ﾍﾞﾁｬｧ…

凛「うん。プレゼントだよ」

花陽「な、なんかよくわからないんだけど…」

ﾍﾞﾁｬｧ…

凛「えー…わからない？」

凛「ヒントはかよちんの好きなものだよ」

花陽「うーん…」

花陽(好きなもの…)

花陽(ごはん？)

花陽(でも…)

ﾍﾞﾁｬｧ…

花陽(…)

花陽「お、お粥、かな…？」

凛「惜しいにゃー」

凛「かよちんの大好きなお米をつかってるよ」

ﾍﾞﾁｬｧ…

花陽「えぇ…」

花陽(お米がちょっと…かなり…べちゃべちゃしてるから…)

花陽(お粥じゃないの…？)

凛「ヒントは凛のお手製だよ」

ﾍﾞﾁｬｧ…

花陽「これを凛ちゃんが？」

凛「うん。愛情込めたり、適当にやったりしたにゃ」

花陽「愛情…」

凛「それから最大のヒント。発酵させてあるよ」

花陽(わかんないよ…)

花陽「えぇ…」

花陽「わかんないよ、凛ちゃん」

凛「お米が大好きなかよちんなら楽勝だと思ったんだけどなー」

凛「正解はねー」ﾓｸﾞ…

花陽「凛ちゃん？　なんでお米食べて」

凛「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ ﾍﾟｯ

ﾍﾞﾁｬｧ…

花陽「」

凛「凛の唾液たっぷりの、手作りの口噛酒だよ」ﾄﾞﾆｬｱ…




花陽「」

凛「かよちんが年々変態になっていって、凛はプレゼントするかも迷ってたけど」

凛「思い出したよ」

凛「高校時代に、凛の味が欲しいって言ってたの」

凛「だから、今回は、かよちんハタチの誕生日に」

凛「凛の味がたっぷり含まれたお酒をプレゼントすることにしたにゃ」

凛「真姫ちゃんにも手伝ってもらって」

花陽「」

凛「にゃふふ…嬉しくて声も出ないみたいだし」ｸﾞｯ

凛「今からかよちんにこれを流し込むにゃ」

凛「味わって…飲んでね？」

花陽(ﾀﾞﾚｶ…)

花陽(ﾀﾞﾚｶﾀｽｹﾃｰ!)

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花陽「ファッションレズで構ってたら、ヤンデレズになった凛ちゃんに襲われるとか…ないかな？」

凛「ないです」