神「私は>>3の神だ」女「へ?」 (47)



神「お主の願いを叶えに来た」

女「いや……え?何?」

神「お主はついさっき祈ったじゃろう?」

女「いや確かに神様仏様って言ったけど」

神「じゃからわしが来た、お主の願いを叶えに、この>>3の神がな」

女「ええー」

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六畳一間の神社の神



神「なんじゃ?六畳一間の神社の神では不服か?」

女「いやその……分かりにくいといいますか」

神「む?ああそうか、別にわしの居る神社が六畳一間なのではないぞ?わし自身が六畳一間の神社の神なのじゃ」

女「え?えっと?」

神「まあ困惑するのもわかる、自分で言うのもなんじゃが、わしはあまり知られてはおらんからな」

女(あまりじゃないと思う)

神「じゃが安心せい、神である以上はしっかりとお主の願いを叶えてやる、確かお主の願いは>>7じゃったな」

衣食住の確保



神「この時代に衣食住の確保とは、なかなか苦労しておるようじゃな娘よ」

女「えっとその、まあそうなんですが」

神「ふむ……まあ色々と聞きたい事はあるが、まずは【衣】……服からじゃな」

女「服ですか?」

神「あたりまえじゃ、そんな格好でわしの神社に来おって、思わず出てきてしまったわ」

女「やっぱりマズいですか?この格好」

神「普通は神社に来るのに、>>10を着ては来んじゃろ」

女「はい……」

オーバーオール



神「そのような作業着で来るのは、他によい服がないからではないのか?」

女「はあ……まあ(一応普段着なんだけど、まあ他にないのは確かだしなぁ)」

神「なんじゃ?何か言いたい事があるのか?」

女「いえ別に、それで具体的な方法は?」

神「そうじゃな……最初じゃから、特別にわしが服を出してやろう」

女「服を?」

神「見ておれ……はっ」ヒュッ

女「えっ?服が、>>13が出てきた!」

黒いシャツとショートパンツ



神「どうじゃ?」

女「えっと……まあありがたくいただきます(合う服あったかな?)」

神「なんじゃ着替えんのか?まあ服に関しては今はこれでよいか、次は【食】じゃの」

女「食べ物ですね」

神「またわしが出してもよいのじゃが、それでは意味がないからの、何か根本的な解決をせねばな」

女「うーん>>17とか?」

神社のお供え物



神「ばかもん!この罰当たりめが!」

女「あっごめんなさい」

神「あれはわしのじゃ!」

女「そっち?そっちの意味で怒ったの?」

神「全く……まあ何か仕事を探すのがよいかの?うまくいけば【住】もまとめて解決じゃ」

女「あっそれはいいですね、それでどんな仕事が?」

神「そうじゃのう……おお!ちょうどよいぞ娘よ」

女「何かあるんですか?」

神「うむ、それほど難しくはない仕事じゃ、しかも住み込みで働ける場所で、制服も支給される」

女「住み込みですか?それはいいかも……」

神「まあ食事に関しては、自炊が必要かもしれんが、とりあえずは大丈夫じゃろう」

女「自炊……まあ最悪はコンビニとか……、決めました!私そこに行ってみます」

神「おおそうかそれは良かった、人手が足りんでな困っておったぞ」

女「人手が……ん?」



女「えっと……それってどこですか?」

神「ここじゃよ」

女「ここ?……って神社!?」

神「うむそうじゃ、今はちょうど神主も巫女もおらんでな、人手がほしかったんじゃ」

女「ちょっと待ってよ!おかしいじゃない!」

神「うちの神社は本殿と社の他に、奥に神主が住む為の家屋がある、制服も当然支給されるしの」

女「ただの巫女服じゃない!」

神「じゃがお主の願い、衣食住の確保は叶うぞ?」

女「うっ……むうう」

神「どうするんじゃ?」

女「……私は……」

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巫女「今日も参拝客は来ませんね、……やっぱりやめとけばよかったかな?」

神「なんじゃ?不満があるのか?」

巫女「ひゃっ、もう!いきなり出てこないで下さい!」

神「別によいではないか」

巫女「誰かに見られたらマズいんですよ!ほら早く戻って下さい」

神「むう……お主も巫女の端くれなら、もっとわしを敬わんか!」

巫女「はいはい、この神社がもっと賑わったら敬いますよ」

神「むう……今に見ておれよ」



神「私は六畳一間の神社の神だ、お主の願いを叶えに来た」

>>22「は?」

和風な女の人



神「お主は今祈ったじゃろう?じゃからわしが来た」

着物美人「あ……はい、そうですけど……」

巫女「あっちょっと神様!勝手に出てこないで下さいよ!」

神「何を言うか、久しぶりの参拝客じゃというのに、ここで出てこずにいつ出てくるんじゃ!」

巫女「神様なら神様らしく、出てこないで下さい!」

神「ふん!そのような考えはもう古いわ!」

巫女「そういう問題じゃありません!」

着物美人「あの……」

巫女「あっはい、何ですか?」

着物美人「その……本当に願いを叶えていただけるんですか?」

巫女「え?あーまあ一応ですけど」

神「一応とはなんじゃ?お主の時も完璧じゃったろうが」

巫女「はいはい」

神「全くこの巫女は……あーこほん、お主の願いは>>25じゃったな」



一旦ここまで、寝ます。

世界征服

ちょい再開……多分



巫女「はい?世界征服?」

着物美人「そうです、訳は話せませんがどうしても、世界征服がしたいんです」

巫女「ちょっと神様、これはマズいんじゃない?」コソッ

神「ふむ……まあどんな願いでも、願いは願いじゃ」

巫女「神様!」

着物美人「では叶えて下さるんですね?」

神「そのつもりなんじゃが、わしは六畳一間の神社の神じゃ、当然戦の神ではないから戦争なぞ出来ん」

着物美人「はぁ……では経済面などで」

神「政の神ではないからな、そちらも大した事は出来ん」

着物美人「えっ?じゃあ……えっと?何をしてくださるんですか?」

神「そうじゃのう>>30で世界征服をするのはどうじゃ?」

服のデザイナー



着物美人「服を作る?服のデザイナーと言う事ですか?それでどう世界征服をするんですか?」

神「簡単な話じゃ、まずお主が服を作る、それを人が着る、そして別の人がそれを見て更にその服を着る」

着物美人「はあ」

神「また新しい服を作り、それを先の人が着て、またそれを見た人が着る、これを繰り返し世界中の人間がお主の服を着たら」

着物美人「はっ!確かにファッション界で世界征服を!」

神「しかも服ならば見た目にも分かりやすいじゃろう」

着物美人「分かりました、私やってみます」

神「うむ……では最後にちょいと」スッ

着物美人「今のは何を?」

神「ふむ……この先の交差点、あの煙突の下に行くがいいぞ、今のお主にとって良き出会いがあるはずじゃ」

着物美人「ありがとうございます、では行ってみますね」スタスタ

巫女「……最後のは何をしたんですか?」

神「わしは六畳一間の神社の神じゃぞ?この町のこと位ならば手に取るように分かる、ちょいと困り人を探したまでじゃ」

巫女「困り人ねぇ……」

神「なんじゃ?」

巫女「いーえー別にー」スタスタ

神「いったいなんじゃ?町の事は分かるが、あやつの事は分からんのう」ウーム



神「私は六畳一間の神社の神だ、お主の願いを叶えに来た」

>>34「え?」

小学校低学年の男の子



男の子「え?神様?絶対嘘だ!」

神「むむっ何故信じぬ?」

男の子「だって神様なんかいるわけないじゃんか」

神「ならば何故お主はここにきたのじゃ?」

男の子「え?それは神様に」

神「神は居らんのじゃろう?」

男の子「え?えっと?あーその」

神「ほれどうした?居らん者に祈っても無駄じゃぞ?」

男の子「えっと……あっとその」

巫女「はいはいそこまで、子供をいじめないで下さい」

神「いじめではないわ、こやつにちょいと神を信じ敬う事をじゃな」

巫女「信じるのはともかく、神様が敬われる事はないですよ」

神「なんじゃと!?お主それでも巫女か!?自分が仕える神にそのような」

巫女「ごめんね、こんなんでも本当に神様だから」

神「こんなんとはなんじゃ!」

巫女「で?この子の願いは何ですか?」

神「無視するでないわ!全く……こほん、お主の願いは>>37じゃったな」

クラスメイトのある女の子に対して正直になりたい



男の子「う……うん」カァァ

巫女「なる程……これは神様には難しいんじゃないですか?」

神「何を言うか、こんなものわしにかかれば朝飯前どころか、昨日の夕飯前じゃ」

男の子「本当に?」

神「当たり前じゃ、そもそもお主は何故正直になれぬのじゃ?」

男の子「え?えっとその、よく分からないけど、あの子の前だとその……つい嘘とかついちゃって」

巫女(よくあるあれかぁ、好きな子ほどいじめたくなるってやつ)

神「ふむ……まずは自覚するのが大事じゃな、そうじゃのう……まずは>>41をしてみるのじゃ」



一旦中断します

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