【ガルパン】ベイスボール・ウォー! (71)

野球をやります
独自設定あり
オリジナルキャラ?あり

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杏「今年の文化体育祭なにやろっか?」

桃「去年同様ドロレス大会で良いのではないでしょうか」

杏「去年と同じじゃ芸がないな」

桃「では球技ではいかがでしょう?」

杏「いいねー、各選択科目ごとに違う事出来るし」

桃「我々は何をやりましょう?バレーボールでしょうか?」

杏「バレーはなんか違うんだよね」

柚子「では野球なんてどうかしら?」

杏「最近盛り上がってるみたいだしいいんじゃない」

柚子「大きな大会もありましたし」

杏「でも教えられる人がいないんだよね。野球部は二年前廃部になっちゃったから」

柚子「心当たりがあります」

杏「かーしま」

桃「はっ、連絡して参ります」

桃「今年の文化体育祭だが球技大会をやる事となった」

典子「やった!バレーボール大会だ!」

あけび「わたしたちの出番です!」

妙子「バレー部復活への第一歩!」

忍「ついにこの日がやってきました!」

桃「いや、バレーボールはやらない。我々戦車道選択者がやるのは野球と決まった」

典子「わたしたちが居るのになんで野球なんですか!」

忍「今からでもバレーにしましょう!」

妙子「野球なんてよく知らないし」

あけび「河嶋先輩バレーに恨みでもあるんですか?」

桃「いいか!野球って言ったら野球だ!今日はボールに慣れるためにキャッチボールをやれ!」

「はい」「わかりました」「はーい」「御意」

沙織「野球女子ってモテそうだね、でもやったことないしどーしよ」

麻子「教本読めばなんとかなるだろ」

華「サッカーの次は野球をやってみたかったんですわ」

優花里「ぜひ西住流野球道教えてください」

みほ「優花里さん、西住流に野球道はないからね」

梓「みんな頑張ろう」

優季「カープ女子とか流行ったし今は野球よね」

あや「眼鏡割れちゃったらどうしよ」

桂利奈「やったるぞー!」

あゆみ「紗希もはりきってるね」

ぴよたん「鍛えたこの肉体」

ももがー「戦車道だけじゃ」

ねこにゃー「物足りないと思ってたにゃー」

左衛門佐「野球とは啄木がベースボールを訳したそうだな」

おりょう「啄木ではなくて子規ぜよ」

エルヴィン「キツツキとホトトギスを間違えたか」

カエサル「正岡子規も間違いで中馬庚が最初だぞ」

三人「それだ!」

パゾ美「運動は自信ないなあ」

ゴモ代「何もプレイする側だけじゃないわ」

そど子「ルールは守らせるためにあるのよ!」

ナカジマ「野球か、燃えるねえ」

ホシノ「久しぶりにやってみるか」

スズキ「大洗スーパーカートリオ復活だ!」

ツチヤ「カルテットにしてくださいよ」

妙子「みんなやる気あるなあ」

あけび「野球の人気には負けてしまうのでしょうか?」

忍「バレーなんてどうせマイナースポーツ」

典子「野球でもやると決まったら全力でやるぞ!」

三人「お~」

桃「公表したところ概ね好評です」

杏「やっぱ野球にしてよかったねー」

柚子「元バレー部以外は、ですけど」

優花里「ところで戦車道は野球をやると言ってましたが、他の選択科目はどんな球技をやるんですか?」

杏「かーしま」

桃「はい
茶道はサッカー
香道は卓球
華道はラグビー
書道はゴルフ
弓道はボーリング
長刀道はラクロス
合気道は砲丸投げ
忍道は手裏剣ドッヂボール
仙道はスティールボールラン
をやる事になっている」

優花里「砲丸投げって球技じゃないですよね」

杏「まあそこはスルーしてちょーだい」

典子「バレーボールは?」

柚子「気を落とさないで、ね?」

沙織「思ってたより野球って大変、野球女子ってモテるんじゃ?」

杏「明日かっこいいコーチが来るから」

沙織「ほんとですか?」

杏「ほんとほんと、紹介すっから」

沙織「頑張りまーす!」

桃「おまえらボールには慣れたか?ここで野球部がコーチをするところだが我が校の野球部は二年前に廃部となってしまい誰も野球に詳しい者がいない」

あけび「廃部」

忍「道理で野球部が見当たらないはずね」

妙子「バレー部も同じ道をたどるのでしょうか?」

典子「そうはさせない!部は無くてもバレーの灯は守る!」

桃「そこ静かにしろ、それで外部の横浜ティーイーエーからコーチを招く事となった」

沙織「えっ?横浜ディーエヌエーってプロのチームじゃない?」

優花里「あのう、それとはちょっと違うような」

みほ「プロの選手に教えてもらえたら上手になれるね」

麻子「ほんとにプロ選手が来てくれたらな」

沙織「プロ野球選手と付き合うことになっちゃったらどーしよー」

華「沙織さんは気が早すぎます」

前日電話にて

?「大洗女子で野球大会?おめでとうございます」

?「結構ですわ、ベイスボールの素晴らしさをお教え致しましょう」

翌日

沙織「だまされた」

華「でも素敵な方たちですよ」

桃「こちらが特別コーチの横浜ティーイーエー、スターレディ御一行だ」

♪The English Grenadiers

スターレディ「草茂み ベイスボールの 道白し」

ジャベリン「正岡子規の句ですね」

ミーティア「さすがダー、スターレディさま知性あふれる御言葉ですわ」

スターレディ「皆さん、初のCS出場に慢心せず精進を重ねて、今年はペナント奪取を目指しましょう」

グラディエータ「スターレディ、ちょっと話がそれていますわよ」

スターレディ「横浜TEAグロスターズのスターレディです。初めての方が多いと聞いていますが皆さんにベイスボールのなんたるかをお教え致しましょう」

スターレディ「ベイスボールは投げる、打つ、走る、この三つの要素による競技です。そこでそれぞれの要素の担当コーチ三人を連れて参りました。ジャベリン」

ジャベリン「はい。投げる、投球を教えさせていただくジャベリンです」

グラディエータ「打つ、打撃をお教えするグラディエータでございます」

ミーティア「買うのミーティアですわ!コンビニのティーバッグから専門店の高級茶葉まで買い出しはわたくしにお任せあれ!」

ジャベリン「ミーティアさんの担当は違いますよ」

ミーティア「飲む、撃つと来たら次は買うではありませんこと?」

スターレディ「どこからその言葉を?下品ですわミーティア」

グラディエータ「第一どこから呑むが出てきたのですか?」

ミーティア「スターレディさまの担当がお紅茶を飲むではなくて?アッ、グラディエータさまは撃つ担当でしょう?」

グラディエータ「ミーティア、グラウンドでも走ってらっしゃい」

ミーティア「走っていいんですの?では行って参りますわ!」

スターレディ「彼女が走るを担当するミーティアです」

桃「では三組に分かれローテーションで練習を行う!」

ジャベリン「まずはストレートの投げ方からです。ボールの握り方はこうです」

沙織「こうかな?」

ジャベリン「優雅さが足りませんね」

沙織「こう?」

ジャベリン「もっと優雅に」

華「こうでしょうか?」

ジャベリン「素晴らしいです。才能ありますよ」

沙織「どこが違うの?優雅な握り方なんてわかんないよー」

ジャベリン「西住さんは上手ですね。これが西住流ですか?」

優花里「さすが西住流野球道です!」

みほ「いや、違うから」

グラディエータ「打撃理論というものは様々ありますが、まずは各自にあったスイングを身に付けましょう」

ブンブン

あゆみ「紗希のスイングすごい音してる」

あや「強打者になれるかもね」

桂利奈「ふったるぞー!」

優季「わたし好きな人が出来たの。だからごめんなさい」

梓「彼氏じゃなくてバットを振りなさいよ」

ミーティア「さあお逃げなさい。聖グロ、スターズいちの俊足が捕まえて差し上げますわ」

スズキ「これで練習になるのか?」

ホシノ「ただの鬼ごっこだよな」

ナカジマ「走る練習だからこんなもんでいいんじゃない?」

ツチヤ「あっ捕まっちゃいました」

桃「本日は急な申し出にも関わらず来てくれて感謝する」

スターレディ「これもベイスボールの素晴らしさを広めるためですわ」

桃「コーチに礼」

一同「ありがとうございました」

スターレディ「では試合の日を楽しみにしていますわ」

みほ「これで試合出来るくらい上手くなったかな?」

優花里「まだちょっと不安があります」

麻子「打撃はともかく守備面がな」

杏「だいじょーぶ、だいじょーぶ、今度は守備メインのコーチが来てくれるからさ」

沙織「どんな人だろう?かっこいい人ですか?」

華「沙織さんまたそれですか」

杏「うん、あれはかっこいいねー、ちょっと憧れちゃうかも」

沙織「会長が憧れるほどの人って会うのが楽しみ!」

桃「明日はチョビいちドラゴンズからコーチが来ることとなっている」

沙織「えっ?中日ドラゴンズってプロのチームだよね?どーしよープロ野球選手のお嫁さんになっちゃうかも」

みほ「ははは」

華「沙織さんかわいそうに」

優花里「武部殿、あまり期待しない方が」

沙織「どうして?どんなかっこいい人が来るかわかんないじゃん?」

麻子「むしろあの人が来なかったら驚く」

翌日

沙織「まただまされた」

華「御馳走していただいた、とても素晴らしい方々ですよ」

麻子「わかってなかったのは沙織だけだぞ」

沙織「チョビいちってなんなのよ、もー」

桃「これが本日の三コーチトリオだ」

♪Funiculi Funicula

カルパオロン「たかちゃん来たわよ~」

チョアラ「きっと奴らは言っている。世代交代に失敗だとか兼任監督は間違いだったなどと。だが今年は新体制で悲願の最下位脱出!じゃなかったAクラス入りだ!」

杏「チョビ子何言ってんだ?」

チョアラ「チョビ子と呼ぶなアンチョビ!じゃなかったチョアラ!」

桃「安斎、本題を頼む」

チョアラ「チョアラ!」

ペパオロニ「どっちでもいいじゃないっすか、それより早く始めましょうよ」

チョアラ「わたしがチョアラだ、大洗諸君のコーチにやって来た。こちらはペパオロニとカルパオロンだ」

ペパオロニ「あたしがペパオロニ、内野守備をコーチするっす」

カルパオロン「わたしはカルパオロン、打撃担当です。手取り足取り教えます」

チョアラ「そしてわたしアンチョビ、じゃなかったチョアラが外野守備を担当する」

ペパオロニ「ねえさん、自分で間違えるくらいならこの名前やめませんか?」

チョアラ「せっかく考えたんだぞ」

カルパオロン「ペパオロニさんってちょっと言いづらいです」

ペパオロニ「二人ともパオロンが元と言うのも上手くないっす。シャオロンの気持ちも考えて下さいよ」

チョアラ「それならおまえシャオロニになれ」

ペパオロニ「そりゃないっすよー」

桃「もういいか?では練習開始!」

アンチョビ「フライはだな、落下位置を予測してそこまで全力で走る!予測が難しいが練習すれば取れるようになる」

ねこにゃー「目を離したらわからなくなるにゃ」

ももがー「なかなか難しいナリ」

ぴよたん「ここだ!取れたぴよ」

二人「おおー」

ペパロニ「ボールから目を離すな!内野は第一歩が重要だ」

典子「捕球してトス」

忍「受け取りつつベース踏んで一塁転送」

あけび「足伸ばして捕球」

妙子「アウト!」

ペパロニ「おめえらやるじゃねえか、さては経験者だな?」

四人「はい!(バレー経験者です)」

カルパッチョ「たかちゃん、バットの握り方はこう」

カエサル「それくらいわかってるよ」

カルパッチョ「スイングは腰の回転も重要なの」

カエサル「くっつき過ぎだよひなちゃん」

おりょう「たーかちゃん」

エルヴィン「いつも通りお熱いことだな」

左衛門佐「ひゅーひゅー」

杏「それじゃあチョビ子、今日は来てくれてありがとねー」

桃「コーチに礼」

一同「ありがとうございました」

アンチョビ「試合は来週か?応援に来るからな」

カルパッチョ「たかちゃんまたねー」

ペパロニ「アリベデールチー!」

文化体育祭当日

桃「今日は試合を行う日ですがチーム分けはどうしましょうか?」

杏「あれ?まだ決まってなかったっけ?」

柚子「くじを作ってきました。これで決めましょう」

桃「我々の手伝いも欲しいな」

杏「何人くらいいればいい?」

桃「二人程いれば充分です」

杏「それなら二枚引いて代わりを二枚入れて、これでよし!」

桃「これからくじでチーム分けを行う」

沙織「くじで決めるんですか?」

桃「そうだ、順番に引け」

優花里「わたし、最後のほうで」

左衛門佐「一番槍はもらった!」

おりょう「どうぜよ?」

左衛門佐「赤!赤備えの赤でござる!」

カエサル「みんな後に続け!」

エルヴィン「おおー!」

ホシノ「どっちだった?」

ナカジマ「白組だー」

スズキ「白」

ツチヤ「みんな一緒です。よかったですね」

ねこにゃー「赤にゃー」

ももがー「赤ナリ」

ぴよたん「赤ぴよ」

三人「みんなで頑張るぞな!」

典子「レオポンさんとアリクイさんは揃って同じチームらしいぞ、我々も全員一致を目指す!」

妙子「キャプテン!やりました!一緒です!」

忍「わたしも!」

あけび「わたしだけ別なの?」

典子「佐々木!根性が足りんぞ!」

優花里「西住殿はどっちですか?」

みほ「わたし赤組引いたよ」

優花里「では赤を引いてきます!」

杏「秋山ちゃんで最後かな?」

柚子「まだふたつ残っています」

優花里(赤、赤、西住殿と同じ赤)

桃「まだ引いてない奴はだれだ!」

優花里「やりました!赤組です!」

杏「最後の一つは白か、引いてない子に教えといてねー」

優季「あの~これって何でしょうか?」

桂利奈「何ですか?」

はずれ

杏「はずれ引いちゃった?かーしま」

桃「二人はこっちの手伝いだ。ボールガールなどをやってもらう」

杏「ちょっと人手足りなくてさ、ごめんねー」

桂利奈「試合出れない?ルールも覚えてきたのに出番ないの?」

優季「大丈夫、きっと活躍の場はあるよ桂利奈ちゃん」

ナカジマ「メンバー決まったけど、オーダーどうしよっか?」

ホシノ「自分たちの分は決められるんだけど」

スズキ「うーん」

ツチヤ「なかなか難しいですね」

みほ「こっちも決められないよ」

優花里「どのようなオーダーでも西住殿について行きます!」

♪The English Grenadiers

スターレディ「あら、お困りのようね、助けて差し上げましょう」

ミーティア「さすがダー、スターレディさまお優しいですわ!」

杏「来てくれたんだ!スターレディ」

スターレディ「このようなオーダーでいかがかしら?」

ナカジマ「会長、これでいいですか?」

杏「いいよね?かーしま」

桃「はい、会長が良いと仰るのであれば」

♪Funiculi Funicula

アンチョビ「なんだこのオーダー表は!」

杏「チョビ子も来たのか」

アンチョビ「アンチョビ!このオーダーはこれでいいのか?角谷!」

杏「盛り上がるならこれでいいんじゃない?」

アンチョビ「ならばこっちだって!西住、オーダー表を貸せ!」

みほ「あっ」

アンチョビ「よし!これでいいだろう」

桃「これより試合を開始する。互いに礼!」

一同「よろしくお願いします」

優季「グロスターズのスターティングメンバーを発表します。
1番、ライト、スズキ
2番、セカンド、ナカジマ
3番、センター、ホシノ
4番、レフト、スターレディ
5番、ファースト、山郷
6番、サード、大野
7番、ショート、ツチヤ
8番、キャッチャー、武部
9番、ピッチャー、五十鈴
以上になります」

柚子「こちら放送席、実況の小山です。解説の角谷会長とBokoパーク大洗よりお送りします」

杏「去年までBokoスタだったBokoパークだよ。よろしくねー」

柚子「グロスターズのスターティングメンバーが発表されました。注目するのはどこでしょうか?」

杏「やっぱ飛び入り参加のスターレディだよね。去年なんとか中央リーグのホームラン王と打点王取ったらしいよ」

柚子「それは大変な強打者ですね」

杏「あと自動車部の三年生だけど」

柚子「1番から3番まできれいに並んでいます」

杏「野球部があった頃に助っ人として試合に出て、当時スーパーカートリオって呼ばれてたんだよ」

柚子「乗車中のみならず下車しても速いスーパーカートリオに期待しましょう」

杏「そしてピッチャーの五十鈴ちゃん。普段から考えられない程、速い球投げるんだ」

柚子「女房役の武部選手にも注目です」

優季「1回表、グロスターズの攻撃、1番ライト、スズキ、1番ライト、スズキ」

柚子「スズキ選手、左打席に入ります。この一連の動作はやはり?」

杏「うん、どう見てもアメリカで1番有名なスズキだね」

桃「プレイボール!」

柚子「ピッチャー西住、第1球投げました」

杏「おっ、振り子打法!」

柚子「スズキ打った!でもボテボテのゴロ、ショート河西前進して捕球、一塁へ送球」

杏「まだわかんないよ」

柚子「スズキ速い!間に合うか?判定は?」

そど子「アウト!」

柚子「アウト!際どいタイミングでしたが河西選手のいい動きでアウトとなりました」

杏「ほんと、とても初心者とは思えないよね」

優季「2番、セカンド、ナカジマ、2番セカンド、ナカジマ」

柚子「ナカジマ選手打席に入ります。先程のスズキ選手同様誰かの真似でしょうか?」

杏「よくわかんないや、どの中島なんだろね?」

柚子「ピッチャー、第1球投げます」

柚子「またも初球打ち!でもこれは三塁側へファールとなります」

杏「結構飛ばすね」

柚子「第2球、外側にはずれました」

杏「これは余裕持って見れるかな」

柚子「3球目、これは見逃しました」

桃「ストライク!」

柚子「4球目、5球目はずれて6球目投げました」

桃「フォアボール」

柚子「追い込んでからの三連続ボールで、フォアボールとなりました」

杏「西住ちゃん結構荒れ玉だから、入んない時はストライク入んないんだよね」

優季「3番センター、ホシノ、3番センター、ホシノ」

柚子「ワンアウト、ランナー1塁でホシノ選手が打席に入ります」

杏「ランナーも注意しないとね。走ってくるかもよ」

柚子「ピッチャー第1球、ああっとランナースタート!」

杏「予想大当たりじゃん」

柚子「ホシノ打った!」

杏「ヒットエンドラン?ランアンドヒット?どっちだっけ?」

柚子「鋭い打球が飛びますがついてません、セカンド真正面へのライナーです」

ゴモ代「アウト!」

そど子「アウト!」

柚子「ランナーは戻れません。一塁へ投げてダブルプレー成立です」

杏「積極的なのが裏目に出ちゃったね」

柚子「1回の表グロスターズ、フォアボールのランナーは出しましたが結局三人で攻撃を終わります」

TEA0
チョビ

優季「チョビいちのスターティングメンバーを発表します。
1番、センター、アンチョビ
2番、セカンド、磯辺
3番、サード、ももがー
4番、ファースト、カエサル
5番、ライト、ぴよたん
6番、ショート、河西
7番、レフト、近藤
8番、キャッチャー、秋山
9番、ピッチャー、西住
以上になります」

柚子「スターティングメンバーが発表されました。こちらの注目する点はどこでしょうか?」

杏「まずチーム名がおかしいよね」

柚子「チョビいち、何かの略と思われますが?」

杏「チョビ子の守備位置、を略してチョビいちなんじゃない?」

柚子「そうなんでしょうか?チーム名は置いておきますがその元となったらしいアンチョビ選手についてお願いします」

杏「チョビ子はめんどうだからいいや次」

柚子「では元バレー部はどうでしょう?」

杏「とても初心者とは思えないくらい守備が上手だよ。これもバレーの賜物かな?」

柚子「打撃では4番に座っているカエサル選手の力は?」

杏「打撃で一番上達したのが鈴木ちゃん。全体練習終わった後も個人的にコーチと特訓していたみたいだよ」

柚子「そして意外なのは3番のももがー選手です」

杏「アリクイちゃんたち結構パワーあるからね。当たれば飛ぶタイプだよ」

柚子「これはぴよたん選手も同様ですね」

杏「あと両チームともピッチャーが9番とかプロっぽい打順だよね」

柚子「その辺はこだわりでもあるのでしょう」

優季「1回裏、チョビいちの攻撃1番センター、アンチョビ、1番センター、アンチョビ」

柚子「アンチョビ選手、左打席に入りました」

杏「チョビ子はいかにも俊足巧打タイプっぽいよね。打順も1番だし」

柚子「対するピッチャー五十鈴、第1球を投げました」

杏「いい球だねー」

桃「ストライク!」

柚子「初球はほぼ真ん中を見逃しました。すぐに第2球投げます」

柚子「打った!打球は二遊間に飛ぶ、抜けました!センター前ヒットです」

杏「やるねえ」

柚子「打ったアンチョビ、一塁を回ったところでストップ、ノーアウトのランナーが出ました」

優季「2番セカンド磯辺、2番セカンド磯辺」

柚子「先頭が出てここはチャンスを広げたいところ、磯辺選手打席に入ります」

杏「チョビ子は走ったりしそうだよね」

柚子「ピッチャー第1球投げます。ランナースタートしました!」

杏「こっちのチームも積極的でいいね」

柚子「磯辺が一塁線に転がす、これは上手いバントです」

柚子「五十鈴が取って二塁を見るが間に合いません。一塁へ送球」

そど子「アウト!」

柚子「ワンアウト二塁になりました」

優季「3番サードももがー、3番サードももがー」

柚子「先制のチャンスを迎えたチョビいち打席にはももがー選手が入ります」

杏「長打はもちろん、シングルヒットでも点取れそうだね」

柚子「なんと、ももがー選手バントの構えをしています!」

杏「ここでバントはないでしょ、バスターでも狙ってんじゃないの?」

柚子「初球、外にはずします」

杏「チョビ子も動かないね」

桃「ストライク」

柚子「バットを引かなかったためストライクが入りました。そして2球目」

杏「あっ、ほんとにやった」

柚子「押し込むようにバントしましたがやや前進守備のサードの前に落ちました。サードツチヤ一塁へ投げます」

そど子「アウト!」

杏「よくわかんないけど、これ送りバントでいいのかな?」

柚子「ランナー進んでツーアウト三塁となりました」

優季「4番ファースト、カエサル、4番ファースト、カエサル」

柚子「ツーアウトながらランナーを三塁に置いてカエサル選手が左打席に入ります」

杏「一番練習したのは鈴木ちゃんだから是非頑張ってもらいたいね」

柚子「ピッチャー第1球投げました」

桃「ストライク!」

柚子「カエサル選手見逃して次の2球目です」

杏「これは外れたね」

柚子「3球目投げて、打った!これは大きい!」

杏「どこまで飛ぶかな?」

柚子「センターナカジマ懸命に追いますが頭上を越えた
ボールはフェンスまで転がっていきます。三塁ランナーアンチョビゆっくりとホームイン!打ったカエサルは三塁へ」

TEA0-1チョビ

優季「5番ライトぴよたん、5番ライトぴよたん」

柚子「先制したチョビいち、なおもランナーを三塁に置いて追加点のチャンスです。打席に向かうはぴよたん選手」

杏「あれ?」

柚子「なんとぴよたん選手バントの構えです!」

杏「セイフティースクイズって有り得ない訳じゃないけど、最初からバントの構えじゃダメじゃん」

柚子「ファーストとサードはバントシフトで前に来ています」

杏「今度こそバスターでしょ」

柚子「ピッチャー初球は外します」

杏「えっ?」

柚子「2球目バントしました!これはプッシュバントでしょうか?五十鈴が直接捕球します」

桃「アウト!」

柚子「これでスリーアウト、ランナーは三塁に残塁です。しかしチョビいち、カエサル選手の先制タイムリーにより1対0としています」

TEA0
チョビ1

優季「2回表、グロスターズの攻撃、4番、レフト、スターレディ」

ミーティア「スターレディさまの打順ですわ。皆さん準備はよろしくて?」

柚子「この回の先頭打者はスターレディです。大物の香りを漂わせながら左打席に入ります」

杏「応援歌が聞こえてくるね」

♪横浜の空高くホームランかっとばせスターレディ

柚子「初球はボールから入りました」

♪スターレディ打つぞ
飛ばせ空の彼方
横浜に満ちる香り
かっとばせホームラン
紅!茶!スターレディ!

柚子「2球目打ちました!大きい!でもこれは一塁側席へと入ります」

みほ(打たれそう、怖いよ)

優花里(徹底的に際どい所に行きましょう。打ち損じてくれたらラッキーです)

スターレディ「さあ打ちますわよ」

桃「フォアボール!」

柚子「スターレディ選手、ピクリとも動かず四球を選択しました」

ジャベリン「お茶が入りました」

スターレディ「ありがとう、ジャベリン」

柚子「スターレディ選手、一塁コーチャーよりティーカップを受け取っています」

杏「こんなとこでも紅茶飲むんだ。流石と言うほかないよ」

優季「5番、ファースト、山郷」

あや「あゆみ、頑張ってー!」

あゆみ「うん、打って来るよ!」

柚子「バッターボックスに入りました山郷、どんなバッティングを見せてくれるのでしょうか?」

杏「山郷ちゃんはパワータイプかな、75mmの砲手兼装填手だもんね」

柚子「ピッチャー投げた!打った!これはファールになります」

杏「打球強いし、やっぱパワーあるね」

柚子「第2球打った!一二塁間!磯辺が飛びついた!起き上がって一塁へ投げます」

そど子「アウト!」

柚子「山郷選手いい当たりでしたが磯辺選手の好守備でアウトとなりました。その間にランナーは二塁へ進んでいます」

優季「6番、サード、大野」

柚子「得点圏へとランナーを進めたグロスターズ、同点のチャンスです」

あゆみ「あや!わたしの分も打ってきて!」

あや「がんばるよ!」

柚子「ピッチャー第1球投げました」

桃「ストライク!」

あや「うわ速い、こんなの打てないよ。スレ立てて打ち方聞いてみよ」

桃「ストライク!」

あや「『速い球の打ち方を教えてください』これでよしっと」

桃「ストライク!バッターアウト!」

柚子「大野選手見逃し三振に倒れました」

杏「あの子は打席で何してるんだろね」

あや「あっレス来た、『コースがわからないと答えようがありません』『まず服を脱ぎます』?」

優季「7番、サード、ツチヤ」

柚子「ツーアウト二塁なんとか同点にしたいところです」

杏「ランナーは脚速くなさそうだから長打が出ないと得点は難しいね」

柚子「第1球投げました」

桃「ストライク!」

柚子「2球目投げました、打った!」

パゾ美「ファール」

柚子「打球は三塁線外側でした」

杏「もうちょっと内側ならフェアだったね」

柚子「3球目投げました。空振り三振!」

柚子「グロスターズ得点圏にランナーを進めましたが連続三振で無得点に終わりました」

TEA00
チョビ1

優季「2回裏チョビいちの攻撃、6番、ショート、河西」

柚子「守備ではいい働きを見せた河西選手打撃ではどうでしょうか?」

柚子「ここでベンチ裏と繋がっています。王さん」

大河「はい、こちらチョビいちベンチ裏の王大河です。先制のタイムリースリーベースを打ったカエサル選手に来ていただいています」

大河「カエサル選手、どのような球を打ったのでしょうか?」

カエサル「内角高めのストレートを思いっきり振りました」

大河「打った時の心境はいかがでしたか?」

カエサル「練習の成果が出せて良かったです。やったよー!ひなちゃん」

大河「ありがとうございました。続いて奇襲のバントを試みたぴよたん選手にも来ていただきました」

大河「あのバントの意図はどのようなものだったのでしょうか?」

ぴよたん「ホームラン狙いぴよ」

大河「えっ?バントですよ」

ぴよたん「うちらのパワーなら当たればバントでもホームランが狙えるはずぴよ」

大河「以上で放送席にお返しします」

柚子「王さん、ありがとうございました」

杏「まさかあれホームラン狙いだったとはね」

優季「7番、レフト、近藤」

柚子「河西選手が三振に倒れ、ワンアウトランナーなし、打席には近藤選手が向かいます」

杏「元バレー部守備はいいんだけどねー」

柚子「初球を打った、しかしピッチャーゴロだ!」

杏「あっさり終わっちゃった」

柚子「キャッチした五十鈴落ち着いて一塁へと投げます」

そど子「アウト!」

優季「8番、キャッチャー、秋山」

柚子「ツーアウトランナーなしで秋山選手が打席に入ります」

杏「秋山ちゃんは小技が上手そうだけどツーアウトランナーなしじゃねー」

柚子「秋山選手打ちましたが平凡なセンターフライに倒れます」

杏「さくさく進んだね」

柚子「チョビいち、この回は三者凡退に終わりました」

TEA00
チョビ10

優季「3回表グロスターズの攻撃、8番、キャッチャー、武部」

柚子「武部選手いいところなく三振に倒れます」

沙織「なんでよ、もー」

優季「9番、ピッチャー、五十鈴」

柚子「ワンアウトランナーなし打席には五十鈴選手が入ります」

杏「五十鈴ちゃん熱心に打撃練習してたよね。ピッチャーなのに頑張ってた」

柚子「ピッチャー初球投げます」

カキーン!

柚子「打ちました!打球はライト前に落ちそうです」

杏「あれ?どうしたのかな?」

華「あぁ、ジンジン痺れて気持ちいい」

沙織「華!走って!」

柚子「五十鈴、いま一塁へ走り始めました」

ぴよたん「ぴよ!」

そど子「アウト!」

柚子「五十鈴選手スタートが遅れたため、ライトからの返球が間に合いました。ライトゴロです」

優季「1番、ライト、スズキ」

柚子「打順は1番に還ってスズキ選手です」

杏「一打席目はもうちょっとで内野安打だったんだけどなー」

カキーン!

柚子「打ちました!これはセンター前に落ちるか?センター前進」

ゴモ代「アウト!」

柚子「センター、スライディングキャッチです!」

杏「残念、そこはチョビ子だったよ」

柚子「三回の表グロスターズの攻撃も三者凡退に終わりました」

杏「ヒット性の当たりは二回もあったんだけどねー」

TEA000
チョビ10

優季「3回裏チョビいちの攻撃、9番、ピッチャー、西住」

柚子「ここまで好投を続けている西住選手、バッティングでも活躍してくれるでしょうか?」

杏「打順こそ9番だけど西住ちゃんって打てる方だと思うよ。身体能力凄いからね」

カキーン!

柚子「西住打ちました!打球は三遊間を抜ける!レフト前ヒットです」

杏「やっぱ西住ちゃんはやるねー」

柚子「先頭打者が塁に出ました。ノーアウト一塁です」

優季「1番、センター、アンチョビ」

柚子「チョビいちも打順が一巡りしてアンチョビ選手に戻ってきました」

杏「ここは打ってくるかな?バントもあり得るね」

カキーン!

柚子「打ちました!しかしセカンドゴロです。ナカジマ取って二塁に送球」

ゴモ代「アウト!」

柚子「二塁フォースアウト一塁は?」

そど子「セーフ!」

柚子「ツチヤ一塁へ投げましたがこれはセーフとなりました」

杏「チョビチョビ走ったおかげでゲッツー免れたね」

柚子「ランナー入れ代わってワンアウト一塁です」

優季「2番、セカンド、磯辺」

柚子「磯辺選手、バントの構えです」

杏「磯辺ちゃんバント上手いからね。でもツーアウト二塁にして次の打者あれで大丈夫かな?」

柚子「初球は外します」

杏「チョビ子動かないな」

柚子「2球目、これはバットを引きます」

桃「ストライク!」

柚子「コース決まってストライク」

杏「焦らすねー」

柚子「3球目投げます。ランナースタート!」

杏「あっ!」

柚子「磯辺、バットを構えなおして打った!」

カキーン!

柚子「打球は三遊間を抜ける! アンチョビ二塁をまわって三塁へ向かいます」

杏「まさかバスターとは思わなかったよ」

柚子「レフトからボールが戻ってきてランナーにタッチ判定は?」

パゾ美「セーフ!」

柚子「磯辺選手バスターエンドランを成功させワンアウト一三塁となります」

杏「チャンス来たねー」

優季「3番、サード、ももがー」

柚子「ワンアウト一三塁のチャンス、打席にはバットを振りながら、ももがー選手が入ります」

杏「今度はバントしないよね?」

柚子「初球外にはずれましたが、大きな空振りです」

杏「よかった、バントホームランは無理って誰かが教えたみたい」

柚子「2球目投げました」

カキーン!

パゾ美「ファール!」

柚子「三塁線左に切れます。続いて3球目、これは高いか」

カキーン!

柚子「打った!打球はセンターへ、センターバック、落下点に入ります」

杏「あんなボールをあそこまで飛ばすとは」

柚子「センター取りました、ランナースタート!」

杏「まあ飛距離は充分だよねー」

柚子「良い球が帰ってきました。アンチョビヘッドスライディング!どうか?」

桃「セーフ!」

柚子「ももがー選手、犠牲フライで追加点を挙げました」

TEA0-2チョビ

優季「4番、ファースト、カエサル」

柚子「1点を入れたチョビいち、なおもツーアウト二塁さらなる追加点のチャンスです。打席には先制タイムリーを打ったカエサル選手」

杏「いつの間に二塁?磯辺ちゃん抜け目ないな」

カキーン!

柚子「打った!これは大きい!しかし深く守っていたライトが追いつきます」

杏「惜しかったねー」

柚子「しかしこの回ももがー選手の犠牲フライで1点を追加しました」

TEA000
チョビ101

優季「4回表、グロスターズの攻撃、2番、セカンド、ナカジマ」

柚子「二点を追うグロスターズ、この回は2番ナカジマからの好打順ですがピッチャー西住、未だヒットを許していません」

杏「西住ちゃんノーヒットノーランは難しいだろうけど、完封ぐらいならやっちゃうかもね」

桃「ストライク!」

柚子「初球見送ってストライク、2球目投げます」

杏「うーん、はっきりしすぎだね」

柚子「これは大きく外にはずれました。次の3球目」

杏「ありゃりゃ」

桃「デッドボール」

柚子「打ちに行ったナカジマ選手の脚に当たりました。デッドボールです」

杏「制球乱れてきたかな?」

柚子「投げた西住選手頭を下げます。ナカジマ選手はいいよいいよとのジェスチャー」

杏「痛そう、でも先頭でたよ」

柚子「デッドボールによりノーアウト一塁で次の打者を迎えます」

優季「3番、センター、ホシノ」

柚子「2点を追うグロスターズ、ノーアウトのランナーが出ました」

杏「とりあえず1点か一気に逆転狙うかベンチの方針がここでわかるね」

柚子「初球から走ってきました!秋山二塁へ投げる!」

ゴモ代「セーフ!」

柚子「ナカジマ、盗塁成功です!」

杏「さすがスーパーカートリオ」

柚子「スリーボールになりました。フォアボールは避けたいですが」

杏「西住ちゃん苦しいところだね」

桃「フォアボール」

柚子「結局ストレートのフォアボールとなってしまいました」

杏「この場面でスターレディは怖いだろな」

柚子「ノーアウト一二塁で主砲を迎えます」

優季「4番、レフト、スターレディ」

柚子「ここは勝負の時ですね」

杏「勝負しないでノーアウト満塁はまずいよ」

♪われらの星グロスター
優雅
紅茶を手に
われらの星グロスター
いまこそ攻めまくれ!

チョビいち倒せ!

絶対勝つぞグロスターズ!

優花里(際どい所で勝負します。でもカウントが悪くなったら四球も止むなしです)

柚子「ピッチャー第1球投げました」

みほ「あっ!」

スターレディ「真ん中とはいい度胸ですわ」

カキーーン!!

柚子「打ちました!これは行ったか!」

杏「打った瞬間わかるってやつだね」

柚子「スターレディ選手、紅茶を手にゆっくりと歩き出します。外野はボールを追いません、見送ります!」

杏「いやー見事な一打だねー」

柚子「スターレディ選手、バックスクリーンへ飛び込む逆転のスリーラン!カップの中身を飲み干しつつホームイン!」

TEA3-2チョビ

優季「5番、ファースト、山郷」

柚子「西住選手、許した初の安打が逆転のスリーランとなりました。なおもグロスターズの攻撃は続きます」

杏「まだノーアウトだからね、西住ちゃん崩れたら何点入るかわかんないよ」

カキーン!

柚子「またも甘い初球を打った!ピッチャー返しです!西住グラブを伸ばすが届かない!そのまま二遊間を抜けます。センター前ヒット!」

優季「6番、サード、大野」

柚子「さあノーアウト一塁でさらにチャンスを広げるのでしょうか」

杏「大野ちゃんまたやってるよ」

あや「『ランナー1塁の時のバッティングを教えてください』これでよしっと」

優花里(チャンスです。アウトひとつ貰っておきましょう)

あや「あっレス来た!『ベンチの指示がわからないと解答のしようがありません』『まず服を脱ぎます』?」

桃「フォアボール」

柚子「西住選手ストライクが入りません。棒立ちの大野選手に対してストレートのフォアボールを与えます」

杏「こりゃやばいね」

柚子「たまらず秋山選手タイムを取ってマウンドへ、内野陣も集まるようです」

みほ「ごめんね。3点も取られちゃった。アウトも取れないよ」

優花里「大丈夫です!取られたら取り返せばいいんです!」

カエサル「そうだ!アンツィオ直伝の技を見せてやる!」

ももがー「ホームラン量産するナリ」

典子「わたしの所に打たせてください!」

忍「ゲッツーにして見せます!」

みほ「みんな、ありがとう」

優花里「これからは下位打線です。落ち着いた西住殿なら抑えられます」

アンチョビ「そうだそれでいい、間をとって落ち着かせるんだ」

ぴよたん「この回が重要ぴよ」

妙子「いいーなーあたしも混ざりたいなー」

柚子「どうやら終わったようです。守備位置へ戻ります」

杏「西住ちゃん表情に余裕が出てきたね」

優季「7番、ショート、ツチヤ」

柚子「ノーアウト一二塁、追加点を目指すグロスターズ、打席のツチヤ選手はバントの構えです」

アンチョビ「まあ定跡通り。二三塁になったら守る方も失点覚悟しなきゃね」

柚子「初球投げた、バントしますがフライになった、秋山ファールグラウンドを追いますがあと一歩の所で届きません」

杏「これ取れたら楽になったのに、まあしょうがないか」

柚子「2球目投げました。これは上手く転がした、ももがー取って一塁へ投げます」

そど子「アウト!」

柚子「ワンアウト二三塁となりました」

優季「8番、キャッチャー、武部」

柚子「ワンアウト二三塁のチャンス、打つのは武部選手です」

杏「ゴロでも点入るからね、武部ちゃんは気楽に打てるよ」

カン

柚子「武部打った、しかしピッチャーゴロです。ランナースタートしてましたが慌てて戻ります。西住、ランナーを見つつ一塁送球」

そど子「アウト!」

杏「これで楽になったね、バッター勝負に集中できる」

柚子「ランナーそのままツーアウト二三塁となりました」

優季「9番、ピッチャー、五十鈴」

柚子「ツーアウト二三塁、追加点は入るのでしょうか?バッターは五十鈴選手」

杏「五十鈴ちゃん前の打席でほぼヒット打ってるんだよね」

桃「ストライク!」

柚子「初球低めのいいところに決まりました。続いて2球目」

桃「ストライク!」

柚子「五十鈴選手これも手が出ません。ツーストライクと追い込まれました」

杏「西住ちゃん制球戻ってきたね」

沙織「華!バット振って!際どい球はファールで粘ればいつかヒットになるよ!」

華「いいえ、バットはひと振りでいいはずです」

カキーン!

柚子「打った!打球は西住の頭を越えてセンター前に落ちる、三塁ランナーホームイン、二塁ランナーも三塁を蹴りました!」

TEA4-2チョビ

アンチョビ「アンチョビーム!」

柚子「センターから鋭い返球です!間に合うか?ランナーヘッドスライディング!」

桃「アウト!」

あや「メガネ、メガネ」

柚子「五十鈴選手にタイムリーヒットが出ましたがアンチョビ選手の好返球により、さらなる追加点は防いでいます。グロスターズ逆転して4対2となりました」

TEA0004
チョビ101

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