怜「マクド軍の大大大勝利や!」 (46)
【東京】
怜「来たで東京!」
竜華「久しぶりに来たなぁ」
怜「早速やけど、なんか食べへんか?」
竜華「せやな。うちもお腹空いたわ」
怜「何がええかなー」
竜華「軽くでええし、ハンバーガーでも食べよか?」
怜「ええな!東京にもマクド揚げたお芋さんはあるやろか?」
竜華「それは…どうやろなぁ」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1503869596
怜「ないなぁ『マクドバーガー』」キョロキョロ
竜華「バーガー屋さんならなんでもええやん。ほら、あそこのお店なんてどうや?」
怜「ん……?」
【東京バーガー】
怜「東京バーガー!そんなハンバーガー屋あるんか!」
竜華「せっかく東京来たんやし、入ってみいひん?」
怜「せやな!あの店に決まりや!!」
【東京バーガー】
ウィーン
店員「いらっしゃいませ。ようこそ東京バーガーへ!」
怜「おおっ!なんか店員さんも大阪とは雰囲気ちゃうな!」
竜華「せやね!」
怜「なんていうか…シュッとしとるわ!」
竜華「シュッとしとるな!」
店員「ご注文いかがいたしますか?」
怜「何がオススメですか?」
店員「こちらの『東京バーガー』がオススメですよ」
怜「東京バーガー?」
竜華「そんなんがあるんやなぁ」
怜「じゃそれにしよか?」
竜華「うちはそれでええで」
怜「東京バーガー2つください!」
店員「かしこまりました」
店員「オーダー、東京2!」
怜「なんや楽しみやなぁ!」ワクワク
竜華「せやなぁ!」ワクワク
店員「お待たせいたしました。東京バーガー2つです」スッ
怜「おおっ!これが…東京バーガー!」
竜華「お肉入っとるで!」
怜「ホンマやな!早速食べてみよか!」
竜華「うん!せーので食べよな?」
怜「ええで!」
怜・竜華「せーのっ!」はむっ
竜華「ん…」もぐもぐ
怜「……!」もぐっ
竜華「なんていうか…『はむっ』とした食感やな」もぐもぐ
怜「…うっ、うぐっ……!」がくっ
竜華「と、怜!?」ガタッ
竜華「どないしたんや!?どないしたんや怜っ!?」
怜「こ、このっ、ハンバーガー…!」
怜「肉がっ!肉がペラッペラなんやぁぁぁぁぁぁ!!!」
竜華「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
怜「このハンバーガー!!肉がめっちゃペラッペラやで!!!」ぺらーん
竜華「た、確かにそうやけどっ!」
怜「食感が『はむっ』としている上に!!肉がペラッペラやぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
怜「これが!これが東京バーガーなんかぁぁぁぁッ!!?」
怜「肉が…お肉が……っっ!!!」
怜「ペラッペラやぁあああああああああっっ!!!!」ドンガラガッシャーン!
竜華「と、怜ぃーーーーっ!」
怜「 」ぱたり
竜華「怜……?」
怜「 」チーン
竜華「怜!そんな!目ぇ覚ましてや!!」ゆさゆさ
怜「 」ぽっくり
竜華「う、うわーーん!怜がっ!怜がぁっ!!」
竜華「東京バーガーのお肉がペラッペラすぎて死んでもうたぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」うわーん
竜華「うわーん!セーラぁ!」ポロポロ
セーラ「どないしたんや竜華!?」
竜華「怜が…怜が……っ!」ぐすぐす
セーラ「怜!?まさか…怜になんかあった言うんか!?」ガタッ
竜華「せや…怜は、怜は…」
竜華「死んでしもたんやぁぁぁぁ!!」うわーん!
セーラ「なんやて!?」
セーラ「怜が!怜がなんで死ななアカンねん!」
セーラ「誰や!?誰が怜を殺ったんやぁあああ!!」
竜華「ううっ、怜は、怜は誰かに殺されたんとちゃう…」
セーラ「せやったら、いったいどないしたんや!?」
竜華「怜は…怜は……」
竜華「東京バーガーのお肉がペラッペラすぎて死んでしもたんやぁあああああ!!!!」
セーラ「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
セーラ「東京バーガー!?なんやそれは!?」
竜華「東京のバーガーや!」
セーラ「オンドレ東京!よくも怜を……!!」ギリッ
セーラ「どんなハンバーガーや!?」
竜華「食感が『はむっ』としていて、お肉がペラッペラなんや!」
セーラ「なんやねんそのハンバーガー!」
竜華「あと店員さんがシュッとしとった」
セーラ「シュッとしとったんか!」
セーラ「ようし、こうなったら…!」
セーラ「泉ィ!泉はおるかー!?」
泉「お呼びですか先輩?」すっ
セーラ「せや!大変なことになった!」
泉「大変…?何が大変なんですか?」
セーラ「東京が大変なんやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
泉「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
泉「東京の!東京の何が大変なんですか先輩!?」
セーラ「ハンバーガーや!!」
泉「ハンバーガー…?あの、パンにお肉をはさんだおいしいやつのことですか?」
セーラ「その肉が問題なんやぁああ!!」
セーラ「ええかよく聞け!今から『東京バーガー』いうもんを食いに行く!!」
泉「東京バーガー?」
セーラ「その東京バーガーいうんは、食感が『はむっ』としていて、肉がペラッペラらしい!」
泉「なんなんですかそのハンバーガー!」
セーラ「そんで…その…っ!肉ペラッペラのハンバーガーを食べた…怜がっ!!」
泉「園城寺先輩!?まさか…園城寺先輩に何があったんですか!?」
セーラ「怜はっ!怜はなあ!!」
セーラ「東京バーガーの肉がペラッペラすぎて死んでもうたんやぁあああああ!!!」
泉「うわーーん!園城寺せんぱぁぁぁい!!」うわーん
竜華「うわーーん!怜ぃーーーー!!」うわーん
セーラ「今から怜の仇討ちや!!乗りこむで東京バーガー!!!」
泉「はい先輩!!」
竜華「ううっ、待っててや怜!みんな行くで!」
【東京バーガー】
ウィーン
店員「いらっしゃいませ。ようこそ東京バーガーへ!」
セーラ「ホンマや!店員さんがシュッとしとるわ!」
泉「シュッとしてますね」
竜華「シュッとしとるやろ?」
セーラ「東京バーガーいうんのを2つ」
店員「東京バーガー2つですね?かしこまりました」
セーラ「東京バーガーめぇ!今から食い尽くしてやるからなあ!!」メラメラ
泉「はいっ!」
竜華「二人とも、頼りにしてるで!」
店員「東京バーガー2つ、お待たせいたしました」
セーラ「来たか東京バーガー!!」
泉「これが!これが東京バーガー…!!」
セーラ「うおぉおおおおおおおおッ!!食うで泉ィィィ!!!」
泉「はいせんぱぁぁぁぁぁぁぁい!!!」はむっ
セーラ「おんどりゃああああああ!!」はむっ
セーラ・泉「!!!」
セーラ「食感が……!!」
泉「『はむっ』としてます!!」
セーラ「な…な……」
セーラ・泉「なんやこのハンバーガァァァァァ!!!」ドンガラガッシャーン!!
セーラ「しかもこれ!ホンマに肉ペラッペラやないか!!」ぺらーん
泉「ホンマですね!お肉ペラッペラしてますわ!!」ぺらーん
竜華「せやろ…そのペラッペラのお肉を食べた怜は…ううっ」ぐすっ
竜華「死んでしもたんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」うわーん
セーラ「怜ぃいいいいいいいい!!」うわーん
泉「園城寺せんぱーーーーい!!」うわーん
セーラ「ぐすっ、ぐすっ、せやけど、仇は取ったで、怜…」
泉「ううっでも、仇討ちをしたところで、園城寺先輩は…」
竜華「怜…」
怜「 」ぽっくり
セーラ「せや!こんな困った時には!!」
竜華「そうや!うちらにはアイツがついとった!」
泉「はい!あの人ならきっとなんとかしてくれます!!」
三人「困った時のフナQ頼みや!!!」
中断
ドンドンドンドン!
竜華「フナQ!ドア開けてやフナQ!」
ドンドンドンドン!
セーラ「浩子ォ!オレや!!助けて欲しいんや!!」
ドンドンドンドン!
泉「舟久保先輩!大変なんです!!」
ガチャ
フナQ「……今回の死因は?」
セーラ「ハンバーガーや!!」
フナQ「ハンバーガー?前にもそれで死んでませんでしたっけか?」
セーラ「今回のはとんでもないハンバーガーなんや!」
フナQ「…何バーガーですか」
セーラ「『東京バーガー』や!!」
フナQ「そらまたけったいなハンバーガーを召し上がって…」
セーラ「もうどうしようも無いハンバーガーやで!!」
セーラ「東京バーガーはなぁ!肉が…肉がぁ…!!」
セーラ「ペラッペラなんやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドンガラガッシャーン!
フナQ「ペラッペラですか。肉が」
竜華「ううっ、そのせいで、怜は…怜はぁ…」
竜華「東京バーガーのお肉がペラッペラすぎて死んでしもたんやぁぁぁぁぁ!!」うわーん
泉「うわーん!園城寺先輩ぃぃぃぃ!」うわーん
フナQ「肉ペラッペラで死ぬて…」
竜華「なんとかしてやフナQ!」
セーラ「もうお前しか頼めるもんがおらんのや!」
泉「お願いします舟久保先輩!」
フナQ「なんとかと言われましても…」
フナQ「あー……」
フナQ「東京のペラッペラバーガーでお亡くなりになったんなら、大阪の肉厚バーガー食べさせたらええんちゃいますか?」
セーラ「それや!」
竜華「さすがはフナQや!!」
泉「なかなかできることじゃありませんよ!!」
フナ「はぁ…」
フナQ(ああ、言うてもうた…)
フナQ(これ、きっと前にもやったパターンや…)
セーラ「よっしゃ!大阪のバーガーを食べさせたらええんやな!!!」
セーラ「そんなら決まりや!!」
竜華「せやな!」
泉「はいっ!」
セーラ「怜連れて!!大阪戻るでぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!」
セーラ「うおおおおおおおおおおおお!!!」ドンガラガッシャーン!
新幹線「プァァァァァァァァァン」
フナQ(出た…これや。大阪と東京の文化の違いの落差で死んで、そんで大阪に戻るパターンや…)
フナQ(何回目やねん。死にネタがかぶっとんねん…)
セーラ「大阪に向けて全速前進やぁああああああ!!!!」
竜華「怜!あとちょっとで大阪やで!!」
泉「もうすぐですよ園城寺先輩!」
怜「 」ぽっくり
【大阪】
セーラ「着いたで大阪ぁぁぁぁああああああ!!!!」
竜華「怜!着いたで!!」ゆさゆさ
怜「 」ぐらんぐらん
泉「先輩!見てください!!あそこに!!」
セーラ「おお!?」
【マクドバーガー】
セーラ「マクドバーガーやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
【マクドバーガー】
ウィーン
店員「まいどおおきに!」
セーラ「これや!これこそが大阪のマクドバーガーや!!」
竜華「店員さんが!店員さんがシュッとしてへんで怜ぃ!」
泉「東京バーガーの店員さんは…シュッとしていましたからね」
セーラ「ああ!マクドバーガーの店員さんはシュッとしてへんとこがええんや!」
フナQ「はぁ。シュッとしとったですか…」
店員「ご注文どないしますか?」
セーラ「シュッとしてへん店員さん!!なんでもええから……」
セーラ「ぶ厚い肉のハンバーガーあらへんか!?」
店員「そんでしたら、期間限定でメンチカツ乗せたバーガー売り出してます」
セーラ「メ、メ、メ…メンチカツ!?」ガタッ
セーラ「メンチカツ言うたら!!あのゲンコツのような肉のかたまりの…!!」
セーラ「あのメンチカツをハンバーガーにはさんだ言うんか!?」わなわな
店員「はい。そのメンチカツです」
セーラ「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!
セーラ「それや!それでええ!それだけ肉厚なら怜もきっと満足や!!」
セーラ「そんで、そのハンバーガーの名前は…?」
店員「『大阪バーガー』いいますねん」
セーラ「大阪!?」
竜華「…バーガー!?」
泉「東京バーガーじゃなくて…大阪バーガー!!」
セーラ「そ、そ……」
三人「それに決まりやぁぁぁぁああああああ!!!」ドンガラガッシャーン!!!
竜華「怜ぃ!ぴったりや!!怜にぴったりなハンバーガーあったで!!」
セーラ「やっぱり大阪や!!大阪バーガーなんや!!!!」
泉「さすがはマクドバーガーさん!ええ商品出してますね!!」
店員「お待ちどうさま、大阪バーガーです」コトッ
セーラ「来たでぇぇぇ!!!大阪バーガァァァ!!!!」
竜華「怜、今食べさせるからな?」
怜「 」ぽっくり
竜華「怜、大阪バーガー…肉厚やで!」
竜華「えいっ」ぐいっ
怜「 」もごっ
怜「 」
怜「 」
怜「 」ぴくっ
竜華「怜…?」
怜「……!!」むくり
怜「うまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!!!」
竜華「怜ぃーーーーーーっ!!!」ぎゅっ
怜「うまい!なんやこのハンバーガー!?」ぱくぱく
怜「食感は全然『はむっ』としてへんし!ペラッペラなわけない肉厚のメンチカツや!!」もぐもぐ
怜「このハンバーガーなんていうんや!?」
竜華「大阪バーガーや…大阪バーガーやで怜!」ポロポロ
怜「大阪バーガー!やっぱり大阪やな!」もぐもぐ
怜「竜華、みんな!心配かけたみたいやけど、私はほら!大阪バーガー食べてこの通りや!」めきめき!
竜華「ううん!怜が大阪バーガー食べてめきめき回復するのみたら、心配なんてどうでもええねん!」
セーラ「ホンマや!怜がめきめき回復しとる!!」
泉「はい!めきめきです!!」
怜「大阪バーガーはホンマに素晴らしいハンバーガーや!」
怜「肉ペラッペラでもなく、食感が『はむっ』としてへん!!」
怜「マクド軍の大大大勝利や!」
竜華「ホンマやなぁ!」
怜「このハンバーガー、竜華が食べさせてくれたんやろ?」
竜華「せやで?」
怜「ホンマありがとうな、竜華…///」ぎゅっ
竜華「怜…///」ぎゅっ
セーラ「ハッピーエンドやぁぁぁぁぁ!!!!これ以上ないハッピーエンドやぁああああああ!!」ぶわっ
泉「園城寺せんぱぁああああああああい!!!!」うわーん
フナQ「やれやれ。私も結局この人らには、毎回なんやかや付き合うてしまうわ…」にやにや
竜華「怜がいてくれるだけでうちは嬉しいんや!」
怜「みんないつもありがとうな!」
セーラ「よっしゃ!そんなら、みんなで大阪バーガー食いまくろか!!!」
泉「いいですね!みんなで食べましょう!」
竜華「怜ももっと大阪バーガー食べよか?」
怜「いや、私は大阪バーガーよりもマクド揚げたお芋さんの方がおいしいし食べたい思うけどな?」
全員「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!!!
完!
【シリーズより抜粋】
(前々作)
怜「竜華、コンビニでおにぎり食べるで!」
怜「竜華、コンビニでおにぎり食べるで!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1489973811/)
(前作)
怜・竜華「巻きこみ、巻きこまれ」
怜・竜華「巻きこみ、巻きこまれ」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1498771293/)
公式から「マクド軍」なるネタ振りがあったので、つい出来心で…
終わります
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません