怜・竜華「巻きこみ、巻きこまれ」 (41)

怜「んっ…」もぞもぞ

竜華「どないしたん、怜?」

放課後、まだ部活が始まる前

私と竜華はいつものようにソファーに横になっていた

私が、竜華の膝枕に頭をもたげて横になって寝ていた

怜「なんかな。ちょっとこの体制疲れてきて」

竜華「そう?そんじゃあ、頭上げて。うち反対側回るから。左右逆にしよな?」

怜「んー…」もぞもぞ

竜華「?」

怜「このまま反対向いたらあかん?竜華の方向いて寝るん」にやっ

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竜華「それはあかんてっ」

怜「えー?なんでなーん?」ニヤニヤ

私はイタズラに笑いながら竜華をからかう

竜華「もー。怜がこっち向いたら、うちのスカートの中見えてまうやん」

怜「それがええんやんか」にまー

竜華「怜のアホっ!」

ぷいと顔を背ける竜華

ホンマかわええ子やな

怜「そんなに短いスカート履いてるからやで?」

竜華「そんな短かないて。みんなと同じくらいや」

怜「そんなら脚が長いんやな。まったく、こんな最高のふとももをみんなに見せびらかしよってから」すりすり

竜華「見せびらかしてるわけちゃうてっ」

怜「竜華はえっちやなー」

竜華「そのえっちなふとももで毎日膝枕しとるんは誰なんやろなあ?」なでなで

怜「私です」

そんな他愛ないやりとり

平和やなー。ピンフやのうて


竜華「それにな、これよりスカート長くしたら、怜と膝枕しずらいやん」

怜「なんや?私と膝枕するために竜華は短いスカート履いてるんか?」

竜華「せやで?」


きょとんとしたような、真顔でそんな事を言う竜華

今思えば、これがこのあとに起こった事件のきっかけやったんかな…

ごろん

竜華「へっ、ちょっと、怜?!」

怜「首疲れた。そっち側向いたらあかんのやったら、次は下や」

そう言って私は竜華のふとももに、うつ伏せで顔をかぶせる

竜華「もー。これじゃ怜の後頭部と会話してるみたいやん!」

怜「私は竜華のふとももと会話しとるみたいやで?」

竜華「まったくもう。怜は勝手やなぁ」なでなで

怜「せやで。今ごろ知ったん?」


……竜華がふいにあんなこと言うから、私の顔が赤くなってもうたんや。ボケ竜華め

怜「ほら、竜華が私のために毎日こんなえっちなスカート履いてくれとるふとももなんやし。この際存分に堪能せな」

竜華「えっちなスカートちゃうっ!」

怜「うーむ、このハリ、柔らかさ、のどごし、コク。やはりどれをとっても最高のふとももやな」ごろごろ

竜華「はいはい、ふとももソムリエさん。うちのふともものどこからのどごしとコクが出てくるんや?」

怜「なんか、こう、気合で?」

竜華「気合か」

怜「覇気的なオーラが出とるんやろか?」

竜華「疑問形やんか」

怜「ははっ、せやなー」

そんなしょうもない会話をしている最中に、事件の発端が訪れる

竜華「あー、怜?そろそろ上向かへん?前でもいいし…」

怜「どないしたん?」

竜華「んん…そのな?怜が下向いて、しゃべってると…なんて言うか…」もぞもぞ


竜華「くすぐったいんや、けど…」かぁぁぁ


そう照れながら言う竜華の言葉と態度が、私に火をつけてもうたんや

怜「ほーん?くすぐったいんか、私がしゃべると」

竜華「せやから、そろそろ上向い

怜「ふーーーーっ」

竜華「ひゃふっ!?」びくんっ

そっと竜華のふとももに息を吹きかける

竜華「も、もうっ!何しとんねん怜っ!」ドキドキ

怜「ええやん。くすぐったがる竜華、見たいんや」

竜華「見んでええ!」

怜「これがダメ言うんなら、そっち向いて竜華のスカートの中見る」

竜華「そっちも見んでええ!」

怜「そんなら下向いたまんまやな~」すすっ

竜華のふとももを指でなぞる

竜華「ひゃんっ!?も、もう、今日の怜、なんなん!?」ハァハァ

怜「せっかくやから竜華のふとももを目一杯楽しもうと思てな?」ちゅっ

竜華「んぁぁ…っ!」ぞくぞくっ

竜華が逃げられないように、そっと腰に腕を回しつつ、竜華のふとももに口づけをする

竜華「ホンマあかんて、怜ぃ…そんな、こんな所で…っ」もぞもぞ

怜「『こんな所で』て。そんな、ここじゃなかったらええみたいな言い方されたら…もうあかんやん」

ちゅっ、ちゅぱ、ちゅっ、ちゅ

竜華「んんっ、と、怜ぃ、ホンマ…みんなもう来てまうから…っ」びくぴくんっ


竜華の言葉や反応のひとつひとつが、私の嗜虐心を駆り立てて止まらなくさせる

もうこのまま、止まるつもりはない

竜華「怜、ホンマにもうあかん…こんなの誰かに見られたら、あかんてぇ」はぁはぁ

怜「……」ちゅっ、ちゅ

そこで私は禁断の一手に出る

れろぉ

竜華「ひゃうぅっ!!」ビクンッ

竜華のふとももに、舌を這わせた

事件はそこで起きた

竜華「んん……っ!」くねっ

竜華は身をよじるようにして、脚を思わず交差する

怜「あ」

めきめき!

竜華「えっ?」

竜華「……怜?」


怜「 」ぱたり


竜華「どっひゃあ!と、怜ィーーーーッ!!」ゆさゆさ


怜「 」チーン


竜華「うわーん!怜が!怜が死んでもうたぁーーーー!!!!」

竜華「怜が!うちのふとももの内輪差に巻きこまれて死んでもうたぁあああああああ!!!」

ドンガラガッシャーン!

中断

【シリーズより一部抜粋】

・怜「朝マクドでマクド揚げたお芋さんを食べるで!」 (1作目)
・竜華「朝マクドでマクドバーガー食べるで!」穏乃「マクド?」 (2作目)

・怜「でっかい犬やなぁ」竜華「ホンマやね」(前々作)
・怜「竜華、コンビニでおにぎり食べるで!」(前作)

竜華「セーラ!セーラ大変なんやセーラ!!」

バタバタ

セーラ「おー竜華。今部活行こ思てたところや。そない慌ててどないしたんや?」

竜華「そないもこないもない!大変なんや!!」

竜華「怜が大変なんやぁああああああ!!!」

セーラ「なんやて!?」

竜華「怜が!!怜がぁ!!」ぐすっ


竜華「怜がうちのふとももの内輪差に巻きこまれて死んでしもたんやぁああああああああ!!!」


セーラ「どっひゃあ!!」ドンガラガッシャーン!

セーラ「そんな!どうして、どうして怜が竜華のふとももの内輪差に巻きこまれて死んでまうんや!?」ガシッ

セーラ「説明してくれや竜華ぁ!!」ゆさゆさ

竜華「ううっ、ぐすっ、ついさっきや。うちと怜がソファーの上で膝枕プレイをしとった時にや・・・」

セーラ「プレイの自覚はあったんやな!?」

竜華「膝枕プレイ中に、うちが身体をくねらせた拍子に、怜は・・・怜は・・・!」ぽろぽろ

竜華「怜がふとももの内輪差に巻きこまれてもうたんやああああああ!!!」

竜華「うわーーん!怜ィーー!!」

セーラ「怜ぃいいいいいいいい!!」うわーん!

セーラ「しかし、膝枕プレイ中の事故で死んだいうならエライこっちゃで!」

竜華「そうや。そうなんや・・・」ぐすん

セーラ「百合行為中に怜が死んでまうなんて・・・前代未聞や!」

竜華「せや。今までは何か食べたり、大阪と東京の文化の違いで死んでたのにや!」

セーラ「本編と全然関係ないオマケの百合要素で死んでしもた!!」

竜華「ううっ、ただの百合行為の膝枕プレイで死んでまうなんて、怜ぃ!」

セーラ「こんなん!こんなん24時間気が抜けへんやんけ!!」

セーラ「百合行為で死んでまうなんて、いったいどないしたらええんや・・・!」ぐぬぬ

竜華「膝枕プレイとふとももはうちと怜をつなぐ大切な要素なのに・・・そのふとももの内輪差に巻きこまれて・・・怜は・・・!」ぐすっ


泉「おはようございます、先輩方。お二人で頭を抱えて、どないしましたか?」


セーラ「おお!泉か!大変なんや!!」

泉「大変?何が大変なんですか、先輩?」

セーラ「百合が大変なんやぁあああああああああああ!!」

泉「どっひゃあ!!」ドンガラガッシャーン!

セーラ「ほんで百合が大変で怜が死んであいもたんやあああああああああああ!!!」

泉「どっひゃああああああああ!」ドンガラガッシャァァァン!!!

泉「園城寺先輩はどうしてまた亡くなってしもたんですか!?」

泉「そんで、百合の何が大変なんですか!?」

泉「説明、説明してください先輩!!」

セーラ「ああ、一から説明したる!」

竜華「ううっ、ほんの小一時間前に、うちと怜がそこのソファーで今日も膝枕プレイをしとったんや」ぐすっ

泉「やっぱりあれはプレイって認識で良かったんですね!?」

竜華「そんで、怜がうちのふとももにキスしてきてな・・・」

泉「部室で何をしとんですか!!///」かぁぁぁ

竜華「そんで、そんでうち、身をよじってしもて、その拍子に怜は、怜はぁ・・・」ぽろぽろ

竜華「うちのふとももの内輪差に巻きこまれて死んでしもたんやああああっ!!!」うわーん!

泉「どっひゃあ!」ドンガラガッシャーン!

泉「そんな!ふとももの内輪差に巻きこまれて!?」

セーラ「せや!怜は死んでもうたんや!!」ぐすっ

泉「うわーん!園城寺せんぱーーーーいい!!」うわーん!

竜華「怜ぃーーーっ!!」

セーラ「泉、これがどれほどエライことかわかるか!?」

泉「はい!百合行為の最中に死んでしまわれました!」

セーラ「せや!今まではマクド揚げたお芋さんやらたこ焼きやら食うて死んどったんが、ついに百合で死んでもうた!!」

泉「こんなん、死に方にスキが無さすぎますよ・・・!」

セーラ「ああ、死んでんのに死角がない。今の怜はどの方向からでも死ねるんや!!」

竜華「怜、いったいどうなってまうんや・・・?」

セーラ「怜の死に芸はもう新時代を迎えたと考えるべきやな。ありとあらゆる事象で怜は死ねるんや!!」

泉「こんなん、もうどうしたら・・・!」がくっ

竜華「こんな時には・・・もうアイツに頼むしかあらへん!」

セーラ「せや!俺らにはアイツがおったわ!」

泉「はい!きっと力を貸してくれるはずです!!」

3人「困った時のフナQだよりや!!!」




フナQ「そんで、今日はどんな要件ですか?」

セーラ「百合や!」

フナQ「はっ!?」

セーラ「百合が大変で怜が死んでしもて新時代なんや!」

フナQ「江口先輩。さすがの私にも理解の限界ってもんがあるんですよ」

セーラ「浩子に限界があるんか!?」
竜華「そんな!?」
泉「ああっ!もうお終いやーー!」


フナQ「なんなんや。その私への異様な信頼感」

竜華「一から説明するで!まず、うちと怜が膝枕プレイしとってな?」

フナQ「プレイ・・・まぁ、プレイとは思てましたけど」

竜華「それで、うちが身をよじった時に・・・怜は」

竜華「怜はうちのふとももの内輪差に巻きこまれて死んでしもたんやああああ!!!」うわーん!

フナQ「内輪差て」

セーラ「そんでな浩子!怜は今回、百合行為中に死んでもうたんや!!」

セーラ「こんなん、こんなん異常事態やで!!!」

フナQ「これまでのも全部異常事態ですよ」

セーラ「新時代の幕開けや!怜の死に方に限界が無くなってもうた!!」

泉「もう24時間いつでも一分のスキも無く園城寺先輩は死んでしまえるんです!」

フナQ「えぇ・・・」

竜華「お願いやフナQ!怜を助けてや!!」

フナQ「えぇぇ・・・」


フナQ「・・・よくわかりませんが、反対方向にその、内輪差?外輪差?に巻きこんでみればええんちゃいますか?」

セーラ「それや!!さすがは浩子や!!」

泉「なかなかできることちゃいますよ舟久保先輩!」

竜華「天才や!ありがとうなフナQ!!!」


フナQ「えぇぇぇ・・・」

怜「 」ぱたり


竜華「怜・・・今、今助けたるからな!」むにっ

泉「さっき内輪差に巻きこんだ位置から、逆にふとももを切るんです!清水谷先輩!!」

セーラ「ふとももの!外輪差に巻きこむんや!!」

竜華「怜、怜・・・!」


竜華「んっ!!」くねっ


めきめき!




怜「ぅ・・・!!!」

竜華「怜・・・?」


怜「・・・」

怜「竜華ぁ!」むくり


竜華「と、怜ぃーーっ!!」ぎゅっ


セーラ「奇跡やあああっ!!!ふとももの、ふとももの奇跡が起きたんやああああっ!!!」ドンガラガッシャーン

泉「うわーん!園城寺せんぱあああああい!!!」ぶわっ


怜「心配かけてごめんな竜華」ぎゅっ
竜華「ううん、ええんや。うちこそ、怜をふとももの内輪差に巻きこんでしもて、ごめんな?」なでなで

怜「良いんや。私は死ぬ時は竜華のふとももの内輪差に巻きこまれて死にたい」

竜華「何を言うてるんや。もう死ぬなんて言わんといてや」

怜「ははっ、私と竜華はつくづく巻きこみ、巻きこまれる関係なんやなって」

竜華「ホンマやなぁ」

怜「みんなもありがとうな。私のこと生き返らせてくれて」

セーラ「もうなれっこやで!」
泉「そうですよ園城寺先輩!」
フナQ「私はなんもしてませんし」

怜「うん。でもありがとうなみんな!」にこっ

怜「さて。そんじゃ生き返ったとこやしさっそく・・・」

怜「さっきの膝枕プレイの続きしよか?」にっ

竜華「もうっ!生き返ったそばから何を言うてんねん、怜っ!」

ぺしっ

怜「 」バタッ

竜華「怜・・・?」


怜「 」チーン


竜華「うわーん!怜が、怜が!!ツッコミで死んでしもたぁあああああ!!!」



終!!!!

終わります

ちなみに『ふとももの内輪差に巻きこまれる』というワードは某有名ギャグ同人作家さんが昔描かれたネタから拝借しました

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