天使A「ヒマだし、新しい天使でも作ろうぜ！」

天使B「面白そうっすね！」

天使C「作るのはいいけど、名前どうするのよ？」

天使D「うむ……天使に相応しい名前でないとならぬ」

天使A「大丈夫だって」

天使A「エルをつければそれっぽくなんだろｗｗｗｗｗ」

天使A「じゃあ俺からいくぜ」

天使A「とりゃっ！」ﾎﾞﾝｯ

天使A「――できた！」

天使A「両生類天使、アマガエル！」

アマガエル「ゲロゲーロ」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ


天使B「アハハハハハハハッ！　なるほど、こういうことっすか！　こりゃいい！」

天使C「なかなかやるじゃない」

天使D「……ぷっ」

天使B「じゃあ次はオイラがやるっす！」

天使B「ていっ！」ﾎﾞﾝｯ

天使B「できたっす！」

天使B「偉そうな天使、フンゾリカエル！」

フンゾリカエル「ふんっ、わしゃ天使じゃ！　偉いんじゃ！」


天使A「おもろいｗｗｗｗｗ」

天使C「こりゃまた生まれたてのくせに偉そうな奴ね」

天使D「……くくっ」

天使C「じゃあ次は私ね」

天使C「えーいっ！」ﾎﾞﾝｯ

天使C「できたわ！」

天使C「ひねくれ天使、シャニカマエル！」

シャニカマエル「天国っていいとこでもなんでもないだろ……UVとかすごそう」



天使A「うぜえｗｗｗｗｗ」

天使B「天国全否定しちゃってるっす！」

天使D「……ふふふっ」

天使D「ならば吾輩も……」

天使D「ぬんっ！」ﾎﾞﾝｯ

天使D「できたぞ」

天使D「気弱天使、ウロタエル！」

ウロタエル「えっ、ぼくなんかが天使でいいのかな……まずいと思うなぁ……」



天使A「へいへい、ビビってるｗｗｗｗｗ」

天使B「めっちゃうろたえてるっすね！」

天使C「あんたもなかなかユーモアのセンスあるじゃない」

アマガエル「ゲロッゲロッ」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ

フンゾリカエル「ふんっ、わしは偉いんじゃ！」

シャニカマエル「天使ってさ、結局ペテン師みたいなもんなんだろ？　名前似てるし」

ウロタエル「どうしよう……どうしよう……」ｵﾛｵﾛ…



天使A「カオスｗｗｗｗｗ」

天使B「天使作りってのも案外面白いっすね！」

天使C「初めてにしては、なかなかいい天使ができたんじゃない？」

天使D「うむ……どれも個性的だ」

神「お前たち……なにをしている？」






天使ABCD「！！？」ﾋﾞｸｯ

神「私の許可も得ず、勝手に天使を作るとは……」

神「お前ら全員罰として、当分の間現世で働いてこい。寿命を終えた魂を導くのだ」

天使A「ひいいいっ！　そ、そんなぁ！」

天使B「現世勤務なんて、一番大変な業務じゃないっすかぁ！」

天使C「それに私たちが急にいなくなったら、天界に人手が足りなくなっちゃいますよ！」

天使D「そうですとも……ここはお慈悲を……」

神「心配いらん」