【ガルパン安価】華「今年の心残り、今年のうちに」 (168)

華「年の暮れですよ!!!」

沙織「うわぁっ!きゅ、急にどしたの華!?」

華「この一年、本当に色々なことがありました。みほさんが転校してきて、戦車道始めて、優勝して廃校阻止して、大学選抜倒して廃校阻止して、選挙して……」

沙織「うわっ、濃ゆいなぁこの一年」

優花里「えぇ、思い出すだに身体が熱くなります。こんなに充実した一年は今後あるかどうか……」

華「そうじゃないでしょう!!?」

優花里「ふえええっ!?」

華「やらなきゃいけないことに追われて、やらなくてもいい、けどやりたかった、そしてできなかった……悔しい!でもびくんびくん!そんな『やり残し』があるでしょう!!?」

優花里「そ、そう言われても……」

沙織「華どしたの、何か悪いものでも食べた?」

華「食べものに悪いものなんていません。私はただ、良い上司、良い会長として、そういうやり残しを解消したいのです」

沙織(そういえば最近、『会長職に必要なはずですわ~』ってビジネス関係の啓発本読んでたなぁ)

華「というわけで、>>2さんの>>3というやり残しを解消します」

優花里「えええっ、【安価スレ】ですか!?」

安価がずれたら直下、もしくは一番近いレスです
ゆっくり進行許してください

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丸山紗希

変身

華「というわけで、丸山紗希さんの変身というやり残しを解消します」

優花里「えええっ、変身ですか!?」

沙織「変身……?変身ってなに?」

華「と言われても、丸山さんからは、『変身』としか……」

沙織「と、とりあえず本人に聞いてみようよ!!」

優花里(答えてくれるのかなぁ……)

華「というわけで、丸山さんです」

紗希「>>5

優花里「ははあ、>>5ですか、なるほどぉ……」

困ってる人を助けたい

紗希「………」

優花里「ははあ、困ってる人を助けたい、ですか、なるほどぉ……」

華「なるほど、所謂ヒーローみたいなものでしょうか」

紗希(こくこく)

優花里「ちょっと意外ですね、丸山ちゃんがそういうのに憧れるって」

沙織「桂利奈ちゃんの影響?」

紗希(///)

沙織「照れちゃってまあ」

優花里「恥ずかしがることないですよぉ。誰しも何かに憧れるのは正常です」

華「となれば、二つ用意するものがありますね」

沙織「二つ?」

華「ええ。一つはコスチューム」

優花里「パンツァーファイブみたいなやつですね!!」

華「もう一つは困ってる人です」

沙織「ん!?」

華「とりあえずコスチュームは>>8な感じとして>>9さんを困らせましょう」

紗希「えっ」

沙織「ちょちょちょちょっと待って!なんで>>9ちゃんを困らせるのさ!」

華「沙織さん、このご時世、誰しも心の中に悩みの一つや二つ抱えています。しかし、それを解決させてくださいといって、解決させてもらえるか。……否です。人には誰しも、踏み入られたくない領域があります」

優花里「……まぁ、分かりますね」

沙織「う、うん……」

紗希「………」

華「だから>>9さんを困らせましょう」

紗希「???」

沙織「そこが分からない!!」

優花里「い、一体なぜそうなるのですか!?」

華「>>9さんがわかりやすく悩んでそうな方ならそれで良し。そうでないなら……誰かの願いが叶うとき、誰かは泣いているということです。我々の目的のために、犠牲になって頂きます」

沙織「なんでそうなるのさ!」

丸山

華「ではコスチュームは丸山な感じで、ターゲットは……河西さんです」

沙織「忍ちゃん逃げてぇ!!」

優花里「コスチュームは丸山、丸山……!?」

紗希「???」

沙織「わりとポーカーフェイスな紗希ちゃんが思い切り困惑してるよ!ど、どうするの」

華「その辺は私にお任せください。あなたのやり残し、きっちりやりきらせて差し上げますわ」

うふふ、うふふふふ

沙織「ど、どうなっちゃうの……」

優花里「し、しーらないっと……」

華「というわけで、これが丸山変身キットです」

紗希(………!!)

沙織「何がというわけなのかさっぱり分からないけど、用意いいね……」

華「自動車部さんがぴゃぴゃっと作ってくれましたわ」

優花里(べ、便利屋……)

華「そちらの手袋を腕にはめて、『レッツプレイ、丸山トランスフォーム』と叫べば変身しますよ」

沙織(ださっ)

紗希(こくこくこくこく)

優花里「あ、丸山ちゃん的にはアリなんですね、良かったです……」

華「そして子羊があちらに」

忍「ふっ、ふっ」

ダシン!!ダシン!!

沙織「自主練かな?壁にペシペシスパイクしてる」

優花里「あ、相変わらず凄まじいキレですね……」

華「困らせますよ~」

華「とりあえず>>15して困らせましょう!!」

優花里「えっ、>>15ですか!?」

沙織「ほ、本気……?」

華「本気も本気です。さぁ行きますよ」

コンマで判定
偶数なら困らせ大成功
奇数なら 忍「何やってんですか!」

放水

華「とりあえず放水して困らせましょう!!」

優花里「えっ、放水ですか!?」

沙織「ほ、本気……?」

華「本気も本気です。さぁ行きますよ」

ずろろろろろ

華「この強力ホースで、ね……!」

紗希(!?!?)

優花里「ちょっ、それ消防的なやつですよ!!」

沙織「流石にまずいでしょ!」

華「00ですよ?これくらいはしないと」

沙織「意味不明だよ!!!」

忍「ふっ、んっ!」

ダシン!!ダシン!!

華「花を活ける時の様に集中して……」こそこそ

忍「ふぅっ!!」

ダシーーーン!!!

華「ここです」

バッシャーーー!!!

忍「あぶっ、あぼぼ!!!」

ドテーン

バシャシャシャシャシャ!!!

忍「な、なに゛、なに゛、なに゛!?」

華「はぁぁっ……河西さん、そんな、亀さんみたいに、はぁぁっ……!!!」

沙織(さ、サディスティック華が出た!!)

優花里「こ、こうなった五十鈴殿は一筋縄じゃいきませんよ……!!」

華「そぉれそれ、水芸を見せてくださいな~」

忍「やべっ、誰っ……やべてええええ!!!」

紗希「!!!」

紗希「!!!」

すちゃちゃっ

優花里「おおっ!!」

沙織「いっ、いって紗希ちゃん!!あの極悪人を倒してぇ!!!」

紗希「……………!!!」

シーン………

沙織「あれっ」

バシャシャシャシャシャ!!!

忍「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!」

華「どうしました丸山さん。変身出来ませんか?」

紗希「……………!!!……………!!!」

シーン……

紗希(!?!?)じわっ

沙織「ちょっと!!不良品掴ませたの!?」

華「いえ、正しく使えばそのグローブ、正しく装着者を変身させますよ」

優花里「じゃあ、なんで!!」

華「ヒーローとは困っている人を助けるために自分の全てをなげうつ者です。平穏な生活、身の安全、愛する者を持つ自由。此の期に及んで自分の恥を優先して大声すら出せない者に、ヒーローの資格なし、ということです」

紗希「!!!」

沙織「そっ、そんな、誰にだって苦手なことくらいあるよ!!」

華「それが声を出すことですか!?それじゃあヒーローだけじゃなく、この先何にもできませんよ!!」

沙織「!!そんな……!」

紗希「く……!!」

優花里「い、言わせておけば……!!」

バシャシャシャシャシャ!!!

忍「ん゛ひっ、きゃ、きゃぶでん、だっ、だずっだずげでぇ、あびっ、は、鼻に゛ぃ……!!」

紗希(し、忍さん……!)

華「そらそら紗希ちゃん、貴女のワガママが河西さんの命の火と鼻腔を脅かしています。戦えないのなら、助けでも呼んだらどうですか!?」

紗希「………!!」

優花里「い、いくら五十鈴殿とはいえ、これ以上の狼藉は見過ごせません、殴ってでも……」

紗希「ま、待って!!!!!」

沙織「う、わぁ!!!」

優花里「ま、丸山ちゃ……!?」

華「ほほう」

バシャシャシャシャシャ!!!

忍「だ、だれ゛!?だれ゛!?だ、だれでもっ、い゛い!!だ、だすげでぇぇぇぇ!!!」

紗希(キッ)

紗希「レッツプレイ!!!!丸山トランスフォォォォォォォム!!!!!!」

シュワワワワ……

沙織「ひっ、光が!!」

優花里「へ、変身する……!?」

パアアアアア

紗希「丸山……シゲキフォーム!!!」

沙織・優花里「「ゴルファーだこれ!!!」」

華「出ましたね……!!シゲキ!!!」

紗希「忍さんにそれ以上の乱暴狼藉…許さない!!」

華「許さないのならどうするのです!?」

バシャシャシャシャシャ……

忍「あばっ、がほっ、げほっ……」

紗希「……フィフスアイアン!!」

ペカーッ

キャディー「ファー……」

優花里「く、空中にキャディーさんが……!?」

沙織「す、スタンド?スタンドってやつなの!?」

キャディー「ファー……」

すっ

紗希「………!」

優花里「きゃ、キャディーさんからクラブが……!!」

沙織「ご、5番アイアン……!!」

紗希「…………」

キュッ、キュッ

優花里「ご、ゴルフボールをセットした……!?」

沙織「ま、待って紗希ちゃん!!それは流石にガチでヤバいよ!!!」

華(………!!)ごく……

バシャシャシャシャシャ

忍(キャプテン……もう一度……バレー……)

紗希「………」

ズカァン!!!

優花里「な、なんの躊躇いもなく!!」

沙織「ああっ、華っ……!!」

華「くっ!!!」

キャディー「ファーーーーー!!!」

く、く、く、く……

優花里(玉が!!)

沙織(曲がった……!?)

バキッ

プシューーーー

華「え、あばばばばばばばば!!!」

沙織「は、華www」

優花里「ホースが壊れて直撃してますwww」

忍「げほげほ……あ、あれっ?」

紗希「河西さん、大丈夫?」

忍「ま、丸山ちゃ……え、丸山ちゃん?」

紗希(にっこり)

華「あばばばばばばばば」

忍「ま、まさか、私を助けてくれたのは……」

ちかっ、ちかっ、ちかっ

忍「ぼ、帽子が点滅してる」

紗希「………河西さん」

忍「えっ、あっ、はい!」

紗希「バレー、頑張ってね」

忍「えっ、……へっ?」

紗希「…………」

たたたたた……

忍「ま、丸山ちゃん……」

華「だずげでえ゛え゛え゛え゛え゛え゛」

忍「えっ、い、五十鈴会長!?」

沙織「河西ちゃん、しばらくこのままでいいよ」

忍「いや、ですが……えっ?」

優花里「まあまあまあまあ」

華「さお゛り゛さあ゛あ゛あ゛あ゛ん、あきや゛、あばばばばばばば!!!」

忍「???」

お風呂

沙織「……というわけだったの」

忍「そ、そんな事情が……」

優花里「ごめんね河西ちゃん。止められなくて。好きなだけ怒ってください……」

忍「いえその……頭にくる以前に困惑ばかりで……」

華「すみませんでした……」

忍「あの、会長は何故こんなことを?」

優花里「それはさっき……」

忍「あ、そうでなくて、こんなことをした理由の方です」

華「………」

沙織「……どうせ遠回りーに紗希ちゃんのためとか、そんな感じでしょ」

華「う」

優花里「図星ですかぁ」

忍「まぁ、五十鈴先輩が理由もなくこんなことをする人でないのは知ってますし……説明は欲しいですけど」

華「こほん、……河西さんには本当にご迷惑をおかけしました。すみません」

忍「ま、まあ」

華「……その、丸山ちゃんはあまり自分のことを好きではないのかな、それが変身願望に繋がったのかなと思いまして」

沙織「どういうこと?」

華「……私の考えをここでひけらかすのも無粋ですわ。すみません、お先に上がります」

ザバ

忍(おお……)

優花里(おおう)

沙織「こら華、逃げちゃうの?」

華「三十六計なんとやら、です。おやすみなさい」

てちてち
かちゃ

沙織「ふーむ……」

優花里「変な五十鈴殿……」

忍「…………」

数日後

沙織「華ー、お客さんだよー」

華「なんですか。私は先日の校舎裏水浸し事件の始末書に追われて……あ」

紗希「………こんにちは」

優花里「お!」(喋った!?)

沙織「へっ!?」(喋った!!)

華「……こんにちは。紗希ちゃん」

紗希「……あれから、少しだけ頑張って、喋ることにしました」

華「ええ。頑張って真心を言葉にしてみれば、みんな意外と聞いてくれて、友達になれるものでしょう?」

紗希(にっこり)

華「うんうん。河西さんとは?」

紗希「……仲良く」

華「いいですね」

紗希(にっこり)

沙織「ど、どゆこと……?」

華「言葉を口にすることへの成功体験を積めば、自分に自信さえあれば、コスプレなんかに頼らなくても話せるようになるってことです」

優花里「はあ……」

華「自分じゃない誰かになんて変身しなくたって、自分のコンプレックスは克服できます。……ある意味、これも一つの変身かもしれませんね。新しい丸山さんへの、変身」

紗希「……はい」(にっこり)

我ながらなんというこじつけ

読んでくださった方、安価くださった方、ありがとうございました

また付き合ってもらえたら嬉しいです

優花里「最近、教室でもポツポツ喋るようになった紗希ちゃんは、持ち前の優しさと明らかになったシュールギャグのセンスで徐々に徐々に人気者になっているそうですよ」

沙織「シュールギャグ……似合うね」

華「生徒会冥利につきますね。さぁ、次の方です!時間がないので安価だけ取っておきましょう」

沙織「時間?あるじゃん」


優花里「仕事があるんですって」

沙織「???」

華「それではお次は、>>35さんの>>36というやり残しです!」

優花里「おお……>>36

沙織「>>35ちゃんが……」


ちょっと間が空くかもです。それでもよければぜひお願いします

カエサル

シェアハウスの大掃除

華「それではお次は、カエサルさんのシェアハウスの大掃除というやり残しです!」

優花里「おお……大掃除」

沙織「たかちゃんが……」

カエサル「たかちゃんゆーな!!!」

沙織「うわぁっ!」

優花里「カエサル殿、実にそれっぽいやり残しで大変良いと思うのですが、大掃除で本当によいのですか?多分、今の五十鈴殿なら割となんでも聞いてくれますよ?」

華「えっちなのはいけないと思います」

カエサル「とんでもない、むしろ願ったりだ。この忙しかった一年……元来家事の苦手だった私達は、戦車と自らの趣味にかまけるあまり、そりゃあもう……そりゃあもう掃除を疎かにしたものさ」

沙織「え゛っ」

優花里「で、でもたまに遊びに行くと、普通に綺麗でしたよね」

カエサル「エルヴィンが必死に無理くり片付けてた……というか『寄せ』て『上げ』て『入れ』てた」

優花里「さ、さっぱり意味は分かりませんが不穏さだけはひしひしと……」

カエサル「あの魔窟はもはや我らだけではどうにもならん。今年の汚れもクソもない。ゴミ溜めに初日の出はない。そこに華会長が助け船を出してくれたわけさ」

華「うふふ」

沙織「く、黒い笑み……」

優花里「また一悶着やりそうな……」

カエサル「頼む、新生生徒会の皆さん、我らの住処を文化的なレベルに戻してくれ!」

華「お任せください。そのやり残し、必ずやりきらせて差し上げます!」

沙織・優花里(大丈夫かなぁ……)

華「それでは、シェアハウス・フォー!!」

シェアハウス前

華「ここが決戦のシェアハウスですね……!」

沙織「こう、曇った天気とカエサルさんの話もあいまってどことなく禍々しいオーラを感じるね……」

カエサル「最近、私の卦でも物凄いんだ。もう全方位大凶だ。棒、ぐるんぐるんだ」

沙織「どんだけ穢れてるの……」

優花里「そ、それでは玄関をば……」

ガチャ

ぐっちゃあ……

優花里「うわぁ……」

沙織「く、靴が乱雑バラバラに……」

華「目に見える泥と落ち葉に正直引きますね……」

カエサル「こんなのはまだ地獄の一丁目、神曲でいうならリンボだな。まずはリビングから行くぞ……」

ガララッ

沙織「ひえっ」

優花里「ななっ、なんですかこの>>39は!!」

優花里「ななっ、なんですかこの鎧は!!」

鎧「…………」

カエサル「もんざだ……あのアホ、今年の大河が真田丸だからって……」

華「はしゃいでついつい衝動買いを?」

カエサル「ドラマの真似っこ?かわいー!なんて言ってくる奴をこれ着て叩っ斬ってやるってな」

沙織「斜め上!!」

優花里「はしゃいでコスプレしたいのを誤魔化してるだけな気もしますが……」

カエサル「しかし買ってから冷静になったのか、流石にこれは着れないなとかほざいて、なおかつこれ邪魔だなとかほざいて、自分の部屋に置きたくないからってここに置いてやがる」

華「見通しの甘さが凄まじいですね……」

沙織「ね、ねぇこの>>41って……」

カエサル「あぁ、その>>41はおりょうのだ」

優花里「おりょう殿……」

幟旗の山

沙織「ね、ねぇこの幟旗の山って……」

カエサル「あぁ、その幟旗の山はおりょうのだ」

優花里「おりょう殿……」

カエサル「あいつ、旗が大好きなんだ。マイ旗、推し旗、とにかく色んな勢力の旗を作っては、夜中にこっそり旗振って応援してる」

沙織「あの時の凄まじい旗振りはそういうことだったのね……」

華「控えめに言っても奇行以外のなにものでもないですね」

カエサル「で、一頻り振ると満足して放る」

優花里「そこが更に分からない……」

カエサル「結果がこの幟旗と鎧の転がるリビングだ……」

華「さながら大阪夏の陣……」

優花里「普通にそこら中に落ちてるお菓子の空袋と服の抜け殻も、今となっては合戦の後のようにも思えますね……」

カエサル「兵どもがというわけだ……。次はエルヴィンの部屋に行くぞ」

優花里「良いんですか?勝手に入っても」

カエサル「良い。どうせあいつ一人でなんとかできるものでもない」

沙織「ゆ、ゆかりんいるのに……」

華「まあまあ、さ、行きましょう(ウキウキ)」

沙織(華、ウキウキだ……)

優花里(お嬢育ちですから。テレビの汚部屋探検みたいなノリでしょうね……)

カエサル「ここだ」

ガチャ

カエサル「うわぁ」

沙織「ちょっ、>>43って!!」

優花里「エルヴィン殿www」

華「はええ、>>43……」

グデーリアンの着替え写真

カエサル「うわぁ」

沙織「ちょっ、ゆかりんの着替え写真って!!」

優花里「エルヴィン殿www」

華「はええ、優花里さんの着替え写真……」

カエサル「グデーリアンの写真がバラバラと……それに所々血痕も落ちてるな」

優花里「血wwwなんでwww」

沙織「…………」

華「盛り上がりすぎたんじゃないでしょうか」

カエサル「何とは言わんが」

優花里「うぇうぇうぇwwwwww」

沙織「え、エルヴィンさんの尊厳は!?というかゆかりんそれでいいの!?」

優花里「わ、分かんないですwww怖いんですけどwwwなぜか笑いがwww」

沙織(闇深そうな……)

華「この床に散らばっているジグソーパズルのピースを見るに、おそらく元々壁に優花里さんのきわきわ写真コーナーを作って、そこにパズルをかけて偽装、昨日の夜、いつものようにこっそりとコレクションを取り出したエルヴィンさんは、広い床で優花里さん達に囲まれて大自然グデニーに到った後、盛り上がりすぎて失神。朝目覚めて片す暇もなく、急いで登校……といったとこでしょうか」

沙織「何真面目に検分してるの!!」

優花里「大自然wwwwwwうぇうぇwwwwww」

カエサル「お、おい大丈夫か、マジで大丈夫かグデーリアン」

優花里「だ、大丈夫ですwww大丈夫ですwwwwww」

華「部屋自体もよく見ると普通に散らかっていますが、この一角だけは奇妙な静けさすら湛えていますね……まるで聖域のような輝きすら幻視します」

カエサル「エルヴィン……思い詰めてたんだな」

沙織「ほら!次行くよ次!!ゆかりんも!!」

優花里「た、武部殿www引っ張らないでwww」

とことこ

沙織「はい!!次ここ!!!」

華「カエサルさんのお部屋ですね」

カエサル「まっ、待て、ここはいい」

沙織「何言ってるの!!エルヴィンさんだけ恥かかせて自分は逃げるなんてそんな、許されないよ!!!逃げるは恥だし今回は役にも立たないからね!!!」

カエサル「うっ、ぐっ」

優花里「ひひっ、ふひっ……え、エルヴィン殿ぉ……」

沙織「はいっ、オープン!!!」

ガチャ

カエサル「…………」

華「!?」

優花里「か、カエサル殿!?」

沙織「4、>>47って、自分も大概じゃん!!」

ひなちゃんの抱き枕

優花里「か、カエサル殿!?」

沙織「ひ、ひなちゃんの抱き枕って、自分も大概じゃん!!」

優花里「等身大のカルパッチョさん人形もありますし!」

華「このたかひな同人の束……ヤバいですね」

沙織「部屋がもう全体的に金髪とピンク過ぎだよ!!秘宝館か何かなの!?あとなんで壁に荒縄とかかけてあるの!?」

カエサル「……人を愛することは罪なのだろうか」

優花里「もっと普通に愛してっつってんですよ!!!」

カエサル「うおっ!」

華(おお)

沙織(す、すごい迫力)

優花里「こ、こんな、こんなことしてカルパッチョさんは嬉しいと思うんですか!!!ふざけんじゃねーです!!!」

カエサル「ふ、ふざけてなど」

優花里「ふーっ!!ふーっ!!!」

沙織「どうどう。ゆかりんどうどうどう」

カエサル「……わ、私は満たされるもん」

優花里「ふぅぅぅーーーっ!!!」

沙織「こら!!こらゆかりんだめ!!!唸っちゃだめ!!!」

華「さて、これで一通りのチェックは終了と……」

優花里「左衛門佐さんとおりょうさんの部屋もチェックしましたが、普通に汚いだけでしたね」

沙織「普通というには結構な汚れっぷりだったけど、まあ、普通だね……というかカバさんチームのなんとなくヤバそうな二人がやっぱりやばかったね……」

カエサル「な、なんだその扱いは!!!目は!!!」

優花里「よくこれで見せようと思えましたね……!!」

カエサル「私の部屋は汚くないからいいのに、お前達が無理やり(ギロッ)……なんでもないです」

華「大体みなさんの病理がわかったところで、>>52さんを呼んでます」

沙織「>>52さん?なんで?」

華「大洗の誇るお掃除の達人だからですよ。>>52さん、よろしくお願いします」



>>52>>53します」

そど子

摘発

華「そど子さん、よろしくお願いします」

ガチャーン!!!

そど子「摘発します」

優花里「うわっ、窓、窓から急に!!!」

カエサル「おい待ておい!!!逆に散らかしてるじゃないか!!!危ないし!!!」

そど子「だまらっしゃい犯罪者!!年末の大掃除とは言うけど、まさか風紀を乱す悪を大掃除できるとは思わなかったわ」

カエサル「ま、待て待て待て!!犯罪ってことはないだろ!!別にただ持ってるだけだろ!!!」

そど子「児ポ法は18歳以下の女児の淫らな表現を描いた物は単純所持でも犯罪よ!!校則違反よ!!」

カエサル「うぐぐぐぅ~……!」

そど子「この家をいくら片付けても、あなた達という原因を根治しない限り、同じことは必ずまた起こる。風紀も乱れる。というわけで、逮捕するわよカエサル、いや、鈴木貴子!!」

鎧「!!」

ガシャン!

そど子「へっ!?」

ガシャガシャガシャガシャ

優花里「うわひゃーー!」

沙織「よよ、鎧が動いた!?」

華「まあ……」

ガッシィー

鎧「たかちゃん!!逃げて!!!」

カエサル「その声……ひなちゃん!!?」

優花里・沙織「「えええ!?」」

非常に半端ですが、一旦区切ります

読んでくださった方、安価くださった方、ありがとうございます

カエサルの時の一体感たまげたなぁ……

カルパッチョ(鎧)「たかちゃん……ごめんね、どうしてもあなたの顔が見たくて、会いたくて会いたくて震えるままに不法進入(き)ちゃった」

カエサル「ひ、ひなちゃん(きゅん)」

そど子「なんでそんなところに隠れてたのよ!!」

カルパッチョ(鎧)「バレたら……犯罪だからでしょ!!!」

そど子「なっ……!」

沙織(当たり前のことをそれっぽいノリと勢いで……)

カエサル「ひなちゃん……そんな、犯罪紛いのことをしなくとも、私の身も心もいつでも君だけに縛られてるのに!!!」

カルパッチョ(鎧)「恋のLAW(ロウ)は、かける物が大きく、重く、熱いほど燃えるって、教えてくれたのはたかちゃんだよ」

カエサル「ひっ、ひなちゃん……!」

優花里「荒縄……あっ」

沙織「さおりんもうよくわかんないな、よくわかんない」

華「え?SMの」

優花里「だめだめだめ!!」

ガッシャガッシャ

そど子「離しなさいよ!!論理が破綻してんのよ!!!」

カルパッチョ(鎧)「恋に論理も何もない!あるのは熱くてとろけるハートと、冷静に駆け引きする頭脳と、亀甲縛りだけだよ!!!」

そど子「何ふざけたこと言ってんのよ!!不法進入!!公務執行妨害!!不純同性交遊!!国家転覆罪で数え役満よ!!!終身刑にしてやるわ!!!」

優花里「重っ!!!」

沙織「さすがに最後のは完全におかしいでしょ!」

そど子「私がルール。国は法によって成り立つ。この二つより導かれる答え……つまり風紀委員長、イコール風紀そのものが国家よ。それをみだりに乱す行為は、国家転覆罪に等しいわ!!」

カエサル「そ、そんな三段論法、暴論だ!!」

華(ふむ……)

カルパッチョ(鎧)「一体何があなたをそこまで……」

そど子「うーーーるさあああああい!!!」

バッ!!

カルパッチョ(鎧)「くっ!」

カエサル「ひなちゃん!!」

そど子「さぁ~観念なさい。私はどんどん、あなたたちみたいなねぇ、頭くるくるパー子達をねぇ、どんどん、どんどん逮捕するわよぉ」

ジャラララ

優花里「てっ、手錠にロープ!?」

カエサル「そ、それで我々を捕らえてどうするきだぁっ↑!!」

沙織「上ずってる上ずってる!」

華「期待しまくりじゃないですか」

カルパッチョ(鎧)「たかちゃん……」

カエサル「ぴいっ!」

ぶんぶんぶんぶん……

そど子「どうするも何も、超風紀的措置で裁いて、ブタ箱にぶちこんで、性根を叩き直すのよ!!よそ様の神様の誕生日にあやかって、風紀を乱すアホ共のね!!」

カエサル「ほう、さては……嫉妬だな!?」

そど子「だまらっしゃーーーい!!」

びゅんっ!

ガチーン!

カエサル(首輪)「はあうっ///」

沙織・優花里「「か、カエサルさーん(殿ぉー)っ!!!」」

カルパッチョ(鎧)「くっ、たかちゃん!!」

カエサル(首輪)「くるなひなちゃん!く、くるしぃ、締まるぅ」

カルパッチョ(鎧)「わあああっ!たかちゃんを苦しめていいのは私だけなのにぃ!!」

沙織「と、倒錯しすぎだよぉ!」

優花里「あわわわ、わんちゃんのごとく……」

そど子「けーっけけけけ!このまま縛って吊るして連行してやるわ!」

カエサル(首輪)「く、くそう、このままでは……!!」ハァハァ

カルパッチョ(鎧)「させませーーん!」

ガシャガシャ

そど子「おーっと、ゴモ代!パゾ美!やーっておしまい!!」

ガシャーン

パゾ美「合点承知ですぜそど姐さん!!」

カエサル(首輪)「また窓割る!」

華「散らかさなきゃいけないルールなんですかね」

カルパッチョ(鎧)「うわーーっ!!!」

ドタンバタン

パゾ美「獲ったどー!!!」

カルパッチョ(亀甲)「ううう……」

沙織「何がどうして!!!」

優花里「鮮やかすぎるでしょ!!!」

カエサル(首輪)「ひ、ひなちゃん!!」

カルパッチョ(亀甲)「ううう……たかちゃん……」

そど子「サド香(風紀委員)直伝よ。年季が違うのよ年季が。このお間抜けカップル!!ぶぁーーーか!!!」

華「あら?ゴモ代さんは?」

そど子「ん?そういえば……」

パゾ美「あいつ今日女とよろしくやってますぜ」

そど子「死刑ね」

沙織「トーン低っ!」

優花里「ほんとに怖いですぅ……」

そど子「さぁー、アホアホカップル共、きりきり歩きなさい!!あんたたちの七面鳥はキャンセル!!!臭い飯マシマシよぉ!!!」

カエサル(首輪)「ひいいいん……」

カルパッチョ(亀甲)「クリスマスなのにぃ……」

華「そういえば……」

優花里「……………」

沙織「ねぇゆかりん、みぽりんといなくていいの?」

優花里「>>69

逸見殿に連れ去られました・・・

優花里「逸見殿に連れ去られました……」

沙織「ぬぅあにぃ~!!!横恋慕!!!許せない!!!」

優花里「待ってください武部殿!……私見てしまいました。授業が終わった後、意を決して西住殿に声をかけようと教室に行った時。既にヘリが居ました。私ボーゼン。西住殿はロープ降下してきた逸見殿に抱きかかえられて連れ去られました。『きゃー///』と言っていました。心底嬉しそうでした。私は、私は……」

華「優花里さん……」

沙織「ゆかりん……」

そど子「……秋山さん」

優花里「う、うう、クリスマスなんて、クリスマスなんて、ラーテにくしゃくしゃにされちゃえばいいんです……!!!」

ガシャーン!

>>73「74!!!」

澤梓

なんだこの脱線っぷりは……たまげたなぁ

安価ありがとうございます
ちょっと間が空きますが続きます

間が空いてすみません、ファッキュー休日出勤

すぐに再開します

ガシャーン!

梓「本当ですか!!!」

沙織「あ、梓ちゃん!」

華「もうガラスが一枚もないですわ……」

優花里「本当です……」

梓「許せませんよ!!!あの銀髪なんて先輩に会うたび思いっきり悪態ついてばっかりだったじゃないですか!!そんな奴に先輩を取られていいんですか!?」

優花里「で、でも、西住殿はとっても嬉しそうで……」

梓「んばか!!私がライバルと認めた秋山殿先輩は、そんな弱腰じゃなかった!学校でだって、戦車道でだって、お着替えの時だって、お風呂の時だって、常に強引なくらい先輩の傍をキープしようとしてた!!チラチラ見てた!!」

沙織(たしかに)

そど子(たしかに)

カエサル(たしかに)

カルパッチョ(やりそう)

梓「なんなら偶然を装って触ろうとしてた!!!」

華「たしかに……」

優花里「らめぇ!!!」

>>81「話は聞かせてもらった!!!」

バカーン!!

>81「黒森峰に殴り込みだ!!」

愛里寿

愛里寿「話は聞かせてもらった!!!」

バカーン!!

ガラガラガラ……

ガチャッ

愛里寿「黒森峰に殴り込みだ!!」

カエサル(首輪)「どわーっ!!壁が!!」

沙織「センチュリオンだ!!」

華「ガラスが無くなったからもうないかなって油断してましたわ……」

そど子「せせせ戦車で乗り入れって何よ!!!普通に犯罪よ!!!」

愛里寿「今はそんなこと言ってる場合じゃない。みほさんの貞操が危ない」

優花里「で、でももう連れ去られてからだいぶ経ってますし……なんなら一日以上経ってる気すらしますし……」

梓「ばかーーーっ!!」

ばしーーん!

優花里「へぶーー!!」

梓「秋山殿先輩は西住殿が逸見ィにバキバキにやられちゃっててもいいっていうの!?」

愛里寿「みほさんが懐かしのエリカルームで愛を囁かれちゃってていいの?」

優花里「……………」

ぶるぶるぶる

優花里「よ………」

梓・愛里寿「よ?」

優花里「良くなぁい!!!お前が黒森峰でちゃんと守ってやらなかったから西住殿がものすごい板挟みに悲しむはめになったんでしょうが!!!」

沙織「ゆ、ゆかりん、キャラが……」

華「タレ目がつり上がってますわ」

優花里「今更それを……!!!二人とも!!西住殿奪還作戦です!!!」

梓「はい!!」

愛里寿「(ふふふ……)それでこそ大洗の人。すぐにヘリをよぶ。乗って行こう」

沙織「ヘリ!?」

華「おうちで持っているのですか?」

愛里寿「うん。島田流に不可能はないよ。(ピッ)ルミ!ヘリをここに。今すぐ」

…………

愛里寿「あれ?ルミ?ルミ?」

そど子「返事がないじゃないの」

愛里寿「あっ、あれ?すぐに来れるように用意させてたんだけど……」じわ

沙織「あっ、ああ、泣かないの」なで

愛里寿「泣いてないも!」

華(かわいい)

バラララララ……

ルミ「隊長!お待たせしました!!」

愛里寿「ルミ!……また指ぱっちんで返事したでしょ!!それこっちにはわからないって何回言ったら分かるの!?」

ルミ「あっはっは!すみません!!」

愛里寿「笑うな!!」

沙織(ゆ、指ぱっちん……それは困るなぁ)

ルミ「とにかく!乗ってよみなさん。隊長の願いは我らの願い。きっちり黒森峰まで爆速で届けるよ!」

梓「はい!」

優花里「五十鈴殿、カエサル殿、あの、大掃除……」

華「……お行きなさい、優花里さん」

優花里「え」

カエサル(首輪)「この世に愛より尊いものはないよ」

カルパッチョ(亀甲)「後悔なんてしないように。責任さえちゃんととるなら、あなたは自由なんですよ」

優花里「変態さんチームのみなさん……」

カエサル・カルパッチョ「へへ///」

沙織「なんで照れてるの」

華「優花里さんこちらはこちらで、必ずやり切らせて差し上げますわ」(にっこり)

優花里「………はい!!会長!!!」

パゾ美「……いいの?そど子」

そど子「……ふん、それはそれで、別の悪(不純同性交遊)の邪魔をできるかなってだけよ」

愛里寿「さあ、乗って。今にもみほさんが邪悪なツイスターゲームや邪悪なプロレスごっこに巻き込まれているかもしれない」

梓「ぐぐ!許せない……!」

優花里「はい!!行きましょう!!」

バラララララ……

~黒森峰隊長室~

優花里「ついに着きましたね……黒森峰隊長室」

愛里寿「道中のやつらはうちの副官がルミパンチとメグミキックとアズミセクハラで足止めしてくれてるから、今しかないよ」

梓「行きましょう、秋山殿先輩!次期隊長と調子に乗っている逸見ィの悪の手から西住先輩を救いましょう!!」

優花里「ええ!行きましょう!!」

ガチャッ

みほ「あっ、ゆ、優花里さん!?みんな!?」

優花里「に、西住殿!?」

エリカ「遅かったわねあなた達!!みほは今、>>88の真っ最中よ!!!」

転校手続き

エリカ「遅かったわねあなた達!!みほは今、転校手続きの真っ最中よ!!!」

梓「えっぐ!!」

愛里寿「な、なんだって……!!」

優花里「に、西住どの……!?」(真っ青)

エリカ「ふふふ、なんとでも言いなさい。私は今日という日を待った。一年半待ち続けた……」

さらっ

みほ「ふぇ」

優花里「あっ!」

梓「き、汚い手で先輩の髪に触るな!!」

エリカ「くくく……恨むなら黒森峰総出で仲直りのクリスマスパーティを開くと言ったらのこのこ付いてきた、『元』!!!あなた達の隊長を恨むことねぇ!!!」

梓「そんな!西住先輩の優しい性格……そんなこと言われたら、断れないでしょう!!」

優花里「あ、あんたら人間じゃないです!!!」

エリカ「なんとでもいいなさい。それにその言葉はこれから現実になるのだから、嘘など一言も言っていないわ……再入隊仲直りパーティとしてね!!!」

みほ「う、うう……!!」

愛里寿(くっ、これはまずい……)

エリカ「ああ、文字通り夢にまで見たわ……。さぁみほ、あとは印鑑を捺すだけよ。また一緒に、黒森峰で戦車道をしましょう」

ぎゅっ

みほ「!!」

梓「お手手にも触るなぁ!!!」

優花里「に、西住殿!!そんな、そんな紙切れ破り捨てて下さい!!!」

みほ「で、できないの優花里さん……>>91されてるの……!!」

優花里「なっ」

愛里寿「>>91……!?」

学園艦にボコミュージアム建設

みほ「で、できないの優花里さん……学園艦にボコミュージアム建設の約束をされてるの……!!」

優花里「なっ」

愛里寿「ボコミュージアム建設……!?」

エリカ「くくく……そういうわけよ。あなた達も一年近く一緒にいたなら知っているでしょう?この子のボコ狂いを……ねぇ?」

ごそごそ……ぱっ

みほ「はああ!!ボコぉ!!」

愛里寿「むむっ!!」

優花里「ぼ、ボコのパペット……!!?」

梓「そ、それが何よ!!そんなの大洗でも作れますよ!!」

エリカ「おう、オイラボコだぜ!!」(声真似)

優花里・梓「!?」

愛里寿「なっ……そんな……!!!」

みほ「はああああん!!ボコおおおおお」

エリカ「おうおう!なんだお前、ぼっこぼこにしちゃうぞ!」(声真似)

もふっ、もふっ

みほ「はうう、ボコにほっぺ掴まれてるよおおお」

優花里「にっ、西住殿ぉ!!」

梓「先輩目を覚まして!!そのボコの後ろにつり目女がいることに気づいて!!」

もふもふ

みほ「ああ^~~」

優花里「そ、そんなトロ顔そんなやつに見せないでくださいぃ……!!」

梓「はううう、先輩ぃぃ……」

愛里寿(う、羨ましい、ど、どっちも羨ましい……)

エリカ「……みほがいなくなってから、どうすればみほに黒森峰に戻ってきてもらえるか、オイラはあらゆる可能性を探った……」(声真似)

優花里「!!」

もふっ

みほ「あっ」

エリカ「まず手始めに、みほが悪いなんて思い込んでたアホどもをぼっこぼこに再教育した。だが、そこじゃない。みほはそんなことしても喜ばない。それは私がしたかっただけ……そういう問題じゃあないぜ」(声真似)

もふもふ

みほ「ああ、ボコ、お耳もふもふだよぉ」

優花里「………」

エリカ「だから、隊長に頼み込んでしほのヤローに喧嘩売ったがダメだったぜ。あいつの意思は鉄よりかたい。自分がどうしたいかじゃなくて何をしなくちゃならないかだけで考えるからな。ぼっこぼこにされたぜ」(声真似)

もふもふもふもふ

みほ「はうううう」

優花里「……本質はそこじゃないでしょう」

エリカ「そう、そこじゃなかった。ぜ。お前達に囲まれて、勝って、勝った時に楽しそうに笑ってるみほを見るまで気づかなかったけどな」

もふ……

みほ「??ボ……エリカさん?」

優花里「…………」

エリカ「私はそこでもう一度考えた。みほの望むもの。みほの好きなもの。みほを支えられるもの……そう」


キッ


エリカ「ボコだぜ!!!」(声真似)

エリカ「みほ!!お前が西住流に疲れた時は、私がボコになって癒してやるぜ!!!ボコボコにされる姿がお望みなら、喜んでそうなるぜ!!!もふもふがお望みなら、お前の気の済むまでそうするぜ!!!そしてお前はお前なりの西住流で私達を従え、将来的には隊長を支えるべきなんだぜ!!!」(声真似)

みほ「え、エリカさ、わた、ちが、あ、ああ、ボコ、エリカさ……」(ぐるんぐるん)

梓「た、隊長が深い混乱状態に」

優花里「そんなの、あなたのエゴです!!それに西住殿のボコへの愛を利用しないでください!!!」

エリカ「エゴ、大いに結構だぜ!!!私は私とみほと隊長が同時に幸せになれるなら、お前達もボコも容赦なく踏み台にするぜ!!!」

優花里「くうううっ!」

愛里寿「う、ぼ、ボコ……みほさん……うう……」

みほ「え、エリカさん、ちがう、私は、みんなと、エリカさんとも、とも」

エリカ「そぉ~らみほ、黒森峰に用意するボコミュージアム2号、海成分増し増し店、ボコニーシーはこんなもんじゃないぜ!?アトラクション増し増し、素敵なショーにビールも飲めちゃうぜ!?!?」(声真似)

みほ「しゅ、しゅてきいいいい」(ぐるんぐるん)

愛里寿「バカな……なんという……そんな……」ワナワナ

梓「ふ、副会長!!うちにも建てましょう!!ボコバーサルスタジオ大洗を!!!」

優花里「がああっ、予算(パワー)が違いすぎる!!!」

エリカ「さぁ、みほ、印鑑を……朱肉に……ぐりぐりぃー」(声真似)

みほ「ぐりぐりぃー」(ぐるんぐるん)

優花里「そ、そんな、西住殿ぉ!!」

梓「先輩、やめてぇ!!」

愛里寿「くっ!」

だだっ

エリカ「おおーっと!力づくなら容赦しないぜ?ボクササイズと言いつつガチの体術も習ってるからなオイラ。ボコの筋書きが変わるような真似、みほの前でさせるなよな?みほもきっと悲しむぜ」(声真似)

愛里寿「!!」

梓「ハッタリですよ秋山殿先輩!!無敵の装填手パンチで倒して下さいよぉ!!!」

エリカ(ご明察、ハッタリよ。でもね)

優花里「……だめです、ハッタリだろうとそうでなかろうと、そんなこと西住殿の前で出来ない。どっちに転んでも西住殿はきっと物凄く悲しむ。あいつ、むかつきますけど、西住殿のことよくよく理解してます……」

愛里寿「……でも、ボコなら!」

優花里「あいつは逸見なんです!!ボコられてノビたらその時点で西住殿的には逸見になるんですよ!!!」

愛里寿「んぎ、ぎぎ……」

エリカ「そういうことだぜ。三対一でもオイラ負けないけどな」(声真似)

エリカ「さぁ、みほ、黒森峰に戻りましょう。隊員も待っている。小梅も。隊長も喜ぶ。あなたの戻ってくる場所として、私の部屋のベッド、片方はずっと空けてあるわ。……だぜ!!」(声真似)

みほ「う、う、う……」

ぷるぷるぷる

優花里「くっ!」

梓「あぁ、センパーーーイッ!!!」

愛里寿「こ、このままでは……!」

ガシャーン!!!

まほ「待っ↑たぁーーーー!!!」

エリカ「どわーーーっ!!!」

優花里「窓からまほ殿!?」

梓「ここ3階ですよ!?」

まほ「エリカ!!みほを放せ!!!」

エリカ「え、な、え……何故です隊長!!」

まほ「みほは自分の居場所を自力で作り、自分の道を自力で見つけ、自らの手足で、仲間達と支え合いながら進んでいる。その邪魔をするなら……例えお前でも許さん!!」

みほ「あれっ、えっ、お、お姉ちゃん……!?」

まほ「ああ、お姉ちゃんだぞ、みほ」

愛里寿「…………」

愛里寿「…………」

エリカ「……隊長、みほが黒森峰に戻ってくれば、あなたの道を支える相手が出来るのですよ」

まほ「十分だ。みほを黒森峰に戻したいのはお前のワガママだろう」

エリカ「ぐっ、た、隊長ぉぉおぉお……」

梓(す、すごい顔になってる)

優花里「……まほ殿」

まほ「お前の気持ちも分からなくもない。みほとの高校生活3年間を誰より楽しみにしていたことは、私だって良く承知している」

優花里「………」

梓「逸見ェ……」

みほ「え、エリカさん……」

エリカ「……なら分かるでしょう!みほが黒森峰に戻らない限り、私は絶対に納得しないということも!!!」

愛里寿「チッ……」

まほ「……ならば、秋山さん達と>>102で決着をつけろ。お前も西住流をおさめる身なら、それで納得するほかあるまい」

優花里「>>102……!!?」

腕相撲

まほ「……ならば、秋山さん達と腕相撲で決着をつけろ。お前も西住流をおさめる身なら、それで納得するほかあるまい」

優花里「腕相撲……!!?」

梓「やりましたね秋山殿先輩!!アリクイさん達とすら互角な秋山殿先輩がいれば勝ち確ですよ!!」

愛里寿「……いや、西住まほは公明正大。逸見エリカにも互角に勝機があるからこの勝負を挙げたのだろう」

まほ「…………」

みほ「お、お姉ちゃん、優花里さんはとっても強いよ?エリカさん、怪我させちゃうかも……」

エリカ「舐めないで。……分かりました。腕相撲で勝てば良いのですね?」

まほ「ああ。少なくとも私はお前のやることに感知しない。みほを大事にする限り、好きにすればいい」

エリカ「上等ね」

優花里「…………」ゴゴゴゴゴ

エリカ「…………」ゴゴゴゴゴ

まほ「決戦は黒森峰第一体育館で行う!!!行くぞ!!!」

~第一体育館~

ワアアアアアアア!!!

優花里「な、なんですかこの人だかりは……」

まほ「い、いつの間にこんな……」

小梅「私がやりました」

まほ「なっ」

梓「見て下さい!!中央にリングが!!」

カッ!!

ケイ「レディィーーースエーーーンレディィーーース……西住りゅううううアーーーームレェスリィィィング!!!!!!」

ワアアアアアアア!!!

優花里「ケイ殿!!?」

梓「レフリーでしょうか」

まほ「い、いや、レフリーは私だからあいつ多分、賑やかしだ……ルー語を買われたんだろうが……」

優花里「ええ……」

ダージリン『ご機嫌よう。解説のダージリンよ』

ローズヒップ『実況のローズヒップですわーー!!!』

オオオオオ……(どよめき)

優花里「なぜかある巨大モニターにダージリンさんが!!」

梓「あれ?ペコさんは?」

ダージリン『ペコは恥ずかしがり屋だから置いてきたわ。このノリについて来れそうもない』

梓「ご、ご丁寧にどうも……」

ローズヒップ『ダージリン様、これから何がおこるんですの!?』

ダージリン『西住流アーーーームレェスリィィィングですわ。いわゆる腕相撲。相手と己の力、そして精神力の純粋なぶつかり合い。普通のアームレスリングと違うのは……』

ケイ「さぁーーー今日の勝負の戦利品はぁーーー!!!こちら!!!」

プシュー……ガコン

みほ(裸リボン)「……ん……えっ、ちょっ、何っこれっ」

ザワワッ……!!

優花里「ほぶっ」

梓「………!!」

愛里寿(凝視)

ケイ「西住みほのおおおおおお!!!じんっっっ!!!けえええええええん!!!!!!」

ウウウウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!(ビリビリビリビリ)

みほ(裸リボン)「なっ、ふ、ふえええええええ!!!?」

ダージリン『ってとこかしらね(ポタポタ)』

まほ「お、お前ら!!!人の妹になんてことしてるんだこらああああああ!!!!!!」

優花里「ま、まほ殿!?」

まほ「人権ってなんだおらああああああ!!!!!!リボン巻いたやつ誰だこらああああああ!!!!!!」

ダージリン『私よ』

まほ「お前マジ覚悟しとけよほんとマジ覚悟しとけよおおおおおおおお!!!!!!!!!」

梓「お、おお……」

愛里寿(すごい、ほんとに怖い)

優花里「ぎゃ、逆に冷静になれますね……」

ダージリン『さて、こわーいお姉さんはほっておいて。ルールは簡単。勝負は三回。逸見さんサイドは三連続勝利で勝ち。大洗チームは誰か一人でも勝てれば勝ちよ。判定はこわーいお姉さんが【コンマ】単位で正確に行ってくれるわ』

まほ「マジみほに手を出してたらほんとマジてでお前殺すからな……」

謎間が空いてしまった、申し訳ない……

多分コンマもらいまくるので、ちょっとやってみていけそうだったら今日のうちに続けます

ケイ『それではあああレェェェェッドコーナァァァァァァァォ……逸見ィィィエルルルィィィィカァァァァァァァ!!!!!!』

ワアアアアアアア!!!

イッツッミ!!!イッツッミ!!!イッツッミ!!!

ザッザッザッ

エリカ「………」(ドヤァァァ)

優花里「ぐっ、な、なんというアウェイ感……!!」

愛里寿「実際アウェイだから」

梓「こ、この声援……精神的にキツイですね」

ケイ「ヘイガール」ポイッ

パシッ

エリカ「私が勝ったら……みほが戻ってくるわよ!!!』

ウウウウオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!

みほ「み、みなさん……」じわっ

まほ「ふむ……」

梓(イライライライラ)

優花里「全校挙げて今更……そんな都合のいい話、私達が飲めるわけがない!!」

愛里寿「…………」

ケイ『ブルゥゥゥゥゥコーナァァァァァァァォ……チィィィィィンム!!オオオオアラァァァァァァァァアイヴ!!!』

ブゥゥゥゥゥゥゥ!!!

ザッザッザッ

ケイ「ヘイ、ミニミホラビット」ポイッ

パシッ

梓『ファァァァァッククロモリミネ!!!』ビシーッ

ケイ「oh……」

ブゥゥゥゥゥゥゥ!!!

愛里寿「さ、澤さん、完全に私達悪役扱いになっちゃうからだめ」

梓「上等ですよ。ヘイ秋山殿先輩」ポイッ

パシッ

優花里『西住殿は我ら大洗の隊長。あなた方に渡すわけにはいきません』

エリカ(ギリッ)

みほ「ゆ、優花里さん……!!」

まほ「ふっ」

んだとーーー!?

図々しいぞモジャ毛ーーー!!!

ドロボウ猫ーーーッ!!!

優花里(すぅぅぅ……)

優花里『文句があるなら一年前のてめぇらに言えスカタンがぁーーーーッ!!!』

キーーーン!

ブゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!

優花里「ふん、遠吠えが気持ちいいです」

エリカ「言うじゃないの、吠え面かかないようにね」

ギラギラ

みほ「う……ゆ、優花里さん……エリカさん……こわい……」

まほ「ははは、秋山さんの言う通りだ。耳が痛い。しかし中々骨のあるいい子じゃないか」じー

みほ「うん……というかお姉ちゃん、さっきから見過ぎ!!」

まほ「えっ、いや、違う、みほは大きくなったなぁという姉心が」じー

みほ「ばか!すけべ!!」

ケイ『審判はあああ……西住お姉ちゃああああああん!!!』

お姉ちゃあああああああああん!!!!!!

まほ「おいこのタイミングで紹介するな!!モニターに抜くな!!」

ダージリン『まほさんらしいわね』

まほ「お前ほんとマジ許さんからな」

みほ「お姉ちゃん口悪いよ」

まほ「ごっ、ごめんみほ、ダージリンはどうも苦手で……」

ローズヒップ『さぁー!いよいよ試合ですわ!!エリカさんサイドからは、もちろん逸見エリカさん!!!』

エリカ(グッ)

ワアアアアアアア!!!

ローズヒップ『大洗チームの先鋒は……』

愛里寿「私が行く」

ローズヒップ『島田選手が出てきましたわーー!!』

ドヨドヨ

ダージリン『……まぁ、逸見さんの大人力に期待ね』

梓「い、いいの?島田ちゃん」

愛里寿「相手は3連戦で、私はどう考えても勝ち目が薄い。疲れさせられたら儲けもの。これがベスト」

優花里「……すみません、お願いします」

ローズヒップ『さぁ、決戦のバトルフィールドへ、どうぞですわ!!!』

ザッザッザッ

ドスン

ポスン

エリカ「……手加減しないわよ」

愛里寿「望むところ」

グッ

まほ「……………」

ローズヒップ『両者手を組みあい、見合ってますわ……さぁ緊張の一瞬ですわ』

まほ「レディィーー……ゴッ!!!」

エリカ「ふ」

愛里寿「んっ……!」


エリカの腕力(うでちから)
↓のコンマプラス95

愛里寿の腕力(うでちから)
↓2のコンマ

エリカの腕力…130
愛里寿の腕力…5

まほ「レディィーー……ゴッ!!!」

エリカ「ふ」

愛里寿「んっ……!」

ローズヒップ『さぁー始まり……あら?』

愛里寿「ふんっ!ふんっ!」

エリカ「………」

ピターッ

ローズヒップ『ま、全く動きませんわ!』

ダージリン『ええ。さしずめ戦闘力たったの5、といったところかしら。万に一つも勝てないとは思ってたけれど……』

愛里寿「動いて、動いてっ……!!」

エリカ「………」

ピターッ

ローズヒップ『ああーっと逸見選手余裕!余裕の笑みですわ!タンジャケのポケットから……ハンバーガー!!!ハンバーガー食べてらします!!!完っ全に片手間ですわ!!!』

オオオオオ……!

ダージリン『エンターテイナーね……おやりになるわ』

まほ「逸見選手、挑発行為は控えなさい」

エリカ「失礼、すぐに片付けます」

愛里寿「ふうううううう……!」

エリカ「けなげな!」

ソッ

ペタン

愛里寿「ああっ!」

エリカ「歩いてお帰り」

まほ「……勝者!逸見エリカ!!」

オオオオオ……!

優花里(あの体幹……ただものじゃない)

愛里寿「ふ、うぐ……」

梓「やろーー!許せません!!私がめったんめったんにしますが、構いませんね!!!」

優花里「……お願いします、澤さん」

梓(グッ!)

ローズヒップ『さぁ次なる戦士はぁ……澤選手ーー!!!』

ブゥゥゥゥゥゥゥ!!!

梓(キッ!)

エリカ「悪いけど……お話にならないわね」

ザッザッザッ

ドスン

ドスン

みほ「澤さん……」

梓(みほさん、私、必ず勝ちます。勝ってあなたを取り戻して、手にしたあなたの人権で(ピーー)、を(ピーー)して、無理やりにでも(ピーー)(ピーー)(ピーー)します)

みほ(凛々しい……)

エリカ(……ような顔だけど、その顔の下の煩悩がだだ漏れよ……!!!)

グッ

梓「おいのち頂戴」

エリカ「負けて魂抜けないようにね」

まほ「………レディィィ……ゴッ!!」

梓「ぬぅっ!!」

エリカ「んっ」

エリカのうでちから
↓のコンマプラス90

梓のうでちから
↓のコンマプラス20

エリカのうでちから……118
梓のうでちから……84

まほ「………レディィィ……ゴッ!!」

梓「ぬぅっ!!」

エリカ「んっ」

グググ……

みほ「さ、澤さん!」

ローズヒップ『あーーっとこれはどうしたことでしょう!!逸見選手の腕が微かに押されてますわ!!!』

エリカ「へぇ……細そうなナリしてなかなかやるじゃない」

梓「わ、私だって先輩の……みほさんの弟子なんだ!!なんだってやれるようになるんだ!!」

まほ(おお……素晴らしい)

みほ「澤さん……!!」

エリカ「それで色々やってると……敵ながら見上げた根性じゃないの。気に食わないわ」

グググ

ローズヒップ『ああーー!!!無情にも押し返されますわーーー!!!』

エリカ「終わりよ」

梓「くうう……!!みほさん……みほさぁん……!!」

みほ「さ、澤さん!」

エリカ「みほみほと……あいつの名前を軽々しく呼んでいいのは私と隊長だけなのよ!!」

ググッ

梓「うっ、うおおおおお!!!みほさん……みほお姉ちゃん!!!力を貸してええええ!!!」

グググググ……

エリカ「!?」

みほ「ふえ!?」

まほ「えっ」

愛里寿「えっ」

優花里「なっ、なんですって!?」

梓「梓さんチームは、血の一滴まで振り絞ってくださいいいいい!!!」(声真似)

グググググ!

エリカ「こいつ……!!」

ローズヒップ『澤選手、とんでもない性癖の暴露とともに一気に盛り返しましたわ!!!』

ダージリン『みほさんに母性……いや、姉性を求めているようね。そしてその憧れ、欲望が彼女自身の限界を超えた原動力……けれど』

ググ、ググ、ググッ……

梓「はぁぁあ!お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃんっ……!!!」

まほ(ズキズキ)

みほ(おろおろ……)

梓「お姉ちゃん、お願い、声を……!!」

エリカ「この、くそ馬鹿が……」ギリッ

梓「う!!」

ぐ、ぐ、ググ……

ローズヒップ『い、逸見選手、鬼の形相で更に押し返す……!!!』

ダージリン『……当然でしょうね。おそらくみほさんは……』

梓「うあああ!!お姉ちゃーーーん!!!」

みほ「さ、澤、さん……!」

梓「はうっ!!」

まほ「くうっ!」(目そらし)

優花里(澤さん、西住殿は……!!!)

エリカ「みほは……姉萌え属性よ!!!」

ダァン!!!!

梓「グワーーーッ!!」

みほ「ああ、澤さん!」

エリカ「安心しなさい。怪我はさせてないわ……なんとかね」

まほ「くっ……勝者、逸見エリカ!!」

ワアアアアアアアアァアアア!!!!!!

ローズヒップ『ダージリン様、今のは……』

ダージリン『澤さんは良く訓練しており、勝負は互角とは言わないまでも、精神力でなんとかなりうる範疇だった……しかし、みほさんは、生来の甘え気質』

ローズヒップ『甘え気質?』

みほ「はうう」

まほ「………」

優花里(西住殿……)

エリカ「フッ」

ダージリン『ええ……姉たる私にはよく分かります。彼女の根には甘えたい願望が常にある……言い換えれば、生まれついての妹属性。貴女やペコと良く似てて、つい甘やかしたくなるタイプ。しかし普段、隊長業務などで常に隊長隊長と慕われ、甘えたい願望は叶えられず、胸の中で増すばかり。そんな中で、更に姉性を求められても、みほさんが応えられるわけもなし……』

ローズヒップ『つまり?』

ダージリン『こんな格言を知ってる?恋人のいる人間に友情を注ごうとすることは、喉の渇いている人間にパンを与えようとすることだ。……つまり、みほさんの求めるものを読めなかった澤さんの、精神の敗北ね』

梓「ぐはぁっ!!」ボカーン、シュポッ

みほ「澤さん!?大丈夫!?」

梓「せん、ぱいい……」ボロっ

みほ「ご、ごめんね澤さん……あと澤さんなんでそんなボロボロなの……」

梓「せ、せんぱい、えっちだなぁ……」

みほ「ふぇ!!」

梓「そのリボン、ほどき、たかった、です……(ガクッ)」

みほ「えっ!?」

愛里寿(わかる)

優花里(わかる)

エリカ(わかる)

まほ「わかる」

((((((わかる))))))

ローズヒップ『……さぁ会場の心が一つになったところで、いよいよ最終試合ですわ!!』

ワアアアアアアア!!!

優花里「………」

みほ「優花里さん……」

ダージリン『ここまでは言わば前哨戦……大洗チームとしては、少しでも逸見さんのうでちからを削れていれば御の字ですが……』

ローズヒップ『うでちからってなんですの?』

ダージリン『腕力と精神力と乙女心と時の運を掛けたものですわ』

ローズヒップ『ダージリン様すごいですわぁ。なんでもしってますわぁ』

ダージリン『ふふふ』

エリカ「レフリー」

まほ「なんだ?」

エリカ「使う腕……逆でも構いませんよね?」

まほ「何?……お前、そうか、まさか……!」

みほ「な、何?どうしたの?」

バサッ

愛里寿(ジャケットの下スポブラ一丁だったの!?)

みほ「え、えりかさん!?」

エリカ「私の利き腕が左と……いつから錯覚していた」

ムキィッ

キャアアアアアアアアア//////

優花里「なん……だと……」

まほ「そうだ……確かにエリカは左しか使っていなかった。しかしあいつは元々右利き……!!」

ローズヒップ『け、健在!!逸見選手の利き腕は……余力を残して健在ですわーー!!!』

愛里寿「そ、そんな、卑怯だ!」

エリカ「それを言うなら、三対一で平然としていた貴女達の方がよほど卑怯じゃない?」

愛里寿「くっ……!」

ダージリン『確かに、ルールに使用腕の変更禁止はありませんが……』

まほ「異議を申し立てられるのは君だ、秋山さん。……どうするんだ」

優花里「……望むところですよ」

バサッ

エリカ「!!!」

みほ「ゆっ、ゆかりさん!!」

ムキィッ

オオオオオ……//////

愛里寿「なんでサラシだけなの!おっぱい大くなったらブラつけなきゃダメよってお母様が言ってた!!」

優花里「そ、そうなんだ。……でもこれは、私の覚悟なんです。西住殿を絶対に取り戻すという覚悟!!!」

エリカ「よく練ってるようね……秋山とやら」

優花里「逸見、いや、逸見殿」

エリカ「!」

優花里「同じく西住殿を大切に思う同士……貴女の想いの強さ、よくわかります」

エリカ「……だから?」

優花里「その想いに敬意を払って、真っ向から貴女をへし折ります」

ムキィッ!

エリカ「ほおおお……」

バチチチチチチッ

まほ「……使用する腕の変更を認める」

エリカ(ぺこっ)

エリカ(ギンッ)

優花里(ギラッ)

ローズヒップ『さぁーお二人が激しく睨みあったまま、小さく大きいリングに向かいますわ!!!』

ダージリン『火花が散るとはこのことね……空間が軋んでいるようにすら見えるわ』

ドカッ

ドカッ

エリカ「………」

優花里「………」

ギュ、グググ……!!

エリカ「みほは」

優花里「西住殿は」

エリカ・優花里「「取り戻させてもらうわ(もらいます)」」

みほ「あうう、あうううう」(おろおろ)

ローズヒップ『さぁ、いよいよ最終戦、勝ったら西住さんの人権、負けたら何一つなしの真剣勝負……』

まほ「………レディィィ………」

エリカ「……!!」

優花里「……!!」

まほ「ゴォッ!!!」

ローズヒップ『開幕ですわ!!!』

とりあえずここまでです。
夜遅くまでつきあってくださった方、読んでくださった方、ありがとうございました

コンマだけ取っておきます。おやすみなさい

優花里のうでちから
↓のコンマプラス1000

エリカのうでちから
↓↓のコンマプラス1000

エリカのうでちから……1001
優花里のうでちから……1048

優花里「はぁぁ……!」

エリカ「………!!」

ググググッ


ローズヒップ『さぁ、ついに始まりました最終決戦!!開幕から両者一切動いていないようですが、ダージリン様、これはどうしたことですの!?』

ダージリン『灯台下暗しよローズヒップ。ご覧なさい、二人の腕に敷かれたリングを』

ローズヒップ『!!こ、これは……』

ミシッ、ミキッ……!!

ローズヒップ『リングが!!両者の肘を起点にヒビが入り始めてますわ!!!』

オオオオオ……!!!

ダージリン『力量はかなり高いレベルで互角というところかしらね』

愛里寿「そ、そんなアホな……!」

エリカ「やるじゃないの……秋山……!!」

優花里「そっちこそ……!!」

ミキィッ!!

みほ「ひええ……け、怪我だけはしないでえええ……」

まほ(ゴク……)

ダージリン『お互いの力がほぼ互角な以上……勝負を分けるのはほんの僅かなファクター(時の運)……!!!レフリーさんには見逃さないようお願いしたいわね』

まほ「分かっている……!」

ググググッ……!!

優花里「!!!」

エリカ「……舐めんじゃないわよ……!!こちとら……こちとら中一からずっとみほを追いかけてんのよ!!!」

グググッ!!!

ローズヒップ『あああっと!!!秋山選手の右腕が!!!今にもリングに沈みそうですわぁあぁ!!!』

ダージリン『………!!』

ググググ……

エリカ「大事な人がいなくなる苦しみ……存っ分に味わうといいわ……!!!」

優花里「く、ううおおお……!!!」

エリカ「沈めえええええ……!!!」

ローズヒップ『決まるんですのーーっ!!?』

みほ「ゆ、優花里さん……!!優花里さぁん!!!」

優花里「!!ふぬううううう!!!」

グググググッ!!

エリカ「ば、バカな!!!」

ローズヒップ『ああーーーっと!!!秋山選手、すごい!!あの体勢から盛り返しましたわ!!!』

ダージリン『西住みほの右腕の名は伊達ではないということね……おやりになる。ちょっと審判さん?妹さんにかまけてないで、ちゃんと見ていてくださいまし?』

まほ「だから、分かっている!」

ググ……

エリカ「ぐ、はぁ、はぁ、はぁ……!!」

優花里「これだけの……」

エリカ「あぁ!?」

優花里「これだけの執念を持っていながら!!なんでそれを西住殿を助けることに使ってやれなかったんですか!!!」

ググググ……!!

ローズヒップ『こ、今度は秋山選手がおすぅー!!!』

ダージリン『もはや気迫、想いの強さ、そういったものが勝る方が、ダイレクトに勝者となりますわ……!!』

エリカ「……あんたに何が分かるってのよ……!」

ググ、ググ……

優花里「あなたが中学三年間、そしてあの年何をしていたかなんて知りませんが……結局西住殿は大洗に来た!!それが……全てでしょう!!」

グググッ……!

エリカ「くうううう!!」

みほ「ああ、優花里さん、エリカさん……」おろおろ

まほ「…………」

ローズヒップ『決まるんですのーーっ!!?』

グッ!グッ……!

優花里「潔く……諦めてよ!!!」

エリカ「ば……バカ言うんじゃないわよ!!諦められない!!!私だって、隊長だって、それこそしほさんだって……!!!」

ピタッ……

エリカ「みほが大好きなのよおおおおお!!!!!」

みほ「ふええええ!!」

ググググッ!

優花里「ぐうう……!どストレートに本音なようですね……!!」

ローズヒップ『まだ!!手の甲には遠く!!しかし逸見選手、以前押されていますわ!!!』

みほ「え、エリカさん………」

まほ「エリカ………」

エリカ「やりたいけどできないこと、やりたくないけどやらなくちゃいけないこと、私達を取り巻くことはいつもこんなのばかりよ……!!!それであんた、あんた達は、後から出てきて、いいとこ取りして、いけしゃあしゃあと……!!!」

ググググ……

優花里「恨み節!!責任さえ取るのなら、どんなことだって自由です!!いいとこ取りがよく言う!!!あれだけ追い詰めていて!結局あなた方は、みほさんを庇う責任を取りたくなかっただけでしょうが!!!」

エリカ「取れるものと取れないものがある!!あんたに、日本の流派を背負うことの重みの、何が分かるのよ……!!!」

優花里「人間一人背負えない癖にふざけたこと抜かしてんじゃねえですうううう!!!」

エリカ「隊長の苦しみとしほさんの苦しみの一片でも考えろっつってんのよおおおお!!!」

優花里「ふざけるなああああああ!!!」

ググググッググググッ

エリカ「ううう、ううううう……!!!」

優花里「苦しみも喜びも勝手に押し付けるものじゃない!!!西住殿は大洗で自分の戦車道を見つけて、自分の喜びを見つけたんだ!!!手探りで探し出したんだ!!!」

エリカ「な、何が最高の仲間よ……何が最高のチームよ……私達は四年近く、ずっと一緒にいたのにいいいい……!!!」

優花里「私達にはその自負があります……私達だって、西住殿が大好きなんですよおおおおお!!!!!!」

ミシッ、メキッ

エリカ「ううううああああ……!!」

みほ「……………」(ズキズキ)

まほ「みほ……」

そっ

ローズヒップ『す、凄まじいです、凄まじいですわ……。会場全体が、この勝負の行方を固唾を飲んで見つめていますわ……』

ダージリン(まほさん……あなたは……)

ローズヒップ『解説者はもはや解説を放棄、審判は戦利品の肩を抱き、戦利品は俯き震え、ケイさんは観客席でパップコーンエンドコークですわ……!!!(ケイ「エキサイティン!!」)このショー、面白いですわね……!!!私も、しばらくマイクのスイッチを切りましょう……!!!』

ググググ……!!

優花里「どおおおおおっ!!!」

エリカ「うわああああっ……!!!」

みほ「ああっ!!」

まほ(くっ、エリカ、すまん!!)

ローズヒップ『ああーーーっととかなんとか言ってるうちに決まりますわーーーっ!!!』

優花里「終わりですうううう!!!」

エリカ「み、ほおおおおお!!!」

バキンッ

優花里・エリカ「えっ」

パカーーンッ

優花里「うおっ!!!」

エリカ「!!ま、まだまだああ!!!」

ダダン!!

ググググ……!!

ローズヒップ『なんとぉーーー!!!アームリングが壊れましたのーーーっ!!!逸見選手の腕は完全に水平を切っていますが、たたらを踏みつつ食いしばり!!!しかし手の甲はついていませんわぁ!!!これはぁーーーっ!!?』

まほ「……サドンデス!!!」

ローズヒップ『サドンデス!!!西住サドンデスですわーーーっ!!!』

ウウウオオオオオオ!!!

愛里寿「サドンデス!?腕相撲のサドンデスって何!?」

ダージリン『西住サドンデス……決着がうやむやになった勝負など、西住流にあってはならない。その場合、誰しもが納得する形で決着が着くまで、退くことなく戦い続ける……それが西住サドンデス!!!』

ローズヒップ『すごいですわ!!!西住流のことでもなんでもよくご存知ですわーー!!!』

ダージリン『なんでもは知らないわ。知ってることだけ』ドヤッ

ローズヒップ『さすがまほさん大好きダージリン様ですわねー!!!』

ダージリン『ろっ』(ガシャーン!)

ザワワワッ!!!

まほ「どっ、ど、どういうことだ!!!」

みほ「ええええ!!!」

エリカ「へ、あの目見てりゃ分かるわよね、そのくらい……」

優花里「ど、同感ですね、そこだけは……!レフリー!!ルールの提示を!!!」

まほ「えっ、あのっ、は、えっ」

エリカ「早く!!」

まほ「えー、あのー、えー、手の甲を床についた方が負け!!!うん!!!」

優花里・エリカ「「しゃらあああああ!!!」」

グググッ!!

ローズヒップ『おおおっ、お二人が取っ組み合いに(バシン!)あいたっ!!えー、取っ組み合って頭を(バシン!)いたいっ!!えー、頭を(バシン!バシン!バシン!)いったいですのダージリン様!!やめてくださいまし!!!』

ダージリン『おバカ!!!ローズヒップ!!!おバカ!!!』(ガチ泣き)

ローズヒップ『お、おろろろろろろ??だ、だ、だダージリン様?どうしましたの!?ぽんぽん痛いんですの!?』

バシン!

ローズヒップ『痛いっ!!』

ダージリン『バカぁ!!!』

ザワワワッ

まほ「…………(ドッキンドッキン)」

ぎゅううう

みほ「……お、お姉ちゃん?」

まほ「みほ、集中しろ、戦いに集中しろ」

みほ「わ、私はしたいんだけど……」

まほ「集中!!」

ぎゅううう

みほ「り、リボンの裾掴まないでくれる?」

まほ「集中!!!」

みほ「う、うん……」

愛里寿「な、なんというカオス……」

愛里寿「……………」

愛里寿「………(ピッ)もしもし、ルミ?…………」

すみません、とりあえずここまで。ちょっぴり間が空きます

ケイ『はーーーい!ピンクパピーがダージリンを慰めるのに必死で実況にならないから、ここからは私が引き継ぐわ!!!試合もいよいよ大詰め!!今の体勢はオッドボール超優勢!!このまま勝負が決まるのか!?はたまた奇跡の逆転か!?その結果はゴッドノウズ!!!』

ググググッ

優花里「おおおおお!!」

エリカ「くううう……うああ……!!」

みほ「ど、どうすれば……」

まほ「平常心……鉄の心……西住西住、後退なし……」ブツブツ

ダージリン「もう死んじゃいたい……」

ローズヒップ「ご、ごめんあそばせ、ごめんあそばせダージリン様」

ケイ『さあ勝利の女神はどちらに微笑むのか!?そしてミホは結局どちらに微笑むのか!?想定外の恋の行方は!?お祈りよーー!!!』

最終戦ラストコンマ判定

優花里のうでちから
↓、↓↓↓のコンマプラス48

エリカのうでちから
↓↓、↓↓↓↓のコンマプラス1

みほは結局どっちが好き?
↓↓↓↓↓までで優花里、エリカの多かった方

まほとダージリンは
くっつく……↓↓↓↓まででコンマの合計が200以上

くっつかない……↓↓↓↓まででコンマの合計が199以下

5個先なんで大変ですが、手伝ってもらえると嬉しいです
よろしくお願いします

優花里のうでちから……104
エリカのうでちから……108

コンマの合計……163

ケイ『さぁ、試合が動き出すわ!!!神はどちらに微笑むのかーー!?』

ググググ

優花里「!!!」

エリカ「負けたくない……!負けたくない……!こいつにだけは負けられないのよおおお!!!」

ググググググググ

優花里「く、く、く……」

ケイ『ああーーーっと!!!エリカの猛アタック!!!体勢は完全にイーブン……いや、僅かにエリカ優勢だあああ!!!』

みほ「ゆ、優花里さんっ!!!」

優花里「西住殿おおおおお……!!!」

エリカ「あんたはね……散々バカにした、私のエゴに負けるのよっ!!!」

グンッ!!!

エリカ「うわっ!!」

優花里「何を……私は……大洗に西住殿を……!!!」

ケイ『オッドボールが!!!まだリベンジ!!!しかしニーもエルボーもラフィンだ……!!!』

優花里「く、く、く……!!!」

みほ「ああ、優花里さん……!!」

優花里「動けっ動けっ動けっ…!!!」

グッ、グッ

まほ「……………」

エリカ「……これが、小学、中学、高校と練り続けた者とそうでない者の、地力の差というわけね……」

ググググ

優花里「!!」

エリカ「つまり!!私の戦車道は!!無駄じゃあなかったということよ!!!」

グンッ

優花里「あっ」

みほ「!!!」

ドターン!!(1カメ)

ドターン!!!(2カメ)

ドターン!!!!(3カメ)

みほ「ゆっ、優花里さあああああん!!!」

優花里「ぐはっ……」

まほ「………勝者!!!逸見エリカ!!!」

ワアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

エリカ「うおおおおおおおおおお!!!」

ワアアアアアアアアアアアアア!!!!!!

ケイ『勝利の雄叫びだーーっ!!!ワニだなんだと言われたが、やっぱりエリカはタイガーの血を引いていたーーーー!!!』

まほ「…………」

優花里(茫然)

みほ「ゆ、優花里さん!!優花里さん!!!」

優花里「に、西住殿……私は……」

みほ「優花里さん……!!!」

ケイ『さぁ!!勝者に戦利品の贈呈よ。二人はフェアに戦った、スタンダップ』

優花里「…………」

エリカ「はぁ、はぁ……み、みほ……」

みほ「…………」

エリカ「な……」

エリカ(なんて顔してるのよ)

ケイ『……仕方ないわね、さぁ、ウィナーエリカ、みほを受け取りなさい』

みほ「…………」

エリカ「う……!!」

ま、待った!

エリカ「!」

みほ「ゆ、優花里さん……!!」

優花里「も、もう一戦、もう一戦だけ……!!」ふらふら

エリカ「あ、あんた……」

優花里「もう一戦だけ……!!」

みほ「………!!」

ケイ『ヘイ!!オッドボール、あなたは真剣勝負に負けた。敗者の義務は、勝者を快く讃えることよ。さっき立たなかったあなたに、今立つ資格は無い』

優花里「お、お願いします、もう一戦……!!!」

エリカ「こ、こいつ……まるで……」

ケイ『仕方ない、誰かオッドボールを……』


ダージリン『やーってやーるやーってやーるやーーってやーるぜ、けーんかーはうーるもーのどーうどーうとー』


ケイ『ワッツ!?』

まほ「!?」

エリカ「えっ」

みほ「だ、ダージリンさん!?(間違ってるよ!?)」

お、思いの外難産……!!
そして長くなっている……!!

三流でもハッピーエンドにしますので、今日はちょっとここまでで一区切りです

読んでくださった方、安価くださった方、ありがとうございました

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