・Pと小鳥が妄想しあうだけのお話です
――深夜、事務所――
小鳥「…」カタカタ・・・
P「…」カタカタ・・・
小鳥「これで、よし、と…ん、んん~~~っ!!」ノビー
P「おつかれさまです、小鳥さん。もう終わりですか?」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1493012507
小鳥「いいえ…ようやく半分、ですかね。プロデューサーさんは?」
P「ハハ…俺もです。終わりがなかなか見えないですね…」
小鳥「先は長そうですねぇ…あ、コーヒーでも入れてきましょうか」
P「お願いします。なんとか明日までに終わらせないといけない案件ですからね…今日は徹夜覚悟ですよ!」
小鳥「あんまり無理しないでくださいね?…はい、コーヒーです」
P「ありがとうございます。小鳥さんも、早めに帰ってくださって大丈夫ですからね?こんな時間まで付き合わせて、申し訳ないです…熱っ」
小鳥「何言ってるんですか、困ったときはお互い様です。事務所の…あの子たちのためでもあるんですから、事務員の私が事務を頑張らないと!」
P「小鳥さん…」
小鳥「今日はとことん付き合います。それに、プロデューサーさんは夜遅くに女性を一人で帰らせるような人じゃないでしょう?」
P「…ふふ、そうですね。すぐにでも終わらせて、ちゃんと家まで送り届けてみせます!よーし、やるぞー!!765プロ、ファイトー!
小鳥「おー♪」
――数時間後――
P「…」カタカタ・・・カ・・・タ・・・
P「…すぅ」
小鳥「プ、プロデューサーさん…起きてください…」
P「はっ!す、すみません…つい」
小鳥(あれから数時間…コーヒーも栄養ドリンクも効かなくなってきた…私もプロデューサーさんも眠気の限界…)
P「あとちょっと…ちょっとだから…頑張らないと……ぐぅ」
小鳥「プ、ぷろでゅーさん…がんばってええ…」
P「あぁ…しまった。あとちょっとですし、なんか雑談しながらやりましょうか…」
小鳥「あー、そうですね…あとはデータ入力ぐらいですし……えーと、なんか最近いい事ありました?」
P「いいこと、いいことかぁ…えーと……うーん………ぐぅ」
小鳥「プ、プロデューサーさーーん!!寝るなー!寝たら、しぬぞー!」
P「う、うぅ音無隊員…私はもうダメだ…なんかいい話がないかと思い出そうとするだけで眠気が…」
小鳥「ふふっ…wあー、じゃあ、なんか、もっとこう…IQを思いっきり下げてできそうな話…そうですねえ…」
小鳥「あ、アイドル達の持ち歌が能力になったら面白そうじゃないですか?」
P「…は?」
P「え、ちょっ…なんですかそんな急に…」
小鳥「いやだから、アイドル達の持ち歌が能力になったら面白そうじゃないですか?」
P「いや、同じこと言ってるじゃないですかww」
小鳥「えーっと…つまりねこういう事です。例えば春香ちゃんの 『I Want』だと…」
―――
―――――
―――――――
春香「…」テクテク
敵「(ふん、あいつが765プロの天海春香…)隙だらけ!だぜえええっ!!」
春香「!」スッ
敵「ふん、今更おそっ…!」
敵(な、なんだ…!?体の自由がっ…)
春香「効かない?」敵「効か……!?」
春香「ふふっ…『そこに跪いて』?」
敵「うっうおおっ!?!?!?」ズシャアアアアアア
敵「なっなんでこんなっ…何をした…!」
春香「うふふ…なんで?それは『I Want』、私がそれを望んだから」パチンッ
敵「!な、なんだ…体がおかしな方向に…!うっ、あっあっやめ…あっ、ああああああ!!!!!!」
春香「残念。あなたは捕まえられなかった…『I Want』に、認められなかった…ごめんね?」ニヤァ・・・
―――――――
―――――
―――
小鳥「と、まぁこんな感じでして!!」
P「…」
小鳥「もし楽曲のタイトルがそのままアイドル達の能力になったら、っていう妄想ですよ!私の脳内設定ではですねー春香ちゃんの『I Want』は効果範囲は狭いけど、『効果範囲の中に入ったら春香ちゃんの命令や願いには逆らえない』っていう能力でして!イメージとしてはジョ○ョのスタンドっぽい感じで、戦うときはいかに効果範囲を知るか、いかに範囲外から効果的な攻撃ができるかっていう所がミソになる感じですねえ!!4部みたいなノリでいくと、春香ちゃんに追いつめられた主人公側の2人組が民家に駆け込むんです。で、2階に逃げ込んで安心していると、突然相方の方が『や、やべえ…なんだか身体が、動かねえんだ…』みたいな事を言い出して、もう一人が『や、やばい!逃げろ億○ーッ!そこは、やつの範囲内!やつは今一階にいるんだ!効果範囲は上にも伸びてんだよォー!』みたいな展開で次号!みたいな!?キャーッこれは来週が気になりますよねえ!?!?!」
P「…小鳥さん」
小鳥「あ…」
小鳥(し、しまった…つい深夜ノリでいつもため込んでた妄想をつい口走って///…そうよね、今まで事務所の、アイドルのために一生懸命仕事してきたのに、もうその仕事も終盤にさしかかってきた時にこんなふざけた話題口にしたら、こんな反応になるのも当然よね…)
小鳥「ご、ごめんなさい…こんな話してる場合じゃないですよね…」
P「まったく、小鳥さん…」
P「そwwwのwww話wwwwww超絶マジでクソゲボ面白そうじゃないっすかーーー!!!!wwwwwwww」
小鳥「で、ですよねーーーwwwwwぴぴぴぴよ~~~~っ!!!!wwww」
※二人は深夜テンションでおかしくなっています
P「いやーなるほどなー!全然考えたことなかったなぁ!やっべなんかテンション上がってきたwww」
小鳥「ふふふふふwwwwで、春香ちゃんで言うと『太陽のジェラシー』は絶対、太陽をほうふつとさせるでかい火の球を相手にぶつける技だと思うんですよ」
P「wwwwwwwじゃあ『笑って!』は?wwwwww」
小鳥「あ、それは物語中盤ででてくる春香ちゃんの名言ですね。『ふふっ…ねぇどうして泣いてるの?あなたが私に願ったんじゃない、その人を倒してって…ねえ?…見たいのはそんな顔じゃないの…!笑って!』みたいな…」
P「サイコパス設定好きすぎでしょwwwwwwじゃあ『さよならをありがとう』は決め台詞ですね。『しっ、しまっ…!』『残念、私の勝ちです…さよなら』『くっくそおおおおおお!!!!!』『さよならを、ありがとう…♪』『ズガアアアアアン!!!』みたいな!」
小鳥「そ、そりーーーーーーwwwwwww」
P「そりすぎてそりになった!wwwwww」
※深夜テンションでおかしくなっています
小鳥「ふっふっふ…これは始めるしかないですね…!」
P「い、いったい何が始まるんです?!」
小鳥「『第3次、アイドル達に楽曲の名前を冠した能力を持たせ、一番しっくりきたやつが優勝!大戦』だ!」
P「おぉ~!どんどんパフパフ!!」
小鳥「えー、今大会のルールを説明します。今から順番にアイドル達の名前を挙げていくので、お互いそのアイドルの持ち歌からその能力を妄想しましょう。以上」
P「大戦でも勝負でもなんでもないじゃないですかwwwwww」
小鳥「wwwwww」
小鳥「じゃあ最初、誰からいきます?」
P「そうですねー…春香ときたから、次は千早じゃないですか?」
小鳥「あーなるほど千早ちゃん。えーっと、『蒼い鳥』、『眠り姫』、『細氷』…」
P「『arcadia』、『Snow White』、『Fly High!』あぁ、う~ん、これは…」
小鳥・P「つ よ い(確信」
小鳥「やっぱり曲のイメージに引っ張られるというか、壮大な曲が多いためか相当に強そうなイメージになりますねえ」
P「なんかもう、物語の序盤で封印させられるか、もしくは主人公が1話で封印を解いてまだ力を開放しきれてないうちに使役しそう。あまりにも強いから」
小鳥「やっぱりメイン能力は『蒼い鳥』でしょうか…」
P「まあ妥当ですよね。うーん…鳥を召喚して使役する能力?」
小鳥「うーん、それだとなんか迫力に欠ける気が…」
P「うーん…」
小鳥「でも、よくよく考えると千早ちゃんすごいですよね。あんな壮大な曲をまだ10代の女の子があそこまで歌い上げてるんですから…」
P「えぇ、本当ですよ。デモを聴いて、これはいくら千早でも流石に扱いきれないんじゃないかって思った歌なんて何個もありましたけど、そのたびに千早は俺の想像を遥かに超える努力で………はッ!?!?!?!」
小鳥「?プロデューサーさん?」
P「…小鳥さん、今のあなたの一言で思いつきましたよ…名案をね!」
小鳥「!!……見せてもらいましょうか、トップアイドルプロデューサーの実力とやらを!」
P「ちょっと待ってください。2分でパワポにまとめますんで」シュバババババッババ
小鳥「な、なんて仕事の早い…!いよっ!敏腕P!!!!」
P「ふぅ…できました」カタカタカタッタ・・・ターン!
小鳥「そして1分もかかってない!?」
P「今も話しましたけど、千早って、どんな楽曲でも自分のものにしてしまうじゃないですか」
小鳥「ええ、まさに歌姫って感じですよね」
P「でもそれって千早の才能に加えて、やはり千早の曲に対する姿勢が素晴らしいって事が重要なんすよ。曲を理解し、自分の感情を乗せ、トライ&エラーを繰り返して、次第に楽曲と自分をひとつにしていく…つまりこういうことです!」
【千早は自分の手には余るような力を手にしてしまった時、ストイックにその力を自分のものにするため努力していく過程が熱いんじゃないか?】
小鳥「あ~!はいはいはい!!」
小鳥「なるほどなるほど!ものすごく扱いにくい武器を努力で扱えるようにするのもいいし、楽曲を擬人化・擬獣化してすっごい強大な力を持ってるけどクセの強そうな楽曲に『力が、欲しいか?』ノリをさせるのも面白そうですし!」
P「さすが音無さん察しがよくていらっしゃる!今回は前者に近いかもしれないですね、刀!ぼく千早に刀持たせたいです!」
小鳥「あ~!いいですね~!!名刀『蒼い鳥』とか、妖刀『眠り姫』とか、超かっこいいじゃないですか!!」
P「しかも後者は覚醒時に使えますよ。千早がピンチになると、刀の方から千早に語りかけてくる感じで!」
小鳥「ああ~!熱いですね熱いですね!!つまり…こういう感じですね!?」
―――
―――――
―――――――
千早「ハァッ…!ハァッ…!」
敵「如月千早…あなたには失望しました。あなたは、その刀の力を使いこなせていない」
千早「…!何を…でたらめですっ!」
敵「いいえ。あなたは、感じきれていない。その刀に宿る付喪の思いを…。信じきれていない。自らの力を…」
千早「信じきれていない…?感じきれていない…?」
千早(うそ…何度も何度も素振りを繰り返した…切っ先から柄の模様ひとつひとつを隅々まで毎日手入れした…足りないって、足りないっていうの…?まだ…届かないっていうの…?)
貴音「…一の太刀、『風花』。二の太刀、『恋花』。…これより、あなたをわたくし最大の技にて葬ります。……『月ノ桜』ッッッ!!!!!!」
千早「ううっ…!?」
千早(ここまで…か。ごめんね、せめて最後に一言だけでも…はる…)
ガギイイイイイイイイイイン!!!!!!
貴音「…!?」
千早「!…刀が…!?」
???((((泣く事ならたやすいけれど、悲しみには流されない))))
千早「!?(なに…?あたまに、直接…!……歌?)」
???((((蒼い鳥、自由と孤独 ふたつの翼であの天空へ私は飛ぶ))))
千早(この子が…私に…?自分の事を…?)
???((((この翼もがれては…生きていけない、私だから…))))
千早「…蒼い鳥、もし幸せ…近くにあっても…」
貴音「!?(まっ、まずい!!)」シュッ!!!!!
千早「あの空で…歌を歌う…未来に向かって」ギイイイン!!
貴音「くっ!?(しまっ…)」
千早「あなたを…愛してた…!」ヒュッッ!!!!
ズバアアアアアアッ!!!!!
貴音「あっ!ぐううううううう!?!?!?」
貴音「うっ…うう…ふ、ふふ…やり、ましたね…如月千早…」
貴音「その刀の名は…『蒼い鳥』…あなたの…あなた…だけの……」ドサァ・・・
千早「…でも前だけを……見つめてく………」チーン
―――――――
―――――
―――
小鳥「How was it??」
P「Oh…marverous…」
P「やべえ…歌い始めたところでなぜか泣きそうになりましたよ…なんて熱い展開なんだ……!」
小鳥「やっぱり千早ちゃんのイメージから歌は切り離せないんですよ…」
P「て、ていうか小鳥さん!なにしれっと貴音登場させてるんですか!!!!しかも貴音もいい感じに仕上がってるしwwwwwww」
小鳥「え、えへへ…なんかわたし、千早ちゃん×刀って思い浮かべたら『仁義ない戦い』思い出しちゃってwwwどうしても相対させてみたかったんですよぅ…!しかも、千早ちゃんと同じで代表曲がかっこいい日本語で対応させやすいし。恋花風花月ノ桜でもう妄想が止まんなくなっちゃって…」
P「いやもう確かにめっちゃしっくりきちゃってましたよ…しかもあの後倒したと思った貴音が姿を現して、新たな力、双剣『ふたつの月』を携えて再戦するんですね、わかりますって感じでした」
小鳥「あぁぁぁぁ…それ、それいい…しかもちょっと闇堕ちして目のハイライト消えてる感じですよねわかります」
P「小鳥さんさっきの春香といい闇堕ち好きすぎるでしょwwwwww」
P「さてここまでの経過は…」
・春香→『I Want』 自分の領域に相手が足を踏み入れた時相手は絶対服従となる
・千早→名刀『蒼い鳥』を振るう。刀と千早の思いがシンクロした時超強くなる
・貴音→千早のライバル(?)キャラで『恋花』『風花』の二刀流。二刀流奥儀の「ふたつの月」は強い
P「うーんなかなか中二心をくすぐる能力者になってきましたね!次はだれいきます?」
>>36
修正:・貴音→千早のライバル(?)キャラで『恋花』『風花』の二刀流。二刀流奥儀の「月の桜」は強い。後に闇落ちし、新武器「ふたつの月」を使用
小鳥「そうですねー…やよいちゃんか、あずささんはどうですか?」
P「お、意外なセンバツですね?その心は?」
小鳥「いや、その子のキャラクターとか、楽曲の雰囲気的にどうしても妄想が難しい子っているじゃないですか。そういう子から先にやってった方がいいかなって…」
P「あー確かに、二人ともかわいらいしい曲が多かったり、どうしても攻撃的なイメージは皆無ですからね…わかりました!じゃあ、やよいからいきますか!」
小鳥「さてさて、やよいちゃんの持ち歌はっと…えーと、『おはよう!朝ごはん』『キラメキラリ』…」
P「『まはろば』『スマイル体操』『プラ・ソニック・ラブ!』うーん…」
小鳥「プロデューサーさんこれ…」
P「はい…」
小鳥・P「む、むずい………」
P「いやこれ難しいな…やよいが素が天使すぎる上に、曲名も平和すぎる…」
小鳥「使えそうなのと言っても、『ゲンキトリッパ-』『ストロベリーキューピッド』…『ハートウォーミング』は、さすがに無理でしょうか…?」
P「…『カンゲキハッピーエコロジー』…ハッ!?!?………貯金残高が増えるたびに戦闘力が上がる能力…?」
小鳥「wwwwww流石に緊張感欠けすぎですよwwwwww4番○ードみたいになってるじゃないですかwwwwww」
P「ネタがわかってくれて安心しましたwwwwwww」
P「うーん、でしたら、回復キャラとかはどうですか?スマイル体操を一緒に踊ったら傷が癒えるとか…ほら、やよい天使ですし」
小鳥「あー…それはそれでしっくりくるんですけど、なんかありきたりすぎません?」
P「いやあ…でもなんか…やよいが誰かを傷つけたりするようなところ、想像したくないですか…優しくて、いつでも誰かの事を思ってて、事務所の元気印のやよいが…」
小鳥「やよいちゃんに対してすっごい過保護ですねプロデューサーさんwwwじゃあ、プロデューサーさん。こういうのはどうですか?」
P「?」
小鳥「いつも元気なやよいちゃん…その元気の源ってなんでしょうか?」
P「え?うーん…なんでしょうか、やっぱり家族や事務所のみんなが幸せでいること…とかじゃないですか?」
小鳥「うふふ…そこでですよプロデューサーさん。やよいちゃんの能力はこんなのでどうでしょう」
P「?」
小鳥「能力名『ゲンキトリッパ-』。その能力は…」
・他人から生気…つまり元気を吸い取って自分のものにする
P「!!!こ、小鳥さん、あんた…!」
小鳥「ふふふ……!」
P「もー!もー!もう!出た出た小鳥さんの悪いクセ!!そうやってすぐアイドル闇堕ちさせるじゃないですかー!!やだーーー!!!!」
小鳥「プロデューサーさんwwwwwwいやいや落ち着いてくださいよ。私だってバカのひとつ覚えみたいに闇堕ちさせるばかりじゃないですよ?」
P「えーいやでも完全に能力があれじゃないですか…ゲンキ『取り』ッパ―から着想したんでしょうけど、なにかを奪い取って自分のものにするとか、悪役側の技でしょそれ…」
小鳥「安心してくださいプロデューサーさん。やよいちゃんはちゃんと天使です。むしろ、この能力だからこそやよいちゃんの天使が引き立つんですよ!」
P「えぇやだぁ…もう小鳥ワールドについていけないい…」
小鳥「気をしっかり持ってください!説明していきますから!!」
小鳥「えーっとね…まあ、ひとまずはもうこれ。このセリフ思い浮かべてください」
【やよい「うぅ…ごめんなさい。ちょっと、ちょっとだけお借りするだけです。あなたのちから、私に貸してください!すぐに100倍の元気をお返ししますから!『ゲンキトリッパ-』!!!!!!」】
P「さすが小鳥さん、信じてたぜ」テノヒラクルー
小鳥「えっはやっ!?理解はやっ!?!?!?」
P「なるほどなるほど、奪い取る、なんて不穏な事が書いてあったからなにかと思ったけど、元○玉的な使い方ができるんですね?人から元気を分けてもらうという能力がやよいのいじらしさや、人との絆を大事にする人柄等がよく表現できていると思います。また、元気をお返しします!のくだりがいいですね。やよいのアイドル活動を見てると元気になれるっていう意見は多々いただきますから、そういった意味でも『元気の返済』ができるのはやよいくらいなものですね。サンキューぴよ鳥、マーベラス」
小鳥「しかもほんとにまあまあ理解してるwwwそうですね、ここで書いてある『元気=生気』は生命力とか戦闘力的なものとして見てもらって大丈夫です。結構ストーリー展開にも幅が効かせられる能力だと思いうんですよねこれ」
P「うーん…あ、あれですね!『私の力、あなたにたくすわ』のくだりができるじゃないですか!」
小鳥「GOOD!『やよいちゃん…私はもうダメ。もう動けないわ』『そ、そんな…まだ大丈夫です!いますぐ戻って、手当を受けましょう!』『ダメよ、間に合わなくなっちゃう…伊織ちゃんは、おそらくもう対峙してしまっているわ…そして、あの娘では…勝てない…』『そ、そんな…どうしたら…』『だからね…』スッ『!』『私に残された、ほんのちょっとのちから、元気。やよいちゃんにあげるわ』『そ、そんな嫌です!そんなことしたら、わたし…わたしあずささんを殺しちゃいます!!!!!』『やよいちゃん…』『いやです。絶対にいやです!!なにがどうなってもそんなことぜった…』『やよいちゃん!!!!』『!?』『落ち着いて聞いて…いい?そんなことは絶対にないわ…なぜなら…』ぴへへ、妄想が止まりません…!」
P「くそぅ、普段は『なにいってんだこいつ』って思ってる小鳥さんの妄想が、今日はやけに気になる…!続きを、なぜならの続きを……!」
小鳥「生命力ですからね、必要以上に取りすぎるとその人を弱らせてしまう…だからやよいちゃんも普段はめったに使う事ができずに、有事の際は複数の非戦闘員からちょこっと、ほんのちょこっとずつ借りるだけっていう設定です」
P「あーいいですね…本来扱いを一歩間違えば危険な力になりえるけど、使用者側のモラルによってかろうじて制御されるような能力…これはあれですね、元気を奪い取れる人は、仲間・もしくは自分を信頼している人に限る、とかにした方がいいですかね?」
小鳥「そうですね、敵から戦闘力や生命力を奪い取れるならまさにチート能力ですし…その設定があると私の『第二の妄想』がさらに活かされます!」
P「だ、第二の妄想…?さっきの『私の力、あなたにたくすわ』のくだりで終わりじゃないんですか?」
小鳥「ふふ…それはまた後で♡」
P「どうでもいいですけどそれ完全に2×歳独身女性の♡の使い方じゃないですよ…」
P「あっ、ていうか僕、さっきの音無さんの妄想で、あずささんの能力を思いついちゃいました。」
小鳥「おっ!?ほうほう、どんなものでしょう!」
P「ふふふ、これは自信作ですよ…あずささんの能力は、ずばり、『zone of fortune』です!」
小鳥「お、PETIT IDOLM@STERシリーズからですか。確かに引き立てられるタイトル…どんな能力ですか?」
P「いやーでもまんまですね。fortuneというワードから、占い系の能力です!敵の居場所とか、次の行動を占うんですよ。うまくいけば、相手の考えを全部先読みして全部先手をとれますし、後方支援としてもとっても貴重な能力です!」
小鳥「おぉ、いいですね!あずささん占い好きですし、大人っぽい優雅な雰囲気があるからそういうの似合いそうですもんね!敵の作戦を全部言い当てて、思惑がすべて外れて困惑している敵に対して『あらら、残念。はずれです~♪うふふ、今日は運がいいみたい…♡』とか言っててほしいです…」
P「っあ~!わかる、わかるわ…また、方向音痴とか結構抜けてるところがあるから、こういう隙がありそうな能力ってあってますよね。『あ、あらあらごめんなさい伊織ちゃん…まさかトラップが全部伊織ちゃんに引っかかるなんて…』みたいな一幕もありそうwww」
小鳥「伊織ちゃん、この世界線でも苦労しそうですねwww」
P「さ、小鳥さん…難しいところが終わったし…次はボーナスタイム、いっちゃいます?www」
小鳥「む!ふふふ、なるほど、そうですか…あのアイドルですね!」
P「どうやら思い浮かべているアイドルは一緒のようですね…!それじゃ、せーので言いますか!」
小鳥「そうですね!事務所の中でも、一番このお題が盛り上がりそうなアイドルと言えば……せーの!!」
P・小鳥「響(ちゃん)!!!!!!」
【我那覇響・持ち歌一覧】
Next Life
TRIAL DANCE
Brand New Day!
Pon De Beach
Rebellion
smiley days
うれし・あやかし道中記
しあわせのレシピ
天と海の島
P「…」
小鳥「…ら」
P・小鳥「楽ぅ~~!!!!!考えるの楽ぅ~~~~!!!!」
P「いやもう小鳥さん…これ素材豊富すぎですよ…」
小鳥「いやそうですね…まさにこの企画の為だけに育てられてきたアイドルと言っても過言ではないですね!」
P「『Next Life』の強キャラ感えげつないし、『天と海の島』はもう能力っていうかラスボスとして待ち構えるダンジョンかなにかでしょコレ」
小鳥「『TRIAL DANCE』の身体強化系能力感も半端ないし、『しあわせのレシピ』はもうあれですね、最終回の表題。『傷つけ、傷つけあい、生き残った先に何が見えるのか…なにが残るのか…少女たちの未来が、その答えとなる。最終回、しあわせのレシピ。』みたいな!」
P「あ~だめだめぜったい泣く。戦いから離れて戦地から遠い場所で家族と幸せに暮らしながら年をとっていく響を想像して泣くわそれ」
小鳥「wwwwww」
小鳥「提案なんですけど、響ちゃんに関しては対戦形式にしません?お互い、これだ!って思う能力を考えて、発表しあう感じで。で、より面白い能力を考えた方が勝ちにしましょう!!」
P「お、いいですねえ!小鳥さん…ぼくこれ今回は自信ありますよ…?」
小鳥「ふふん、受けて立ちます。制限時間は…10分でいいですか?」
P「いえ。…5分あれば十分です」
小鳥「COOL。わかりました。それでは、シンキングタイム、スタート!」
――5分後――
小鳥「さて、進捗はどうですか、プロデューサーさん?」
P「ふぅ…小鳥さん、…いつでもいけますよっ!」
小鳥「自信満々!お互い結構がっつり考え込んでましたねwww」
P「いやーほんとほんと!あれもいい、これもいいって制限時間5分なのに3日分くらい考え込んだ気分ですwww」
小鳥「うふふふふwwwwwwじゃあ、先攻は私がいただきますっ!!」
小鳥「え~っと、楽曲から発表するのもいいんですけど……能力使用時のストーリーを考えたのでそっちから聞いてもらってもいいですか?」
P「妄想が先ってwwwでも、どの曲が来るのかっていう楽しみもできますし、いいかもですね!」
小鳥「ええっと、わかりやすく今まで出たアイドルの子と戦ってもらいましょうか…ええっと相手は…闇落ちした貴音ちゃんで」
P「ファッ!?!?!?ひびたかなんで争ってしまうん!?!?」
―――
―――――
―――――――
貴音「…」
響「…貴音」
貴音「…」
響「……貴 音 ッ!!!!!」
貴音「……響、すぐにこの場を去りなさい」
響「わかってるだろ。聞くわけないぞ、そんな事」
貴音「私の知っている響ならそうでしょうね」
響「…自分の知ってる貴音なら‟こんな事”はしない」
貴音「……」
響「貴音。何があったか答えて」
貴音「………」
響「……貴音ッッ!!!!」
貴音「!」
響「自分は!!!怒ってるんだ!!!!!貴音!!!!!」
貴音「…響、かつての仲間といえど、私には今ここで問答を重ねてる暇などないのです。これだけ言ってもあなたは引かないでしょうが」
貴音「もし引かないというならば、この『ふたつの月』…」
貴音「…抜かざるをえません」ジャッ
響「なぁ、貴音ぇ…自分たち、親友だっただろ…?お互いの事はなんでも知ってるはずさー…」
響「‶そんなもん”で・・・
自 分 を 捉 え ら れ る と 思 っ て る の か ?」
貴音「…!奥義、『月の桜』ッ!!!!!!」ゴォッ!!!
ババババババババッ!!!!
貴音「全ての太刀を…相変わらず、だんすはお得意のようですね」
シュンッ!!!!!!
響「『TRIAL DANCE』…貴音は隣で見てたんだ、よく知ってるでしょ?それでも自分とやる?」フォン
貴音「ふふっ…ならばこそ、私の剣先をあなたに届ける事で、『フェアリー』最速の座…譲っていただきます!!!」
響「そうか、お前…本気なんだな、本気で…!クソッ!!!」
貴音「…参ります!」
―――
―――――
―――――――
P「あぁ~!『TRIAL DANCE』だったあああああ!!スピード系だったああああ!!」
小鳥「ああこれ楽しっ…妄想が楽しいいいい!!!」
小鳥「響ちゃんって、どっちかっていうと肉弾戦が似合うタイプだけど…その中でも、パワー系っていうよりかはスピード系ってイメージなんですよね!」
P「あ~わかりますわかります。動物好きのイメージもあってか、天真爛漫な響ってちょっと野生を感じますもんねw…パワー系はどっちかっていうと真ですよねwww」
小鳥「確かにwwwいや^それにしても響ちゃんは素材豊で助かります…Pさんはちなみにどんな能力を?」
P「ふふふ…せっかくですから、その音無さんの妄想を使って説明しましょう!」
―――
―――――
―――――――
響「がッ…!?」ザザザザ・・・
貴音「ふふ…響。限界ですか?あなたのすぴぃど…既に見きっています」
響(バカな…貴音、いつの間にこんなに早く!?ちょっと前まで、自分のスピードにはついてこれなかッ……!?)
貴音「『月の桜』ッッッ!」ゴォッ!!
響「グぅっ…!?」
貴音「あぁ…あぁ響!わたくしが生涯でただ一人、愛した友よ…。その強さで、その穢れ泣き瞳で、私の心を獣の雄のように犯していった響…」
響「…」
貴音「どうしてでしょうか…今のあなたも…ひどく、魅力的です…♡」
響「…」
貴音「あぁ…ほかの誰にも譲りたくはない…私ははしたない女性です…こんなにも、こんなにも、こんなにも…」
貴音「あなたをッ!殺したいのです!!響ィ!!!!!!!!」シュンッ!!!!!!
フォンッ・・・
貴音(…消えたッ!?)
………
貴音「なぜ、いったいどこへ…?」
「なぁ貴音ぇ」
貴音「!?!?!?!」
響「…貴音ぇ。自分はさぁ、欠片も認めたくなかったんだ。認めたくなかったんだけど…やっぱりちょっと。ほんっっっっのちょっとだけ『バカ』みたいだぞ」
貴音「……その『おぉら』、久々にお目にかかりますね…!」
響「自分を殺したいほど愛してるって…?そっかぁ…」ゴォッ!!
貴音(……くるッ!)
ひゅっ…
貴音(どこからくる…どこから…。……!?)
貴音「…血が」ツー
響「ごめん、自分にはわけがわからないや。だって自分は貴音が大好きだけど、貴音が死んだら嫌だもん」
貴音(…ぐぅ…!?右膝・左脇腹・みぞおち…いや、まだやられている…ッ!?)
響「でもな貴音、どうやら今の貴音は…ちょっと本気でぶん殴らないと、正気に戻りそうにないからさぁ…!」ヴンッ!
貴音「……実際に技を受けるのは初めてですが、これほどまでとは…『目覚め行く真実の赤』…!!!」
響「…『Rebellion』」
―――――――
―――――
―――
小鳥「あーーー!似合う!Rebellionで覚醒ほんっっっと似合う!!」
P「でしょでしょ!?!?ほら、ライブでこの曲歌うと会場全体が一斉に真っ赤になるタイミングあるじゃないですか。…あんな感じで、響の身体が真っ赤な闘気に包まれるんですよ!」
小鳥「あーっ、いいですねえ…まさに覚醒技!って感じです…これは能力としては『TRIAL DANCE』の上位互換って感じですか?やっぱりスピードの描写がすごかったですけど…」
P「いやーというより、全強化ですね。身体能力や思考スピードも強化できるけど、『TRIAL DANCE』の能力そのものも強化できる!みたいねイメージで…」
小鳥「おおぅ…チート、チートや…響ちゃん最高や…」
小鳥「さて…これまでアイドルの能力についていろいろストーリーも含めて考えてきましたが…」
P「いやー、盛り上がりましたねぇこの話題。今度こういうバトル物の映画の仕事とかもって来ようかなあ…」
小鳥「いや…待ってくださいプロデューサーさん。これ…本気で企画にしません?」
P「…小鳥さん。あんた何を…?」
小鳥「プロデューサーさん、私ね…今までずっと一人で妄想するのが趣味でした。自分の中にビビッときたものを膨らませ、育て、自分による自分のための物語を作る…それは本当に有意義な事…何もなくても、自分の意識さえ、頭さえしっかりしていればどこだってできる最高の趣味だったんです…」
P「…」
小鳥「でもね、私…気づいちゃったんです。あぁ、自分が最高って思ったものを誰かに伝えて、気持ちが共有できる事…こんな楽しい事、他にないって」
P「小鳥さん…」
小鳥「この今までの時間を無駄にしたくない。私たちの熱い熱い、愛の詰まった時間…このままいい思い出で終わらせるなんて、もったいないって!私、そう思うんです!」
P「…」
小鳥「なんでもいい、ほんとになんでもいいんです…映画化やドラマ化なんて高望みしてません、でも企画書でも、二次創作サイトでもなんでもいい、とにかくこの夜の事、忘れたくない…!」
P「小鳥さん…あの」
小鳥「…いや、いいんです。わかってます、こんな事なんの意味もないって。…ごめんなさい、この話は終わりにしましょ!さ、何かやらなきゃいけなかった事もあった気がするし、ここらでお茶でも入れて」
P「小鳥さん!!!!!」
小鳥「!?」
P「…人によって大事な事は違います。自分にとっての嫌いは、誰かにとっての好きなんです。自分の『好き』を大事にする事…こんなに誇るべき事が他にあるでしょうか」
小鳥「…」
P「小鳥さんにとっての『好き』が、今回の話で溢れ出して…それを尊く思って、残したいと思う気持ち、至極当然のことです。やってやりましょう…今夜、都内の小さなビルの一角で行われた、誰かが見たらどうでもいい話…でも、最高に熱かった、最高に僕らの魂に響いた『好き』を!この手で伝説にしてやりましょうよ!!!!」
小鳥「プ、プロデューサーさん……!!!」
※たびたび、ですが久方ぶりに再確認しますが…
小鳥「キャーーーーーーッッッ!!!!ステキ、抱いてッ!!!!」
P「これが俺の能力…顕現せよ、『パーフェクト・コミュニケーション』ッッッ!!!!」
小鳥・P「…うわっはっはははははははははwwwwwwwww」
※二人は深夜テンションでおかしくなっています
P「よーし、なんだか超やる気でてきましたよ!この企画書、なんとか朝までに作り上げましょう!!」
小鳥「はい!残りのアイドルの能力も考えつつ、今まで作ったストーリーも盛り込んで、予告編とか書いちゃいましょう!!!」
P「なんだかテンション上がってきたーーーー!!!おっしゃいくぞ鳥ィ!!敏腕Pの本領見せたらァ!!!!!」
小鳥「私もです!やる気MAXファイアーで、いってやりますよぉー!!」
よぉー…
ヨォー…
ヨォー・・・
―――
―――――
―――――――
――翌朝――
律子「ふぅーっ、着いた着いた!えーっと、現在時刻は…6時半、か。まだ余裕あるわね」
律子(昨日、小鳥さんとプロデューサーに、『事務仕事は大人に任せて、未成年は帰りなさい!』なんて言われちゃって素直に帰っちゃったけど…かなりの量だったし、きっと大変よね。締め切りの時間はまだ先だし、今からでも手伝えること、あるはずよ!頑張ってくれた二人のためにも…よし!やるぞ律子!朝早くて眠たいけど…がんばれぇ!)ガチャッ
律子「おはようございまーす!…あら?」
P「すぅ…すぅ…」
小鳥「グゥ…ぴよぴよぴよ…」
律子「ふ、二人とも寝てる?ていうか寝息かわいい…って、例の書類は!?データ作成は!?企画書は!?!?」カタカタカタカタ
律子「あっ…できてる?予定されたところまでテキスト進んでるし、一応最後まで通して完成はしたのかしら…?ふふっ、そうよね。あんな事言っといて、仕事の途中で深夜テンションにハマり込みおかしな会話を繰り広げながら結局最後まで仕事は終わらず寝落ち、だなんて…一瞬でもそんな想像した自分が恥ずかしいわ///////」
律子「二人を起こすのは悪いし、このまま最終チェックだけ私がやればいいかしらね…といっても、さすがねぇ直す所なんてなにも…ん?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
『SONGS BALETTE ~音楽の弾丸~ 各能力・あらすじ一覧』
ドドドドドドドドド…
律子「…なにこのファイル。なにこの中二病丸出しのタイトル…えっちょっと待って怖い怖い怖い。まって、ちょっと待って…。うん、確認だけ。とりあえず中身だけ確認させてもらいましょう。大丈夫、プロデューサー殿と小鳥さんを信じるの。信じるのよ、秋月律子………!」カチッ
はじまりは、ほんの少しの、『ずれ』だった
「あの…こんな所に集合って…わたし、なにかしましたか?いったい何を…」
「ふふ…春香ちゃん、安心して。何も悪い話じゃないのよ?」
一人の少女の夢。その夢にほんの少しだけ入った亀裂。そのずれが…
「力が…欲しい?」
惨劇の引き金だった。
アイドル…それは、その姿、舞い、歌声で人々を導き、癒し、救う…現代で最も神に近しいともいえる存在…
「アイドル連続襲撃事件?」
「そうなんだYO!なんか物騒な事件がここ最近たてつけ悪いみたいで…そこで!真美たち美少女双子姉妹アイドル探偵の出番ってわけなのだ!」
「立て続け、ね…あと長すぎ。やめときなさいよ、『能力』があるとは言え、本当に危ないわ。警察だってどんなやつが犯人なのか全くわかってないのよ」
「んっふっふ~いおりん優しいね!でも大丈夫!亜美の『黎明スターライン』と…」
「真美の『スタ→トスタ→』は最強のコンビだかんね!」
「あ、亜美ちゃんも真美ちゃんも、ダメだよぅ、危ないよぅ…」
一部のトップと呼ばれるアイドル達は、自分たちの歌を『能力』として行使する事ができた…
「…亜美と真美は?」
「…まだ、目を覚まさないって」
この物語は、そんなアイドル達の…
「…真、いくの…?」
「あぁ、ついに…仲間が犠牲になった。黙って見過ごす事はできない」
「危険すぎるわ…亜美と真美が発見された時の話、聞いたでしょ?」
「『互いが互いを刃物で刺しあった状態』で見つかった…赤い涙の跡をつけて…」
「怖くないの?きっと、恐ろしい相手よ…間違いなく」
「だからさ…僕はあんまり頭がよくないんだろうね…それを聞いて思ったことはひとつ」
「『仲間の身体と心を傷つけたヤツは絶対に、許さない』…とてもクールではいられないよ。…いくぞッ!」
「『エージェント』ッ!!!!!!」
…夢と絶望の狭間を生きた物語である
律子「……」パタン・・・
律子「ふぅ…あぁ、なんて清々しい朝かしら。窓から差し込む朝陽が部屋を照らして…幻想的ね……」
律子「………」スゥ・・・
律子「おいそこの鳥と社内ニート!!!!!!さっさと起きろォォォオオオ!!!!!!!」ドガシャアアアアアアア!!!!!!!
P・小鳥「ほわぁぁぁぁぁぁぁあああああ!?!?!?!?!?」
律子「せ・つ・め・いしてもらおうかしら…?これは昨日お二人がやってた仕事ですよね?途中から急ぅ~にカットインしてきたこの中二小説はなに!本来記載されている予定の仕事はいずこに!?!?さぁ、答えてください!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
小鳥「はっ…はわわわわわわわわ」←状況の整理がついておらずテンパっている
P(やばいやばいやばいやばいやばい)←起きた瞬間すべてを察したが、あっもうこれどうしようもねえやと思って逃げ道を探している
小鳥(プ、プロデューサーさん!どうしましょう!?)
P(おおおおおおお音無さん落ち着いてくださいおおおおおお俺にかんがかん考えがアリアリアリアリ)
小鳥(プロデューサーさんが一番落ち着いてくださいよ!?!?)
律子「ヒソヒソ話はしないッ!さぁ早く事情説明を…!」
P「ま、まて律子!」
小鳥(プロデューサーさん…策とは一体どんな…?)
P「その、あれだ…えーと…」
律子「………」ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ
小鳥(貧乏ゆすりえげつねえ…)
P「あの、なんだ…とりあえず、最後まで読んでみてもいいんじゃないか…?」
小鳥「へ?」律子「あ?」
P「その、さ、途中までしか見てないんだろ?ひとまず最後まで見てもらってからでも遅くないんじゃないか?もしかしたら律子が思っているものとは違う意図が隠されてるかもしれないだろ?な?冷静になって…俺たちは寝起きだしコーヒーでも買ってくるから、そのうちに読んどいてくれよ、な?」
律子「ほぅ…?」
小鳥(たっ、単なる時間稼ぎ!?そんな、そんな戦法律子さんに通用するわけ「いいですよ」ファッ!?!?!?!)
律子「確かに私の早とちりかもしれませんし、全部読んでからでも遅くないですもんね」
小鳥(ううおおおおお!?さ、さすがプロデューサーさん!俺たちにできない事を平然とやってのける!そこに痺れる憧れるゥ!)
P(でしょう!?ひとまず外に出て落ち着いて、それから今後の対応を考えましょう!)
律子「ただし」
P・小鳥「?」
律子「コーヒーなら私が買い置きしてるの上げますから、そこで待っててくださいな。…正座で」ニッコリ
P・小鳥「」
律子「雪歩『真ちゃぁぁぁあん…ダメだよぅ外は危ないんだからァ…ちゃんと隠れておかないと…怖い事が起きないように…【EXCAVATE】…私のねがいはひとつ、一緒に穴掘って埋まってよ…?』」
小鳥「お、音読はやめてください!!心が死んでしまいます!!!!」
P「た、耐えて!小鳥さん耐えて!!!」
律子「伊織『私は一人だってトップアイドルになれるって信じてるわ…けど他人を貶める事で自分の地位を高めようとするあんたとは違う。私は、私自身の手で、力で!トップへたつの!じゃなきゃ意味ないわ…!私はあんたとは違う!【ロイヤルストレートフラッシュ】!条件は全部そろったわ…!』」
P「あばばばばばこれ俺が書いたところおぼっぼぼぼ…」
小鳥「プ、プロデューサーさんしっかり!!!!!!」
律子「美希『ほんとはね、ミキ春香のいう事聞きたいの、ホントだよ?でもほんとザンネン…許してくれないのミキいま【マリオネット】だから…!』」
P「」
小鳥「終盤に近付くにつれて私とプロデューサーさんのライフがゼロに…ぐふっ」
「へへ…千早ちゃん……信じてたんだぁ…ずっと…」
「……」
「心の奥底の私の叫び、願い、聞いてくれるって…助けてくれて、ありがとう……」
「……春香ぁ…!」
「『I Want』……いや、やめた。これは、『命令』じゃなくて、『おねがい』にするね」
「千早ちゃん…」
「いや…いやよ!絶対に…!!」
「『私を…
殺して?』」
「はるかああああぁあぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
‐まもなく(我々の脳内で)ロードショー!!乞うご期待!!!!!-
律子「……」
P「…」
小鳥「…」
P・小鳥(っべえー…これどーしよー…)
律子「うーん…なるほど…興味深いですねこれ」
P「へっ!?」
小鳥「ぴよっ!?」
律子「ただでさえ、うちは楽曲は色んな子たちで歌いまわしてますし、各々に楽曲のイメージを結びつける意味でも面白いかもですね。意外とストーリー構成も面白いし、なによりCDや曲の宣伝になるし。文体がアレなんでこのままじゃ出せないですけど、企画としては結構面白いんじゃないですか?」
P「お、おぉ…!そうだろそうだろ?!あ、そうそう、その企画を思いついちゃったから、急きょ書類にまとめないとと思ってな!今日取引先に送る書類の中にこういうのもあっても面白いんじゃないかと思って書いただけで、決して仕事をさぼってたとか、そういう事じゃないんだ!!
小鳥(うっ、ううう…!プロデューサーさんやりました…!私いま、胸がいっぱいです!私たちの妄想が他人に評価されたという事と……『律子さんに仕事サボって妄想話に花を咲かせてたという事実がばれて、おおいにお叱りを受けるかもしれない』というこの窮地を脱せた事も含めて…!!!)
律子「…ほぅ。時にプロデューサーさん、この設定だと私の能力は『Q&A』…相手へ質問すると、なんでも答えが帰ってくる能力、でしたっけ?」
P「お~そうそう!相手が律子の質問を聞いちゃうと、無意識に正答を言っちゃう能力だな!いやーこの能力で敵の弱点を暴いたり、ラスボスの存在にいち早く気づいたり…なかなか重要な役どころで…」
律子「ふ~ん…じゃぁ、プロデューサーに質問しますね?」
P「へ?」
律子「今回作って頂いた資料、今度大型ライブイベントで共演する予定だった346プロ・876プロ・315プロに送る『765プロの現在までの活動実績と今後の展望』だったはずですか…その資料にこの『いつやるかはわからないけどとりあえず企画を考えてみた765プロ全員出演映画企画』を送る必要はどこにあるんですか?」
P「あっ」
小鳥「…やっべ」
律子「あとこの資料…途中までは完璧なんですけど、アイドルのプロフィールとイベント参加実績のデータ入力だけ終わっていませんが…ちょうどそのデータ入力が始まる直前でこの中二妄想話企画が始まってるのは気のせいですかね?」
小鳥「あっ…」
―――
―――――
――――――――
P「あぁ…しまった。あとちょっとですし、なんか雑談しながらやりましょうか…」
小鳥「あー、そうですね…あとはデータ入力ぐらいですし……えーと、なんか最近いい事ありました?」
――――――――
―――――
―――
小鳥(しまった…結局あの後、そこだけやってなかった……!)
P「……」ダラダラダラダラダラダラダラダラ
律子「もう、プロデューサー殿ぉー。無意識に正答を言っちゃうんですよね?早く答えてくださいよー☆」
P「……は、はははは、あれはね、ほらあくまでフィクションだから…」ダラダラダラダラダラダラダラダラ
律子「うーん、じゃあ小鳥さん、プロデューサー殿。私の能力は変えた方がいいかもしれませんね?」
P・小鳥「は、はい…?」
律子「ほらほら二人とも、正座が崩れてるから座りなおしてください♡今から…『いっぱいいっぱい』、お説教してあげますからああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
説教中、小鳥は考えていた。もし自分にも能力が目覚めるとしたら、『空』で…まさしく今、空になりたい、自由な空へ…と。
説教中、プロデューサーは考えていた。律子に今授けたい能力があるとすれば『情けをかけて!』だなと。
‐完‐
ケケケ
いくら面白そうなSSの元ネタ考えようがな
結局最後にモノ言うのは書き溜めだ
おう糞スレ主
テメーが社畜してたりエ○マンガ先生でブヒってる間…
SS完結させんのに 一ヶ月かかったぜ・・・!
というワケですいませんスローペース投稿で完結に時間がかかってしまいました……
この妄想好きでほんと楽しいので、シンデレラやミリオンでやっても面白いと思います
たぶんNever say neverは高火力単体魔法でAnemoneStarは全体魔法
見てくださった皆さんありがとうございました
コメントをくれた皆さんほんと励みになりますありがとうございます
また次作もがんばるぞい!
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません