モバP「凛が腹を見せてくる」 (20)
時系列的には、前作 モバP「幸子が腹を見せてくる」の後ですが読んでなくても一応分かります。
あと、短いです。
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モバP(他のアイドルを送り届け、事務所に戻ってくると凛が地面に寝転がっていた)
凛「ぷ、プロデューサー……」
モバP(頬を上気させ、犬耳のカチューシャを付けた凛は犬がよくやる服従のポーズをしている。アイドルがそんな恰好をしているだけで、だいぶクるものがあるが……流石に女子高生にそんな恰好をさせていると色々マズい)
モバP「凛……いったい、何をやってるんだ?」
モバP(聡い凛の事だ。きっと、この行動にも意味があるんだと信じて、俺は優しく話し掛けることにした)
凛「り、凛わんわんだワン」
モバP「」
凛「////」カアアアア
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira115769.jpg
モバP(今、凛は何て言った? 凛わんわん? あの凛がそんな菜々さんみたいな事をするなんて考えられない)
モバP「なぁ、凛。何か悩み事か? 最近忙しかったから、ちょっと疲れたのか?」
凛「ち、違うワン! これは、私が頑張って考えた結果ワン!」
モバP「何をどう頑張って考えたらそうなるんだ?」
凛「プロデューサー……最近、他の子ばっかりにかまけてて、私にかまってくれなかったでしょ……ワン」
モバP(あれ、デジャブかな)
凛「それで、この間聞いちゃったんだ……ワン。幸子が、プロデューサーにお腹を見せたらいっぱい可愛がってもらったってワン」
モバP「幸子ェ……」
凛「だ、だから! わ、私もこうやってお腹を見せれば、プロデューサーにか、かかか可愛がってもらえるかなって!//////」
モバP(よっぽど恥ずかしいのか、凛は茹蛸のように顔を真っ赤にさせている)
モバP「かわいい」
凛「ふぁ!?////」
モバP(しまった、あまりの可愛さに声が出てしまった)
モバP「凛……」サスッ
凛「ひゃっ、ぷ、プロデューサー?///」
モバP(俺が屈んで凛の腹部に触れると、凛は恥ずかしそうにこちらをチラッと見る。正直、凛のような美少女にうるんだ瞳で見つめられただけでくらくらきてしまう。幸子とはまた別の可愛さが凛にはある)
モバP「凛は今、犬なんだろう? だったら、服従のポーズを続けなきゃな」
凛「う、うん……///」
モバP「……」サス
凛「ふっ……ん///」
モバP(服の上から軽く撫でただけで、凛は色っぽい声を出して身をよじる。傍から見れば、かなりマズい状況であるのは間違いない)
モバP「凛……ごめんな、今までかまってやれなくて」サスサス
凛「う、ううん。わ、私の方こそ、変なことしてゴメン……ワン」
モバP「いやまぁ、犬の恰好した凛もかなり可愛いよ。今度はそっち方面でも売り出してみようか」
凛「な、菜々さんに怒られそうだから、プロデューサーの前でだけにしておくワン」
モバP「この、可愛いこといってくれるじゃねーか!」コチョコチョ
凛「ひゃわ!? ちょ、ちょっとプロデューサー! くすぐるのは反則……っ」
モバP「うるさい! お前が可愛いこと言うから悪いんだ! 反省しろ!」コチョコチョ
凛「ご、ごめんごめん! 許して!」
カシャン
モバP「え?」
凛「え?」
モバP(凛と戯れていたら、いつの間にか俺の両手には黒く光る手錠が掛けられていた。何を言ってるかry)
早苗「……」ニッコリ
モバP(気が付けば、俺の隣には殺意に満ちた笑みを浮かべた早苗さんが立っていた)
モバP「あのですね、早苗さん。これには海より深い事情が」
早苗「問答無用♪ 女の子のお腹をまさぐるイケナイP君にはきっつーいお仕置きをしなきゃね」
モバP「ちょ、誤解です誤解ですってば! これは、凛の合意で……凛も何か言ってくれ!」
凛「し、知らない////」プイス
モバP「りーん!?」
早苗「さ、P君は私の家で事情聴取よ」
モバP「いやあああああああ!」
凛「プロデューサーのばーか……」ボソ
モバP(その後、一晩掛けて説得した俺はようやく誤解が解けて解放された。あれから、凛も二人きりの時は甘えてくるようになり一見解決したかに見えたが……)
―数日後。
卯月「……///」チラッ
まゆ「♡」チラチラ
モバP(どこからどう話が伝わったのか、腹を見せると俺にかまってもらえるとアイドルたちに噂が広まり、隙あらば腹を見せてくるようになった)
モバP「アイドル達が腹を見せてくる」
おわり
腹見せといえば、凛わんわんかなと思って突発的にやった、後悔はしてない
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