友「ああ、この町の七不思議さ!俺は7月の初めからずっと七不思議の研究しててな........」
男「お前がなんかやってたのは知ってるが、なんでったってそんなこと........」
友「んでよ、遂に辿り着いたんだ!真相に!!」
男(聞けよ........)
男「へえ、そうか........どんなんだったんだ?結局」
友「聞きたいか!?聞きたいだろ!!........今日の放課後、体育館裏に来てくれ!いつもの三人も呼んであるから、そこで話そう!」
男「お、おう........」
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男「........で、ここに来たわけだが.....まだかよ、友」
女「ったく、人を呼んでおいて遅いわよ........」
ヤンキー「ホンマ、おっそいのう........来たらシバきまわしたるわ」イライラ
オカマ「あらあら、みんなイライラしちゃあダメよ~!」クネクネ
____男
平々凡々な男。
平凡すぎる所が非凡。
____女
優秀な頭脳を持つ、男の幼馴染み。
少し攻撃的な性格の反面、力仕事は苦手である。
____ヤンキー
腕っぷしが強い、友の幼馴染み。
頭は弱く、すぐキレる。
____オカマ
オカマ。強く、優しく、気持ち悪い。
密かに友に恋をしている。
一時間待つ。
しかし友は来ない。
夏とはいえ、時刻はすでに7時。
薄暗くなってゆく町に、四人はうすら寒い恐怖さえ覚えた。
___『七不思議の真実』
その真実を今教えんと、此処に呼び寄せた張本人が来ないのだ。
いくら高校生と言えども、恐怖はする。
さらに何分間か待った頃。
痺れを切らしたヤンキーが言う。
ヤンキー「........アイツにはめられたんだ、俺らはよお!こんなに待ちぼうけ喰らって、アホみたいやなあ、俺らはなあ!」イライライライラ
男「おい、友に限ってそんなこと........」
ヤンキー「もう待ってられんわ、ダボが!もう俺は帰るわ!........ったく!」ダッ
痺れを切らし、遂には帰ってしまうヤンキー。
姿が見えなくなってから数秒。
「うわああああああああああッ!?」
絶叫が、響いた。
今日はここまで
男「どうした!?」
慌てて駆けつける。
そこには。
ヤンキー「と、と、友......あ、あああ......!!」ガタガタ
腰を抜かして涙を流すヤンキーと
血に濡れた友が、地面に倒れていた。
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