モバP「ある日ある時のアイドルさん」 (96)
ヤマなしオチ無し。
だらだらです。
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[ある日ある時のしゅーこさん・1]
――事務所
ガチャ
P「ういー」スタスタ
周子「あいー」フリ
P「チミ。俺が寒い中帰ってきたのにそれだけかね。せめてソファーから起きやがれ」ゴト
周子「んー、じゃあ何が欲しい?」ムク
P「……狂おしいほどの愛かな」キリッ
周子「引くわー」パタ
P「そこは乗れよ、キャラ的に」
周子「待って、あたしそんなキャラだっけ」ムク
P「うん」
周子「……いつからよ」
P「今かなー」
周子「プロデュース方針がぶれぶれよー。もっとちゃんとしろっつの」
P「そうか、じゃあ周子はガチガチに固めたスケジュールがいいんだな」
周子「ちゃうわーっ」
P「ツッコミにキレがないな」
周子「だからキャラちゃうゆーの」
周子「それよりもほんとに何か欲しい? 今なら出血大サービスよ?」
P「血を出すなら献血車でな」
周子「つい最近行ってきたよ」
P「そうなのか、何かもらってきた?」
周子「うん、何かポスターとかドーナッツとか」
P「色々貰えるんだなー。だからってそのためだけに行きたくないけど」
周子「Pさんはなんで嫌いなん?」
P「……怖いじゃん」ボソ
周子「うへ、弱っちー」
P「冗談抜きでこえーよ。無いと死んじゃうものを抜かれるとかありえねーよ」
周子「それが駄目なら献血なんて存在しないよ……」
P「まあカップラーメンとかくれるんなら行ってもいいけどな!」ドンッ
周子「あるよん」
P「……マジで?」キョトン
周子「うん」
P「あ、あー。きょおもえいぎょおつかれたなあ!」
周子「ほんと話題ぶっ飛ばすね、Pさん」
P「プロデューサーたるもの常に話題をキャッチしておかなければな」
周子「おいてけぼりなんだけど、そこんとこどうなの?」
P「そうか、じゃあついてこい」ギュ
周子「うわ、かっこよ……くないなー」ジト
P「だめかー」
周子「だめだー」
P「そりゃ残念。隣いいか?」ドサ
周子「もう座ってるやん」
P「以心伝心だからな」
周子「そうだけどねー」グテー
P「こら、よりかかるな」
周子「癒やしてあげてるのだよ、Pくーん?」
P「俺の肩と二の腕をいたわってくれ」
周子「ちぇー」
P「しっかし、最近は忙しいんだよなー」
周子「そうなん?」
P「アイドルの数もどんどん増えてるし、業界の大きさも無限じゃないからな」
周子「がんばー」フリ
P「無責任だなあオイ」
周子「あたしの分はPさんに全部お任せだからねー。信頼厚いでしょ?」
P「それは信頼じゃなくてただの怠慢だから」
周子「ひっどいなー、オトメの気持ちを蔑ろにするなんて」
P「乙女の自覚があるなら俺の膝で遊ぶな」ナデ
周子「Pさんこそ、女性の髪に気軽にさわっちゃ駄目だってー。セクハラよ?」
P「そりゃあまずい。どうしたらいい?」
周子「とりあえずこのままにしてくれたら許すよー」
P「そうか、そうする」ナデ
P「そういえば周子、今日の仕事は大丈夫だったか?」
周子「んー、だいじょぶよー。コスプレは慣れてるしね」
P「コスプレっていうな。衣装といえ」
周子「……どう違うん?」
P「違法性……かな」
周子「あたしがコスプレすると違法なのかね」
P「どっちがいい?」
周子「Pさんはどうよ?」
P「……合法で」
周子「やっぱ男だねー」ニヘラ
P「その笑顔やめろ」
周子「うりうりー」プニプニ
P「やーめーなーさーいー」
周子「ところでPさん、おすそわけってする方?」
P「どうしたいきなり。…まあ俺はするほうだな」
周子「だよねー」
P「……それだけ?」
周子「いや、昔の友達でさ、個別に包装されたお菓子とかあるじゃん」
P「あるな」
周子「うん、それで四つ余ったんだけど、その時あたしら三人だったんよね」
P「あー、よくあるよなそれ」
周子「そこから譲りあいというか、譲ったら勝ちみたいな。欲張り共めふははというか」
P「いやそこまではないだろ」
周子「それがあったんだよねー。変にプライドがあるんだよ、そーゆーのはない?」
P「俺の時は逆だったな。余りがでたらまず争奪戦」
周子「Pさんが?」
P「変か?」
周子「変じゃないけど、大人になったんだなーって」
P「そういうもんさ」
周子「んー、じゃあ雪見だいふくの残り要る?」
P「それは確実に争いになるわな……じゃ、もらうよ。容器くれ」
周子「はい、あーん」スッ
P「お前なあ……あむ」パク
[ある日ある時のしゅーこさん・2]
――車中
バタン
P「うー、車寒いな」ガチャ、ブロロロ…
周子「ねー。冬って感じ」
P「もうそろそろ気温が上がってくるもんなんだけどなあ」
周子「北の方じゃマイナスがヤバいらしいけどね」
P「東京でよかったと思うよ」
周子「あたしもそう思う。この服装じゃ流石に無理だわー」
P「その前に季節にあった服にしてこい。見てるほうが寒いわ!」
周子「スーツも寒そうだよねー」
P「ヘソ出してるお前よりマシだ、馬鹿者」ガー
周子「あー、エアコンきもちいー」プラプラ
ブゥゥゥン…
P「信号に捕まったか……ああ、改めてお疲れ様。今日の仕事はいつもよりよかったぞ」
周子「うわ、ついでみたいな言い方やね」
P「こっちのほうがいいだろ?」
周子「ま、そうだけど」フフン
P「あの相手との仕事ももう結構立ってるから、評判も良くなってきたんじゃないか?」
周子「別に気合入れてた訳じゃないけどね。あ、勿論いつも入れてるよ?」
P「気張らない所がいいところなんだよ、周子のな」
周子「じゃ、あたしもどこぞのニートさんを見習おっかなー」フリ
P「それはやめろ。やめてくれ」
周子「でも実際ファンでもだらだらしてる感じが良いっていう人も居るよ?」
P「親近感っていうのか、アイドルとファンっていう壁を作らない所が受けるもんだ」
周子「ニートが受ける時代だもんね」
P「アレはやりすぎだ」
周子「……プロデュースしたの誰だっけ?」ニヘラ
P「一応言い訳するとアレは完全に偶然の産物だ。俺の成果じゃない」
周子「言い切るあたりがリアルだね」
P「俺も夢かと思うよ……。まあ壁を崩しすぎると夢がないし、程々の近さがいんだよ、程々のな」
周子「なるほど、あたしとPさんみたいな」
P「……俺って威厳ない?」キョトン
周子「そーゆー意味じゃないっ」
[ある日ある時のしゅーこさん・3]
――事務所
周子「あはは」パラ
P「こーら、漫画読みながらソファでだれるんじゃない」
周子「えー……ウチみたいなもんだし」
P「確かにそうだけど、というか私物化しすぎだろウチのアイドル」
周子「流石に友紀さんがホームベース置こうとした時はあたしも止めたよ」
P「褒めてつかわす」
周子「えへんぷーい」
P「そもそも何故ホームベースを置こうとしたんだ、アイツは…」
周子「……細かすぎて伝わらないモノマネ選手権とか?」
P「本当にやりかねない、というか本当に伝わらないからそれ」
周子「よし、終わり……」パタン
P「ほら、ジュース」
周子「うーわ、どしたのPさん」
P「持ってきたら駄目なのか?」
周子「ううん、正直びっくりした」
P「いや待て、そんなにそっけなかったか俺?」
周子「そういう意味じゃなくて、漫画読んでて怒ってたから」
P「別に漫画読む事に怒ってるわけじゃなくて、もう少しきちんと読めっつーことだよ。太るぞ」
周子「オンナノコに太るとかいっちゃやーだ」
P「監督者だから言っていいんだよ」
周子「しょっけんらんよーだねえ」
P「仕事に勤勉と言ってくれ」
周子「んく、んく……ぷはー。やっぱウチで飲むジュースはうまいわー」
P「今言ったよな、今完全に事務所をウチって言ったよな?」
周子「ただいま、おとーさん!」
P「実の父親に謝れよ……俺独身だよ」
周子「結婚しないのPさん?」
P「したくないといえば嘘になる……けど、しばらくは無理そうだ」
周子「でも子供とか欲しくない?」
P「そりゃそうだ。自分の子供がいたら、毎日楽しいだろうな」
周子「じゃああたしが娘になってあげよーか、ん?」ニヘラ
P「うん、無理」キッパリ
周子「即答かいっ」
P「……娘だったら、こんなに親しくなれないだろうしな」
周子「……だね」
こんな感じで短いのをいくつか。
次? 決まってないよ?
あ、それと再登場おめでとう周子。ゆるいの好きよ?
[ある日ある時のしゅーこさん・4]
――女子寮、食堂
周子「……あれ、Pさんはいつのまに女の人になったの?」
P「昨日夜まで一緒にいただろ、魚じゃねえよ」
周子「雌雄同体の可能性も」
P「虫でもない!」
周子「知ってる。知ってるけどなんで女子寮にいんの? しょっけんらんよー?」
P「意味がちが…ってあってるけど違うわ! 設備のチェックだよ」
周子「ほえー、どっか悪いとこあった?」
P「ん、故障じゃないけど、一部の部屋でエアコンの動きが悪かったりとかな」
周子「あー、じゃあ業者呼ぶんだねー」
P「近々な。業績も悪くないし、予算は降りるから周子も気になる所があったら言えよ」
周子「ああ、うん。言っていい?」
P「いいぞ。何だ」
周子「……それってプロデューサーの仕事なん?」キョトン
P「俺にもわからない……」ハァ
周子「Pさんはちひろさんに業務外の仕事を押し付けられてる感があるよね」
P「言うな。泣きたくなる」
周子「あたしの胸貸そっか?」
P「いらん。せめて雫ぐらいあれば喜んで借りるが」
周子「うわー……というか雫ちゃんレベルの人間がどれほど居ると思ってるのさ」
P「たくさんいたら雫の価値が減るだろ」
周子「ものすっごい今幻滅してるんだけどー」ジト
P「それぐらいで構わん。その方がやりやすい」
周子「……不器用だねー」ナデナデ
P「うるさいよ」バシッ
P「リストチェック……よし、このぐらいだな」パサパサ
周子「ん、おつかれちゃー」フリ
P「まともに挨拶ぐらいしてくれ」
周子「こんなあたしに誰がしたー♪」
P「悪かったな……って俺じゃない、俺じゃないから」
周子「あなた色にそめてくださいまし?」
P「言うんだったらせめて京都弁にしろよ。あとキャラ被ってるぞ」
周子「まあそれでも紗枝ちゃんと被るけどね」ニヘラ
P「安心しろ、被らん」
周子「うん、やっぱりあたしもそう思う」
P「じゃあ俺は戻るわ。邪魔して悪かったな」ガタ
周子「もう帰っちゃうん?」
P「覚えておけ、仕事とは無限にあるものなんだ」
周子「現代社会の闇を見たね」
P「マジでな」
周子「もしかしてずっと働きっぱなし?」
P「だなー。朝も昼も食ってねえわ」
周子「……じゃあ、ちょっとだけ待っててな」パタパタ
P「おい、どこに……って、あ、戻ってきた」
周子「まあ冷蔵庫までだし。はいこれ」
P「おお、おにぎりか。助かるわ」
周子「手作りよん。味わって食べてー」
P「……ラベルが貼ってるんですけど」
周子「でも手作りって書いてるやん?」
P「手作りの主語が違ぇ!」
[ある日ある時のしゅーこさん・5]
――実家
周子「うーあー……戻ってきたぁ」ゴロン
P「帰ってきてすぐ寝転ぶのか…」
周子「ほら、畳部屋の旅館とかに泊まったらまずこうしない?」
P「するね。大人げなく転がるね」
周子「でっしょー。だからあたりは転がるんだ」ゴロゴロ
P「でもここお前の実家だから」
周子「そうだけどさー。あっちに居ると畳が懐かしく感じるんだよね」
P「まあ確かにな。フローリングが当たり前だし」
周子「というわけで寮に畳部屋くれへん?」
P「利用率が低そうだな」
周子「そうでもないよ。冬場とか」
P「それは畳じゃなくてこたつだろ!」
パタパタ
周子「ほい、お母さんが食べてーって」コト
P「あー、気を遣わせて悪いな」
周子「そういうのじゃないから安心してよ。感謝してるっぽいし」
P「それならいいけどなー…っと、どれからいこう」
周子「ウチは八つ橋だけじゃないからねー。これなんかオススメよ?」
P「これか、綺麗にできてるな」
周子「それはお母さんに言ったってー。喜ぶよ?」
P「じゃあそうするわ……うん、うまい」
周子「それとお茶ねー。両方あってこそのおいしさなんだよ」
P「甘味と苦味か、いいバランスだ」
周子「……先生、評価は」
P「うむ、これなら私の店に……ってそういう企画じゃないからこれ」
[ある日ある時のしゅーこさん・6]
――浜辺
ザー…
周子「撮影まではまだ時間あるねー」
P「今はニュージェネの撮影だからな。三人分だと時間とられそうだ」
周子「人気だもんねー。まあ、あたしはぼちぼちやるよ」
P「ぼちぼちできると思ってるのか?」
周子「……させてくれないよねー、Pさんなら」
P「当たり前だ。時は金なりってやつだ」
周子「そんなに金金金って、あたしとお金どっちが大事なの!」
P「金」ケロッ
周子「そこで即答しちゃうん……?」
P「冗談だ冗談。金よりも時間が欲しい」
周子「だよねー」
周子「ふー、日差し強いなぁ」パタパタ
P「ほらスポーツドリンク。動かなくても汗が出るから気をつけてな」
周子「ありがとー。やっぱ場所が変わると味も変わるね」
P「そうだな。運動後の炭酸とか」
周子「屋台のビールとか」
P「飲めないだろお前は」ポコ
周子「あいたっ。……もー、いつかは飲むんだからねー」
P「まだまだ先の話だっての。お茶で我慢しとけ」
周子「でも最終的にはお茶に戻るよね、大体」
P「確かにそうだな。まあ日本人的にはお茶だろう」
周子「Pさんはお酒好き?」
P「そこそこな。仕事終わりとかたまらん」
周子「じゃあお茶を飲む感じで毎食ビールとか。大人でしょ」
P「その両者にアルコールという大きな差がある事をまず覚えとけ」
P「しかしこの場所で水着以外だと場違い感が半端ないな…」
周子「私服で言うならまだわかるけど、スーツはないよ、スーツは」
P「いいか周子。仕事をする人間はスーツが私服なんだ」
周子「いいじゃん、水着とアロハシャツで仕事しようよ」
P「ないから。ほらみろ、カメラマンもそんな格好してないだろ?」
周子「私服だけどね」
P「あれはいーの」
周子「あ、今のおかーさんっぽい」
P「よそはよそ、うちはうち、ってか?」
周子「そうそう。何だかおかーさんに似てきたね」
P「それは褒めてるのか?」
周子「あんまり褒めてない」
P「褒めてないのかよ。……はあ、やっぱりスーツが私服でいいや。むしろ寝間着でいい。スーツで生活したい」
周子「それって結構公私混同じゃない?」
P「鎧袖一触と言ってくれ」
周子「…そっちのほうがだめな気がする」
[ある日ある時のあんずさん・1]
――事務所
杏「……」スゥ
ガチャ
P「……」スタスタ、ガタッ
杏「……」スヤァ
P「……」カタカタ
杏「……」スゥスゥ
プルルル、カチャ
P「――はい、なるほど、ああ、それでお願いします。では失礼します」カチャ
杏「……んあ」パチ
トタトタ
P「今日はあと連絡して…仕事が一件……っと」キュッキュッ
杏「……いまなんじー?」
P「まだ仕事まで時間あるぞ」
杏「そう……ぐぅ」スピー
P「……」カタカタ
[ある日ある時のあきはさん・1]
――事務所
カチカチ
P「おー、次の発明か」
晶葉「おうとも。つい先日完成したのでな」カチャカチャ
P「今回はウサギからは離れたんだな。モデルは何だ?」
晶葉「うむ。今回はカメをイメージしてみたぞ」グッ
P「そりゃまたどうして」
晶葉「カメは4足歩行でも動作機構が単純だからな。民間の技術でもよく使われているだろう?」グッ…
P「そうだな、おもちゃとか」
晶葉「そのとおり。そして甲羅内部には動力の他に色々ツールを詰め込めるから、機能的なんだ」グッ…!
P「甲羅から色々出せるのか。未来的だなあ」
晶葉「そうだろうそうだろう。ウサちゃんロボと同時に使えば可愛い、しな…あ……ふんっ…!」グッ
P「……何をしてる」
晶葉「ネジが緩められない……!」ググッ
P(間違えたのか……)
晶葉「――ふぅ、完成だ。流石助手、頼りになるな」
P「主にネジ緩めたり閉めたりしただけだけどな」
晶葉「なに、関わってくれたらそれだけで貢献だ。……うむ、我ながらいいフォルムだな」
P「特に顔とか可愛いじゃないか」
晶葉「爬虫類には可愛い顔が多いからな。私もあのつぶらな瞳は好きだぞ」
P「わかる。小春がちょっとうらやましく思うな」
晶葉「助手もわかってくれるか。まあペットなど飼う余裕はないから見るだけだがな」
P「いずれペット型のロボにも期待したいところだ」
晶葉「確かに、一切の便利的機能を排除した純粋な愛玩機械も悪くないな」
P「そのためにはAIも学ばないとな」
晶葉「うむ。勉強に終わりはないのだ。……よし、じゃあ試運転するぞ」
ググ、グググ……
P「おう……おう? 上手く動かないぞ」
晶葉「む、おかしいな。家では各部全て動作したはずなのだが…」
P「……ところでツールって何を入れたんだ?」
晶葉「なに、とりあえず事務所にあったフライパンとかノートパソコンとか」
P「どうみても重量オーバーだろ!」
[ある日ある時のしゅーこさん・7]
――街中
スタスタ
P「街中に来るのは久しぶりだな」
周子「だねえ。来ても車だし」
P「大人になると動く機会が減るからなあ。営業は別だが」
周子「あたしは動かないほうがいいけどねー」
P「そんなこと言ってると太るぞ。アイドルがそうなったら非難轟々だ」
周子「でもほら、マシュマロ女子って言葉もあるし」
P「物は言いようだな」
周子「Pさんは三枚目だね」
P「おおっと何故かこっちに飛び火してきたぞ」
周子「褒めてるんだぞー?」
P「俺は面白い奴だと思われてるのか……」
周子「ほら、いつもスーツだし」
P「全国のリーマンに謝れぇ!」
P「む、そろそろ昼か」
周子「お腹すいたん?」
P「そこそこな。最近朝は滅多に食べなくなったから、昼早めないときついんだよな」
周子「朝無いときついよねー。うちでもおかーさんに無理やり食べさせられた」
P「良い事だ。周子はいけるか?」
周子「うん、あたしもお腹空いたよ」
P「よし、じゃあどこかで食べるか」
周子「さんせー。Pさんは何がいい?」
P「手軽系だな。周子はどうだ」
周子「あたしもそれでー」
P「……見事に意味が違うよな」
周子「うん、違うね」
区切り。
ぐだぐだ。いつものこと。
[ある日ある時のさくまさん・1]
――事務所
P「仕事多いな全く…」カタカタ
まゆ「……」ソロソロ
P「休みも潰れたし、残業代は出ないし」カタカタ、カチ
まゆ(ふふ……)ススス
P「おまけに肩は凝るしスーツは同じの十枚はあるし」カチャッ
まゆ(まゆだけのPさん、疲れはまゆが癒してあげるの…)ソロ…
P「はあ、自由に女の子に狂おしいほど好かれたい」ターン!
まゆ「はぁい、Pさんだけのまゆです――」パァ
P「普通に出てこい」ポフ
まゆ「あうっ」
まゆ「いきなりなんですかぁ……」モフ
P「それはこっちの台詞だっての。背面に立たれると……疼くだろ」グッ
まゆ「Pさんは山籠りでもしてたんですかぁ…」
P「階段的な意味なら非常に山籠もりをしておりますが何か」
まゆ「あ、うん、ごめんなさい」
P「謝らんでよろし。仕事があるのは良いことじゃないか」プニ
まゆ「はひ…ありがとうございまふPさぁん」ニコ
P「プニられてもブレないな、流石だ」ナデナデ
まゆ「うふふ、Pさんの手ですから…」スッ
P「持たれると撫でられないなあ」
まゆ「握っている方が嬉しいんですよぉ、ふふ…」
P「よーしじゃあ指相撲だ、はいいーちにーさーん」
まゆ「ちょ、まっ……負けちゃいました」
P「世界には色んな奴が居るんだ。視野を広く持てよ」
まゆ「はぁい、わかりました……って、関係あるんですかぁ?」
P「ないよ」ナデナデ
まゆ「ですよねぇ……でもPさんだから許します♪」
[ある日ある時のさくまさん・1]
――事務所
P「仕事多いな全く…」カタカタ
まゆ「……」ソロソロ
P「休みも潰れたし、残業代は出ないし」カタカタ、カチ
まゆ(ふふ……)ススス
P「おまけに肩は凝るしスーツは同じの十枚はあるし」カチャッ
まゆ(まゆだけのPさん、疲れはまゆが癒してあげるの…)ソロ…
P「はあ、自由に女の子に狂おしいほど好かれたい」ターン!
まゆ「はぁい、Pさんだけのまゆです――」パァ
P「普通に出てこい」ポフ
まゆ「あうっ」
[ある日ある時のしゅーこさん・8]
――事務所
周子「へへー、新しい衣装だよん。どう?」クルッ
P「可愛いに決まってるだろ、俺が選んだ衣装なんだから」
周子「Pさん一言多いって言われない?」
P「何事もプラスアルファが大事なんだよ。ないよりあったほうがいいだろ?」
周子「あたしにはマイナスアルファしか無いけどね」
P「だからそのために俺がアルファ足してやってるんだろうが」
周子「でもさ、ちょっと欠けてるほうがよくない?」
P「あばたもえくぼというやつだ」
周子「じゃああたしに足りてるのはダーツの腕だけかー」
P「可愛さも十分すぎるほど足りてるから安心しろ」
周子「もー、一言多いなー」クス
[ある日ある時のしゅーこさん・9]
――レストラン
ガヤガヤ
周子「あのさ、こういうレストランに来るとサイドメニュー頼みたくなるよね」
P「頼んでもいいぞ。…まあ気持ちはわかる。なんでだろうな?」
周子「一つ上の快適さを……えいちあいえす」
P「適当に言いすぎだろ」
周子「でも飛行機ぐらい快適に乗りたいよね、ただの移動だけど」
P「移動で疲れちゃ元も子もないからな。仕事にしろ旅行にしろ」
周子「その点ウチの事務所は助かるよー。ツアーとかいいの取ってくれるしね」
P「その金はお前たちからもらってるんだけどな」
」
周子「そうなんだよねー……。あたしたちがいなくなったらどうするんだろ」
P「やめてくださいしんでしまいます」
オマタセシマシター
P「定番のポテトだな」
周子「頼むよね」
P「大抵の店にあるし、冷凍だから味も変わらないから一番良いメニューだろう」
周子「異議を申し立てます」スッ
P「……どうぞ」
周子「変わる味を楽しむのもレストランの醍醐味だと思います」
P「認めます。ですがいつでも変わらない味というのは安心感を与えてくれます」
周子「参りました」
P「早いなおい」
周子「よく考えたらあたしもそっち派だし」
P「じゃあなんで異議を申し立てたんだよ…」
周子「長いものに巻かれたアイドルが良いアイドルだと思うん?」
P「……良いこと言ってるんだけどなあ」
周子「ポテトだしね」
P「……お先もーらい」パク
周子「あー、あたしのポテトがー」
P「出してるのは俺だよ」
ゴユックリドウゾー
P「よし、全部揃ったな。いただきます」
周子「いっただきまーす。まあたまにオーダーミスとかあるけどねー」パク
P「あれ萎えるよな」モグモグ
周子「ねー。まだ何も食べてないのにデザート来たり」
P「ステーキでライス頼んだのに来なかったり」
周子「あれで食べてから指摘したらどうなるんだろうね?」
P「やったことないからな……試してみるか?」
周子「どうやって?」
P「俺が周子の料理を食べる」
周子「全く以て通じないね」
P「はー、食った食った」
周子「わー、おっさんっぽいよそれ」
P「うるせー。どうせ俺はおっさんだよ」
周子「ありゃ、いつもなら言い訳するのに」
P「言い訳って…酷いな」
周子「あたしはそれでもいいけどねー。若さに固執するとみっともないし」
P「今お前は大多数の人間を敵に回したわけだが」
周子「でもそうじゃない? 年には逆らえないのにいつまでも顔にベタベタ塗ってさ」
P「歳相応という言葉があるくらいだしな」
周子「だからPさんもそれぐらいでいいんだって」
P「それでもお前たちを見ているとまだ若く居たいと思うよ、俺は」
周子「なんで?」
P「どうあがいても、俺は見送られる側だからな」
周子「……大丈夫だって、あたし、オジサマもいけるもん」
P「急に何だよ」
[ある日ある時のみどりさん・1]
――事務所
ガチャ
P「ちひろさんは居ないって言ってたから、誰が留守番してるんだろっと」スタスタ
翠「すぅ……」
P「翠か……でも寝てたら留守番にならんだろうよ」ゴト
翠「……」スヤ
P「……ふむ」スタスタ
キュポッ
翠「……何をしてるんですか?」バシッ
P「落書き」ググ
翠「……私の顔にですか」グググ
P「どうせ起きてるだろうしな」ググググ
翠「全く、油断も隙もありはしません」
P「そもそもなんで寝たふりしてんの君」
翠「イタズラしてくれるかなと思いまして」
P「うぉーっと予想外な発言頂きましたー!」
翠「おかしいですね、文献によるとこうしてれば襲ってくるそうなんですが」フム
P「ちょっと待てお前今なんつった」
翠「え? Pさんのセクハラを待ってる、ですか?」
P「そんな事は言ってないしするつもりもない!」
翠「大変です。私、嫌われちゃいました」
P「……その前に、文献について伺いたい」
翠「え? これはののちゃ――」
P「森久保ォ!」ダッ
[ある日ある時のみどりさん・2]
――事務所
翠「すみません、Pさん。お訊きしたい事があるのですが」チョン
P「ん、珍しいな。勉強か?」
翠「はい。予習をしているところなのですが、どうも行き詰まってしまいまして…」
P「あー、俺もあんまり勉強が出来る学生じゃなかったからなあ……教科は?」
翠「えーと……そうですね、公民だと思います」
P「……公民?」
翠「はい、恐らく」
P「勉強してる教科が多分なのか……」
翠「先程頂きまして。大丈夫でしょうか?」
P「嫌な予感がするが……わかった。訊いてくれ」
翠「ありがとうございます。では、ここの夫の欄に記入して頂けませんか――」
P「留美さーん、怒らないからでておいでー! いやほんとマジで!」ダッ
[ある日ある時のみどりさん・3]
――事務所
P「……またか」ハァ
翠「如何でしょうか。みんなにアドバイスを頂いたんですよ」ニコ
P「いや、確かに向上故の方向性は合ってるのかもしれない。ただドーナツ眼鏡猫耳キャッツユニフォームを装備しながら紅茶とフランスパンを持ってティータイムはおかしい。二回言うけどおかしい」
翠「利点は重ねると相乗的効果をもたらすとPさんから学んだのですが…」
P「うん、言ったよ? 言ったけどそれは重ねてるんじゃなくて混ざってるから!」
翠「新たな世界への進化…世界レベル……もしかしてこれが」ハッ
P「ヘレンに師事するのだけは本当に止めろ、世界が違う」
翠「ですがトップアイドルを志す者、決して鍛錬から逃げては大成しませんよ?」
P「道が違う!」
ヘレン「……ふむ、世界レベルだわ」
P「レッスンに戻れぇ!」
うーんこの純真子女。
しゅーこが多いのは元々しゅーこスレだったからっていう。
[ある日ある時のみどりさん・4]
――事務所
P「何してるんだ、翠?」
翠「うふふ、おはようございます。良い朝ですね」
P「おはよう……確かに良い朝だが、どうして柱の影に隠れてるんだ? そこは輝子の居場所だぞ」
翠「Pさんもなかなか辛辣です」
P「鍛えられたからな」
カタン、カタン…
翠「……来ましたか」
P「え、今から何が始まるんだ」
翠「実証実験です。良ければPさんもこちらに隠れて下さい、さあ」
P「うお、いきなり引っ張るなっていうか抱きつくな」
翠「一緒に柱になりましょう」ギュ
P「これがホントの人柱ってやかましいわ」
法子「ふーん、ふんふーん。今日も甘さがとりっぴすとー」ガチャ
翠「検証対象の法子ちゃん、状態に異常なし」カキカキ
P(トリップが最上級になってるのか……?)
P「つーか何レポートにまとめてるの君」
翠「マキ……とある方から依頼を受けまして」
P「あとでマキノに説教をしよう、うん。……それで?」
翠「はい、本人の嗜好の度合いを検証することにしたのです、サー」
P「おーい俺は上官じゃないぞー。似合ってるけど」
翠「嬉しいです、うふふ」ニコ
P「この状況でなければ素直に可愛いと言えるんだけどな」
翠「ではそれはまた後程で。あ、法子ちゃんに反応あり」
P「ところでソファのローテーブルに何か色々置いてるのが見えるが、あれは何なんだ?」
法子「うわっ、あたしの知らないうちにこんなちっちゃな新作ドーナツが――ってなんだ、消しゴムじゃん!」
翠「……一度は誤認したが、食しはしない、と」カキカキ
P「色々法子に謝ってこい」
[ある日ある時のしぶやさん・1]
――花屋
ウィーン
P「うーっす」
凛「いらっしゃいませー」
P「おっ、今日は店番なんだな」
凛「この季節でしたらこの花とあちらの花の組み合わせなんかオススメですよ」
P「エプロン姿も似合ってるぞー。あ、ハナコは今どこなんだ?」
凛「只今セール中でこのブーケが三割引となっております」
P「……」
凛「……」ジト
P「俺のこと嫌い?」グス
凛「大好きだから怒ってんの」
P「別にいいだろー。顔見に来るぐらい」
凛「友達に親の顔見られるぐらい嫌だよ、私にとっては」
P「もう何度も顔を会わしているんだが」
凛「それとこれとは別なの!」
P「一緒だと思うんだけどなあ……」
凛「プロデューサーは大人だからわかんないんだってば。というか昔の頃、そういうのあったでしょ?」
P「大人になれば忘れていくものだからな。凛の事もいつか……」
凛「……本気で言ってんの?」イラ
P「ごめんごめん、冗談だよ」ナデナデ
凛「プロデューサー、わかりやすすぎ。もう、ほんとに…もう」
カタン
凛母「あらあらうふふ」チラッ
P「あ、お母様。お世話になっております」ナデナデ
凛「……あのさ」
凛母「いえいえ、ごゆっくりどうぞうふふ」ススス…
P「はは、ありがとうございます」ナデナデ
カタン…
P「良いお母様じゃないか」ナデ
凛「あーもー!」バシッ
[ある日ある時のしぶやさん・2]
――事務所
凛「ねえ、聞いてよ。私の気持ち。全部……見せたいから」スッ
P「……ああ、聞くよ」
凛「…好き、大好き。初めて会ったあの日から、ずっと好きでした。だから……これからも、…ずっと好きでいてもいいですか?」ギュ
P「……バカなこと言うなよ」ギュ
凛「っ!」
P「俺も好きだよ、凛。誰にも邪魔させない、俺達だけの世界へ行こう。ずっと一緒に居よう」ダキ
凛「ぃ……はぃ……おねがいしま…す…っ!!」グス
ギュッ…
P「……ふー。どうだった、俺の演技」ファサッ
凛「いや、出演するのは私だから」パッ
P「にしてもびっくりだよなー。月9だぜ月9」
凛「何驚いてるの。とってきたのプロデューサーだよ?」
P「そうだけどさー、それなりに歴史があるわけで」
凛「歴史、ね。私にはまだまだ浅いけど」クス
P「それを言われちゃ俺も浅いってことになるな」
凛「プロデューサーはもう年でしょ。興奮すると大変だからゆっくりしてて」ユサユサ
P「そうかい、ばあさんや。じゃあ、わしは縁側でゆっくりとしておくかのぉ」
凛「……ふふ」
P「はは、場違いだな」
凛「でも、月9と言ったって脇役だからね。主役はまだ遠いみたい」
P「残念ながら実力不足ってことだな」
凛「私が?」
P「お前と俺」ピッ
凛「わかってるよ。…でも脇役でも主人公の親友のヒロインだし、一応出世だと思う」
P「最初はエキストラみたいな扱いだったもんな」
凛「そうそう。プロデューサーにドラマ出るぞって言われて喜んでたら、主人公にぶつかって謝って去るだけだもん。喜んで損した」
P「……撮影終わって挨拶して帰るとき笑顔が漏れてたのは誰だったかなーっと」
凛「そういう昔の話は禁止!」
[ある日ある時のしぶやさん・3]
――花屋
ウィーン
凛「あ、プロデューサー。待ってたよ」
P「待たせたな。というかいつもそういう対応してくれないか?」
凛「うん、それ無理。むしろそうしたらプロデューサーずっと来るじゃん」
P「駄目か?」
凛「駄目に決まってるでしょ。仕事とプライベートの区別がつかない人は嫌いだし」
P「そっかー、じゃあ俺の事は嫌いなんだな」
凛「仕事してるプロデューサーは好きだよ」
P「ならよし」
凛「でもそう言われて内心動揺してるプロデューサーも好きだよ」
P「……ならよし」ドキ
P「それで、準備はできてるのか?」
凛「今からするよ。モノだけはここに差してるから」
P「時間通りに来たのにな」
凛「プロデューサーもまだまだだよ。こういうのは包むところを見せるのがいいの」
P「包むところ?」
凛「そう。一つ一つの花には形があって色もあって、それが組み合わさって束になっていく。そういう変わっていく姿を見ることで、送る人への気持ちに整理をつけてもらうんだよ」パチン、パチン
P「花なんて送ったことがないからな……よくわからん」フム
凛「あとは束ねて包装紙で……と。はい、完成」パサ
P「早いな、流石だ」
凛「花屋の娘だからね。……じゃあ、頑張ってね」
P「おう、任せとけ」コク
凛「……」
P「……」
凛「あのさ」
P「ああ、わかってる。これ事務所に置くやつだもんこれ」
[ある日ある時のしゅーこさん・10]
――事務所
周子「あれ、なんかお菓子ふえてるね」ガサゴソ
P「んー? ああ、貰い物だ。お得意先からのな」
周子「へー、どれどれ……んまい」
P「俺も食ったけどなかなかだったよ。でも食べ過ぎるなよー」
周子「だいじょぶだいじょぶ、あたしはそんな子じゃないよっと…あむ」
P「早速二個目いってんじゃねえか」
周子「小さいから大したこと無いって」
P「残念ながらカロリーは大したことあるんだよなあ」
周子「……大丈夫大丈夫、あたし太らないから」
P「語気が弱まってるぞ」
周子「でもさー、実際考えてみるとあたしたちってかなり運動してるんだよね」
P「そりゃあなあ。ライブで歌って踊るためには運動しなきゃ駄目な訳だし」
周子「むしろあれだけ激しく動いてるのに食べて太るっていうのは、ちょっと理不尽だと思わない?」
P「体周りが大きくなるにしても成分が違うんだよ。あと体質」
周子「というわけでちょっとPさんもこれもっと食べてよ」
P「どこから話が繋がったんだよ…」
周子「これ食べて太ればちょっと気分が楽になるかなーって」
P「現実から目をそらしても体型は変わらんぞ。あと俺も太ってるし」
周子「……マジで?」
P「俺も営業とか一日中動いてる時の方が多いんだけどなあ。理不尽だわ」
周子「Pさんも大変なんだね…」
ちなったん二枚引いた記念。
友情ptの上限が999999と知って安心するも、何か底知れぬ闇を感じた
[ある日ある時のみどりさん・5]
――事務所
ガチャ
P「……あのさ」
翠「はい、なんでしょう」
P「まだ時期的に夏じゃなくても暖房入れてるから暖かいのはわかるが……寒くないのか?」
翠「はい、逆に火照ってるぐらいです」ポッ
P「CMNF的なアレか」
翠「Pさんだからです」
P「寒くないならいいけど……仕事前には着替えろよ」
翠「駄目ですか?」
P「それで行けると思った神経に疑問を感じるよ、俺は」
翠「Pさんが可愛いと言ってくれたので着たんですが……」
P「言ったよ! でもなんで事務所で水着姿なんだよ!」
翠「……うふふ」
P「ごまかしても駄目だっつの」
翠「冗談です。この上から服を着ますから」
P「おんどれは女学生か」
翠「女学生ですよ」
P「そういえばそうだったな。大人っぽいから……」
翠「子供っぽいほうが良いでしょうか?」
P「いや、大人の方で頼む。これ以上世話が増えるのはキツイわ」
翠「あれ、変ですね……確かあの方の話ではPさんは子供がお好きと――」フム
P「情報が正しく伝わってない!」
[ある日ある時のかえでさん・1]
――事務所
P「いい加減事務所で飲むのやめてくださいよ…」
楓「フフ、……フフフ」ヒック
P「ダジャレが思いつかないからって笑ってごまかさないで下さい」
楓「そういう時もあります。使ってるのはグラスですけど…ふふ」
P「ビールを枡で飲む人が居たら逆に驚きですから」
楓「マスはありマスか……?」
P「ふとんがふっとんだみたいな事言わないで…」
楓「……好きですよ、プロデューサー」
P「だからダジャレは……は?」
楓「ふふ、冗談です」ニコ
楓「ではでは、プロデューサーも乾杯…しましょうか」
P「何その超理論。まあ飲みますけど」グビ
楓「一発目から日本酒なんですね」
P「そりゃ渡されたのが日本酒ですからね。流石に日本酒をワインに変える能力は持ってないです」
楓「私を…見つける能力はあるのに?」
P「それは能力じゃなくてただの勘です」
楓「勘ときいてカンカンです……ふふ」
P「カンカンですか」
楓「カンカンです」
P「……もう一杯お願いできます?」
楓「喜んで♪」
[ある日ある時のりいなさん・1]
――事務所
P「ただいま」
李衣菜「あ、プロデューサーおかえりー」ダラーン
P「そのソファには座るとだらける効果でも付いてるのか…?」
李衣菜「そんなことないよー、こうやってだらしなくするのもロックでしょ」
P「そんな中学生がする腰パンみたいな事言うなよ。ほらしゃきっと」グイ
李衣菜「ちょっと、お母さんみたいなこと言わないでくださいよー」
P「こんな姿見てたら夏樹が泣くだろうな…」
李衣菜「……いや、そんな亡くなった母さんが泣いてるぞみたいな事言われても」
P「そこにはロックとか言わないんだな」
李衣菜「不良がロックって訳じゃないしね」
P「まあそれはさておき、李衣菜にはプレゼントがあるぞー」ゴソ
李衣菜「え、プレゼント!?」バッ
P「そうだ。この袋を開けてみるといい」
李衣菜「なになに、なんだろなー……って、なにこれ、カッコイイ衣装じゃん!」
P「次のライブ用の衣装だぞ。無理言って先にもらってきたんだ、完成品ではないが」
李衣菜「うっひょー! 白黒のツートンに黄色のライン! サイバーでロックじゃないですかー!」
P「おまけに三角のアクセントも取り入れてるぞ、ほらここ」
李衣菜「三角の穴の露出……いやあ、プロデューサーもロックが分かってるー!」
P「だろ? 伊達に李衣菜に付き合ってる訳じゃないからな」
李衣菜「うんうん、こーいうのだよ、こーいうの! えへへ、楽しみだなぁ……」ポッ
P(アクセにネコミミとかあるのは内緒にしておこう)
こんな感じで終わり。申請してきます
あれ?杏は?
>>92
書いただろいい加減にしろ! 寝てたけど!
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