一昨年
サンタ幼女「クリスマスなんてぶっ潰してやるよぉ!!!」
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サンタ幼女「我はメシア、明日この世界を粛清する」トナカイ「...」
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去年
トナカイ「メリークリスマ...」サンタ幼女「うるせー!!!!!」
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前回のあらすじ
時間が経つのって早い
あらすじおわり
☆☆☆☆ 12月24日 ☆☆☆☆
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「ついに...ついに来てしまったか、この時が」
サンタ幼女「というか今年早くね?まだ私的には5月6月くらいの感覚なんだけどぉ」
鹿「...」
サンタ幼女「実はまだ12月じゃないんじゃないのこれ、本当は6月だけどメディアが騙してるやつじゃないのこれ」
サンタ幼女「...はぁ、うだうだ言っても仕方ないか。来てしまったものはしょうがないもんねぇ」
サンタ幼女「ということで!今年クリスマスをぶっ潰すぞォ!イェアアアアアアアアアアアアアイッ!!!!!
鹿「...」
サンタ幼女「去年のあの怨みを忘れたりはしない!あのクソアマが!!私の給料減らしやがって、おかげで今年は半分くらいもやしばっか食ってたわぁ!」
サンタ幼女「成長期の幼女にこんな仕打ちしてただで済むと思うなよな!絶対にぶっ殺してやるぅ!」
鹿「...」
サンタ幼女「ん?あぁ、そうか。トナカイは一昨年と去年は居なかったから何があったかは知らないよね」
サンタ幼女「いやぁ...去年は惜しいところまで行ったんだよ。私の唯一の失敗は組むパートナーを間違えたことだね」
サンタ幼女「そもそもサンタ狩りの連中なんて、何百年も前からサンタと戦ってるくせに一度も勝ったことがないフニャチン野郎共だったからなぁ。そりゃ勝てないわ」
サンタ幼女「...だから今年は秘密兵器の助っ人を呼んでるんだよね。まあこれは最後のお楽しみということでぇ」
サンタ幼女「とりあえず今年は初心に戻って、最初と同じようにコツコツとクリスマスをぶっ壊そうかな。原点回帰ってやつ?」
サンタ幼女「最近リブートものって流行ってるからねぇ」
鹿「...」
サンタ幼女「さあトナカイ!ソリを出せ!目標は>>7だ!」
サンタ幼女「ここならクリスマスで浮かれてる発情した猿共がいっぱい居るだろうからな!まとめて皆殺しじゃあ!!!!!」
鹿「...」
でぃずにーらんど行こうぜ☆
☆☆☆☆ 夢の国 ☆☆☆☆
サンタ幼女「何か私ってこういうところばっか来てる気がする」
鹿「...」
サンタ幼女「しかしトナカイのソリってすごいよなぁ、時速600㌔も出るんだもん。どんなとこにも一瞬で行けるよ」
サンタ幼女「前の役に立たない鹿は500㌔までしか出なかったからねぇ。これが鹿とトナカイのスペックの差ですわ」
鹿「...」
サンタ幼女「え?その鹿は今どうしてるんだって?」
サンタ幼女「...美味しかったよ」ニヤァ
ガヤガヤ ガヤガヤ
サンタ幼女「しかし...何だこの人混みは。クリスマスにテーマパークとかばっかじゃねえのぉ」
サンタ幼女「どう考えても混むに決まってんじゃん、行くにしても時期ずらせよ。待ち時間が無駄だわ」
サンタ幼女「私ってさぁ...こういう待ってる時間が一番嫌いなんだよね。正直列に並んでるやつらを見ると心の中で笑ってるよ、ばーかあーほ消えろボケカス死ねってね」
鹿「...」
サンタ幼女「あー寒っ!本当によくこんな寒いのに外に出てるんだよぉ...」ブルッ
サンタ幼女「トナカイ、ちょっと暖めさせて」ダキッ
鹿「...」
イチャイチャ イチャイチャ
サンタ幼女「...」ギュー
鹿「...」
サンタ幼女「何かさぁ...ああいう人目も気にせずに乳繰り合ってるやつらを見るとメラメラと燃えるものが湧いてくるよね」
サンタ幼女「破壊衝動というか...殺意というか、ドス黒い感情がさぁ」
サンタ幼女「ククク...私のボルテージもやっと温まって来たよ。クリスマスはこうでなくちゃ」
サンタ幼女「さぁ!この夢の国を悪夢へと変えてやろうじゃないか!!!!」
サンタ幼女「これが本当のナイトメアビフォアークリスマスってな!ガハハハハハハハハハ!!!!!」
サンタ幼女「よいしょっと」ドサッ
鹿「...」
サンタ幼女「ん?この袋の中が気になる?」
サンタ幼女「これはねぇ...私が今日のためにコツコツ作ってきた秘密道具が入ってるんだ」ガサゴソ
サンタ幼女「対クリスマス破壊用の兵器がね...ククク...」
サンタ幼女「よし、最初はこれを使ってリア充共をボコるか」ガサッ
サンタ幼女「てれれてっててーん!>>14!」
鹿「...」
スモールライト
サンタ幼女「スモールライトー!」
鹿「...」
サンタ幼女「言っておくけど、これは丸パクりじゃないから。私は他人のアイデアを丸パクりするようなデザイナーじゃないから」
サンタ幼女「ちゃんと新機能も付いてるんだからね、断じてパクりではないから」
鹿「...」
サンタ幼女「本家はこのボタンを押すと小さくなりますぅ」カチッ
ピカー
サンタ幼女「それに加えて私の改は横のこのボタンを押すと>>16になる!」
思い浮かべた料理が出てくる
ピカー
サンタ幼女「なんと!その小さくなった人物の思い浮かべた料理が出てくるんだぞぉ!!!!」
鹿「...」
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「...よく考えたらこの機能いらんな。料理を出す必要性がないし、そもそもそんな都合よく食い物のことばっか考えてるやつなんてデブしかいないし」
サンタ幼女「これならまだキテレツをパクって小さくなったり大きくなったりする方が良かった」
サンタ幼女「まあ作っちゃったもんは仕方ない。これで暴れるとするか」
鹿「...」
サンタ幼女「ちょっと試しにあそこのアホ面してる男で試してみよ」ピカー
男「!?」ビクッ
キュイーーーーーン
サンタ幼女「おぉ...本当に小さくなった。正直人を小さくするなんて現実離れしたこと出来ないと思ってたんだけど」
サンタ幼女「さすが私の頭脳、幼女ながらにして既に22世紀を上回ってしまったか...我ながら末恐ろしい幼女だよぉ」
鹿「...」
サンタ幼女「さて、天才な私は安易にカップルを小さくしまくるというガキみたいなことはしない」
サンタ幼女「...カップルの片方を小さくして、ひとりぼっちで夢の国に放置されるという地獄を味合わさせてやるぜぇ」ニヤニヤ
...............................................................
...................................................
DQN男「あ、すまん。俺ちょっとトイレに行ってくるわ」
女「うん分かったー」
DQN男(俺はDQN男、こんなガラの悪い格好をしてるが見た目通りの不良だ)
DQN男(でもこの不良スタイルともお別れだ...俺は今日、あいつに告白する)
DQN男(真面目に生まれ変わってやる!勉強も真面目にやるし、族からも抜ける!俺はあいつのために生きるんだ!)
サンタ幼女「ほいっと」ピカー
サンタ幼女「おっ、ラッキィー!見るからに不良のやつを小さく出来た!」
サンタ幼女「こんなピアスに金髪頭のやつなんてカツアゲ強盗殺人何でもやってる大悪党って相場が決まってるからねぇ、いやぁ...いいことしたわぁ」
鹿「...」
サンタ幼女「だいぶ小さく出来たね。もう100組くらいは孤立したんじゃいかな?」
サンタ幼女「まあそれでもカップルは腐るほどいるんだけど...まったく片しても片してもキリがないな」
鹿「...」
ネズミ「ハハッ」
サンタ幼女「え?なに?写真撮って欲しいって?仕方ないなぁ」
サンタ幼女「はいチーズっと」カシャ
鹿「...」ペコリ
ネズミ「ハハッ」
サンタ幼女「さすが奈良産のトナカイ...礼儀正しくちゃんとおじぎするんだ。あの馬鹿鹿とは大違いだな」
鹿「...」
サンタ幼女「ポップコーンも買って欲しいって?お前、意外とここ満喫してるな...まあ別にいいけど」
鹿「...」ペコリ
サンタ幼女「私もお腹減ってきたなぁ、そろそろお昼だし」
サンタ幼女「そういやこのライトのもう一つの機能全然使ってなかったな。昼時だし食べ物のこと考えてるやつ多いからそろそろ使えるだろ」
>>23「」スタスタ
サンタ幼女「おっ!ちょうど都合いいところに通行人が!あいつから何か食べ物出してみよ!」ピカー
お忍びで遊びに来て行方不明になった切り札閣下を探す切り札婦人
ピカー
サンタ幼女「何かよく分かんないけど婦人っぽいやつを小さくした」
サンタ幼女「...あれ?食べ物がドロップしないぞ?どうなってんだ?」
鹿「...」
サンタ幼女「あーそっかぁ...金持ってそうなやつだったし食べ物のことなんて考えてないか。金持ちは金のことしか考えてないからな、これだから上級国民は!」
サンタ幼女「...ん?待てよ?」
サンタ幼女「そうだ!わざわざ他のやつを小さくしなくても、私が食べ物のことを考えながら小さくなればいいじゃん!」
サンタ幼女「かっー!自分の頭の良さに感心するわぁ!さすが天才サンタですわぁ!」
サンタ幼女「ということでトナカイ!私に向かってこのボタン押して!」
鹿「...」
サンタ幼女「さーて何食べよっかなぁ...やっぱクリスマスだしチキンだねぇ!ほらチキン!カモンチキン!」
鹿「...」ピカー
キュイーーーーーン
サンタ幼女「うおっ、まぶし」
シュィィィィィィィィィン...
シュィィィィィィィィィン...
シュィィィィィィィィィン...
サンタ幼女「...」ギュッ
サンタ幼女「あれ成功した?」キョロキョロ
サンタ幼女「あんまり自分の体が小さくなったって実感はないな...当たり前だけど」ペタペタ
ヌッ
サンタ幼女「ん?何か上から気配が...」クルッ
巨大チキン「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
サンタ幼女「ワッツ!?」
ドシーーーーーン
サンタ幼女「な、なにこれ...重い...な、なんでこんなにでかいチキンが...」
サンタ幼女「そ、そうか、私が小さくなったからだ!だから普通のサイズでもこんなに巨大になったのか...!」
サンタ幼女「で、でもこれはさすがにでかすぎぃ...!!!!チキンに押し潰されるぅ...!!!!」グググッ
デロンッ
サンタ幼女「!?」クルンッ
サンタ幼女「な、なに?急に裏返った!?」
鹿「...」
サンタ幼女「ト、トナカイ!助けてくれたのか!」
サンタ幼女「やっぱりお前は使えるトナカイだぁ!鹿とは全然違う!」
鹿「...」
サンタ幼女「ふぅ...危うくクリスマスにチキンに押し潰されて死ぬという最高にマヌケな死に方をするところだった。こうは死にたくないな」
サンタ幼女「というかチキンも普通に地面に落ちてるし...これじゃ食えないじゃん。もう元に戻ろっと」
サンタ幼女「...あ、あれ?」
サンタ幼女「どうやって戻ればいいんだっけ?あのライトは小さくなる方しか付けてなかったし」
サンタ幼女「」ゾワッ
サンタ幼女「ちょ、ちょっと待てぇ!えぇっ!ちょっ...ええええっ!?」
サンタ幼女「ど、どうすればいいのっ!?でかくなるライトなんて作ってないんですどぉ!?」
サンタ幼女「これなんてミクロアドベンチャーだよ!!もう潰れただろあれ!」
サンタ幼女「ト、トナカイ!何とかして!もうお前だけが頼りだ!」
サンタ幼女「このままだと通行人に潰されるぅ!!!!」
鹿「...」
鹿「>>31」
敢えて見捨てる
鹿「」スタスタ
サンタ幼女「えっ...ちょっ...」
鹿「」スタスタ
サンタ幼女「...」ポツーン
サンタ幼女「へ?」
サンタ幼女「いやあの...トナカイさん、そいつはひでぇんじゃないかなって」
サンタ幼女「え?マジ?マジでこのままなの?」
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「うわあああああああああああああん!!!!!誰か助けろよおおおおおおおおおおお!!!!!」
☆☆☆☆ 3時間後 ☆☆☆☆
サンタ幼女「」カチャカチャ
サンタ幼女「...出来た!」
サンタ幼女「さすが私だぁ!まさかあのスモールライトをバラしてビックライトに改造するなんて!」
サンタ幼女「くっくっくぅ...さすがにこのサイズで作業するのはちょいと疲れたがこれで完成だ」カチッ
サンタ幼女「よし、後はこのボタンを押せば元のサイズに戻るはず」
サンタ幼女「ただ...ちょっと問題があるがあるんだよねぇ」
サンタ幼女「部品が足りなかったから不具合があるかも...元のサイズには戻るんだけど、副作用で>>34になる可能性があるんだよなぁ」
すぐに戻ったり戻らなかったり不安定
サンタ幼女「一度戻ってもまた突発的に小さくなるかも...しばらくは体が不安定になる可能性がある」
サンタ幼女「ぐぬぬ...めっちゃフラグになりそうで嫌だけど、これ使わないと元に戻れないし...」
サンタ幼女「...こういう時にあの鹿がいたら便利なんだけどな。一応あいつは言葉通じるし」
サンタ幼女「ええい!出来てしまったもんは仕方ない!使うしかないわ!」
サンタ幼女「まあトイレ中に小さくならない限りは大丈夫でしょ!スイッチオン!」ポチッ
ニョキニョキニョキイイイイイイイ
サンタ幼女「我復活ッッッッッッ!!!!!」
サンタ幼女「さて...あのトナカイどこ行った?」キョロキョロ
サンタ幼女「私を捨てて行きやがって...今度会ったらただじゃおかねぇ」
サンタ幼女「とりあえずソリ置いてある駐車場に行ってみるか。私の持ってる鍵ないと動かないし」スタスタ
鹿「...」ノビー
サンタ幼女「あ、あの野郎...!ソリの中でくつろいでやがる!」
サンタ幼女「しかもあのショップで売ってるネズミの被り物やその他お土産も色々買ってるし...あいつは女子高生か!」
サンタ幼女「やいやいゴラァ!トナカイ!よくも私を捨てて行きやがったな!!覚悟は出来てんだろうなぁ!?」
鹿「...」
サンタ幼女「おかげで私はアントマンみたいな体質になってるんだからな!どう責任取るんだよ!」
鹿「...」ヒョイッ
サンタ幼女「いらねぇよ!そんなお菓子!友達にあげるお土産感覚で謝罪してんじゃねえよぉ!!!!」
鹿「...」
鹿「...」ヒョイッ
サンタ幼女「だからいらんって...ん?」
札束『』ドサッ
サンタ幼女「えっ?こ、これお前の金?」
鹿「...」コクッ
サンタ幼女「え?なに?これを私にくれるの?謝罪の意味で?」
鹿「...」コクッ
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「しゃ、しゃあねえなぁ!許してやっかぁ!今回だけ特別だからな!」
鹿「...」ペコリ
サンタ幼女「いやいいって!そんな頭下げなくても!私も正直そこまで怒ってるわけじゃなかったし!」
サンタ幼女「それにしても...トナカイのおじぎは本当に可愛いなぁ。もう一回やって!」
鹿「」ペコリ
サンタ幼女「いやーん!かーーわーーいーーいーーー!!!!」バタバタ
シャンシャンシャン♪シャンシャンシャン♪
サンタ幼女(むふふ、1枚...2枚...諭吉がいっぱい...)ペラペラ
サンタ幼女(思わぬ臨時収入だったねぇ!これなら今年の正月は寿司が食えるYO!)
鹿「...」
サンタ幼女「あーっ!気分爽快!今年ならクリスマスをぶっ潰せる気がするよ!」
サンタ幼女「さて次はどこに行こっかなぁー♪>>42とか行ってみますかぁ!」
鹿「...」
東京スカイツリー
☆☆☆☆ スカイツリー ☆☆☆☆
サンタ幼女「千葉から東京は早かったねぇ、というか何で東京って付いてるのに千葉にあるんだよあそこ」
サンタ幼女「おぉ、あれが黄泉比良坂...じゃなかった。スカイツリーか」
サンタ幼女「さすがにこの近くでソリ止めたら、ツイッターとかにUFOと間違って上げられそうだな。迂回して行こっか」
鹿「...」
サンタ幼女「そういやスカイツリー周辺って私と同じ若い女のサンタが近くに住んでたなぁ...ちょっと前に担当地区変更のお知らせが来た時に見かけたっけ」
サンタ幼女「まあエリートの私が名前も知らないなんて下級サンタもいいところだろ。特に気にする必要もないな」
......................................................
..........................................
トナカイ「もうクリスマスですか...今年は早かったですね」
トナカイ「トナカイの仕事に就いてから早2年、忙しい毎日でしたがあっという間に過ぎて行きました」
トナカイ「...今年もあのサンタさんはクリスマスを潰そうとしてるんでしょうか。いや絶対やろうとしてますね、あの性格なら」
トナカイ「まあもう私には...関係ない話なんですけどね」
「待たせてしまってごめんなさい。寒くなかったですか?」
トナカイ「あ、"サンタ"さん。プレゼントの材料は買えましたか?」
サンタ少女「えぇ、ここに。さぁ帰りましょうか」ニコッ
サンタ少女「今年はいつもと比べて暖かいですね。残念ながらホワイトクリスマスは無理そうです」
トナカイ(私は今年に入ってあのサンタさんの担当から、サンタ少女さんのトナカイに移動することになった)
トナカイ(正直めちゃくちゃ嬉しかった...やっとあのサンタさんに振り回されないんだなと思うと翼が生えた気分でしたよ)
トナカイ(別れ際なんて、本気であの人私を食べようとしてたし)
サンタ少女「あ、そうだ。トナカイさんのためにこれを買ってきたんでした」
トナカイ「?」
サンタ少女「はいこれ、帽子です。角が冷えるといけないですからね」ニコッ
トナカイ(...天使だ)
トナカイ(いや本当に天使だこの人...優しいし気立てもいいし思いやりも人一倍ある)
トナカイ(前がアレだっただけに余計に輝いて見える...)
サンタ少女「今日はクリスマス当日ですからね!頑張って行きましょう!」
トナカイ(あぁ...私は一生この人に付いていこう。今年こそは和やかなクリスマスが過ごせそうです)
サンタ幼女「ここら辺でソリ止めっか」クイッ
キキィィィィィィィィ!!!!!!!!!
サンタ少女「へぶちっ!?」ドンッ
トナカイ「!?」ビクッ
サンタ幼女「ん?今何か当たった?」
鹿「...」
サンタ幼女「気のせいか。いくらサンタでも人身事故とか洒落にならないもんねぇ」
サンタ少女「」チーン
トナカイ「サ、サンタ少女さん!?大丈夫ですか!?サンタさん!」
トナカイ(い、一体何が...サンタさんが上から来た何か轢かれて...)
サンタ幼女「うん?あれ?そこで寝てるやつの隣にいる鹿...どっかで見たことあるな」
サンタ幼女「あ、お前あの鹿じゃん。まだ出荷されてなかったの?」
トナカイ「」ビクッ
トナカイ「そ、その声はまさか...サンタさん?」クルッ
今日はここまで
無駄に長引かなければ明日中には終わると思います
トナカイ「な、なんでサンタさんがこんなところに...地区はもう違うのに」
サンタ幼女「スカイツリー見に来たんだよ。何か文句あっか」
鹿「...」
トナカイ「...どうでもいいですけど、何でシカがソリ引いてるんですか?」
サンタ幼女「はぁ!?シカっ!?どこがだよ!うちのトナカイはどう見てもトナカイだろうが!」
サンタ幼女「変な因縁付けてんじゃねえよこの鹿野郎!バラして鍋にすんぞぉ!」
鹿「...」
トナカイ「いやどう見てもそれシカじゃないですか...さすがに見れば誰でも気付きますよ」
サンタ幼女「じゃあなに!お前は鹿とトナカイの明確な違いを言えるのかぁ!?ほら言ってみろよ!」
トナカイ「えっ」
トナカイ(シ、シカとトナカイの違い...言われて見れば説明しづらい。私はトナカイだから本能的に違うと分かるけど、人にそれを伝えるとなると...)
サンタ幼女「ほら言えないじゃん!言っとくけどこのトナカイはお前よりもスペック高いんだからな!」
サンタ幼女「時速600㌔だぞ!500の雑魚が調子に乗んな!」
鹿「...」
トナカイ「いやいや...鹿がそんなに早く走れるわけないですよ」
トナカイ「ってそんなこと言い合ってる場合じゃないです!大丈夫ですか!?サンタさん!」
サンタ少女「」
サンタ幼女「は?なに?そこで寝てるやつってサンタなのぉ?」
サンタ幼女「はぁ~...クリスマス当日だってのに呑気で外でおねんねでちゅか。羨ましいわ...ヒマそうで」
トナカイ「何言ってるんですか!あなたがソリで轢いたからこうなってるんですよ!」
サンタ幼女「えっ、マジ?」
サンタ幼女「ね、ねぇ...トナカイ、当たってないよね?私ちゃんと安全運転してたよね?」
鹿「...」
サンタ幼女「...そうか」
サンタ幼女「こっちは当たってないって言ってるんだけど」
トナカイ「なんでシカの言ってることが分かるんですか!!!!絶対適当に言ってるでしょ!!!!」
トナカイ「ダメです...目を覚まさない...とりあえず救急車を呼んで...」
サンタ幼女「ちょっと待って、それはヤバい」ガシッ
トナカイ「ちょっ...!何するんですか!このままだと命に関わる可能性も」
サンタ幼女「いや...救急車呼ぶってことは警察も来るわけじゃん?そうしたら事故だってことになるじゃん?」
サンタ幼女「今、事故ったってバレると点数がちょっとヤバいんだよね~...免許取り消しになるから」
トナカイ「は?」
サンタ幼女「ということでここは撤収!トナカイ!ずらかるぞ!」
鹿「...」
トナカイ「ちょっと!?離してくださいよ!何で私まで連れて行かれるんですか!」ジタバタ
サンタ幼女「ついでだからお前もクリスマスを潰すのを手伝ってもらう。拒否権なんてないからな」
トナカイ「ならサンタ少女さんはどうするんですか!このまま放っておくんですか!?」ジタバタ
サンタ幼女「うん、まあサンタだしソリで轢かれたくらいは大丈夫でしょ。ちょっと気絶してるだけだってぇ」
トナカイ「さ、最低!人でなし!この悪魔!」ジタバタ
サンタ幼女「ははっ、もっと褒めろぉ」
サンタ少女「」シーン
シャンシャンシャン♪シャンシャンシャン♪
トナカイ「んん~~~!!!!ん!!!!」モガモガ
サンタ幼女「鹿がうるさいからちょっと黙ってもらった」
サンタ幼女「まったくせっかくスカイツリーを見に来たのにとんだ災難に遭ったわ。おかげで行きそびれた」
サンタ幼女「今度は>>58に行こっかなぁ...あそこなら人多そうだし」
トナカイ「んんん!!!!ん~!ん~~ん~~~!!」ジタバタ
鹿「...」
病院
☆☆☆☆ 病院 ☆☆☆☆
サンタ幼女「よし着いたっと」
鹿「...」ジー
トナカイ「...何で病院なんですか?」
サンタ幼女「別にぃ?ただ単に人が多そうってだけだけど?」
トナカイ「...人が多そうってここ」
ヒュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ......
トナカイ「...廃病院なんですけど」
サンタ幼女「だって普通の病院とか死にかけのジジババしかいないじゃん。さすがの私も老人をいたぶる趣味なんてないよ」
トナカイ「ここのどこが人が多いんですか...人じゃない者は多そうですけど」
鹿「...」ジー
サンタ幼女「ちっちっちぃ...甘いなぁ、だからはお前は鹿なんだよぉ」
サンタ幼女「ここは有名な心霊スポット、そして今日はクリスマス、この組み合わせが分かんないのぉ?」
トナカイ「...分かんないです」
サンタ幼女「脳ミソ空っぽで金もないアホな若者が肝試しに来るんだよ。ここは無料のお化け屋敷みたいなもんだからね」
サンタ幼女「ただでスリルが味わえて、思い出が作れて、ついでに自分のいいところも見せられるかもしれない...こんなコスパがいいところは中々ないわ」
トナカイ「...まあ言われてみればそうですけど」
鹿「...」ジー
トナカイ「でもそんな都合よく人なんて来ますか?まだ太陽も昇ってますし、来るのが早いような気がするんですけど」
キャーーーーー!!!!!
サンタ幼女「いるじゃん」
トナカイ「えぇ...」
サンタ幼女「夜は寒いし、ガチで雰囲気が出て怖いからな。大抵こういうやつらはちょっと怖くないように明るい内に来るもんよ」
サンタ幼女「さて、私達もおどかしに行くか」ガサゴソ
サンタ幼女「ふふ...この>>62を持ってきて正解だった。これを見たらくっそビビるだろうなあいつら...」ニヤニヤ
鹿「...」ジー
死にかけたサンタ
サンタ幼女「この死にかけたサンタを...」ズルッ
サンタ娘「」ドサッ
トナカイ「ちょっとおおおおおお!?」
トナカイ「ど、どこから持ってきたんですかその人!!!!何かやけにでかい袋が積んでるなとか思ってたら何つうもんを入れてるんですか!!!!」
サンタ幼女「ソリで飛んでる時に偶然行き倒れになってるところを見つけてね、何かに使えそうだから拾ってきた」
サンタ娘「み、水...」ガクッ
トナカイ「...今の時代によく行き倒れのサンタなんて見つけましたね」
鹿「」ジー
サンタ娘「お、お願い...水を...ここ数日何も口にしてなくて...」ピクピク
サンタ幼女「サンタのくせにクリスマス当日に行き倒れとかこっちまで情けなくなって来るわ」
サンタ幼女「いいかぁ?お前の仕事はその死にかけた演技であそこの病院にいるやつをビビらせることだ。もし上手く行ったら飯をくれてやる」
サンタ娘「ほ、ほんと...?前払いってあり...?」ピクピク
サンタ幼女「だめ、死んでるやつが欲しいのに生き返ってどうすんだよ。いいから全力で死にかけろ」
サンタ娘「わ、分かった...もう少しだけ頑張る」ピクピク
トナカイ(...どうしてクリスマス当日なのに死にかけてるんだろう)
サンタ娘「うぅっ...」ギュッ
トナカイ「あ、あのしっかり掴まってくださいね。落ちちゃいますから」トコトコ
サンタ幼女「外から聞こえた声的に三階に居そうだねぇ。降りてくる二階の階段で待ち伏せよっか」
鹿「...」ジー
トナカイ「...サンタさん、冷静ですね。ここが怖くないんですか?」
サンタ幼女「はぁ?怖い?なんで?」
トナカイ「なんでって、どう見ても幽霊が出てきそうな不気味な場所じゃないですか。正直今の時間でも出てきそうですよ」
サンタ幼女「あのねぇ...幽霊なんているわけないじゃん。んな非科学的なもの」
鹿「...」ジー
トナカイ「...サンタさんが非科学的とか言うんですか」
サンタ幼女「だって幽霊って死人でしょ?死んでもまだこの世にいるとか矛盾してるじゃん」
サンタ幼女「もし仮に居たとしたら、誰かにコンタクトを取ってとっくに幽霊の存在が証明されてるでしょ」
サンタ幼女「今の時代になっても存在があやふやの時点で居ないってことを確定させてるんだよ。そんなことも分からんのか」
トナカイ「確かに一理ありますけど...」
トナカイ「...私ってちょっとだけ霊感というか、目に見えない何か感じる時があるんですよね。野生の勘っていうか動物の本能というか」
トナカイ「...ここ危ない気がするんですよ。今まで体感したことないくらいに嫌な予感がします」
サンタ幼女「は?なにそれ?スピリチュアルってやつ?」
サンタ幼女「くっさぁ...お前心霊系女子かよ...引くわぁ」
トナカイ「いいですよ、どうせ言っても信じてくれないと思ってましたし」
サンタ幼女「まあいいや、なら幽霊が本当にいるか試してやるよ。ホラ吹きが」パシャッ
トナカイ「な、なにしてるんですか?」
サンタ幼女「写真、そんだけやばいなら心霊の一匹くらいは写ってるでしょ」パシャパシャ
トナカイ「そんな連写で撮らなくても...」
サンタ幼女「ほーら何も写ってな...い?」
サンタ幼女「な、何これぇ?>>69みたいなのがあるぞ」
トナカイの悪ふざけ
サンタ幼女「おめぇの角じゃねえかぁ!!!!!」ゲシッ
トナカイ「ごふぉっ!?」ドンッ
サンタ幼女「無駄にでかいんだよその角!邪魔なんじゃ折れよ!!」
トナカイ「お、折れって...そんなの無理ですよ!我慢してください!」
サンタ幼女「じゃあいいよ!私が折ってやるから!」ガシッ
トナカイ「なっ...いやっ...は、離してください!怒りますよ!!!!」
サンタ幼女「うるせぇ!もう折る季節だろうが!そんな長いとフケが沸くぞ!」
トナカイ「髪じゃないんだから放っておいてくださいよ!!!!いい加減にしないとまた刺しますよ!?」
鹿「...」ジー
サンタ幼女「うるせぇ!今日という今日は折ってやるからな!神妙にし...ん?」ピタッ
サンタ幼女「おい鹿、お前背中に乗せてた死にかけのサンタはどうした?」
トナカイ「えっ?どうしたってちゃんと後ろに...あれ?いない?」
サンタ幼女「なんだよ...どっかに落としたのか?何やってんだか」
トナカイ「そんなわけないですよ。ちゃんとさっきまでは私の上に居ました」
サンタ幼女「じゃあ何?急に消えたってかぁ?アホらしい」
トナカイ「...」ゾクッ
トナカイ「ま、まさか...神隠し?」
サンタ幼女「は?何言ってんだこいつ」
トナカイ「だ、だってそれしか説明が付かないですよ。急に消えるなんて」
サンタ幼女「あほくさ、んなのあるわけないじゃん。頭大丈夫?」
トナカイ「...さっきから気になってたんですけど」
鹿「...」ジー
トナカイ「あのシカさん、病院に入ってからどこかを見つめてませんか?まるで何かが居るみたいに...」
サンタ幼女「廃墟マニアなんじゃないの、壁が物珍しくて見てるだけでしょ」
鹿「...」クルクル
トナカイ「いや違います...明らかに視線が動いてます。まるで何かを目で追ってるように」
トナカイ「もしかしたら...シカさんも、私と同じで動物的な直感で何か見えてるのかも」
サンタ幼女「はぁ...しつこいなぁ。そんなに言うなら試してやるよ」ガサゴソ
サンタ幼女「てれれてってーてーん!シカウンリンガルー!」
サンタ幼女「これはトナカイ語を訳してくれる機械だ!ほらトナカイ!何を見てるか言ってみろ!どうせ虫か何かだろうけど」
トナカイ(シカウンリンガルってもうシカって認めてるじゃないですか)
鹿「...」
ピピッ
『>>75』
ああ、窓に!窓に!
『ああ、窓に!窓に!』
サンタ幼女「はあ?」クルッ
トナカイ「窓?」クルッ
ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタ
ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタ
ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタ
ペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタペタ
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サンタ幼女「ひぃっ!?」ビクッ
トナカイ「ま、窓に手形が...さっきまでは何もなかったのに...」
鹿「...」
サンタ幼女「え、ちょ、なにこれ...えっえっえっえっ?」
サンタ幼女「いやあれ...マジでナニコレ?ドッキリ?ドッキリか?」
トナカイ「ドッキリなわけないじゃないですか...どう見ても心霊現象ですよこれ」
サンタ幼女「いやほんとマジで...あ、あり得ないんだけど」ブルブル
トナカイ「...サンタさん、もしかして震えてます?」
サンタ幼女「ば、ばっきゃろぉ!誰がチビったってぇ!?」
トナカイ「いや...誰もチビったとか言ってないんですけど」
ダダダダダダダダダダッッッッ!!!!!!!!!
トナカイ「!?」ビクッ
トナカイ「う、上の階段から何か走ってきますよ!どうするんですか!」
サンタ幼女「うわあああああああああああああああああ!!!!!!!!!!」ダッ
トナカイ「逃げ足はやっ」
鹿「...」
ダダダダダダッ
サンタ幼女「ちょっとどうなってのぉ!?この階段、降りても降りても下の階に着かないんだけどぉ!!!!」ダダダッ
トナカイ「む、無限ループってやつですね...この建物に閉じ込められたんでしょうか」
鹿「...」
サンタ幼女「ざけんなぼけええええええええええええええ!!!!お前ら何とかしろよおおおおおおおおおお!!!!!」ダダダッ
トナカイ「何とかしろって言われても...私達ただの動物ですよ?こういう状況こそサンタさんの専売特許だと思うんですけど」
鹿「...」
サンタ幼女「そ、そうだ!こういう時のために>>81作ったんだった!これなら役に立つはず!」
どこでもドア
サンタ幼女「うおおおおおおお!!!!どこでもドアアアアアアアアアアアア!!!!」ドーン
トナカイ(...もはや何でもありですね)
鹿「...」
サンタ幼女「これなら外に出られる!さすが私!天才!」
サンタ幼女「うおおおおおおおおおおおおお!!!!開けえええええええええええ!!!」
ガチャ
パァァ
サンタ幼女「よし!これで外だ!助かっ...」
サンタ幼女「...は?」
トナカイ「こ、これは...私達がさっきいた階段の前ですね」
鹿「...」
サンタ幼女「ちょっとどうなってんの!?私は外に出たいって言ってんの!もう一回!」グッ
ガチャ
ガチャ
ガチャ
サンタ幼女「外に出られないいいいいいいいいいいいい!!!!!!」
トナカイ「ドアを開けても病院内にしか出られません...本当に閉じ込められたみたいです」
サンタ幼女「ちょ、ちょっとぉ...もうやばいんだけどぉ...ひ、日が落ちてきてもうすぐ真っ暗になるぅ...」ブルブル
トナカイ「この雰囲気で完全に光がなくなるとなると...かなり怖いですね」
鹿「...」ジー
サンタ幼女「うっ...うぅぅ...どうすれば...はっ!そうだ!」ピコーン
サンタ幼女「鹿!トナカイ!あの窓に突っ込め!!!!最後のガラスをぶち破って外に出るぞ!」
トナカイ「えっ?そんなこと出来るんですか?普通こういうパターンって窓もめちゃくちゃ頑丈になってると思うんですけど」
鹿「...」
サンタ幼女「お前らの馬鹿みたいなスピードと、角で突っ込めば対戦車砲並のパワーが出るだろ!さすがに向こうもそれだけの威力は想定外のはずだ!」
サンタ幼女「いいから早くしろ!暗くなったらもうあいつらの時間だ!そうなると私達は一生助からないぞ!!!!」
トナカイ「わ、分かりましたよ...やるだけやってみます」
鹿「...」
トナカイ「じゃあ一二の三で行きましょうか、シカさん」
鹿「...」
トナカイ「...あのシカさん?」
ゲシッ!!!!!!!
トナカイ「痛あああっっ!?」
トナカイ「ちょ、ちょっとサンタさん!私、何もしてないのに何か蹴られたんですけど!」
サンタ幼女「このウマシカ野郎!人に物頼むなら様付けろや!それとシカじゃなくてトナカイだろうが!」
トナカイ「な、なんで私がそんなことまで...」
サンタ幼女「お前は助かりたくねぇのか!!!!このままだとよく幽霊屋敷に飾ってある鹿の剥製にされるぞ!あの首から血が流れるやつ!」
トナカイ「...トナカイさん!一二の三でお願いします!」ピキッ
トナカイ「いち...にの...」
サンタ幼女「はよ行けや!!!!時間ないっつってんだろうが!!!!皮剥いで三味線にすんぞ!!!!」ゲシッ
トナカイ「あーもう!さんっ!!!!」ビュンッ
鹿「...」ビュンッ
ピキーン!!!!!!!!
ググググググググッ...パリーン!!!!!!!!!
サンタ幼女「よっしゃあああああああ!脱出成功ー!やったあああああああああ!!!!!」
トナカイ「う、うぅ...めちゃくちゃ固かった。角が折れるかと思った...」
鹿「...」
スタッ
サンタ幼女「どうだ!ざまあ見ろ!!!外に出たらこっちのもんだもんね!」
サンタ幼女「やーい!この根暗が!人をおどかしてそんなに楽しいか!そんな性格だからすぐ死ぬんだよ!死人はさっさと地獄に言って死ねカス!」
サンタ幼女「ばーか!ばーか!てめぇなんて塩さえあれば怖くないんだよぉ!!!!この私様を襲おうなんて10年早いわ!」
トナカイ「ちょ、ちょっとサンタさん...言い過ぎですよ。また何かあったらどうするんですか」
サンタ幼女「はん!あいつらは建物から出てこない引きこもりだからもうまったく怖くないねぇ!今頃悔しくてキーキー言ってるわ!」
鹿「...」ジー
鹿「...」チョイチョイ
サンタ幼女「ん?なに?」
鹿「...」クイクイ
サンタ幼女「...?鹿せんべい欲しいの?」
鹿「...」ブンブン
サンタ幼女「違う?」
トナカイ「もしかしてあのシカウンリンガルが欲しいんじゃないですか?ポケットにクイクイしてますし」
サンタ幼女「あぁ、これぇ?」ヒョイッ
鹿「...」コクコク
トナカイ「...何か伝えたいことがあるんでしょうか」
サンタ幼女「ただお腹が空いたからご飯食べに行こうってだけじゃないのぉ?もう暗いし」
ピピッ
『マダ』
トナカイ「ん?」
サンタ幼女「まだ?」
ピピッ
『 ウ シ ロ ニ イ ル 』
............................................................
.............................................
トナカイ「...」
サンタ幼女「...」
鹿「...」
トナカイ「...サンタさん」
サンタ幼女「...」
トナカイ「わ、私...誰にも言いませんから。気にしないでくださいよ」
トナカイ「そ、それにサンタさんの年齢の子ならそう珍しいことでもないですよ。多分...」
サンタ幼女「...」
トナカイ「せ、生理現象ですし...仕方ないです。あの状況なら大人だってチビってもおかしくな...」
サンタ幼女「うるせええええええええええええええ!!!!!!それ以上言うなあああああああああああああああああ!!!!!!!」
サンタ幼女「今後その話題出したらマジでバラすからなぁ!!!!!誰にも言うなよぉ!!!!!」
サンタ幼女「とくにあの糞野郎にだけは言うなぁ!!!!あいつに知られたらマジで人生終わるぅ!!!!!」
トナカイ「あ...はい、分かりました」
鹿「...」
サンタ幼女「くっ...切り替えて行こう。今年こそはサンタ協会をぶっ潰すぞ」
トナカイ「...いきなり話変わりましたね。今年もやるんですか?もうやめましょうよ」
トナカイ「あの聖女さんがいる限り攻略は無理ですって、無理ゲーもいいとこですよ」
鹿「...」
サンタ幼女「...今年はちょっと違う」
サンタ幼女「あいつがいるのはグリーンランドにあるサンタ協会本部だ。今年攻め込むのは...」
サンタ幼女「ここ!北海道にあるサンタ協会日本支部!」
トナカイ「何かいきなりグレードダウンしましたね」
鹿「...」
サンタ幼女「とりあえず日本のクリスマスだけはぶっ潰すことに決めた!海外はよく考えたら関係ないからどうでもいい!」
サンタ幼女「あいつがいないここなら私一人でも制圧できるはずだ!」
トナカイ「自信だけは毎回ありますね。自信だけは」
トナカイ「でも腐ってもサンタ協会ですよ?さすがにサンタさん一人だけじゃ絶対無理ですよ」
サンタ幼女「くっくっくぅ...んなことは分かってるよ。いくら私が天才で最強で可愛くても、個では限界がある」
サンタ幼女「なら同志を作ればいいだけの話、一人じゃ出来ないことも二人なら出来る。単純に戦力が倍になるからな」
トナカイ「同志って...またあのサンタ狩りの人と手を組むんですか?」
サンタ幼女「あんな雑魚共は論外だ。今回は私と同等、いやそれ以上の使い手を金で雇った」
サンタ幼女「こいつはすごいぞ...下手をしたら単体だけでも聖女といい勝負をするかもしれない。まあ今回は安全策をとって日本支部にするけど」
トナカイ「...そんなにすごいんですか?」
サンタ幼女「もうそろそろここに来る時間なんだけど」
ピンポーン
サンタ幼女「あっ!来た!時間通り!」
トナカイ(単体で聖女さんと同等...あんなめちゃくちゃな力を持ってる人と渡り合えるなんて、魔法使いか何かでしょうか)
トナカイ(ちょ、ちょっとドキドキして来ましたね。もしかしたら怪獣とか化け物かも)
サンタ幼女「では紹介してやろう!今回雇った助っ人の...」
サンタ幼女「>>98だ!!!!」
ゴルゴ13
スナイパー「...」
サンタ幼女「こいつが伝説の超A級狙撃者のスナイパーだぁ!」
サンタ幼女「目標の暗殺率は99.9%!まさに生ける伝説の殺し屋だよぉ!!」
トナカイ「...」
鹿「...」
トナカイ(ガチの人じゃないですか)
サンタ幼女「依頼料めっちゃ高かったんだからな!おかげで私の貯金はすっからかんだ」
サンタ幼女「まあその分、仕事してもらうけどねぇ!こいつで日本支部の幹部を仕留めてやる!」
トナカイ(めちゃくちゃガチの暗殺計画じゃないですか)
スナイパー「...」
サンタ幼女「あ、こいつ自分の後ろに立たれるのが嫌いみたいだから注意してねぇ」
サンタ幼女「もしやったら蜂の巣にされるから」
トナカイ(めちゃくちゃ危険人物じゃないですか)
サンタ幼女「さぁ!北海道に行くぞぉ!これで日本のクリスマスとはさよならだぁ!」
トナカイ(...)
トナカイ(さ、さすがに...殺しを見逃すわけにはいきませんよね)
トナカイ(いや今までも結構スレスレのことばっかしてましたけど...今回は話が別です)
トナカイ(何とかして私が止めないと...)
☆☆☆☆ 北海道 ☆☆☆☆
サンタ幼女「さすが北海道...さっむぅ!!!!」
サンタ幼女「でも本場の蟹は美味いな、さすが北海道」ムシャムシャ
トナカイ「その蟹、どこから持ってきたんですか」
サンタ幼女「何かそこの漁場のカゴに入ってたから貰った」ムシャムシャ
トナカイ「拾い食いみたいな真似やめてくださいよ...お腹壊しても知りませんよ」
スナイパー「...」
トナカイ「...あ、あの人さっきからずっと黙ったままですけど大丈夫ですか?」
サンタ幼女「無口な性格なんでしょ。プロは喋る暇があったら手を動かすからな」
鹿「...」
サンタ幼女「さて、ここから少し移動したらサンタ協会の日本支部だけど」
サンタ幼女「行く前に向こうの情報をおさらいしよっか」
サンタ幼女「まず日本支部は本部の要塞と比べたらめちゃくちゃしょぼい。見た目はただのビルだし」
サンタ幼女「一応、サンタ狩り対策のためにそういうトラップはいくつかあるけどまあ素人しか引っ掛からないよあれ。私も下見でこの前行ったけど一人で攻略出来そうだったもん」
サンタ幼女「まあ所詮は極東の島国だからねぇ、サンタ文化は欧米の方が盛んだし」
サンタ幼女「んで今回のターゲットはこいつ」ペラッ
サンタ幼女「こいつが実質日本支部のボス、本部で言うと聖女のポジションだね」
サンタ幼女「名前は>>105、まあまあ強いらしいけど...今の私の敵じゃないよぉ」
コンバット越前
サンタ幼女「名前はコンバット越前」
トナカイ「...誰ですかそれ」
サンタ幼女「セガ・サターンのクソゲー帝王『デスクリムゾン』シリーズに登場。
10年前の傭兵時代、戦闘中に謎の階段と謎の扉を見つけ、せっかくだから選んだ赤の扉の中にあった銃『クリムゾン』を勝手に持ち出してしまったが為にデスビスノスの軍勢につけ狙われるハメとなった医者。
ぶっちゃけ私も元ネタよく知らんから多分もう出てこないと思う」
サンタ幼女「固有名詞のキャラは扱いにくいからねぇ...」
トナカイ「な、何の話ですかそれ」
サンタ幼女「とにかくこいつを殺ればいいって話だよ。こっちには伝説のスナイパーもいるし楽勝でしょ」
スナイパー「...」
サンタ幼女「じゃあ攻めこむとしますか。イエヤアアアアアアアアアアッッッ!!!!」
トナカイ(...テンション高いな)
☆☆☆☆ サンタ協会 日本支部 ☆☆☆☆
トナカイ「こ、ここが日本支部ですか。私はアイスランド産ですから来るのは初めてです」
サンタ幼女「へーアイスランドにも鹿っているんだ」
鹿「...」
トナカイ「...ところで、あのスナイパーさんはどこに行ったんですか?姿が見えないですけど」キョロキョロ
サンタ幼女「そりゃ狙撃者だからね、向かいのビルからターゲットを狙うんだってさ」
サンタ幼女「私の仕事はターゲットを目標のポイントまで誘導すること、楽でいいね」
トナカイ「そ、そうですか...」
サンタ幼女「さっ、入るか」スタスタ
トナカイ「えぇっ!?正面から行くんですか!?」
サンタ幼女「だって私サンタだし。何にも後ろめたいことなんてないし」スタスタ
トナカイ(監視カメラに記録されてるとかそういう考えはないんでしょうか...)
ウィーン
トナカイ「...外装と同じで中身も何か質素ですね。本部は明らかにリッチな感じだったのに」
サンタ幼女「最近不景気だからねぇ、階段はめんどいし上までエレベーターで行くか」ポチッ
トナカイ「...ここもうちょっとセキュリティ強化した方がいいですね」
ブォォン...
トナカイ「ここのトラップって何があるんですか?」
サンタ幼女「サンタIDを登録してないやつが入ると防犯ロボが襲ってくる」
サンタ幼女「まあ弱いんだけどね。どれくらい強いか気になって試しに一個起動してみたら間違って壊しちゃったよ、隠したからバレてないと思うけど」
トナカイ「...バレてますよ、普通に」
サンタ幼女「あと一応最上階を守る守護神がいるね」
トナカイ「守護神?」
鹿「...」
チーン
サンタ幼女「お、最上階に着いたか」
トナカイ「ちょ、ちょっと待ってくださいよ。守護神ってなんですか?」
トナカイ「まさか本部にいたあのキメラみたいなのじゃ...」
サンタ幼女「あいつは聖女のお気に入りのペットだから特別だよ、何かどっかの無人島から食べた生物の遺伝子を取り込む生物の卵を持ってきたみたいだからね。あんなの滅多にいないわぁ」
サンタ幼女「ここにいるのはもっと可愛いやつ」
トナカイ「か、可愛いんですか?」
ズシーーーーーン...
サンタ幼女「あ、こっちに気付いた」
トナカイ「ちょっ...何ですかこの振動!絶対でかいやつじゃないですか!」
>>111「グルルルル...」
サンタ幼女「あ、出た」
トナカイ「!?」ビクッ
アメリカンコッカースパニエル
アメリカンコッカースパニエル「http://i.imgur.com/DXuaVlV.jpg」
サンタ幼女「おー...よちよちぃ~可愛いでちゅね~」
トナカイ「...」
アメリカンコッカースパニエル「」ヘッヘッヘ
サンタ幼女「ほら!お前の好きな骨だぞ!」ヒョイッ
サンタ幼女「取ってこぉい!!!!」ブンッ
アメリカンコッカースパニエル「」ダッ
サンタ幼女「さ、行くか」スタスタ
トナカイ「えぇ...」
トナカイ「何ですか今の...何か普通の犬に見えたんですけど...」
サンタ幼女「犬だよ。犬種はアメリカンコッカースパニエル、一応猟犬だね」
サンタ幼女「名前はアンコニエル、覚えやすいでしょ?」
トナカイ「いや名前とかどうでもいいんで...なんであれが守護神なんですか」
サンタ幼女「だって可愛いじゃん」
トナカイ「えぇ...」
鹿「...」
サンタ幼女「これであとはターゲットを暗殺するだけだな。いや本当楽だったわマジで」
トナカイ「ドン引きするくらいスムーズで怖いですよ」
サンタ幼女「三度目の正直ってやつだねぇ!今年こそはクリスマスをぶっ潰せるよぉ!」
トナカイ「...サンタさん、本当にやるんですか?人を殺すんですよ?いいんですか?」
サンタ幼女「は?お前、今更なに言ってんの?ここまで来たらやるしかないだろ」
サンタ幼女「私がどんな思いでこの2年間頑張って来たか...段々近付いてくるクリスマスにうなされた日々を忘れやしない」
サンタ幼女「それに今年もプレゼントの準備なんてまったくなーんにもしてないしねぇ。止めるなんて出来るわけないじゃん」
サンタ幼女「クリスマスをぶっ潰せるなら一人の命なんて安いもんだよぉ!!!!」
トナカイ「そう...ですか。分かりました」
トナカイ「私は少しお花を摘みに行ってきます。一人で勝手に決着をつけてきてください」トコトコ
サンタ幼女「は?なんだよお花を積むって、鹿なんだからここですればいいだろ」
サンタ幼女「ま、いいや。元からあいつなんて戦力外だし」
サンタ幼女「行くぞトナカイ、これが何百年も続いた聖戦の最後だ」スタスタ
鹿「...」トコトコ
トナカイ「...ふぅ」パタン
トナカイ「ここなら...誰も居ませんよね」ピッ
プルルルルル...プルルルルル...
トナカイ「あ、もしもし。私です、実は今年も...」
トナカイ「はい...はい、お願いします」
バンッ
サンタ幼女「カチコミじゃオラアアアアアアアアアアア!!!!!!!」
コンバット越前「」ビクッ
サンタ幼女「よっしゃ!ターゲット確認!」
サンタ幼女「こっち来いやゴラアアアアアアアアアアアアッッ!!!!!」グイッ
コンバット越前「」ズルズル
サンタ幼女「今だスナイパアアアアアアアアアア!!!!ヤれえええええええええええ!!!!!」
スナイパー「...」ジャキッ
バキューーーーーン!!!!!!
コンバット越前「」バンッ
コンバット越前「」バタッ
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「ふ、ふはは...ふははははは...こ、これで」
サンタ幼女「日本の代表を失ったサンタは大混乱、プレゼントを配る余裕もなく今年のクリスマスは終了...」
サンタ幼女「ついでにクリスマスにイチャイチャしてるやつらも何となく死んで、めでたくクリスマスは中止というわけだ」
サンタ幼女「か、勝った...やっと、この戦いに...」
ピピッ
『...任務は遂行した』
サンタ幼女「おぉ!センキュー!マジで助かったよぉ!」
『...俺はもうここを離れる。以後この番号は破棄する、これでさよならだ』ピッ
サンタ幼女「さすがプロ、蝶のような華麗な仕事の後は風のように何事もなかったかのように去る...かっけぇ」
サンタ幼女「私も大きくなったら殺し屋になろっかなぁ、リア充専門の」
サンタ幼女「何はともかくこれで私の勝利だぁ!2年目にして勝ったぞおおおおおおおおおおおお!!!!!」
トナカイ「サンタさん...本当にやったんですか」
サンタ幼女「おっ!うんこから帰ってきたか!一番いいところを見逃したな!」
サンタ幼女「どうだぁ!これで今年のクリスマスは消えた!いずれ日本だけではなく世界のクリスマスもぶっ潰してやるよおおおおおおおおおおおお!!!!」
トナカイ「...」
鹿「...」
サンタ幼女「今日はご馳走だな!チキンにケーキに...寿司とピザとステーキとパフェも食べよう!」
サンタ幼女「くくくぅ...あとあと、勝利の記念にどっか旅行にも行こうかな。そうだな...温泉にしよう!別府か下呂辺りに行こう!」
聖女「熱海にしませんか?あそこは食べ物も美味しいしちょっとしたリゾートですよ」
サンタ幼女「熱海かぁ...あっ!今日焼き肉も食べるか!」
サンタ幼女「...ん?誰だ今の」
サンタ幼女「さっき熱海って言ったやつ誰?」
トナカイ「...」
鹿「...」
サンタ幼女「空耳か、まだ何か憑いてるのかな」キョロキョロ
サンタ幼女「...あとでお払いでもしてもらうか」
サンタ幼女「まあ例え幽霊だとしても今の私の敵じゃないけどねぇ!スナイパーも雇ったんだし聖女もついでに殺っとけば良かったわ!!」
サンタ幼女「あのクソババア!次会ったらマジでぶっ殺してやるからな!この性悪ゴミクズビッチがっ!!」
ツンツン
サンタ幼女「あ、なに?」クルッ
聖女「」ニコッ
サンタ幼女「...」
聖女「」ニコニコ
サンタ幼女「...マジで憑かれてるみたいだな。幻覚まで見えるわ」ゴシゴシ
サンタ幼女「まあどうせ幻覚なら殴っても平気か。オラァ!!死ねェ!!!!」ブンッ
聖女「誰が性悪ゴミクズビッチですか」ブンッ
サンタ幼女「へぶちっ!?」ドゴォ
サンタ幼女「」ゴロゴロゴロー
トナカイ「うわぁ...綺麗にクロスカウンターが入りましたね」
鹿「...」
聖女「まったく...毎度毎度よく飽きないですね。しかも今年は殺し屋まで雇って暗殺ですか」
聖女「何だか、だんだんエスカレートしてませんか?来年は戦争でも始める気ですか」
サンタ幼女「な、なんでごいつがごごにぃ...」ゴロー
トナカイ「...私が呼びました」
聖女「そういうことです♪」
サンタ幼女「もうマジでやめろよこの展開...毎回同じじゃねえか...」ゴロー
聖女「お互い様ですよ。いい加減、諦めてください」
聖女「あなたが暗殺したと思っていたこの代表は偽者の偽物ですよ。そもそもコンバット越前がサンタなわけないじゃないですか」
聖女「でもあの伝説の殺し屋を雇ってくるとは思わなかったですね。面倒なことにならず帰ってくれて助かりました」
聖女「さて...今年もお仕置きの覚悟は出来ていますよね?まさか覚悟も持たずに反乱を起こすほどあなたも馬鹿ではないですもんね?」
サンタ幼女「...」
トナカイ(絶対考えてなかったよなぁ...あの人ポジティブだから」
鹿「...」
聖女「では今年は...そうですね。ノーパンでソリの下が透ける仕様でプレゼント配りを...」
サンタ幼女「...ぃ」
サンタ幼女「異議ありィィィィィィィィィ!!!!!!!」
サンタ幼女「お前、本当毎回毎回同じ展開なんだよぉ!!!!二年連続三度目じゃねえかっ!!!!みんな飽きてるわ!!!!」
トナカイ「みんなって誰ですか」
サンタ幼女「そもそもなんなん!?お前だけ何か別の次元の力持ってね!?一人だけズルいじゃん!こっちにも強い能力よこせよおおおおおおおおお!!!!!」
トナカイ「一昨年辺りはサンタさんも天候操ったり時間止めたりしてましたよね」
サンタ幼女「とにかく私が言いたいのはちょっとは変えろってこと!!お前がいると私が絶対勝てないじゃん!何にも面白くないじゃん!全部茶番じゃん!」
サンタ幼女「せめて何か救済措置くれよおおおおおおおお!!!!!」
トナカイ「サ、サンタさん言ってることが支離滅裂ですよ。そんなこと言っても自分の立場は変わらな...」
聖女「なるほど、一理ありますね」
トナカイ「ええっ!?」
聖女「確かに誰にでも平等にチャンスはあるべきです。正直、私も一方的に勝つのはあまり面白くないですからね」
聖女「もっとスリルがないと人生は楽しくありません。たまには大穴が当たるのを見るのも楽しそうです」
サンタ幼女「え、あ...うん?」オロオロ
トナカイ(最後の苦し紛れに言った言葉で何か変な方向に向かってて混乱してますね...)
鹿「...」
聖女「いいでしょう、最後のチャンスをあげます。飴とムチ...というやつです、最も飴になるかムチになるかはあなた次第ですが」
サンタ幼女「えっ!?うそっ!?マジぃ!?」
聖女「ここにサイコロがあります。偶数の目ならあなたに幸運なことが、奇数の目なら不幸なことが起こるというゲームにしますか」
聖女「肝心の内容は...偶数は>>125、奇数は>>126。まさに天国と地獄というやつですね。ククッ...面白くなってきました」
向こう5年間クリスマス中止
ホラー映画呪怨の俊雄君にクリスマスプレゼントを渡すんだ、ただし母親の佐伯伽倻子に見つからない事
見つかったら確実にコロコロされるぞ
聖女「偶数ならクリスマスを5年間中止にします」
サンタ幼女「はぁっ!?」
トナカイ「えっ!?」
聖女「全世界のクリスマスを祝う行為を5年間禁止にします、パーティーもツリーもなしです」
聖女「ついでにカップルで会う行為も禁止します。あ、チキンを食べるのははギリギリセーフです」
サンタ幼女「え、ちょ...お前マジで言ってんの?嘘じゃないよね?」
聖女「私は本気ですよ、これでもギャンブルは好きな方でしてね」
聖女「これくらい賭けないと面白くありません...ふぅ、ちょっと興奮してきました」
サンタ幼女「ク、クリスマスが...5年も中止...お、おおおおおおおおおおお!!!!!!」
トナカイ「さ、さすがにダメですよ!聖女さん!そんな独断で中止なんて無理です!」
聖女「サンタ協会で一番偉いのは私です。全ての権利を持っているのも私です」
聖女「その私が中止と言ったら、恐らく全てのクリスマス文化は停止しますから大丈夫ですよ。約束は破りません」
トナカイ「そういうことじゃなくて!こんなくだらない賭けでクリスマスを5年も消すなんて間違ってます!」
サンタ幼女「お前は黙っとけや鹿!これは私とこいつの問題だ!」
聖女「で、奇数の場合ですが...『呑む家』という都市伝説を知っていますか?」
サンタ幼女「...?知らない」
聖女「その家に入った者は必ず消えてしまうという都市伝説です。こちらの調査で、その都市伝説の家が実在し二人の親子の幽霊が住んでることが確認出来ました」
聖女「ですが...その住み着いてる幽霊が厄介でしてね。子供はそこまで危険じゃないんですが、母親の方は...かなりヤバいです」
聖女「あなたにはその家に行って、子供の幽霊にプレゼントを届けて欲しいんです 」
サンタ幼女「...」ゴクリ
サンタ幼女「い、いいぜ...や、やってやるよ」
トナカイ「ま、待ってください...その母親の霊ってどれだけ危ないんですか?」
聖女「分かりやすく言うなら...今は呪いの範囲が家に収まってますが、もしこれが世界に拡散したら大変なことになるくらいヤバイです」
トナカイ「や、やめた方がいいですよサンタさん!失敗したら死んじゃいますよ!!」
サンタ幼女「うるせぇ!私はクリスマスを潰すために死ねるなら本望だ!」
サンタ幼女「早くサイコロを振れぇ!もう覚悟は決めた!」
聖女「決まりましたね。では振ります」スッ
トナカイ「や、やめください二人とも!!!!こんなの間違って...」
コロコロコロ...
コロコロコロ...
コロコロコロ...
コロン
サイコロの目『>>132のコンマ』
えい
聖女「目は奇数ですね」
サンタ幼女「」
トナカイ「な、何となくそんな予感はしてましたけど...」
鹿「...」
聖女「さっ、さっそく行ってもらいますか♪」
サンタ幼女「...ぃ」
サンタ幼女「イ、インチキィ!!!インチキや!こんなん全部インチキや!!!!」
サンタ幼女「お前サイコロに細工しやがったな!!!絶対そうだ!!!そうに違いないいいいいいいい!!!!!」
聖女「ププッ、予想通りの反応ありがとうございます」
聖女「残念ですが細工はしてません。正々堂々の真剣勝負でしたよ?」
聖女「正直なところを言うと...私も内心ドキドキでした。クリスマスを中止になんてしたら神様から何されるか分からないですもんね♪勝ってよかったです♪」
サンタ幼女「ああああああああああああああ!!!!!嘘だこんなのおおおおおおおお!!!!んにゃああああああああああああ!!!!」ゴロゴロ
サンタ幼女「絶対やだあああああああああああああ!!!!!行きたくないいいいいいいいいいいい!!!!!」ゴロゴロ
聖女「駄々をこねてもダメです。大丈夫ですよ、見つからなければ死にはしません」
聖女「...まあ家に入った人は全員例外なく行方不明か死体で見つかってるんですけどね」
サンタ幼女「ああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」ゴロゴロ
トナカイ「サ、サンタさん...」
鹿「...」
............................................................
.............................................
トナカイ「あ、あそこが呑む家ですか...不気味な雰囲気がありますね」
サンタ幼女「...」
トナカイ「サ、サンタさん本当にやるんですか?今なら逃げ出しても...私は追いませんよ」
サンタ幼女「いいよ、こうなったのも全部私のせいだし」
サンタ幼女「それに聖女からいくつか使える道具を貰ったからね。これなら50%の確率で成功するよ」
トナカイ「50%って...根拠は何ですか?」
サンタ幼女「成功するかしないかの50%に決まってんだろうが」
サンタ幼女「じゃあ行ってくるわ、もし死んだら骨は拾ってね」
トナカイ「サンタさん...何かやけに素直だな」
トナカイ「一応、成功したら報酬が貰えるらしいですが...失敗したら死ぬのにあの自信はどこから来るんでしょうか」
トナカイ「...いや、ただ単に失敗のビジョンが見えてないだけですね」
鹿「...」
トナカイ「...あんな人でも無事に帰ってきてほしいです。黙ってたら可愛いただの幼女なんですから」
サンタ幼女「よっこいしょっと」スッ
サンタ幼女「よし、裏口から潜入成功。目標のポイントに向かうか」コソコソ
サンタ幼女「しかし夜だと暗いな、前もろくに見えん」
サンタ幼女「でも明かり付けたらすぐ襲われる危険があるからな、あそこまで行って準備が出来るまでは生き延びないと」コソコソ
ガタッ
サンタ幼女「」ビクッ
ミャーオ
サンタ幼女「なんだ猫か...びっくりさせやがって」
サンタ幼女「よし...もう少しで到着だ。間取りだと...ここを左だったな」
ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"
サンタ幼女「!?」ビクッ
サンタ幼女「こ、この喉を鳴らした声は...まずい!気付かれた!」ダッ
サンタ幼女(早く準備しないと...!"アレ"さえ呼べば勝てる!)
サンタ幼女「早くしないとぉ!早くしないとぉ!」カチャカチャ
サンタ幼女「...よし!出来たぁ!あとはスイッチオン!」ピッ
ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"
長髪幽霊「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"...」スゥ
サンタ幼女「くっくっくぅ!出てきたな!幽霊め!さあこれを見ろ!」
TV『』ザザザザザザザ...
長髪幽霊「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"...?」
サンタ幼女「お前が見たのは呪いのビデオだ!それを見たやつの前には長髪の女が現れて...呪われる!」
サンタ幼女「バケモンにはバケモンをぶつけんだよぉ!!!!勝手に争って死ね化け物共ぉ!」ダッ
スゥゥゥ...
長髪女「」ヌゥ
長髪幽霊「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"...?」
長髪女「...」
長髪幽霊「ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"ア"!!!!」ブンッ
長髪女「...っ」ドンッ
長髪女「...!!!!」キッ
サンタ幼女「ふはははははぁ!!!!私の思惑通り喧嘩し始めたなぁ!」
子供幽霊「...」ジー
サンタ幼女「ん?おい、そこで体育座りしてる肌色悪いガキ。お前が例の子供の幽霊か、霊だけに」
サンタ幼女「ほらこれやるよ、お前へのプレゼント。私はサンタだからな」ヒョイッ
子供幽霊「...」
サンタ幼女「じゃあ私は行くわ、礼はいらんぞ。霊だけに」スタスタ
子供幽霊「...」
子供幽霊「...」クシャクシャ
子供幽霊「...」パカッ
白ブリーフ『』
子供幽霊「...」
サンタ幼女「さて、最終段階と行くか。もしあいつらが合体でもして私を襲ってくる可能性もあるからな」ガサゴソ
サンタ幼女「そうならないように...もっと争う仲間を増やしてやるぅ」ニヤァ
サンタ幼女「あっ!もしもし!メリーさん!?てめぇこの根暗野郎がッッッ!ぶっ殺してやるからこっちに来いよォ!住所は...分かったか!私の特徴は髪の長い女だ!」
サンタ幼女「こっくりさんこっくりさんおいでください」
サンタ幼女「おいゴラァ!こっくりィ!!!!狐の癖にイキっとんちゃうぞゴラァ!!!喧嘩してやるから来いや下級霊がああああああ!!!!」
サンタ幼女「ってあそこの家にいる髪の長い女が言ってました!」
サンタ幼女「ブラッディメアリー、ブラッディメアリー、ブラッディメアリー」
サンタ幼女「これを録音して鏡の前に置いてっと」
サンタ幼女「血で術式を書いて...よし!来い悪魔!」バン
サンタ幼女「そしてダッシュで逃げる!」ダッ
サンタ幼女「あっ!プレデターさん!こっちこっちー!強いやつがいっぱいいるよぉ!」
サンタ幼女「ほら行けフェイスハガー共、あそこにいるやつなら誰でも襲っていいぞ」
サンタ幼女「ミイラの前でこの死者の書を読んで...逃げる!」ダッ
サンタ幼女「ひとりかくれんぼしようぜ!お前が鬼であそこの家にいるやつらを捕まえろよ!」
サンタ幼女「この氷に閉じ込められてる物体Xの前に火を炊いてっと」
サンタ幼女「ふう...これで呼べるやつはだいぶ呼んだか」
サンタ幼女「こんだけ居ればあの家にいる幽霊も消滅するだろ。というかみんな全滅してそうだな」
サンタ幼女「幽霊とクリスマス...これが本当のクリスマスキャロルってか!あっはっはっはっはっはっはっはぁ!!!!」
サンタ幼女「うぃーっすぅ、帰ったぞぉ」
トナカイ「ちょ、ちょっとサンタさん!何があったんですか!?さっきからあの呑む家から爆発音やら叫び声やらが聞こえるんですけど!」
サンタ幼女「さあ?運動会でもしてるんじゃいないの?幽霊だけに」
トナカイ「ど、どういう意味ですかそれ...」
サンタ幼女「あ、そうだ。私からあいつらにクリスマスプレゼント忘れてた」
サンタ幼女「メリークリスマス!バケモンは爆発しろぉ!!!!」ポイッ
トナカイ「な、何投げたんですか今...」
サンタ幼女「500キロの時限爆弾、あと1分後に爆発する」
トナカイ「なっ...!?は、早く逃げますよ!」
ドッカアアアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!
サンタ幼女「おぉ、綺麗な花火だなぁ...いやぁ、真冬の花火も乙なもんだねぇ」
トナカイ「何が乙なもんですか。ソリがなかったら私達もあの爆発に巻き込まれてましたよ」
サンタ幼女「これで罰ゲームも終わりかぁ...今年は楽勝だったな」
トナカイ「...想像してたやつと違うんですけど」
鹿「...」
トナカイ「はいサンタさん、家に着きましたよ」
トナカイ「では私はもうすぐプレゼントの配達があるので、ここで失礼します」
サンタ幼女「何だよ、今年は早いじゃん」
トナカイ「...忘れてるかもしれませんが、私はもうサンタ少女さんのトナカイなんですからね」
トナカイ「さっき連絡があって、ちょっとの間気絶してただけでプレゼントを配るのに支障はないそうです。ですから私も戻ります」
サンタ幼女「ふーん...あっそ、じゃあ帰ればぁ」
トナカイ「...サンタさん、今年のクリスマスの予定なんですけど」
トナカイ「実はいつものトナカイのクリスマス会の幹事が今年めでたく子供を産みましてね、そのゴタゴタの流れで今年はしないことになったんです」
トナカイ「もし良かったら...サンタさんの家でクリスマス会しますか?」
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「...いいわ、私も今年は予定あるし」
トナカイ「絶対嘘です」
サンタ幼女「嘘じゃないもん!今年はこのトナカイとクリスマス会するもん!」ダキッ
鹿「...」
サンタ幼女「何が悲しくて鹿とクリスマスを過ごさなきゃ行けないんだよぉ!!お前は自分のサンタのところにでも行ってろカス!」
トナカイ「...そうですか、なら良かったです」
トナカイ「では私はこれで失礼しますね...メリークリスマス」フワッ
サンタ幼女「...おう、またな」
サンタ幼女「...はぁ」
サンタ幼女「今年はプレゼント配りの代わりにバケモン退治やったから余裕があるな。ゆっくり出来るわぁ」
サンタ幼女「ほらトナカイ、入れよ寒いだろ。一緒にピザでも食べるよぉ」
鹿「...」ツンツン
サンタ幼女「え?なに?」
サンタ幼女「あ、もしかしてシカウンリガルか。はい」スッ
ピピッ
『クリスマスは家族と過ごすから帰る』
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「お、お前...よくこの流れでそれ言えるな。ある意味すごいぞ」
鹿「...」ペコリ
サンタ幼女「いや別に謝らなくていわ...家族となら仕方ないし、じゃあまた明日な」
鹿「...」トコトコ
サンタ幼女「...結局、今年も」
サンタ幼女「ひとり...か」
サンタ幼女「...素直にトナカイの誘いに乗っとけば良かった」
サンタ幼女「うぅっ...つらい、何か年が経って行くに連れてつらさが増してる気がする...」シクシク
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TV『ワハハー』
サンタ幼女「はぁ」
サンタ幼女「何かすごい虚無感、あまりにも寂しすぎて風呂で女の幻覚も見たし」
サンタ幼女「結局今年も駄目だったかぁ、いいところまでは行ったんだけどなぁ」
サンタ幼女「...もう来年は無理かな」
サンタ幼女「私も年齢的にそろそろ幼女じゃなくなってるし...3年も経てば成長するよ」
サンタ幼女「それにこんなに頑張っても無理だもん...もう休んでいいよね」
サンタ幼女「頑張ったよ私は...色々なことがあったけど頑張って乗り越えて、その結果がこれ。もう精神的に持たないや」
サンタ幼女「来年からは真面目にサンタになろう...そうすればきっといいこともあるよね」
サンタ幼女「...そろそろ寝るか、どうせ起きててもやることないし」スッ
ピンポーン
サンタ幼女「ん、誰だこんな時間に。まさか幽霊でも訪ねに来たか」
サンタ幼女「まあそれも悪くないか、ひとりよりマシだわ」スッ
ギュルルルルルウウウウウウウ
サンタ幼女「はうっ!?」ピクッ
サンタ幼女「ぐ、ぐおお...!!!お、お腹痛い...!!!な、なにこれ...!」
サンタ幼女「ト、トイレ!」ダッ
トナカイ「...あれ?サンタさん出てこないな。明かりは付いてるのに」
トナカイ「もしかしたら一人かもと思って様子見に来たけど...二人で騒いでて気づかないのかな?いらない心配だったみたいですね」
トナカイ「ではさようなら...いいクリスマスを、サンタさん」
サンタ幼女「ぐ、おおおおおおおおお!!!!お腹痛い!!!!何か悪いもんでも食ったのかぁ!?」
サンタ幼女「ああああああ!!!!めっちゃ痛い!なにこれめっちゃ痛い!!か、神様に祈るレベルで痛いいいいいい!!!!!」
サンタ幼女「うぅっ...!なんでクリスマスに腹痛で苦しまなきゃいけないんだ...!!!!」
シュインッ
サンタ幼女「!?」ビクッ
サンタ幼女(え、なにこれ?急に空に浮いてっ...)
サンタ幼女「お、落ちるうううううううううう!!!!!!!」ヒュー
ポチャンッ
サンタ幼女「あぼぼぼぼぼぼぼっ!?げぼぼぼぼぼぼぼっ!!!!」ブクブク
サンタ幼女(な、何が起きたのぉ!?なんで急に溺れてるのぉ!?)
サンタ幼女(ま、まるで意味が分からんぞ!トイレにいたのに急に落ちて水で溺れてるって...ん?水?まさかこれトイレの水じゃないだろうなっ!?)
サンタ幼女(なんでトイレの水に溺れてるの!?こんなところで溺れるなんてトイレがでかくなるか私が小さくならないと...)
『一度戻ってもまた突発的に小さくなるかも...しばらくは体が不安定になる可能性がある』
『まあトイレ中に小さくならない限りは大丈夫でしょ!スイッチオン!』
サンタ幼女「あれかああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!」
サンタ幼女(今更小さくなったあああああああああああ!!!!もう誰も覚えてねぇよ!!そんな展開!!!!)
サンタ幼女(な、なんでクリスマスの夜にトイレの水で溺れかけてるんだよ私は!!!!何だこのオチドン引きだわ!!!!!)
シュインッ
ドンッ!!!!!!!
サンタ幼女「...」ビチャビチャ
サンタ幼女「...元に戻った?」キョロキョロ
サンタ幼女「...」
サンタ幼女「クソがああああああああああああ!!!!!こんな目に遭ったのも全部クリスマスのせいだああああああああああ!!!!!」
サンタ幼女「来年こそは絶対潰してやるからなぁ!!!!覚えてろよおおおおおおおおおおおおお!!!!」
おわり
はいおわりです
25日終わるとか言ってた馬鹿はどこのどいつだ
主に伽椰子のせいで来年もサンタ幼女が生きてるかどうかは未定です
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