俺「そして何故か出てきた」

深淵「ふ～、やっぱり外はいいな～」

俺「なんで出てきた？」

深淵「あそこが狭かったから」

俺「そもそも深淵って人型なのかよ？」

深淵「あんたが覗いた深淵は何かを考えてみればいい」

俺「俺が覗いた深淵･･･近くにあった深淵だな･･･」

深淵「自分の一番近くにある深淵は自分自身なのだよ」

深淵「つまり私はあんたの心の奥底にあるものということなのさ！」

俺「な、何だって～！」

俺「つまり俺は･･･ロリ･･･」

深淵「ロリコンだろうね」

俺「そ、そんなことはありえない」

俺「俺はロリコンなんて人種嫌いだし、死滅してくれとすら思ってる」

深淵「だが私がこの姿で出てきている以上、あんたは少女と恋をしたいと思っている」

俺「そ、そんなことはない･･･俺は普通だ･･･」

深淵「普通ってなに？年下の相手を好きになるのは普通じゃないの？」

俺「年下が悪いんじゃなく、未成年を好きになるのがいけないんだ！」

深淵「それじゃあ小学生が小学生を好きになるのは異常なの？」

俺「そ、それはおかしいことじゃないだろ･･･」

深淵「それじゃああんたが言ったことは間違っているって言うことでしょ」

俺「いや、そうじゃなくて･･･」

深淵「誰かが言っていたよ、何かを嫌悪するのは実はその何かに憧れている気持ちの表れだって」

俺「いや･･･そんな･･･俺は･･･普通･･･普通･･･普通･･･」

深淵「素直になろうよ、ほら、幼い体最高だよ？」

俺「いや･･･違う･･･俺はロリコンじゃない･･･」

深淵「ふ～、最高だった～」

俺「･･･」

深淵「ね？ロリは最高でしょ？」

俺「･･･」

深淵「あんなに私の上で腰振ってクッサイ精液ドバドバ出したのにピロートーク無し？ひどいな～」

俺「これは気の迷いだ･･･一度の過ちだ･･･」

深淵「もっとも、現実はその一度の過ちで全てを失うことになるけどね」

俺「･･･」

深淵「真のロリコンは己の欲望に身を任せて少女を襲ったりしないんだよ」

深淵「少女を襲ったりして捕まるなんて奴はロリコンの風上にも置けないクソヤロウ」

深淵「よかったね～、私相手だからクソヤロウにならないですんだよ～」

俺「･･･」

深淵「ほらほら、クソヤロウにならないでいいようにもっとしようよ～」

俺「･･･俺は･･･ロリコンなのか･･･」

深淵「ロリコンだよ」

深淵「認めよう、自分の性癖を」

深淵「認めよう、他人の性癖を」

深淵「認めよう、性癖の多様性を」

深淵「ロリコンは病気じゃない、生き方だよ」

深淵「ロリコンを毛嫌いする女はたいてい少女の頃に年上の男に恋をする」

深淵「相手にされなかったからロリコンを悪と思い込む」

深淵「嫌いなロリコンに相手されないからもっと大きな声を出す」

深淵「他人を認められない人が自分を認められないよ」

俺「･･･途中から話変わってないか？」

深淵「さぁ、ロリコンとして私とセックスしよう。ロリコンになっちゃおう」

俺「なんでごまかすんだ･･･」

深淵「ね？ロリコンは悪いことじゃないんだから･･･しよ？」

おわり

自分の深淵をのぞいてみよう！