注意:キャラ崩壊の要素があるかもしれません
梅「は、始まりました…SCP紹介ラジオ…第6回目、です…」
小梅「この番組は…SCP Foundationという創作サイトの中から、私…白坂小梅がSCPを紹介していく番組、です…そして…?」
幸子「カワイイボクこと、輿水幸子が小梅さんのお話を皆さんと一緒に聞く番組です!」
小梅「今回は、可愛いSCPを紹介、するよ…」
幸子「……」
小梅「…信じてない?」
幸子「可愛いのは見た目だけで内容はえげつないというオチが目に見えてるんですよ…」
小梅「大丈夫…今回は、人に危害を加えないようなSCPしか、紹介しないよ…」
小梅「SCPは、怖いものばっかりってわけじゃないから…リスナーさん達も、たまには安心して、聞いてみてね…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493730748
小梅「まず紹介するのは、これ…」
小梅「SCP-2300 - Periodic Golems (元素ゴーレム) Object Class: Euclid」
http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-2300 TwistedGears 作
幸子「…かわいい見た目してますね」
小梅「SCP-2300は、単一元素でできてる小さなゴーレムで、全部で98体あるよ…」
幸子「単一元素…ですか?」
小梅「うん…このゴーレムには、頭に1から98までの数字が書いてあって…その原子番号と、同じ元素だけで体ができてるんだ…」
小梅「例えば…6番だったら、炭素だけでできたゴーレム…26番だったら、鉄だけでできたゴーレム、だね…」
幸子「原子番号と同じ素材でできてるんですね…」
幸子「ってことは、酸素や窒素でできたゴーレムは気体なんですか?」
小梅「ううん…SCP-2300を構成してるのは、温度とか気圧に関係なく、個体になってるよ…でも、欠けちゃったりして、本体から離れた部分は、普通の元素と同じになるんだって…」
小梅「常温で気体の元素でできたゴーレムは、欠けた部分がすぐに気体になっちゃうんじゃないかな…」
幸子「なるほど…」
小梅「SCP-2300は、知性があるんだけど、比重の小さい…つまり、数字が少ないゴーレムほど、頭がいいんだ…」
小梅「声は出せないけど、英語の聞き取りと読み書きができて…一番頭がいい1のゴーレムをテストしたら、IQが132だったんだって…」
幸子「普通の人以上の知能指数があるんですね…」
小梅「読み書きができるから、インタビューしてみたんだけど…SCP-2300は、周期ごとに群れを作ってるんだ」
小梅「SCP-2300は、自分たちが属してる元素周期に君臨する貴族だって思ってるみたいで、その中でも2番…ヘリウムのゴーレムが一番偉いみたい…」
幸子「水素が一番偉いんじゃないんですね…」
小梅「ただ、第7周期…87番から98番までのゴーレムは、2番のゴーレムに従わなくて、代わりに1番のゴーレムが教士をしてる修道会に参加してるよ…」
幸子「貴族に修道会…まるで人間社会みたいです」
小梅「損傷したゴーレムは、他のゴーレムに再生させてもらうことができて、それもできないくらい損傷してたら、新しい複製を作るよ…」
小梅「ただ、新しいゴーレムは以前の記憶がないから、SCP-2300の文化とか境遇について、他のゴーレムに教わらないといけないみたい…」
小梅「普段は芸術作品を作ってて、その展示会のための集会を頻繁にやってるよ…」
小梅「これで、SCP-2300の紹介は終わりだよ…」
幸子「えっ、もう終わりなんですか?」
小梅「うん…説明を省いた部分もあるけど、大まかな特徴は、これで全部だよ…」
幸子「じゃあ、小さなゴーレムが芸術品を作って展示会を繰り返してるだけってことですか?」
小梅「うーん…自分の体を道具にして、課されたタスクを実行するっていうのもあるけど…特に人に影響を与えるようなことは、何もしてないよ…」
幸子「…ただゴーレムが生活してるだけのSCPなんですね…」
小梅「次のSCPは…」
小梅「SCP-999 - The Tickle Monster (くすぐりオバケ) Object Class: Safe」
http://scpjapan.wiki.fc2.com/wiki/SCP-999 ProfSnider 作
小梅「SCP-999は、オレンジ色のスライムだよ…半透明で、54kgくらいの大きさなんだ…」
幸子「スライム…ド〇クエの敵みたいなSCPなんですか?」
小梅「ううん…目とか口は無くて、本当にただのスライムみたいな見た目だよ…フ〇バーに、似てるかも…」
幸子「フラ〇ー…20年も前の映画じゃないですか…分かりますけど…」
小梅「人懐っこい性格で、遊びたがりで犬のようだ、って言われてるよ…口は無いけど、くうくう、とか、ごぼごぼ、って鳴くんだ…」
小梅「生き物を見かけたら、抱き着いたり、首から下を覆ってくすぐったり、撫でてくれるよ…」
幸子「…ほんとに人懐っこいですね」
小梅「SCP-999は、抱きしめた人にとって心地いい香りを出すんだ…チョコの香りとか、洗い立ての洗濯物の香りとか…人によって様々だよ…」
小梅「それだけじゃなくて、抱きしめられた人は多幸感…つまり、幸せな気分になれるんだ…これは、触っただけでも発生するし、時間が長いほど大きくなって、離れても継続するよ…」
小梅「この効果は、精神病患者にも有効で…SCP-999と患者が触れ合った結果、うつ病が治っちゃうくらい強いんだ…」
小梅「傷ついた人とか、不幸になってる人には特に強い興味を持って近づいていくし、動物に向けて撃たれた銃の弾丸を体で受け止めたりするくらい、すべての生き物を愛してるんだ…」
幸子「…めっちゃいい子じゃないですか…」
小梅「この子の効果は、生き物だけじゃなくてSCPにも有効で…実験記録に、SCP-682…前に紹介した、不死身の爬虫類と掛け合わせたものが載ってるよ…」
幸子「不死身の爬虫類って…あの殺意の塊みたいなSCPにも効くんですか!?」
小梅「うん…SCP-682に抱き着いて、くすぐり続けてたら、笑いつかれて眠っちゃったよ…」
幸子「すごい癒し効果なんですね…この子がもっと実験に関わってくれれば、救われた命もあったかもしれないのに…」
小梅「一応、SCPだからね…クロステスト以外で、あんまり危ない目に合わせるわけにも、いかないんじゃないかな…」
小梅「昼間は、施設内を自由に歩き回ってるし…職員も仕事がないときは、SCP-999と触れ合うことも許可されてるよ…」
小梅「最後のSCPは、これ…」
小梅「SCP-132-JP - 紙魚入る(しみいる) Object Class: Euclid」
http://ja.scp-wiki.net/scp-132-jp locker 作
小梅「SCP-132-JPは、シミ目シミ科と同じとされてる昆虫だよ…」
幸子「こ、昆虫ですか…この虫が可愛いんですか?」
小梅「ううん…この虫の幼虫形態が、変わってて可愛いんだよ…」
小梅「SCP-132-JPは、成虫形態のSCP-132-JP-1と、幼虫形態のSCP-132-JP-2に分けられるよ…」
小梅「SCP-132-JP-1は、文字が書かれた紙の上に卵を産むんだけど…その卵が、紙に染みを付けながら溶けて、紙にくっついちゃうんだ…」
小梅「その後、その染みの中から、紙に書かれてる文字と同じ字体で書かれた『ゆ』と『ゅ』の文字が出てくるんだ…これが、幼虫形態だよ…」
幸子「その紙に書かれた『ゆ』と『ゅ』の文字が幼虫ってことですか?」
小梅「そう…この文字は、最初に紙に書かれてた文字を食べて、成長するんだ…食べられた文字は、消えちゃうよ…」
小梅「SCP-132-JP-2は、紙の上をうねりながら移動するんだけど、移動した後は、通った後の染みがちょっとだけ出てきて、すぐに消えるよ…」
小梅「動き方は、魚に似てて…何匹かで群れを作って移動するよ…」
幸子「ゆの文字が紙面上を動き回って、他の文字を食べる…なんだかシュールですね…」
小梅「生まれてから3週間くらいすると、紙に文字を浮かびあげて、幼虫同士で会話するようになるよ…」
小梅「10秒くらいで消えちゃう文字だけど、その文字とは違うインクで紙に文章を書けば、SCP-132-JP-2と会話ができるんだ…」
小梅「会話の記録があるから、載せるね…」
小梅「ちょっと分かりづらいから、インタビューの文字は、後ろに(博士)を付けるよ…」
132会話記録-01: ※インタビュー対象: SCP-132-JP-2-C03群 ※インタビュアー: ??博士
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.:*・゜ゅゆ およぐれんしゅう
ゅゅゆゆ やったね
君たちは、自分の事をどれだけ理解しているのかね?(博士)
.:*・*・゜.:*・゜ゅゆゆ おなかすいた
ゆ
ゆゆゆ ぼくたちは生きてるよ それだけだよ
ゆ
ゅゅ だれかとはなしてる?
.:*・゜ゅゆ すすめー
.:*・*・゜.:*・゜ゅゆゆ ごはんくれ
このA4用紙の外のことは認識出来ているかね?(博士)
まぜてー
ゆゆ
ゅゅゆゆゆ おはなしはしてるけど、ぼくたちに見えるのは
ゆゆ この『白い海』だけ。でもそとのことはしってる
ゅゅ あつまるれんしゅう
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ゅゆ やすむ
.:*・*・゜.:*・゜ゅゆゆ ごはんないの?
どうして知っている?(博士)
ゆゆ
これでよし ゅゅゅゅゆゆゆ ぼくたちがひとつだった時に、見てきたから
ゆゆ
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.:*・゜ゅゆ もうひとふんばり
それはシミの形の成体のことか?(博士)
ゆゆゆ
ゅゅゅゅゅゆゆゆ たぶん、そのこと
ゆゆゆ
ごはんさがそうよ
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我々の事をどう思っている?(博士)
ゆゆゆ
ゅゆゅゅゅゅゅゆゆゆ ごはんくれる。いいひと!
ぶつかっちゃった ゆゆゆ
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幸子「…かわいいですね」
小梅「かわいいね…」
小梅「でも、成虫になるときは、紙を突き破って出てきちゃうから…予備を除いて、成虫になる前に、焼却処分されちゃうんだ…」
幸子「…虫とはいえ、なんだが可哀そうですね…」
小梅「今日は、ここまでだよ…」
幸子「本当に無害なSCPだけでした…ずっと身構えてのに…」
小梅「じゃあ、次回はKeter多めにする…?」
幸子「やめてください夜が怖いです」
小梅「ふふっ…お相手は、白坂小梅と…」
幸子「輿水幸子でした!」
小梅「ばいばーい…」
終わり
気付いたら5thライブまで2週間を切っていた
チヨチャンのBloody Festaが楽しみで仕方ありません
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