レッスン後
ガチャッ
ありす「戻りました~」
文香「ありすちゃん、お帰りなさい」
ありす「トレーナーさんが厳し過ぎますよ~」ソファポフン
文香「ありすちゃんお疲れみたいですね」
ありす「文香さん、膝枕してください」
文香「膝枕……ですか?別に構いませんが、急にどうしたのです?」
ありす「いえ、無性に文香さんに膝枕してもらいたくなってですね……、ダメですか?」ウルウル
文香「ダメということはありませんが、膝枕されてる様子を誰かに見られたら、クールなイメージが崩れてしまうのでは……」
ありす「うっ、それはそうかもしれませんが、でも文香さんに膝枕してもらえるのなら、それもやぶさかではありません!」
文香「そこまでおっしゃるなら……はい、どうぞ」膝ポンポン
ありす「では失礼して……」ゴロン
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1476023332
ありす「ふわぁ……凄く気持ちいいです……」
文香「ふふ……ありすちゃんは妹みたいで可愛いですね」ナデナデ
ありす「私、今日からキュートに転向してもいいかもしれません……」
文香「あら、それじゃあ私とは違う方向に行っちゃうんですね」
ありす「いえ、私はこれからもずっとクールです。クールタチバナです」キリッ
文香「ふふっ、ありすちゃんなら、キュートでもやっていけるかもしれませんよ」
ありす「うぅ……そんなこと言わないで下さいよぉ……」
文香「冗談ですよ。それよりもありすちゃん、せっかくだから耳掃除してあげましょうか?」
ありす「え、耳掃除ですか?もしかして私の耳、汚いですか……?」
文香「いえ、汚いと言うほどではありませんが、少しだけ汚れが溜まっていますね」
ありす「うぅ……文香さんがそう言うってことは、相当汚いのでしょう……。橘、一生の不覚です……」
文香「だ、大丈夫ですよ。お耳は誰だって汚れるものですから、そんなに気にしないで下さい」
ありす「分かりました。そういうことでしたら、文香さん、耳掃除よろしくお願いします」
文香「はい、分かりました。それでは……こちらに取り出したるは一本の耳かき棒です」
ありす「わっ、どこから出したんですか?」
文香「ふふ、私のポーチにはいつも耳かきセットが入っているんですよ」
ありす「すごいです。さすが文香さんです」
文香「それでは始めていきますね。髪をかき上げますよ……」サワッ
ありす「んっ……」
文香「まずはお耳の外周からしていきますね」
スーー スッ スッ スリスリ サリッ
ありす「あふぅ……」
文香「続いて奥の方を……」
スーッ コリッ カリカリッ、コリッ
ありす「んぁっ………」
文香「あ、すみません。痛かったですか?」
ありす「あ、いえ、ちょっと気持ち良かっただけです……///」
文香「ふふっ、それなら良かったです。続けていきますね」
コシュッコシュッ コッ コッ ススーッ
文香「ふむ……これは……」
ありす「どうしましたか?」
文香「いえ、ちょっと奥の方に大物が見えるので、決して動かないで下さいね」
ありす「分かりました。よろしくお願いします」
文香「はい」
ズズッ ザッ、ザリッ ズズズッ
ありす(あぁ……何だか、気持ちよくなってきました……)
カッカッ カリッカリッ ズズーッ、カリッ
ありす「んっ、文香さん、テクニシャンですね……」
カリ カリ コリッ スッ ススー サスッ
文香「ふふ、伊達に本を読んでませんよ」
ありす「本を読んで耳かきが上手くなるんですか!?」
文香「冗談ですよ……」
ありす「な、なんだ冗談ですか……」
文香「それよりも、大物が取れますよ」
カリッカリッ…スーッ グッグッ……
ありす「んふぁ……っ」
ありす(き、気持ち良すぎますっ……。文香さんにこんな特技があったなんて……)
カサッ、パリパリ パリペリパリッ、パリッ
ありす(声が抑えられませんっ……)
文香「ありすちゃん、痛くありませんか?」
ありす「んっ……、だ、大丈夫です」
グーッ、ググーッ……ゴッゴッガリッ パリッ
ありす「んっ……!」
ありす(今、取れたような感覚が……)
文香「ん……、少し剥がれました。後はここから……」
カリカリカリッ コリッコリッ …ガリッガサッ
ありす(あ……だんだん剥がれてきて……)
グググッ ゴリッ、ゴリッ
ありす(もう少しで……)
カリカリ コリッコリッ ベリベリベリ……ペリ………ペリッ!
ありす「っ!!」
ありす(耳の中で、凄い刺激が……!)
文香「取り出しますので、まだ動かないで下さいね」
ススッ、スススーッ
ありす(あぁ…耳の中を通って…)
……ゴソッ……バサッ……ガサッ
文香「ふぅ……、取れました」
ありす(耳の中がスースーします)
文香「梵天もやりますね」
ありす「梵天……?」
文香「えぇ……、あのふわふわした綿で細かい汚れを取ります」
……モフッ モフモフモフ……ッ フワッフワッ
ありす「あぁ……」
ありす(やわらくて……くすぐったいです……。でも、気持ちいい……)
フワフワ……スススッ クルクルクル
モフモフ……フワッ
文香「はい、お終いです」
ありす(なんだか……力が抜けて……)
文香「仕上げに、ふーってしますね」
ありす「えっ……?」
フーッ……
ありす「ふわぁぁぁぁぁ……………」ゾクゾクッ
文香「ふふっ、ありすちゃん、骨抜きになっちゃいましたね」
ありす「うぅ……、まさか耳かきがここまで気持ちいいとは……。これは絶対、脳から快楽物質が分泌されています。βエンドルフィンが出まくりです」
文香「実際、耳かきをすると、βエンドルフィンが分泌されるらしいですよ?ありすちゃん、よく知ってましたね」
ありす「伊達にタブレットで調べてませんからね」フフン
文香「ふふっ、私の真似ですか? それでは反対側もやりますから、頭を回してくださいね」
ありす「はい」クルッ
ありす(………! こ、これは……っ!)
ありす(文香さんのお腹が目の前に……っ!)
ありす(そして何だか良い匂いがしますっ……)クンクン
ありす(それはまるでイチゴの様な、爽やかで甘美な匂い……!)
文香「ありすちゃん……?」
ありす「ふわいっ!」
文香「ど、どうかしましたか?」
ありす「あ、いえ何でもないです……」
文香「そうですか……。それじゃあやっていきますね……」
ありす(匂いを嗅いでいるのがバレたかと思いました……)
カリカリッコリッ
ありす(それにしても……ほんとに心地いいです……)
クリクリッ コショコショッ…
ありす(あぁ…眠くなって……)
―――――
―――
―
文香「ふぅ……、こちら側も終わりです……。あら……?」
ありす「……」
文香「ありすちゃん……?」
ありす「zzz……」スヤスヤ
文香「ふふっ、寝ちゃったんですね……」
文香「大人びていても、やはりまだまだ子供ですね……」ナデナデ
ありす「ん……zzz」
次の日
ありす「おはようございます。プロデューサーさん」
P「おはよう、ありす。今日は何だか元気そうに見えるな」
ありす「橘です。そうですか? 昨日、文香さんに耳かきしてもらったからですかね」
P「なにっ……。それは本当かっ?」
ありす「は、はい……。もしかしてやってもらうつもりですか? セクハラになりますよ……?」
P「ぐぬぅ……。俺もアイドルに耳かきしてもらいたい……!」
おわり
最近、耳かきSSが少ないので、ムシャクシャしてやりました。後悔はしていない。誰かもっと書いて……!
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません