録「そのから揚げ、いらないなら食べてもいいかな?」

上条「ッ!ま、待ってくれ!」

禁書目録「もう我慢出来ないんだよ~!」

打ち止め「ミサカもミサカも~って、ミサカはミサカは空腹をアピールしてみるぅ!」

一方通行「ちっ...仕方がねェ。ここは公平にジャンケンだ」

上条(なっ!ジャンケンだと!?そんなの、不幸な上条さんが負けるに決まって...!)

一方通行「...」ニヤァァ

上条(笑っているッ!?アイツ、まさかわざと上条さんの不幸力が遺憾無く発揮されるジャンケンを選んだのか!?)

上条「...ま、待ってくれ。それだと不幸な上条さんは不利ですことよ?」

一方通行「あァ?ジャンケンは公平だ。ケチつけンじゃねェ」

禁書目録「そうだよとうま。諦めてジャンケンで決めるかも」

打ち止め「ミサカもその方が未練は残らないかなって、ミサカはミサカはヒーローさんを急かしてみる」


上条(クソっ、まずい!完全に奴らのペースだ...)

上条(...ッ!)

上条「な、なぁ、ジャンケンよりにらめっこにしねぇか?どうせなら楽しく決めようぜ」

一方通行「てめェッ!俺のキャラ完全崩壊すンぞごらァッ!」

打ち止め「それにこの人を笑わせるのは至難の技かもって、ミサカはミサカは...」

禁書目録「も~!早くしてほしいんだよっ!」

上条「あ、あぁ、そうだな、悪かった」

上条(やべぇ...)

上条(仕方がねぇ...。こんな事したくなかったが...)

上条(数が多くて不利になるなら!数を減らすまでだっ!)

上条「最強ッ!!!」

一方通行「ッ!コイツ、まさか!」

上条「いいぜ...。最後のから揚げを俺から奪うってんなら!」

上条「まずはその!」ダッ

上条「ふざけた幻想を!」グッ

上条「ぶちころ」ツルッ

バキッ

上条「ご、がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

一方通行「三下の野郎、滑って顔面から皿に激突しやがった!」

禁書目録「しかもその衝撃でから揚げが空中に浮いたんだよ!」

打ち止め「ミサカが貰ったぁ!ってミサカはミサカは勝利を確信してみたり!」

一方通行「ちィッ!やらせるか!」バッ

禁書目録「私が食べるんだからねっ!?」ジャンプ

打ち止め「うおおおおお!って、ミサカはミサカは」

一方通行「があァァァァァ!」

禁書目録「とりゃーーー!」

パクッ

一方禁書止め「え?」

スフィンクス「ニャー」カプ

禁書目録「あ!スフィンクス!食べちゃダメなんだよ!ほら、ペッして!」

一方通行「...なァンかシラケちまったなァ...。帰るか...」

打ち止め「うん...そうしよって、ミサカはミサカはばいばーいって別れのあいさつをしてみる」

禁書目録「うん、いつでも来てね。バイバイ」

バタン

禁書目録「...とうま」

上条「...何だ?インデックス...」

禁書目録「...食べ物の恨みって恐ろしいね」

上条「...ははっ、恨み...なのかな?」

上条「はぁ...不幸だ...」

懲りずにまた書かせていただきました
読んでくれた方、ありがとうございました
...やっぱりスマホはなれない...

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