幸子「Sachiko.Coume.Protect」 小梅「SCP紹介ラジオ…!」 その11 (20)

注意:ホラーやキャラ崩壊の要素、SCP関連の画像添付があるかもしれません
  

小梅「は、始まりました…SCP紹介ラジオ…第11回目、です…」

小梅「この番組は…SCP Foundationという創作サイトの中から、私…白坂小梅がSCPを紹介していく番組、です…そして…?」

幸子「カワイイボクこと、輿水幸子が小梅さんのお話を皆さんと一緒に聞く番組です!」

小梅「今回も、ゲストが来てくれてるよ…どうぞ…」

美波「皆さんこんばんは、新田美波です!今日はよろしくお願いします!」

小梅「よろしくね…」

幸子「美波さん、石川公演お疲れ様でした!」

小梅「お疲れ様…久しぶりにヴィーナスシンドロームが見られて、盛り上がったね…」

美波「私も、久しぶりに歌えて楽しかったな…小梅ちゃん、次の大阪公演、がんばってね!」

小梅「うん…しっかり、バトンは受け取ったよ…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1497696231


小梅「それじゃ、そろそろ紹介を始めるね…」

小梅「SCP-1575 - Venus Statue (ヴィーナス像) Object Class: Safe」

http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-1575  ChazzK作

小梅「SCP-1575は、大理石でできてる女神像だよ…」

幸子「よく美術館の写真とかに載ってるやつですね」

小梅「うん…ちょっと、エッチな格好してるよね…」

美波「げ、芸術作品だから、そういう目で見るのはちょっとダメなんじゃないかな…?」

小梅「あ、そっか…美波さん、女神様だもんね…」

美波「あ、あれはもう忘れて!」

小梅「でも、そういうきっかけがあって、子供は性に目覚めていくんだよ…?」

幸子「なんでそんな悟った風なんですか…」

小梅「ゾンビ映画は、エッチなシーンがお約束だから…」

幸子「な、なるほど…」


小梅「それで、このSCPは噴水になってて…下の土台から水が入って、口から噴き出るようになってるよ…」

小梅「噴き出た水を哺乳類が飲み続けると、大体1か月かけて、姿が人間に変わっていくんだ…」

美波「動物が、人間になっちゃうってこと?」

小梅「そう…その哺乳類が生息してる場所に近い人間…例えば、ヨーロッパのシカは、白人になって…アメリカのシカは、アメリカの先住民の見た目になるよ…」

小梅「その中でも4割は、動物だった頃の特徴を残したまま、人間になるんだ…猫だったら、耳だけ猫のままとか…」

小梅「それと、人間が飲んでも何も変化は起こらないよ…」

幸子「動物が人間に…最近よく聞くフレンズに似てますね」

小梅「でも、知能とか記憶はほとんどそのままだから…急に話したり、立って歩いたりはできないんだ…」

美波「人間になっちゃったら、もう元の動物として生きていくのは難しそうね…」

小梅「人間の姿になっていく間は、すごい苦痛を感じるらしくて…雌は約25%、雄は95%が、途中で死んじゃうんだ…」

小梅「ちなみに、哺乳類以外の動物が水を飲んでも体が変化するけど…そのほとんどは、途中で死んじゃうよ…」

幸子「…安全な収容のための実験とはいえ、動物がかわいそうですね…」

小梅「ページの実験ログに、詳しい内容が載ってるから、見てみてね…」


補遺1575-3:SCP-1575が関与した軽度収容違反についての████博士からのお知らせ
今月12日、実験1575-9の際に発生した事案に続き、SCP-1575実験に使用する全ての生物は、外部および内部の寄生虫を両方とも徹底的に検査する。
SCP-1575-1は主要摂取者にしか影響しないという我々の当初の考えは間違っていた事が証明された。
あれは明らかに、宿主の消化管や血流を介して二次的に摂取した場合も突然変異性を保持し続けている。
我々はこれ以上の半変異したノミの化け物なんぞ全く以て必要としていないし、犬の腹を裂いて絶叫しながら現れる全長7フィートのサナダムシの悪夢からジャネットを救うために心理学者は今も苦労しているんだぞ。

― ████博士

小梅「次のSCPは…」

小梅「SCP-166 - Teenage Succubus (年頃のサキュバス) Object Class: Euclid」

http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-166 DrClef作

小梅「SCP-166は、10代後半くらいの女の子だよ…」

幸子「に、人間のSCPですか…」

小梅「名前の通り、サキュバス…淫魔みたいな体質を持ってる女の子なんだ…」

小梅「定期的に、人間の精液を食べないといけなくて…髪が伸びるのが早かったり、喘息気味だったり、肌が弱くて服が着れなかったり…普通の人よりも病弱だよ…」

小梅「一番の特徴は…SCP-166を男の人が見ると、例外なくSCP-166に対して性的欲求を示すんだ…」

小梅「男の人の性的嗜好は関係なくて、多分ゲイの人でも反応しちゃうよ…」

美波「私も、ファンレターにグラビアの感想とかもらえるのは嬉しいけど…そこまでのは、ちょっと怖いかな…」

小梅「サキュバ洲崎…」ボソッ

幸子「…小梅さん?」

小梅「な、なんでもないよー…」

小梅「それで、その性的衝動は女の子から離れると消えるんだけど…3割の人は、強迫観念に取りつかれて、また女の子に会うために手段を選ばなくなるよ…」

小梅「記憶処理で元に戻ることもあるけど、それでダメだったら…終了するしかないよ…」

美波「その女の子にとっては、男の人が怖くなりそうね…」

小梅「財団のエージェントが女の子を見つけた時、エージェントはすぐ特性に気付いてその場を離れて、女性工作員を財団に派遣させたんだ…」

幸子「相変わらず財団のエージェントは優秀ですね…」

小梅「女の子は収容にも協力的で…その見返りに、近くの無人島を散歩させてもらったり、収容前にいた修道院に電話することも許可されてるよ…」

小梅「財団は、女の子に男性が近づかないように徹底的に管理してるから、安全に暮らせてると思うよ…」

美波「収容というよりは、守ってもらってるみたいね…」

幸子「なんだか、SCPによって関わる人の扱い方にずいぶん差がある気がするんですが…」

小梅「博士によって、Dクラスの扱いは結構変わるから…しょうがないね…」


小梅「最後のSCPは…」

小梅「SCP-2624 - Laika's Sweetheart Space-Beacon (愛しのライカの宇宙信号) Object Class: Keter」

http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-2624 TyGently作

小梅「SCP-2624は、地球軌道上にある宇宙船の残骸に取り巻いてる、約60匹の犬の塊だよ…」

幸子「え、えっと…つまり、たくさんの犬が宇宙に浮いてるってことですか?」

小梅「そう…美波さんなら、知ってるんじゃないかな…?初めて宇宙で周回軌道した、犬のお話…」

美波「えっ…もしかして…この犬が、ライカなの?」

小梅「うん…マジアワでも、アーニャちゃんと話してたよね…人工衛星、スプートニク2号に乗せられた犬で、ラブライカって名前も、そこから取ってるって…」

幸子「へぇ…知りませんでした」

幸子「ということは、それが元になってるSCPってことですか?」

小梅「そうだよ…でも、SCPの説明の前に、もう少しライカのお話をするね…」

小梅「スプートニク2号は、当時の科学力だと…大気圏再突入ができない設計だったんだ…」

小梅「つまり、ライカは最初から、宇宙で死ぬことが決まってたんだよ…」

美波「…」

幸子「そんなっ…!じゃあ、ライカは地球に帰ってきてないんですか!?」

小梅「うん…それどころか、宇宙船の熱制御に異常が出て…打ち上げから、短くて5時間、長くても2日後には死んじゃってたんだ…」

小梅「それから160日…ずっと軌道上を回り続けて…最後は、大気圏に再突入して、消滅したんだよ…」

幸子「…美波さんは、知ってたんですか?」

美波「…えぇ、アーニャちゃんから聞いたの…」

美波「それでも、ライカが頑張ってくれたから、今の宇宙船の技術ができて…世界中の人たちに愛されてる犬なんだって…」

小梅「…ここまでが、実際のライカのお話で、ここからが、SCP-2624のお話だよ…」

小梅「軌道上に到達したスプートニク2号の中でライカが死んじゃった時、宇宙船の外装に異常な犬たちが出てきて、球体になったんだ…」

小梅「研究者が秘密裏に試験してたシステムの誤作動で、SCPになっちゃったんだじゃないかって言われてるけど、詳しいことは不明だよ…」

小梅「宇宙船を取り巻いてる犬は、どういうわけか全部生きてて…しかも、その犬をすごい速さで発射することで、軌道を変えられるんだ…」

小梅「発射して少なくなった犬はどうやってか補充されて…近づいても、その方法で遠ざかっていっちゃうんだ…」

幸子「大気圏に落ちずに、今も軌道上に漂い続けているのがこのSCPってわけですか…」

小梅「このSCPが出現してから宇宙空間を飛行した人は、犬の鳴き声を聞いたとか、犬が夢に出てきたとか、宇宙空間で犬を目撃したって報告してるんだ…」

小梅「全部、ライカと同一の姿の犬で…犬を目撃した事案、SCP-2624-3は、いくつかページに載ってるよ…」

小梅「目撃されたライカの行動には、宇宙飛行士を助けるようなものもあったから…もしかしたら、あんまり恨んだりは、してないのかもね…」


SCP-2624-3は、2000年2月20日に地球上に出現した可能性があります。
当日、モスクワ市警察は、ドンスコイ墓地にて、スプートニク2号計画を主導したソビエトの科学者、
ウラジミール・ヤズドフスキーの墓の前に、外見上ライカに似ている1匹の犬が横たわって大声で泣いているのを発見したと報告しています。
警官は犬を追い払おうとしましたが、墓地の何処かから走り寄ってきた同じ姿の犬の群れによって取り囲まれました。
各々の犬は警官に向かって吠えながら宙に浮かび上がり、数秒後に眩い閃光を伴って全個体が消失しました。
この事件は財団によって抑制される前に、地元報道機関の数社からニュースとして取り上げられました。

梅「これで、今回の紹介は終わりだよ…」

幸子「なんだか、最後は悲しいSCPでしたね…」

小梅「実話に基づいたフィクションは、惹かれるものがあるよね…」

美波「お星さまになったライカに声を届けるためにも、アーニャちゃんと一緒に、アイドルを頑張ろうって改めて感じた、かな…」

小梅「うん…その思いを引き継いで、大阪公演も、がんばるね…」

小梅「それじゃ…ここまでのお相手は、白坂小梅と…」

幸子「輿水幸子と!」

美波「新田美波でした!」

小梅「ばいばーい…」


終わり

静岡までにもう1つ書いて時空の歪みを直したい…
愛海が引けて本当に良かった

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