お正月だし安価で異能バトル (84)
男「おっす! 俺は男。どこにでもいるテンプレSS主人公だ」
男「突然だけど異能バトルするぞ!」
男「ちなみに俺の能力は↓1だ!」
男「いい感じの頼むぞ!」
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男「俺の能力は未来予知!」
男「その名の通り未来を予知する能力!」
男「予知とはすごいな……良い能力もらったぜ!」
男「でもその範囲ってどれくらい?」
男「チートだとつまらんしコンマで決めよう!」
↓1 下一桁
0:戦いが始まってから終わるまで全部
9876:なんとなく全体的にふわっと
54321:自分の周りの10秒前
男「なんとなく全体的にふわっと予知できる……どゆこと?」
ポンッ
男「お! なんだこれ! 手元に本が出て来たぞ!」
男「なになに『大丈夫。男の攻略本だよ。』?」
男「信用ならない名前だなオイ」
男「ちょっとめくってみるか……って白紙だし!」
男「クソッ、外れ能力かよ! うわああああッ」
男「俺の対戦相手……弱い奴来いよ弱い奴!」
↓1「ふふふ……」
蟹(アッシは蟹)
蟹(だがただの蟹だと思って甘く見ちゃあいけない)
蟹(未来のテクノロジーを駆使してなんやかんやされた天才蟹!)
蟹(絶対敵を倒して世界最強の蟹になってやるぜ)
蟹(さてこれを読む君らにだけ教えてやろうアッシの能力は……↓1)
蟹(アッシの能力は『魅了』……?)
蟹(そうか、アッシの姿を見せて相手をメロメロにする能力というわけだ)
蟹(アッシの姿にメロメロになった相手は降参。結果アッシの勝ちってことになる)
蟹(さて……どうするか)
ルール
1対戦相手はお互いの顔を基本知らない
2対戦相手が死亡または降参するまで戦いは終わらない
3戦う場所は安価で決める
男「へーそんなルールなんだー」
男「で、どこで戦うんだ?」
↓1
――海岸
ザザァン・・・
男「お……移動した」
男「海岸……」
男「もう戦いは始まってるってわけか」
男「やべぇ。どんな相手なんだろ……あ、そうだ! あの攻略本を見てみよう」
男「これで未来予知とかできんのかなぁ」
男「どれどれ」
今回の対戦相手:蟹
男「蟹!?」
能力:魅了(蟹を見た相手はメロメロになり戦闘続行不可)
男「マジか。じゃあ見ちゃダメなのか! 見た時点で負けちゃうもんな」
男「そんなことより攻略法だよ……」
蟹は水場に隠れているぞ
男から見て一番奥にいる岩の裏に身を潜めている
目を瞑って叩き潰せ! 相手は小さい蟹だし反撃を受けることはない!反撃を受けることもある
男「……」
男「えぇ……これ、答えじゃん! まるっきり答え」
男「でも……これで勝てるなら……」
男「……ってあれ? 反撃受けることもあるとも書いてあるぞ」
男「どっちだ……? 本当に従っていいのか?」
↓1
1従う
2従わない
3その他(お好きにどうぞ)
――海岸奥にある岩の前
男「来ちゃった」
男「あれ? そういや叩き潰すって書いてあったなぁ……でも俺に武器ってないし――」
男「あ! この本で叩けばいいのか」
男「よーし、目を瞑って……と」
男「でも目を瞑ってたら蟹が見つけられないぞ」
男「そんな時こそこの攻略本で俺の未来を予知して――」
↓1
1見る
2やっぱり見ない
3その他
男「俺は俺の能力を信じる!」
男「今予知本に頼るのはやめておこう。そして! 武器は己の拳で十分だ!」
男「行くぞ! 目を瞑って!」
――岩の前
男「うおおおおおおお!!」
蟹(来たか、人間。目を瞑り、己の拳でアッシを潰そうとするとはなかなかやりおる)
蟹(しかし油断したな人間)
蟹(アッシは蟹は蟹でも……)
蟹(毒を持つスベスベマンジュウガニ! アッシの甲羅を殴ればお前の手に毒が付き!)
蟹(それをウッカリ舐めてしまえば……死ぬ!)
蟹(あれ? ウッカリ舐めてしまうなんて事態考えられるか? いや、これ――)
蟹(詰んだ?)
蟹(いやいやいやいやいやいや)
蟹(アカン! 拳が当たれば死ぬ!)
蟹(やめろ人間! やめてくれ!)
蟹(あっ、アッシは頭が良くても声帯がないから声を掛けられない!)
蟹(ということは逃げることしかできない!)
蟹(逃げろアッシ! 逃げて態勢を立て直すのだ!)
↓1 コンマ下一桁
0987654:潰された
321:逃げ切った
男「あれ……?」
男「倒した感触がない」
男「潰し感じもしないなあ」
男「ちょっと目を開けてみよう」
男「い、いねぇ!」
男「さすがファミ通風攻略本もどき! 情報はガセってか! ざっけんな!」
男「しっかし蟹がいない今どうするか……」
↓1
男「武士の情けだ。見逃してやろう」
男「ん? そういえばどっちかが死ぬか降参するまで戦いは終わらなかったような」
男「ってことは」
――砂浜
蟹(助かった!)
蟹(敵の姿は覚えた。しかしこれからどうするか)
蟹(アッシのハサミで頸動脈を……と思ったがアッシの動きが緩慢すぎるせいでそれはムリらしい)
蟹(とにかくアッシの姿を奴の目に入れなければならない)
蟹(時間はある……とにかく今は隠れよう)
――夜
男「あ、これアカンやつだわ」
男「辺りは真っ暗」
男「クソッ、逃がしてしまったばっかりに俺は――」
男「そうだ! こういう時には未来予知!」
男「何かの足しにはなるだろう」
男「どれ、読んでみようかな」
↓2
1読む
2読まない
3その他(好きにどうぞ)
男「読むか……」
このまま悠長に立っていた男は1分後蟹に見つかり、魅了されてしまった。残念!
GAME OVER
男「え?」
男「いやいやいやいやダメじゃん!」
男「あ、でも下に何か書いてある」
ヒント:蟹は砂浜に身を潜めているぞ。どこに隠れているかは自分の目で確かめよう
男「そうか蟹は砂浜に……ってどこに隠れているんだよ!」
男「と、とにかくこのまま突っ立てちゃダメだってことは分かった。この暗闇の中どうにかしないと」
男「どうすれば蟹を倒せるんだ?」
↓1
1このまま本を読み進める
2とにかく動き回る
3その他(お好きにどうぞ)
男「よし、目を閉じよう」
男「そしてこうする」ゴロン
男「そんで更にこう!」ゴロゴロゴロゴロ
男「ローラー作戦! どうだ!」
蟹(あっなんだそれズルい!)
蟹(あ、こっちに来た! やめろ! やめろ!)
蟹(う……クソ……)
蟹(勝てない。勝てないぞ……正直勝ち目がない)
蟹(どれだけ作戦を考えようとアイツは先回りしているみたいだし……)
男「おほほほほほ」ゴロゴロゴロゴロ
蟹(こっちに転がって来た!)
蟹(逃げ切れない! アッシは足が遅いんだ! ちなみに今のはダジャレではない!)
蟹(クソォ、かくなる上は――)
↓1 コンマ下一桁
偶数:蟹(特攻じゃああああ)
奇数(こうさ~ん)
蟹(勢い良く転がっているわけではない。ふざけ半分で転がっているようだ)
蟹(相手が人間並みの頭脳を持つとも知らず……当たればいいなーって感じか)
蟹(ならばこちらにも考えがある)
蟹(ゴロゴロと寝転がっている奴の頭にアッシ自信をぶつけるのだ)
蟹(身体にぶつかればそのまま轢き殺されてしまうだろう。しかし顔ならどうか)
蟹(アッシの冷たい身体が顔に当たり驚いて目を開くかもしれない)
蟹(幸い奴は目をすっかり瞑っておりアッシが奴の頭部に来るよう動いている姿を見られることもない)
蟹(奴が強固な精神で目を開かずとも――)
蟹(その時は我が小さきハサミで唇を切り裂き――)
蟹(口をこじ開け――)
蟹(我が毒を――)
↓1 コンマ下一桁
偶数:男「ごろごろー」
奇数:男「そろそろ立ち上がるか。よっこらせっくす」
男「そろそろ立ち上がるか。よっこらせっくす」
蟹(あ)
男「踏み荒らすぞー出てこい蟹ー出て来ーい」フミフミフミフミ
蟹(まさか立ち上がるとは……というよりずっとアホみたいに寝っ転がっている前提でアッシの作戦は――)
男「おらおらおらおら」
蟹(ちょ――)
メチャ ギチャ ミシ ブチ グシュ メチョ…
男 WIN
――なんもない空間
男「おっ、勝った。やっぱあれ踏みつぶしてたみたいだな」
男「やけにあっさりだなー」
男「おっ、勝ったら何か選べんのか?」
↓1
1 お年玉1万円もらって家に帰る
2 次なる戦いへ
男「次も戦うかーさっきも勝てたしやれるだろー」
↓1「ふふふ…」 ※キャラ指定は受け付けておりません
男の娘「うふふ……次の相手はどこかな……」
男の娘「次も……その次の次も倒して……ボクは――」
男の娘(ちなみにボクの能力は↓2)
男の娘(これでどうやって勝ってきたかだって? うふふ……それは秘密さ)
男の娘「『相手を性的興奮状態にする』能力!」
男の娘「ボクにジッと見つめられたら最後! 媚薬を盛られたみたいに興奮してマトモに考えられなくなっちゃうのさ」
男の娘「その後は……うふふ、お楽しみ……」
男「次の戦闘場所はどこだ?」
↓1
――東京タワー 2F
男「お! 始まった」
ザワザワ…
男「ここは……どこだ? 人がいっぱいいる!」
男「すいませーん、ここ、どこッスカ?」
係員「と、東京タワーですが(外国人かな?)」
男「へぇーッここが東京タワー……」
男「もしかして! こいつら全員が敵……? ンなわけねーかァ」
男「どうしよっかなぁ……悠長に攻略本広げてもいいもんか」
↓1
1攻略本を読む
2その他(お好きにどうぞ)
男「攻略本読んどくかあ。基本正しいことが書いてあるっぽいし」
今回の敵:男の娘
男の娘はエッチな能力者だ。気を抜いていると骨抜きにされるぞ!
どうやら4Fのどこかに隠れているらしいが……
男「おお! 顔写真までついてる。なかなかかわいいじゃん」
男「……」
男「それだけ? えっ、それだけ?」
男「はぁ?」
男「とにかく4Fにいることだけは分かったぞ! でも信じていいのかな」
――???
ジュッポジュッポジュッポジュッポ ※米をといでいる音
おじさん「あ……ぅ……や」
男の娘「あひ~? ひもちよくないのぉ?(なに~? 気持ちよくないのぉ?)」 ※米をといでいるとこういう声になります
おじさん「いや……さっき知り合ったばっかりで……こんなことになるなんて――」
男の娘「ひいんだよ、そんなむふかひいほほきにしなくはっへ(いいんだよ、そんなむつかしいこと気にしなくたって)」チュプ…
男の娘「いまはただ――」
ジュプジュプジュプジュプ
おじさん「あ、ああっ、ああっ」
男の娘「ボクのおくひでひもひおくなれば(ボクのお口で気持ち良くなれば)」 ※お米をとぎながら口で中国式マッサージをおじさんに施しています
ニュプッニュプッジュポォッ
おじさん「あ、ああ……何も……何も考えられなくなりそうだ……」
男の娘(良いんだよ。何も考えなくて。今は目の前のボクだけ見ていれば――)
おじさん「あ――」
おじさん「ダメだッ。もうい、イk――」 ※「いかりや長介」と言いたかったようです
ピタッ
おじさん「え?」
男の娘「ダメ。おあずけ」
おじさん「そ、そんなッ! お、おねがいだ……もう……イk」
男の娘「ダーメ」
おじさん「……な、なにをすればいい? い、いくら、いくら払えば――」
男の娘「お金なんて要らない」
男の娘「ただね。少しの間だけ……ボクの言うことを聞いたら――」
男の娘「続き、してあげてもいいよ」 ※おめこ研ぎと中国式マッサージをしてあげるという意味です
おじさん「は……はひ」
…
男「これからどうすれば――」
↓1
1取り合えず4Fへ行く
2もうちょっと本を読んで調べる
2その他(お好きにどうぞ)
――4F
男「いない……いないぞ! 攻略本! どこにいるんだよ!」
(お詫びと訂正)
正:どうやら3Fのどこかに隠れているらしいが……
誤:どうやら4Fのどこかに隠れているらしいが……
男「ご丁寧に訂正の紙まではさみやがって! バカ!」
男「クソオ……次は3階かあ。疲れたあ」
――???
修学旅行生「あ、う」
男の娘「ぴくぴくしちゃってかーわいい~」ピンッ ※届いたばかりの魚をシメる音です
ビクビクッ ビュクッ… ※魚が死んだ音です
修学旅行生「はァァァぅうっ!?」
男の娘「もう……ダメだよぉ先にイッちゃあ……」 ※魚が思っていたより早く死んだ為鮮度に不満があるようです
男の娘(まず二匹釣れた……こいつを使えば――)
――4F
男「どうやってたおしゃあいいんだよお」
↓1
1 3Fへ行く
2 もうちょっと本を読んで調べる(何を調べるか)
3その他(お好きにどうぞ)
男「倒す方法を調べることは……おっ、目次があるじゃんか!」
男「ええと。男の娘の倒し方倒し方……」
男「ね、ねぇや……ならヒント……ヒントさえあれば――」
男「お!」
3Fには男の娘の護衛がいる
おじさん
修学旅行生
これに気付かない男は凶器で刺されて死んでしまうだろう
男「護衛? 仲間がいるのか?」
男「まだあるぞ」
こいつらを倒す方法はひとつだけ!
股間を一撫ですること! アイツらはタマっているからそれだけでいちころだ
いかせてしまえば能力の効果が高確率で消滅する
洗脳が解けた相手からは重要な情報が聞ける……かも!
男「ほー、なるほど」
男「これを踏まえたうえで何をしようかな」
↓1
男「よし! すぐ行くぞ!」
――3F
男(……いたッ)
男(顔写真付きだからよく分かる)
おじさん(抜きたい抜きたい抜きたい抜きたい抜きたい抜きたい) ※戦闘狂のおじさんは懐のナイフを抜きたいようです
男(『おじさん』と――)
修学旅行生(男の娘ちゃん男の娘ちゃん男の娘ちゃん男の娘ちゃん)
男(――『修学旅行生』)
男(明らかに様子がおかしい。辺りをきょろきょろ見回している。男の娘に操られているんだろう)
男(あいつらを止めるには股間を触ればいいらしい)
男(ちょっと恥ずかしいが……死ぬのはもっとイヤだ!)
男(とにかく無力化しないと)
男(しかしどうやって無力化する?)
男(恐らく男の娘は対戦相手の顔が分かっていない)
男(じゃなきゃアイツらはあんなにキョロキョロするわけがない。見通しが立っているんなら階段やエレベーターを重点的に探させるはず)
男(めったマネはできないな……どうすれば――)
↓2
1素早くおじさんに近づいて股間をさわさわする
2こっそりおじさんに近づいて股間をさわさわする
3素早く修学旅行生に近づいて股間をさわさわする
4こっそり修学旅行生に近づいて股間をさわさわする
5その他
休憩
再開
男「こっそり近づいてさわさわするぞ……」
男(こっそりこっそり……)
おじさん「……?」
男「今だッ」ガバッ
おじさん「うわっ!」
男「股間をさわさわしてやるっ食らえッ!」サワサワ
おじさん「うッ!」
おじさん「あ……あっーーーーー!」
ビュルルルルルッ!
男「うわっ! 栗の花の匂い!」 ※おじさんは常に股間に栗の花を入れているので当然
おじさん「うッ……」ドサリ
男「無力化できたか?」
↓1 コンマ下一桁
0987654:でけた
321:でけない
おじさん「……」ムクリ ムクリ
男「た、立った! あ、アッチも勃った!」 ※アッチとはクララのことです
男「クソッ! 攻略本め、アレも嘘かよ! こっち睨んでるぞ」
おじさん「少年……賢者タイムという言葉を知っているかね」
おじさん「今ね……おじさんの頭は雲一つない晴れた空のようにスッキリしているんだ」
おじさん「君の……おかげだよ」
おじさん「君の……おかげで……本気を出して男の娘ちゃんを守れる……!」チャキ…
男「あッこいつナイフ持ってやがる!」
キャアーッ! ナイフヲモッタオジサンガー!
男「こ、こりゃあ大事になっちまったぞ……」
おじさん「おぉーい! 修学旅行生ー! 男の娘ちゃんの敵が見つかったぞー!」
男「まずい……! やっちまった……!」
ガバッ
係員「な、なにをするんですか!?」
おじさん「ふふ……アンタには何も恨みはないが人質になってもらうよ」
おじさん「おい! そこのお前! この係員に死んでほしくなければ……『降参です』と言え」
男「……ッ」
おじさん「あるいは自分の能力を教える、でもいいと男の娘ちゃんは言っていた」
おじさん「これがどういう意味を持つのか私にはさっぱりだが……これが私の役目なものでね……諦めて言ってもらおう」
おじさん「さぁ言うんだ」
男「……アンタ……洗脳、されているんだ」
おじさん「いいや違うね。自分の意志だ」
男「アンタがその『男の娘』って奴に味方して何の得になるって言うんd――」
おじさん「ムフフなことしてくれる!」
男「……!!」
おじさん「言うことさえ聞けばあんなかわいい男の娘が私の好きなようにできる」
おじさん「ムフフなことができる……そこにメリット……感じないかい……君……?」
男「……」
男「クッ……」
男「……」
男「感じる…………!」
男「でもダメだ! 倫理的にダメ!」
男「ましてやナイフ持って見ず知らずの人を人質に取るなんてどうかしてる!」
おじさん「なんとでも言うがいいさ」
おじさん「おじさんはねぇ……知ったんだ」
おじさん「性の喜びを知ったんだ……! もう止められないよ」
男(おじさんが同じフロアにいる修学旅行生に何か言っていた)
男(恐らく修学旅行生はフロアのどこかにいる男の娘を守りに行くか、別フロアへの誘導をしに行ってしまったかもしれない)
男(でも俺がそっちへ行ったらおじさんは係員を殺してしまう……!)
男(まともじゃないんだアイツ……! 何でもするって顔だった)
男(どうすればいいんだ……?)
↓2
男(ダメだ……自分の命がやっぱり大事! 負けるのもあれだし! 俺主人公だもんな!)
男(ごめん係員! 俺は修学旅行生の股間をさわさわしに行く!)ダッ
男「じゃあなっ!」
おじさん「あっ、おい! なんて奴だ……係員、悪いがあんたには見せしめとして死んで――」
ドガッ
おじさん「あ痛っ! なんだ!? 誰だ私を殴っ――」
バキッ
おじさん「ぐううううッ! 誰だ!?」
警備員「あのねぇ! 東京タワーには警備員がいるの!」
警備員2「警察に引き渡すからね! はいナイフ確保!」
警備員3「あのさぁ、おじさん。警備員なめんなよ!」
おじさん「あ、ああ。男の娘ちゃあああああああああああ――」
…
ガヤガヤガヤ
アナウンス「現在タワー内に不審者が発生しました。係員の指示に従って速やかに避難してください」
男「うわああっ階段は人がいっぱいだ。探しにくいぞこれ!」
男「3Fはどこを探しても見つからなかった」
男「いったいどこに逃げやがった?」
↓1
1 入念に探す(どこを?)
2 もうちょっと本を読んで調べる(何を調べるか)
3その他(お好きにどうぞ)
――男子トイレ
男「トイレはさっきも探したんだよなぁ」
男「うーんやっぱりいない」
アナウンス「タワー内にお越しの方は1Fに速やかに避難してください」
男「客は全員1Fか……」
男「男の娘のやつどこに――」
↓1
1本を読んで未来予知
2その他(お好きにどうぞ)
男「エレベーターの中で待ち伏せれば……」
ポチポチポチポチ
ピンポーン
男「来た来た!」
ウィーン
――エレベーターの中
ガヤガヤガヤ
男「何で人がこんなにいるんだ!」
男「……臭い」
男「何の臭い……あっ」
男「ああっ!」
男「栗の花の匂い!」
男の娘「うふふ……かかったね。待ち伏せしていたのはボクの方だったのさ」
男「な、なにぃ!?」
アナウンス『現在東京タワーは……あひィッ、男の娘様の貸し切りと……あァン……なッてェおりまァす?』
男「東京タワーを制圧しただと!?」
男「エレベーターん中ギュウギュウで声しか聞こえないが……お前が男の娘だな!」
男の娘「そうだよ! ボクだよ! 君が今回の対戦相手だね!」
男の娘「悪いけど君も洗脳させてもらうよ。そして降伏してもらう」
男の娘「これで平和的解決だよね?」
男の娘「あっ、でも君がもし能力無効化系能力者だったら殺さなきゃだけど」
男の娘「それとボクに洗脳されたくなかったら自殺とかしてね」
男の娘「ってことで……あ、あれ? 人多すぎて対戦相手が見えない!」
男の娘「ちょっとどいてー! どけー!」
男(やべぇ、詰んだ)
男(いや、希望を捨てるにはまだ早い。攻略本を読んで――)
男の娘の視界範囲内に男が見えればGAME OVER
狭いエレベーターの中で逃げ回るのは不可能 正直詰みに近い!
でも待って! この本は君の味方! この本に書いてあることに従えば敵を100%倒せるよ!
一つでも間違えればGAME OVERだから気を付けてね!
男「信用ならんなァ……でもやってみるしかないな」
①エレベーターの非常ボタンを押す
②「窓ガラスが割れています!」と叫ぶ
③エレベーターガールのお尻を触る
男「ええ……これで本当に……」
男の娘「何をしているのかな? 何をやっても君はここから逃げられないけど?」
男「くそお、一か八かだ!」
↓2
1エレベーターの非常ボタンを押す
2エレベーターの悲常ボタンを押す
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