真姫 「LOVELESS WORLD」 (60)

注意!!
暗めの話です。単純なイチャコラだけが見たい人は戻るボタン。
一応名前の通り、6thのカップリング、「LOVELESS WORLD」を意識してます。

歌詞タイム
http://www.kasi-time.com/item-69582.html

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1390823057

こんな暗闇に包まれるのなら、私はしりたくなかった。
やっぱり私は、何も欲しいものは得られないの?



扉の開く、音がした。

穂乃果 「ええ?!真姫ちゃんとにこちゃんって付き合ってたの?!」

海未  「そうなのですか…。初耳です。」

ことり 「気づいてなかったの、二人だけだと、思うなぁ…。」

凛   「そこまで鈍感だと今後の人生が心配だにゃ~。」

花陽  「まぁ…。私も音楽室で二人がキスしてるの見ちゃったし…。」

海未  「き、キス!?そんな破廉恥な…。」

ことり 「そうなんだぁ…。ねぇ、私たちも、する?」

海未  「いけません!まだ私たちは…。」

ことり 「うんうん分かってるって!冗談だってばぁ。」

絵里  「一応、にこと真姫以外の人間はいるのだけど…。」

希   「要するに、こんなところでイチャイチャしてる子はわしわしやで!」

海未  「い、いや、それ関係ないですよね?!希がしたいだけじゃ…。」イヤァァァァ!!

ことり 「ふふっ。海未ちゃんっては可愛いっ♪」

絵里  「ねぇ、穂乃果。私たまにことりを怖いと思うんだけど…。」

穂乃果 「絵里ちゃん怖いの?ならそのついでに穂乃果が怖い話を…。」

絵里  「…。」(ブルブル

穂乃果 「そこまでおびえられちゃうと穂乃果が悪いことしてるみたいだよ…。」

花陽  「本当に怖いものが苦手なんだね…。私も苦手だけど…。」

にこ  「遅くなったわ!さぁ練習を…。って何この状況。」

凛   「ことりちゃんが眼福していて、それを見た絵里ちゃんがおびえてるんだにゃ。」

真姫  「何それ…イミワカンナイ!」

遅くなりました。更新再開します。

絵里  「じゃあ今日の練習はここまで。」

にこ  「ふう…。みんなお疲れ様。そういえば私たちが来る前って結局何の話をしていたの?」

凛   「にこちゃんと真姫ちゃんが付き合ってるって話をしてたにゃ!」

真姫  「つきあって…。まぁいいわ、それがどうしてあんな状況になるのよ…?」

希   「まぁ細かいことは気にせんでいいやん?」

穂乃果 「希ちゃんがそれをいうと怖いなぁ…。」

海未  「の、希は恐ろしいです…。」(グッタリ

真姫  「ご、ご愁傷様…。」

絵里  「あ、そうそう。明日は職員会議があるから放課後の練習はナシよ。」

穂乃果 「さっすが絵里ちゃん!先生の事情もばっちりだね!」

海未  「確か…HRに先生が言ってましたよ?」

穂乃果 「えっ…聞いてなかった。」

ことり 「穂乃果ちゃんらしいっちゃらしいかも。」

真姫  「もう…仮にもリーダーなんだからしっかりしてよね?」

にこ  「その辺は部長の私のフォローがあれば余裕…。」

真姫  「無理ね。」

にこ  「ツッコミはやっ!」

花陽  「あはは…仲いいね。」



真姫  「さ、どうぞにこちゃん。」

にこ  「お、お邪魔します。」

真姫  「休みになった途端遊びに来るのね。」

にこ  「いいでしょ?それとも真姫ちゃんは嫌?」

真姫  「そ、そうとは言ってないじゃない…!」

にこ  「な、なんで怒ってるのよ…?」

真姫  「もう…。それぐらい察しなさいよバカ!」

にこ  「何よ?バカってまで言わなくてもいいじゃない!」

真姫  「…。」(プンスカ

にこ  「…。ねぇ、真姫ちゃん。」

真姫  「何?」

にこ  「キス、して?」

真姫  「…。」(カァッ

にこ  「あ、赤くなってるにこ~!真姫ちゃんか~わ~い~い~!」

真姫  「もう!ちょっとぐらいムードってもんをっ…。」

にこ  「はぁ。文句の多い彼女なことね。」(チュッ

真姫  「ウ゛ェ゛エ゛エ゛エ゛エ゛!」

にこ  「にこわね?自分から告白したからてっきり真姫ちゃんは、そこまで乗り気じゃないのかなぁって。」

真姫  「そんなこと…。」

にこ  「嫌じゃないなら、良かったにこ♪」

真姫  「そうね…。」

にこ  「じゃあ真姫ちゃん、もう一回してもいい?」

真姫  「…。」(チュッ

真姫ママ「真姫~、にこちゃんのおやつを…。」(ガチャ

真姫ママ「…Oh。」

にこまき「…。」

真姫ママ「と、とりあえず置いておくわね。ごゆっくり…。」(バタン

真姫  「…。とりあえず、食べる?」

にこ  「アイドルとしてのスキャンダル!イヤー!!」

真姫  「はぁ?何言ってるのよ?…にしても親に見られるなんて。穴があったら入りたいわ。」

にこ  「穴に入るならにこも連れて行くにこ♪」

真姫  「よくそんなテンションでいられるわね。」

にこ  「こっちもこんなテンションにしないとやってられないのよ!恥ずかしいに決まってるじゃない!」

真姫  「にこちゃんってば素直に言えばいいのに…。」(にこちゃん可愛い

にこ  「たとえそうだとしても、真姫ちゃんに言われたくはないわよ。」

真姫  「まぁ、そうよね。でも私もにこちゃんには素直になりたいの…。」

にこ  「だからにこにも素直になれって?…。努力するわ。」



真姫  「今日はごめんなさい。親に見られるなんて…。」

にこ  「それは別に…。もらったおかしは妹たちも喜ぶわ。」

真姫  「ならいいのだけれど。」

にこ  「じゃあね、真姫ちゃん。また明日。」

真姫  「ええ。」

真姫ママ「あ、にこちゃん帰っちゃったの?」

真姫  「ええ。」

真姫ママ「ゴメンナサイ、あんなところ。」

真姫  「…。いいわよ。悪気があったわけじゃないでしょ?」

真姫ママ「でもね?話があるの…。」

真姫  「話?」

真姫ママ「…。にこちゃんと別れなさい。」

驚きだった。まさか優しくて暖かい日常がいきなり壊されるなんて。
次の日、練習に行けなかった。いや、違う。にこちゃんに顔向けができなかった。
また明日。そういっていたのに…。
そんな私に気付いたのは凛と花陽だった。

凛   「真姫ちゃん、昨日どうしたの?」

花陽  「確かおとといは休みだったけど…。何かあった?」

真姫  「え?なんでもないわよ…。皆に謝っておいて?」

凛   「え~?!そんなのウソに決まって…。」

花陽  「…。話せないんだね、分かった。いこ、凛ちゃん?」

凛   「か、かよちん…?」

花陽  「あ、待ってるからね!」



にこ  「別れる?どういうこと?」

真姫  「そのまんまの意味だけれど…。」

にこ  「私…何か悪いことした?」

真姫  「…。そうじゃないわ。これは私の問題だから…。」

にこ  「ふ~ん、にこって真姫ちゃんの中でその程度なんだ~。」

真姫  「…どういう意味よ?」

にこ  「大方私たちのことを親御さんに言われたんでしょ?違う?」

真姫  「…。」

にこ  「それは私たち、の問題じゃない。勝手に別れて問題解決?そんなの絶対許さないわよ?」

真姫  「まぁ、にこちゃんならそういうと思ってたわ…。ありがと。」

にこ  「何よそれ…。」

真姫  「私ね、言われたの。」

~回想ON~

真姫ママ「にこちゃんと別れなさい。」

真姫  「…何を言っているの?」

真姫ママ「その言葉通りよ。」

真姫  「なんで恋愛にまで親が口出しするわけ…?もういい加減にして…!」

真姫ママ「私わね、そこまで縛るつもりはなかったわよ。」

真姫  「ならっ…。」

真姫ママ「普通の、恋愛ならね。」

真姫ママ「病院をついでもらうのと同じくらい大事なこととして、次の世代、というものがあるのよ。」

真姫ママ「自分の娘が選んだ男なら…。そう思っていたわ。でも…。女の子を連れてくるだなんて。」

真姫  「それの何が…。」

真姫ママ「私わね、レズに偏見を持っているわけじゃないわ。」

真姫  「ならどうして!」

真姫ママ「…。逆にいいと思うわ。汚らわしい男なんていない。」

真姫ママ「もともとねぇ…。男ってのはたくさんの人と子孫を残した方がいいのよ。だから目移りしやすい。
     本能的にね?」

真姫ママ「でもね…。私のこの意見は、少数派なのよ。」

真姫ママ「マジョリティは、どう思うかしら。気持ちが悪い。そう思うでしょう?」

真姫  「そんなの…私とにこちゃんは気にしないっ…。」

真姫ママ「後…。男と結婚して家族にならない限り戸籍上は一人と一人でしかないわ。」

真姫ママ「それにね。税金だって変ってくるの。家族と一人じゃね、優遇のされ方が。」

真姫ママ「同性婚がしたいならフランスだけど…。たった二人で異国の地、生きていける?」

真姫  「…。どうして、そんなに詳しいのよ。」

真姫ママ「…。血が、つながっているのかしらね。」

真姫ママ「私もね、レズだったのよ。」

~回想終了~
にこ  「…。」

真姫  「ええ、何も言い返せなかったわよ。あの意見に返す言葉を見つけるには、私はあまりにも
     世間を知らない。」

にこ  「私だって分かんないわよ…。」

真姫  「あなたたちは結ばれない運命だ、とも言っていたわ。」

にこ  「だから別れるの?」

真姫  「…。」

にこ  「あ~あ。何も言えないじゃない。」

真姫  「でも。」

にこ  「いいわ。私が話に行くわよ。それでいいでしょ?」

真姫  「分かったわよ…。」

にこ  「ところで真姫ちゃん。」

真姫  「何?」

にこ  「にこのこと、好き?」

真姫  「突然どうしたの…。」

にこ  「ここから先は…。辛い道になるから。無理はしなくていいわ。」

真姫  「…。愚問ね。」

にこ  「そう。」

にこわね→にこはね
私わね→私はね

ここが気になりました

シリアスな百合は大好きなので応援してます!
頑張って下さい!

>>22
ご指摘、応援ありがとうございます。
恥ずかしくて顔から火が噴き出そうです。日本語やり直してきます。

真姫ママ「まぁ…こうなるとは思っていたわ。」

にこ  「…。」

真姫ママ「ちょうどいいから、二人に話しておきたいことがあるのよ。」

真姫  「話しておきたいこと…?」

真姫ママ「実はね…。あなたには許嫁がいるのよ?」

真姫  「ウ゛ェ゛エ゛エ゛エ゛!!」

にこ  「うそ…そんなラノベみたいな事って。」

真姫ママ「まぁ…。真姫が小さい頃に、親同士がおふざけでやったこと。」

真姫ママ「でも…。こんなことになってしまった以上、私はそれを使う覚悟で居ることを、
     頭の隅っこにでも置いてくれると嬉しいわ。」

真姫ママ「今週の日曜、会ってもらうことになってるわよ。」

真姫  「そ、そんなの嫌よ!!」

にこ  「…。私の立場とかじゃなく、真姫ちゃんが嫌がってるじゃない…。あんたそれでも…!」

真姫ママ「ええ、親よ。あなたたちには邪魔をする悪い親に見えるでしょうけど。」

にこ  「!」

真姫ママ「親ですから。もちろん真姫の幸せを願ってるわよ。」

にこ  「だったら…!」

真姫ママ「世の中そんなに甘くはないのよ。」

真姫ママ「にこちゃんが真姫とつりあってないとか、そういう次元の話をしているわけじゃないの。」

真姫  「…。」

真姫ママ「私はね…。悲しいけど親なのよ。自分の受けた辛い出来事は当然自分の娘には受けてほしくないの。」

にこ  「ま、まさか…。」

真姫ママ「ええ。この前話したわよね?私がレズだったって。…。差別されて、耐えられなくなって、
     互いに男を作って関係が終わったわ。」

真姫ママ「最初はフェイクだったんだけど…。よくあることよ?レズを隠すための彼氏って。」

真姫ママ「でも…私は今幸せよ?普通の家族に子供にも恵まれて。絵に描いたようじゃない?」

にこ  「そ、そんな自分を偽った幸せに意味なんて…。」

真姫ママ「あるわよ。少なくとも私の言う幸せがなければ、そこにいるあなたの彼女はこの世に
     存在していないわ?」

真姫  「…。」

真姫ママ「ごめんなさいね。気持ちは痛いほど分かるのよ?別にあなたが邪魔とか、そういう
     話じゃないの。」

にこ  「それは…分かってます。私こそ言葉を荒くしてしまって…。」

真姫ママ「これ以上言い合っても互いに傷つくわ。これぐらいにしましょ?おいしい紅茶があるの。」


その後、許嫁だという男に会ってきた。なんと7人時代のμ’sのファンらしく、私推しだという。
実際こちらの話も理解してくれるし、悪い人でもなかった。こんな出会いじゃなければ、本当に
友達になりたかった。
ねぇ、そんなに輝かしい目で私を見つめないでよ。私は、あなたが思っているような人ではないわ。

真姫  「ねぇ、にこちゃん。」

にこ  「何よ。どうかした?」

真姫  「ううん、なんでもないわ。」

にこ  「はぁ…。何よそれ。」

真姫  「いや…。私にとっての幸せはにこちゃんなんだなぁと思って。」

にこ  「当然でしょ?世界に幸せを届けるスーパーアイドルの卵なんだから!」

真姫  「はいはい、頑張ってね。」

にこ  「?! 恋人の夢にその対応は酷くない?」

真姫  「…。私たち、恋人よね。」

にこ  「突然どうしたのよ?不安?」

真姫  「にこちゃんは不安じゃないの?」

にこ  「もともと一人でアイドルやってたのよ?メンタルは強い方よ。」

真姫  「まぁそうよね…。ねぇ、にこちゃん。」

にこ  「…何?」

真姫  「世界に幸せを届けるのよね、にこちゃんは。」

にこ  「さっきからどうしたのよ?らしくもない。」

真姫  「じゃあ、まず自分を幸せにして。」

にこ  「…どういう意味?」

真姫  「私の事、忘れてくれない?」

にこ  「はぁ?!何言って…。」

真姫  「何よ、忘れてって言ってるの。」

にこ  「そんなこと出来るわけ…。」

真姫  「辛い道だから無理しなくていいって言ったのは誰だったかしら?
     …。私といたら、ずっとこんなままだわ。にこちゃんにはもっといい世界があるはずよ。」

にこ  「でも…。」

真姫  「諦めて!…お願い。決意が揺らぐの…。」


私はそうやって、にこちゃんに冷たく言葉をかけた。にこちゃんだって辛いのは十分に分かってるのに。
まぁ、にこちゃんはいっつも私を振り回すんだから。そのお返しってことで許してよ。ね?



穂乃果 「ええ?!にこちゃんと真姫ちゃんって別れちゃったの?!どうして?」

海未  「そうなのですか…。」

ことり 「うぅ…。なんかデジャヴだよぉ…。」

絵里  「アイドル活動に支障は?」

希   「それが…うちも理由を聞いてないんよ。」

花陽  「そんなに話せないの?真姫ちゃん…。」

凛   「確か二人の様子がおかしくなったのは職員会議の日だったにゃ」

希   「まぁ…変に模索するもんでもないやん?」

絵里  「それもそうね。当人たちの問題だし…。」

海未  「そうですね。」

ことり 「う、海未ちゃん…。」

海未  「どうしましたことり?私は別れたいなんて全く思いませんからね?今も、この先も。」

ことり 「海未ちゃん…。大好きっ!」(もぎゅっ

絵里  「だからここにはにこと真姫以外はいるんだけど…。」

さて、ここから皆さんの意見を聞きたいと思うのですが、俺は一応グッドEDとバッドEDを用意してます。
どちらがみたいですかね?
歌のままを意識するとバッドEDなんですが。

なるほどです。
ではとりあえずバッドから書いて、その後にグッドを書きますね。
まあ更新はまた明日なんですが…
スローペースでごめんなさいm(_ _)m

その頃
真姫 『さ、終わりにしましょう?』

にこ 『…。』

真姫 『最後ぐらい綺麗にやりましょうよ?』

にこ 『にこ、よくわかな~い!』

真姫 『私も、よく分からなかったわ。』

にこ 『ツッコミぐらいしなさいよ…』

真姫 『もう…こんな事も二人で出来なくなるのね。』

にこ 『…真姫ちゃんが決めたことでしょ?』

にこまき『…。』

真姫  「にこちゃん、本当にごめんなさい。」
?
にこ  「何よ?真姫ちゃんがそんなんじゃ張り合いがないじゃない?」
?
真姫  「…でも。」
?
にこ  「…。」
?
真姫  「じゃあどうすればよかったのよ!」
?
にこ  「…。普段のように冷たくあしらえって言ってるの!…。諦めきれなくなるでしょ?」
?
真姫  「…。そんなことできるわけっ。」
?
にこ  「現実はそんなもんよ。これをきめた時点で分かってたでしょ?」
?
真姫  「…。そうね。」
?
にこ  「そ、そんなんでいいのよ。」(ポロポロ
?
真姫  「…。」(ポロポロ
?
にこまき「…。」(ギュッ
?
真姫  「にこちゃん?幸せを願ってるわ。次、あなたを想うときはテレビに出ているにこちゃんだわ。」
?
にこ  「そちらこそ。…。けがしたら治してよね。」
?
にこまき「さよなら。」(チュッ
?
にこ  「さ、練習に行きましょうよ、遅れるわ。お友達の真姫ちゃん。」
?
真姫  「それもそうね、いきましょ?友達のにこちゃん。」
?
?
そうして、私たちは私たちは闇に堕ちた。
?
悲しみの国への扉は、私たちを引き込んで、閉まったようだった。
?
?

文字化けしている…
一応改行のつもりだったんですが…
見づらくてサーセン。
とりあえずBadは以上です。

GOODルート

絵里  「一応…ここにはにこと真姫以外全員いるんだけど?」
?
凛   「あ!今あの二人がいないってことはもしかしたら今から別れるのを、止められるかも!」
?
花陽  「…え?」
?
穂乃果 「凛ちゃん隊員!」
?
凛   「はいにゃ!」
?
穂乃果 「突撃?!」
?
凛   「うお?っ!」
?
絵里  「待ちなさい二人とも、これは当人の問題…。行ってしまった、仕方ないわ。希?」
?
希   「フォローしに行くん?」
?
絵里  「世話の焼ける後輩よ…。」
?
希   「待ってました♪」


?
凛   「あ!あれにこちゃんと真姫ちゃんだにゃ!」
?
穂乃果 「本当だ!行くよっ!」
?
にこまき「…。」(ポロポロ
?
ほのりん「…!」
?
絵里  「はぁ…やっと追いついた。二人とも早く引きなさ…。」
?
希   「これは完全にお邪魔虫やったかなぁ。」
?
そのころ
?
ことり 「海未ちゃん…。」
?
海未  「ことり…。」
?
花陽  「だ、ダレカタスケテー!!」


?
凛    「…!穂乃果ちゃん隊員、あとは任せたにゃ!」
?
穂乃果 「…へ?」
?
凛    「チョットマッテテー!!」
?
のぞえり「…逃げた?」
?
真姫  「え?みんな?」
?
にこ  「…?!」
?
絵里  「あ、あのねにこっ、別に悪気が…。」
?
穂乃果 「あ、あはははは…。」
?
希   「なぁ、にこっち。理由ぐらい、聞いてもいいやん?二人とも、ウチには別れたくないように見えるけど…?」
?
にこ   「真姫ちゃん…?」
?
真姫  「いいわ、私から話すわよ。」


?
穂乃果 「そ、そうだったんだ…。ごめんなさい。」
?
希   「…。なるほどなぁ。」
?
絵里  「わ、私には反論が思いつかないわ…。」
?
花陽  「こんなこと、話せないよね、ごめんね真姫ちゃん。」
?
凛   「り、凛には難しいことわかんないにゃ…。」
?
海未  「そういう考え方もあるんですね。」
?
ことり 「…。」(私たちも大丈夫かなぁ。
?
真姫  「…。まぁみんなには関係のないことよ。忘れて?」
?
絵里  「でも…。」
?
海未  「もう一度、行きましょう。」
?
真姫  「…え?」
?
海未  「もう一度、真姫の家へ行かせてください。前にμ’sの脱退を言われたときも話せばわかってくれたでしょう?」

にこ  「でも…私がもう!」
?
海未  「マジョリティが気持ちが悪いと、感じるから。別れろと言われる主な理由はそうでしたね?」
?
真姫  「すごく要約するとそうだわ。」
?
海未  「ところで…。今ここにそのマジョリティはいますか?」
?
一同  「…。」
?
海未  「この通り大丈夫ですよ。世界はそこまでひどくありません。でしょう?ことり?」
?
ことり 「うん!」
?
ほのりん「…。」(マジョリティってなんだろう…?

その後というもの、海未の権幕は凄かった。
私たちと、ことりと自分を重ねていたのかもしれない。
あの人はあの人で、「にこまきとことうみはリアルに付き合っている?!ごめんなさい!そんな聖なる愛を邪魔してしまって…。」
と去っていった。今後とも友達、としては付き合っていけそうだ。もちろん、口止めはしたけれど。
ところで、ファンの間でカップリングってのが流行ってるらしいんだけど、一体なにかしら…。
?
真姫  「ねぇ、にこちゃん。カップリングって何?」
?
にこ  「えっ、真姫ちゃんがそれをいうの?」
?
真姫  「どういう意味よ?」
?
にこ  「…。つまりはねぇ、ネット上でいう百合の事よ。」
?
真姫  「百合?花の?」
?
にこ  「え?それからなの…?」
?
真姫  「…そんなに私が知らないとまずいの?」
?
にこ  「まぁ、そんなとこ。簡単に言えばネットスラングで、レズって意味よ。」
?

真姫  「それを百合…?そういえば百合姫って漫画を本屋さんで見たことがあったけど、そういう意味だったのね…。」
?
にこ  「ねぇ、真姫ちゃん、どんな本屋さんなのよそれ…。」
?
にこ  「まぁいいわ。で、カップリングってのはそのレズの好きなカップルってことよ。」
?
にこ  「たとえば、私たちならにこまきって呼ばれてるし…。」
?
真姫  「な、なんでファンが私たちのこと知ってるのよ!まずいじゃない!」
?
にこ  「そうじゃなくて…。仲のいい二人を見て、この絡んでるシーンがすきとか、そんな感じよ。」
?
真姫  「…。」
?
にこ  「まぁ?ファン公認って考えてもいいんじゃない?」
?
真姫  「まだまだ私たちは生きていけそうね。」
?
にこ  「もういっそカップルアピールしちゃう?にこは大歓迎!」
?
真姫  「ファンの前で…。」(カアッ
?
にこ  「ちょ、まじめに想像してんじゃないわよ!」
?
扉は誰も巻き込むことなく、閉じたようだった。

以上です。実は曲をSS化するのは三作目だったり。

文字化けの理由はこちらで把握しました!今度からはないです。すいませんでした。
それと読んでくださった方、支援くれた方、アドバイスくれた方、ありがとうございます!今後の糧とします。
次、うみりんでもあげると思いますのでその時また。

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