夜明「海崎さんはブラビ派なんですね」 (19)
海崎「? ちょっと待て、なんで知ってるんだ?」
夜明「分かりますよその気持ち。 ビビアン可愛いですからね」
小野屋「えー私はポケビ派だけどなー」
海崎「いやだから……なんでそんな話一回もした事ないのに知ってるんだって聞いてんだよ」
夜明「それは勿論、海崎さんをサポートする身として知っておきませんと」
海崎「いや、そんなの知らなくていいだろ……」
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海崎「そりゃまぁ、ビビアンが可愛いってのもあるけどよ。 やっぱり歌だよな」
海崎「ビビアンもいいけど、天野もいい感じでサポートしてるし。 美声だし」
夜明「同意見ですね」
小野屋「千秋の方がおしゃれで可愛いですよ!! 歌も上手いし!!」
小野屋「私はpowerが1番好きです!!!」
海崎「……懐かしいなウリナリ。 ただ、社交ダンス部はあんまり好きじゃなかったな」
夜明「海崎さんとは気が合いますね。 自分もです」
小野屋「えーー!? 私は大好きでしたよあれ!!」
夜明「……小野屋とは気が合いませんね」
海崎「なんであれだけ特番で続いてたんだろうな」
夜明「……とまぁウリナリの話は置いときまして」
小野屋「なんで私達が知ってたかと言いますと……」
海崎「?」
夜明・小野屋「海崎さんのMDを勝手に聴いたからでーす!!」
海崎「堂々と宣言してんじゃねえ!!!」
夜明「そうですよねぇ、イージューライダーとか夏祭りとか流行りましたよねえ」
海崎「……悪いかよ」
夜明「いや、悪いとは言ってませんよ?」
小野屋「寧ろこれのお陰で童心に帰れました!!」
小野屋「ていうかまだMD持ってたんですね!!」
海崎「……まぁな」
海崎「これ聴いてるとさ、なんか落ち着くっていうか……昔は良かったなぁって……」
海崎「……それは兎も角」
夜明・小野屋「?」
海崎「俺の私物を勝手に漁るのはやめてくれないか」
夜明・小野屋「はーい☆」ゴソゴソ
海崎「手を止めろ」
別の日
海崎(そういや最近の音楽は全然聴いてねぇな)
大神「新太ー」
海崎(お、チャラオーガ)
海崎「なんだよ?」
大神「新太は音楽何聴くのー?」
海崎「俺か? なんだよ急に」
大神「さっき友達と音楽の話になってさ、新太は何聴いてるのかなーって」
海崎「俺か、俺がよく聴くのは……」
海崎「……ブラビとか?」
大神「……ブラビ?」
海崎(知らない!!?)
海崎「ちょ、お前……ブラビ知らないのか?」
大神「ええと……ブラッドピッド?」
海崎「違う!! それはブラピ!! ブラビ!!」
大神「知らないなぁ……インディーズの人?」
海崎「ち、違う!! じゃあポケビは!? ポケビは知ってるか!?」
大神「う、ううん」
海崎「なん……だと……?」
狩生「ちょっと、何騒いでるのよ」
海崎「!! 狩生!! お前は……お前はブラビ知ってるよな!!?」
狩生「……何それ」
海崎「」
海崎(そうだ……そうだよな。 俺とこいつらは年齢違うもんな。 知らなくて当然だよな)
海崎(ウリナリは後世までに伝わらなかったのか……)
海崎「……ジェネレーションギャップか」
大神・狩生「は?」
海崎「そっかぁ……知らないのかぁ……」スタスタ
日代「……」
海崎「あ、日代さん」
日代「失礼ながら先程の話、こっそり聞いてしまいました」
海崎「いや、別に失礼じゃないと思うけど……」
海崎「先程の話って……音楽の話?」
日代「はい、そうです」
海崎(……日代さんも知らないだろうな)
日代「私もブラックビスケッツ好きです」
海崎「!!!?」
海崎「え、ちょ、なんで知って……」
日代「? 知っててはまずかったでしょうか?」
海崎「いやいやいやいや!! そんな事はない!!! 断じてそんな事はない!! 寧ろ知ってて嬉しいよ!!」
日代「嬉しい……? 何故ですか?」
海崎「だって同じアーティストが好きだと……ほら、話とか弾むじゃん!!」
海崎「この曲いーよね!! みたいなさ!!」
日代「……そういうものなんでしょうか?」
海崎「そういうものだよ!!」
海崎「日代さんは何でブラビを知ったの?」
日代「私ですか?」
海崎(多分親が見てたとか……音楽番組の特集とかかな)
日代「普通にウリナリをリアルタイムで……」
海崎「えっ!!?」
日代「? まずかったでしょうか?」
海崎「いやいや!! 全然まずくないよ!!」
海崎(きっと俺の知らないところで再放送とかやってたんだろう)
海崎「そ、そういえばさ。 日代さんは好きな歌とかある?」
日代「私、ですか?」
海崎「うん!! 日代さんの好きな歌!!」
日代「……」
海崎「……」
日代「……T.M.Revolutionの」
海崎「!!!」
日代「HOT LIMITとか……」
海崎「!!!」
海崎(俺のMDに入ってる!!)
海崎「好きなの!!? 本当に好きなの日代さん!!」
日代「? 好きだとまz海崎「まずくないまずくない!!!」
海崎「いい曲だよねあれ!! なんていうかもう夏!! って感じでさ!!!」
日代「……あの曲を聴くと不思議と身体が動きます」
海崎「分かる分かる!! 後はさ、黒いガムテープ使って西川ごっことか……」
日代「……」
海崎「!!!」
海崎(しまった!! そこまではやってない!! 世代が違う!!)
日代「中学の頃、同級生がやってたような……」
海崎「同級生が!!?」
日代「……これもまずくないんですよね?」
海崎「う、うん!! まずくない!!!」
天津「はーい席に着いてー」
海崎「……!! じゃあ後で!」
日代「はい」
日代「……」
日代(……この気持ちは?)
日代(……海崎さんともっと話をしていたい?)
日代(……海崎さんと一緒に……)
日代(……音楽を聴きたい?)
日代「……」
日代(どうしてこんな感情が……?)
海崎「さてと……帰るか」
日代「……海崎さん」
海崎「?」
日代「今日……一緒に……」
日代「音楽を……聴いて帰りませんか?」
リライフ実験報告書
海崎新太と日代千鶴が共通の趣味で盛り上がった。関係は良好のようだ。
二人は互いにブラックビスケッツ派らしくかく言う自分m
夜明「おっと、つい打ってしまった」
小野屋「送信しましたー?」
夜明「……まだだよ」
小野屋「明日は海崎さんと3人でポケビごっこしませんかー?」
夜明「なんだ? それはお前が千秋で俺がTERUってことか?」
小野屋「はい!! 面白そうじゃないですか!!」
夜明「……はぁ、流石馬鹿と言うべきか」
海崎「……それで」
海崎「俺が独活野大木の格好を着させられてるわけか」
夜明「そういうことです」
海崎「……髪の色的に夜明さんの方があってるような気がするけど」
小野屋「じゃあYELLOW YELLOW HAPPY歌いまーす!!」
海崎「帰れ!!」
終わり
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