女「あの楽しかった日々を私は忘れない」(52)

初ssです

女「あなたは覚えてる?あの楽しかった日々を」

女「あの頃はなにもかもが幸せだったわね」

あれは高校一年生の夏の頃だった

女「えーとこれを職員室に届ければいいのよね…」トテトテ

女「うぅ~…職員室って何処よ~…」

女「キャッ!」ツルン
ドッターン
女「いたた…あっ紙が…」

男「大丈夫?手伝うよ」ガサガサ

女「へ?…あっはい!ありがとうございます!」アセアセ

きっかけはほんの些細な事だった

男「これで全部か…よし!あっ怪我してない?大丈夫?」

女「あっひゃい!大丈夫ですぅ!」ビクッ

男「そう?ならいいんだ」ニコッ

彼の笑顔はとても魅力的で、それでいて優しい目をしていた

男「あっ職員室ならそこの角曲がった所にあるよ、じゃぁね!」タッタッタッ

女「…」ボ~

女「…あ…職員室行かなきゃ…」

私は彼に一目惚れしてしまった

女「あの人どこのクラスの人かな…」
ボ~

男「あっ!さっきの女の子!」

女「うわっつ」ビクッ

男「え、なにその反応」

女「え?…あっごめんなさい!ビックリしちゃってつい…」ペコッ

男「はははっ!面白い人だなぁ」ニコ

女「えっえへへ~」

いま思えばあの時の私の顔はとても他人には見せられない顔だったと思う

同じクラスという事もあってか私達はすぐに仲良しになった

女「わぁ!すごい!今日の男君のお弁当凄い豪華だね!」パァ

男「そうかな?別に普通だけどな」モグモグ

女「凄いよぉ~私のなんて質素だもん」

男「女の家が貧乏だからか?」ニヤニヤ

女「あー今の傷付いたーすごい傷付いたー」

男「はははっごめんごめん」

女「乙女心はそんなんじゃ癒えないよーだ」プイ

男「しかたねーな、ほれ唐揚げやるよ」ポイ

女「わーい!唐揚げだー!」モグモグ

男「そんなんで乙女心が癒えるなら安いもんさ」モグモグ

女「えへへ~」

そして高校一年生の冬に私は彼に告白した

女「ずずっと前から好きでした!つつつつ付き合っていい頂けないでしょうか!」ガタガタ

男「…ぷっあははははは!」ゲラゲラ

女「…へっ!?」

男「なんだよ『頂けないでしょうかっ!』て…あっはははは!腹いてぇ!」

女「な…こっこれでも勇気だして…」

男「うん、やっぱお前面白いわ」

女「大変だったんだから…へ?」キョトン

男「こちらこそ宜しくお願いします」

女「…うん!」ニコッ

私は少し泣いていた嬉し涙ってやつ

こうして私達は付き合い始めた
っていってもいつもと変わらない日常

女「今日もお弁当豪華だね!」

男「ほらよ」ポイ

女「唐揚げ…くれるの!?」パァ

男「俺はお前の彼氏だからな、彼女の乙女心を癒してやらんとな」ニコ

女「わーい!」モグモグ

高校二年生になって私達はクラスが別々になってしまった
けれども私達はずっと仲良しだった

女「今日は私が一番乗りか…」トテ

男「おっ…おーい女ー!」ブンブン

女「あっ!来た!」パァ

お弁当を食べる時は屋上で一緒に食べる
周りの人にとってはほんの些細な事なんだろうけど私にはとても幸せに感じられた

ある日の事
男「なぁ女」

女「ん?なぁに?」

男「俺達ってさぁまだデートとかしてないよな」

女「なっ…で、でーとなんておっ大人のする事だよ!」アタフタ

男「お前は子供か」

女「こっ子供じゃないもん…」

男「じゃあ明日デートするか!ちょうど土曜日だし、うんそうしよう」

女「えっえぇ!?あっああ明日!?」アセアセ

男「はいっつー訳で明日の十時に近くの公園に集合な!はい解散」パンッ

女「えっえっ?えぇ!?」ビクッ

女「ねぇ友」ズゥーン

友「うわっ貞子かと思った…」ガタッ

女「相談があるの」ズゥーン

友「分かったからその顔やめて泣きたくなってきた」

女「デートに来ていく服どうしよぉぉぉ!!」ガタッ

友「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!悪霊退散!!!」ブン

女「ぎゃっ」ゴン

~~~~~~~~~~~~~~~

友「で、なんでそんな事聞くの?」

女「だってでーとなんてした事なくて」ショボン

友「あんたねぇ…」ハァ

友「今日の放課後あんたの家にいくわよ」

女「へ?いいけど…」キョトン

女の家
友「ふ~ん部屋は綺麗ね」ジロォーリ

女「毎日掃除してるからね」ニコニコ

友「ではクローゼットの中はどうかなっ!!」バターン

女「ふぇっ!?」

友「…あんたこの服…ださいにもほどがあるわよ…」

女「えっえぇ~?そっそうかな?」

友「はぁ…こんな事だろうと思ったわ」

女「うぅ…」ショボーン

友「これ持ってきて正解だったわね…」ゴソ

女「へ?」

友「じゃーん!わ~た~し~の~ふ~く~(ダミ声)」ドドーン

女「す、すごい量ね」

友「これあげるわ」

女「…えぇ!?いっいいよ!そんな…もらえないよ!」ブンブン

友「これもう着なくなった奴だからいいのよ、ほれ」ドス

女「おも…」グググ

友「うん、まずはこれ着てみて」

女「う、うん」


数時間後

友「はい出来上がりぃ~」パチパチ

女「こ、こんなので大丈夫かな…?」クルクル

友「大丈夫アタシを信じろって!」

女「うん!…あ、でもでーとってなにすれば…」

友「そんなん男にまかせればいいのよ!あんたは自分のことだけ考えてればいいの」ニカッ

女「…うん!」

男「友…相談があるんだが」

友「なんだよ相談って」

男「デートのコースってどうしたらいい?」

友「それは彼女いない俺への当て付けか?」ピキピキ

男「えっマジで?ごめん」

友「まぁそれは置いといて、これやるよ」ガサ

男「何々?女の子を楽しませるデートコース…コレだぁ!!!」クワッ

友「その代わり今度飯奢r」ビュン

男「あんがとなぁ!!」ダダダダダ

友「人の話は最後まで聞けよ…」

女「…」ソワソワ

女「ま…まだかな」ソワソワ

男「あっ女だ…おーい女ぁぁ…ぁあ?」ダッダッダッ

女「あっ男君!」パァ

男「…」ポケェ~

女「?男君?」

男(なんだこいつくそ可愛いんだけどなにこれ夢?)

女「男君!?ちょっ…男君!」ダダダ

男「…」ユサユサ

男「さっきは悪ぃちょっと考え事してた」トコトコ

女「もぅ…ビックリしたんだから…」トテトテ

男「ははは…」ポリポリ

【其の壱!まずは彼女の行きたい場所へ行かせる】

男「な、なぁ女はどこか行きたい場所はないか?」

女「え?…んーとねぇ…あっ!服屋さん行きたい!」

男「ぉおう服屋か、よしそこ行くか」

男「…」ソワソワ

女「ねぇねぇ!これどうかな!」トテトテ

男「っぉおっえうん、いいんじゃない?」ドキドキ

女「んじゃこれはぁー?」フリフリ

男「女はどれ着ても似合うよ」ニコ

女「えっへっ!?えっそそそそそそうかなぁ!」ドキドキ

男「うんうん(畜生可愛いなこいつ)」

男「あー…女、腹減ってるか?」トコトコ

女「うん!」ニコニコ

男「きっぱりと言うな…んじゃあそこで食べてくか」

[其の弐!ご飯を食べる時はイタリアンの店】

男「大丈夫かな…」トコトコ

女「?どーしたの?」ヒョイ

男「うえぃいやっ!ななんでもないよ!」

女「んーと私はぁ…これにする!」

男「んじゃ俺はこれにするかな…すいませーん!」

店員「はいご注文はお決まりでしょうか?」

男「地中海の香り漂うスパゲティーとと気品溢れるモッツァレラチーズとトマトのスパゲティーで」

店員「はいかしこまりました」スタスタ

男「なんだこの商品名」

女「いいじゃん個性的で」ニコニコ

男「そうか?」

店員「御待たせ致しましたこちらが地中海の香り漂うスパゲティーとなっております、そしてこちらが気品溢れるモッツァレラチーズとトマトのスパゲティーで御座います」カチャカチャ

店員「ごゆっくり御召し上がり下さい」スス

男「いちいち言わなくてもいいんじゃないか?」

女「まぁまぁ冷めちゃうよ、早く食べようよ!」パァ

男「そうだな」モグモグ

男「ん、旨いなこれ」モグモグ

女「こっちも美味しいよ」モグモグ

女「少しあげる、はいあーん」スイッ

男「ん、これも旨いな」モグモグ

男「んじゃ俺もはい」

女「あ~ん…ふむこれも旨いな…」モグモグ

男「俺の真似か?」

女「えへへ~ばれた?」モグモグ

男「可愛い奴め」

男「さーて腹も膨れたし」トコトコ

女「次はどこ行こっか」トテトテ

【其の参!彼女と楽しくウィンドウショッピング!】

男「おっこれなんか女に似合いそうだな」

女「そ、そうかな?」

男「お前欲しいもんとかあるの?」

女「え?別にないよー」

男「一個ぐらいあんだろ?」

女「…強いて言えばあのネックレスかな?」

男「へぇ~これか…」

女「でも高いから買えないんだけどね」ニコ

男「…」

女「あっという間だったねー」トテトテ

男「あぁ」コツコツ

女「男は楽しかった?」トテトテ

男「もちろん、楽しかったに決まってんだろ」コツコツ

女「私も楽しかったよ」ニコッ

男「記念すべき初デートか…」ニヤニヤ

女「男君ニヤニヤしてどうしたの?」

男「え?ニヤニヤしてる?」ニヤニヤ

女「うん、思いっきり」

男「そそっそうか」

男「んじゃーな」ヒョイ

女「じゃあねー」ブンブン

男「…」コツコツ

男「…」コツコツ

男「ふ…」ニヤニヤ

女「…」トテトテ

女「…」トテトテ

女「えへへ…」ニヤニヤ

こうして記念すべき初デートは成功に終わった

友「どうだった?」ワクワク

女「うん、楽しかったよ」ニコ

友「で、どうだった?」ワクワク

女「男君嬉しそうだったよ」ニヤニヤ

友「よっお似合いのカップル!結婚しちまえ!」パチパチ

女「えへへ~」ニヤニヤ


友「で、どうだった?彼女さん喜んでたか?」ワクワク

男「あぁすごい喜んでたよ」

友「あぁ~!!俺も彼女ほしぃぃぃぃ!!」ドン

男「ははは!頑張れよ!そうだ…お前に相談したい事が…」

友「え?またか?」

男「実は…」コショコショ


女「また行きたいなぁー」ニヤニヤ

友「あー早く彼氏が欲しいー」

高校三年生の夏ここから私達の恋は崩れ始めてく

女「ねぇねぇ今度いつデートに行く?」ニコニコ

男「すまん!しばらく無理っぽい!」パチン

女「ぶぅー…分かった」

男「ごめんな」

~放課後~
女「…あっ!男君!一緒に帰ろ!」ブンブン

男「すまん、急用があるんだ!また明日な!」タッタッタッ

女「ってな具合に最近ことある事に断られるのよ」ハァ

友「大学の受験とかあるから忙しいんじゃないの?」

女「そうなのかな…?うん、今日の放課後聞いてみるよ」トテトテ

ピカッ ゴロゴロ…
友「こりゃ雲行きが怪しくなってきたな…」

男「こりゃ一雨くるな…」ザッザッ…

女「おーい男君!」ザッザッザッ

男「ん、女か…何か用か?」

女「最近忙しい忙しいっていってるけど、なんで忙しいの?」

男「何でって言われてもな…」

女「私にも言えない事なの?」

男「まぁそうなるわな」ポリポリ

女「ーっ!」ギリ

男「女…?」

女「そ…うなんだ…」ザッ…ザッ…

男「おい!女…」

女「男君のばかぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」ザッザッザッザッ
ポツ…ポツポツ…
男「…」
ザァァァァァァ
男「明日…謝ればいいか…」

友「ありゃゃ…こりゃ大変だな…」

男「なぁ、女知らないか?」

友「あぁ女なら今日は休みよ」

男「そうか…」

友「全く男ってのはいつも勝手よね、自分の都合で女の子困らせて」

男「う…」グサッ

友「…ちゃんと女に謝りなさいよ」

男「…おう」

~女の家~
女「…」

女「男君のバカバカバカ!」ボフボフ

女「バカバカバカアホー!」ボフボフ

女「バカ…グスッ」

女「…」スタスタ

友「あっ女!大丈夫?もう平気なの?」

女「うん大丈夫だよ」ニコ

友「そう、よかった…」

女「…」

~休憩時間~
友「男いませんか?」ガラガラ

先生「男なら今日は休みだぞ」

友「っ!…そうですか、有難う御座います」ガラガラ

友「まったく!何してんだか!休むんだったら二人とも同じ日に休んでよね!」ズカズカ

友「うぉっなんだいまの殺気は」ビクッ

男「ふぅ…」ガタガタ ズズズ
ドドドドド
親方「オラ新入りぃ!働けぇ!」
ガラガラガラ
男「あっはい!よいしょっと」ザクッザクッ

女「…」

友「はぁ…」スタスタ

女「ねぇ友?」

友「えっ?なっ何?」

女「男君って今日来てるの?」

友「いっいや今日は風邪とかで休みらしいよ」アセアセ

女「…そう」

友「心臓に悪いわ…」ドキドキ

そのまま男と和解する事無く卒業式前日を迎えてしまった

女「…」

男『あははっ!面白い人だなぁ」ニコッ

男『女はなに着ても似合うよ』ニコッ

男『可愛い奴め』

女「…グスッ」

ガラガラ ピシャーン!!

女「!?」ビクッ

友「ハァ…ハァ…」

女「と…も…?」

友「大変よ!男が…!!」

女「男…君が?…!?」ガタッ

話を聞けば男君はバイト先で作業中に倒れたらしい

女「はぁ…はぁ…」タッタッタッ

友『ついさっき病院に運ばれたって…』

女「男…君…はぁ…はぁ…」タッタッタッ

友『容態が悪化してるって先生が…』

女「待っててね…男君…!」タッタッタッ

~病院~
女「はぁ…はぁ…」ドクンドクン
【203】
女「ーっ!」ドクンドクンドクン
ガラガラ

女「あ……お…とこ…君」ドクンドクンドクン

女「あ…い…や…いや嫌嫌いやぁぁ!!」ストン…

そこには体にチューブをたくさん付けて横たわっている男の姿があった

女「………」

母「あなたが…女ちゃんね…」スタスタ

女「………」

母「これ…あの子があなたに渡してくれって…」スッ…

女「え……」

女「え…?これっ…て…」


そこには初めてのデートの時私が欲しいと言ったネックレスがあった

母「あの子ね、何時もあなたの話ばっかするのよ」ニコ

女「…へ…?」

母「今日は何したーとかああしたーとか聞く身にもなって欲しいわ」ニコ

女「そんな…だって…」

母「このネックレスもあの子がバイトしてお金を貯めて買ったのよ」

そんな…

母「彼女一直線って感じよね…ふふ」

私は…一体…何を…

女「…おばさんから聞いたわ…」

女「私の為に必死に働いて…バカじゃないの…グスッ」フルフル

女「グスッ…私にプレゼントあげたかったってだけでこんなに体壊れるまで働いて…グスッどうして…」

男「お前が…大好きだから…さ」コヒュー

女「男君!?」ガタッ

男「ご…めん…な…黙って…て…」コヒュー

女「…本当酷いよ…!!」

男「ご…め…ん……な」コヒュー

女「乙女心は…そんなんじゃ癒えない…のよ…グスッだから…!…またグスッ…唐揚げちょうだいね…グスッ約束よ」

男「あぁ…そう…だな…約束……だ」

ぇー…全校生徒起立…
スタ ガラガラ スッ
女「………」


こうして卒業式は終わった

女「失礼します…」

男「やぁ女…卒業式終わったの?」ニコッ

女「男!?元気になったの!?」スタタ

男「まぁね、おあこの俺を舐めんなよ」ニコッ

女「よかった……あ、そうだ…これ卒業証書」スッ

男「いやぁー…卒業式行けなくて残念だったなぁー…」ポリポリ

女「あはははっ」クスクスッ

男「女…」スッ

女「え?…っ!?」

男「ん…」スッ

女「え…今のって…」

男「そうキス」ニコッ

女「えぇぇぇ!!!?」

女「な、キスなんてちょっえぇ!?」

男「はははっ!女大好きだよ」ニコッ

女「なっ………私も大好き」ニコッ

男「………」フラッ

ドサ

女「……え?」

ピーーーーーー ピーーーーーー

女「嘘…ねぇ嘘って言ってよ!!!」ユサユサ

医者「君っ!そこを退くんだ!!」タッタッタッ

女「いやぁっ!!離してよ!!男ぉっ!!」

母「先生…息子は…」

医者「………」スッ…

母「先生…息子は…」

医者「………」スッ…

母「あぁ…男ぉ…」ストン…

医者が静かに首を横に振った
私にも何となく分かっていた
脳がそれを拒否しても心は受け入れている

男は死んだ

あとで知った事だけど男はあの時もう動けないほど衰弱していたらしい

女「懐かしいわね、あの時のキスって私にとって最初のキスだったのよ?」

女「……今、私には旦那も子供もいるし孫もいるけれども今でも貴方の事が好きなのよ、旦那には内緒よ?」

女「それでねけじめをつける為にもうここには来ない事にしたの…ごめんなさいね」

女「旦那が呼んでるのでそろそろ行くわ、最後に…貴方に合えて良かった」

女「あのネックレスは今も付けているわ、貴方を忘れない様に……じゃあね」


最後に見た男の笑顔は出会った時と変わらず、色褪せる事なく輝いていた

    fin

やっと終わりましたー
遊び半分で書いたんですが大変ですねぇ……
私の初ssがこのなんとも言えないssになってしまいました
即興だったので色々苦労しました…

流石にもうだめだ寝ないとw

汚い文章ですいませんでした!
お粗末様です

【男生存ルート】

男「はは…は…」スゥ…

女「…今は…ゆっくり眠ってね…」ニコ…

男は疲れていたのか死んだ様に眠っていた

女「え…へへ…」スゥ…

私も急いで走ってきたからか疲れて眠ってしまった

医者「退院おめでとう、もう過度な労働はしちゃ駄目だよ」

男「すっすいません…」シュン

女「あははっ」

母「ふふふ…」クスクス

医者「それと彼女さんを大切にね」

男「は、はい!!絶対幸せにします!」

女「もっもう…やめてよ恥ずかしい…」カァ~

母「本当、いいカップルよね」

女「もう…おばさんまで…」


私はとても幸せだった
一生分の幸せを使ったといっても過言では無いくらいに

その後、同じ大学には入れなかったけれど私達はずっと一緒だった

風の噂によれば友ちゃんと友君が付き合い始めたらしい

そして大学卒業後私達は籍を入れた
結婚式にはたくさんの人が来てくれた

後悔なんて無かった、この人とずっと一緒になれるって思うとつい笑みが溢れてしまう

そして子供が出来た男の子と女の子、
女の子は私に似て、男の子はあの人に似ている


これ以上の幸せはないと思う

男の子「ねぇーママー、パパはぁー?」

女「もうすぐ帰ってくるわよ」
ガチャ
女の子「あっ!パパだぁっ!おかえりなさ~い!」トテトテ

男「おっ、ただいま~いい子にしてたかぁ?」

女の子「いい子にしてたよーえへへ~」 ニコニコ

男の子「俺も俺も!」

男「そうかそうか~」ナデナデ

女「男…」

男「おぅ!ただいま!」

女「うん…おかえり!」パァ

     fin

すいません過去形なのはただのミスです…

これにて終わりです
改めましてお粗末さまでした

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