ことり 心の声が!? 海未 丸聞こえ!? (67)
ー朝ー
穂乃果「はぁ...はぁ...」タッタッタッタ...!
穂乃果「あっ!海未ちゃーん!ことりちゃーん!」タッタッタッタ...
海未「おはようございます、穂乃果」ニコッ
海未「(あぁ穂乃果...今日も良い笑顔です。どうしてこんなに可愛いのでしょうか...)」ニコニコ
ことり「おはよう、今日も寝坊しちゃったの?」
ことり「(穂乃果ちゃん口元にパンのかけら付いてる...ことりがつついて食べちゃいたいなぁ...)」ハァハァ
海未「穂乃果?口元に何か付いてますよ?」スッ
ことり「あっ...」
ことり「(いいなぁ...)」ジーッ
海未「まったく穂乃果はもう...」
海未「(やりました!穂乃果の口元についてたパンのかけらゲットです!家宝にしなくては!)」ニコニコ
穂乃果「ありがとう!」ヒョイパクッ
海未「あっ...」
穂乃果「てへへ...それじゃ行こっか!」テクテクテク…
海未「は、はい...」ショボン
ことり「(海未ちゃんすごく悲しそうな顔してる...でも間接キスにならなくて...よかったなぁ)」ホッ
穂乃果「ことりちゃん?早く行こうよっ」ムギュー
ことり「うん!穂乃果ちゃんちょっと近いよぉ~」スタスタスタ...
海未「(穂乃果とあんなに密着して...ことり羨ましいです...)」ジーッ
穂乃果「ごめんごめん」パッ
ことり「(離れちゃった...もう少し抱き付いててもいいのに...それにしてもやっぱり...)」ハァ
海未「(離れましたか...にしても...)」
ことり「(海未ちゃん羨ましいなぁ。私もああいう事したいって言えたら...でもそんな勇気ないし...)」
海未「(ことり羨ましいです。私にも抱き付いてほしいと言えれば...そんな勇気ありませんがね)」
ことり・海未「(本音を言えるようになりたい...)」
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ー放課後・アイドル研究部室ー
ことり「......zZZ」
ことり「......ぅ...」
ことり「あれ...ことり寝てたの...?」
ことり いつの間にか部室にいるし...穂乃果ちゃんと海未ちゃんどこ行ったんだろ...
ことり うーん...思い出せない
ガチャ...
にこ「おまたせー...ってことりだけ?」
ことり「うん。ちょっと居眠りしててね」
にこ「部室で?珍しいわね。他の連中は?」
ことり「さぁ...もう少ししたらくると思うよぉー」
ことり 多分だけど
にこ「多分てあんたね...まぁいいわ」テクテクテク…ストンッ
ことり「え?」アセアセッ
にこ「なぁによ。なんか変な事言った?」
ことり「う、ううん。気のせいみたい」
にこ「そう...にしてもおっそいわねー。今日も皆ににこのプリチーさを教えてあげようかと思ってのにー」
ことり「あはは...」
ことり また変な事言ってる...
にこ「変な事ですってぇ!?」ガタンッ
ことり「えっ!?あ、いや、その...」オロオロ...
にこ「いつもは苦笑いしてるからスルーしてたけどことりも変だと思ってたのね!」
ことり「違うのにこちゃん!今のは本音で、」
にこ「なおさら悪いわよ!」
ガチャ
花陽「ご、ごめんね!掃除当番が...」
ことり「は、花陽ちゃん助けてぇ!」
ことり あー...無理っぽいなぁ
花陽「ひ、酷い!」
にこ「なんか今日のことり攻めるわね!?何なの!?翼がついに大きくなったの!?」
ことり また変な事言ってるし...
にこ「こぉぉおおおらぁぁぁぁああああ!」ゴゴゴゴゴゴ...!
ー同時刻・保健室ー
海未「......zZZ」
海未「...む、ここは...保健室?」キョロキョロ
海未 どうしてこんな所に...?倒れたのでしょうか?とにかく部室に向かわなければ ムクリッ...スタスタスタ...
海未「どうして保健室...思い出せません」スタスタスタ...
絵里「あら、海未じゃないの。今保健室から出てこなかった?」スタスタスタ...
海未「え、えぇ。少し体調が悪かったみたいで」
絵里「大丈夫なの?今日の練習やめといた方がいいんじゃない?」
海未 やはり絵里は優しいですね...
絵里「そ、そう///?」
海未「うん?」
絵里「どうしたの?」
海未「いえ...それより絵里はどうしてここに?」
絵里「職員室からの帰りよ。途中で希を待たせてるの。一緒に部室、行きましょ?」スタスタスタ...
海未「えぇ」テクテクテク…
絵里「...」スタスタスタ...
海未 こう見るとすごく頼りになるんですが...たまにポンコツになるのが傷なんですよねぇ
絵里「っ」ピタッ
海未「絵里?どうしました?」キョトン
絵里「い、いや、何も?」スタスタスタ...
海未「?」
絵里「(今確実にポンコツって...でも海未がそんな事言うわけないわよね。空耳かしら)」
海未 急に立ち止まるなんて...また蝶々よ!なんて叫んで走り出すかと思いました
絵里「っ///そ、それは内緒のはずでしょ海未!」アセアセッ
海未「っ...!今の聞こえたのですか?」
絵里「聞こえてるわよ!もぅ...ほら!早く行くわよ!」グイッ
海未「は、はい...」
希「...あ。えりちに海未ちゃんやん」テクテクテク…
絵里「助けて希!今日の海未変なのよ!」
海未 出ましたねおっぱい怪人
希「えっ!?海未ちゃん!?」
海未「あっ、今のはその...普段は違うんですよ?」アセアセッ
希「じゃあ普段はどう呼んでるん!なぁ!そんなにうちの胸の事憎んでたん!?」オロオロ...
海未 普段は「っ!?さらばっ!」ダダダダダダダ...!
絵里「逃げたわ!追うわよ!」タッタッタッタ...
希「海未ちゃーん!待ってぇなー!」タッタッタッタ...
ーアイドル研究部室ー
ことり「だ、だからあのね?本音であって本音じゃないというか...」アセアセッ
にこ「意味わかんないわよ!」
ことり あ、今の真姫ちゃんみたい
にこ「え?そ、そう?」
花陽「ことりちゃんどういう事なの...?」
ことり「それが...」
ダダダダダダダ...!
ことり「ん?」
ガチャン!
海未「た、助けて下さい!」
絵里「待って海未!何か不満があるなら教えて!ポンコツなら改善するからぁ!」
希「うちの胸が嫌いなんか!?なら少し分けたげるからぁ!」
にこ「...何なのよあんた達」ポカーン
花陽「...ダレカタスケテー」
海未 私にもさっぱりで...
ことり「っ!もしかして海未ちゃんもなの?」
海未「という事はことりも...?」
ガチャ...
凛「遅くなっちゃったにゃー!」スタスタスタ...
真姫「急に大声出さないでよ」テクテクテク…
穂乃果「皆ごめんねー!」トテトテトテ...
ことり はぅぁあああ///!穂乃果ちゃんの為なら何百年だって待てるよぉ〜!
海未 こら穂乃果!遅れた罰として今度付き合ってください!あ、もちろん変な意味でですよ!
穂乃果「( ゚д゚)」
穂乃果「えっとつまり...心の声が丸出しになっちゃったって事?」アセアセッ
ことり そうみたい...
絵里「す、すごい。ガムテープで口塞いでるのにことりの声が聞こえるわ...」ハラショー
海未 私たちにも何故こうなったのかさっぱりで...
凛「海未ちゃんからも聞こえるにゃ...」オロオロ...
真姫「一体どうなってるのよ...今日何か変な事とかなかったの?」
ことり 特には何もなかったけど...あ。
希「どうしたん?」
ことり 放課後ね?いつの間にか部室で寝ちゃってたみたいなの。その前の事を何にも覚えてなくて...
海未 私も同じです。いつの間にか保健室にいまして...
花陽「不思議な話だねぇ」
真姫「本当ね。心の声が聞こえる病気なんてあるわけないし治療法もないだろうし...どうすんのよこれから」
希「うーん...まぁ生活にそれほど支障はないんちゃう?...ヘッ、ヘックシ!」プルンッ
海未 揺れずにそのまま床に落ちてくれると「んー!んー!」ジタバタ
希「海未ちゃん...やっぱり支障あるわこれ」
穂乃果「そうなの?穂乃果は面白いと思うよ?」ニコッ
ことり あ、穂乃果ちゃんが笑ってる///何であんなに可愛いんだろうなぁ。食べちゃいたい♪
穂乃果「...やっぱり元に戻した方がいいね///」モジモジ
にこ「でも打開策がない以上どうすんのよ。とりあえず心の声をあまり出さないようにしてもらわないと練習にならないわ」
絵里「そうね...2人ともできそう?」
ことり が、頑張ってみる...
海未 努力してみます
絵里「じゃあ早速屋上で練習よ!」
ー屋上ー
絵里「にこ!ワンテンポ遅れてるわ!」
にこ「っ!わかった!」
海未 穂乃果が汗だくになってますね...そろそろ練習着が透ける頃合いでしょうか...///
穂乃果「え!?いつも透けてるの!?」アセアセッ
絵里「凛!少し早いわ!皆に合わせて!」
凛「りょーかいだにゃー!」
ことり 穂乃果ちゃん家にお泊まりして...一緒のベッドで...きゃー///!
穂乃果「ことりちゃんは踊ってる最中に何考えてるの!?」
絵里「穂乃果!うるさい!」
穂乃果「穂乃果悪くないよぉー!」
絵里「はいストップストップ!...これは難しそうね」
希「せやね...まぁ近々ライブもないし、しばらく2人にはお休みしてもらった方がええんちゃう?」
真姫「でも治るかどうかわからないのよ?ってかこんなの現代科学でどうにかなるとは思わないけど」
凛「何で2人なんだろね...何か共通点とかあるんじゃないかにゃ?」
花陽「共通点?んー...どっちも穂乃果ちゃんが好、」
ことり「わぁあぁ!?は、花陽ちゃん!?」アセアセッ
海未「急に何を言い出すのです花陽!変な事言わないで下さい!」プンスカ
花陽「ご、ごめんなひゃい...」ショボン
希「もしかしてあの2人、穂乃果ちゃんを好きな事誰にも気づかれてないと思ってるんちゃう?」ボソボソッ
にこ「そうみたいね...まぁもう1人気づいてないのがいるけど」チラッ
穂乃果「どうしたの2人?穂乃果がなぁに?」キョトン
希「...前途多難やなぁ」ハァ
真姫「...」
絵里「真姫?どうかしたの?」
真姫「...何でもないわ」
ー数時間後ー
穂乃果「やっと練習終わったねー!海未ちゃん!ことりちゃん!帰ろっ!」
海未「えぇ」
ことり 穂乃果ちゃん相変わらず可愛「う、うん!帰ろうか!」アセアセッ
穂乃果「ことりちゃん...」
絵里「やっぱり海未はすごいわね...心を無にするなんて無理かと思ったけど...」
希「心の声が聞こえなくなってんね」
凛「でも乱れる事もあるみたいにゃ」
絵里「?」キョトン
穂乃果「ねぇねぇ海未ちゃん!帰りどこか寄って行こうよ!」
海未「いけません。心の声が聞こえるなんて大変な時に寄り道など、」
穂乃果「うぅ...ダメ?」オネガァイ
海未 きゃ、きゃわいいです///...
花陽「海未ちゃんがきゃわいなんて似合わないというか...」
真姫「キモチワルイ」カミノケクルクル
海未「わ、私がどう思おうと勝手でしょう!」アセアセッ
凛「大変そうだにゃ...でも心の声が聞こえちゃうなんて凛は羨ましいと思うけどね」
花陽「そうかなぁ?」
凛「かよちんはきっと、いつもご飯の事考えてるから隣にいるとお腹空きそうだねっ」
花陽「いつもじゃないよ!...しょっちゅうらくらいだもん。凛ちゃんはいつもどんな事考えてるの?」
凛「凛はねー...かよちんの事!」ニコッ
花陽「り、凛ちゃん...///」モジモジ
凛「それとラーメンの事も」
花陽「凛ちゃん...」ショボン
真姫「相変わらずアツアツねー...」チラッ
にこ「人前で何やってんだか」
真姫「(私の心の声もにこちゃんに届けば...もっと仲良くなれるのかしらね...)」
にこ「真姫ちゃん?私の顔に何かついてる?あ、それともプリチーにこにーの顔に見とれてたとかぁ?」ニヤニヤ
真姫「ばっ、そんなわけないでしょ!変な事言わないで!」
にこ「真姫ちゃってばー、照れ屋さんなんだからー」ニコニコ
真姫「うぅぅ...ふんっ!」プイッ
絵里「なんなのよこの部活は...」ハァ
希「ウチらもイチャイチャする?」
絵里「しないわよ!...希がしたいならまぁいいけど?」ボソボソッ
希「やっぱえりちは可愛いなぁー」ナデナデ
海未「やはり私にもことりにも心当たりはないですね...」スタスタスタ...
穂乃果「そっかぁ...ことりちゃん?」チラッ
ことり「マカロンマカロンマカロン...」ブツブツ
穂乃果「いやそこまでして心を無にしなくても...」アセアセッ
ことり「だ、だってぇ...丸聞こえなんて恥ずかしいよぉ」ウルウル...
穂乃果「私は良いと思うよ?だって心の声が聞こえたら言えない事とか言えるじゃん!」
海未「それはそうですが...言わなくてもいい事も言ってしまうのですよ?」
穂乃果「言わなくてもいい事?」
海未「もし穂乃果の心の声が聞こえるとしましょう。私が穂乃果に宿題はやりましたか?と聞いたらなんと答えますか?」
穂乃果「やりました!」
海未「本音は?」
穂乃果「捨てた!...はっ!大惨事になるね...!」ガタガタガタ...
海未「そうです。そうならない為にも心の声なんて聞こえずに本音を口で言えばいいのですよ」
穂乃果「そっか...海未ちゃんもことりちゃんも大変なんだね」
海未「して穂乃果?さっきのは本当ですか?本当に捨てたんですか?」ゴゴゴゴゴゴ...!
穂乃果「え?あー...ことりちゃん助けてぇー!」フリムキッ
ことり「マカロンマカロンマカロン...」ブツブツ
穂乃果「( ゚д゚)」
ー海未宅前ー
穂乃果「本当に大丈夫?」
海未「はい。それに家族になら聞かれても大丈夫かと」
ことり「家族だからマズいような...」アセアセッ
海未「そうですか?まぁなんとかなりますよ。では穂乃果、ことり、また明日」ガラガラッスタスタスタ...
穂乃果「行っちゃった...大丈夫かな?」
ことり「どうだろう...海未ちゃん作詞してるし結構心の中ピュアピュアだから、それをお母さんとか聞かれちゃうと...」
ダダダダダダダ...!ガラガラッ!
海未「穂乃果!お言葉に甘えさせて頂きます!」
ことり やっぱり...
穂乃果「あはは...」
ー穂乃果宅ー
穂乃果「入って入ってー」テクテクテク…
海未「お邪魔します」スタスタスタ...
ことり「お邪魔しまーすっ」トテトテトテ...
雪穂「お姉ちゃん?」ガラガラッ
穂乃果「雪穂、今日2人泊まっていくんだって」
雪穂「なんで私に言うの...海未さん、ことりさん、こんな姉ですが今日もよろしくお願いします」ペコッ
海未「任せて下さい。明日の宿題を終わらせるまで寝かせませんから」ニコッ
ことり「う、海未ちゃん...」オロオロ...
穂乃果「えー...と、とにかく部屋行こう」グイッ...ムニュッ
ことり ぴゃぁぁぁあああ///!?
雪穂「っ!?こ、ことりさん?」アセアセッ
ことり ほ、ほのっ、穂乃果ちゃんの胸が!胸が!あた、当たって!
穂乃果「っ///は、早く行こっ!」グイッ...スタスタスタ...
海未 いいですねぇ...
雪穂「海未さん!?」
穂乃果「海未ちゃんも早く!」グイッ...バタンッ
雪穂「...私疲れてんのかな」テクテクテク…
穂乃果「もうことりちゃん!私の胸が当たったくらいで騒いじゃダメだよ...」ハァ...ハァ...
ことり「ご、ごめんね...」
穂乃果「それにちょっと...恥ずかしかったし///」
ことり ぴゃぁ「マカロンマカロン...ふぅ。もう大丈夫だよっ」キリッ
海未「全然大丈夫に見えませんが...さてと、宿題でもしますか」
穂乃果「全然さてとじゃないよ!他の事して遊ぼーよー!」ジタバタ
海未「...わかりました」
ことり「あれ?海未ちゃん今日は優しいんだね」
海未「まぁ泊めてもらっているわけですし...今日くらいは穂乃果の好きにさせますよ」
穂乃果「やったー!じゃあじゃあ!恋バナしようよ!」
海未 こっ...///何を言ってるんですか!
ことり「穂乃果ちゃん...恋バナできるの?」
穂乃果「失礼なっ!私だって乙女なんだよ!?恋バナの1つや2つできるもーん」エッヘン
ことり「例えば?」
穂乃果「んー......あっ」ニヤニヤ
海未「...まさか穂乃果」
穂乃果「2人の好きな人は誰なの!?」
ことり・海未 ほ「「わあぁぁああああああ///!」」ガタンッ
穂乃果「あぁ惜しいっ!」
海未「惜しいじゃありません!何やってるんですか!」プンスカ
穂乃果「だってぇ、こんなの聞けるの今だけだし。他にはどんな事聞いちゃおうかなぁ?」ニヤニヤ
ことり「だ、ダメだよ穂乃果ちゃん!」アタフタ
穂乃果「どーしよーかなー...ん?」
ゴゴゴゴゴゴ...
海未 穂乃果ァ...?
穂乃果「ひっ...!な、何今の低い唸り声!?」キョロキョロ
海未 いい加減に...!
穂乃果「す、すいませんでした!」ペコッ
海未「わかればいいのです。さっ、恋バナの続きでも、」
ことり「いや海未ちゃん恋バナはダメだって」アセアセッ
海未「そ、そうでしたね...」
穂乃果「?」
コンコンッガチャン
雪穂「お姉ちゃーん!お母さんが呼んでるよー」
穂乃果「ん?何て?」
雪穂「なんか昨日の売り上げとおまんじゅうの数が合わないんだって。お姉ちゃんもしかして食べた?」
穂乃果「...謝ってくる!」タッタッタッタ...
雪穂「あはは...す、すいません」ガチャン
海未「まったく穂乃果は...」
ことり「にしても危なかったね...穂乃果ちゃんの事好きなんて言えないし...」ハァ
海未「...今なら言えるのかもしれませんね」ボソッ
ことり「...え?」
海未「...」
ことり「海未...ちゃん?」
ガチャン
穂乃果「うぅ...おまんじゅう一個食べただけなのにぃ...」
海未「1個でも商品なんですよ?」
ことり「...」
ー2時間後ー
穂乃果「さてとお風呂も入った事だし!」
海未 寝ましょうか
穂乃果「えー!?まだ夜はこれからだよー?っていうか海未ちゃんとうとう心の声で会話し始めたね」
海未 こちらの方も一応練習しておかなければと思って
ことり もし一生治らなくても...ね?
穂乃果「一生心の声が...もう2度とおまんじゅうつまみ食いできないしテストの点数も隠せない...大変だねぇ...」ウルウル...
海未 わたしとことりを穂乃果と一緒にしないでください。別にやましい事を隠して生きてるわけではないんですよ?
穂乃果「そうだけど...何か治す方法とかないのかなぁ。本当に心当たりないの?心の声が聞こえたらいいなぁとか思ったり本音を言いたいだとか考えたり...」
海未 本音を言いたい...ですか。最近そう思う事は増えてるのは事実ですね
ことり ことりもそうだね。言いたくても胸の奥にしまっちゃったりとか
穂乃果「そっか...あっ!わかった!」ガタンッ
海未 何がわかったんですか?
穂乃果「本音で話せばすっきりして治るかもよ!」
ことり そ、それは無理なような...
穂乃果「治す方法もわかんないしやってみようよ!明日の放課後皆集めて言いたい事言っちゃえば治るって!」
海未 急に本音と言われても
穂乃果「海未ちゃんは結構あるんじゃない?希ちゃんとか絵里ちゃんとか花陽ちゃんとか...」チラッ
海未 ほぅ、どうやら穂乃果は私を怒らせたいようですね。いいでしょう。明日から練習メニュー5倍にして穂乃果もスレンダーになってもらいます
穂乃果「ごっ!?じょ、冗談だよー」アセアセッ
ことり 穂乃果ちゃんすごい汗かいてるよ
穂乃果「...おやすみっ!」
海未 逃げましたね
ことり 逃げちゃったね
ー翌日・放課後ー
穂乃果「...というわけで皆に集まってもらったの!」
海未 本当にやるんですか...?
ことり うぅ...やだなぁ...
にこ「本当にあほのかなんだから...こんな事して治るわけないでしょ!」
穂乃果「治療法わかんないんだからやってみないと!ね?海未ちゃん?ことりちゃん?」
海未 まぁ物は試しです。やってみましょうか
絵里「海未とことりの本音ね...なんかちょっと怖いわ」
真姫「そう?私は聞いてみたいけど?」
凛「凛も凛も!普段海未ちゃんがどう思ってるのか聞いてみたいにゃー!」
花陽「私も...!」
希「(ウチの場合はまた胸関連なんやろなぁ...また理不尽にキレられるんやろか...)」ハァ
絵里「じゃあ穂乃果から行きましょうか。言い出しっぺなんだし」
穂乃果「え!?ほ、穂乃果は最後でいいかなー...」アセアセッ
海未 最後でも構いませんよ
ことり やんやん♪
穂乃果「そ、それじゃあまずは>>30から行こうか」アセアセッ
※ことほのうみ以外のμ'sメンバーで
凛
海未 凛は見ていてこっちまで元気が湧いてきますね。いつも練習の時盛り上げてくれてありがとうございます
凛「そんな...照れるにゃあ///」
ことり ことりも元気をよくもらってるけど、最近凛ちゃんが益々可愛くなってるのにことり嬉しくて嬉しくて///
凛「へ?」
ことり だってこんな可愛い凛ちゃんがことりの衣装を着て踊ってくれるんだよ?宇宙一可愛いんだもん!
にこ「ちょっと!宇宙No. 1はにこ...ちょ、花陽?アイドルがしちゃいけない顔になってるわよ?お、落ち着いて?」ガタガタガタ...
凛「ことりちゃん...ありがとう!」
ことり でもたまにニンニク臭いのがなぁ...
凛「っ!?」
海未 あー...たまにすごい臭いしますね。土日の午後練習の時にどれほどニンニク入れたラーメンを食べてきたのかと
凛「ご、ごめんなさい...」
ことり「う、ううん!好きなんだからしょうがないよ!けど...臭いは少し消して欲しいなぁって...」アセアセッ
凛「...うん!凛、ことりちゃんの可愛い衣装もっと着たいから今度ブレス◯ア食べてくるね!」
ことり「じゃあことりももっと可愛いやつ作るね!」
花陽「凛ちゃんよかったねぇ...」ウルウル...
真姫「ヴェェェ!?なんで花陽が泣いてるのよ...」オロオロ...
花陽「だって凛ちゃんが可愛い衣装着たがるなんて...嬉しくて...」
真姫「そ、そう」
絵里「あの臭いやっぱり凛だったのね」ボソボソッ
希「そ、そやね...」
希「(ウチもたまにえりちと焼肉行ったりするけど臭ってたんかな...)クンクン
にこ「(希もたまに臭ってたなんて言えないわね)」
穂乃果「じゃあ次は>>34ね!」
まきちゃん
真姫「別に私に言いたい事なんてないでしょ?」カミノケクルクル
海未 たくさんありますよ。いつもμ'sの曲を作ってくれてありがとうだとか、私の詩を素晴らしい歌詞にしてくれてありがとうだとか
真姫「うぅぅ///」
ことり 穂乃果ちゃんに誘われてアイドルを始めた時は不安だったけど、START:DASH!!聞いた時にこれなら出来そうって勇気もらったの。だから今μ'sがあるのは真姫ちゃんのおかげだよ!これからもμ'sをオネガァイ!
真姫「//////」
海未 ですがもう少し素直になっていただけると...
真姫「う、海未に言われたくないわよ」アセアセッ
ことり「これはにこちゃんとお付き合いしない限りは治りそうにないもんね」ボソボソッ
真姫「ことり///!?」カァァァァ
にこ「うっわ、真姫ちゃん顔がトマトみたいになってる」
花陽「真っ赤っかだね」
凛「凛はこんな真姫ちゃんも好きだにゃー」
希「素直、か。えりち」
絵里「どうしたの希?」
希「えりちの事大好きやで」
絵里「........................わ、わらひも///」カァァァァ
穂乃果「(絵里ちゃんチョロいなぁ...)」
凛「じゃあ次は...>>38だにゃ!」
にこ
にこ「私の番ね!まぁ2人ともいつもプリチーにこにーを可愛いと思ってる事は知ってるわ!」
海未 また変な事言ってますね
ことり ねー
にこ「...」ジトー
海未 冗談ですって。にこのアイドルへの情熱には尊敬してますよ。いつも努力を惜しまず誰よりも強いにこを...私は大好きです ニコッ
ことり ことりも最初は変な人だと思ってたけど、やっぱりにこちゃんは部長なんだなって思うなぁ
にこ「な、何よ、結構私の事見てくれてるのね...///」モジモジ
真姫「...」ムスー
希「こら真姫ちゃん、焼いちゃだめやで?」ニヤニヤ
真姫「別に焼いてなんか...」
凛「真姫ちゃんはにこちゃんの事大好きだもんねー?」
真姫「私が!?イミワカンナイ!」
絵里「相変わらずねぇ」
絵里「...そろそろ穂乃果に対しての本音でも聴こうかしら?」
穂乃果「え?まだ皆の聞いてないよ?」オロオロ...
希「ウチらはいいんよ。どっちかと言うと穂乃果ちゃんの聞きたいし。2人とも、言いたい事あるんでしょ?」
穂乃果「え?あ、穂乃果はやっぱりいいかなぁーなんて」アセアセッ
凛「穂乃果ちゃんズルいにゃー!」
穂乃果「だって2人はいつも一緒だし...今更恥ずかしいし///」
にこ「なーにが今更よ。2人ともちゃちゃっと言っちゃいなさい」
希「告白のチャンスやな」ボソボソッ
ことり「っ!?」
花陽「が、頑張って2人とも!」
海未「何を言ってるんですか!今はそういう時じゃ、」
真姫「いつまでたっても言えないくせに本音が出る今言わないでいつ言うのよ」
海未「ですが...」オロオロ...
絵里「海未、ことり」
ことり「絵里ちゃん...」
絵里「当たって砕けなさい!」
にこ「なんで玉砕覚悟なのよ...」
凛「海未ちゃん頑張るにゃ!凛が付いてるよ!」
海未 余計心配です
凛「はうっ!?」ザクッ
花陽「凛ちゃん!?」
にこ「はぁ...じゃあ穂乃果に対して何かないの?」
ことり 何かって...うーん...
穂乃果「...もしかして何もない?」
ことり ち、違うの!普段からありがとうとか言ってるし悪い所は海未ちゃんが直してくれてるから特に...ね?
穂乃果「えー...」ジトー
海未 私も特に...
希「...」ジトー
絵里「...」ジトー
にこ「...」ジトー
海未 ど、どうしました?
凛「...」ジトー
花陽「...」ジトー
真姫「...」ジトー
ことり な、何?
絵里「...まぁ、言いたい事がないのならしょうがないわね。今日はもう解散!練習は明日から再開よ!」
希「しゃーないね。んじゃお先〜」テクテクテク…
真姫「...」ポチポチ...
ー30分後・部室ー
ガチャ...
真姫「やっと来たわね」
ことり「解散後再集合って一体どうしたの?」テクテクテク…
海未「しかも穂乃果抜きとは一体...」
凛「真姫ちゃんが治療法が分かったんだって」
ことり「本当!?」
真姫「えぇ。確信はないけど恐らく...」
海未「...」
希「2人が穂乃果ちゃんに告白すればいい、やね?」
真姫「そう...2人の心の声が漏れ始めたのは本音を言いたいからだと願ったからよ。非現実的だけどね」
ことり「そんな...告白なんてできないよぉ///」モジモジ
海未「そうです!それに女の子同士なんて!は、破廉恥です///」モジモジ
にこ「あぁぁ!もうっ!面倒くさいわね!ほらにこが付いてってやるから行くわよ!」グイッ
ことり やーだー!恥ずかいぃー!
絵里「海未。行くわよ」グイッ
海未 離してください!
花陽「2人とも今がチャンスだと思うよ?心の声が勝手に漏れるんだし...」
ことり・海未「告白は直接言いたいの(です)!」
にこ「面倒くさっ!」
絵里「これは重症ね...希、なんとかならない?」
希「何とかて...2人は何でそんなに告白するの嫌なん?穂乃果ちゃんの事好きなんやろ?」
海未「それはそうですが...私は好きでいるだけで構わないんです」
真姫「どういう事よ」
海未「今の、穂乃果を見て笑顔になれたり日々のじゃれ合いにドキドキしたり...そういう毎日を崩したくないんです。もし告白して嫌われたりしたら...」
ことり「ことりも...怖くて告白なんか無理だよ」ショボン
真姫「でも2人の本心は、」
にこ「真姫ちゃん。もういいと思うけど?2人もいいって言ってるんだし」
真姫「にこちゃん...」
にこ「時間取らせて悪かったわね...先に帰るわ」スタスタスタ...
絵里「にこ...」
希「...うちらも帰ろっか。ごめんね2人とも、余計なお世話やったね」
ことり「う、ううん。せっかく治そうとしてもらったのに...ごめんね」
海未「すいません」ペコッ
花陽「...」オロオロ...
凛「...かよちん、帰ろっか」グイッスタスタスタ...
花陽「あっ、凛ちゃん...」ズルズルズル...
ことり これで本当にいいんだよね...
海未 ...ことりはどうしたいのですか?
ことり ことりは...どうしたいんだろうね
海未 私にも、私はどうしたいかなんてわかりません。ですが...ことりの事応援してますよ
ことり っ!海未ちゃん?
海未 今日は先に帰りますね。また明日、ことり ニコッ
ことり ...うん
ことり「...」スタスタスタ...
ことり そりゃあことりだって告白出来るならしたいよ。けど...怖いし...それよりも3人の仲を壊すなんてできないよぉ...
ことり どうしてこんな事になっちゃったのかなぁ...真姫ちゃんの言う通り、告白したかったのかな
ことり 穂乃果ちゃんを取っても海未ちゃんは応援してくれるかな...ううん、そんなのやだよ...
ことり ずっと仲良しだったのに... ショボン
にこ「じゃあ諦めたら?」
ことり できないよ!穂乃果ちゃんを諦めるなんて無理...え?
にこ「何よ」
ことり「に、にこちゃん!?どうしてここに!?」
にこ「どうしてって買い物の帰りだけど」
ことり「そっか...き、聞いてたの?」
にこ「何やら聞いた事ある独り言が聞こえたから、話しかけただけ。してどうすんの?諦めるの?告白してみるの?」
ことり「わかんない...」
にこ「本っ当に優柔不断なんだから!留学の時みたいにまた大切なもの失うわよ!」
ことり 「だってぇえ...!うっ...えぐっ...うぇぇええええん!」ボロボロ...
にこ「ちょ!?こんな道の真ん中で泣かないでよ!」アセアセッ
何アレ...ナイテルワヨ?...ケンカ?...ヤーネー
にこ「っ!ちょっと来なさい!」グイッタッタッタッタ...
ーにこ宅ー
ことり「...」
にこ「落ち着いた?」
ことり「うん...ごめんね」ショボン
にこ「いやその...私も言い過ぎたわ」アセアセッ
ことり「...どうしよう」
にこ「知らないわよ」
ことり「...」ウルウル...
にこ「あっ、違うのよ!?私にどうこうなんて出来ないでしょ?ことりの好きなようにしなさいって事よ!」アセアセッ
ことり「好きなように...?」
にこ「そう。穂乃果とお付き合いしたいならまず告白しなきゃ!それで無理ならしょうがないわよ!」
ことり「けどその後また普通に接するなんて、」
にこ「あの穂乃果よ?きっとそんな事気にしないで次の日も普通に遅刻してきて謝ってそのまま一緒に登校。何も変わらないわ」
ことり「...」
にこ「それにことりと穂乃果ならお似合いじゃない。海未もきっと応援してくれるわ」
ことり「...にこちゃん」
にこ「ん?」
ことり「ありがとー!」ムギュー
にこ「んー!?」ジタバタ
ことり「ことり頑張ってみる!海未ちゃんに応援してもらえるように!ダメでも海未ちゃんを応援できるようになる!」ムギュー
にこ「んー!ん!?」ジタバタ
ことり「やるったらやる!だもんね!にこちゃんのおかげで...あれ?」
にこ「...」チーン
ことり「にこちゃぁぁああん!?」
ー通学路ー
海未「...」テクテクテク…
希「...」スタスタスタ...
海未「...それで尾行したつもりですか?」フリムキッ
希「ありゃ、やっぱり気付いとった?」
海未「当たり前です。して何か用ですか?今日は寄り道はしたくない気分なのでお断りしますが」
希「海未ちゃん厳しいなぁ...そんなにウチの事嫌い?」
海未「そういうわけではありませんよ...ですが今日は...」
希「穂乃果ちゃんの事やろ?」
海未「...」
希「好きならさっさと告白した方が良いと思うよ?ことりちゃんに取られるかもなぁ?」ニヤニヤ
海未「...それでいいんです。ことりと穂乃果はお似合いですからね」
希「ふーん...でもことりちゃんと海未ちゃんが好きになる程穂乃果ちゃんって良い娘かな?」
海未「...っ」
希「確かにμ'sを引っ張ってる事はすごいと思うけどおっちょこちょいやしのんきやし...それに皆にしょっちゅう迷惑かけてるやん」
海未「...ます」ボソッ
希「あんな変な娘のどこが好きに、」
海未 違いますっ!穂乃果はいつも笑顔で、私を知らない世界へ引っ張ってくれる最高の幼馴染なんです!たしかにいつも厄介ごとに巻き込まれますが後悔したことなんてありません!
希「うんうん」
海未「そんな穂乃果を...例え希でも許さ、」
希「海未ちゃんはさ。そんな大好きな穂乃果ちゃんを諦めるん?」
海未「っ...!そ、それとこれとは話が、」
希「海未ちゃん!自分の気持ちに嘘だけはあかんで!」
海未う、嘘など付いてません!私は心から穂乃果とことりを応援しようと、
希「ことりちゃんと穂乃果ちゃんなんてどうでもええ!海未ちゃんはどうしたいんや」
海未「私...は...!もっと近く...穂乃果の側にいたいです...」ウルウル...
希「それでええやん。穂乃果ちゃんに告白したいって気持ち、なんで隠したんよ」
海未 私にはことりを裏切るなんて出来ません...だから私が手を引けばこの3人の関係は終わらない。そう考えて、
希「海未ちゃん。それは優しさちゃうで?傷付くのが怖いから逃げてるだけやん」
海未 ではどうしたら!私だって穂乃果の事を愛しています!しかしことりもそれは同じなんですよ!
希「どうしたらなんて、それはウチにもわからんよ」
海未 え...?
希「だから伝えればええやん♪穂乃果ちゃんに好きですって」
海未 そんな...無理ですよ!
希「どうせ諦める予定だったんだから、ここは1つダメ元で告白してすっきりしよ?ダメならダメでことりちゃんを応援して...」
海未 も、もし成功したら...?
希「おめでとさん。ことりちゃんもきっと応援してくれるはずや。ほら、カードもそう告げてる。3人はずっーと最高の幼馴染やて」スッ
海未「......それただのトランプですよ?」
希「え?あっ...い、今のなし!なかった事に!」アセアセッ
海未「ぷっ......ありがとうございます希。なんだか元気が出てきました。そうですね、今まで何度も喧嘩してきましたがその度に仲直りしてきました。今度もできますよね」
希「その意気その意気」
海未「...明日、この想いを穂乃果にぶつけてみようかと思います。心の声ではなくて、自分の声でしっかりと」
希「うんうん。もしダメならウチに来てええからね。朝まで付き合うで!」
海未「そ、そうならない為にも頑張ります!では!」タッタッタッタ...
希「...ふぅ。たまにはこう、かっこいい先輩も悪くないなぁ」ピッ
希「...あ、にこっち?こっちは終わったけどどう?上手くいった?」
にこ『なんとかことりを説得して家に帰したわよ。明日告白するんだと』
希「そうか...穂乃果ちゃんも大変やなぁ」ニヤニヤ
にこ『希、もしかして笑ってる?』
希「だってこれからあの3人の三角関係が始まるかもしれないんやで?楽しみやん」
にこ『あんたねぇ...もし悪化したらどうすんのよ』
希「それはないと思うよ?」
にこ『なんでよ』
希「幼馴染がアイドルをやるって言い出してそれに付き合った2人やで?今更悪化するわけないやん」
にこ『よくそこまで言い切れるわね。何か根拠でもあるの?』
希「んー...強いて言うなら」
にこ『...』
希「あの3人だから、かな?」
にこ『...ばっかみたい。じゃ頼まれてた事は済んだし切るわよー』
希「にこっちも真姫ちゃんに素直にならへんとなー」
にこ『う、うっさいバカ!』ピッ
希「切れてもうた...本当皆素直じゃないなぁ」ニコニコ
希「...ウチも今日はえりちに甘えてみようかな」スタスタスタ...
ー翌日・放課後ー
コソコソッ
真姫「ちょっと凛、押さないでっ」ボソボソッ
凛「凛じゃないよ!かよちんだよ!」ボソボソッ
花陽「ご、ごめんね...でもどうして放課後に校舎裏になんか...」オロオロ...
真姫「にこちゃんから連絡があったのよ。校舎裏で何もかも解決するって」
凛「どういう事だにゃ?」キョトン
真姫「多分...って隠れて隠れて!穂乃果よ!」ササッ
穂乃果よ「...」スタスタスタ...
凛「...穂乃果ちゃんがどうかしたかにゃ?」
にこ「今から告白されんのよ」
凛「うにゃぁぁああああ!?」ビクンッ
穂乃果「っ?」キョロキョロ
凛「...」アセアセッ
真姫「いきなり大声出さないでよ...!」ボソボソッ
凛「だっていきなりにこちゃんが、」
希「ウチもいるでー」
絵里「何々?何が始まるの?」ソワソワ
凛「にゃぁもごっ!?」ジタバタ
花陽「しーっ!」
穂乃果「?」キョロキョロ
絵里「ねぇにこ、そろそろ教えて。穂乃果は誰を待ってるの?」
希「えりち鈍いなぁ。放課後、校舎裏
、青春の1ページ。ここまで言うたらわかるやろ?」
絵里「...決闘?」
にこ「告白に決まってるでしょ」
花陽「こ、告白...///!」
凛「え?つ、つまり女の子同士で!?」
真姫「相手はおそらく...来たわよ」
海未「...」スタスタスタ...
ことり「...」テクテクテク…
絵里「ハラショー!とうとうあの2人告白する気になったのね!」ワクワク
凛「でも穂乃果ちゃん、どっちを選ぶんだろう...かっこいい海未ちゃんかな?」
花陽「もしかして可愛いことりちゃん?」
真姫「それは穂乃果が決めるわよ。ほら見なさい」
海未「カクカクシカジカ...」
ことり「カクカクシカジカ...」
穂乃果「///」モジモジ
にこ「照れてるわね」
希「ええなぁ...青春やなぁ」ニコニコ
海未「...!」ペコッ
ことり「...!」ペコッ
絵里「あっ!こ、告白したみたいよ!」ドキドキ
花陽「どうなっちゃうのかなぁ...」ソワソワ
穂乃果「......」オロオロ...
凛「だ、黙っちゃったよ...?」オロオロ...
希「穂乃果ちゃん...」
穂乃果「っ...!」ムギュー...チュッ
まきりんぱなにこのぞえり「えぇー!?」
ー翌朝ー
海未「まったく...穂乃果はいつになったら寝坊が治るんでしょうね」スタスタスタ...
穂乃果「だって昨日はあんな事があったし...眠れなくなるのは当然だよぉ〜」
海未「(まぁ今日くらいは良いのかもしれませんね。穂乃果をこんなにも近くで感じられるのです。幸せですね...///)」
穂乃果「海未ちゃんそんなに嬉しいの?」
海未「っ!?ど、どうして思ってる事がわかったのですか!まだ心の声が漏れてるのですか!?確かに朝はお母様に何も聞こえないと言われたはずです!」オロオロ...
穂乃果「いやだってすごいニヤニヤしてるんだもん。心の声が聞こえなくてもわかるよぉ〜」ムギュー
海未「ほ、穂乃果...///」カァァァァ
ことり「...穂乃果ちゃん?」ジトー
穂乃果「え...?あ、こ、ことりちゃん!おは、」
ことり「えいっ」ムギュー
海未「っ!ことり!?」
ことり「ことりも穂乃果ちゃんにこうしたかったんだぁ///」スリスリ
穂乃果「ちょっとことりちゃん///!恥ずかしいよ!」ジタバタ
ことり「(照れる穂乃果ちゃんも可愛いぃいいいいい!)」チュンチュン
ことほのうみ「」イチャイチャ
にこ「あの3人は朝から何してんのよ...」
希「まぁ仲が良いのはええ事やん。でもこうなるとは思わんかったね」
絵里「希、本当はこうなるってわかってたんじゃないの?」
希「さすがのウチでも穂乃果ちゃんが2人を選ぶなんてわからんよ。でもさすが天然ジゴロやね...」
にこ「下手するとハーレムでも作っちゃうんじゃない?」
絵里「ありえそうで怖いわ」ハァ
希「でも本当に心の声が漏れなくなってよかったなぁ。あれだと練習も出来ないし」
絵里「そうねぇ。やっと普通の練習に、」
花陽「だ、ダレカタスケテー!」タッタッタッタ...!
凛「え、絵里ちゃん!希ちゃん!助けてにゃ!」タッタッタッタ...!
にこ「ちょっと!私もいるわよ!」
凛「にこちゃんには期待してないにゃ」
にこ「ぬわぁんですって!?」
絵里「まぁまぁ。花陽に凛、どうしたの?」
凛「ま、真姫ちゃんが!真姫ちゃんが!」アセアセッ
花陽「大変なのッ!」
希「どう大変なん?」
ダダダダダダダ...!
真姫「ちょっと花陽!凛!何で逃げるのよ!...ってあ、にこちゃんおはよう」
にこ「おは、」
真姫 朝からにこちゃんに会えるなんて...今日も可愛い「ヴェェェ///!?また漏れてる///!?」
絵里「( ゚д゚)」
希「( ゚д゚)」
にこ「( ゚д゚)」
凛「真姫ちゃんも心の声が漏れてしまってるにゃ!」
花陽「どうしよう!」
にこ「あ、あはは...」アセアセッ
絵里「にこ」ポンッ
希「にこっち」ポンッ
にこ「えぇぇぇぇえ///!?」
海未「穂乃果ぁ///」ナデナデ
ことり「穂乃果ちゃーん///」スリスリ
穂乃果「いやはや、ハッピーエンドってやつだね!」
真姫・にこ「「穂乃果だけよっ!......あっ///」」
完
タイトル的にことうみっぽいですがことほのうみでした。乙したー
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