【安価】男「七不思議........?」(8)

友「ああ、この町の七不思議さ!俺は7月の初めからずっと七不思議の研究しててな........」

男「お前がなんかやってたのは知ってるが、なんでったってそんなこと........」

友「んでよ、遂に辿り着いたんだ!真相に!!」

男(聞けよ........)
男「へえ、そうか........どんなんだったんだ?結局」

友「聞きたいか!?聞きたいだろ!!........今日の放課後、体育館裏に来てくれ!いつもの三人も呼んであるから、そこで話そう!」

男「お、おう........」

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男「........で、ここに来たわけだが.....まだかよ、友」

女「ったく、人を呼んでおいて遅いわよ........」

ヤンキー「ホンマ、おっそいのう........来たらシバきまわしたるわ」イライラ

オカマ「あらあら、みんなイライラしちゃあダメよ~!」クネクネ

____男
平々凡々な男。
平凡すぎる所が非凡。

____女
優秀な頭脳を持つ、男の幼馴染み。
少し攻撃的な性格の反面、力仕事は苦手である。

____ヤンキー
腕っぷしが強い、友の幼馴染み。
頭は弱く、すぐキレる。

____オカマ
オカマ。強く、優しく、気持ち悪い。
密かに友に恋をしている。

一時間待つ。
しかし友は来ない。
夏とはいえ、時刻はすでに7時。
薄暗くなってゆく町に、四人はうすら寒い恐怖さえ覚えた。

___『七不思議の真実』

その真実を今教えんと、此処に呼び寄せた張本人が来ないのだ。
いくら高校生と言えども、恐怖はする。

さらに何分間か待った頃。
痺れを切らしたヤンキーが言う。

ヤンキー「........アイツにはめられたんだ、俺らはよお!こんなに待ちぼうけ喰らって、アホみたいやなあ、俺らはなあ!」イライライライラ

男「おい、友に限ってそんなこと........」

ヤンキー「もう待ってられんわ、ダボが!もう俺は帰るわ!........ったく!」ダッ

痺れを切らし、遂には帰ってしまうヤンキー。
姿が見えなくなってから数秒。


「うわああああああああああッ!?」



絶叫が、響いた。

今日はここまで

男「どうした!?」

慌てて駆けつける。
そこには。

ヤンキー「と、と、友......あ、あああ......!!」ガタガタ

腰を抜かして涙を流すヤンキーと

血に濡れた友が、地面に倒れていた。

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