真姫「可愛いペットがたくさんいるわね」

真姫「カメに」

真姫「お魚に」

真姫「ほのわんに」

真姫「ほのわん！？」

ほのわん「わんわん！！」

真姫「何よこれ！」

ほのわん「わん！！」

真姫「何こっちみてるのよ……」

ほのわん「キャウーン……」

真姫「何落ち込んでるのよ……」

ほのわん「わんわん！！」

真姫「これ欲しいわね」

真姫「パパに相談したほうがいいかしら」

ほのわん「わわわん！！」

真姫「落ち着きなさい」

ほのわん「……」ｼｭﾝ

真姫「店員さん、ほのわんキャッシュで」

真姫「ただいまー」

真姫「さぁ、ほのわん。ここがあなたの家よ」

ほのわん「……」

ほのわん「……」ｽﾝｽﾝ

ほのわん「くぅ～ん♪」

真姫「居心地はどうかしら？」

ほのわん「わん！」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

真姫「キャッ！ くすぐったい！」

ほのわん「わんわんほの」

真姫「なかなか可愛いじゃない」

ほのわん「♪」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

真姫「早速、絵里に自慢しましょう」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙ

絵里「はい、絢瀬です」ｶﾞﾁｬ

真姫「絵里に見せたいものがあるからウチ来て」

絵里「把握」

絵里「こんにちわ～」ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

真姫「早いじゃない」ｶﾞﾁｬ

絵里「見せたいものってなによ」

真姫「まあまあ、とりあえず上がって」

絵里「はーい、おじゃましまーす」

真姫「そこのソファにでも腰かけてて」

絵里「よいっしょー」

絵里「で、見せたいものって何？ このソファー？」

真姫「違うわよ！」

ほのわん「わん！」

絵里「はやくみーせーてー」

ほのわん「わんほの！！」

絵里「ほのわん、うるさいわよ！！」

ほのわん「きゅーん」ｳﾙｳﾙ

絵里「ほのわん……？」

絵里「ってなによこの生き物！？」

真姫「絵里にご紹介します。西木野家のペットのほのわんよ」

ほのわん「わんわん！！」

絵里「キャー、可愛い！！」

絵里「これどこで入手したのよ！？」

真姫「近所のペットショップでちょちょいとね」

絵里「さすが真姫ね」わしゃわしゃ

ほのわん「～♪」

絵里「それにしてもほのわんかー……私も欲しいわね」

真姫「絵里にはこんな可愛いペット手に入れられないでしょ？」

絵里「そ、そんなわけ……」

真姫「まぁ、絵里にはブサイクな金魚一匹がお似合いよね」

絵里「そんなわけないチカー！！」ﾀﾞｯ

真姫「真姫ちゃんの大勝利ね」

絵里「そんなわけで近所のペットショップに来てみたわ」

絵里「カメに」

絵里「金魚に」

絵里「ほのくまに」

絵里「リスに……」

絵里「ほのわんに負けないインパクトのある生き物なんてそうそういないわ……」

絵里「って、ほのくま！？」

ほのくま「がおー！！」

絵里「可愛い……」

ほのくま「ばうばう」

絵里「よーしよし、おいでー」

ほのくま「くんくん」

ほのくま「くまー♪」

絵里「店員さん、ほのくまテイクオフで」

絵里「ただいまー」

絵里「ほのくま、入っていいわよ」

ほのくま「ｽﾝｽﾝ……」

ほのくま「くまー♪」

絵里「ふふ、うふふ……ほのくま可愛い」

絵里「早速、西木野家の真姫に自慢しようかしら」

絵里「もしもーし」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

真姫「何よエリー」ｶﾞﾁｬ

絵里「見せたいものがあるから今すぐウチに来て」

真姫「把握」ｶﾞﾁｬ

絵里「おいでーほのくまー」

ほのくま「ほのほのくまくま」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

真姫「西木野真姫です」ピンポーン

絵里「どうぞ入って」ガチャ

真姫「見せたいものって何よ？」

絵里「まぁまぁ、そこのイスに腰かけてくださいな」

真姫「よいっしょー」

真姫「で？ 自慢したいものって何？ このイス？」

絵里「そんなわけないでしょ！」

ほのくま「がおー」

真姫「じゃあ、なんだっていうのよー」

ほのくま「ほのほのくまくま！！」

真姫「うるさいわよほのくま！ 少しおだまりなさい！」

ほのくま「きゅーん」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

真姫「って、ほのくま！？」

絵里「どう？ 絢瀬家のほのくまちゃんです」

真姫「ほのわんの他にもこんな生き物がいるなんて……」

ほのくま「がおー」

真姫「しかも可愛い……」

絵里「どうよ真姫。可愛い生き物飼ってるのは、あなただけじゃないのよ？」

真姫「くっ、一理あるわね」

絵里「ほのわんは可愛いけど、ほのくまだって負けてはないわよ」

ほのくま「くまー」

絵里「こうやって首周りを撫でてあげると喜ぶのよねー」ﾜｼｬﾜｼｬ

ほのくま「くぅーん♪」

真姫「ほのくまなんて……ほのくまなんて……」

真姫「ワタシモホシイケドー！！」ﾀﾞｯ

絵里「エリチカの勝利チカ」

真姫「てなわけで再びペットショップに来てみたわ」

真姫「ほのくまよりも可愛い子はいないかしら」

真姫「よくよく見るとこのペットショップおかしな子でいっぱいね」

真姫「どれも可愛いけど、頭角を現すペットはいないわね」

真姫「ん……？」

真姫「あれは……」

真姫「ほのはむ！」

ほのはむ「はむはむ」

真姫「ほのくまやほのわんと違って小さいわね」

ほのはむ「もぐもぐ」ｶﾘｶﾘｶﾘ

真姫「ひまわりの種食べてる……可愛い」

ほのはむ「～♪」

真姫「ハッ！ これだわ！」

真姫「店員さん！ ほのはむキャッシュで！」

真姫「ケージごと買っちゃったわ」

真姫「ただいまー」

ほのわん「わんわんほの！！」

真姫「あらお出迎え？ありがとうほのわん」

ほのわん「くぅ～ん♪」

真姫「今日から仲間になるほのはむよ」

ほのはむ「もぐもぐ」ｶﾘｶﾘｶﾘ

ほのわん「わん！」

真姫「ほのわんより二回り小さいわね」

ほのはむ「もぐもぐもぐ」ｶﾘｶﾘｶﾘ

真姫「ほのはむ可愛い」

ほのわん「ヴ～……」

真姫「あら、もちろんほのわんも可愛いわよ」わしゃわしゃ

ほのわん「くぅ～ん♪」

真姫「もしもしエリー。自慢したいものがあるからウチ来て」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

絵里「把握」ｶﾞﾁｬ

絵里「おじゃましま～す」

真姫「いらっしゃい」

ほのわん「わんわん！！」

絵里「ほのわん久しぶりね」わしゃわしゃ

ほのわん「くぅ～ん♪」

真姫「こっちよ、あがって」

絵里「今日は真姫の部屋なのね」

真姫「えぇ」

絵里「自慢したいものがあるって言ってたわよね」

真姫「そうね」

絵里「ってことは、また何か新しいペットでもできたのかしら」

真姫「その通りご紹介します。ペットのほのはむよ」

ほのはむ「もぐもぐ」ｶﾘｶﾘｶﾘ

絵里「ハゥッ！！」

真姫「どうよ、ほのわんやほのくまとはまた別種の可愛さがあるでしょ？」

絵里「この手のひらサイズのふわふわ玉……たまらないわ」

ほのはむ「もぐもぐもぐ」ｶﾘｶﾘｶﾘ

絵里「おいでーほのはむ」

ほのはむ「ほのー……」

真姫「ほのはむは臆病なのよね」

絵里「そうなんだ」

ほのはむ「ペロペロ」

絵里「指なめてるわ」

真姫「でもすぐ懐いちゃうのよね」

絵里「ほのかわいい」

絵里「悔しいチカ！ 真姫ばっかりずるいチカ！」

真姫「悔しかったら、私より可愛い生き物探してみなさいよ」

絵里「エリチカ早速ペットショップに行くチカ！」

絵里「あとで吠え面かいても知らないチカ！」ﾀﾞｯ

絵里「最近ペットショップにばっかり来ているわね」

絵里「何かほのはむにも負けない、目新しさを持った生き物でもいないかしら」

絵里「水棲生物コーナー」

絵里「こんなところにいるわけないわよね」

絵里「ん、これは？」

ウーパーほのかー「……」ﾎﾞｰ

絵里「……」ｼﾞｰ

ウパほの「……」ﾎﾞｰ

絵里「……」ｼﾞｰ

ウパほの「……」ﾎﾞｰ

絵里「これよ！」

絵里「店員さん、ウーパーほのかーを一匹ください」

絵里「ほのくまー、ただいまー」

ほのくま「くまくま」

絵里「よいっしょー。ウパほのはここに置いてと」

ウパほの「……」ﾎﾞｰ

絵里「うふふ、穂乃果顔負けのマヌケ面ね」

ウパほの「……」ﾎﾞｰ

絵里「早速、真姫に自慢しましょう」ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

絵里「もしもし、自慢したいからウチきて」

真姫「把握」ｶﾞﾁｬ