ドキュメント (23)
アイドルマスターミリオンライブ!のssです。
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ガチャ
「……お邪魔します」
「誰もいませんね」
「さて……」
「まずは……」
カシャ
「ここがリビング」
「相変わらず質素ですね」
「配置も特に変わってないですね」
「……あら、この本見たことないわね」
ペラペラ
「ミステリー小説」
「プロデューサーがあまり読まないジャンルのはず」
「……これ百合子のかしら」
「ちゃんと言っておかないと……」
「プロデューサーのパソコン」
「このファイルは日記かしら」
「ちゃんと私のこと見てくれてるんですね、うふふっ」
「……他の子ことは見なくてもいいのに」
「さてと……」
「確かこの辺に……あった」
「ちゃんと録音できてるかな」
「メモリーカードを入れ替えて」
「……ああ、早く聴きたいなぁ」
「プロデューサーのジャケット」
「そんなことはないとは思うけど」
「一応コロコロかけておこう」
「うん、問題なし。良かった……」
「浮気は許しませんからね、プロデューサー」
「寝室」
「プロデューサーのベッドにダイブしたいな」
「……えいっ」
「ふぁ……プロデューサーに包まれてるみたい……」
「もう、溶けちゃいそう……」
「プロデューサーのパジャマ」
「直接ニオイ嗅いでもいいよね」
「すーぅ……ふぁ……はぁっ……あぁ……んっ、んんんんんんっ!!」
「はぁ、はぁはぁ……ん、はぁ……すごい」
「あは、パンツ濡れちゃった」
「キッチン、ちゃんと整頓されているわね」
「そう言えば、あまり自炊してないって言っていたかしら」
「今度何か作ってみようかしら」
「プロデューサー喜んでくれるかな」
「あ、マグカップ出しっぱなしになってる」
「……っ」
「少しぐらいなら……」
「……ペロペロ……ちゅぅ……ペロ、ペロペロ」
「ぷはぁ……はぁはぁ、プロデューサー……」
「次は脱衣所ね」
「プロデューサー、洗濯物が籠に入れっぱなし」
「タオルの一枚ぐらい持ち帰っても大丈夫かしら」
「新品のと入れ替えておけばバレないわよね」
「あ、お風呂場のボディーソープも特製ボディーソープと入れ替えないと」
「私特製のね」
「うふふっ」
「あっ」
「長い髪の毛……?」
「………………」
「燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと燃やさないと」
「……………………」
「プロデューサーのことを想うと夜も眠れません」
「プロデューサーは言ってくれました」
「『君と僕は似てる』って」
「プロデューサーも私を想って眠れないですよね」
「プロデューサーも私の全てが知りたいですよね」
「早くこの気持ちを伝えたいです」
「プロデューサーも同じ気持ちですよね」
「…………」
「そろそろ帰ってくる頃ですね」
「早く支度しなきゃ」
「あら、これは……」
「プロデューサーのタブレット?」
「初めて見るわね」
「時間はないけど……」
「ふふっ……ふふふっ」
「プロデューサーのプライベートの写真が一杯」
「プロデューサーの可愛い笑顔」
「プロデューサーのカッコいい表情」
「早く一つになりたいな」
「さ、変装してっと」
「荷物も持って」
「うん、バッチリ」
「電気を消して」
「バイバイ、また来ますから」
P「ただいまー」
P「って、誰もいないんだけどな」
P「寂しいもんだ」
P「さてと、一服するかな」
P「やっぱり事務所じゃ吸えないからな」
P「ん、電話か?」
P「もしもし」
P「琴葉か、どうした?」
P「何か用事でもあったか?」
P「え、家に行きたい?」
P「いやいや、駄目だよ」
P「アイドルとプロデューサーなんだから」
P「マスコミに見つかったら大変だろう?」
P「そもそも場所も知らないだろう?」
「プロデューサーっ♪」
P「えっ」
「ふふふっ」
「ドキュメント」はこれで完結です。
駄文失礼しました。
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