如月千早の今日思ったこと (2) (875)
アイドルマスターー 如月千早がブログをやっていたら――という内容のSSです。
千早さんが好き過ぎてキャラのおかしなアイドルがいるかもしれません。
オリジナルキャラ(千早の高校の合唱部の子たち・和解済み)がたまに出てきます。苦手な方はごめんなさい。
前作 如月千早の今日思ったこと - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1432654100/)
の続きですが、今作だけでも読んでいただけるように心がけているつもりです。
お付き合いいただけますと、幸いです。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1456326026
○月○日
新年
あけましておめでとうございます。如月千早です。
色々なことがあった昨年、皆様からたくさんの力を頂きました。
前回の記事でもお伝えしたことではありますが、改めて、本当にありがとうございました。
新しい一年も、如月千早を、そして765プロを見守っていただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
さて。
お正月ですね、お正月。
なんて、ちょっと春香っぽく表現してみましたが、皆様はどのようなお正月をお過ごしでしょうか。
私は……何だかこれまでにないくらい、アクティブな年末年始になっています。
去年の私は、確か、家のこたつでのんびりと過ごしていましたね。
というのも、お仕事は抑えられていて、レッスンの先生もスタジオもお休みだったからです。
そうなれば、元来引きこもり気味の私が、わざわざ自分から外に出ようとするはずもなく。
まぁ、毎日誰かしらが遊びに来てくれたので、それはそれで充実したお正月だったのだけれど。
そんな去年とは一変、お仕事こそ昨年同様抑えられていたけれど、この年末年始は色々遊びにも行ったし、初詣にも行ったし、お買い物にも行ったし、そうそう、我那覇さんのお家や合唱部の部長のお家にお邪魔したりもしましたね。
765プロのみんなや合唱部のみんなが毎日お誘いをくれるものだから、自分でも信じられないくらい活動的なお正月期間を過ごしています。
まあ、今日はちょっと休憩して、お家でのんびりしているのだけれど。
水谷さんと一緒に、彼女おすすめのアニメを観ています。
何だかとっても優しくてのんびりとした作品で、見ているこちらまで幸せな気持ちになっています。
あまりアニメには興味がなかったけれど、慌しかった最近、こういう時間もなかなかいいものね。
水谷さんには感謝しないと。
そういえば、先のような事情もあって、ここ数日ちょっと豪華なものばかり食べていたから、今日は控え目な夕食にしようと考えています。
家にあるものを使って、雑炊と、それだけでは少し寂しいから何か一品作れたらいいなと思っているのですが。
さて、冷蔵庫、冷凍庫の中には何が残っていたかしら。
え、水谷さんも一緒に食べたい?
えーと、だったら、何か買って来てちゃんとしたものを作るわよ。
……と、彼女には伝えたのだけれど、
「気を使わないで欲しい。買い物に行くより、その分だけ、今日は一緒にのんびりしてたい」
とのことで。
そう言われてしまっては、仕方がありません。
正直、私も今さら外に出るのは億劫だと思っていたので、水谷さんの優しさに甘えたいと思います。
それじゃあ、夕食の準備……
……は、もう少しゆっくりしてからにしましょうか、ふふ。
1.春香さん
千早ちゃーん、あけましておめでとー!
なーんて、もう実際に会って言ってるから、何だか変な感じだね
て、あれ、千早ちゃんが私の真似っこしてる!
ちょっと恥ずかしいような、嬉しいような…
えへへ、今年もよろしくね、千早ちゃん!
2.ミキなのー
あけましておめでとうございます
千早さん、今年もミキをよろしくお願いします、なの!
うー、絵理ちゃんまた千早さんのご飯なんてずるいって思うな!
ミキも一緒に食べたかった…
今度、ミキにも千早さんのご飯食べさせて欲しいのー
3.響
イーソーワグチ、千早!
この前はうちに来てくれてありがとね。
ねこ吉もすっごい喜んでたぞ!
今日は絵理がいるんだな、おーい、どうせここ見てるんだろー?
自分もアニメとか結構好きだから、今度は自分も一緒だぞ!
4.名無しの双子姉
あけおめことよろーん☆
このおしょーがつは千早お姉ちゃんと遊べて楽しかったんだZE
今年もいーっぱい笑わせてあげるから、覚悟すべし!
たくさん楽しいことしようね、千早お姉ちゃん!
5.萩原雪歩
あけましておめでとう。
新しい一年はどんな年になるのかな。
みんなで、素敵な一年を作っていけたらいいね。
ふふ、今年もよろしくね、千早ちゃん。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
仕事はじめお疲れ様っす
あけましておめでとう、千早ちゃん
今年も楽しみにしてます
10.名無しさん
千早ちゃんが楽しそうで俺も楽しい
11.名無しさん
冷蔵庫にあるもので適当に作るって、結構難易度高いぞ…
千早ちゃん確実に料理上手になってるなー
12.名無しさん
家庭的なちーちゃんきゃわわ
13.名無しさん
絵理ちゃんサブカル強いからなー
おすすめのアニメ超気になる
14.名無しさん
正月…食って飲んで寝て…あれ、後俺何してたっけ?
15.名無しさん
>14
おまおれ
16.名無しさん
>14
ナカーマ
17.名無しさん
ここはダメな大人の多いインターネッツですね
え、俺? ほら、酒飲みながら765のライブブルーレイ見なきゃだったし…
18.名無しさん
などと供述しており
19.名無しさん
千早ちゃんの料理食べたい
20.名無しさん
絵理ちゃんに料理食べさせてあげたい
21.名無しさん
>20が料理作って>19が食べれば解決だな
22.名無しさん
何も解決していない件
23.名無しさん
千早ちゃんがのんびりしてるっていう、ただそれだけのことが何かすごく嬉しい
24.名無しさん
それな
いやマジで
25.名無しさん
春香さんさんの真似してみるちーちゃん可愛い
それに照れる春香さんさんも可愛い
てかアイドルみんな可愛い
26.名無しさん
今年も千早ちゃんのブログが見れる幸せ
27.名無しさん
千早ちゃん今年もよろしくね
・
・
・
ある日の765プロの光景
ガチャ
P「……ふぅ、戻りました」
社長「おや、キミも戻ったかね。私もついさっき帰ってきたところなんだ」
小鳥「お帰りなさい、プロデューサーさん。丁度コーヒー入りましたけど、良かったらどうですか?」
P「あ、すいません小鳥さん。いただきます」
小鳥「はい、どうぞ。アイドルの子たち、それに律子さんはお正月休みですけど、その分社長とプロデューサーさんは大変ですね」
P「はは、まぁ色んな所に無理言ってスケジュール調整してもらってますからね。俺たちだけでも挨拶に行っておかないと。休み明けの仕事がスムーズに行くように、話し合いや調整も必要ですし」
小鳥「そうですね、本当にお疲れ様です。……ふふ、あの子たちもみんな分かってますよ、その頑張りのお陰で、この時期にお休みが貰えてるってこと」
社長「うむ。ふんぞり返っていられる私などよりも、キミの方が余程大変なことだろう」
P「い、いえ、そんな、社長だって動いていらっしゃいますし、それに、これが俺の仕事なんで……」テレ
小鳥「あらあら、我が765の誇る敏腕プロデューサーも、おだてられるのには慣れていないみたいですね」クスクス
社長「その謙虚な姿勢が、またキミの魅力でもあるのだな」
P「ちょ、ちょっと、社長も小鳥さんも、勘弁して下さいよ」
小鳥「ふふ」
コンコン
小鳥「あら、来客かしら? はーい」
ガチャ
「「「「「あけましておめでとうございます!!」」」」」
小鳥「み、みんな!?」
春香「えへへ。お正月もがんばってくれてる社長、プロデューサーさん、小鳥さんに、私たちから笑顔の差し入れです!」
千早「みんなで初詣に行って来たんです。それで、せっかくだから、事務所に挨拶に行こうって。私たちのためにがんばってくれている人たちに、ありがとうを伝えたくて」
社長「……(社長になって良かった!)」フルフル
P「……(プロデューサーになって良かった!)」フルフル
小鳥「ふふ、感動のあまり、声も出ないみたいね(かくいう私も、ちょっとまずいかな……)」ウル
千早「いつも本当にありがとうございます。まだまだ未熟な私ですが、今年も、どうかよろしくお願いします」
千早、誕生日おめでとう!
……間に合わないかもと思ったのは内緒なんだぜ。
こんな感じでゆるく進んでいくSSです。
週一目安でやっていこうと思いますので、お付き合いいただけますと、幸いです。
それでは、また。
>>1ちゃんのSSが更新されたと聞いて
ID赤いと思ったら……
ま た 作 者 か
いきなり遅くなって申し訳ありません。
明日、今ぐらいの時間に投稿させていただく予定です。
>>15
ごめんなさい、こういう風に遊ぶの好きなんです……
>>おーる
ご期待に沿えるよう、ゆっくりとですががんばっていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
○月○日
写真
こんにちは。如月千早です。
趣味と呼べるものの少ない私ですが、最近、新しい趣味が見つかりました。
今日のタイトルにもなっている通り、写真を見たり撮ったりすることです。
きっかけは、去年、自分の料理の写真を撮ったことでした。
ご覧になった方もいらっしゃるかと思いますが、自分でもちょっと満足のいかない出来の写真になってしまいました。
真美や皆様からいくつかアドバイスを頂いて、あの後自分でもちょっと調べてみたりもしたんです。
……そうしたら、思いの外、惹きこまれてしまったんです。
少しインターネットを調べただけでも、たくさんの素敵な写真があって、一瞬を切り取った中に、様々な美しさや楽しさ、喜び、あるいは悲しみが表現されていて。
何十秒、何百秒という時間を使って表現する「歌」とは、また違う世界がそこには広がっていました。
私もその世界に触れてみたい、と思ったのは、多分そう不自然ではなかったのだと思います。
幸い、私の手元には携帯電話があって、その付属の機能を使えば、いつでも簡単に写真を撮ることができました。
最初は、そこから。
そうして、少しずつ写真という世界に触れていく内に、携帯電話では物足りなくなってしまって。
ふふ、ほとんど衝動的にデジタルカメラというものを購入したのがつい先日のことです。
……今思えば、納得のいく写真がなかなか撮れなくて、それを道具のせいにしていただけなのかもしれないけれど。
さて。
色々な写真を見て、また実際に自分なりに撮ってみて何となく分かったのは、私は景色だけじゃなくて人が写っている写真の方が好きだなぁ、ということです。
風景だけの写真もそれはそれで素敵なものだと思うのですが、そこに誰かが登場することで、何というか、物語が生まれる気がするのです。
そういったものを想像して、感じるのが、私の写真に対する楽しみ方になっているみたいです。(もちろん、人の写っていない写真にも物語性はあるのでしょうけれど)
というわけで、最近は765のみんなをよく撮らせてもらっています。
真美や亜美、あとは春香もそうね、彼女たちは、かねてから携帯電話を使ってよくみんなの写真を撮っていました。
当時の私は、それに何の意味があるのか、何が楽しいのか分かっていなかったのだけれど、今になってようやく少しだけ分かってきた気がします。
誰かの一瞬を切り取って、形に残すこと。
それは、その人の中にある物語を、ちょっとだけ分けてもらうこと。
……なんて、少し格好つけ過ぎかしら、ふふ。
1.名無しの双子姉
んっふっふ~。
とうとう千早おねーちゃんも写真の楽しさに気付いてしまったようだNE
真美はあんまムズカシイこと考えてないけど、楽し→って時間をずっと残してたいなって思って撮ってるよん☆
真美でよければいつでも撮ったげるし、撮っていいかんNE☆
2.響
写真かー。
最近千早よく事務所にカメラ持って来てるよね。
自分も興味無いわけじゃないし、家族たちの写真も撮ってみたいんだけど、何だか難しそうでなー。
千早、今度教えてくれる?
3.春香さん
私、誰かと写真撮るのって好きだな!
後で見返して、あーあんなことあったなーこんなこともあったなーって、幸せな気持ちになれるんだー
千早ちゃんとの写真も、部屋にいっぱい飾ってあるよ!
これからも、みんなとたくさん写真残していこうね!
4.萩原雪歩
誰かの物語を分けてもらうこと、か。
いいなぁ、とっても素敵な表現だと思います。
お仕事柄、私も写真を撮ってもらうことはよくあるけれど、自分が撮る側っていうのはあまり考えたことがなかったな。
千早ちゃんの言葉で、何だか私も興味が出てきちゃった。
5.ミキなのー
ミキ、千早さんが写真撮ってるところ好きなの!
千早さんに撮ってもらうのも好きだし、カメラ構えてるのを横から見るのも好き
なんか、歌ってる時とはまた違うかっこよさってゆーのかな
じっと見つめてる目がとっても素敵なの!
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
相変わらずの早い仕事さすがです
一ファンとして、千早ちゃんの世界が広がることを嬉しく感じる
きっとそれが千早ちゃんの歌の広がりにも繋がっていくんだと思うよ
10.名無しさん
趣味でカメラかじってる俺参上
自分は逆に人を撮るのが苦手で風景ばかり撮影していたから、千早ちゃんの言葉に正直どきっとした
ちょっと頑張ってみるかな
11.名無しさん
>10
ガッちゃ○乙
12.名無しさん
違う、そうじゃない
13.名無しさん
お前ら普通に俺を笑わせようとすんなww
14.名無しさん
写真を撮るのが好きっていうのは、それだけ残したいものがあるっていうことだからとても幸せなことなんだと思う
15.名無しさん
今時、○ッちゃんなんて通じるのか…
16.名無しさん
普通に分かるし、通じると思ってた…え、通じないの?
17.名無しさん
昔からのファンとして、千早ちゃんに趣味が増えるのは何か感慨深いものがある
18.名無しさん
誰か>14がちょっといいこと言ってるのに気付いてあげて
19.名無しさん
写真は金がかからない…そう思ってた時期がありました
知れば知る程、レンズが欲しくなったり、新しいカメラが欲しくなったり、撮影のための旅行計画を考え始めたり…
まあ、すごく充実してるし、後悔はしてないけど
20.名無しさん
千早ちゃんの撮ったアイドルたちの写真とかここで見れると嬉しいなぁ(ちらちら
21.名無しさん
雪歩ちゃんじゃないけど、何か俺も写真に興味出てきた
22.名無しさん
俺も千早ちゃんにじっと見つめられたい…
23.名無しさん
病院はよ
24.名無しさん
病院さんも忙しいんだからあんまり迷惑かけてやんなよ
25.名無しさん
あの千早ちゃんの新しい趣味が写真だっていうことに感動を覚えてる
深く語るべきではないと分かっているけど、確実に前に進んでるんだな、と思わずにはいられない
・
・
・
ある日の千早の考察
美希「千早さん、千早さん。ミキのこと、可愛く撮ってね?」
美希は、何ていうか、とても撮りやすい子ね。
撮られることに慣れていて、どうすれば自分が魅力的に映るのか、意識しなくても自然と分かっているタイプ。
でも、どこをどう切り取っても絵になってしまうから、ある意味ではカメラマン泣かせなのかも。
真美「んっふっふ~。真美のせくち→なとこ、千早お姉ちゃんに見せたげるかんね!」
真美も美希と同じく、撮られることに慣れている子。
ただ、真美の場合は美希には無い外連味というか、双海真美を演じているようなところがある気がする。
それが無意識なのか、それとも意識的なものなのかは分からないけれど。
いつか、本当に素のままの真美をカメラに収めてみたいものね。
響「え、じ、自分を撮るのか!? ちょっと待って、えーと、あの、こ、こんな感じでどうだ?」
我那覇さんは、美希や真美と違って、あまり撮られることに慣れていないみたい。
お仕事では、我那覇さんが自分でもよく言うように、完璧な出来の写真に仕上がるのだけれど、どうもプライベートでは恥ずかしさが勝ってしまうのかしら。
私も写真を撮られるのは得意ではないから、何となく分かる気がする。
ちょっと失礼だけれど、普段の日常の中の我那覇さんをこっそりとカメラに収めるのが、一番魅力的に彼女を撮影できる方法なのかもしれないわね。
雪歩「え、と、写真ですか? ……うん、よし……はい、可愛く撮ってもらえると嬉しいですぅ、なんて、えへへ」
萩原さんは、昔は写真が苦手だったと聞いているのだけれど、今はそんなことを感じさせないわね。
お仕事の影響かしら、カメラを向けられると、すーっと意識が切り替わるというか、撮られるモードに入るというか。
そんな彼女だから、不意打ちでシャッターを切るとちょっと面白かったり。
油断した顔もそうだし、慌てて、今のは駄目です、もう一回、と懇願する萩原さんの姿は、年上だけれどとても可愛く思えるのよね。
春香「はーい、私ならいつでもオッケーだよ! あ、でも、どうせなら一緒に写ろうよ、千早ちゃん!」
春香は……正直、よく分からない。
撮られることに慣れているようで、でも恥ずかしがることもあって。
ただ一つ確かなのは、お仕事の時もプライベートの時も変わらない天海春香をカメラ越しに感じるということ。
多分それが春香のすごいところで、演じることをしなくても、彼女そのものがそのままアイドル天海春香なのでしょうね。
それがどれだけのことなのか、本人は分かってなんていないのだろうけれど、ふふ。
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回も恐らく来週中の投稿になるかと思います。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
過去作から追ってきたけど相変わらず統率とれてるなあw
追いついてしまったが、ゆっくりまってるぜ
皆様コメントありがとうございます。
>>40
そこそこの量があったと思いますのに、わざわざすいません。嬉しいです。ありがとうございます。
筆の早くない上に時間もあまり取れませんので、これからもゆっくりと進ませていただきますが、楽しんでいただけますと幸いです。
恐らく明日のこのぐらいの時間に投稿できるかと思います。
よろしくお願いいたします。
○月○日
バレンタイン
こんにちは。如月千早です。
今日はバレンタインデー。
去年、一昨年と買って来たチョコレートを渡すだけだった私ですが、今回は手作りに挑戦してみたいと前々から考えていました。
そんな話をした際に、春香や我那覇さんが作り方を教えると申し出てくれたのですが、二人にもプレゼントするものを本人から教えてもらうというのも何だか抵抗があります。
というわけで、何とか一人で完成させようとがんばってみました。
さすがに本番一発勝負に及ぶ程自分に自信があるわけではないので、一週間前ぐらいから準備開始です。
さて、まずは何を作ろうか、というところですが。
インターネットで調べてみると、チョコを販売している会社のホームページに色々なお菓子のレシピが掲載されているのが見つかりました。
お菓子の種類や、材料、あるいは難易度などからも検索できるので、知識の無い私にはとても助かるサイトでした。
どんなものがあるのだろうと眺めていて改めて思ったのは、こんなにもたくさんチョコを使ったお菓子があるんだな、ということ。
そして、それが手作りできるものなんだな、ということです。
なんだかわくわくしてしまったのは、お料理というものが私の中にちゃんと定着している証拠……だと考えてもいいのかしら。
あれも美味しそうこれも美味しそう、あれは見たことがあるこれは見たことがない、これは作れそうかなあれはちょっと無理そうかな、と。
色々と見て回って、悩んで、結局何を作るか決まるまでに一時間はかかった気がします。
まぁ、そういう時間もお料理の楽しみの一つなのだけれど、それにしても自分でも優柔不断というか、いやそれも全部が美味しそうなのが原因というか。
……ふふ、誰に言い訳しているのかしらね。
ガトーショコラというお菓子を、割と簡単に、私でも作れそうなレシピがあったので、今年はそれを作ることに決めました。
事前に二回練習で作ってみて、正直、自分で作ったとは思えないぐらいちゃんとしたお菓子になっていたことに感動したりして。
普段のお料理よりも温度の管理が難しかったり、より丁寧な作業が必要ではありましたが、簡単なものを選んで正解ね、初めてのお菓子作りだけれどきちんと作れてよかったわ。
誰にプレゼントしようかと考えるのも、とても楽しい時間でした。
765のアイドルのみんな、社長、プロデューサー、いつもお世話になっている事務の女性、律子。
ここまでは去年と一緒なのだけれど、今年はそれに加えて、渡したい人がもっともっと増えていました。
高校の友達、事務所は違うけれど仲良くさせていただいているアイドル、去年からキャッチボールに付き合ってくださる765社員の方々、某旅番組以来何故かお仕事が一緒になることが多くていい大人なのにチョコくれくれうるさいスタッフさんたち、などなど。
数が多くて作るのは正直かなり大変だけれど、でもそれは多分嬉しいことなんだと思います。
それだけ、私にとって大事な人が増えたということなのですから。
みんな喜んでくれたかしら。
来年はもっとたくさんの人にチョコを渡したくなるような、そんなバレンタインになるといいな、と。
そんなことを思う、今日の如月千早です。
1.萩原雪歩
千早ちゃんのガトーショコラ、とっても美味しかったです!
私も今年は手作りに挑戦してみたけど、どうでしたか?
自分ではそれなりに上手にできたつもりなんだけど……
私も去年より渡したい人が増えていて、それは千早ちゃんの言う通りとっても嬉しいことなんだと思いました。
ふふ、昔は私が男の人にチョコレートを渡すなんて、考えられなかったなぁ。
来年のバレンタインでは大事な人がどれくらい増えているか、お互いに楽しみだね。
2.春香さん
はいはーい!
お菓子といえば春香さん、春香さんですよ!
千早ちゃんのくれたガトーショコラ、ごめんね、何だかもったいなくてまだ食べれてないんだ…
でも私分かる! これは絶対美味しいよ!
今回は一緒にお菓子作れなかったけど、今度、バレンタインとか関係無くて一緒に作ろうね
約束だよ!
3.ミキなのー
千早さんのお菓子、すっごく美味しかったの!
いちごババロアより美味しかったかも!
あんなに美味しいお菓子作れるなんて、ホントにすごいって思うな
ミキ、お姉ちゃんに料理しちゃダメって言われてるんだけど、千早さんが教えてくれるならできそうな気がするの
千早さん、いつかミキに教えてくれる?
4.名無しの双子姉
千早お姉ちゃんのガトーショコラ、め→っちゃ美味しかったよん☆
初めてであれとは、さすがは千早お姉ちゃんですなー。
真美も作れるっちゃー作れるんだけど、どうしても途中でこーきしん?ていうのかな、あふれ出しちゃって、ついついアレンジしちゃうんだZE
兄ちゃんとかはるるんならいいんだけど、千早お姉ちゃんにはちゃんとしたの食べて欲しいかんねー。
来年はちゃんとするから、期待しててよん☆
5.響
すっごく美味しかったぞ、千早!
千早はどんどん料理上手くなってて、負けてられないなーって思った。
自分も毎年チョコを配りたい人が多くなってて、大変だけど、やっぱりこういうのって楽しいな!
うちなーん時もチョコは作ってたけど、こっちに来て、こんなにたくさん作ることになるとは思ってなかったんだ。
自分、実は結構人付き合いとか不器用な方なんだけど、それでもこれだけ大切な人ができたのは、千早たち765のみんなのお陰だと思ってる。
うー、ちょっと照れくさいな。でも、本当のことなんだぞ。
6.名無しさん
千早ちゃんのチョコげと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつもお疲れ様d……あれ、>6ニキの様子が……え?
女の子同士の友チョコって、流行ってるというか、もう定着した感じかな
765のアイドルたちが相変わらず仲良いみたいでファンとしても嬉しいよ
10.名無しさん
>6
嘘乙
嘘だよな? な?
11.名無しさん
>6
妄想乙……と言いたいところだけど、関係者の可能性は否定できない
12.名無しさん
>6ニキ765職員説
普段のちーちゃんの様子とかキャッチボールの時とか教えてくださいおにゃーしゃす
13.名無しさん
いやむしろ>6ニキアイドル説
14.名無しさん
>6ニキはネキだった…?
15.名無しさん
>6の人気に嫉妬
16.名無しさん
千早ちゃんのチョコ欲しすぎて辛い
17.名無しさん
765の社員かあるいは売れっ子アイドルになればええんやで
18.名無しさん
よし、俺ちょっと売れっ子アイドルになってくる
19.名無しさん
ちょwwそっちwww
20.名無しさん
ガトーショコラか……凝ると大変だけど、簡易レシピでいいなら作りやすいかもな
本当に簡易なものならチョコと卵だけで済むし
21.名無しさん
千早ちゃん家にオーブンとかあるのかと一瞬心配したけど、そういえば去年グラタン作ってたね
22.名無しさん
お菓子作りは普通の料理とまたちょっと違った難しさがあるんだよなぁ
てきとーでは作れないというか
ま、千早ちゃんは普段料理する時もレシピとかちゃんと調べるタイプみたいだから、相性はいいのかも
23.名無しさん
柔らかな夕日の差し込む帰り道中身の無いまるで普段通りの会話をしながらいたずらに時を過ごしていたらとうとう分かれ道に差し掛かり今年も何も無かったなぁなんて思っていると不意にこれあげるからと手作りのガトーショコラをぽんと渡されたいだけの人生だった
24.名無しさん
やめれ
やめてください
25.名無しさん
なげーよ
長いんだよ…ちくしょう…
26.名無しさん
千早ちゃんに大事な人が増えたっていうのが嬉しい
昔から応援してるから本当に嬉しい
27.名無しさん
>23
だから俺の中の柔らかい部分を責め立てるのはやめてくれっていってるだろ…
・
・
・
ある日の765プロの光景
コンコン
P「はいはい、どうぞー」
ガチャ
春香「おはようございます、プロデューサーさん!」
P「おう、おはよう春香。今日も元気いっぱいだ」
春香「えへへ……はい、プロデューサーさん、ハッピーバレンタインです!」
P「お、ありがとな。はぁ、さすが春香、このまま店頭に並べてしまいたいぐらいの出来映えだなー」
春香「へへ~、もちろん味の方も保証しますよ~」
P「はは、最初から心配なんかしてないよ」
春香「えへへ。あ、そうだ、プロデューサーさん、千早ちゃんってもう来てますか?」
P「うーん、まだ見てないな。どうした、早く渡したいのか?」
春香「えーと、渡したいのもそうなんですけど、千早ちゃん、今年は手作りしたみたいで! もう、春香さん、楽しみで楽しみで!」
P「ほう、千早が手作りね。それは確かに楽しみだ」
春香「そうなんです! 千早ちゃんの初めての手作りチョコ! これはもう天海家の家宝にするしか……」
P「いや、せっかく作ったんだから食べてやれよ、そこは」
春香「うー、どうしよう……」
コンコン
P「はいよー」
ガチャ
千早「失礼します。おはようございます、プロデューサー……て、春香もいたのね、おはよう」
春香「おはよう、千早ちゃん!!」
千早「な、何だか何時にも増して元気ね」
春香「そうかな? 春香さんはいつでも元気だよ!」
千早「そ、そう、それは良かったわ。……えと、それで、その、プロデューサー、私、お菓子を作ってみたんです。あの、せっかくのバレンタインですし、いつもお世話になっているプロデューサーに、その、少しでもお返しができればと思って……春香みたいに上手にはできないけれど、私なりにがんばって作ってみました。あの、良かったら、受け取って頂けますか?」
P「ありがとう千早。手作りなんだろ? 嬉しい、喜んで頂くよ。……それにしても何だか悪いな、特に最近は何もしてやれてないのに……」
千早「そ、そんなことありません! プロデューサーが、私たちのために、色々な所を駆けずり回って頑張ってくれていること、みんな知ってるんですから」
P「……はは、ちょっと照れくさいな」
春香「……あのぅ」
千早「ふふ、相変わらず、自分のことを褒められると弱いんですから」
P「いや、勘弁してくれ」
千早「ふふ」
春香「はいはーい、春香さん、春香さんですよーーー!」
千早「あら、春香どうしたの、急に大きな声出して。あ、そういえば春香にも、はい、バレンタインのプレゼント」
春香「あ、ありがとう千早ちゃん! ってちがーう! 雑! 渡し方が雑! このプロデューサーさんとの如何ともしがたい差!」
千早「それでは、プロデューサー、失礼します」
P「ああ。ケーキ、本当にありがとな」
千早「ふふ、後で感想聞かせてくださいね。それでは」
ガチャ
春香「え、ちょ、あの、プロデューサーさん、失礼します! 待って、千早ちゃん、千早ちゃんてばーーーーー」
ガチャ ドタバタ ドンガラガッシャーン
P「くく、まったく、朝から騒がしい奴らだ。……さぁ、今日もあいつらのために頑張りますか、と」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
>6ニキの正体については、前作で触れていたりもしますので、気になったらそっちを読んでもええんやで?
とか見事なステマを披露しつつ、ガトーショコラの写真を撮り忘れた件については読者の方には絶対分からないはずなのでスルーします。
次回も来週中の更新ができればいいなと思っています。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
いつもコメントありがとうございます。
25時頃から投稿させていただきます。
もしかするとお待ちくださった方もいらっしゃるかもしれない、美希回です。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
星井美希という女の子
こんにちは。如月千早です。
今日は美希と一緒にボイストレーニングを行いました。
私も美希も元々午後からはお休みだったのだけれど、美希の方から自主トレに誘ってくれたのです。
ふふ、それだけのことなのに、なんだかとっても嬉しくて。
ついつい熱が入ってしまったけれど、しっかり最後まで付き合ってくれた美希には感謝しなくちゃね。
今日はそんな彼女、星井美希について少しお話したいと思います。
春香たちばっかり千早さんのブログで扱ってもらってずるいのー、とのことですので。
言い訳をさせてもらえるのなら……決して、美希を蔑ろにしていたわけではありません。
むしろ思うところがあり過ぎて、それが私にとっても大きな意味を持っていて、なかなかこの場でまとめる勇気が持てなかったというのが正直なところです。
私の中にあるものを上手く言葉にできるのか、こうやってキーボードを叩いている今でさえ不安な気持ちがあります。
普段以上に不器用で長い文章になってしまうと思うけれど、ご容赦くださいね。
天才。
美希を表現する時によく使われる言葉です。
多分、それは間違っていないのでしょう。
頑張らなくてもある程度のことはできてしまう。それが星井美希です。
だからかつての美希はなかなかやる気が上がらなくて、レッスンなどもおざなりだったように思います。(それでも人並みかそれ以上にはこなしてしまうのですけれど)
そんな彼女も、「ある程度」以上の世界を知って、頑張ることができるようになりました。
畏れ多くも、私の歌もそのきっかけの一つだったのだそうで、美希の力になれたのなら私も嬉しいですね。
以前、私は春香のことを「本当のアイドル」と称しましたが、間違いなく美希もそれに値すると思います。
歌、ダンス、ビジュアル、頑張る美希に隙はありません。
と、ここまでが、一般によく知られるアイドル星井美希の評価となりましょうか。
まぁ、多少の身内贔屓はあるかもしれないけれど。
さて。
改めて、私から見た星井美希という女の子は、なんというか、とても不思議な存在です。
人にはそれぞれ、凡そ決まったイメージがあると思います。万人共通の印象というか、立ち位置というか。
うちの事務所の中でいうなら、常に前向きでいつの間にかみんなの中心にいる春香、いたずらっ子だけど根はとても優しい真美、動物好きでいつも元気だけど実は寂しがり屋な我那覇さん、思いやりがあり少し内気だけれど芯はとても強い萩原さん、といった具合に。
多分これは(多少の例外はあるにせよ)うちの事務所の誰に聞いても似たような答えになってくると思います。
だけど。
美希の場合は、少し違っていて。
言葉にするのが難しいのだけれど、その人が「美希にはこういう風にいて欲しい」と思う姿、それがそのまま美希への印象、立ち位置になっているような気がします。
表現が下手でごめんなさい。例えを出した方が早いでしょうか。
春香にとっての美希は「負けたくないライバル」
真美にとっての美希は「亜美とは違う感じの悪友」
我那覇さんにとっての美希は「一緒に戦う仲間」
萩原さんにとっての美希は「ちょっと手がかかるけどそこも可愛い後輩」
あくまで私の勝手な見解なので、今例に挙げた四人本人からすると全く的外れなものになっているかもしれません。私からはそう見える、ということです。
ライバルを求める春香にはライバルとして、悪友を求める真美には悪友として、仲間を求める我那覇さんには仲間として、可愛い後輩を求める萩原さんには可愛い後輩として。
もちろん、美希にその自覚は無いでしょう。
無意識の内に誰かの求める存在となりうる、とでも表現しましょうか。
それこそが、美希の持つカリスマというか、自然と人を惹きつける魅力に繋がっているのではないか、と思うのです。
そして。
私、如月千早にとっての星井美希は――
少し、違う話をさせてください。
ご存知の方もいらっしゃると思います。
私、如月千早には優という名の弟がいました。
たった一人の、とても可愛い弟でした。
お絵かきが得意で、特に私の歌う姿を絵にするのが好きだったみたいです。
うたってうたって、お姉ちゃん。
そうねだる優に、私はいつだって笑顔で歌って応えました。
だから私は、優が喜んでくれるから、どんどん歌が好きになっていったし、もっともっと上手に歌いたいと考えるようになったのです。
けれど、突然の事故で優はいなくなってしまって。
家族の関係は壊れてしまい、私に残されたのは、優がじょうずだねと褒めてくれた歌だけになってしまいました。
幸いだったのは、その後にたくさんの優しい人たちと出会うことができたことです。
おかげさまで、今では、人並みに笑って毎日を過ごせるようになったと思います。
歌しかなかった私に、大切なものがいくつもできました。
大切な人が、何人もできました。
その中でも、真美や亜美、高槻さん、そして美希は、まるで私のことを姉のように慕ってくれました。
特に美希は優と同い年なこともあり、私はどうしても優を意識せずにはいられませんでした。
歌って、千早さん
ミキ、千早さんの歌好きだな
千早さんに負けないようにミキもがんばるから、ね、ちゃんと見ててね、千早さん
彼女のくれる無邪気な言葉が、信頼が、きっと、頑なだった私の心を少しずつほぐしていって、まるで優がいた時のような、そんな満たされた気持ちになることさえあります。
ふふ、こんなことは誰にも伝えるつもりはなかったのだけれど、とうの美希本人が、
「お姉ちゃん、歌を教えて欲しいな」
だなんて、今日突然言い出すものだから、もう遠慮せずに妹扱いしてしまおうと思います。
一時は少し悩んだこともありました。
美希のことを妹のように感じることは、彼女に対しても優に対しても不義理なことなのではないか、と。
でも。
大切なものの増えた私にとって、今でもやっぱり歌が特別に大切なものであるように。
美希を大切に思うことは、決して、私の中から優を消してしまうということではないのだと。
大切なものが増えることは、とても素敵なことなのだと。
そう、気付くことができました。
星井美希。
とてもキラキラしていて、何でもできて、でもちょっと怠け気味な所もあって、色々な顔を見せる、誰もが気にせずにはいられない不思議な女の子。
そして。
――私、如月千早にとって、大切な妹のような存在です。
1.響
なるほどなー。
確かに、自分、美希に対してなんでか仲間意識が強いんだよね。
もちろん、765のみんなはみんなが大事な仲間なんだけど、美希とあと貴音は、戦友みたいな気持ちが特に強い気がする。
千早はやっぱりみんなのことをよく見てるんだな。
妹だって言ってもらえて、美希、きっとすっごく喜んでるぞ!
2.名無しの双子姉
ぐぬぬ……
千早お姉ちゃんをお姉ちゃんって呼ぶのは真美たちのトッケン……なんて、わがままは止めておくYO
真美は理解のある女だかんNE☆
千早お姉ちゃんにとって、それが大事な意味を持ってるんだって、それぐらいは分かるつもりだから。
でも、だからって、千早お姉ちゃんをお姉ちゃんと思う気持ちで負けるつもりもないんだZE
3.萩原雪歩
美希ちゃんすごいよね。
初めて会った時、あの存在感に圧倒されたなぁ。
何をやっても上手だし、年下だって聞いて、ちょっと挫けそうになったっけ。
でも、そんな美希ちゃんが、雪歩雪歩、って私に懐こく接してくれて、そのことが私のやる気にもなったんです。
美希ちゃんに慕われる自分でありたい、って。
ふふ、今の私はどうなのかなぁ。
4.春香さん
うー
美希がすごいっていうのはよくよくよくよく知ってるんだけど、何だか悔しいなー
他の誰かが褒められてても別に悔しいって思わないのに、美希は別みたい
あ、もちろん、嫌いとかじゃないよ!
美希のことは大好きなんだけど、千早ちゃんの言う通り、やっぱりライバルなんだよね、私にとっての美希って、うん
よーし、負けないからね、美希!
5.名無しの双子姉
すかさずここで真美参上!
コメント打つのを待ってくれてる紳士淑女のに→ちゃんね→ちゃん、多分ミキミキってばハズくてしばらく書き込めないだろうから、気にせずユーたち書き込んじゃいなYO
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
紳士乙
美希ちゃんの恥ずかしがってる姿が見える…
それはさておき、千早ちゃんが優君のことを話していることが、なんだろう、こういう言い方していいのか分からないけれど、嬉しいというのが素直な気持ち
10.名無しさん
美希ちゃんのポテンシャルについては業界の色々な人が触れてるね
一回見ただけで歌えるとか踊れるとか、眉唾なものもあるけど
11.名無しさん
千早ちゃんが優君について触れたこと、この重要性
12.名無しさん
名無しの双子姉さんの場慣れっぷりに草生える
13.名無しさん
>11
9ニキも言ってるけど、マジでそれな
14.名無しさん
>10
ところがどっこい、事実なのであった
ソースは某エリーのニコ生ラ○オ
15.名無しさん
>14
一体何を隠しているというのかww
16.名無しさん
初めてテレビで美希ちゃん見た時に電流走ったわ
釘付けっていうか、あの衝撃は忘れられない
17.名無しさん
>16
おまおれ
雪歩ちゃんも触れてるけど、存在感が圧倒的過ぎた
18.名無しさん
もー
千早さんもみんなも、恥ずかしいからやめるのー
うー、うー
でも、褒めてくれるのも、千早さんが美希のこと妹みたいって言ってくれるのもすごく嬉しいの…
美希はどうしたらいいの…
19.名無しさん
>18
ミキなのーさん、名前名前ww
20.名無しさん
>18
なお、この名無しさん、現在顔が真っ赤である
21.名無しの双子姉
>20
わりーな、今回は写メれなかったんだZE
真美としてもどうにか収めたかったんだが、ちょいと距離があり過ぎてな……
すまん、兄弟。
22.名無しさん
双子姉さんで無理なら仕方ないっす
そのお気持ちだけで十分っすよ
23.名無しさん
やはり今回も双子姉さんは撮ろうとなさったのかww
24.名無しの双子妹
しかしここに収めているのである
25.名無しさん
ちょww
26.名無しさん
おまwww
27.名無しさん
ください
お願いします
・
・
・
ある日の765プロの光景
美希「お姉ーちゃん!」
千早「はいはい、どうしたの?」
美希「にゅふふ、呼んでみただけ~なの~」テレテレ
千早「そう。ふふ、なんだか、今日は甘えん坊さんね」
美希「そうなの、美希は甘えん坊なの~」
真美「ぐぬぬ……ち、千早お姉ちゃん!」
千早「ど、どうしたの、真美?」
真美「呼んでみただけ!」
千早「そ、そう……」
響「……ち、千早ねぇね?」ポツリ
千早「が、我那覇さん?」
響「うー、ちょっと恥ずかしいぞ……」カァッ
千早(かわいい)
美希(かわいい)
真美(かわいい)
雪歩(かわいい)
春香(かわいい……よし、私も)
春香「千早お姉ちゃん!」ビシ
千早「違和感しか無いわね」
春香「なんでっ!?」ガビーン
雪歩「くすくす。ふふ、流石に私は年上だし、止めておこうかな」
千早「……雪歩……お姉ちゃん」ボソ
雪歩「っ! もう一回、もう一回呼んで、千早ちゃん!」
千早「……雪歩……お姉ちゃ……もう、止めてよ、恥ずかしいじゃない……」マッカ
春香(天使か)
美希(か、かわいいの~)
響(かわい過ぎるぞ)
真美(ぱねぇ千早お姉ちゃんマジぱねぇ)
雪歩(くぁwせdrftgyふじこlp)
真「ねえ、あれどう思う?」
伊織「ほっときなさいよ。いつものことなんだから」
真「やれやれ。……本当は自分もちょっと甘えてみたいくせに」
伊織「な!? バ、バカ言ってんじゃないわよ! 誰が千早なんかに……」
真「はいはい(別に千早とは言ってないんだけどね)」
千早「? 水瀬さん、私がどうかしたかしら?」
伊織「だ、誰があんたなんかに甘えるもんですか!」キシャー
千早「? よく分からないけれど、そうよね、水瀬さんみたいな素敵な女の子が、私なんかに甘えたくはないわよね……」
伊織「うぐ、だ、誰が甘えたくないなんて言ってるっていうのよ!」ガー
真「伊織、言ってることがムチャクチャだよ……」
千早「水瀬さん? ごめんなさい、気付かなくて。甘えたいのなら言ってくれれば……」
伊織「くっ……あーもう!! そこのアホども! ニヤニヤしてないで、こいつ引き取りなさいよー!」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
今回は千早のデリケートな所を扱っている分、ちょっと皆様の反応が怖い回でもあります。
受け入れてもらえるといいなぁ。
次回も同じように来週中の予定です。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
皆様コメントありがとうございます。
どんなコメントをいただけるのか、いつもどきどきわくわくしてます。
少し紹介させていただくと、たまに出てくる「CKT」という謎ワードは、これの前に書いた『千早ちゃんが可愛すぎて辛い』というSSでの造語です。
造語も何も、まぁ要するにそれの頭文字を取ってるだけなのですが。
今日は22:30頃から投稿させていただきます。
オリジナルキャラの出番のある回となりますが、よろしければお付き合いいただけますと幸いです。
○月○日
暖かい日曜日
こんにちは。如月千早です。
今日はとてもいい天気でしたね。
この時期としてはすごく暖かかったので、昨日までのダウンを薄手のジャケットに変えて家を出ました。
いつもと同じ電車に乗って、けれどいつもと違う駅で降り、乗り換え。
普段は音楽を聴きながら、それに本を読んでいることが多いのだけれど、今日はぼんやりと電車の外を眺めていました。
知らない町の、知らない景色。
そこには私の知らない日常があって、私の知らないところで誰かが笑って、泣いて、生きて、失われている。
そんなことを考えて、漠然とした寂しさを覚えたりして。
感傷的になっている自覚はありました。
でも、多分それは仕方のないことだったのだと思います。
電車を降りて、目的の場所まで。
記憶にあるそのまま、変わらない道が何だか少し嬉しいです。
綺麗に整備された石畳。
私はゆっくりと歩きました。
久しぶり。
優。
お彼岸にはまだ大分早いけれど、お姉ちゃん、ほら、少しだけ有名になっちゃったから。
ちょっと時期外れだけど、許してね。
ただいま。
おかえり。
まずは優の眠るお墓のお掃除です。
草を取って、掃き掃除をして、墓石を拭いて。
とはいえ、とても綺麗に保たれていたので、作業はすぐに終わりました。
つい最近誰かがあなたに会いに来たということでしょうね。
ふふ、発売されたばかりのはずの私のCDもお供えしてあることですし。もう聞いてくれたかしら?
私以外にもあなたに会いに来る人がいるということが、とても嬉しいです。
私以外の人の中にもあなたが生きているということが、とても嬉しいです。
優と話したいことはたくさんあって、気が付いたら、かなりの時間を過ごしていました。
まだまだ話したいことはあったのだけれど、ごめんなさい、そろそろ行くわね、と。
また来るわ、優。
その時は、きっと――
さて、明日は卒業式。
どんな一日になるのかしらね。
1.ミキなのー
千早さんがミキのお姉ちゃんだから、優くんはミキの弟になるのかな?
それともお兄ちゃん?
今度、ミキも一緒に挨拶したいな
連れてってね、千早お姉ちゃん!
2.春香さん
大事にされてるんだね、優君
うう、良かったよぅ
私も明日卒業式なんだー
千早ちゃんの卒業式見に行きたいけど、さすがに無理だね、えへへ
3.響
ねぇねが会いに来てくれて、きっと優も喜んでるぞ、間違いない!
自分は最近父さんのお墓に行けてないんだ……
沖縄は遠いからしょうがないんだけど、久しぶりに顔を見せに行きたいな。
あ、ちなみに自分のとこの卒業式は来週だ。
学校によってやっぱりちょっと違うんだね。
4.萩原雪歩
自分の知らないところに自分の知らないたくさんの人たちが暮らしてる。
当たり前のことなんだけど、何だか不思議で、千早ちゃんの気持ち、少し分かる気がするな。
優君は千早ちゃんの新曲聞いてくれたのかな。
多分あの曲は千早ちゃんと優君のために生まれた歌だから、きっと届いてると思います。
5.名無しの双子姉
千早お姉ちゃんの新曲、あれマジですげーかんNE
てか真美は何て呼ぶのがいーのかな?
優君? 優兄ちゃん?
同じく千早お姉ちゃんの妹として、色々とお話してみたいYO
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
乙です
この前も書いたことだけど、千早ちゃんが優君のことに触れてるのが嬉しい
優君も、お姉ちゃんが自分のことを話してくれること、きっと喜んでるんじゃないかな
10.名無しさん
墓参りか、しばらく行ってねーなぁ
11.名無しさん
旅行中とか、電車での千早ちゃんと同じような寂寥を感じることがある
ノスタルジーともちょっと違う感覚
12.名無しさん
自分の大切な人のお墓が綺麗なのは嬉しいよね
それだけ気にかけてくれる人がいるってことだから
13.名無しさん
これは親御さんとの和解を期待してもいいのだろうか…
14.名無しさん
>13
少なくとも、千早ちゃんはそれを望んでいるように見えるね
15.名無しさん
真美ちゃんじゃないけど、千早ちゃんの新曲マジやばいな
何かもう圧倒されて言葉を失ったわ
16.名無しさん
あれ生で歌えるのか不安
いや、千早ちゃんなら歌っちゃうんだろうな
17.名無しさん
ちーちゃんももう卒業か…
JKじゃなくなるのか…
18.名無しさん
>17
そこはかとなく変態の香りがします
19.名無しさん
こんなにいいお姉ちゃんを持って、優君も幸せだろうな
20.名無しさん
春香さんさんは本当に自分の卒業式放り出して来そうで怖いww
21.名無しさん
さすがにそこまでは…せんよな?な?
22.名無しさん
千早ちゃんの明日がいい日になりますように
23.名無しさん
美希ちゃんと真美ちゃんの優しさにおっさん涙出そうだよ
24.名無しさん
おっさん涙拭けよ
25.名無しさん
正しい使われ方を初めて見た
・
・
・
ある日曜日の光景
(元)合唱部の部長「明日を卒業式に控え! 今日は前夜祭だぜ!」イェーイ
(元)アルトパートの子「明日が控えててどうするんだよ。卒業式を控えさせなよ」
(元)ソプラノパートの子「くすくす、加えて言うなら、まだ夜でもありませんね」
部長「くそう、この世界は敵ばっかりだ、助けて! 千早っち!」ヘイ
千早「……っ!!」プルプル
部長「おおう、笑ってらっしゃる! お腹を抱えて震えるほど笑ってらっしゃる!」
アルト「何かツボに入っちゃったみたいだね」
ソプラノ「ふふ、こうなると長いんですよね、千早ちゃん」
部長「どうする? 千早っち? もっとわらかす?」
アルト「なんでだよ」
部長「だって笑ってる千早っち可愛い!」
ソプラノ「それには同意しますけど、呼吸困難になりそうだから止めてあげましょうね」
部長「ういー」
千早「……ふー、ふー。……はぁ、まったく、ひどいわ、最初っからいきなり笑わせにかかるなんて」
アルト「いや、多分狙ったわけじゃなくて、素だったんじゃないかな」
ソプラノ「そうですね、この子はちょっとおバカさんなところがありますから」
部長「ちょ、ひどっ」
千早「くす、ふぅ、じゃあ改めて乾杯しましょうか」
部長「よしっ! ものどもっ、乾杯!」
アルト「みじかっ! 乾杯!」
ソプラノ「はい、乾杯です!」
千早「乾杯!」
部長「よーし、じゃあまずどれから観ようか? 私的には千早っちのライブ映像かな」
アルト「初詣の時のビデオに一票」
ソプラノ「私は千早ちゃんの新曲を改めてみんなで聴きたいですね。……千早ちゃんはどうですか?」
千早「私は……そうね、大会の時のみんなの映像が見たいわ」
部長「むむ、票が割れてしまった。こういう時はこれだ、最初はグー」
ソプラノ「ふふ、懐かしいですね」カチャカチャ
アルト「あんなに大きいホールで歌うのは初めてで、さすがに緊張したな」ガサゴソ
部長「じゃんけ……て、もうセット始めてる!? いや、いいんだけどさ……」
部長「でも、もう卒業かー。三年間、あっという間だったなー」
アルト「そうだね。まぁ、誰かのお陰で、退屈はしなかったかな。迷惑もたくさんかけられた気がするけど」
部長「いやいや、照れるねー」
千早「ふふ、自覚はあるのね」クス
ソプラノ「……千早ちゃんと、もっと早く仲良くなれたら、もっともっと良かったんですけど……」
千早「ありがとう。でも、十分よ。……あなたたちのお陰で、私は、高校での生活を、きっと笑って思い出すことができるから」
部長「ち、千早っちーーーー!! 大好きだーーーーーっ!!」ダキッ
ソプラノ「私も大好きですーーーっ!!」ダキッ
アルト「そう言って貰えてすごく嬉し……て、ソプラノ、君まで!?」
千早「ちょ、ちょっと? あの、えーと」
部長「カマン! アルト!」ヘイ
ソプラノ「アルトちゃん?」ジー
アルト「もう、はいはい、あー、千早、ごめんね? よいしょ、と」ダキッ
千早「え、えー? あの、私、どうしたら……」オロオロ
部長「千早っち可愛い」
ソプラノ「千早ちゃん可愛いです」
アルト「あはは、千早は可愛いな」
千早「も、もう、ちょっと、みんなー」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は……来週中に投稿したいと考えてはいるのですが、ものすごく大切にしたい回なので、納得のいく出来にならなければ延期になるかもしれません。
申し訳ありませんが、お待ちいただけますと幸いです。
それでは、また。
22:00頃から投稿させていただきます。
過去最長で、また特別な意味を持つ回となります。
今回もまたオリジナルキャラが出てきますが、お付き合いいただけますと幸いです。
○月○日
卒業
こんにちは。如月千早です。
昨日は卒業式でした。
本当は昨日の内に書くつもりだったのですが、ごめんなさい、ちょっと遅くなってしまいましたね。
高校に入学した当初を振り返ってみると、私の中にあったのは、卒業のためにとにかく三年間通わなければならない、という義務感だけだったように思います。
少し期待した合唱部も私の居場所にはならず(頑なだった当時の私が勝手にそう勘違いしただけなのですが)、高校生活というものにほとんど楽しみを見出せないまま、私は毎日を過ごしていました。
幸い、765プロが私を見つけてくれて、学校以外の生活は少しずつ充実していきます。
アイドルとして周知されたこともあり、クラスでも話しかけてくれる人はいましたが、友人と呼べる程親しい関係を築くことはできませんでした。
築こうとしなかった、というのが正しい表現かもしれませんね。
だけれど。
あることをきっかけに、一度は距離を取ったはずの合唱部の人たちと仲良くなることができて。
ふふ、こうやって言葉にするのは恥ずかしいのだけれど、今では親友だと呼べる子たちもいます。
モノクロだった学校生活が、一気に色味を帯びたような感覚でした。
学校に行くのが楽しい、だなんて、小学校の時以来かしら。
登校して。
日によってはその途中でたまたま合流することもあって。
始業までの短い時間に特に意味の無いおしゃべりをしたり。
ちょっと盛り上がっちゃって、先生が来てからもこそこそ話してて注意されたり。
お昼休みには一緒に購買に突撃したり、学食に並んだり、手作りのお弁当に賛否両論だったり。
午後一の授業で眠気に負ける子をつついて起こしたり、起こされたり。
お仕事の無い時には放課後理由もなく教室に残ってお喋りをしたり、遊びに行ったり、小腹を満たすことに一生懸命だったり。
たまには、と図書館で真面目に勉強をしてみたり。
なんというか、多分そんな「普通」の高校生活が、とても楽しくて。
卒業式の最後、校歌を歌いながら、私は自分の心が震えているのに気付きました。
お仕事、それもライブの時に覚えるような、強い感動。
その時、ああ、私はもっとこの場所にいたかったんだ、と改めて思ったのです。
ただ卒業資格を得るためだけの高校生活。
そんなことを考えていた昔の私に、教えてあげたい。
顔を上げて。
すぐ傍にあなたの求めているものがあるのよ、と。
そして。
もう一つ。
今日、とても、とても嬉しかったことがあります。
母が、私の卒業式を見に来てくれていたということ。
ずっとできなかった話をすることができたということ。
仲直り、できたということ。
ふふ、もう一つというかもう三つぐらいになってしまったけれど、まぁ、本質的には同じことです。
昨日記事を書けなかったというのも、それに関係するというか、それがそのまま要因というか。
私は今、一人暮らしをしているのですが、昨日は本当に久しぶりに実家で母と一緒に過ごしました。
話したいことがたくさんあって、話しても話しても尽きることはなくて、眠った時の記憶がはっきりしないというのが正直なところです。
お母さん、と当たり前に呼べること。
千早、と当たり前に呼んでくれること。
そのことが、嬉しくて、嬉しくて、
実は仲直りするきっかけに、とある元部長が関わっているのだけれど、恥ずかしいのでお礼は言わないでおこうと思います。
……なんて。ありがとね。
○月○日。
如月千早、高校を卒業しました。
1.春香さん
卒業おめでとう、千早ちゃん!
私も昨日卒業式だった!
やっぱり私も感動したし、千早ちゃんも感動できたっていうのが嬉しいな
お母さんとも仲直りできたみたいで、本当に良かった!
今度、改めてお母さんに挨拶させてね
2.名無しの双子姉
千早お姉ちゃん、卒業おめでとう!
はるるんとひびきんもおめっとさん☆
あれ、ひびきんはまだだっけ?
真美も高校楽しみだな→
おお、そうだ! 千早お姉ちゃんの高校に行って、合唱部をもっと楽しくするのもいいかもNE
その時はもち、千早お姉ちゃんがOGとして練習見に来てくれるってことでよろ→
3.ミキなのー
卒業おめでとうございます、なの!
ミキ、高校生でようやく千早さんに追いついたのに、もう卒業だなんて、ずるいのー
ミキも千早さんと同じ学校で同じクラスになって、合唱部の人たちみたいに千早さんと一緒に過ごしたかったの……
毎日千早さんにお昼寝から起こしてもらえるなんて、こんなに幸せなことないって思うな!
4.萩原雪歩
うぅ……
良かった、良かったね、千早ちゃん。
お母さんと仲直りできたんだね。
千早ちゃんのご家族のことは前から心配だったんだ。
だから、今、私もとても嬉しいです。
おめでとう、千早ちゃん。おめでとう。
5.響
卒業おめでとう、千早。
それに、あんまーと仲直りできたんだな!
良かったな、千早。
家族はやっぱり仲良しなのが一番だぞ!
自分ももうすぐに卒業式か。
やっぱり泣いちゃうのかなー。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんが高校卒業と聞いて
9.名無しさん
>6-8
今日もお疲れ様です
>8ニキの変化は正直予想できた
卒業おめでとう、千早ちゃん
お母さんとも仲直りできて良かった
今後の更なる飛躍を期待させてもらいます
10.名無しさん
ちーちゃん卒業おめでとう!
11.名無しさん
千早ちゃんの学校の様子が懐かしくて涙出そう
12.名無しさん
>11
違う意味で俺も涙
…こんな学校生活送りたかった、ちくしょう
13.名無しさん
卒業と仲直りとおめでとう
ファンなら誰しもが大なり小なり気にしていたことだから嬉しい
14.名無しさん
千早ちゃん卒業か
これでもうJKアイドルじゃなくなっちゃったんだな…
15.名無しさん
>14
やっぱり変態の香りがします
16.名無しさん
卒業式の校歌はくるものがあるよね
隣の奴がぼろぼろ泣いてて、俺も貰い泣きした覚えがある
17.名無しさん
千早ちゃんが学校を楽しめたっていうのが嬉しい
昔から追いかけてると、特にな
18.名無しさん
※このコメントは削除されました
19.名無しさん
ちょww久しぶりの削除来るかww
20.名無しさん
さすがにそれはダメじゃろww
21.名無しさん
案の定である
てか仕事早くて草生える
22.名無しさん
こちとらしんみりしてたのにお前ら少し自重しろやw
千早ちゃん、卒業おめでとう
これからも応援してます
23.名無しさん
親御さんとの関係も修繕されて、また千早ちゃんのリミッターが解除されるのか…
次のライブが今から楽しみだ
24.名無しさん
おめでとう千早ちゃん!
25.名無しさん
春香さんさんまるで交際を報告しにいくみたいだな
26.名無しさん
あながち間違ってないんじゃね?
27.名無しさん
だとすると約四人程ついていくことになるな
28.名無しさん
おまえらw
いやまて四人で済むのか?
29.名無しさん
午後最初の授業窓からの暖かい日差し抑揚の無い教師の声かつかつと響くチョークの音にうとうとする俺を横からペンでつんつんと突ついて起こして目が合うと悪戯が成功したようにふふと微笑んで欲しいだけの人生だった
30.名無しさん
やめろ
頼む
31.名無しさん
だからどうしてお前はそう俺の中の柔らかい部分を責め立てるのか…
・
・
・
卒業式終了後、最後のHR前
部長「ふぅ、泣かないと思ってたけど、最後の校歌はちょっとぐっと来たなー」
アルト「何がちょっとだよ、普通にぽろぽろ泣いてただろ」
ソプラノ「くす、そういうアルトちゃんも、お目々がまっかですよ?」
アルト「こ、これは……そ、そういえば千早はどうだった?」
千早「ふふ、これが最後なんだって感動はしたけれど、残念ながら涙までは出なかったかしら」
ソプラノ「千早ちゃんは、お仕事やライブであれ以上の場面を体験していますからね」
千早「別にどちらが上とかそういうものではないと思うのだけれど、感動的な光景、というものに出会った回数は、確かにみんなより多いかもしれないわね」
部長「ちくしょー、千早っちの泣いてるとこ見てみたかったぜ……」
千早「あら、まだ分からないわよ? 先生の最後のお話で泣いちゃうかもしれないし」
部長「えー、姉ちゃん先生にそんな感動的な話できるかなー?」
アルト「むしろ姉さん先生がぼろぼろ泣き出しそう」
ソプラノ「ふふ、想像は難しくないですね。でも、そんなお姉さん先生を見て泣いちゃうかも」
千早「ありえるわね……て、あら、部長のお母さん来てるみたいよ? ほら、後ろの廊下側の方」
部長「うげ、ホントだ。来なくていいって言ったのに……」
アルト「いやいや、そういうわけにもいかないだろ。うちの親と、あ、ソプラノのご両親も来てるみたいだね」
千早「あ、今こっちに手を振ってくれた女の人とその隣の男の人かしら? え、お姉さんとかじゃなくて? すごい。随分若くて、綺麗というより可愛らしい方なのね」
ソプラノ「ちょ、ちょっと恥ずかしいですね……もう……いい年なのに見栄張っちゃうんだから……」ハァ
部長「いやいや、うちのに比べたら普通に若いから。無理してる感じも全然無いし」
アルト「お父さんも相変わらず渋くてかっこいいよね」
ソプラノ「パパは……まぁ、それなりにかっこいいとは思いますけど」
部長「出たファザコン」ヨッ
アルト「待ってました」ヨッ
ソプラノ「ちょ、ちょっと! 千早ちゃん、違いますからね? ね?」アセアセ
千早「くすくす。かっこいいのは確かだし、お父さんのこと大好きでも別に問題はないと思うわよ?」
ソプラノ「ち、千早ちゃん、違う、違うんです」
部長「あ、姉ちゃん先生来た」
アルト「ほら、ソプラノ、静かにしなきゃ」
ソプラノ「うぅ……違うのに……」
千早「ふふ」
部長「あ、千早っち、この後なんだけど、合唱部の他の面子も一緒に、みんなで大カラオケ大会をやる予定でさ」ヒソ
千早「ええ、それは楽しs……っ!?」バッ
部長「千早っち?」
千早「……お母さん」ボソ
ガタッ
部長「え?」
先生「はーい、それでは、最後のホームルームを始めま……て、如月さん?」
部長「……ごめん、頼んだ」ボソ
ガタッ
先生「え、ちょっと、如月さんどこ行くの? え、え、部長さんまで? 最後、最後のホームルームなのに……」
アルト「はぁ。全く。まあ、今回はしょうがないか」
ソプラノ「そうですね。……本当は私たちもついて行きたいところですけど」
アルト「よく分からないけど、千早のためにも、大事にはしたくないね」
ソプラノ「はい」
アルト「ごめんなさい、先生。千早、朝から体調悪かったみたいで、でも今日は卒業式だからって無理してて」
ソプラノ「事前に聞いてた部長ちゃんが付き添っているので、大丈夫だと思います。みんなの今日を邪魔したくないって言ってましたから、千早ちゃんのためにも、ホームルームを続けてあげてくれますか?」
先生「そうだったんだ……できれば先生にも事前に教えていて欲しかったんだけど……よし、それじゃあ、みんな、最後のホームルームを始めますね――」
千早「――お母さんっ!」
千種「……どうしたの。駄目じゃない、抜け出してきちゃ」
千早「……でも、私……」
千種「……」
千早「……私……」
千種「……」
部長「千早っち」
千早「部長?」
部長「様子が気になって、ついて来ちまったぜ、へへ。邪魔してごめんよ」
千早「いえ、そんな、私こそごめんなさい。私のせいで……」
部長「ええと、あちらが、千早っちのお母さんなのかな?」
千早「ええ……」
千種「……千早のお友達かしら?」
部長「親友です!」
千種「……良かった。学校でも、千早にはあなたのような子が傍にいてくれたのね」
千早「……お母さん」
千種「それじゃあ、行くわ」
千早「……っ」ボソ
千種「千早も早く教室に戻りなさいね」
千早「……って」ボソ
千種「卒業おめでとう、千早。……元気にやりなさい」
千早「……って」
部長「(千早っち、がんばれ)」ギュッ
千早「……待って! お母さん!」
千種「……どうしたの? まだ何かあるの?」
千早「私は……私は! お、お母さんと、もっとちゃんと話がしたい!」
千種「……どうせまた喧嘩になるだけよ」
千早「そんなの分からない、ううん、喧嘩になってもいい。ちゃんと、ちゃんと話がしたいの!」
千種「……もう遅いのよ……私たちは……」
千早「そんなことない!」
千種「……」
千早「そんなことないのよ、お母さん! 時間が経っても、すれ違っても、お互いが望んでいるなら、仲直りはできるのよ!」ギュッ
部長「(千早っち……)」ギュッ
千種「……」
千早「お母さん、私ね、友達ができたの。お仕事は大変だけれど、みんながいて、歌って、本当に楽しい。聞いて欲しいこと、たくさん、たくさんできて」
千種「……でも、私たちの間には……」
千早「優のっ!」
千種「っ!」
千早「優のことだって! ちゃんと話したい! 私の中だけじゃなくて、お母さんの中の優も教えて欲しい!」
千種「……」
千早「お母さん、優のお墓に、私のCDを供えてくれたの、お母さんなんでしょう?」
千種「……ええ」
千早「嬉しかった。優のことを覚えている人が私以外にもいて、その人は私のこともまだ気にかけてくれてるんだ、って」
千種「……」
千早「お母さん。私は、如月千早は……」
千種「……」
千早「……まだ、お母さんの娘ですか? 娘でいてもいいですか?」
千種「……っ」
千早「……お母さんっ」
千種「……あなたは、千早、あなたはね」
千早「……はい」
千種「……誇りよ」
千早「っ!」
千種「私の、最後に、たった一つだけ残った、誇り。……許されるのなら、自慢の娘だって胸を張りたい」
千早「お母さん……っ」
千種「でも、私にはそれができないの。できないのよ、胸を張る資格なんてない。あの人のことも、あなたのことも、投げ出してしまった私に、そんなことは許されない」
千早「……」
千種「だけど……だけどっ」
千早「……」
千種「許されないけれど、でも、それでももしあなたが許してくれるのなら……私も、もう一度きちんとあなたと話がしたい。あなたの、私の娘の話を、聞かせて欲しい……」
千早「うん……うんっ!」
千種「…………ごめんなさい、今は、このまま、私は帰るわ」
千早「え?」
千種「……家で、待っています。卒業の日だもの。お友達との約束もあるでしょう? 少し、整理する時間を頂戴。大丈夫。ちゃんと、待っているから」
千早「うんっ!」
◇ ◇ ◇
千種「……考えてみれば、あの時以来、こうやって優のことをきちんと話すのは始めてね」
千早「私たち、みんな、避けていたから。……思い出すことが怖かったのよ」
千種「もっと早く、こういう話をするべきだったのでしょうね、私たちは。……ねえ、千早、ほら、この写真」
千早「うん」
千種「覚えているかしら? おもちゃのマイクを持って、あなたはいつも楽しそうに歌っていたの」
千早「うんっ」
千種「うたってうたって、お姉ちゃん、って。優はあなたの歌が本当に大好きだった」
千早「覚えてる、覚えてるよぅ……」
千種「千早が歌って、優はその姿を絵に描いて。じょうずだね、お姉ちゃん。じょうずよ、優。二人で少し照れながら笑って、私はそんなあなたたちが大好きだった」
千早「ぐす……お、お母さん、私、いいお姉ちゃんだったかな? ゆ、優は、私がお姉ちゃんでよかったのかな?」
千種「千早、よく見てみなさい。あなたたち姉弟が写った中で、たったの一枚でも二人が笑っていない写真がありますか」
千早「うぅ……」
千種「胸を張りなさい、千早。あなたは優の大好きなお姉ちゃんなんだから」
千早「うぅ……優……」
千種「そして、できることなら、これからも歌い続けて欲しいと思うわ。優の、私たちの愛した――如月千早の唄を」
千早「うん……うんっ!」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとございました。
今回、不気味遺産様 ttp://www.pixiv.net/member.php?id=231628
に許可を頂き、
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=49542364
こちらの一枚目の絵をお話に盛り込ませていただきました。
盛り込ませていただいたというよりは、そもそもこの絵を拝見したからこそ、このSSを書き始めたのが正直なところです。
ようやくここまでたどり着いたなぁ。
不気味遺産様、素敵な絵を描いていただき、また作中での使用許可をいただき、本当にありがとうございました。
ちょっと燃え尽きた感があるので、次回は再来週になるかもしれません。
でも来週かもしれません。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
漫才からCKTを経て追いついた
GW代わりの有給を千早SSで使い切った
なにひとつ後悔はない、あえて言うならリアルタイムでこれを追いかけたかった
これでしょ
春香「漫才をやりたい?」 千早「ええ」
これバトロワの作者ってマジかよ
346厨なんだから346アイドルで書けばいいのに
たくさんのコメントありがとうございます。
開始前からかなり意識していた回なので、ご好評いただけたようでとても嬉しく思っています。
>>123
貴重なお休みまで使っていただき、本当にありがとうございます。
これからお付き合いいただけると嬉しいです。
>>127
私がやりました(自白)
>>130
申し訳ありませんが、自分はそのSSの作者ではないので返答が難しいです。
作者でないことの証明はできませんので、そこは信じていただくしかないのですが……
恐らく、このSSの中でもデレマスのキャラをもっと見たい、ということだと思うのですが、ごめんなさい、デレマスに関してはあまり詳しくないので今後もゲストキャラ的な扱いになりそうです。
今回は、本日(4/14)の夜、多分22時頃から投稿できるかと思います。
お待たせして申し訳ありませんでした。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
こんにちは。如月千早です。
今日は765のみんなでお花見をしてきました。
話を聞いた時に一番心配だったのが、どこでお花見をするか、ということでした。
お陰様で765のみんなも広く知られるようになったので、公共の場所でお花見をすると混乱を招いてしまうのではないか、と。
ですが、そんな心配もなんのその、社長と水瀬さんが働きかけてくれたみたいで、水瀬さんの家の敷地をお借りすることができました。
お庭に桜が咲いてるなんて、すごいですよね。
そして、場所をお借りする条件が……その、金銭ではなく、私たちと握手をして一緒に写真を撮ることだったようで。
実質無償で使わせていただいたみたいで少し心苦しかったのだけれど……
水瀬さんのお父様、お母様、お兄様、それにお屋敷に勤めている方々、みなさんに喜んでもらえたので、きっとこれで良かったのでしょうね。
さて。
お花見の楽しみといえば、そう、なんといってもお弁当ですね。
最初はお料理の得意な人がそれぞれ用意してくる予定だったのですが、せっかくだからみんなで作ろうよ、と春香の声。
確かにそれは楽しそうだと盛り上がる中、それならうちの厨房を使えばいいじゃない、という神、いえ水瀬さんのお言葉をいただきまして。
食材もある物を使ってよいとのことでしたが、流石にそこまで甘えるわけにはいきません。
ということで、今朝、それぞれ材料を持ち寄って集合、みんなでお弁当作りと相成りました。
あまり好き勝手に作っても悲惨なことになりそうだったので、ある程度役割を分担しての作業です。
普段あまりお料理をしない美希、亜美は、おにぎり作りを。
亜美のイタズラが少々怖いところではありましたが、おにぎりに対して思い入れの強い美希を隣にして、変なものを作ることはできなかったみたいですね。
お料理の得意なあずささんは、鶏の唐揚げや海老フライ、ポテトフライなど揚げ物の担当です。
高温の油の扱いは慣れていないととても危険ですし、きちんと火が通っているのかの判断も難しいものです。
かくいう私も揚げ物は全く自信がありませんね。まだちょっと恐怖心があります。
最近お料理の勉強を始めたという真美に教えながら、タイマーもかけずに次々と食材を揚げていくあずささん。
尊敬の念を覚えたのは、きっと私だけではなかったことでしょう。
春香は卵焼きをひたすら巻いていましたね。
こちらもお料理上手の担当。
卵焼きって、簡単そうで、実は慣れてないとちゃんと作れないお料理ですよね。
唐揚げと同じくお弁当の顔ともいえる品なので、春香にかかる期待は大きなものでした。
甘い卵焼き、甘くない出汁巻、ネギが入っていたり、チーズが入っていたり、明太子が入っていたり。
色々な卵焼きを作ってその期待に応えてみせる春香。流石の一言です。
私は萩原さんと一緒にハンバーグを作りました。
萩原さんは、ああ見えて、実はお肉がとっても大好きな女の子なんですよ。
私も何度か家でハンバーグを作ったことはあったのだけれど、萩原さんの情熱には正直勝てる気がしなかったわ。
特に生地に火を通す時の真剣な眼差しは、職人とか勝負師とかそういう言葉を私に思い起こさせました。
そして、上手に焼けた時の本当に嬉しそうな笑顔。
ああいうギャップはちょっとずるいと思うわ。
四条さんはお野菜の煮物を作ってくれました。(「たいたん」というらしいです)
たくさん食べることが一つの特長にもなっている四条さんですが、流石というか、お料理を作る方も手馴れたものです。
水瀬さんがその補佐に。
普段あまりお料理はしないという水瀬さんなのだけれど、基本的に器用な子なので、四条さんから適宜指示を受けながら立派に役割を果たしたようです。
特に水瀬さんの舌の精確さには四条さんも驚いたみたいで、一人で作る時よりも美味しいたいたんができたと喜んでいました。
彩りを添えたり、隙間を埋めたり、そういうお弁当に大事な副菜を色々と用意してくれたのが、我那覇さんと真でした。
我那覇さんは、春香と同じくらいか、もしかするとそれ以上にお料理が得意な子です。
実家が民宿を経営していて、そのお料理を手伝っていたらしく、ある意味プロに近いのかもしないわね。
真は、多分765で一番女の子な女の子でした。
定番のたこさんウインナー、ウサギ形のリンゴ、カリフラワーで羊を作ったり、カマボコやハムをハートや花にあしらったり、ミニトマトに葉っぱのピックをさして小さなリンゴのように見せたり。
私たちのお弁当がちゃんと女の子が作ったお弁当に見えたのは、ほとんど真のお陰かもしれません。
高槻さんは言わずもがな、高槻家の食卓を支え続ける料理人で、お弁当作りも慣れたもので。
お弁当って普段のお料理とはまた少し違うところがあるから、経験豊富な高槻さんの視点はとても貴重です。
というわけで、高槻さんには監督というか、全体を見る役割が与えられました。
……実際には、全部署を回ってのお手伝いというか、半ばみんなで高槻さんの取り合いみたいな状況になったのだけれど。
……お弁当作りには慣れていないのだもの、仕方ないわね、ええ。
完成したお弁当を手に手に、お花見の会場へ向かいます。
とはいっても、水瀬さんの家の厨房からお庭へ移動するだけのことなんですけどね。
一際大きな桜の木の下、ブルーシートの敷かれたスペースには、社長、プロデューサー、律子、事務の女性の姿が既にありました。
みなさん今日もお仕事だったのだけれど、予定通り、何とか抜け出せたみたいです。
今も働いている他の社員の方々からは、恨みがましい声をたくさん頂戴して来たそうですが。
社長の音頭で乾杯、お花見が始まりました。
普段年少組がいる時にはお酒を控えている成人組ですが、今日ばかりは無礼講ということで、彼らのために、缶ビールや缶チューハイ、日本酒などが用意されています。
社長とプロデューサー、事務の女性、あずささんはまずはと缶ビールを。
意外にもというか予想通りというか、二本目に手が伸びるのが一番早いのはあずささんでした。
律子は缶チューハイを飲んでいましたね。
ビールを美味しいとは思えない、とのこと。
大人の人はみんなビールを飲んでいるイメージだったのだけれど、律子に聞くと、苦くて好きじゃない人もたくさんいるんだとか。
その内美味しく感じるようになるわよ、とは事務の女性の言ですが、律子は信じていないようでした。
私が大人になった時は、どう感じるのかしら。
私たち未成年はもちろんお酒なんて飲んでいませんが、場の空気というか、テンションの高さは、お酒を飲んでいる成人組に負けてはいません。
真美と亜美の二人だけで賑やかし担当には事欠きませんし、何より、綺麗な桜の中、みんながいて、みんなで作ったお弁当が目の前にあるのですから。
気分が高揚するのも当然のことで、
例えば春香がものすごく面白くないことを言ったり、
美希が起きていたり、
高槻さんがいつも通り可愛かったり、
あずささんが手当たり次第に誰かを捕まえていたり、
真美と亜美の職人芸のようなモノマネをみんなでモノマネしたり、
私が普段歌わないような曲を歌ったりしたのも、きっと仕方のないことだったのだと思います。
そんなとても楽しかった今回のお花見なのですが、実は映像として残されています。
私たちがみんなでお料理をするところから、普段よりは小さいけれど、しっかりカメラが回っていました。
何かの特典映像のような形で、いつかみなさまにご覧入れることがあるかもしれません。
……ちょっと恥ずかしいので、その時はこっそり見てくださいね。お願いします。
記事のタイトルが抜けてました…
○月○日
お花見
こんにちは。如月千早です。
が正しい形です…
1.名無しの双子姉
お花見、め→っっちゃ楽しかったNE
その前の料理も楽しかったし、べんきょーになった!
あずさお姉ちゃんてば、のんびりしてるようだけど、無駄が無いってゆーのかな、気が付いたらどんどん進んでるんだYO
それなのに真美のやってることもちゃんと見てるみたいで、色々教えてくれたんだー。
これまで以上にそんけーなんだZE
2.ミキなのー
今日は千早さんがいて、みんながいて、すっごく楽しかったの!
千早さんがミキのおにぎり美味しいって言ってくれて、ミキとっても幸せだったよー
自分の作ったものを誰かに食べてもらうのって、あんなに嬉しいものなんだね
お姉ちゃんには止められてるんだけど、ミキもお料理ちゃんと勉強しようかな…
3.響
真にはちょっとびっくりしたよなー。
自分、千早の言うように実家の手伝いの経験とかあるから、料理の盛り付けとかも割と自信はあった方なんだけど、あんなに可愛いやり方があるんだって感心しちゃった。
可愛いって褒めた時の真の照れた表情も可愛かったしな!
あと個人的には亜美真美のモノマネはやっぱりすごいなーって思った。
自分たちにあれだけ似せてくるのは驚きだぞ。
4.春香さん
今日はとってもとっても楽しかったね!!
やっぱりみんなでお料理するのっていいな
私は誰かと協力っていうよりは一人でずっと卵巻いてたんだけど、それでもみんなと一緒におしゃべりとかしながら作れて楽しかったよ!
記事の中で唐突に千早ちゃんにいぢめられた気がするけど、春香さんそれも愛情って分かってるから大丈夫!
お酒私も早く飲めるようになりたいなー
千早ちゃんが二十歳になったら、一緒に飲もうね!
5.萩原雪歩
うぅ……
お肉のことになるとつい我を忘れちゃうというか……
千早ちゃんには迷惑かけちゃったよね、ごめんなさい……
でも、千早ちゃんと二人で作ったハンバーグ、みんなからもすごく美味しいって言ってもらえて嬉しかったです。
千早ちゃんのソースも美味しかったな。
ソースとケチャップとマヨネーズを混ぜただけなのに、あんなにお肉に合うなんてびっくりでした。
今度家で真似してみるね。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
今日も乙です
料理も花見も楽しそうでいいな
映像化が楽しみで仕方ない
10.名無しさん
流石水瀬家すげーな
でも対価それでいいのか…いいんだろうな…
11.名無しさん
貴音ちゃんって料理できるんだね
勝手に食べる専門だと思ってた
12.名無しさん
雪歩ちゃんww
しかし千早ちゃんも勝負師てすごい表現するな…
あんまり違和感無いのがまたww
13.名無しさん
まこりんが可愛すぎて俺が幸せ
14.名無しさん
>11
教養の一つとして学んだって何かで聞いた気がする
15.名無しさん
真ちゃんはこういう普段なかなか見えないところでどうしようもなく女の子なのが最高に可愛い
16.名無しさん
花見か…
人多過ぎてなぁ
いざ始まると楽しいんだけど、それまでにかなり気力がいる
17.名無しさん
>15
握手
18.名無しさん
映像化はよ
言い値で買うから
19.名無しさん
ソースケチャップマヨを混ぜたやつ、俺も好き
チープちゃチープな味なんだけど、あの濃厚さがいいんだよな
20.名無しさん
俺もビールは苦手だわ
甘いチューハイとかがいい
21.名無しさん
自然とディスられる春香さんさんとミキなのーさんに草
そういうのが許されるくらい気の置けない関係って正直羨ましい
22.名無しさん
>20
昔は俺もそうだったわ…
すごい汗かいて喉渇いた時にふとビール飲んでみて、それがすげー旨くて、それから普通に飲めるようになった
23.名無しさん
やよいは可愛いから仕方ないね
24.名無しさん
料理も花見も早く見たいな
こういうプライベートに近い姿を見るのたまらなく好き
25.名無しさん
今年の765全体ライブのBDあたりが候補か
となると早くても年明けか…遠いな…
26.名無しさん
千早ちゃんの販促は反則やでぇ
27.名無しさん
こいつ誰もがちょっと思ったけど口にしなかったことをww
28.名無しさん
くそ、あまりにストレートでちょっと笑ってしまったww
29.名無しさん
てめwこのやろww
30.名無しさん
千早ちゃん何歌ったのかなぁ
普段歌わない…可愛い系とか?
やべぇ見た過ぎて辛い
31.名無しさん
千早ちゃんがやよいちゃんの歌を一緒に歌ったの想像して幸せになった
・
・
・
ある日の水瀬家の光景
律子「うわぁ、すごい……こんな素晴らしい場所だなんて……」
P「この光景を貸切ですか……」
水瀬母「ふふ、気に入っていただけたようで嬉しいです」
社長「……本当に、対価はあれだけでいいのか、水瀬」
水瀬父「何度も言っただろう、十分だ」
社長「しかし……」
水瀬父「私たちにとって、金なんぞよりもこちらの方がよっぽど価値がある。それともなんだ、お前は自分の所のアイドルの魅力を信じられないのか」
社長「……ふむ、そうまで言われては呑むしかあるまい。ありがたく、この場所をお借りするよ」
水瀬父「まったく。最初から素直にそう言っておけばいいものを」
水瀬母「ふふ、順二朗さんはそういうところ、昔から変わらないわね。順一朗さんの方がもう少し軟らかいかしら」
社長「そうは言ってもだね、親しき仲にも……と、みんな来たようだ」
水瀬父「……」
水瀬母「……」
伊織「お待たせーって、あら、パパとママも参加するの?」
水瀬父「い、いや、そういうわけではなくてだな……」
水瀬母「あ、真くん! 真くんだわ!」キャー
真「へ?」
水瀬母「あら、ふふ、失礼しました。はじめまして、水瀬伊織の母です。いつも娘がお世話になっております」
真「い、いえ、こちらこそ伊織……伊織さんにはよくしていただいて……」
水瀬母「聞いた!? あなた、真くんに伊織が褒められてるわよ! さすが私の娘! ああ、なんて幸せ!」
伊織「ちょ、ちょっと、ママっ!?」
水瀬母「あの、真くん、良かったら握手してもらえますか?」
真「え、ええ、是非」
水瀬母「ああ、私、今真くんと触れ合ってる……新堂! 早く、写真、写真をっ!」
伊織「マ、ママ……」
水瀬長兄「あの、伊織の兄です。は、初めて見たときからファンでした。良かったら、握手していただけませんかっ?」
伊織「お兄様っ!?」
美希「んー? ミキ? いいよー、はい、握手」ギュッ
長兄「あああ、ありがとうございますっ! 美希ちゃんと握手できるなんて……っ!」
美希「あれ? おにーさんは、でこちゃんのママみたいに、写真撮らなくていーの?」
長兄「い、いいいいんですかっ?」
美希「うーん? 変なこと聞くの。元々そーゆー約束だったんでしょ?」
伊織「約束? ちょっと待って、どういうことよ!?」
長兄「いえ、でも、やはりこういうことはきちんと許可を取ってからじゃないと……」
美希「あはっ、でこちゃんと一緒で、変なとこ堅いんだね。ミキならいーよ。ほら、一緒に写真撮ろ?」
長兄「あああありがとうございます! 美希ちゃんがこんなに近くにっ! 新堂ー、新堂ー! 写真を、写真を頼むっ!」
伊織「お、お兄様……」
次兄「あずささんっ! 昔からずっと応援してますっ! 握手してくださいっ!」
伊織「兄さんっ!? ちょっと待って! なんでいるのっ!? いくらなんでもおかしいでしょっ!?」
あずさ「あらあら~、私なんかでいいのかしら~」
次兄「あずささんがいいですっ! お願いします! お願いします!」
伊織「必死過ぎるでしょ……って、だから、兄さん、留学中のはずじゃ……」
次兄「あずささんが家に来ると聞いてジェット飛ばして帰って来た」
伊織「おかしいでしょ! どう考えてもっ!」
あずさ「あ、あら~、私のためにわざわざそこまで……ありがとうございますね、お兄さん」ギュッ
次兄「生きてて良かった! 報われた! 俺、報われた……っ!」ギュッ ポロポロ
あずさ「うふふ、がんばってるんですね、えらいわ~」ナデナデ
次兄「ぐす……新堂……写真……新堂……」
伊織「に、兄さん……」
水瀬父「まったく、みんなして取り乱しおって」
伊織「パ、パパ……そうよね、パパは違うわよね……」
水瀬父「ところで、如月さん、その、もし良かったらこのCDにサインを頂きたいのだが……」
伊織「パパっ!?」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
九州出身の人間としても、今回の地震はとても心配です……
みなさまのご無事をお祈りさせていただきます。
次回は来週中に投稿できればと考えています。
お待ち頂けますと、幸いです。
それでは、また。
いつもコメントありがとうございます。
何度も見返してニヨニヨする作者とは私のことです。
24:30頃から今週分を投稿させていただきます。貴音さんが出るよ!
○月○日
新番組
こんにちは。如月千早です。
今日は四条さんと一緒に、今度始まる新しい番組の収録を行ってきました。
四条さんと私の二人でバラエティ番組を、というお話を聞いた時から、まぁ恐らくは食べ物関係のものだろうな、とは予想していました。
四条さんはよく食べることが一つのキャラクターとして広く受け入れられていますし、私も最近は食べることやお料理をすることが好きだと半ば公言しているようなところがあります。
だから、例えば最近噂の料理を二人で食べるとか、知る人ぞ知る地方の美味しい個人料理店にお邪魔するとか、あるいは違う方向で二人の料理対決、みたいなものを想像していたのですが……
『四条貴音と如月千早の まかないお願いします! 』
というタイトルなのだそうで。
「まかない」というのは、皆様ご存知の通り、飲食店の従業員の方用の食事のことですね。
名前から想像がつく通り、四条さんと私が飲食店でお手伝いをさせていただいて、それがきちんとできたら、そのお店のまかないを食べさせてもらう、という番組です。
普通にその店の人気メニューを食べるというものではいけないのか、と話し合いの段階で聞いてみたのですが、
「それじゃ面白くない」
とのことで。
まぁ、確かに、人気メニューを食べる番組はたくさんあるものね。
だから、
「やっぱり千早ちゃんが苦労してるところが見たい」
とかいう言葉は聞こえなかったわ。ええ、聞こえなかったですとも。
ちなみにスタッフの方のほとんどに見覚えがあって、それは例えば某旅番組の時のメンバーでバレンタインの時チョコくれくれうるさかったいい大人たちだったりはしません。ええ、しませんとも。
第一回の収録である今日は、都内のラーメン屋さんにお邪魔させていただきました。
ふふ、相方を考えれば、必然だったのかもしれないわね。
四条さんもよく食べに行くお店だそうで、その気合の入りようは相当のものでした。
現場では、気合が入り過ぎてちょっと空回りしてしまう場面もありましたが、普段見られない四条さんのそんな姿が、何だかとても微笑ましくて。
これではまかないを頂くことができないのではないか、としょんぼりする四条さんは、いつになく可愛らしくて。
実際に提供されたまかないを前に目をキラキラさせる四条さんは、とても幸せそうで。
なんだか、今日一日で私の知らなかったたくさんの四条さんを発見できた気がします。
さて。
実際にどんなお仕事をして、どんなまかないを頂いたのか、四条さんがどんなに可愛かったのか。
新番組『四条貴音と如月千早の まかないお願いします! 』
○月○日23時00分から毎週放送の予定です。
少し遅い時間となりますが、よろしければご覧くださいね。
1.響
貴音のやつ、千早にすごく感謝してたぞ。
千早のふぉろーのお陰で無事賄いを頂くことができました、って。
普段客としては食べられないような……おっと、これはまだ秘密にしておいた方がいいよね。
しかし、一度自分も一緒に仕事したけど、あのスタッフたちは相変わらずだなー。
まあ、気兼ねなくやれるっていう意味ではありがたいのかもしれないけど。
2.萩原雪歩
いいなぁ、楽しそうな番組だね。
普段見られない四条さんの様子も楽しみです。
飲食店のお仕事ってすごく大変だと思うんだけど、大丈夫だった?
千早さんと四条さんの二人なら、心配はないと思うんだけど……
早く放送が見てみたいな。
3.ミキなのー
千早さんと毎週一緒にお仕事って、貴音うらやましいのー
でも、今のミキに食べ物屋さんのお手伝いができるとは思わないの…
ミキ、お料理とかお皿運ぶのとか上手にできるようになったら、千早さんと貴音の番組に呼んでもらえるかな?
ここ見てるスタッフの人たち、よろしくお願いします、なの。
4.名無しの双子姉
あのにーちゃんねーちゃんたち、めっちゃ面白いよね→
仕事でも全力で遊んでるっていうのかな?
真美もあんな楽しい大人になりたいって思うYO
んっふっふ~。
これだけヨイショしてるんだから、あとは分かってるよねん☆
5.春香さん
とうとう千早ちゃんも冠番組持ちかー
こんなに立派になっちゃって、はるかあさんも嬉しいよ
なんてね、えへへ
まかないって私も一度食べてみたいな!
私たちの知らない美味しいものとかあるんじゃないかなーって
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
おっつおつ
新番組楽しみです
しかし賄いとは捻ってきたな
普段なかなか見られない部分だから面白そうだ
10.名無しさん
千早ちゃんと貴音ちゃんで食い物の番組とか最高かよ
11.名無しさん
アイドルたちがこれだけ触れてるってことは、よっぽど特殊なスタッフたちなんだろうなw
ま、ある程度互いに信頼してるからこその言葉っぽいけど
12.名無しさん
しょんぼりしてる貴音ちゃん
想像しただけでぱねぇわ
13.名無しさん
賄いか、なるほど、上手い手だ
珍しいし、普通にグルメ番組やったら料理代だけでどれだけ飛んでくか分からんからw
14.名無しさん
飲食店でバイトしてる俺大歓喜
番組楽しみにしてます!
15.名無しさん
まかないは店によって当たり外れがなー
美味いとこはマジで美味いし、変なとこだと残飯みたいなの出てきたこともある
16.名無しさん
>15
更に同じ店の中でも日によって当たり外れが
ごめん、今日の美味しくない賄いは俺が作ったんだ…
17.名無しさん
昼と夜の間に一度中締めがある店はかなりの確率で美味い賄いが出てくる
これ豆知識な
18.名無しさん
なんでお前らそんなにまかないに詳しいんだよww
19.名無しさん
美希真美春香ちゃんが番組スタッフに露骨にアピールしてて草
20.響
本日は、誠、ありがとうございました。
千早が何とかしてくれるから大丈夫だと、あずさの言葉通りでございました。
しかし、その、わたくしのことを可愛らしいなどと、戯れはお止めなさい……
特にここは多くの千早のふぁんが集う場所、かく面妖なこと、不快に思う方もいらっしゃるかと思います。
21.名無しさん
貴音ちゃん名前名前ww
22.名無しさん
携帯だかパソコンだか分からないけど、響ちゃんと一緒にここ見てて、響ちゃんの機器借りて書き込んでるってことか
何それ萌える
23.名無しさん
>20
貴音ちゃん可愛い
24.名無しさん
>20
不快に思うなんてあるはずない!
貴音ちゃん可愛い!
25.春香さん
貴音さんは可愛いですよ!
26.響
戯れなんかじゃない。貴音は可愛いぞ!
27.ミキなのー
貴音はすごく可愛いとこあるって思うなー
28.名無しの双子姉
お姫ちん照れてるんだね、かわいい→☆
29.萩原雪歩
四条さんはとっても綺麗で可愛らしいですぅ
30.名無しさん
そしてこの765プロである
・
・
・
ある日のあるラーメン屋の光景
千早「まずは店内の掃除を、ということだけれど」
貴音「はい。それでは、私がテーブルや椅子を拭いて回りますので、千早、あなたには床の掃き掃除をお願いしても良いでしょうか?」
千早「ええ。二人でやればすぐに終わりそうですね」
貴音「美味しい賄いのためです。精一杯勤めましょう」フンス
千早「はい、がんばりましょう」フンス
貴音「……」フキフキ
千早「……」ハキハキ
貴音「……っ!」
貴音「……(これはっ! 昨日からの期間限定めにゅー!? わたくしとしたことが……なんという不覚っ! 存じていれば昨日の内に食することも可能だったというのに! 番組の趣旨からして今日の収録で食することは不可能! なんという、なんという失態!)」ジー
千早「……四条さん? あの、手が止まっているようだけれど……」
貴音「はっ、いえ、千早、あの、これは……」キョロキョロ
千早「くす。なるほど、そのメニューが気になった、ということですね」
貴音「そ、それは……いえ、その……はい、その通りにございます。精一杯勤めようなどと嘯いておきながらこの体たらく……誠、申し訳なく思います」
千早「ふふ。四条さんがそれだけ気になるメニュー、ということなのですよね? ほら、カメラさんも近寄ってきましたよ?」
貴音「……(かんぺが……『商品紹介のVを入れるから、名前とそこに書いてある詳細読み上げて』と。なるほど、そういう流れに持っていくのですね)」
貴音「ついついわたくしが手を止めて見入ってしまいました、このめにゅー。期間限定の一品にございます。その名も――」
千早「お疲れ様です、四条さん」
貴音「……お疲れ様にございます、千早」
千早「どうしたんですか、待ちに待ったまかないの時間なのに、元気が無いみたいです」
貴音「……今日一日、千早には、真、ご迷惑をおかけいたしました」
千早「? そんなことはないと思いますけれど」
貴音「いえ、慰めはいいのです。この店のことならばわたくしに一日の長あり、多少は頼りになるところをお見せできるはずと考えていたのですが……実際にはこの有様。この短い時間に、どれほど千早のふぉろーをいただいたことか」
貴音「役割を果たせなかった、こんなわたくしに、賄いを頂く資格など……」ショボン
千早「そんな……このお店に対する四条さんの気持ち、何も知らない私にも伝わってきました。それに、四条さんのお陰でいい宣伝ができたって店主さんも喜んでたじゃないですか」
貴音「ですがわたくしは……」ショボン
店主「今日はありがとな……って、なに時化た面してんだ、せっかくこれから飯を食わせてやろうってのに」
貴音「店主殿……」
店主「ほら、日替わり定食の残りの麻婆使ったラーメンに、嬢ちゃんが切ったチャーシューの端材とその他もろもろ余った具材の丼」
店主「よく食うって聞いたから、両方特盛にしといたぜ。もし足りなかったら言えよ。うちで働いた人間が、腹を空かして帰るなんて俺は許せねーぞ」
店主「……まぁ、チャーシューについては、嬢ちゃんが思った以上に上手に切っちまったから、普段の賄いより少なくなっちまったけどな、わはは」
千早「ありがとうございます! すごい、とっても美味しそう! ほら、四条さん、頂きましょう?」
貴音「これが……これが、わたくしたちの勤労の対価……っ!」
店主「いや、まぁな、あんだけ働いてもらって、宣伝もしてもらって、それで給料も無しで賄いだけってのは正直かなり心苦しいんだが……」
貴音「十分です! 十分ですとも、店主殿!」
店主「お、おう……」
貴音「素晴らしい! 真、素晴らしき賄いにございます!」キラキラ
店主「わはは。こんなに喜んでもらえるとは、作ってる方も本望ってもんだ」
店主「……今日はお疲れ様。良かったらまた手伝いに来てくれよ。美味い賄い、食わせてやるからさ」
貴音「はいっ、是非、是非にっ!」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、誠、ありがとうございました。
貴音さんは口調がとても難しいですね。
貴音SS書いてる人のすごさを改めて感じました。
次回も来週投稿できるといいなーと思っています。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
○月○日
歯医者
こんにちは。如月千早です。
今日は歯医者さんに行ってきました。
去年までは学校の歯科検診があったのだけれど、今年からは自分の足で検診に向かわなければいけません。
事務所の健康診断も、歯までは対応していませんからね。
正直なところ、特に歯が痛むということはないので、別に検診を受ける必要は感じていませんでした。
でも、律子が言うんですよ。
痛くなってからじゃ遅いし、それに、ちゃんとレントゲンを撮って親知らずのことは早めに知っておいた方がいい。
……そうしないと、私みたいになるわよ、と。
というのも、彼女、つい先日親知らずの抜歯のために入院しまして。
最初聞いた時は歯を抜く程度で入院だなんて大げさだな、と思っていたのですが、きちんと話を聞くと、納得というか、ちょっと鳥肌が立ったというか。
具体的に書くと、そういうものが苦手な方に怒られてしまいそうな内容なので、もし興味のある方はインターネットで調べてみてください。
私も実際に調べてみて、軽い恐怖を覚えています。
そんなわけで、今日、歯医者さんに行ってきました。
完全予約制の医院で、待ち時間が無かったのが嬉しかったですね。
何となく、歯医者さんってすごく待ち時間が長いイメージがあったので。
事情をお話して、レントゲンを撮ってもらって、検診を受けました。
幸い、今のところ虫歯は無かったものの、虫歯になりかけている歯があるので注意が必要だとのこと。
そして肝心の親知らずですが、下の歯はまっすぐ生えているので特に心配無し。
でも、上の二本は横を向いていて、歯ブラシがちょっと届きにくいので気をつけないといけないようです。
もしも上の親知らずが虫歯になって抜歯が必要になった場合、入院まではいかなくても、ちょっと大変な作業になる可能性が高い、と。
検診後、先生に勧められて歯石の除去を行ってもらいました。
何だか隙間が空いた気がしてちょっと頼りないような感じがあるのだけれど、これが歯の本来の状態だから心配はいらないそうです。
除去の終わった部分と、まだ終わっていない部分を見比べると、確かに色からして違うものね。
今日は上の歯の半分ぐらいで、残りの歯石除去は次回の来院時に行っていただくことに。
歯医者さんというと漠然と怖い印象があったのだけれど、院内はとても綺麗で、予約制なので診察待ちの患者さんがたくさんいるということもなかったし、何より先生も気さくな方で助かりました。
歯石の除去後も定期的な検診を勧められたのだけれど、この歯医者さんなら今後もお世話になりたいわね。
親知らずの件は、本当に早めに知っておいて良かったと思っています。
気が付いたら虫歯になってて抜かなければいけない、なんてことになっていたと思うと……
律子には感謝しないとね。
皆様、くれぐれも虫歯にはお気をつけください。
毎食後にはしっかり歯磨き。
千早との約束ですよ。
……なんてね。
1.萩原雪歩
実は私、小さい頃に歯並びの矯正で歯医者さんに通ってたんだ。
先生もすごく優しかったし、受け付けのお姉さんがとても綺麗で、でも笑うと可愛らしい人で憧れてたなぁ。
今でも定期的に健診をお願いしてるけど、昔から知ってるところだとやっぱり安心できるんだよね。
千早ちゃんも、いい歯医者さんに出会えたみたいで良かったです。
2.春香さん
歯医者さんかー
私も今年から自分で行かなきゃだね…
でも確かに歯医者さんって行くのに勇気がいるなぁ
なんでだろうね?
やっぱりあのうぃーんていうドリルみたいなののイメージがあるからかなー
3.ミキなのー
ミキは歯医者さんなんか行かないの!
虫歯なんてないからへーきなの!
痛くなんかないもん!
ゼッタイへーきなの!
4.響
自分、歯医者とか行ったことないんだけど、親知らずの検査行っておいた方がいいのかな。
律子のあの様子見てるとな……
ちょっと怖くなっちゃうよね。
いい歯医者ってどうやって見つければいいんだろ?
亜美真美とか親御さんの関係で知ってたりしないかな?
5.名無しの双子姉
ミキミキェ……
それ何かあるって言ってるようなもんじゃん……
虫歯は進行すると大変だかんね、早めにびょーいん行っとけYO
て言っても、素直に行くミキミキじゃないだろーけど、ま、千早お姉ちゃんが何とかしてくれるよねん☆
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
この安心感である
歯医者なんてもう随分行ってないな…
別に歯が痛むことも無いから必要ないと思ってたけど、ちょっと怖くなって来た
今度の休みにでも行ってみるか
10.名無しさん
美希ちゃん…
11.名無しさん
ミキミキ素直過ぎわろたww
12.名無しさん
歯科に対する恐怖感ってあれ何だろうな
実際に行ってみると別に大したことないんだけど
13.名無しさん
最近親知らず抜いた俺にタイムリーな記事
…マジで痛かった…ていうか今もまだ痛い…
14.名無しさん
歯石取るとスースーするよね
歯の裏の感触とかも何か変に思えるし
15.名無しさん
歯医者にはマジ早めに行っとけ
ソースは俺
休み全部通院でろくに予定立てられん
16.名無しさん
なんてね、が可愛すぎて辛い
17.名無しさん
CKT! CKT!
18.名無しさん
美希ちゃん早く歯医者さん行くんだよ…
19.名無しさん
>17
業者か?
削除くるー?
20.名無しさん
千早ちゃんが可愛すぎて辛いの略よね、わかるわ
21.名無しさん
>20
ちょっと敏腕過ぎんよ
22.名無しさん
>20
うん? いや、まさかな…
23.名無しさん
律子さん大変だったみたいだな
俺は埋没でしかも四本全部だったから、一気に抜いてもらって二泊三日の入院だった
全身麻酔だったから術中の痛みとかは無かったけど、退院した後も二週間ぐらいは辛かったよ…
24.名無しさん
>20
いやいや、さすがにあの人じゃないだろ…
…否定しきれないのが怖いところだ
25.名無しさん
千早ちゃんとの約束ならしょうがない、今度の休みに歯科医行ってくるか
26.名無しさん
お前ら歯石はこまめに取っておけよ
溜まると取るのに時間かかるしすげー痛いぞ、とマジレス
27.名無しさん
ミキなのーちゃんが心配で夜しか眠れない
28.名無しさん
>27
ちゃんと眠れてる定期
29.名無しさん
>28
お昼寝できないとか辛すぎるだろ
30.名無しさん
美希ちゃん乙
いや、本人じゃないのは分かってるけど
31.名無しさん
一方双子姉さんの落ち着きぶりである
さすがは医者の娘
・
・
・
ある日の765プロの光景
ガヤガヤ
千早「おはようございます……って、どうしたの? 随分と賑やかなようだけれど」
春香「おはよう、千早ちゃん! えーとね、その、美希がね、ちょっと……」
美希「やー! 絶対、やーなの!」
律子「もう、美希! そんな子どもみたいなワガママ言わないの!」
美希「いいもん! ミキまだ子どもだもん!」
雪歩「み、美希ちゃん? 早く行かないと、どんどん酷くなっちゃうよ?」
美希「う……で、でも、まだ痛くないから平気なの! このままシゼンチユするかもしれないし!」
あずさ「美希ちゃん、歯医者さんが怖いのは、とってもよく分かるのだけれど、虫歯はもっともっと怖いのよ~」
美希「うー……やーなのはやーなの! みんなキライキライ!」
律子「こら、美希!」
春香「……という具合で。どうも、学校の検査で虫歯が見つかったのを隠してたみたい」
千早「なるほどね。……ねぇ、美希?」
美希「千早さん!? あう、い、いくら千早さんでも、ミキの意志を曲げることはできないの!」
千早「美希」ジッ
美希「あぅ……は、はい」
千早「怖いのは分かるわ。でも、みんな、あなたのことを心配してくれているのは、分かるでしょう?」
美希「……なの」シュン
千早「じゃあ、まず言わなきゃいけないことがあるわね?」
美希「……ごめんなさい。……律子、さんも、雪歩も、あずさも、キライなんて言ってごめんなさい。ミキ、みんなのこと、キライなんかじゃないよ」
千早「そう。ちゃんと、ごめんなさいできたわね」ナデ
美希「あぅ……」テレ
千早「ねぇ、美希、あなたも、本当は、ちゃんと歯医者さんに行かなくちゃいけないって、分かっているでしょう?」
美希「……なの。でも、ミキ、怖いの」
千早「ふふ、そうね、怖いわよね。私も怖かったから、よく分かるわ」
美希「……千早さんもなの?」
千早「ええ。でもね、実際に行ってみると、そんなに怖くなかったのよ?」
美希「でも、それは、千早さんの歯医者さんが、たまたまそうだったかもしれないし……」
千早「そうかもしれないわね。じゃあ、美希も、私と同じ歯医者さんに行ってみる?」
美希「え?」
千早「美希の家からなら通えない距離でもないし、最初は付き添ってあげるから」
美希「……ホントに? 千早さん、一緒に来てくれるの?」
千早「最初だけよ? 一度診察を受ければ、思っていた程怖くないって分かるはずだから」
美希「……うん……それなら、ミキ、頑張れるの」
千早「ふふ。いい子にできたら、何か美希の好きなものを作ってあげるわね? あ、もちろん、先生に聞いて、食べても大丈夫なものじゃないと駄目よ?」
美希「ホントっ!? ……千早さん、ミキ、ちゃんと歯医者さんに行くの! だから、その、千早さん……」
千早「ええ、一緒に行ってあげるから、その後も、ちゃんと治るまで通うのよ?」
美希「なの! ありがとうお姉ちゃ……千早さん!」
千早「くすくす……私は、お姉ちゃんって呼んでもらっても構わないのだけれど」
美希「うぅ……」マッカ
春香(千早ちゃんマジお姉ちゃん)
雪歩(ふふ、二人ともとっても可愛いですぅ)
あずさ(あらあら、本当の姉妹みたいに仲良しさんね。羨ましいわ~)
律子(……何か、ちょっと悔しいかも……)
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
私の投稿で気分を害する方がいらっしゃるのでしたら、本当に申し訳ないと思います。
ですが、重ね重ね申し訳ないのですが、現状、投稿スタイルを変更するつもりはないというのが正直なところです。
ただただ一方通行な投稿というのも寂しいと思っていますので。
ごめんなさい。
次回は一週お休みさせていただいて、12日辺りを目標にがんばります。
誰かがお休みの時に忙しい系の仕事なので、ご容赦ください…
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
○月○日
母の日
こんにちは。如月千早です。
今日は五月の第二日曜。
そう、母の日ですね。
もう何年も知らないふりをしてきたこの日ですが、今年は、母と一緒にお出かけをして来ました。
ご存知の方も多いかと思いますが、つい最近まで、私と母の間には大きな隔たりがありました。
かつての私は、それを、自分にはどうしようもないことだと考えていたのだと思います。
でも、765プロに入って、楽しいことや辛いこと、本当に色々なことがあって、その中できっと私も少しは成長することができて。
友人の力添えもあり、つい先日、ようやく私は母と和解することができました。
以来、メールをしたりたまに電話もしたり、母との会話は増えていきました。
内容なんて本当に大したものではなくて、例えば昼に何を食べたとか、今仕事が終わったとか、私がテレビに出てるのを見たとか、そんな、中身のあって無いようなやり取りです。
だけれど、それは多分私がずっとずっと望んでいたもので、そんななんでもない時間を、私は家族と共有したかったのだと思います。
さて。
仲直りしてからある意味最初の記念日である今日、実は大した予定も立ててはいませんでした。
とりあえず一緒に買い物に行って、母に何かプレゼントして、お昼ご飯を食べて、その後は適当に二人で時間を潰せればいいかな、って。
予定を全部決めてそれに追われるよりも、今日はゆっくりとした時間を過ごしたかったから。
自分たちのことだから正直に書きますが、私も母も人付き合いがあまり得意な方ではありません。
卒業式の日こそ、お互いに溜まっていたものを吐き出すように色々な話ができましたが、しばらく経って冷静になった今では、面と向かって話すのに少し緊張してしまいます。
メールや電話でのやり取りなら、かなり慣れてきたのだけれど……。
そして多分それは母も同じことのようで、残念ながら、会話が弾む、というようなことはあまりありませんでした。
何を話そうかと迷っているだろう母の表情を見て、ああやっぱり親子なんだなぁ、なんて変な感慨を覚えたりして。
多分私もそんな顔をしているのだと思うと、ちょっと可笑しくなって、くすりと笑ってしまって。
どうしたの、と不思議そうな母。
なんでもない、と返すと、母は少し面白くなさそうな顔をして。
笑顔を共有したいのなら、素直にそう言えばいいのに、でも言えないのよね。
弱みを見せたくない、ともちょっと違うかしら。
自分の奥の部分を表に出すことが怖い、そんな感じ。
ふふ、よく分かる気がするわ。
やっぱり、貴女は私のお母さんで。
私は、貴女の娘なんですね。
ねぇ、お母さん。
私、心の中を見せられる相手がたくさんできたのよ。
願わくは、私が、お母さんのそんな相手になれますよう。
そんなことを、思っています。
1.ミキなのー
千早さん、おかーさんとお買い物行って来たんだね
自分のことじゃないのに、ミキ、なんだかすっごく嬉しいの!
お家に帰ればママがいて、それで毎日仲良しなのが、とーぜんのことじゃないんだよね…
ミキ、今日はママに何か買って帰ろうかなー
2.名無しの双子姉
ママと仲良くできて、よかったね、千早お姉ちゃん☆
真美は母の日ってあんまり考えたことなかったけど、今年はママに何かしてあげようかなー?
うん、そうだ!
夜ご飯作ってあげるんだYO
3.響
母の日だなー。
自分は一昨年からあんまーに贈り物してるんだ。
こっちからでも沖縄まで簡単に送れるし、メッセージも添えてくれるからすごく便利なんだよね。
何をあげようかな、何だったら喜んでくれるかな、って考えるのも楽しいぞ。
今年の贈り物も、喜んでもらえるかな。
4.萩原雪歩
母の日だね。
千早ちゃんとお母さんの距離がまた縮まったみたいで、嬉しいな。
私は、今年は春香ちゃんの力を借りて和菓子を作ってみました。
前から一度作ってみたかったんだけど、なかなか挑戦できなかったから、いい機会でした。
普段よりちょっといいお茶も用意したし、お母さん喜んでくれるかな。
5.春香さん
今日は母の日!
私は毎年ケーキとかお菓子とか作ってたんだけど、今年は雪歩と一緒に和菓子に挑戦してみた!
普段作ってる洋菓子とはやっぱりちょっと違くて
でも勉強になったなー
お母さんに食べてもらって好評だったら、千早ちゃんにも作ってくるね!
雪歩おすすめのお茶もあるよー
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつも乙乙
千早ちゃんがお母さんと一緒にいるってだけで嬉しい
二人がこれまでの分も取り戻すことができるよう願っています
10.名無しさん
母の日か
今まで特に何もしてなかったな
美希ちゃんじゃないけど、花でも買って帰るかな
11.名無しさん
似たもの同士なんだね
だからこその確執だったのかな
今後の二人が幸せでありますように
12.名無しさん
そういえば真美ちゃん料理の勉強してるんだっけ
お母さん絶対すごく喜んでくれるよ
ソースは私
13.名無しさん
春香さんさんww
母の日なのにお母さんを毒見役にしないでww
14.名無しさん
毎年母の日と誕生日にはお供えしてる
きっと喜んでくれてると思うし、こっちの気持ちも晴れるというか
…場違いで申し訳ない
15.名無しさん
響ちゃんの気持ち分かるわぁ
プレゼント選んでる時の楽しさは異常
16.名無しさん
>14
母の日に母を思うことの何が悪いのか
胸を張れよ
17.名無しさん
イケメンかよ
18.名無しさん
>16
かっこよすぎて草も生えない
19.名無しさん
千早ちゃんいい子過ぎるでしょ…
お母さんとの関係もすぐによくなるよ、絶対
20.名無しさん
>16
ありがとう
本当にありがとう
21.名無しさん
雪歩ちゃんと春香ちゃんの手作り和菓子に特製のお茶とか最高かよ
親御さん方羨ましい…
22.名無しさん
よし分かった、俺ちょっと雪歩ちゃんと春香ちゃん産んでくる
23.名無しさん
>22
座ってろww
24.名無しさん
誰か病院呼んできてー
25.名無しさん
病院さんも忙しいんだから、迷惑かけちゃ駄目だよ
26.名無しさん
千早ちゃんとお母さんは似てるのか…
千早ちゃん、お母さんを僕にください!
27.名無しさん
何かがおかしい…
28.名無しさん
そうか?
29.名無しさん
お母さんもここ見てるかもしれないんだから、あんまり変なこと書くなよ
30.名無しさん
お母さんが見てるかもしれないだと!
お母さん!
俺です!
千早ちゃんのことは任せてください!
31.名無しさん
お母さん付き合ってください!
32.名無しさん
お母さんのデビューはいつですか!?
33.名無しさん
千早ちゃんの記事でしんみりしてたのに…もうやだこいつらww
・
・
・
ある日の如月母娘の光景
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira108529.png
千早「今日は、昨日までと比べるとちょっと冷えるかしら」
千種「そうね、風が少し冷たいみたい」
千早「でも、晴れて良かったわね」
千種「ええ」
千早「……欲しいもの、考えてくれた?」
千種「……それが、なかなか思い浮かばなくて」
千早「もう、考えておいてって言ったのに」
千種「ごめんなさいね、あなたと外出するというだけで、何だか、いっぱいになっちゃって」
千早「それは……まぁ、私もだけれど」
千種「……ふふ」
千早「……とりあえず駅の方でいいわよね? この辺りで何か探すにしても、どこか足を延ばすにしても」
千種「そうね」
千早「もう。ちゃんと考えてる?」
千種「……ごめんなさい」
千早「……聞きたいのは、謝罪ではないのだけれど?」
千種「……頑張って考えてみるわ」
千早「くす、頑張るっていうのも何か変な感じね」
千種「……そ、そうかしら?」
千早「ふふ。あ、そうそう、お昼は何か食べたいものはある?」
千種「……」
千早「……」
千種「……今は特に思いつかない、かしら」
千早「そう……まぁお昼までまだあるし、色々なお店をぶらぶら見ながら、買いたいものも食べたいものも決めていきましょう?」
千種「……ごめんなさいね」
千早「……もう、また謝って」
千種「……ぁ、……」オロ
千早(何か言おうとして、止めたわね)
千種「……っ」オロオロ
千早(もう一度言おうとして、やっぱり言えなかった)
千種「……」ハァ
千早(言うことを諦めたのね)
千種「……」
千早「くすくす」
千種「ど、どうしたの?」
千早「ふふ、何でもないの」
千種「……そう?」
千早「ええ」
千種「……」ムゥ
千早「拗ねてる?」
千種「……拗ねてなんていません」プイ
千早「……ふふ、あのね、似てるな、って思っただけなの」クス
千種「似てる?」
千早「ええ、やっぱり私たち、親子なんだなって」
千種「?」ハテナ
千早「ふふ。さ、行きましょう――お母さん」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとございました。
今回、千秋楽太郎様 ttp://www.pixiv.net/member.php?id=705576
に許可を頂き、
ttp://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=55474740
こちらの絵をお話に盛り込ませていただきました。
互いに歩み寄ろうとして、でもまだ少し遠慮もあって、そんな不器用だけど優しい二人の絶妙な表情。
雪解けを経て、いつか満面の笑顔が咲くことを願わずにはいられません。
千秋楽太郎様、素敵な絵を描いてくださり、また本作での使用許可を頂き、本当にありがとうございました。
次回は外伝というか、普段とちょっと違ったお話を考えております。
某春香さんを中心とした内容になる予定です。
果たして某春香さんとは一体誰のことなのか気になるかとは思いますが、お待ち頂けますと、幸いです。
それでは、また。
今更で申し訳無いんだけど、ミキの「高校入学したと思ったら千早さん卒業しちゃった」的な発言、ミキと千早ちゃん、2個差だよね?変じゃない?
無駄に攻撃的な>>221よ
それにしてももっと淡々と投稿できないもんかね、鬱陶しく感じたりする
まあ俺だけだろうがね
千早ちゃんと同じ年に生まれ同じ高校に通い一緒に卒業したいだけの人生だった…
いつもコメントありがとうございます。
>>219
後の方のおっしゃるように
やっと高校生になったのに、あっという間に1年が過ぎて千早は高校生ではなくなってしまった、ということです。
分かりにくかったようで申し訳ありません。
はじめての書き込みを私のSSにありがとうございました。またコメントいただけると嬉しいです。
>>222
不快なお気持ちにさせてしまい、申し訳ありません。
そして重ね重ね申し訳ないのですが、現状、投稿の形を変えるつもりはないのが正直なところです。
ご容赦いただければ、と思います。
>>225
高望みするなら同じクラスになりたいだけの人生だった…
23:30頃から投稿させていただきます。
お付き合いいただけますと、幸いです。
天海春香公式ブログ 『春香さんといっしょ!』
○月○日
ラジオにゲスト出演!
はーい、こんにちはー
春香さんでーす
今日は愛ちゃん、絵理ちゃん、涼くん三人のラジオにお邪魔してきました!
楽しかった~
みんな聴いてくれたかなー?
元気いっぱいの愛ちゃん!
物知りで頭の回転も速い絵理ちゃん!
かっこかわいい涼くん!
とっても個性的で、とっても魅力的な三人!
みんなも知ってる通り、男の子だったことを公表してから涼くんは出向みたいな感じで315さんのお仕事が増えたんだよね
それで、愛ちゃんたちと仲が悪くなったんじゃないかなーって心配してるファンの人たちがいるみたい
でも、このラジオを聴けば、そんなことないんだなって分かるはず!
この前もね、プライベートで遊びに行ったんだって
しかも夕食は愛ちゃんの家でご馳走になったんだとか
愛ちゃんの家ってことは…そう、つまり舞さんの作ったご飯!
絵理ちゃんと涼くんいわく…家庭料理のレベルマックス!
ホテルのディナーみたいにすごく豪華だったりすごくオシャレだったりするわけじゃなくて、献立としては一般的な、でも優しくてものすごく美味しいご飯だったんだって!
うーん、いいなー
私も食べてみたいし勉強したいよー
舞さーん
一緒にご飯作りませんかー
それで、肝心のラジオなんだけど
三人とお話するのが楽しくて、思いの他盛り上がった結果…
本来今回だけのはずだったのに、なんと、来週も参加させていただくことになりました!
わーい
というわけで、来週も聴いてくれるかなー?
なんてね、えへへ
☆今日の千早ちゃん☆
事務所から局に行く時に、
ラジオ楽しみにしてるわ。がんばってね
って言ってくれた!
がんばったよー
千早ちゃん褒めて褒めてー
以上!
春香さんでしたー
1.通りすがりのゲッター22
1
2.名無しさん51
春香さんの1げと
3.さすらいの1げと15
1げと
4.名無しの双子妹30
ゲットするZE
5.そのへんの1げと12
1げと
6.ゲットしよー4
ゲットしたよー
春香さん今日はありがとうございました!
すっごく楽しかったです!
それに来週も来てもらえるなんて嬉しい!
今度春香さんもうちに来てください!
ママもきっと喜びます!!
7.ただのげったー16
いいともー
8.名無しさん
春香ちゃん、ラジオ良かったよ
普段以上に楽しい回だった
9.名無しさん
お、名無しさん負けたか
10.名無しさん
俺の涼くんが今日も可愛かった
11.名無しさん
愛ちゃん相変わらず隠す気も1げとする気もあんまりなさそうでわろた
12.名無しさん
舞さんの料理とか羨まし過ぎる
13.名無しさん
>11
アイドルの日高愛さんじゃないかもしれないだろ!
14.名無しさん
876の3人は個性的だよなー
15.名無しさん
春香さんのこと無個性って言うなよー
16.名無しさん
>13
せ、せやな…
17.名無しさん
>15
言ってない定期
18.名無しさん
絵理ちゃんって春香ちゃんと仲いいのかな
三人の中で一番親しげだった気がする
19.名無しさん
ほら、絵理ちゃんも結構千早ちゃんのこと慕ってるから
20.名無しさん
あー、なるほど
21.響
あれで意外と社交的なとこあるんだよね、絵理って
たまに普通にうちの事務所にいたりするし
あと言うまでもなく千早のことが大好きだぞ
22.名無しさん
言うまでもないのか…
23.名無しさん
涼きゅん相変わらず不憫可愛かった
24.名無しさん
千早ちゃんに褒められたがってる春香さんきゃわわ
25.名無しさん
毎週聴いてるラジオに春香ちゃん来てくれて嬉しかったな
来週も楽しみです
26.萩原雪歩
舞さんのお料理気になるなぁ
アイドルの時の割と派手な印象が強いけど、実はすごく家庭的な方なんだよね
世界最強の主婦って誰かが言ってたけど、本当にその通りというか……
27.ミキなのー
ミキ、前に愛のお弁当分けてもらったことあるけど、あのおにぎりはタダモノじゃなかったの!
28.名無しさん
世界最強の主婦とか的確すぎて草も生えない
29.日高舞
あのね…あんたたち、ちょっと幻想抱き過ぎよ
私なんてそこらへんにいる普通の母親なんだから
家事が好きで少し得意かなっていうのは本当のことだけど
そうそう、春香ちゃん、私も若い子と一緒に料理作ってみたいから、いつでも来ていいからね!
愛ったら全然覚えようとしないのよねー
30.名無しの双子姉
出たぞ!
かこめかこめー
31.名無しさん
わーわー
32.ゲットしよー4
な、なんでママが出てくるのー!?
あたしが料理しないこととか書いちゃだめーーー!!
33.名無しさん
そこらへんにいる普通の母親(元Sランクアイドル)
哲学かな?
34.名無しさん
これは娘と一緒に料理したいという遠まわしなアプローチ
舞さん可愛い
35.名無しさん
言うほど遠回しか?w
36.名無しさん
人気男性アイドルが人気女性アイドルの家に遊びにって、普通ならスキャンダルなんだよな…
37.名無しさん
そりゃまぁ普通じゃないから、色々
38.名無しさん
春香さんのこと普通tt
39.名無しさん
だからもうそれはいいってww
・
・
・
ある日の765プロの光景
春香「おはようございまーす」
千早「おはよう、春香」
春香「あ、千早ちゃんおはよう!」
千早「ふふ、今日も元気ね」
春香「うん、元気元気! それで、そのぅ……」
千早「?」
春香「昨日のね、あの……」モジ
千早「昨日がどうかしたの?」
春香「私のお仕事といいますか……」モジモジ
千早「アイドル?」
春香「ええと、そうなんだけど、そうじゃなくて……」
千早「うん?」
春香「その、ラジオがね?」
千早「春香のラジオ? 新しく買ったの?」
春香「いや、そうでもなくて……」モジモジ
千早「……」クス
春香「あの、千早ちゃん?」
千早「……どうしたの?」
春香「……分かってやってるよね?」
千早「ええ」
春香「むー! 千早ちゃんがいぢわるだー! 春香さんは傷ついた! この傷は簡単には癒えないのです!」ウガー
千早「そう、大変ね。……ところで、春香、昨日のラジオすごく良かったわよ。水谷さんたちも楽しそうだったし、よくがんばったわね」
春香「ほんとっ!? えへへー、千早ちゃんに褒められたー」ワーイ
千早「……たまにあなたが心配になるわ」
春香「?」
雪歩(二人とも可愛いなぁ)
美希(ミキも褒めて欲しいの……)
響(……自分もちょっといじわるされてみたいかも)
真美(はるるんちょろ過ぎわろた)
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
こんな感じで番外編みたいなお話が今後もあるかもしれません。
次回も来週中に投稿の予定です。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
愛ちゃんや双子妹さんの横の数字何だろ
書き込んだ回数とか?
>>240
数字付いてる面子からして、これまでの1げと数だと思う
「名無しさん51」が千早ブログの例の人なら一番多い数字も納得がいく
○月○日
二人旅
こんにちは。如月千早です。
今日は、真と二人でちょっとした日帰り旅行をしてきました。
目的地は江ノ島。
生しらす丼がお目当てです!
以前から計画していたわけではなく、昨日真と話していて何となく決まった旅行です。
事務所で休憩中、何の気なしに見ていたテレビで生しらすの話題があがっていて、
そういえば食べたことないわね
そういえば明日二人とも休みだね
じゃあ行きましょうか
行こうか
みたいな感じで、あまりにも突発的に浮かび上がった今回の二人旅。
真と行動する時は、不思議とそんなことが多くなります。
私は、誰かと一緒の時は、どちらかと言うと事前に予定を考えてから行動するタイプだし、真もあれで実はかなり慎重というか臆病な部分があるのだけれど、二人になるとお互いてきとーになるというか。
いつだったかしら、同じように二人で出かけた時に、特に当てもなくぶらぶらした結果、何故かホームセンターで必要も無い家具やアウトドア用品を品評し合っていたこともあったわ。
一応いくつかインテリアを買いはしたのだけれど、あれは今思い返してもよく分かりません。
そう考えると、今回は目的がはっきりしている分、まともだと言えるかしら。
急なことだったけれど、今は携帯電話で簡単にお店もルートも検索することができるから便利なものですね。
どうせなら一番人気のお店に行こうと二人で調べてみると、どうも昼時には一時間二時間待ちが当たり前の大人気店舗があるみたいで。
これは明日は早起きだ、と互いに気合を入れました。少し。
待ち合わせに遅れたら置いていくと約束を交わしての、今日。
きっちり一分前には到着した私と、時間ギリギリにゆっくりと歩いて来た真。
一人旅×2にならなくて良かったとお互い称え合いながら、電車に乗って、江ノ島を目指します。
藤沢まではグリーン席でゆったりと。
今から生しらす丼を食べに行くのにお菓子を食べ始める真に呆れて、しょうがないから私もそれに付き合ってあげたり。
昨日の内に買っておいたガイドブックを見ながら、折り目をつけたりペンで印をつけたり。
よく調べてみると、目的のお店はインターネットから予約ができるようなので、そのための当該サイトに会員登録をしてみたり。
そんなことをしていると、あっという間に藤沢駅に到着しました。
藤沢から、あの有名な江ノ島電鉄――江ノ電に乗り替えます。
木製の床に不思議な感動を覚えて、電車から見えてくる海にまた感動を覚えて……人の多さには少し疲れを覚えたけれど。
江ノ島駅で降りて。
しばらく歩くと、とうとう江ノ島が見えて来ます。
大きな橋で繋がっているからか、第一印象ではあまり「島」という感じがしませんでしたね。
後ほど展望台から改めて眺めた時には、周囲を海で囲まれた「島」の中にいることを強く実感することになりましたが。
目指すお店は江ノ島に入って左の方に少し進んだところにありました。
そこにたどり着くまでにも、その先にも、生しらすを扱うお店はたくさんあったのだけれど、でも待機の列ができていたのはそのお店だけでした。
というか、11時に開店なのに10時45分には20組以上待ってるってどれだけ人気なのかしら。
入り口の前でお姉さんが説明していたところによると、今からのお客さんは既に第一陣では入れないそうで、順番を待つと11時半以降の案内になりそうだとか。
11時になり、開店して、呼ばれる順番に一組ずつ案内されて、恐ろしいことにその間にもどんどんと待機のお客さんが増えていって、真と二人でうわぁと顔を見合わせて。
幸い、私たちは事前にインターネットから予約をしていたので、すぐに入店することができました。
予約していて本当に良かったわ。
お店のホームページを見て、私も真も食べるものは決めていたのだけれど、何でも、当日数量限定のメニューがあるということでした。
日によって内容も様々なようで、私たちが行った日は本鮪の中落ちと生しらすの二色丼。
迷わずそれに乗り換える私たち二人。
日本人は「限定」という言葉に弱いので仕方ありません。
釜揚げしらすも入った三色丼にもできるとのことで、私はそちらを選びました。
後はあら汁をそれぞれ一つずつに、桜海老としらすのかき揚げを頼んで二人で分けることに。
注文を終え、わくわくどきどきしながらの待ち時間です。
そして、待っている間、全くの無言になる私たち。
元々二人でいる際そこまで口数の多い私と真ではないのですが、この時の無言っぷりは傍目で見てすごかったと思います。
美味しそうだねとか楽しみだねとか普通はそういう会話があると思うのですが、私たち二人とも来たるべき瞬間のために神経を集中させていたのです。
そして。
ついに目見える、生しらす釜揚げしらす本鮪中落ち三色丼。
まずその丼のサイズにびっくりして。
蓋を開けて目に入る美しさと量にびっくりして。
続いて運ばれたかき揚げのサイズにまたびっくりして。
真と二人無言のまま目を合わせ、頷き、それぞれ手を合わせ。
いただきます、と。
――至福の時間が、そこにありました。
初めて食べた生しらすは独特の触感に絶妙な甘みとちょっとの苦味があって、釜揚げしらすは今までに食べたことのないくらいふわふわで、鮪も脂がのっててとても美味しかったです!
食事を終え、幸せな気持ちでしばらく江ノ島を散策しました。
坂道が多かったけれど、食後の運動には丁度良かったかしら。
歩いたらまた小腹が空いて来たので、たこせんべいやお饅頭、海鮮の焼き物などを頂きました。
時間が余ったら江ノ電沿線や鎌倉の方も観光してみよう、と行きの電車の中では話していたのですが、色々な物を食べたり、のんびりと海を眺めたりしている内に、いつの間にか16時も回っていて、今回はこのまま帰ることに。
他のところを回れなかったのは少し残念でしたが、その分江ノ島を満喫できたということで、十分満足のいく旅行になったと思います。
付き合ってくれた真には感謝しないとね。
だから真、あなたも私に感謝しなさいよ?
なんて、ふふ。
1.春香さん
うー
千早ちゃんが浮気してるー
うわーん
なんてね、えへへ
でも相変わらず真と仲いいよねー、千早ちゃん
春香さんちょっと嫉妬しちゃうぞー、くすん
2.響
しらすかー。
いいなー。
釜揚げしらすならこっちでもうちなーでも食べたことはあるんだけど、生しらすはまだ経験無いな。
千早、今度は自分を連れてって欲しいぞ!
3.萩原雪歩
ふふ、やっぱり、千早ちゃんと真ちゃん仲いいよね。
お互いに認め合ってるっていうのかな、いいライバルって感じかな。
正直羨ましいなぁ。
まるで喧嘩してるような会話も楽しそうで、ああ二人は信頼し合ってるんだなっていつも思うんです。
4.名無しの双子姉
千早お姉ちゃんはまこちんといる時結構フリーダムなんだZE
まこちんもまこちんで好き勝手やったりするし、真美と亜美の関係に近いものを感じたりするかもん☆
それはそーと今日真美もフリーだったのに置いていくとはけしからん!
謝罪とお土産をしょもーするのだ!
5.ミキなのー
むー、ミキも二人と行きたかったのー
千早さんと真君と一緒なんて、ミキ、両手に花どころのさわぎじゃないって思うな!
くふふ、想像するだけで幸せイッパイな感じ!
いつか実現するといいな
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
あなたたちの姿に安心します
普段とちょっと違う千早ちゃんと真ちゃんが新鮮だなー
二人の肩肘張らない関係が見えて嬉しいです
10.名無しさん
真ちゃんファンの自分、千早ちゃんと真ちゃんの日常に大歓喜
11.名無しさん
何か千早ちゃん普段よりラフな感じだね
真ちゃんとの関係が表れてそう
12.名無しさん
一分前はギリギリじゃないのか(困惑)
13.真
ところどころで恣意的な表現がある気がするんだけど、まぁいいや。
ボクも楽しかったよ。
ああ、感謝してる。
千早と一緒だと気楽なのは確かかなぁ。
あはは、でもさ、千早もそうだろ?
またふらっとどこかに行こうよ。
14.名無しさん
店の特定が容易過ぎる件
いや、でもあそこほんと並ぶよね
15.名無しさん
真くんがイケメン過ぎて辛い
16.名無しさん
真ちゃんだ囲め囲めー
17.名無しさん
わーわー
18.名無しさん
>これは明日は早起きだ、と互いに気合を入れました。少し。
>きっちり一分前には到着した私
この辺正直草生えた
ちーちゃんまこりんの扱い雑すぎて面白い
19.名無しさん
例え囲んでも真くんならあっさり抜けて行きそう
20.名無しさん
>19
簡単に想像できて困る
21.名無しさん
生しらすは勿論なんだけど、初めて江ノ島で釜揚げしらす食った時の感動もすごかった
今まで食ってたのは何だったんだって
22.名無しさん
一月ぐらい前に行ったけど、ちょうどその日不漁で生しらす食えなかった俺がいますよ
まー、釜揚げだけでも十分行った価値はあったけど
23.名無しさん
そんなに美味いんだ…
よし、次の連休の予定は決まったな
24.名無しさん
>22
あればっかりはその日にならないと分からないからね
今まで三戦三勝の俺は運がいい方なんだろう
25.名無しさん
可愛いまこりんもカッコいい真くんもラフな真ちゃんも全部素敵だと思います
26.名無しさん
なんといういちゃいちゃ
これはいつもの5人もうかうかしてられへんでー
27.名無しさん
そしてこの唐突な似非関西弁である
でもコメント見るとあの子たちそんなに嫉妬してなさそうなのがちょっと面白い
・
・
・
ある日のある二人の光景
千早「……おそよう」
真「おはよう」
千早「いつものことだけれど……ギリギリね」
真「そんな、褒めるなよ」
千早「……」ジト
真「はは、ごめんごめん。でもさ、千早だって着いたのはついさっきだろ?」
千早「さあ、どうかしら」
真「ボク、さっきまであそこの売店で買い物してたんだ」
千早「……」
真「……」
千早「それじゃあ、向かいましょうか」
真「そうだね」
千早「……座った途端にお菓子を出すのはどうなのよ」
真「いや~、朝ご飯食べてないからさ。それに、せっかくのグリーン車なんだから、テーブルに食べ物でも乗せないともったいないじゃないか」
千早「これからしらすを食べに行こうっていうのに、全く」
真「あれ、千早は食べないの?」
千早「食べるわよ?」
真「だよね」
トクトクトク
千早「……この前萩原さんから貰ったお茶、淹れてきたわ。飲みたかったら勝手に飲んで」コト
真「さすが千早、準備がいいね」
千早「どうせ飲み物は買ってないくせに。よく言うわ」
真「あはは、よく言われるよ」
千早「はぁ……」
コクリ
真「ふぅ、さすが雪歩のお茶」
千早「淹れて持ってきたのは私なのだけれど?」
真「分かってるよ、ありがとう、千早」
千早「……素直に礼を言われるのもちょっと気持ち悪いものね」
真「いやいやその反応はおかしくない?」
千早「……すごかったわね」
真「……すごかったね」
千早「……あれは並ぶわね」
真「……あれは並ぶね」
千早「生のしらすって、味が無いのに確かに味があるっていうか」
真「うんうん。つるって口に入るんだけど、でもねっとりとしてて、甘みとほのかな苦味があって、他には無い、何か癖になる感じ」
千早「……食レポもいけそうじゃない。四条さんと私の番組にゲストで出てみる?」
真「ほんと? あの番組、前からいいなぁって思ってたんだ」
千早「真なら、お店のお手伝いも無難にこなしそうね」
真「うーん、どうだろう? ほら、ボクって結構人見知りだろ?」ハハ
千早「ええ」
真「……迷わず肯定するんだね」ハァ
千早「? 人見知りだけれど、それを感じさせないよう振舞うことができるじゃない、真は。飲食店のお手伝いも十分できそうだけれど」
真「あはは。……敵わないな、千早には」
千早「……よく分からないのだけれど」
真「はは、千早はすごいな、ってことだよ」
千早「どうしたの? 熱でもあるの?」
真「ふふ。大丈夫。ねぇ、千早?」
千早「なに?」
真「またこうして遊びに来ようね」
千早「……真、あなた本当に大丈夫? 40℃くらいあるんじゃないの?」
真「正直な気持ちなのに、ひどいなぁ、千早は」
千早「よく言うわ」クス
真「よく言われるよ」アハハ
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
大変お待たせしてしまい申し訳ありませんでした。
ちなみに>>240についてですが、>>242がほぼそのまま回答となります。さすが。
次回こそ来週に投稿できるようがんばります。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
乙ー。そして寝ましょー。
素朴な疑問。変装しているのだろうけど、Twitterの餌食によくならないよなあ。
○月○日
カラオケ対決
こんにちは。如月千早です。
今日はカラオケ対決番組の収録を行ってきました。
毎回テーマに沿って参加者を集い、カラオケの採点機能で番組です。
今回は『最強歌うまアイドル決定戦』ということで、ありがたいことに、番組様の方からオファーを頂戴しました。
歌うことは好きですし、それなりに自信もあるつもりなのですが、やっぱりこうやって第三者からの評価を感じられるととても嬉しいものですね。
我が765プロからは私ともう一人、あずささんも参戦しました。
皆様ご存知の通り、あずささんはものすごく歌が上手な方です。
ふわふわおっとりとした普段の姿とは裏腹、ステージに立つと圧倒的な雰囲気があるというか、場を支配してしまうというか、「ただ上手い」以上のものが彼女の歌にはあると思います。
そしてそれは私だけの認識ではなかったようで、今回あずささんの紹介にあたって添えられたのは「女王」のただ二文字でした。
「○○の天才少女」とか「○○の誇る○○」みたいなキャッチフレーズ(というのでしょうか)が並ぶ中で
「女王」三浦あずさ
かっこよくてちょっとずるいと思ったのは秘密です。
数多くのライバルの中で、特に私が注目したいアイドルがあと三人いました。
一人は、もう何度も共演させていただいているお酒好きのKさん。
ふふ、この場所では「正体不明のお姉さん」と書いた方が分かりやすいかもしれませんね。
彼女も独特の雰囲気を持った方で、単純な上手さだけではない、歌うことで世界を感じさせるアイドルです。
ちなみに彼女に添えられたのは「酔いどれ女神」
いくらなんでも酷いと思ったのだけれど、番組側が用意した「神秘の女神」が恥ずかし過ぎて、彼女の方から無理を言って変えてもらったそうです。
本当は女神も外して欲しかったそうですが、さすがにそれは受け入れられなかったのだとか。
それはそうよね。
歌の番組で紹介文句が「酔いどれ」なんてまるで意味が分からないわ。
「酔いどれ女神」もかなりおかしいと思うのだけれど、よく彼女のプロデューサーもOKを出したわね。
もう一人、水谷絵理さん。
正直意外というか、彼女がこういった番組に出てくるとは思いもしませんでしたね。
彼女は元々歌うことに苦手意識を持っていたのだけれど、あることをきっかけにそれを克服して、今では876さんでも随一の歌唱力を持つアイドルに成長しました。
とはいえ、弱気なところがあるのは今も同じ、こういう明確に勝ち負けの出る企画はなるべく避けるのが水谷さんだと思っていたのだけれど……
気になってそれとなく聞いてみたところ、
「千早さんたちを相手にして、普通の歌ならわたしに勝ち目はない? でも、機械が採点するこの番組なら……」
との答えが。
なるほど。確かに、人の評価する歌の上手さと機械の評価するそれには若干の違いがあります。
歌うことが苦手でなくなってから、水谷さんはよくカラオケに行くようになったそうで、高得点に自信ありということなのでしょう。
そんな水谷さんのキャッチフレーズは「ネット時代の才媛」
なるほど、と思ったのだけれど、彼女もやっぱりちょっと恥ずかしそうでしたね。
最後に、Kさんと同じ事務所のRさん。
デビューして一年、まだまだ荒削りなところもありますが、人を惹きつける歌声を持つ女の子です。
一見クールに見えるのだけれど、実はとても熱いものを内に秘めていて。
普段はなかなかそれを表に出すことができなくて、でも歌の中でならそれを表現することができる、そんな彼女。
……どうしてこんなにつっこんだことを書けるのかというと、彼女と私とがとても似ているからです。
他の方から言われることもありますし、私自身もそう思いますし、彼女もそう思ってくれているそうです。
以前少し二人で話すことがあって、その時にお互い共感できる部分が多く見受けられました。
恥ずかしながら、それ以来、どうもRさんは私のことを慕ってくれているみたいで……
今日もまず最初に私のところに挨拶に来てくれたようですし、彼女が歌い終わった後にはすぐに私に意見を聞きに来てくれました。
事務所の垣根を越えて、如月先輩、如月先輩、と話しかけてくれるのは、こそばゆいけれどやっぱり嬉しいものです。
そしてそんな彼女のキャッチフレーズは「蒼を継ぐ者」
どうやら彼女の方から番組側に申し出た謳い文句なんだとか。
挨拶に来てくれた時に、このフレーズで通してもいいか、とやけに真剣な顔で聞かれたのだけれど、あれはどういうことだったのかしら?
カラオケというと、去年、あずささん、四条さん、真、亜美、それに私の5人で行った時のことを思い出します。
あの時、採点で一番高得点を取ったのは亜美でした。
こう見えて負けず嫌いの私です。
あれ以来、密かにカラオケで高得点を取るための歌い方を練習していました。
いよいよその成果を発揮する時が来たのです。
目指すは優勝。
歌の得意なアイドルが集まっていますが、負けるつもりはありません。
さて、結果はどうなったのか。
普段あまり聴けない、自分の曲以外を歌うみんなの姿も新鮮で楽しかったですよ。
意外なアイドルが意外な歌を歌うかも?
カラオケ対決『最強歌うまアイドル決定戦』
○月○日19時から放送の予定です。
是非皆様ご覧くださいね。
1.名無しの双子姉
カラオケと聞いて真美参上!
真美も参戦したかったけど、さすがにあずさお姉ちゃんに千早お姉ちゃんと勝負はしたくないYO
単純に点数だけならまーまー勝負できるかもだけど、やっぱり本来の歌の上手さじゃね…
えりりんの勇気はすげーって思うんだZE
2.響
自分も結構歌には自信あるんだけど、カラオケの採点かー。
あれ自分イマイチなんだよね。
一回自分の歌で全然な点数だったことがあって、それ以来苦手意識ついちゃってるかも。
それにしても、蒼を継ぐ者ってあいつ相変わらずだな……
3.ミキなのー
むー
千早さんの後輩ポジはミキだけでじゅーぶんだって思うな!
ミキの方が千早さんこと知ってるんだからね!
今回はしゅつじょーしなかったけど、カラオケだって負けないんだから!
4.春香さん
私もカラオケは好きなんだけど、あんまり点数良くないんだよねー
前絵理ちゃんとカラオケ行ったことあるけど、ものすごい点数取ってたよ!
ちなみにその時一緒にいた愛ちゃんはそこそこ、涼くんはかなり高得点だったなー
今回は誰が優勝したのかな?
春香さん気になります!
5.萩原雪歩
うぅ……ああいう歌の上手さがはっきり点数で出てくるのは怖いです……
私も少しは歌えるようになったとは思うんだけど、千早ちゃんたちと比べられるのはやっぱり遠慮したいですぅ。
そういえば今回Rちゃんもいたんだね。私も仲良くしたいって思ってるんだ。
言葉の使い方っていうか、世界観みたいなもの、参考にできたらなって。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
毎度です
おーとうとう千早ちゃんたちもあの番組に出るんだね
アイドルの子たちが歌うとどういう結果になるのか興味あったから嬉しい
10.名無しさん
あれなー
機械が点数付けするから普段人に向けて歌ってるプロの歌手程逆に難しいのかもね
大体素人さんの方が点数良かったりするし
11.名無しさん
蒼を継ぐ者…
もしかして、ちうにびょ…
それに共感する雪歩ちゃんももしかして…
12.名無しさん
>10
言いたいことはすごく分かるけど、そこを機械向けに照準合わせて高得点取るのが本当のプロなんじゃない?
というかそうであって欲しい
13.名無しさん
やばい今から楽しみで仕方ない
個人的にはエリーを応援したいかな
ヒトカラでめっちゃ分析して練習してそう
14.名無しさん
>11
しー!
というか千早ちゃんの認識の外でいつの間にか後継者みたいになってる件
15.名無しさん
あずささんにしろ正体不明さんにしろ、普段とのギャップがたまらんのよ
歌いだした瞬間に惹き込まれる感覚な
16.蒼を継ぐ者
今日はありがとうございました。
まだまだ力不足ですが、如月先輩と同じ舞台に立てたこと、とても嬉しく思っています。
いつかもっと大きな舞台で共演できるよう――願わくはその時は一緒に歌えるよう、頑張りたいと思います。
また色々と教えていただけますでしょうか?
よろしくお願いします。
17.名無しさん
千早ちゃんの二つ名はなんだったんだろう…
あえてこの場に書いてないってことは結構恥ずかしかったのかな?w
18.名無しさん
>16
蒼を継ぐ者さんちーっす
そして嫉妬するミキミキかわゆす
19.名無しさん
>16
舞台と書いてステージと読むんですよね、分かります
20.名無しさん
こんなに敬語な蒼を継ぐ者さんは初めて見たかもしれない…
21.名無しさん
囲め囲めー
22.正体不明のお姉さん
普段歌わないような歌も歌えて、聴けて、とっても楽しかったです。
早く色々な感想を言ってしまいたいのですけど、ふふ、放送日までは我慢ですね。
今度はお仕事関係なく、プライベートで一緒にカラオケに行けたらいいな。
お酒は控えますから、おっけー?
……なんて、ふふ。
23.あずさです
女王、だなんて、分不相応で恥ずかしかったわ……
変更ができるって知ってたら私もお願いしたのに……
千早ちゃんも他のみんなもとっても上手で、聴いているだけでも楽しかったわね~
私も私なりに精一杯やってみたつもりだけど、どうだったかしら?
あ、でも、放送の日まで内緒にしなきゃいけないのよね~
うふふ、千早ちゃん、後でこっそり感想聞かせてね。
24.名無しさん
こっちも来た!
出合え出合えー
25.名無しさん
わーわー
26.名無しさん
合戦じゃー
27.名無しさん
じゃれつく蒼さんほんと可愛い
千早ちゃんも満更じゃなさそうで俺の笑顔が止まらない
28.名無しさん
おまえらは何と戦っているんだ
29.名無しさん
己自身……かな?
30.名無しさん
その適当かつ蒼さんチックな答えやめれww
31.名無しさん
放送楽しみ
本人が触れたがらない千早ちゃんについたフレーズも合わせて楽しみ
・
・
・
ある日のある番組収録の光景
司会「99.372! 暫定1位です! 水谷絵理さん、見事、Bブロックトップに立ちました! いやー、すごい記録が出ましたね」
絵理「ありがとうございます」
司会「この点数もやっぱり狙い通りなのでしょうか」
絵理「はい。研究の成果?」
司会「おお! さすが、才媛の名は伊達じゃない。カラオケの対策もバッチリ、と」
絵理「人前じゃなかったらもっといい点数が出せたかも」
司会「いやいやあなたアイドルでしょう!? そこは会場のみなさんのお陰でとか言っときなさいよ!」
絵理「嘘は苦手?」
司会「もう! ほら、あなたのプロデューサーの人もあそこで頭抱えちゃって……」
絵理「いつものこと?」
司会「うわははは! 個性的なアイドルをお持ちのプロデューサーも大変です。いやはや、しかし、それにしてもこの点数は立派なもんだ」
絵理「ありがとうございます」
司会「はい、それでは、水谷絵理さん、暫定トップの席へとどうぞ」
司会「さて、お次は優勝候補の呼び声も高い、如月千早さんの登場です――」
絵理(ふふ、いくら千早さんが凄くても、この点数なら負けはない?
Aブロック、あれだけ圧倒的なパフォーマンスで1位になったKさんでも97点代。他のアイドルも良くて97点そこそこ。
歌が上手な人ほど、自信がある人ほど、陥りがちなこと。
その歌を、自分のものにしてしまう。あるいは逆に、CDやライブで聴いた通りに歌ってしまう。
カラオケの採点において、それは必ずしもいい結果を生まない?
大事なのは、カラオケ機のガイドボーカルの通りに歌うこと。
ヒトカラを続けて分析、点数を上げていったわたしに隙は無い?)
千早「――乾いた風が 心通り抜ける~♪」
お姉さん「!」
絵理(大ヒットしたKさんの持ち歌!
同じアイドルとして、もちろんわたしも練習したけど、本人の前で歌う勇気も無いし、それに単純に難しくて今回は見送った曲……
この場でそれを歌うのはさすが千早さん。
……ふふ、でも、いくら千早さんでもこの歌で高得点は難しい?
例えKさん本人が歌ったとしても、私の点数には届かない。
人気曲だからこそ、Kさんが歌い続ける中で少しずつ変化して、最初の楽譜――ガイドボーカルから離れてしまっているから。
それを聴いて歌う千早さんの歌が機械の採点にフィットするはずはない?)
千早「~~♪」
絵理(そう、例えばここ。実際にKさんが歌う時には上から降ろしてくるけど、ガイドボーカルでは下から持ってくることになってる。
本人の歌が正解とは限らない、それがカラオケの採点システム。
どれだけ千早さんの歌が上手でも、Kさんの歌を聴いて歌う以上、これはどうしようもな……!?)
千早「~~♪」
絵理(え、しっかり下から持ってきた?
これは偶然? たまたま千早さんがKさんとは違う歌い方をしたということ?
そう、きっとそう。そうに決まってる!
……ほんとに?
あの千早さんが?
あっ! ここ! ここのリズムもKさんとガイドで微妙に違う感じで……)
千早「~~♪」
絵理(きっちりガイドに合わせて来た!
こ、これは、もしかして千早さんもカラオケの採点システムを踏まえた上で、しっかり練習してきてる?)
千早「~~♪」ニコ
絵理「ひぅっ!」
(明らかにこっち見て笑った! カラオケの対策を取ってるのは私だけじゃないって、そう言ってる!
……無理ゲー!
こんなの無理ゲーやで!
分析はわたしの分野なのに、同じこと千早さんにされたら勝てるわけない!)
千早「~~♪」
絵理(でも、どうして千早さんはカラオケの採点についてこんなに……
……っ!
去年のちーちゃんのブログのあの記事!
カラオケで亜美ちゃんに負けて、それが悔しかったっていう……
それで、このレベルまで練習してきた?
……にゅふふ、負けず嫌いなちーちゃん可愛いです)
司会「99.768! 水谷さんの記録を抜いてBブロックトップ! 決勝進出です! いやーさすがは――」
お姉さん(こんなに上手に歌ってもらえて、悔しいような嬉しいような……ふふ、嬉しい方が大きいみたい)
蒼さん(かっこいい……)キラキラ
あずさ(うふふ、さすがね。
……でもね、千早ちゃん。
あの日、悔しかったのは、千早ちゃんだけじゃないのよ?)
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
>>257
多分つぶやかれてると思いますが、美味しいもののあるところにちーちゃんがいることは当然のことと受け止められているんじゃないでしょうか。
・あの店に千早ちゃんがいた!
>そりゃいるだろ
>何かおかしな点でも?
>むしろ何故いないと思ったのか
次回はちょっと一週お休みを頂いて、再来週の予定です。
楽しみにしてくださっている方には申し訳ありません……
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
訂正
今回の投稿の最初の方
×カラオケの採点機能で番組です。
○カラオケの採点機能で点数を競う番組です。
多少の誤字ならともかくこれはちょっとわけわからんレベルのミスなので明記させていただきます。ごめんなさい。
新作面白かったよう
この二日で一作目から読んで追い付きました!
頑張って下さい! 応援してます!
いつもコメントありがとうございます。
千早ちゃんのキャッチフレーズは秘密です。色々想像していただけると嬉しいです。
>>297
ありがとうございます。またたまにああいう短いのを投稿するかもしれません。
そのときはよろしくお願いします。
>>298
結構な量があったのでは…。お疲れ様です。ありがとございます。
これからもどうぞお付き合いください。
今日は22:00頃から投稿させていただきたいと思っています。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
父の日
こんにちは。如月千早です。
今日は父の日でしたね。
皆様は、お父様に何かしてあげましたか?
私はというと……父と会って、プレゼントを渡して、話をすることができました。
母の日を過ごしてから、ずっと考えていたこと。
父と会って、話がしたい。
弟が亡くなって以来、ばらばらになってしまった私の家族。
幸い、母とは和解することができたのですが、なかなか父とは接する機会が持てませんでした。
父の日。
それを一つのきっかけにしたい、と考えていたのです。
母の日や父の日といえば、何か贈り物をするのが一般的だと聞いています。
母の日には、それを理由にすることで、母と二人で買い物に行くことができたのですが、残念ながら父相手にそれはできませんでした。
加えて、果たして何を贈れば父が喜んでくれるのかも、全く分かりませんでした。
それは多分とても寂しいことだと思うのですが、事実は事実として受け止めて、私は誰かに助言を求めようと考えたのです。
男の人というと、プロデューサーと社長がまず思い浮かんだのだけれど、さすがにプロデューサーは若過ぎるし、父の日のことを聞くのは失礼にあたるでしょう。
そんなわけで、お忙しい中、社長にお話を聞いていただき、父へのプレゼントを考えました。
母にも意見を聞いて、また、母の方から父には事前に連絡を入れてもらって。
今日、会いに行ってきました。
事情を知る社長に付き添っていただいたのは、喜ぶべきことというか畏れ多いことというか……
一人で父を尋ねることには、恐怖心がかなりあったのが正直なところです。
会うのがただ怖いというのはもちろんなのですが、拒絶されたり、あるいは大きな声を出されたり、そうなった時に私はきっと冷静ではいられないだろう、という気持ちがありました。
だからお話を頂いた時にはとても頼りに思ったし、嬉しかったのだけれど、私一人のために社長の時間を使わせるわけには……
と、思っていたのですが……
社長もプロデューサーも私の父親にだけまだ挨拶ができていないこと。
私たちアイドルを娘のように思っていて、心配だから傍にいたいこと。
父と娘の邪魔をするようで悪いのだが、できれば同行を許して欲しい。
……ここまで言われてしまっては、こちらとしても喜んで付き添いをお願いするしかありませんでした。
本当に、ありがたいことです。
実際に父と会ってみると、思っていたよりも互いに冷静に話をすることができました。
母が事前に連絡していてくれたことが大きかったのだと思いますし、何より社長が傍にいてくれるということが、私にとっても父にとっても良い方向に働いたのだと思います。
私の用意したプレゼントも無事受け取ってもらえて、また、父が私のアイドルとしての活動を応援してくれていることも知ることができました。
……父の口から直接聞いたわけではないのだけれど、本棚に私のCDが並んでいるのが見えたから。
お互いの簡単な近況報告と、社長を交えての私の活動についての話。
そして、プレゼントのこと。
家族としてあまり立ち入った話はできなかったのだけれど、きっと今日はそれで十分なんです。
全くのゼロになっていた父との関係を、取り戻せたということ。
それで、十分。
これから、少しずつ距離を縮めていって。
いつか、また笑って一緒に過ごせるようになればいいなって。
そう、思っています。
お互いが望む限り、時間はいくらでもあるのですから。
そんな、如月千早の父の日です。
1.萩原雪歩
お父さんとお話することができたんだね。
良かったですぅ。
おめでとう、千早ちゃん。がんばったね。
いつか、千早ちゃんがお父さんとお母さん、みんなで笑い合えるといいな。
2.春香さん
父の日!
私はバッグをプレゼントしたよ!
さすがに手作りではないけど、えへへ
千早ちゃんはお父さんに何をプレゼントしたのー?
喜んでくれたみたいで、春香さんも嬉しい!
3.響
自分は、父さんが好きだったっていうお酒を毎年お墓にあげてたな。
こっち来てからは、あんまーに贈って、父さんにあげてもらってる。
千早なら、絶対千早のお父さんと仲直りできるよ。
だって千早はいい子だからね!
自分が保証するぞ!
4.名無しの双子姉
ママに続いて、パパとも仲良くなれそうだNE
さすが千早お姉ちゃん☆
真美ね、母の日に夜ご飯作ってあげたら、ママすっげ→喜んでたから、今日はパパにお酒とおつまみを用意してあげるのだー
ふふ、事前にパパの好みはチョーサずみ、覚悟すべし!
5.ミキなのー
千早さんがおとーさんとお話できて、ミキ、とっても嬉しいの!
ミキね、パパとママとお姉ちゃんとミキと仲良しなのが当たり前のことじゃないって気づいてから、仲良しを続けるためにどーしたらいいのか、ちょっと考えるようになったんだ
そしたら、パパもママもお姉ちゃんも、ミキがますますいい子になったって褒めてくれたの!
これも千早さんのおかげかな?
ありがとう、千早お姉ちゃん!
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
お前らがいなかったらどうしようかと
とうとうお父さんとも歩み寄ることができたんだね
如月一家がいつかみんな一緒に過ごせますように
10.名無しさん
母の日の時にここ見て花買って帰ったらすごく喜ばれた
今日は甘いもの好きな親父のためにアイスケーキ買う予定
11.名無しさん
さすがの春香さんさんもバッグの手作りは無理だったか…
ちょっと安心したぜ
12.名無しさん
社長が付き添いってすげーな765プロ
13.名無しさん
ナチュラルに千早お姉ちゃんって言ってる美希ちゃんかわいい
ていうかそもそもいい子過ぎてかわいい
14.名無しさん
春香ちゃんじゃないけど、千早ちゃんお父さんに何あげたんだろう?
15.名無しさん
千早ちゃんがお父さんと話せてよかった
昔からファンだからものすごく嬉しい
16.名無しさん
社長ぐっじょぶ
別れて暮らす親に会って、結果傷つく子って結構いるんだよ
千早ちゃんのお父さんはそういう人じゃないって信じたいけど、社長がいることがどれだけ千早ちゃんの支えになったことか
17.名無しさん
>いつか、また笑って一緒に過ごせるようになればいいなって
あかん
千早ちゃんのこの言葉は涙出る
18.名無しさん
お父さん千早ちゃんを僕にk
19.名無しさん
帰r
あ、言う前に帰ってた
20.名無しさん
www
・
・
・
ある日の社長の光景
社長「……さて」フゥ
ピンポーン
如月父「はい……? 社長? 何かお忘れ物でも?」
社長「如月君は家まで送って来たよ。できれば、あなたともっと話がしたいと思ってね」
如月父「あの、それはどういうことで……」
社長「はは、実は私も如月君からこいつを貰っていてね。あなたへの贈り物について相談を受けたのだが、そのお礼だそうだ。いやはや、まったく、優しい子だよ」
如月父「……はい。私もそう思います」
社長「むぅ、そう硬くならずに聞いて欲しい。ただのおじさんの戯言だ。せっかく如月君がくれた酒、一人で飲むのは、互いに少々寂しいだろう?」
如月父「……」
社長「出来れば付き合っていただきたい。ただそれだけのことなのだよ。あまり知らない仲だからこそ、話せることもある。……恥ずかしいことに、私は仕事の関わりの無い友人というものが少なくてね。あなたにも、吐き出したいこと、愚痴の一つや二つはあるだろう?」
如月父「……そうですね。……私も、今日は飲みたい気分です」
社長「そうだろうそうだろう」
如月父「ただ、一つ、絶対に約束していただきたいことがあります」
社長「ふむ」
如月父「私は、あまり酒癖の良い方ではないようです。酔ってしまえば、社長に対して、何か失礼を働いてしまうことがあるかもしれません」
社長「ははは! 安心したまえ。例え今日この場であなたに何を言われようとも、如月君の扱いを変えることはない。約束しようじゃないか」
如月父「ありがとうございます」
社長「ふむ。しかし、真っ先にそのことを心配するとは……あなたは、今でもちゃんと如月君の父親なのだな」
如月父「そんなこと……」
社長「……まあよい。男二人、今日はゆっくりと飲もうではないか」
◇ ◇ ◇
小鳥「おはようございます、社長。……昨日は千早ちゃん、お父様とどうでした?」
社長「ふむ。さすがに和気藹々、とはいかなかったが、最低限の会話はできていたように思う」
小鳥「そうですか……それは、本当に良かったです」
社長「不器用同士、少し時間はかかるかもしれないが、幸い、互いを嫌っているわけではない。繋がりが生き返ったのなら、後はゆっくりと修復していけば良いだろう。それに……」
小鳥「それに?」
社長「昨日は如月君の父君、彼とゆっくり話をしてきたのだが。如月君にもらったウイスキーを飲みながらね」
小鳥「知り合ったばかりなのに。ふふ、そういうところ、相変わらずですね」
社長「単刀直入に行こう。……私は、彼を我が765プロに迎え入れたいと考えている」
小鳥「え?」
社長「彼は……優秀な人間だったが、同時に人付き合いが得意ではなかったようでね。何をやらせても成果は挙げるのだが、だからこそ配属先では周囲に疎まれ、別の部署に回され、というようなことを繰り返して来た。にも関わらずあの年で一軒家を構えられる程度には、会社からその能力を評価されていたということなのだろう」
小鳥「はい」
社長「優君のこと、家庭のこと、職場の環境、色々なことが重なって、当時勤めていた会社は辞めてしまった。今は、個人のタクシードライバーをやっているそうだよ。余計な人間関係から逃げたかったらしい」
小鳥「そんなことが……」
社長「ふむ。人事、営業、広報、総務、企画、現場の作業員、あらゆる部署を――言い方は悪いが、たらい回しにされて来た。成果は挙げているにも関わらず、だ。給料の面ではしっかりと評価されていたようだが、そんな環境に不満は溜まり、だが、彼にはそれを吐き出す場所も無かった。そして……」
小鳥「事故をきっかけに、爆発してしまったんですね」
社長「彼の心の弱さが原因ではあっただろう。だが、どんな事情があったにせよ、吐いた唾を飲むことはできぬ。そうして、如月君の家族はばらばらになってしまった。……彼はそれを、今も後悔し続けている」
小鳥「……」
社長「昨日一晩で、少なからず、彼という人間を知ることができた。そして――ティンと来た!」
小鳥「うふふ、社長のその台詞、久しぶりに聞いた気がしますね」
社長「ふむ。我が765プロもみなのお陰で大きくなり、私の仕事も一人ではなかなか余裕を持てなくなってきた。丁度、秘書というべきか、補佐をしてくれる人材を探そうと思っていたのだよ」
小鳥「はぁ。そもそも、今まで秘書の一人もいなかったことがおかしいくらいなんですけどね」
社長「音無君がいてくれるから、と考えてはいたのだが……すまないね、君にばかり負担をかけてしまった」
小鳥「楽しんでやっていたことだから構わないのですが、そうですか、それで、千早ちゃんのお父様を?」
社長「うむ。様々な仕事の経験があり、能力がある。そして、挫折を経験している。人付き合いは苦手のようだが、そこは私がフォローすべき部分だろう。タクシーを運転しているのなら、そのまま運転手も兼任してもらおうか」
小鳥「ふふ。社長、すごく楽しそうですよ」
社長「分かるかね? プロデューサー君を見つけた時以来の高揚を覚えている。彼は、間違いなく我が765プロの礎となる人間だよ」
小鳥「この話、千早ちゃんのお父様本人には?」
社長「いや、音無君とプロデューサー君、それに如月君の意見を聞いてから、と思っていたのだが」
小鳥「そうですね。早く聞かせてあげてください。二人とも、きっと賛成してくれますよ」
社長「ふむ。ということは、音無君は賛成してくれるということだろうか?」
小鳥「もちろんです。千早ちゃんのことを抜きにしても、社長の目を疑ったことなんて、ありませんから」
社長「……ありがとう。それでは、行ってくるよ」
小鳥「はい、いってらっしゃい!」
社長(いつか、君かプロデューサー君が765プロを受け継いだ時、それを支える補佐役がどうしても必要になる。日の目を見ることの少ない、苦労の多い場所だが、彼なら、きっと……)
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
千早に幸せの限りを尽くすという今作、この回は以前より予定していたものでした。
受け入れてもらえると嬉しいなぁ。
次回は来週に投稿できれば、と考えております。
お待ちいただければ、幸いです。
それでは、また。
いつも楽しいコメントをありがとうございます。
本日22:00頃から投稿させていただく予定です。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
梅雨の日
こんにちは。如月千早です。
関東の方でも雨の日が増えてきました。
梅雨の季節ですね。
以前にも書いたことがあったと思うのですが、私、実は雨の日って嫌いじゃないんです。
雨が降っていることを言い訳に、目が覚めてからもだらだらとベッドの上で過ごすのは幸せな時間ですし、少し開けた窓から聞こえてくる雨の音に耳を傾けるのもなかなか心地よいものです。
今日雨が降ることは天気予報で分かっていましたので、昨日の帰りに、今日の分の食材まで買っておきました。
ふふ、これで今日は一日家から出ないで済みますね。
一度シャワーを浴びて、さぁ本格的にごろごろだらだらするぞと意気込む私だったのですが、ベッドの上で震える携帯電話に気づきました。
誰からだろう、と画面を確認すると、そこにあったのは亜美の名前。
ひま~
とのことで。
どうやら亜美もお休みだったようで、同じくお休みと聞いた私の所に連絡をしてきたみたい。
どこかに遊びに行こう、と言い出せれば良かったのでしょうが、あいにく、今日の私はそのような気分ではありません。
丁度、ごろごろだらだらするぞ、と気合を入れたところでしたし。
というわけで。
うちにくる?
と、私は返したのでした。
よほど暇をしていたのでしょう、亜美からの返事は早く、また行動も早いものでした。
連絡から40分程で私の家を訪ねてきた亜美。
急いで来たと肩先と足元を濡らして笑う彼女に、まずはシャワーを浴びるように言いました。
その間に亜美の服をハンガーに掛けて、タオルと着替えを準備しておきます。
予想通りあっという間に戻ってきた亜美なのだけれど、私のTシャツがぴったりだったことにちょっとした感動を覚えました。
あんなに小さかった亜美が、もう私と変わらない身長なのです。
大きくなったわね、と声をかけると、
なのだ、とぴーすで返してくれて。
何だかそれがおかしくて、二人でちょっと笑ったりして。
当初の予定とは少し違ったのだけれど、亜美と二人、のんびりと休日を過ごしました。
ぼんやりとテレビを見ながらテキトウに突っ込みを入れたり。
亜美の持ってきた携帯ゲームを後ろから眺めたり。
ちょっとやらせてもらったり。
去年の765全体ライブのブルーレイを見たり。
お昼寝したり。
午後になると雨はいっそう激しさを増して、夜になっても勢いは止まらないようです。
そんな中亜美を帰すのも気の毒だったので、泊まっていくかと聞いてみると、
泊まる!
と、二つ返事。
わーいとフローリングをごろごろごろごろする亜美の姿に笑いを堪えながら、亜美のお家と、一応事務所にも連絡を入れたのが先ほどのことです。
こんなこともあろうかと(嘘なのだけれど)、食材はかなり多目に買っておいたので、二人分用意しても間に合いそう。
せっかくだから、晩ご飯は亜美にも手伝ってもらおうかしら。
ね、今も後ろから覗いてる可愛い居候さん?
1.名無しの双子妹
いえーい☆
1ゲットだZE
千早お姉ちゃんがそこまで言うならしかたない、手伝ってしんぜよーではないか!
2.響
自分もインドアな人間だから、雨の日って嫌いじゃないな。
こんなこと言うとよく意外だって言われるんだけど、なんでだろうな。
って、うーん、同じこと前にも書いた気がする。
しかし千早の家にお泊りとは亜美め、うらやましいぞ!
3.萩原雪歩
去年の千早ちゃんの記事から、私も雨の日を楽しめるように色々考えてみたんだ。
最近は、あんまり強くない雨だったら、大きめの傘を差してお散歩に出かけてます。
歩いてる人がいつもより少なくて、周りの音はほとんど雨の音に吸収されちゃって、何だか普段と違う世界にいる感じ。
今度、千早ちゃんとも雨の日のお散歩してみたいな。
4.名無しの双子姉
むー。
亜美のやつ、この姉を差し置いて千早お姉ちゃんのとこにお邪魔するばかりかお泊りだとう……
許せん、許せんぞー!
こうなったら真美も今から千早お姉ちゃんの……あ、はい、ちゃんと家に帰ります。
……兄ちゃんはエスパーか何かなのかな?
5.ミキなのー
亜美ってばいいなー
一日中千早さんと一緒で、ゆっくりして、ご飯作って食べて、一緒に寝るだなんて、夢の生活だって思うな!
千早さんのTシャツ着るってのもじみに大きなポイントなの!
千早さんの匂いに包まれて一日を過ごす…
うー、うらやましいのー
6.春香さん
私はやっぱり相変わらず雨の日は苦手だなー
何回か挑戦してみたんだけど、体がうずうずしちゃって、どうしてもお外に出たくなっちゃう
シャツの話があったけど、亜美も真美も本当に大きくなったよねー
あーんなにちっちゃかったのに、いつの間にか、私も真も追い抜かれちゃった
もう千早ちゃんと並んでも変わらないもんね
なんかちょっと嬉しいような寂しいような
不思議だね
7.名無しさん
千早ちゃんの1げと
8.名無しさん
1
9.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
10.名無しさん
>6-8じゃなかった>7-9
おつです
いつもの癖で6-8と打ってしまうミス
ついに牙城が崩れたか…
10.名無しさん
おお、とうとういつもの5人以外が…
結局765には変わりないがw
11.名無しさん
雨でも雨じゃなくても休日を家で過ごす俺に隙はなかった
12.名無しさん
>一度シャワーを浴びて、さぁ本格的にごろごろだらだらするぞと意気込む私
なんという俺
13.名無しさん
名無しの双子妹さん可愛すぎる天使か
14.名無しさん
二人とも楽しそうでいいな
なんかこっちまで嬉しくなる
15.名無しさん
響ちゃんインドア派なんだ
ちょっと意外だった
16.名無しさん
え、亜美ちゃん真美ちゃんってまこりんより背高いの?
マジで?
17.名無しさん
マジマジ
去年のライブの時にはもう変わらないぐらいだった
18.名無しさん
※このコメントは削除されました
19.名無しさん
大人しく削除されろww
20.名無しさん
これは久々に削除あるでw
21.名無しさん
はいきた
22.名無しさん
相変わらず仕事はえー
23.名無しさん
>わーいとフローリングをごろごろごろごろする亜美の姿
やべー
想像してにやにやが止まらない
24.名無しさん
名無しの双子姉さんに釘を差す、さすがプロデューサー
でも姉さん、エスパーでも何でもなく、その行動は誰にでも読めると思います
25.名無しさん
アイドル同士の仲がいいのはファンとしても嬉しい限り
26.名無しさん
千早ちゃんも亜美ちゃんも可愛くて幸せ
・
・
・
あ、番号ずれてる…
ある日の如月家の光景
亜美「千早お姉ちゃん、後ろから見てるだけでちゃんと楽しー?」ハテナ
千早「ええ、大丈夫、楽しんでるわよ。ありがとう、心配してくれて」
亜美「にへへ、ならいいんだけどね! うおっ、こいつ、この亜美様に対して生意気なー!」ウガー
千早「ふふ、でも最近のゲームはすごいのね。まるで映画の中にいるみたい」
亜美「でしょー? 千早お姉ちゃんも買ってみればいいのに」
千早「いえ、私にはきっと難しいわ」
亜美「んー、確かに慣れるまではちょっと大変かもだけど、やってみれば結構覚えちゃうもんだよ?」
千早「そんなものかしら」
亜美「よし、じゃー、いっちょやってみよー!」イェーイ
千早「え、え、そんな急に手渡されても……」オドオド
亜美「だいじょぶだいじょぶ、最初の村の方に飛んで来たから、強いのとかいないよ。習うより慣れろ、だっけ? ジッサイに動かして覚えるべし!」
千早「よ、よし。えーと、じゃあとりあえず動かしてみようかしら」ソー
亜美「これで武器出して攻撃、これでしゃがんだり回避したり、これ押しながらでダッシュ。とりあえずそんなもんでいいかなー」
千早「わ、わ、すごい、私が動かしてる!」ワー
亜美「へへへー。だよね、最初は動かすだけで楽しいよねー」
千早「えい、えい、とうっ!」
亜美「お、二段斬り」
千早「えい、やー、せいっ!」
亜美「おお、回転斬り」
千早「ふふ、どう、亜美!」ドヤ
亜美「んふふ、上手だよ、千早お姉ちゃん(ドヤ顔かわえー)」
千早「あ、わ、わわっ、亜美、何か出てきたわよ! 亜美、亜美っ!」
亜美「だいじょーぶだいじょーぶ。そいつよわっちーから、今の装備ならよゆーだよ」
千早「よ、よし、武器を構えて……い、いつでも来なさい!」フンス
亜美「……(こっちから突っ込んで行った方が早いんだけど、言わないでよっと)」
千早「よし、よし、今ねっ! えい、せい、たーっ!」
亜美「いいねいいねー、その調子調子!」
千早「わっ、くっ、痛いわね、このーっ!」
亜美「……(そうそう、痛くないのに痛いとか口に出たり、身体が動いたりするんだよねー)」
千早「えい、やっ!」
亜美「上のあれが相手の体力ゲージだから、もうちょっとだよ!」
千早「えい、くっ、こ、これでっ!」
亜美「おおっ」
千早「……倒した?」
亜美「いえーい、やったね、千早お姉ちゃん!」パシン
千早「ええ、やったわ! ありがとう、亜美!」パシン
亜美「どう? 結構楽しいっしょ?」
千早「はっ……そ、そうね、悪くないと思うわ……」マッカ
亜美「別に恥ずかしがることないじゃーん」
千早「いえ、でも、私の柄じゃないというか……」
亜美「楽しいものは楽しいでいいと思うよん?」
千早「それはそうなのだけれど……」
亜美「にへへ、じゃあ、またやりたくなったらこっそり亜美に言ってよ! 二人の秘密ってことで!」
千早「……そうね、ありがとう、亜美」
亜美「んっふっふ~、じゃあ続き、やる?」
千早「……やる」
亜美「そうこなくっちゃ、いえーい!(そっか、自分がプレイしてなくても、一緒なら楽しいもんなんだね)」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
恥ずかしながら三次元の方が忙しいため、次回はおそらく再来週になるかと思います。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
お待たせして申し訳ありません。
今日の夜に投稿できそうです。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
七夕
こんにちは。如月千早です。
今日は7月7日。
そう、七夕です。
皆様は何かお願い事をされましたか?
去年のこの日。
生憎の雨模様だったのだけれど、亜美の提案で、折り紙で作った星を部屋いっぱいに飾ったのでした。
とても嬉しそうな四条さんが印象的でしたね。
そして。
一週間前から天気予報を気にしていた今年の今日この日。
梅雨時とは思えない程の晴天の中、765プロのビル屋上では、社内での小さなお祭りというか、食事会のようなものが開催されました。
私たちアイドルは勿論、社長やプロデューサー、765プロのスタッフみんな自由参加のイベントです。
お仕事の休憩中にちょっと顔を出したり、終わってからがっつり楽しんだり、そんな自由なお祭りでした。
短冊にお願い事を書いて、今年もどこからか用意された笹に吊るしたり。
萩原さん推薦のお茶を飲みながら星空を眺めたり。
お仕事の終わった大人の人たち(某アイドル含む)はお酒も飲んでましたね。
ケータリングで用意して頂いた色々なお料理を食べて。
これだけは譲れないと、美希の提案の元、アイドルみんなで作ったおにぎりを食べたり。
そうそう、どうやって用意したのか、流しそうめんもあったんです!
半分に切った竹の中を流れるっていう、本格的なものです!
……参加しようとすると、何故か私と四条さんは最下流に促されました……。
まあ、十分食べられたからいいのだけれど。
ちなみに、ことごとく邪魔をしてくれた某双子の片割れと某イケメンには、いつか素敵なお返しをしてあげたいと思っています。
食べて、飲んで、笑って、本当に楽しい時間を過ごすことができました。
少し思うことがあって四条さんと二人でお話をさせていただいたのだけれど、感傷にひたるのも容易ではない、と彼女は笑っていました。
ふふ、なかなか見逃してくれませんからね、ここのみんなは。
これからもずっとみんなと一緒にいられますように。
だから私は、そう願わずにはいられないのです。
1.響
今日は楽しかったな!
久々に七夕の日にちゃんと星を見られた気がする。
一週間前から毎日自分たちがお祈りしてたお陰かな?
貴音もすっごく喜んでて、でも楽しすぎて一人になるのが寂しいからって今うちにいるんだぞー。
あーごめん貴音これ内緒だったなー、あははー。
2.春香さん
晴れて良かったねー
やっぱりみんなで集まってわいわいやれるのって楽しいな
早くお酒も飲めるようになりたいかも!
千早ちゃんのお願い事、絶対叶えてみせるからね!
ずっと一緒だよ!
3.名無しの双子姉
流しそうめん楽しかったねー☆
亜美まこちん千早お姉ちゃんお姫ちんの熱いバトルは見物だったZE
それでもリチギに指定された場所を守る千早お姉ちゃんとお姫ちんのいさぎよさには感動した!
七夕とか関係なくてもまたやりたいYO
4.萩原雪歩
千早ちゃんの素敵なお願い事、去年の分はちゃんと叶ったよね。
きっと今年の分も叶うと思います。
春香ちゃんもがんばるみたいだしね、ふふ。
私の今年のお願いは、みんなのお願いが叶いますように、って、去年よりもっと我がままになっちゃった。
叶うといいね。叶うといいな。
5.ミキなのー
今日はすっごく楽しかったのー
みんなのおにぎり美味しかったし、ミキのおにぎり美味しいって言ってもらえて嬉しかった!
ミキね、もう少しがんばる、って短冊に書いたんだけど、よく考えたらこれってお願い事じゃなかったね…
でもいいの!
千早さん、応援してくれる?
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
おっつおつ
いいなー、765プロはいつも楽しそうだ
そして響ちゃんw
10.名無しさん
そうかあれからもう一年経つのか、早いな
そしてまた同じことを書かざるをえない
雪歩ちゃん大天使
11.響
うそです
四条貴音は今響の家になどいません
信じてはいけません
12.名無しさん
そういえば流しそうめんってやったことないな
一度やってみたいが相手がいない…
13.名無しさん
>11
貴音ちゃん誤魔化し下手すぎて笑うわこんなんw
14.名無しさん
>11
いやそれはちょっと無理がある
15.名無しさん
>12
よっしゃ麺とつゆと水の用意は任せろ
場所と竹の準備頼んだ
16.名無しさん
貴音ちゃん可愛すぎる
17.名無しさん
美希ちゃんがもう少しがんばったらどうなるんだ
見てみたいけど少し怖いような
18.名無しさん
>15
鬼かw
19.名無しさん
じゃあ俺はお箸持っていくよ!
20.名無しさん
じゃあ俺は俺持っていくからな!
21.名無しさん
>20
それは別にいらないのでは
22.名無しさん
>21
ひでぇww
いやでも確かにいらないわ
23.名無しさん
>20
それ持ってきてどうするの?
24.名無しさん
え、ちょっと待ってなんで俺こんないじめられてるの
25.名無しさん
765に入ればアイドルの握ったおにぎりが食えるのか…
よし、俺オーディション受けてくる!
26.名無しさん
>25
だからどうしてそっちw
27.名無しさん
おまえら七夕くらいもうちょっとしんみりできないのかw
・
・
・
ある日の765プロの光景
春香「千早ちゃーん、お願い事書けたー?」
千早「ええ、特に代わり映えの無いものだけれど」
春香「どれどれー? あっ、確か千早ちゃん去年も……」
千早「ええ。他にお願いというのも思い浮かばなくて。こういうのって、やっぱり良くないものなのかしら?」ハテナ
春香「ううん! そんなことない! 絶対そんなことないよ! とっても素敵だと思う!」
千早「ふふ、ありがとう、春香」
春香「千早ちゃんのお願い、この春香さんが叶えてしんぜよう! なんて、えへへ」
千早「くす、よろしくね。それじゃ、これ掛けてくるわ」
春香「はーい、いってらっしゃーい」フリフリ
千早(こういうのは上の方に掛けた方がいいのかしら? 心なしか高い位置に集まってるような……)
千早(あれ、奥の方に一枚……あんな目立たない場所でいいのかしら……)
千早(えーと、名前は……如月!? お父さん!?)
千早(お父さんは、どんなお願い事を……こういうのはあんまりよくないかもしれないけれど……ちょっとだけ……)
千早(『765プロの更なる発展を 如月』 働き始めたばかりなのに、ふふ、真面目なお父さんらしい)
千早(あ、裏にも小さく何か……)
千早(……っ!)
千早(……お父さん)
千早(……叶えようね、そのお願い事)
千早(……きっと、きっと!)
『もう一度、家族に』
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回も来週の予定です。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
ごめんなさい、今週の投稿は厳しそうです…
来週には必ず…
最近夜は涼しいからパンツ一丁はキツいので靴下はいていい?
お待たせして大変申し訳ありません。
22:00から22:30の間に投稿できるかと思います。
お付き合いいただけますと、幸いです。
>>382
もう少しそのまま辛抱していただけますと幸いです。
○月○日
ラジオ番組
こんにちは。如月千早です。
突然ですが……来週から、あずささんと私がパーソナリティを務めるラジオ番組が始まります!
色々なところで告知していただいたので、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんね。
最初、プロデューサーからこのお話を頂いた時、かなり驚いたことを覚えています。
765の中では、春香と水瀬さん、それに真美と亜美もかしら、ラジオに強いというか、トークが上手でラジオにもよく出演しています。
でも、まさか、よりにもよって我が事務所で一番口下手な自信がある私に、ラジオのお仕事だなんて。
それも、ゲストなどではなく、パーソナリティとして。
思わず「はい?」と聞き返してしまったのはしょうがないことだと思います。
正直なところ、聞いた段階ではあまり乗り気ではありませんでした。
プロデューサーのことは信頼していますが、さすがに私にラジオは……と。
でも、プロデューサーもずるいというか、上手いというか、私のことをよく分かっているというか。
リスナーの方からリクエスト頂いた曲を毎回歌うことができる。
リクエストされていない曲でも歌いたければ(もちろん許可を取った上で)歌ってよい。
ゲストも好きに決めて来てもらって、歌ってもらってもよい。
評判が良ければ、番組で歌った曲を集めてカバーアルバム的なものも出そうか。
ライブとかもやっちゃうか。
あずささんといっしょ。
これだけの条件を並べて、私がどんどん前のめりになっていくのを分かった上で、
「でも、千早が乗り気じゃないなら断ろうか」
なんて涼しい顔で言うのですから、やっぱりあの人は悪い大人だと思います。
それにしてもあまりに条件が良いというか緩いことを疑問に思ったのですが、詳しく聞くと、どうやら以前のカラオケ対決番組を見たラジオ関係者の方々が、
もっと色々な曲を歌うアイドルが見たい。
じゃあそういう番組作ろう。
765プロに任せよう。
そうしよう。
なんてやり取りをして生まれたのが今回の番組なのだそうで。
嘘みたいだけど、本当の話なんです。
今日打ち合わせでスタッフの方からその時のライン(というのでしょうか、会話の記録です)を見せられたので、信じる他ありません。
半分こっちの趣味みたいなものだからそんなに採算も考えなくていいよ、とのこと。
ありがたい話なのですが、本当にそれで大丈夫なのかしら……?
プロデューサーの話では、ちょっとよく分からないぐらい豪華なスタッフさんたちが集まっているそうなのだけれど……
と、少々の疑問と不安もありますが、今日のブログで宣伝してくるようにお願いされたので、今こうやって記事にさせていただきました。
公式ページもできまして、早速あずささんと私に歌って欲しい曲を募集しています。
歌のリクエスト以外にも、私たちへのメッセージや、誰々をゲストに呼んで欲しい、こんなコーナーが欲しい、など、内容は何でも構いません。
広くお便りを募集していますので、どうぞご参加をお願いいたします。
三浦あずさと如月千早がお送りするラジオ(実はまだタイトルが決まっていません)
来週金曜から毎週放送の予定です。
皆様、是非聞いてくださいね。
1.ミキなのー
千早さんのラジオ!
ミキ、千早さんの声ってすっごく好きだから、ホントにホントに楽しみなの!
言って欲しい言葉とか応募してもいいのかな?
色々あるんだよー
2.名無しの双子姉
兄ちゃんって結構イヂワルなとこあるかんNE
律っちゃんもそうだし、プロデューサーってイヂワルじゃないとなれないのかなー?
それにしても千早お姉ちゃんとあずさお姉ちゃんのラジオか……
こいつぁ荒れるZE
3.春香さん
千早ちゃーん、新しい番組おめでとう!
いいなー私も千早ちゃんとラジオやりたーい
スタッフさーん、天海春香いつでも行きますよー
ラジオ慣れした子が一人いた方がいいと思うんです!
なんて、えへへ
4.萩原雪歩
ラジオかぁ。
お喋り、フリートークっていうのかな、私はあまり得意じゃないから、まだちょっと怖いです……。
でも、いつまでもこのままじゃいけないよね!
というわけで、萩原雪歩、ゲスト出演希望です。
スタッフさん、よろしくお願いします!
なんてね。
5.響
何か随分告知が多いしお金もかかってそうだったけど、なるほどね、いい大人たちがまた遊んでるんだな。
千早と貴音の賄いの奴もそうだし、自分たちの周りって、面白いスタッフが集まりやすいのか?
そもそも765プロが遊び心の塊みたいなとこだしね。
多分、それって幸せなことなんだろうなー。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
今日もお疲れ様です
初めて告知見た時から待ってた!
二人がどんな話をしてどんな歌を歌うのか楽しみでしょうがないな
10.名無しさん
美希ちゃんただのファンでわらたww
プライベートでいくらでもお願いできるだろうにww
11.名無しさん
自分たちの欲望で番組作るとか…
権力の無駄遣い…いや、有効活用だな
12.名無しさん
楽しみすぎてやばい
13.名無しさん
いい大人たちの本気の遊びほんとすこ
14.名無しさん
この春香さんと雪歩ちゃんのシンクロ率よ
15.名無しさん
最近千早ちゃんの文章砕けてきてる気がする
何か嬉しいな
16.名無しさん
既に歌とゲストとコーナーのリクエストにふつおたも送った俺に隙は無かった
17.名無しさん
千早ちゃんとあずささんってどんなラジオになるんだろう
やっぱり歌がメインになってくるのかな?
18.名無しさん
>16
よう俺
19.正体不明のお姉さん
決勝に残った三人の内、私だけ除け者にされてしまいました……。
寂しいです、くすん。
早くゲストに呼んでくれないといやーですよ?
ラジオだけに。
……なんて、ふふ。
20.蒼を継ぐ者
ラジオ新番組おめでとうございます。
情報を聞いた時からすごく楽しみで、ついつい私たちのラジオでも話題にしてしまいました。
勝手にまずいかな、と思ったのですが、今週の放送でまさか如月先輩本人からメッセージを頂けるなんて――
嬉しさのあまり少し変になってしまって、みんなに迷惑かけちゃったかな……。
でもそれだけ本当に嬉しかったです。ありがとうございました。
あと、その、もしよろしければ、そちらの番組のゲストに呼んでいただけたら……。
不相応なお願いだとは分かっていますが、いつか呼んでいただける日のことを楽しみにしています。
21.名無しさん
出たぞ!
22.名無しさん
わーわー
23.名無しさん
囲め囲めー
24.名無しさん
お姉さんのギャグが一瞬分かんなかったけど、そうか、耳ってことか
25.名無しさん
>24
ギャグの説明とかお前なかなか残酷なことするよな
26.名無しさん
お姉さんに引き続き蒼さんも来た!
ラジオ聴いてるよ。今週の蒼さんのテンション面白かったw
27.名無しさん
まぁ765勢はもちろん、この二人もすぐにゲストに呼ばれるんじゃない?
こんだけアピールしてるし、スタッフたちがあの番組見てたなら尚更
28.あずさです
千早ちゃ~ん。
私、いっぱい迷惑かけちゃうと思うけど、どうかよろしくね。
千早ちゃんとたくさんお喋りができて、一緒に歌も歌えるなんて、本当に楽しみだわ~
スタッフの方々も優しい人ばかりで、私ね、不安よりも期待の方がずっと大きいの。
仲良く、楽しく、がんばりましょうね~
29.名無しさん
こっちも出たぞー
30.名無しさん
合戦か? 合戦なのか?
31.名無しさん
であえであえー
32.名無しさん
ごまえー
33.名無しさん
だからお前たちは何と戦っているんだ
34.名無しさん
己自身…かな
35.名無しさん
だからその適当かつ蒼さんチックな答えやめれww
36.名無しさん
>34
分かってたのに、分かってたのにふふってなった自分が悔しい
・
・
・
ある日のラジオ収録の光景
千早「はい、それでは、ここからは番組に寄せられたお便りを紹介いたします」
あずさ「今日が初めてなのに、こんなにたくさんのお便りを頂きました。ありがとうございます~」
千早「あずささん、『こんなに』じゃリスナーの方には伝わないのでは……」
あずさ「あ、あらあら~。えーと、インターネットの方からもたくさん頂いたのですが、直筆のお手紙も、両手で持ちくれないくらいもらっちゃったんです~」
千早「皆様、本当にありがとうございます。初回だからそんなに来ないだろうと構えていたスタッフさんたちが、慌てて専用のボックスを用意したそうです」
あずさ「嬉しい悲鳴ね~」
千早「さて、それではまずこのお便り、ラジオネーム『リボン』さんから頂きました。ありがとうございます」
あずさ「ありがとうございます~」
千早「千早ちゃーん、あずささーん、ラジオおめでとうございまーす。ところで私もゲストに……はい次」
あずさ「え、ええ? ち、千早ちゃん、最後まで読まなくていいの?」
千早「いいんです。さあ、あずささん、次のお便りをお願いします」
あずさ「えーと、それじゃあ……ラジオネーム『妹のほう』さんから頂きました。ありがとうございます~」
千早「……ありがとうございます」
あずさ「いぇーい、亜美も書いてみ……って、名前、名前が」
千早「ラジオネームの意味分かってるのかしら? 次に行きましょう、あずささん」
あずさ「い、いいのかしら~」
千早「仕方ないんです。一般の方のお便りを優先しないと」
あずさ「そ、それはそうかもしれないけど……」
千早「ラジオネーム『四条貴音』さん」
あずさ「……」
千早「……」
あずさ「も、もしかしたら、同姓同名の方かも……」
千早「らじおに文を送るとは、真、得がたき体験にございます。本日は、是非お二人に食して……次」
あずさ「あ、あらあら~」
千早「あの、スタッフのみなさん、もしかして……」
あずさ「……」
千早「……」
あずさ「……私たちの反応が見たくて、わざと最初の方に身内のからのお便りを固めた、と。な、なるほど~」
千早「……」
あずさ「ち、千早ちゃ~ん?」
千早「ええ、読みましょう、読んでやりましょう。そして早く一般の方のお便りに行きましょう。ラジオネーム『お昼寝大好きなの』さんから頂きましたありがとうございます次」
あずさ「えぇ……」
千早「ラジオネーム『真の乙女』さんから頂きました名前がかかっててちょっと上手いですね次。あずささん、お願いします」
あずさ「そ、それでは、ラジオネーム『正体不明のお姉さん』さんから頂きました。ありがとうございます~。酒浸りで叫びたい。えーと、以上です……」
千早「身体には気をつけてくださいね、次。ラジオネーム『リボン』さんから頂きました何で二通目なのよもう! 次!」
あずさ「くす、ふ、ふふふっ」
千早「あずささん?」
あずさ「ご、ごめんなさいね~、うふふ、こんな千早ちゃん見るの初めてで、何だか、とっても楽しくなってきちゃった」
千早「あ、その、すいません、みっともなかったですよね……」
あずさ「ううん、そういう千早ちゃんも、もっと見せて欲しいなって思うの。リスナーのみなさんも、きっとそう」
千早「……そうでしょうか?」
あずさ「ふふ、多分今頃、そういうメッセージがたくさん送られているわよ~」
千早「くす、見るのが怖い気もしますね」
あずさ「大丈夫。恥ずかしがっても、後で私が全部読んであげるわ~」
千早「ちょ、ちょっと、あずささん」
あずさ「うふふ~」
千早「もう、全く、どうして私の周りにはこう……」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
アイマス新作がとうとう発売されますが、この作品は今のままの設定で続けていこうと思っています。
次回こそ来週に投稿できたらいいなぁ。できるかなぁ。
お待ちいただけますと、幸いです。
コメントいつもありがとうございます。
こちらもすごく楽しませていただいているのです。
23:00ぐらいから投稿したいと思います。
お付き合いいただければ、幸いです。
○月○日
後輩
こんにちは。如月千早です。
今日は、我が765プロの新しい挑戦についてお話したいと思います。
「765ライブシアター」
専用の劇場で定期的にライブを開催し、その実践の中で新人アイドルを育てて行くという試みです。
かなり以前から社長が思い描いていた計画なのだそうで。
765プロが大きくなり、ネームバリューも認められるようになって、ようやく実現することができたのだと喜んでいました。
舞台の数が成長に比例する、というのはさすがに言い過ぎかもしれませんが、ファンの皆様の前に立った経験が、実力や自信、あるいは次の努力に繋がっていくのは間違いのないことだと思います。
新人の時からアイドルのために用意された劇場でライブができるというのは、とても素晴らしいことであり、素直に羨ましいことでもありますね。
この試みに伴い、当然のことながら、765プロに新しいアイドルたち(まだしばらくは候補生という形なのだけれど)が仲間入りしました。
そうです。
とうとう、私たちに後輩ができたのです。
入社に多少の早い遅いはありましたが、元々いるメンバー12人(律子も含めるなら13人ですね)はほとんど同期のようなもので、先輩後輩といった関係性はほとんどありませんでした。
だからでしょうか。
如月先輩、という響きに何だかくすぐったさを覚えたり。
最近親交の増えた346プロのあの子にもそう呼ばれているのだけれど、やっぱり自分のところの後輩からそう呼ばれるのは、またちょっと違うものがありますね。
そしてもちろん、先輩と呼ばれるのは私だけのことではなくて。
真美や亜美、高槻さん、それに美希も先輩と呼ばれているのですよ。
亜美は素直に嬉しそうというか楽しそうで、真美の方はそれよりも照れとか恥ずかしさの方が勝っているみたい。
高槻さんは、意外と言っては失礼かしら、自然と受け入れている感じ。さすがは大家族のお姉ちゃんです。
ふふ、面白いのが美希で、美希のことを先輩先輩ってすごく慕っている子がいるのだけれど、多分どう対応したらいいのか分からないのでしょうね、美希ったらすぐその子から逃げちゃうんですよ。
そんな様子も「先輩のクールなとこもかっこいい」になっちゃうみたいで、ますます慕われるようになって……と、傍から見ているとなかなか面白い状況です。
嬉しいことに、私の歌を参考にしてくれる子たちもいます。
なんでしょうね、先輩として、あの子たちの目標であり続けたい、という気持ち。
今まで見たことのなかった、新しい自分を感じています。
例えば歌のレッスンの時。
後輩に聞かせることを意識して歌うことが増えました。
お客様のために歌う時とも、自分の向上のためだけに歌う時とも、またちょっと違う歌。
この子にはこんな歌い方が合うのかな、とか。
こういう風に歌いたいんじゃないかな、とか。
時にはもっと挑発的に、これぐらい歌ってみなさい、とか。
きちんと伝わっているのかは分からないのだけれど、そうやって色々な歌を示しているつもりです。
……考えてみれば、高校の合唱部は一年の時に辞めてしまったから、高校生活の中でも先輩と呼ばれたことはほとんどないのよね。
もし合唱部を続けていて、後輩ができたらこんな感じだったのかしら、なんて思ってみたりして。
こういうの、悪くないわね、うん。
誰かのために歌う。
よく言われることですし、私も心がけていることですが、その言葉の、またちょっと違う意味を見つけた気がします。
私の歌が誰かの歌の一部になって。
そしてその誰かの歌が、また別の誰かの力になって。
そうやってどこまでも繋がっていけたら素敵だな、と。
そんなことを、思っています。
1.春香さん
たくさん仲間が増えて、とっても楽しい!
みんないい子たちばっかりで、可愛いし、面白いし、個性的だし、すぐに人気出ちゃいそうだよねー
先輩って呼ばれるのは、私もまだちょっと慣れないけど…あはは
私たちも、追い抜かれないようにがんばらなきゃだね!
2.萩原雪歩
魅力的な子がいっぱいで、私たちも負けてられないよね。
そんな中で、千早ちゃんの、目標であり続けたいって気持ち、私もよく分かる気がします。
慕ってくれる人に対して誠実でありたいっていうのかな。
私なんか、はもう使わないって決めたんだ。
3.名無しの双子姉
冗談で言われるなら楽しーんだけど、マジメに先輩って言われるとちょっとハズいYO
年下の子もそれなりに入ってきたし、ちゃんと先輩しなきゃってのは分かんだけどねー。
今まで亜美と一緒にずーっと一番下だったから、やっぱ慣れにゃいのだZE
4.響
しかしうちの社長も思い切ったことするよな。
何も一度にあんな人数入れなくても……。
プロデューサーとか小鳥たちひーひー言ってたぞ。
ま、真と自分のダンスに混ざって来られるのもいるし、仲間が増えてこっちは楽しいんだけどね。
5.ミキなのー
うー
面白くないよー
助けて欲しいの…
ミキにセンパイは似合わないって思うな…
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
先輩方今日もありがとうございます
765はアイドル増やさないのかとずっと疑問だったけど、そういう計画があったのか
確かに新人の時から765の名前で集まったファンを相手にできるのはいい経験になるだろうね
10.名無しさん
先輩扱いに慣れない美希ちゃん真美ちゃんかわいい
11.名無しさん
雪歩ちゃんの言葉に軽く感動を覚えた
12.名無しさん
自前の劇場とかすげー
いやでもトップアイドルが10人以上いるんだから、それぐらいいけちゃうな
13.名無しさん
あの千早ちゃんが先輩してるんだもんな
昔なら、ってのは野暮な話か
14.名無しさん
春香さんのこと無個性って言うなよー
15.名無しさん
ひびまこのダンスについて行けるとか有望過ぎるだろ
これはチェックしとかないと
16.名無しさん
>14
言ってない定期
17.名無しさん
>14
お前絶対向こうの住人だろww
18.名無しさん
>真美や亜美、高槻さん、それに美希も先輩と呼ばれているのですよ。
さりげなく伊織ちゃんが省かれてる件
19.名無しさん
伊織ちゃんは先輩って呼ばれるのに元々違和感ないからね
20.名無しさん
いつだったか、千早ちゃんが歌に必要なのは繋がりだって言ってたのを思い出した
21.名無しさん
蒼さん嫉妬不可避
22.名無しさん
くそ、俺も新人アイドルになれば千早ちゃんたちに近づけたのに…
23.名無しさん
>22
だからなんでそっち側から行こうとするんだよw
・
・
・
ある日の765プロの光景
真美「うぃぃ……」ダラーン
千早「ふふ、随分お疲れのようね、真美先輩」
真美「うわ、止めてよ、千早お姉ちゃん……」
千早「くすくす、やっぱり先輩扱いには慣れないみたいね」
真美「だってさー、あの子らすっげー目輝かせて真美センパイ真美センパイって来るんだもん。真美ってばそんなキャラじゃないっしょー」ウヘー
千早「そう? あの子たちからしたら、自分たちと同じか、それより小さいくらいの時からアイドルやってるのよ、真美は。活動の幅も広いし、年も近いし、憧れの対象になるのも当然のことじゃないかしら?」
真美「うげぇ……」
千早「美希もそうだけど、そこまで恥ずかしいものなの?」
真美「……だってずっと765では年下だったし、亜美のお姉ちゃんって程、真美お姉ちゃんしてるわけでもないし」
千早「そうかしら」
真美「……真美ね、ちょっと分かった気がすんだ」
千早「ええ」
真美「真美たち、多分、ムイシキの内に、ずっと甘えてたんだな、って」
千早「……聞かせてくれる?」
真美「うん。……あのね、真美たちは一番年下で、そばに千早お姉ちゃんたちがいて、真美たちが何やっても、最後にはみんなが何とかしてくれるっしょ?」
真美「怒られたりはするけど、ごめんなさいって謝れば許してくれんじゃん?」
千早「そうね」
真美「でも、新人の子たちが入って来て、年下の子もいっぱいいて、センパイって呼ばれて……」
千早「ええ」
真美「あれ、じゃあこの子たちは、何かあった時、誰が『何とかしてくれる』のかな、って」
真美「誰に怒られて、誰にごめんなさいするのかな、って」
千早「うん」
真美「なんかね、考えてたら、怖くなっちって」
真美「真美にはそんなことできない! って」
千早「……ふふ、くふふ」
真美「うぅ、何で笑うんだYO」
千早「だって、真美は自覚しているわけでしょう?」
真美「うぇ?」
千早「真美が、『何とかして』、怒って、謝罪を受け入れてあげなきゃいけないって。真美にはそんなことできないっていうのは、そんなことをやらなきゃいけない自覚があるから出てくる考えじゃない」
真美「うー、そうなのかな……」
千早「ええ。大丈夫よ、真美。あなたは、きっと、大丈夫」
真美「うーん……」
千早「ふふ、真美、考え過ぎてるみたい。別に、後輩ができたからって、今までみたいに誰かに頼っちゃ駄目なんてことないのよ?」
真美「あ」
千早「いつでも、頼ってくれていいからね?」
真美「……ち」
千早「ち?」
美希「千早お姉ちゃーん!」ダキッ
真美「千早お姉ちゃ、って、ミキミキ!? なんで!?」
美希「あの子から逃げてきたら、何か二人が話してるのが聞こえたの。ずるいの。美希だって悩んでるんだよ?」ムー
真美「ぐぬぬ……」
千早「はいはい……ごめんね、美希……はい、真美もぎゅってしてあげるから」ギュッ
真美「わーい」
美希「ぐぬぬ……」
春香「ほら美希、終わったらちゃんと後ろに並んで」
響「そうだぞー」
雪歩「ごめんね、美希ちゃん、順番だから」
真美美希「「なんで(なの)っ!?」」
(千早たちが数年アイドル活動を重ねた後の劇場完成ということで、本家とシアター組の年齢のずれや立場の違い、などの差異があることを想定しています)
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
今回はちょっと斬新なオリジナル設定を組み込んでみましたー
斬新過ぎて読者の皆様おいてけぼりかもなーやべーなー
真面目な話をすると、あちらの方をあまり知らないのと、メインをあくまで本家765に置きたいというところで、新人アイドルたちの名前を出すつもりはありません。
ただ、某正体不明のお姉さんや某蒼さんのような形で、千早さんたちの世界の広がりを表現するために、表現はよくありませんが物語の裏方として登場することはあるかもしれません。
ファンの方には申し訳ありませんが、ご理解いただければ、と思います。
次回は来週に投稿できるといいなぁ無理かなぁ…PSまだやれてないんだよなぁ(言い訳
お待ちいただけますと幸いです。
それでは、また。
大変お待たせして申し訳ありません。
23:00頃から投稿させていただきます。
オリジナルキャラが出てくる回となります。
(オリジナルキャラが登場する回となっております。苦手な方はご注意ください)
○月○日
お盆
こんにちは。如月千早です。
昨日は、午前中に家族三人でお墓参り、夕方からは高校の時の友人と夏祭りと、密度のある充実した一日でした。
父と母、それに私、みんなで顔を合わせるのは果たして何時以来のことでしょうか。
口下手が三人も集まるのですから、やっぱり最初は多少のきまずさみたいなものはあったのだけれど。
なにより、家族みんなで優に会いに行けたということが嬉しかったですね。本当に、嬉しかった。
いつの日か優の墓前で誓ったことがありました。
お姉ちゃん、ちゃんと約束を守ったわよ? えらい?
なんてね、ふふ。
お盆は亡くなった方が帰ってくる時期。
お墓には優の写真を持って行ったので、これでしばらくはあなたと一緒にいられるかしら。
予約していた駅前のお店で家族四人お昼を食べて、少しゆっくりと話をしました。
私の活動のこともそうですが、新しい仕事に就いた父のことも、母はとても気になっていたみたい。
私よりもむしろ父のことを心配しているようでした。
そんな両親の様子を見るのは、ちょっと気恥ずかしいものもあったのだけれど、それよりも嬉しいという気持ちが大きかったですね。
優もきっと喜んでるわよ。
お父さん、お母さん。
この後も二人でどこかに向かうという両親と別れ、私は優と一緒に一度家に帰ってお祭りの準備です。
去年と同じく、今年も部長の家に集まって、浴衣に着替えてからお祭りに向かうことになっていました。
部長、ソプラノの子、アルトの子、みんなと会うのは久しぶりでした。
ふふ、でもみんな全然変わってなかったっていうと失礼になるのかしら。
ちょっと話せば、すぐにかつての時間が戻って来るようで、懐かしさを感じる暇もなかったわね。
それから。
……これからお祭りだというのに心苦しかったのだけれど、今まできちんとしたことのなかった優の話を聞いてもらって。
今日のお祭りに優も連れて行きたいということを伝えて。
幸せなことに、みんな、本当に快く了承してくれました。
優君と一緒に千早っちは今日を思いっきり楽しまないと駄目なんだぜ。
そんな言葉を、かけてくれました。
良かったね、優。
私たちのことを大切にしてくれる人が、ここにもいるよ。
浴衣に着替えて、みんなでお祭りの行われる神社へと向かいます。
視界いっぱいに広がる提灯の柔らかな赤と、身体全体で感じる祭囃子。
去年も思ったことなのだけれど、まるで私たちを別の世界へと誘っているかのような、不思議な空間です。
そんな情緒の中、やっぱり一年経ってもそれぞれの好みは変わっていないようで、ソプラノの子は綿菓子が気になって仕方ないようでしたし、アルトの子は絶対焼きそばを食べるんだと意気込んでいて、部長は焼きとうもろこしこそが人生なのだと相変わらずよく分からないことをしきりに主張していました。
もちろん、私も全部美味しく頂いたのだけれど。
そうそう、去年ソプラノの子がくじで当てたポーチを女の子にあげるということがあったのですが、今回偶然その子と再会できたのも嬉しいサプライズでしたね。
実は知り合いの家族であることが判明して、そのまま一緒にお祭りを見て回ることに。
ソプラノの子にすっかり懐いちゃって、何をやるにもずっと手を繋いでいたのが印象的でしたね。
アルトの子に射的を教わったり。
部長と一緒に金魚すくいに熱中したり。
ふふ、私ともとっても仲良くしてくれて、色々なものを一緒に食べて、遊んで、すごく楽しい時間を過ごすことができました。
またねー、と元気よく手を振ってくれたあの子の笑顔は、今も心に残っています。
お祭りを楽しんだ後は、部長の家に戻ってパジャマパーティーです。
いつでも寝られるように用意した布団の横で、お菓子やジュースを食べ飲みしながらだらだらと過ごす時間。
……深夜の飲食はあまりよくないと言うけれど、ま、たまにはいいわよね。
今日のこと、高校を卒業してからこれまでのこと、高校の時のこと、そして、これまであまり話題にしてこなかった家族のこと。
話したいことはいくらでもあって、眠りについたのは果たして何時頃のことだったのかしら。
とうにお日様の高く昇った頃、誰からともなくおずおずと起き出して、お昼だねー、お昼だなーと意味の無い会話を交わしたりして。
みんな特に予定も無かったから、そのままごろごろとしたり。
お腹減ったー千早っちご飯作ってー私も千早ちゃんのご飯が食べたいですーと本当に布団の上をごろごろ転がり出す困った子たちがいたりはしなかったわ、ええ。
去年に引き続き、今年もたくさんの写真を残すことができました。
見比べてるみると、多少は上手に撮れるようになったような気がします。
祭りの後、というような言葉がありますが、去年今年と収めた写真を眺めていると、寂しさよりも、来年再来年の楽しみの方が大きいみたい。
来年も、その先も、みんなと、優と一緒に楽しめるといいな。
そんなことを思う、今日の如月千早です。
1.萩原雪歩
家族みんなで優君に会いに行けたんだね。
良かった。私も嬉しいです。
お姉ちゃんと一緒にお祭りにも参加できて、きっと優君も喜んでるよ。
来年は、私も参加させてもらえるといいな。なんて。
2.春香さん
浮気だー
うわーん
て、これ前にもやったよね、えへへ
夏祭り楽しそうだなー
いいなー
ちなみに来週春香さんの家の近くでもお祭りがあるんだよ!
優君と一緒にどうですか?
3.ミキなのー
ミキも千早さんとお祭り行きたいの!
たこ焼きとか一緒に食べたいなー
…去年も同じこと言った気がするの…
うー、今年はまだチャンスあるかな?
4.名無しの双子妹
真美んとこもお祭りあったよん☆
やっぱ同じ時期にあるもんなんだねー。
お祭りもそうだけど、お泊りも羨ましいYO!
この前から亜美がめっちゃ自慢して来て、ぐぬぬって感じなんだZE
5.響
自分のとこでもお祭りあって、貴音とあずささんと一緒に行ってきたんだ。
貴音は食べるしあずさは飲むしで、あっちにふらふらそっちにふらふら、ちょっと大変だったな…
ま、二人を追っかけてあちこち回るの楽しかったんだけどね。
今度は千早とも一緒に楽しみたいぞ!
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
お元気そうでなにより
千早ちゃんが家族の話をしてるだけで嬉しい
合唱部の子たちと今も仲良くしてるようで更に嬉しい
10.名無しさん
そうか、あれからもう一年経つのか…
11.名無しさん
幸せそうな千早ちゃんを見られて俺も幸せ
12.名無しさん
>9も言ってるけど、千早ちゃんが家族の話をしてるだけで感無量だよ
13.名無しさん
お姉ちゃんと一緒にいられて、優君も喜んでるだろうな
14.名無しさん
千早ちゃんの浴衣…よし
15.名無しさん
今年は部長の子金魚取れたのかな?
16.名無しさん
>14
おい、胸の話はやめろよ
17.名無しさん
だからしてねーよww
18.名無しさん
この流れ見覚えがあるぜw
19.名無しさん
響ちゃんとこの祭りの様子も気になる
いや、なんとなく想像はつくんだけど
20.名無しさん
両親の仲いいとこ見るとやっぱ恥ずかしいよなー
嬉しいことには違いないんだけど
21.名無しさん
合唱部の子たちの話が出てくるとなんか嬉しい
アイドルから離れた千早ちゃんの一面が見られるからかな
真美が妹になってるだと……
22.名無しさん
俺の千早ちゃんのお母さんが…
千早ちゃんのお父さん羨ましい…
23名無しさん
私の千早ちゃんのお父様が千早ちゃんのお母様に取られた…
24.名無しさん
もう何言ってるか分からんw
25.名無しさん
>22-23
お前らで結婚すればええやん
26.名無しさん
こんなん草生えますわ
27.名無しさん
たくさんの提灯と沈みかけの太陽が作り出すオレンジ色の世界の中うんうんと金魚掬いに夢中になる彼女の浴衣の袖が水に触らないよう支えてあげてありがとと言われたいだけの人生だった
28.名無しさん
やめれ
29.名無しさん
お前それ経験あるだろ絶対
30.名無しさん
だから俺の心のやわらかい部分を責め立てるのはやめてくれませんか…
・
・
・
>>467
へへ、そんなわけな…あったー!
すいません、単純にミスです…
ある日の神社の光景
部長「よーし、じゃあまずは何から攻めて行こっか」
アルト「攻めるって」
千早「制圧してあげましょう」フンス
アルト「ちょ」
ソプラノ「うふふ、千早ちゃんもノリ気ですね」
??「おねーちゃーん!」
ソプラノ「?」
??「えへへ、やっぱりおねーちゃんだー」
ソプラノ「あ、もしかして……」
女の子「うん、ほら見て、おねーちゃんにもらったポーチ!」
部長「あー、あの時の子かー。こんなに大きくなっちゃって!」ワー
女の子「へへーん」フンス
千早「……部長はすごいわね。私にはあまり変わっていないようにしか見えなかったのだけれど」ボソボソ
アルト「いやいや、あいつテキトウに喋ってるだけだから、まともに聞いてちゃ駄目だよ」ハァ
ソプラノ「今も使ってくれてるんですね。ありがとうございます」
女の子「とくべつな時だけ、たいせつにつかってるの!」
ソプラノ「ふふ、嬉しいです」
千早「……あら、そういえば、今日はお母さんと一緒じゃないのかしら?」
女の子「えとね、今日はおねーちゃんといっしょなんだよ!」
アルト「お姉さん?」
女の子「うん、あ、おねーちゃん、こっちこっちー」ヒラヒラ
??「もう、急に走ったりしちゃ駄目だって……」
千早「先生?」
部長「ほんとだ、姉ちゃん先生じゃん。おひさっ」
先生「え、え、部長さんたち? どうして?」
アルト「部長の家がこの近くで。去年も来てたんですよ」
先生「そうなんだ。偶然ねー」
女の子「おねーちゃんしりあいなの?」ハテナ
先生「ええ。みんな、おねーちゃんの元生徒さん。おねーちゃんが教えてたのよ?」フンス
女の子「すごーい。おねーちゃん本当にせんせーだったんだ!」ワー
先生「え、ちょっと、え?」
ソプラノ「それにしても、すごい偶然です。お姉さん先生の妹さんだったんですね」
先生「……いや、あのね、妹じゃなくて、私のお姉ちゃんの娘なの。今日はちょっと都合がつかなくて、代わりに私が、ね」
部長「つまり本当はおねーちゃんじゃなくておばs」
先生「やめて! 言わないで!」ヤー
千早「くすくす、そんなに気にしないでも」
アルト「そうですよ。過剰に反応し過ぎでは?」
先生「あなたたちはまだ若いからいいわ。でもね、私ぐらいになってくると、その言葉はずっしりと響いてくるのよ……」
ソプラノ「お姉さん先生は十分若いと思いますよ?」
先生「ありがとう、ソプラノさん。お世辞でも嬉しい」
ソプラノ「お世辞ではないのですが……」
女の子「ねー、おねーちゃん!」ハイ
先生「はいはい、どうしたの?」
女の子「わたしね、おねーちゃんたちといっしょにあそびたい!」
先生「こら、そんなわがまま言わないの」
女の子「やだー、いっしょにあそぶのー!」
ソプラノ「ふふ、私たちは構いませんよ? ねぇ?」
千早「ええ、喜んで」
アルト「というか、むしろソプラノが離れたくなさそうですし」
部長「だから姉ちゃん先生も一緒に回ろうぜー」イェーイ
先生「……はぁ、分かったわ。ありがとう。それじゃあ今日はよろしくね?」
女の子「わーい! おねーちゃんといっしょー」ギュッ
ソプラノ「うふふ、わーい」ギュッ
先生「くすくす。いーい、楽しむのはいいけど、お姉ちゃんたちに迷惑かけないようにするのよ」
「――ゆう」
千早「!」
部長(……千早っち)
ソプラノ(……千早ちゃん)
アルト(……千早)
女の子「どーしたの? おねーちゃん?」ハテナ
千早「……ううん、ちょっとびっくりしただけ。あなた、ゆうってお名前なの?」
女の子「うん、ゆうはゆうって言うんだよ!」
千早「そう……ふふ、いいお名前ね」
女の子「えへへー。ゆうもねゆうもね、ゆうっておなまえだいすきなの! あのね、ゆうって、やさしいっていみなんだよ!」
千早「そうなんだ。ふふ、あなたにぴったりのお名前ね」
女の子「ほんとっ!? やったー!」
千早「……今日はいっぱい一緒に遊びましょう。よろしくね、ゆうちゃん」
女の子「うん! よろしくおねがいします!」
千早「ふふ、いい子ね」ナデナテ
女の子「ほんと? ゆう、いい子?」
千早「ええ、とっても」
女の子「えへへー」
千早(今日この日に、こんな素敵な偶然。
優、あなたがめぐり合わせてくれたのかしら?
……ありがとう、優。あなたも一緒に、お祭りを楽しんでね)
ソプラノ(千早ちゃんの優しい笑顔。素敵です)
アルト(こんな風に笑う千早は初めて見たな)
部長(くぁwせdrftgyふじこlp)
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
オリジナルキャラばかりの回となりましたが、アイドルとは関係の無いところでも千早さんには幸せになって欲しいと思っているので、どうかご容赦いただけるとありがたいです。
次回こそ来週に投稿できるといいなーとか思っています。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
屋台に並ぶりんご飴になって千早ちゃんに制圧されたいだけの人生だった
いつもコメントありがとうございます。
22:30頃から投稿させていただきます。
今まであまり出番の無かった彼女との絡みです。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
律子と食事
こんにちは。如月千早です。
今日は久しぶりに律子と二人でご飯を食べて来ました。
以前、まだ765プロのお仕事があまり多くなかった頃のことですが、互いに一人暮らしを始めたばかりの私と律子、たまに一緒に夕食を取ることがありました。
当時私はお料理なんてできなかったし、律子はあれで結構面倒くさがりなので、外食が常でしたけれど。
たまたま帰るタイミングが合った時に、だいたい律子の方から声をかけてくれるのでした。
千早、一緒にご飯どう、と。
今思えば、まだあまり周囲に馴染めていなかった私を気にかけてくれていたのだと思います。
私としても、その頃から、律子と過ごす時間は嫌いではありませんでした。
先の言葉と矛盾するようですが、彼女は私に対してあまり気を使わないので、私も楽に接することができたのです。
他の子たちが聞いてこないようなこと、例えば両親の様子や高校のこと、私の生活のことを平気で尋ねてくるので、最初の方は困惑やそれこそ憤りさえ感じていたのだけれど。
悪意があるわけでもなく、二人だけの時にしか話題にしてこないので、その内に私も慣れてきて、むしろ自分の方から愚痴をこぼすようになっていきました。
まぁ、その辺りはお互い様というか、私の方も律子には、きついことや、周りが遠慮して言わないようなことを躊躇無く口にしていたから、結局、私たちは似たもの同士だったということなのでしょう。
彼女も彼女で、「律子さんには何も言えない」みたいな空気を感じていたようだから。
秋月さん、と呼んでいたのを「律子」と呼び捨てするようになったのも、この頃のことだったわね。
あんたとは対等でいたいから、と律子の方から呼び捨てにするよう言われたのでした。
あれからもう3年以上が経ちました。
幸いなことに765プロのお仕事も増え、特に最近の律子はライブシアターの方のこともあって、社長や事務の女性、プロデューサーと共に毎日毎日とても忙しそうにしています。
心配、というのが正直なところでしょうか。
社長、事務の女性、プロデューサーについても心配な気持ちはあるのだけれど、三人については、変な表現ですが手の抜きどころをわきまえている印象があります。
一方、律子はというと……あれでかなり不器用というか愚直というか猪突猛進なところがあるので、多分限界まで進んでしまうことでしょう。
だって、私ならきっとそうするもの。
と、いうわけで、社長と社長の秘書のような方(最近新しく所属されたんです)、さらに事務の女性とプロデューサーにもお願いして、今日は律子を早めに持って帰ることしました。
何だかわーわー言ってる眼鏡には構わず、強制的に連行です。
かつて律子と何度も行った食事処。
居酒屋なのですが、ご飯ものや定食もありますし、何より私たちに理解のあるお店なので今でも贔屓にさせていただいています。
ここに至ってはさすがの律子も反抗する気は失せたようで、ため息をついて、大人しくメニューを眺め始めるのでした。
さて、そんな律子ですが、実は私の家まで持って帰って来てます。
まだまだ溜まったものがありそうでしたし。
お酒が入って普段見られないテンションの律子が面白いという理由ではありません。ええ、ありませんとも。
シャワーを浴びながら上機嫌でキラメキラリを歌う律子のことは本人の名誉のためにも内緒にしておこうと思います。
さ、誰かと似て普段なかなか羽目をはずせない面倒な彼女のために、簡単なおつまみでも用意してあげようかしら。
明日からまた頑張れるようにね。
1.名無しの双子姉
ぐぬぬ、亜美に続いてりっちゃんもお泊りとは……
それにしてもりっちゃん、最近イタズラしても反応薄いし、やっぱり疲れてるみたいだNE
真美もりっちゃんをイタワるとするYO
はっ、ここは真美と亜美の必殺ダブルマッサージの出番!?
2.響
律子はなー、抱え込んじゃうとこあるからね。
千早が今日吐き出させてあげて、本当に良かったと思う。
分かってると思うけど、千早も気をつけるんだぞ?
自分たちでよければ、いつだって話聞くからな。
3.春香さん
律子さんのキラメ!
聞きたい聞きたいっ!
千早ちゃん録音とかしてる?
信じてるよ千早ちゃん!
あと寝顔とかもよろしく!
4.ミキなのー
にゅふ
律子の弱み握ったり!
これで明日からミキがゆーいに立ってやるの!
…でも、ちょっと疲れてそうだから、元気になってからにするの
5.萩原雪歩
言われてみれば、千早ちゃんと律子さんは似たところがあるかもしれないね。
責任感が強いところとか、こうと決めたら曲がらないところとか。
律子さんも最近本当に大変そうだったから、今日はいい息抜きになったんじゃないかな。
私も、明日はとっておきのお茶とお茶菓子を用意しよっと。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
毎度です
律子ちゃんあの年で売れっ子Pだからね
俺らには想像もできないぐらい大変なんだろうな
10.名無しさん
りっちゃんのキラメキラリとか超見たいんですけどなにそれ
11.名無しさん
美希ちゃん可愛すぎて辛い
12.名無しさん
千早ちゃんと律子さんいい関係だな
俺もそういう友人が欲しかった…
13.名無しさん
真ちゃんの時もそうだったけど、相手によって時々雑になる千早ちゃん好き
14.名無しさん
↑それな
>今日は律子を早めに持って帰ることしました。
>何だかわーわー言ってる眼鏡
この辺とか最高すぎるw
15.名無しさん
そいえば千早ちゃんは律子ちゃん呼び捨てだったっけ
そういう理由があったんだ
16.名無しさん
気遣いのできるちーちゃん優しい子
17.名無しさん
春香さん自重ww
18.名無しさん
※このコメントは削除されました
19.名無しさん
さすがにアウトじゃろ
20.名無しさん
俺もちょっと思ったけど!
思ったけど、表にしちゃ駄目だよ!
21.名無しさん
はいアウトー
22.名無しさん
相変わらず仕事はえーな
23.名無しさん
千早ちゃんたちが行った店ってどこだろ?
24.名無しさん
知ってる人は知ってる
でも口外はしない
25.名無しさん
ま、一部では有名な話だよね
でも検索してもその辺の情報が出てこないところにファンの紳士度を感じる
・
・
・
ある日のたるき亭の光景
律子「まったく、無理やりにも程があるわよ」
千早「だからごめんって謝ってるじゃない」
律子「……今初めて聞いたけど?」ジト
千早「そうだったかしら、ごめんなさい」シラー
律子「もう。いつから千早はそんなにふてぶてしくなっちゃったのかしら」
千早「みんなのお陰よ」
律子「よく言うわ。はぁ……お、このメニュー知らない」
千早「久しぶりだものね……あ、これ美味しそう」
律子「一応聞くけど、お酒飲んでもいい?」
千早「どうぞ。元から律子には飲んでもらうつもりだったわ」
律子「なに、あんた、私を酔わせてどうするつもりなの」ウワー
千早「どうして欲しいの?」
律子「酔ったら家まで送って行って欲しいわね」
千早「……年下の女の子に頼むことかしら、それ」ハァ
律子「千早じゃなかったら言わないし、そもそもここに無理やり連れて来たのはあんたの方でしょ。責任持って介護なさい」
千早「まぁ、いいのだけれど」
律子「よろしくね。よし、すいませーん、グレープフルーツサワーくださーい。あ、千早は?」
千早「緑茶で」
律子「緑茶もお願いしまーす。あ、あととりあえず唐揚げと卵焼きともつ煮込み!」ワー
千早「それに油揚げ納豆もお願いします。……ふふ、何やかやでノリノリじゃない」クスクス
律子「もう仕事のことなんて忘れた! 今日は久しぶりにがっつり飲む!」
千早「……忙しいのは分かるのだけれど、仕事終わりに音無さんやプロデューサーと飲みに行ったりはしないの?」
律子「んー、合間を見つけて飲みには行くんだけど、ほら、やっぱり気を使っちゃってね。私、一応年下だし」
千早「へぇ……」
律子「それに、あずささんとかもそうなんだけど、うちの人たちって結構がんがん飲むのよねー。そういうの見てると、自分は酔わないで、平静でいないといけない、って」
千早「一緒に酔っちゃえばいいのに、相変わらず難儀な性格してるわね」
律子「あんたには一番言われたくないわよ」クス
千早「そうね。私も多分律子にだけは言われたくないわ」クスクス
律子「だ、か、ら! 今日は遠慮しないで飲むわよ! 介護人もいるし、あんた相手に気なんて使わなくていいし!」
千早「別に、私にも気を使ってくれてもいいのだけれど」
律子「何を今更」
千早「ま、確かに、そんな律子気持ち悪いかしら」
律子「言うじゃない。……ふふ、ありがとね、千早。そのつもりで連れて来てくれたんでしょ?」
千早「さぁ、なんのことかしら」
律子「くすくす。……あ、飲み物来たわね……はい、ありがとうございます。よし、乾杯しましょ!」
千早「はいはい」
律子「それじゃ、素直じゃない友人に」
千早「面倒な友人に」
律子千早「「乾杯!」」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
合唱部の子たちが嫌われていないようで嬉しい限りです。
あと>>484-485の人たちが心配でなりません。
次回も来週に投稿したいのですがちょっと難しいかもしれません…
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
大変お待たせして申し訳ありません。
日付が変わる頃に投稿できるかと思います。
お付き合いいただけますと幸いです。
○月○日
おでん
こんにちは。如月千早です。
今日はおでんを作ってみました。
朝、コンビニの店頭で「おでんはじめました」という旗(のぼり、と呼ぶのでしょうか)を見かけたのが原因です。
久しぶりに見た「おでん」という言葉が、一日中頭から離れなくて。
まだまだ暑い日が続きますが、クーラーの効いた部屋の中で熱々のおでんを食べるのも、それはそれで悪くないと思います。
真冬にこたつでアイスを食べる、に近いものがあるかしら。
午後の早くからフリーになったので、普段なら自主練を考えるところですが、今日に限ってはせこせこと事務所を後に。
電車の中携帯電話をいじっておでんの作り方を調べ、駅前のスーパーで材料を揃え、どきどきわくわくしながら帰って来ました。
初めて作る料理には、いつもどきどきとわくわくがありますね。
材料を切るのはもちろんのこと、大根とじゃがいもの下茹で、こんにゃくのあく抜き、厚揚げの油抜き、そうそう、ゆで卵も忘れずに作っておかないと。
おでん作りは簡単なようで、煮込む前の下準備がたくさんありました。
本当は、おだしも昆布やかつおぶし、鶏がらなどから自作できるといいのだけれど、ちょっとそこまでは手が届きそうもないので、今回は白だしの力に頼ることに。
……下準備をしながら実は気づいていたのですが、改めてタネを並べてみると、うん、なかなかものすごい量になるわね。
ここは今年の冬にみんなでお鍋をつついて以来となる、土鍋様に登場願います。
白だしを薄めておだしを作って、火にかけ、沸騰したら弱火にしてタネを入れていきます。
さすが大人数用の土鍋様、何とかタネを並べることができました。
ぐらぐらと煮立たないよう火を調節して、あとは見守るだけ!
というところで、助っ人を要請することにします。
さすがにこの量を一人で食べるのは遠慮したいわ。
一人暮らし組に適当に連絡をばら撒いてみると、あずささん、四条さん、そして某正体不明のお姉さんを釣り上げることに成功しました。
……こちらから連絡した身でなんですが、とても不安な面子になった気がするのだけれど。
律子、そう、律子はどうなのかしら。
と、メールを確認してみると。
『 お誘いありがとう。
でも今日は家でゆっくりすることにするわ。
がんばって。
がんばって。
P.S.
あずささんが誰かと楽しそうに電話していました。
お酒という単語が何度か出てきました。
貴音はまだお酒にあまり慣れていないので気をつけてあげて。
私は家でゆっくりしています。
何かあっても連絡はしないでください。 』
とのことで。
仲間って素敵ですね。
冗談はさておき、お客様のために色々と準備をしておかないと。
おでん以外にも簡単につまめるものと、それに一応ご飯も炊いておきましょうか。
お風呂も沸かしておいて、着いた人から順に入ってもらって。
タオルは大丈夫。着替えは……持って来てないようだったら、Tシャツとジャージで我慢してもらいましょう。
どこかの酒飲みさんたちが突然寝転がっても大丈夫なように、掃除機もしっかりとかけておいた方がいいわね。
ふふ、こうやって誰かを迎える準備をするのって、私、嫌いじゃないみたいです。
さあ、もう一頑張りしてきましょうか。
1.響
ロケ中じゃなければなー、残念。
そういえばこれ話したら貴音とか驚いてたんだけど、沖縄って結構おでん食べるんだよね。
こっちみたいに冬だけじゃなくて、一年中いつでも気が向いた時に食べに行ったり作ったりする感じ。
豚足(テビチっていうんだ)は欠かせないな!
あとウィンナーと青梗菜とかの葉物。
うー、話してたら久しぶりに食べたくなってきたぞ……
2.名無しの双子姉
ぐぬぬ、今度はあずさお姉ちゃんたちが千早お姉ちゃんの家に……
次、次こそは真美がお邪魔するんだZE
真美はおでんならやっぱり卵!
何個でも食べられる気がするYO
3.萩原雪歩
おでんかぁ。
私は牛すじとか手羽とかウィンナーが好きです。
それ自体も美味しいんだけど、スープにいい味が出るんだよね。
昆布とか鰹節と違う、ガツンと来る感じ。
スープだけでご飯が食べられちゃうような、濃厚な味になるからおすすめだよ。
4.ミキなのー
ミキ、そういえばおでんって食べたことないの
家でも出たことないし、コンビニで買ったこともないな
もしかして、これって変なのかな?
千早さん、今度食べさせて欲しいのー
5.春香さん
冬になると、帰る途中のコンビニでちょくちょく買っちゃうなー
美味しいし、ヘルシーだし!
春香さんは大根が好き!
しっかり味の染みた大根って何であんなに美味しいんだろうね
お酒飲めるようになったらもっと美味しく感じるのかなー?
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
おっつおつ
うちの近くのコンビニはおでんまだ扱ってなかった
くそ、久しぶりにおでんで酒飲みたくなったのに…
10.名無しさん
おでんにじゃがいも!?
いや、調べてみたら結構一般的なんだな
11.名無しさん
千早ちゃんのおでん食べたい
12.名無しさん
>10
普通じゃね?
煮崩れないように作るの難しいけど
13.名無しさん
土鍋様w
14.名無しさん
そうそう、沖縄のおでんって豚足と葉物が入ってるんだよね
懐かしいなぁ
15.名無しさん
おでんにご飯て
16.名無しさん
>15
やめろ
戦争になるぞ
17.名無しさん
>15
おでんは立派なおかずですが何か?
18.名無しさん
おでん自分で作るとどうしても量多くなっちゃうのはあるあるだなw
19.名無しさん
面子が不穏過ぎるw
千早ちゃんのストレスマッハ
20.名無しさん
律子さんのメールで草
大事なことだから二回言ったんですねわかります
21.名無しさん
白だし便利だよなぁ
困ったら白だし安定だわ
22.名無しさん
雪歩ちゃんが相変わらず肉食系で安心した
23.名無しさん
千早ちゃんの嫁スキルがどんどん上がっておる
24.名無しさん
律っちゃんww
25.名無しさん
千早ちゃんにおかえりなさいって言って欲しいだけの人生だった
26.名無しさん
千早ちゃんにただいまって伝えたいだけの人生だった
27.名無しさん
>25-26
二人はどういう
28.名無しさん
>25-26
結婚すればいいじゃない
・
・
・
ある日の如月家の光景
貴音「ふぅ、良き湯にございました。食事の前にこのような歓待、千早、真、感謝いたします」
あずさ「うふふ、貴音ちゃんおかえりなさーい」
お姉さん「お先に頂いてます、ふふ」
貴音「なっ! そんな、ご無体な……わたくしのおでんが……」ガーン
千早「くすくす、安心してください。先に簡単なおつまみを出してるだけですから。おでんにはまだ手をつけていませんよ」
お姉さん「そうなんです。お風呂から上がったら、ほら、この子たち(たこぶつ、卵焼き大根おろし添え、ウィンナー入りポテトサラダ)がテーブルの上に並んでいて」
あずさ「ごめんなさい。我慢できずに、その……飲んじゃったわ♪」
千早「ふふ、お風呂上がりのお酒は特に美味しいと聞くものですから。余ったもので簡単に作ってみたんです」
あずさ「千早ちゃん、本当にお料理が上手になったわね~」
貴音「ふむ、なるほど。これも千早の歓待の一部であるのですね。生憎、酒のことにはわたくしも詳しくはありませんが……お二人の様子を見る限り、ふふ、真、素晴らしき心遣いであると言えましょう」
千早「そ、そんな大層なものでは……」テレ
お姉さん「お風呂を頂いて、この子たちが目に入った瞬間、私は決めました。千早ちゃんを私のお嫁さんにします」
あずさ「あら~、千早ちゃんは765プロ(うち)の秘蔵っ子ですから、あげられませんよ~?」
貴音「左様。番組の大事な相方でもあります故、まだ嫁に行かせるわけにはいきません」
千早「ちょ、ちょっと、みんなしてからかわないでよ……」ホホソメ
お姉さん(かわいい)
あずさ(かわいい)
貴音(かわいい)
本日はここまでとさせて頂きます。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
ちなみに千早さんのおでんの中身ですが
大根 卵 こんにゃく じゃがいも 厚揚げ ちくわ ウィンナー たこ はんぺん
を想定しています。(露骨なコメ稼ぎ)
次回は来週の予定です。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
いつにも増してたくさんのコメントありがとうございます。
嬉しいです。露骨なコメ稼ぎをした甲斐があったぜ。
22:00ぐらいから投稿させていただきます。
うっうー
○月○日
高槻さんのお家で
こんにちは。如月千早です。
今日は高槻さんのお家にお邪魔してきました。
妹さんが私のことを応援してくれているようで、かなり以前からお誘いを頂いていたのです。
だけれど、なかなか踏ん切りがつかなくて。
家族……特に兄弟姉妹という関係を近くで見るのが恐かった。
今改めて考えると、多分、そういうことだったのだと思います。
さてさて。
そんな昔のことは割とどうでもよくて、大切なのは、本日高槻さんのお家が、たこ焼き・お好み焼き祭りの日だということです。
去年だったかしら、高槻さんと水瀬さん、それに私の三人でお好み焼きを食べに行ったことことがあって、あの時は水瀬さんも私も上手に焼くことができなかったのよね。
リベンジというわけではないのだけれど、あれから何度かメンバーは違えどお好み焼き屋さんに行くことがありました。
素直にお店の人に教えてもらったりして、今では上手く生地をひっくり返すことができます。
あの時とは違うのだということを、高槻さんにも是非見てもらいたいものです。
というわけで、普段より少し早く事務所を出て、高槻さんと一緒にお買い物に行きました。
行き着けだというスーパー、実に手馴れた様子で食材をカートに入れていく高槻さん。
驚くべきことに、店員さんや他のお客さんに何度も声をかけられて、しかもその内容が、「そろそろ割引シール行くよ」とか、「今日はあれが安かったわよ」とか、おおよそアイドル活動と無関係のことばかり。
何というか、アイドルである前にただの一人の女の子として、本当に高槻さんは地元の方に愛されているのだなと、しみじみ感じる光景でした。
両手に荷物をぶら下げて、高槻さんと二人、ゆっくりと家路を歩きます。
あそこの家のお姉ちゃんによく遊んでもらった、あのお店は大盛りサービスしてくれる、そこのおばあさんにおはぎを貰った、この公園をよく散歩してる仲良しの老夫婦がいる、向こうの角に前は豆腐屋さんがあったけど無くなってしまって寂しい、そこの道をまっすぐ行くと学校がある、などなど。
高槻さんの話を聞いていると、まるで私もこの町で育ったような気さえしてくるのだから不思議なものです。
高槻さんがこの町から愛されているように、高槻さんもこの町を心から愛しているのでしょうね。
……ちょっと、羨ましいかも。
高槻さんのお家では、お母様と弟妹さんたちが玄関で揃ってお出迎えしてくれました。
お父様はもう少し遅くに帰って来るとのこと。
私のことを応援してくれているという妹さんが、多分恥ずかしがっていたのかしら、お兄ちゃんの背中にくっついて隠れていたのが何だか微笑ましかったですね。
二人で買ってきたものを台所に運んで、私も準備を手伝おうとしたのですが、丁重にお断りを頂いてしまいました。
同じく手伝おうとした高槻さんも台所から追い出されてしまい、二人顔を見合わせて何だか吹き出しちゃって。
ご飯の用意ができるまで遊ぼう、という二番目のお兄ちゃんに誘われるまま、みんなでわいわいと時間を過ごしました。
ふふ、紙飛行機や輪ゴムの鉄砲なんて、いつ以来かしら。
久しぶりにキャッチボールが出来たのも嬉しかったわ。
準備ができたとのことで、みんなで手を洗って、テーブルに集合です。
大きなホットプレートとたこ焼き器が鎮座なさっています。
早速両方のスイッチが入り、どうやらお好み焼きを高槻さんと妹さん、たこ焼きをお母様と一番上のお兄ちゃんが担当するようです。
慣れているのでしょう、二組のコンビネーションといったら、そのまま動画に収めてしまいたいぐらい見事なものでした。
焼く時こそ手伝うんだと意気込んでいた私ですが、見る限り、邪魔にしかならなそうで、他の子たちと一緒に大人しく拝見していることにしました。
お好み焼きはお店で何度か焼いたことがあるのだけれど、たこ焼きを作っているところをちゃんと見るのって、そういえば初めてかもしれません。
何となく想像はついていたのだけれど、その想像以上に大変というか手のかかる作業でした。
お好み焼きと違って一つずつ育てなければならないのだから、当然といえば当然なのだけれど、これはなかなか休まる暇がないわね。
だからこそかしら、だんだん見慣れたたこ焼きの形になって行くのには、軽く感動を覚えてしまったり。
最後の方、形の整ったたこ焼きをくるくる回しながら火を通すのはとても楽しそうというか気持ち良さそうで、ちょっとやらせてもらったりもしました。
上手にくるんと回転させられると、何だか職人さんになった気分。ふふ。
お兄ちゃんのピック裁きにはとても勝てる気はしなかったけれど。
たこ焼きの味付けには、定番のソース、マヨネーズの他にポン酢やお出汁も用意されていて、いくら食べても飽きる気がしませんでした。
たこ焼きを食べながらお好み焼きの完成を待ったり。
逆にお好み焼きを食べながらたこ焼きが育っていくのを眺めたり。
残りを誰が食べるかでじゃんけんをしたり。
私や二番目のお兄ちゃんも作るのに挑戦してみたり。
途中で帰って来られたお父様もノリノリでヘラとピックを構えたり。
賑やかで、本当に、お祭りのように楽しい時間でした。
またお邪魔できたらいいな、と今から思っています。
その時はよろしくね、高槻さん?
1.ミキなのー
やよいずるいのー
千早さん、今度はミキのうちにも来てほしいな!
ご飯は、えーと、ママが美味しいの作ってくれるの!
ミキ、ちゃんとお手伝いもするよ?
2.響
自分も何度か行ったことあるけど、やよいん家楽しかったなー。
やよいのお姉ちゃんぶりも可愛かったしね!
兄弟たちが元気みたいで良かったぞ。
話聞いてたら自分もまたお邪魔したくなって来た!
みんな覚えてくれてるかな?
3.萩原雪歩
私もやよいちゃんからお誘いは頂いてるんだけど、なかなか都合が合わなくて……
すごく楽しかったみたいで羨ましいです。
やよいちゃんの家族はみんなで助け合ってて凄いよね。
年下の女の子があんなにしっかりしてて、私、いつもやよいちゃんから勇気を貰うんだ。
4.春香さん
うーむ、お好み焼きはまだしもたこ焼きかー
さすがの春香さんもちょっと自信無いな…
まずはたこ焼き器を買うところからだね
あ、千早ちゃんの家に置いて、たまにみんなで集まるのも楽しいかも!
たこパですよ、たこパ!
5.名無しの双子姉
んっふっふ~。
実は家にたこ焼き器がある真美に隙は無かった!
チマタでウワサの夢幻二刀流ピックとは真美のことだZE
今度千早お姉ちゃんに披露したげるから、うちに来るべし来るべし☆
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
今日も安心した
やよいちゃんの住んでる町はすごく暖かい所なんだな
あるいはやよいちゃんが暖かくしてるのか
10.名無しさん
俺もやよいちゃんの家に行きた過ぎて死ぬ
11.名無しさん
明石焼きとは高槻家も通だな
12.名無しさん
たこ焼き家で作ったこと無いけど面白そう
13.名無しさん
お好み焼きは広島風が好きなんだけど、如何せん面倒で…
大人数で食べるのにも向いてないしなー
14.名無しさん
やよいちゃんの妹とか絶対天使に決まってる
15.やよいです
うっうー!
千早さん、今日はとーっても楽しかったです!
なんだか私にもお姉ちゃんができたみたいで嬉しかったかも!
家族もみんな喜んでました!
またいつでも来てくださいねー!
16.名無しさん
やよいちゃん来たこれ!
可愛い! 勝った!
17.名無しさん
いつでも行くよー
18.名無しさん
囲め囲めー
19.名無しさん
わーわー
20.名無しさん
>17
帰れw
21.名無しさん
>16
何にだよw
いや気持ちは何となく分かるけどw
22.名無しさん
こっちの人って、家にたこ焼き器持ってないんやな
たこ焼き器の話したら劇場のみんなえらい食いついてきよったわ
23.名無しさん
ん?
24.名無しさん
劇場ってもしかして…いや、気のせいか?
・
・
・
ある日の高槻家の光景
長介「ほら、かすみ。いつまでも隠れてないで」
かすみ「……千早ちゃん? 本当に千早ちゃんなの?」
千早「ええ。高槻さんと同じ765プロの、如月千早よ。かすみちゃん……で良かったかしら?」
かすみ「わ、わ~、千早ちゃんが、私のこと呼んでるー」ワー
長介「すいません、如月さん。かすみのやつ、如月さんの大ファンで。普段はちゃんと挨拶とかできる子なんですけど」
千早「ふふ、大丈夫よ。偉いわね、長介君は」
長介「いえ、そんな……」
かすみ「長介ばっかりずるいー。わたしも千早ちゃんとお話するー」ウー
千早「ええ、いっぱいお話しましょうね」
かすみ「やった~! えへへっ」ワーイ
長介「……あの、如月さん」オズ
千早「? どうしたの?」
長介「……あの、その、今日は、いおr……水瀬さんは……」
千早「水瀬さんは、ロケの遠征中なの。参加できなくてとっても残念がってたわ。あ、そうそう、長介君によろしくってメールが来てたわね」
長介「そ、そうですか」
かすみ「あー、長介照れてるんだ~」エヘヘー
千早「胸張って前を向いてるか、ですって。よく分からなかったのだけれど、伝えればきっと分かるからって」
長介「……へへ。あの、俺は大丈夫ですって、良かったら伝えてもらえますか? あの日貰ったプライド、今もここに残ってるから、って」
千早「ええ。伝えておくけれど……やっぱり私には分からない内容みたいね」
長介「ごめんなさい。やよい姉ちゃんにもこれは秘密なんです」
千早「ふふ、秘密にしておきたいことなんて、誰にだってあるもの。構わないわ」
かすみ「長介、なんかかっこつけてる?」
長介「そ、そんなんじゃないやい」プイ
かすみ「ふ-ん。ま、いっか。ねーねー、千早ちゃん、あっちでお話しよ~」
千早「ええ、ほら、長介君も行きましょう?」
長介「はいっ」
本日はここまでとさせて頂きます。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
やよいがトップアイドルになってしばらく、アニメ7話と比べて高槻家にも多少の変化がありますのでその辺りも感じて頂けると嬉しかったり。
次回はほぼ間違いなく来週無理なので、恐らく再来週になるかと思います。
お待ちいただけますと幸いです。
それでは、また。
わわ、トリ忘れてました。一応本人です、すいません。
○月○日
温泉旅館
こんにちは。如月千早です。
昨日は温泉旅館に泊まって来ました!
とはいっても、プライベートではなくてお仕事の一環というかそれ自体がお仕事だったというか。
四条さんとの番組『まかないお願いします!』での特別企画で、温泉旅館ロケが行われたのです。
ご存知ない方のために簡単に説明させていただきますと……
この番組は、四条さんと私の二人が様々なお店にお邪魔してお手伝いをさせてもらって、それがきちんと認められれば、そのお店の「まかない」をいただくことできる。
と、いうような番組です。
今回はそのスペシャルバージョン。
毎週、無理難題(という程のこともないのだけれど)をクリアして来た四条さんと私へのご褒美として、温泉旅館に!
ということらしく。
実に素晴らしいですね。
このチームもたまにはいいことをする、と珍しく感心していたのですが……
宿に着いて挨拶をすると、女将さんに連れられ従業員用の更衣室へ、旅館の制服を渡される四条さんと私。
そして始まる女将さんのレクチャー。
あ、これいつものやつだ。
ご褒美だなんて言うから、今回は温泉旅館でゆっくりするだけだなんて思っていたのに……
しかも、しかもですよ!
そんな私たちに「がんばってー」と声をかけるや、タオルと浴衣を手に手に温泉へと向かうスタッフさんたち。(さすがに撮影のために二人残っていましたが)
信じられますか?
私は信じられませんでした。
さらに! そう、さらにです!
今回四条さんと私とが仲居役としておもてなしをするのは、あのいい年した大人たちだと言うではありませんか!
信じられますか?
私は信じたくありませんでした。
さすがにそれは不平等というか、スタッフのみんなだけずるいのではないかと思い、小型カメラを構える女性スタッフさんに訊ねてみました。
すると、驚くべきことに、
スタッフさんたちは今日のためにみんなお休みを取っていて。(つまり今日は撮影しながらも休日扱いです)
旅費及び旅館への謝礼金は自分たちで負担。
だけれど、もし自分たちを相手にするのが面倒なら、普段通り一般のお客さんを対象にしてもいいよ。
とのことで。
ちなみに、通常、お店でのロケに特別に謝礼金などを払うことはあまりありません。
メディアで放送することによる宣伝効果についてお店の方とお話をして、ロケの許可をいただくことがほとんどです。
だけれど、今回はスタッフのみんなが規定の代金を払って「お客」として伺うという前提で。撮影の許可や機材の持ち込み、四条さんや私への指導のお願いなど、本来一般のお客さんを相手とするのに必要のない手間に対して「謝礼金」という形を取ったそうです。
またこの人たちは……と呆れずにはいられませんでした。
温泉に行きたいがために、私たちにお給仕をさせたいがために、身を切ってそこまでするのかと。
でも、話を聞いた四条さんのぽかんとした顔はちょっと面白かったですね。
ここの人たちは、だいたいいつも私たちの想定した少し斜め下を行くんですよ。
私、このチームとは少し長い付き合いだから分かるんです。
……なんて、あまり自慢になることでもないわね、ふふ。
結局、一般のお客さんを相手にするよりは幾分も気が楽だということで、予定通りスタッフさんたちをおもてなしすることに。
それを伝えた時のみんなの喜びようといったら。
大の大人がこの程度のことで歓声を上げるなんて、恥ずかしくないのかしら。
ある程度のお給仕をこなしたら、今回ばかりは私たちもまかないではなくて旅館本来のお料理を用意していただけるとのことなので、ま、普段以上にがんばってあげましょうか。
さて。
そんないい大人たちと作り上げる
『四条貴音と如月千早の まかないお願いします! 』
毎週金曜23時より放送中です。
今回撮影したものは、恐らく再来週の放送になるだろうと聞いています。
湯上り美しい四条さんに注目の温泉旅館特別回。
乞うご期待、です。
1.春香さん
うー、いいなー
私も千早ちゃんと一緒に温泉に行きたいよぅ
そうだ!
今度765プロみんなで社員旅行に行こうよ、社員旅行!
て、さすがにスケジュール的に無理だよね、あはは
2.萩原雪歩
仲居さんって大変だと思います。
心遣いって、決まった正解があるわけじゃないし、ここまでっていうゴールもないんだよね。
年に一度家族で旅行するんだけど、素敵な仲居さんに担当してもらうと、お宿の満足感が全然違うんです。
私も一度勉強してみたいなぁって。
3.響
またあのスタッフたちか。
自費でロケ組むとか正気とは思えないな。
……思えないんだけど、でも貴音と千早がお世話してくれるなら、自分もスタッフの立場で参加してもいいかも。
おーい見てるかー?
次回あったらよろしく頼むぞー。
4.名無しの双子姉
千早お姉ちゃんとお姫ちんに仲居さんさせるとは!
さすがはあのにーちゃんねーちゃんたち、よく分かっておるわ……
いや、もう素直に羨ましいんだZE
そーいえば、あの番組のゲストに真美まだ呼ばれてないんだけど、ねーねーいつ呼んでくれんのー?
5.ミキなのー
千早さんの仲居さん!
うー、とっても似合いそう!
スタッフの人たち羨ましいな…
ミキも千早さんにお世話されたいのー
…でもよく考えたら普段からお世話してもらってるから、逆にミキがお世話してあげたいかも!
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
さすがの早さお疲れ様です
まかないお願いします 毎週楽しみにしてるよ
温泉回は再来週か…待ちきれないな
10.名無しさん
スタッフ自重…しなくていいなww
11.名無しさん
千早ちゃんと貴音ちゃんの仲居さんとかそら自腹も切りますわ
12.名無しさん
今正に一人旅中の俺、千早ちゃんにお世話して欲しくて咽び泣く
13.名無しさん
スタッフたちのこと「みんな」って呼んでるのがなんかいいね
14.名無しさん
ミキちゃんの言う通り、千早ちゃんは仲居さんの格好似合いそう
そしてミキちゃんいい子過ぎて何か泣きそう
15.名無しさん
>14
美希ちゃんとは違う意味に聞こえる不思議
16.名無しさん
>14
胸の話はやめr
17.あずさです
千早ちゃんと貴音ちゃん、温泉に行ってきたのね。
羨ましいわ~。
そうだ、今度私たちのラジオでも温泉回をやりましょう?
ふふ、こちらのスタッフさんたちもきっと賛成してくれると思うの。
18.名無しさん
再来週が楽しみすぎて辛い
19.正体不明のお姉さん
あずさちゃん、その時は絶対に私をゲストに呼んで下さいね。
絶対ですよ!
20.四条貴音
昨日はお疲れ様でございました。
温泉だ酒だとはしゃぐスタッフの方々に微笑ましいものを感じたのは、きっとわたくしだけのことではなく。
そして、口では辛辣なことを言いながら甲斐甲斐しく皆の給仕を務める千早の姿に暖かいものを感じたのも、きっとわたくしだけのことではなかったのだと。
番組が始まり、はや半年が過ぎようとしております。
千早、今後とも皆の力で良い番組を作り上げて参りましょう。
それと、その、美しいなどとお戯れはお止めください……
21.名無しさん
出たぞー
22.名無しさん
囲め囲めー
23.名無しさん
出合え出合えー
24.名無しさん
千早ちゃんのツンデレ美味しいです
25.名無しさん
お姉さんがいつもの冗談を忘れるくらい必死で草
26.名無しさん
千早ちゃんとスタッフさんたちの気心知れた関係が感じられていいね
27.名無しさん
貴音ちゃんぐうかわ
・
・
・
ある日のある温泉での光景
貴音「ほぅ……ふぅ、ようやく落ち着けましたか。千早、真、お疲れ様でした」
千早「んー! はぁ……ちょっと熱いけれど、気持ちいいですね。四条さんも、お疲れ様です」
貴音「今回の企画、驚きも多くありましたが……斯様に喜んで頂けると、ふふ、悪い気はしないものですね」
千早「私は正直呆れましたけれど。大の大人がみんなしてはしゃいじゃって」ハァ
貴音「それ程に、楽しみだったということなのでしょう」
千早「くす、私たちに給仕させるのが、ですか?」
貴音「それも含めて、ですよ。あんなに嬉しそうで、楽しそうで、スタッフの皆様もわたくしたちのファンでいてくれているのだと。今日ほど強く感じたことは記憶にございません」
千早「まぁ、確かに、悪い気はしなかったですけれど」
貴音「ふふ、そうは言いながら、千早、給仕を務める貴女は実に楽しそうでしたよ?」
千早「そうですね。あれだけ嬉しそうにしてもらえれば、こちらだって少しは嬉しくなるものでしょう?」
貴音「千早は、世話好きなところがありますから」
千早「……最近、自分でもそんな気がしてきて。春香なんかには以前から言われていたのだけれど」
貴音「ええ、流石は春香といったところでしょうか」
千早「そうですね。あの子には敵いません」
貴音「……ふふ、嬉しそうですね、千早」
千早「そ、そうでしょうか?」
貴音「ええ、とても良い顔をしています。ふぅ……さて、そろそろ良き頃合でしょうか」
千早「お腹の具合が、ですか?」
貴音「こら、千早、またそうやって私を食いしん坊扱いして!」
千早「くすくす、違うんですか? 美味しそうなお料理を見て配るばかりで、私はもうお腹ペコペコなんですけれど」
貴音「……わたくしも、 空腹でないとは申しておりません」
千早「くすくす、ええ、それではそろそろ行きましょうか。美味しいお料理が待っています。……お酌させて下さいね、四条さん」
貴音「なんと」
千早「ふふ。私、こう見えて、上手だって言われるんです」
貴音「……なるほど。スタッフの皆様や、あずさたちの気持ちが少し分かった気がします」
千早「?」
貴音「わたくしも、如月千早のファンの一人なのだと。ふふ、ただそれだけのことですよ」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
今回は大変お待たせしてしまい、本当に申し訳ありませんでした。
次回は来週、もう今週と表現すべきでしょうか、金曜に投稿させていただく予定です。
最近出番の少なかった例の五人の中の一人にスポットを当てた話になります。なると思います。多分。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
いつもコメントありがとうございます。
22:00頃から投稿させていただく予定ですが、もしかしたら多少前後するかもしれません。
お付き合いいただけますと、幸いです。
自分の出番だぞー
○月○日
風邪
こんにちは。如月千早です。
最近、朝晩と冷えることが多くなってきました。
季節の変わり目は体調を崩しやすいので、皆様、どうかお気をつけください。
……というのも、私、風邪をひいて昨日今日とお休みしてしまったのです。
関係者の皆様には大変なご迷惑をおかけしてしまいました。
明日から謝罪とお礼のご挨拶に向かわないとね。
一昨日の朝、目覚めたときから何だか身体に違和感があったのだけれど、元々寝起きに強い方ではないので、あまり気にすることなくお仕事へと向かいました。
でも、お昼ぐらいからどんどん体調が悪くなっていって、顔にも出ていたのでしょう、会う方会う方心配させてしまったみたいです。
連絡を受けて様子を見に来てくれたプロデューサーの顔を見ると、ほっとしたのか何だか身体から力が抜けてしまって、ソファーからなかなか立ち上がれなかったのを覚えています。
その場で二日間の休養を言い渡されて、家まで送って頂きました。
明日一日安静にして、もし熱が下がらないようなら病院に連れて行くから絶対に正直に連絡するように、と何度も念を押されて。
途中コンビニで買って頂いたポカリスエットを飲んで、ベッドに入って、心配してくれるみんなに大丈夫とメッセージを送って。
気がついたら、軽く眠っていたようです。
携帯電話の着信音で目が覚めました。
画面を確認すると、我那覇さんの名前。
お見舞いに行ってもいいか、ということでした。
申し訳なくて最初は遠慮したのだけれど……
以前、我那覇さんが体調を崩した時に私がお見舞いに行ったことがあったのですが、その時のことに触れて、今度は自分の番だ、と言われると強く断ることもできず。
一人で心細いのも事実でしたし、お見舞いに来てもらうことになりました。
我那覇さんは既に家の近くまで来ていたみたいで、到着の連絡まで十分とかかりませんでした。
扉を開けると、見慣れたスーパーの袋を手に持った彼女の姿。
袋から長葱が出ているのが見えて、何だか家庭的な感じです。
ふふ、そうそう、我那覇さんって、765の中でも高槻さんと並んでものすごく家庭的な女の子なんですよ。
お料理はもちろん、掃除、洗濯、編み物まで得意で、たくさんの家族(動物たちのことです)と仲良く一緒に住んでることからも分かる通り、とてもお世話好きな性格をしています。
……書いてて改めて思ったのだけれど、非の打ち所がないわね。
よく半分冗談みたいな感じで「自分カンペキだからなー」と口にする我那覇さんなのだけれど、冗談になってないわよね。
765の仲間内でお嫁さんにしたい人ランキングとかのアンケートを取れば、多分我那覇さんが一位になるんじゃないかしら。
少なくとも私は投票します。
一昨日、昨日と面倒を見てもらって、私はそう決めました。
なんて、ふふ。
でも、そんなことを考えてしまうぐらい、我那覇さんは優しく私のお世話をしてくれて、申し訳ない気持ちもあったのだけれど、それ以上にとっても暖かい気持ちで養生することができました。
特に一昨日の夜作ってくれたお粥の味は忘れられそうにありません。
「お粥だからって飲み込むように食べるんじゃなくて、ちゃんと噛むんだぞ。そうしないと、お腹に負担がかかっちゃうからな」
隣で林檎を切りながら、そう言って、私の食べ方を注意してくれた我那覇さんに母性を感じたのは、きっと当然のことだったのでしょう。
もっと食べたいだなんて言葉にしていないのに、お粥のおかわりも作ってくれましたし。
どうして分かったのかしらね。
おかげ様で、病院のお世話になることもなく、無事元気になりました。
本当は今日もお見舞いにと言ってくれたのだけれど、朝の段階でもう今からお仕事ができそうなぐらい体調が良かったので、さすがに今日は遠慮させてもらいました。
昨日作ってくれた野菜と鶏団子のスープもまだ冷蔵庫に残っていますしね。
一昨日、昨日と傍にいてくれた我那覇さんがいなくて、少し寂しい気がするのは正直な気持ちだけれど、今も携帯電話に届くみんなのメッセージが、寂しさなんてどこかに吹き飛ばしてくれます。
ありがとう、みんな。
体調を崩してこんなことを言うのはとても不謹慎だと分かっているのだけれど。
私、幸せだなって。
そんなことを、思っています。
1.萩原雪歩
千早ちゃん、体調良くなったみたいで本当に良かったです。
私たちアイドルの仲間も、765の従業員の方も、現場のスタッフの方も、ファンの方も、みんなみんな心配してたんだよ。
会う度に千早ちゃんのことを聞かれて、私もちょっと不謹慎だけど、何だか嬉しかったな。
これだけの人が千早ちゃんのことを大切に思ってるんだ、って。
明日が楽しみです。
私も早く千早ちゃんに会いたいな。
2.春香さん
千早ちゃーーーん
心配したよーーーーーー
元気になって良かった!
うー、本当は私がみんなの代表でお見舞いに行きたかったんだけど、スケジュールとか色々な都合で響ちゃんになったんだ
ちょっと悔しいけど、響ちゃんなら適任だからね
悔しいけど!
いいもーん、私は明日千早ちゃんのお世話するんだもーん
3.ミキなのー
千早さんが元気になったの!
あのね、ミキもお見舞いしたかったんだけど、プロデューサーが一人しか行っちゃダメだって
ミキ、おかゆぐらいは作れるようになったんだけど、響には勝てないの…
早く元気な千早さんの顔見せてね
千早さんがいないとミキ寂しいよ
4.名無しの双子姉
復活!
千早お姉ちゃん復活!
医者の娘として真美が千早お姉ちゃんをかんびょーするって言っても、誰も認めてくれなかったんだZE
確かにひびきんは嫁スキル高いよねー。
真美もお嫁さんにするならひびきんがいいかも☆
あ、千早お姉ちゃんは旦那さんでよろよろ→
5.響
ふふん、自分カンペキだからな!
でも正面から褒められるとちょっと恥ずかしいな……
千早にはさ、前自分が風邪引いた時に家に来てもらって、看病してもらって、それがすっごく嬉しかったから、今回は絶対自分が行きたかったんだ。
みんなの代表で、自分ちゃんと看病できたかな?
千早の元気に自分がなれたなら嬉しいぞ。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつも乙です
千早ちゃんが元気になって良かった
響ちゃんの看病は正直うらやましい…
10.名無しさん
響ちゃんいい嫁過ぎるだろ
11.名無しさん
体調崩した時の他人の優しさって本当に嬉しいよね
12.名無しさん
一人暮らしで寝込んだ時の絶望感な
気持ちも落ち込んでいってハンパない
13.名無しさん
やっぱり風邪の時はポカリだよねー
14.名無しさん
ポカリとお粥とすりおろし林檎があれば戦える
15.名無しさん
気温の変化が激しくてなかなか身体が追いつかないわ
16.名無しさん
ちょっと響ちゃんスペック高過ぎね
17.名無しさん
カンペキだから
18.名無しさん
体調管理に人一倍気をつけてそうな千早ちゃんでも風邪引くんだ
俺が風邪引いてるのも仕方ないことなんだ
19.名無しさん
美希ちゃんがおかゆ作れるようになってる!
20.名無しさん
>もっと食べたいだなんて言葉にしていないのに、お粥のおかわりも作ってくれましたし。
多分ものすごく物欲しそうな顔をしてたんだなw
21.名無しさん
そうそう、お粥って噛まないと逆に消化に悪いからね
響ちゃんはいいお母さんになりそうだ
22.名無しさん
千早ちゃんが幸せだと俺も幸せ
23.名無しさん
>袋から長葱
なんだろうなあれ、確かにすごい家庭的な感じがある
24.名無しさん
旦那さんランキングをまこりんとちーちゃんで争うんですね分かります
25.名無しさん
贅沢言わないから風邪引いた時にお見舞いに来てくれる女友達が欲しい
26.名無し
贅沢言うな
27.名無しさん
>25-26
急に笑かしに来るのやめてもらえないすかw
・
・
・
ある日の如月家の光景
千種「もしもし、どうしたの……え、千早が体調を崩したっ!?」バッ
如月父「ああ、スタッフから連絡を受けたプロデューサーがすぐに対応してくれたから心配はいらない。明日明後日と最低でも休ませるそうだ」
千種「ち、千早は、どんな様子で?」アワアワ
如月父「多少熱があるようだが、意識もはっきりしていて、痛みを訴えることもその素振りも無かった、と。まあ恐らく風邪だろう。明日一日休んで、もし熱が引く様子が無いようなら、こちらでかかりつけの病院に連れて行くよ」
千種「それじゃあ、私は千早の家に行って、看病を……」
如月父「いや、止めておいた方がいい。うちのアイドルたちが、誰が千早の世話をするかで盛り上がっているところだ。はは、本当に、優しい子たちだよ」
千種「だけれど……」
如月父「気持ちは分かる。だが、ここは千早の友人に任せておこう。せっかく千早が築き上げた関係なんだ、邪魔をしたくはないだろう?」
千種「……千早も、こんな時ぐらい頼ってくれればいいのに」
如月父「そうさせなかったのは、俺たち……いや、すまん、俺が原因だな」
千種「あなた一人のせいではないわ。私も、あの子に親らしいことなんて何も……」
如月父「……幸い、俺たちにはまだこれからの時間がある。少しずつ、取り戻して行けばいい」
千種「ああ、千早、ちゃんとご飯は食べられるのかしら。繊細なあの子のことだから、食欲が落ちて何も食べられないんじゃ……」
如月父「……」
千種「あなた?」
如月父「あ、ああ、その辺りもうちの子たちがしっかりやってくれるさ」
千種「そうだといいのだけれど……ああ、心配だわ……」ハラハラ
ある日の如月家の光景(2)
千早「おいひい」ハフハフ
響「そうか? 良かった。ちょっと薄めの味付けにしたんだけど、ちゃんと味を感じられるなら治りも早そうだな」ズリズリ
千早「優しい味がするわ」ハフハフ
響「あはは。前に千早が作ってくれたお粥も、優しい味がしたなー」ズリズリ
千早「……あの頃はまだちゃんとお料理の勉強をしてなかったから、きっとイマイチだったと思うわ」ハフハフ
響「そんなことない。自分にとって、今までで一番美味しいお粥だったぞ」ズリズリ
千早「ふふ、ありがとう」ハフハフ
響「よし、すりおろし林檎もできた」
千早「……ぁ(もう食べ終わっちゃった)」ズーン
響「皮に栄養があるからね。皮ごと食べるのがいいんだ」
千早「……」
響「……千早?」
千早「え、ええ、そうね、皮がいいのよね」
響「……お粥のおかわり、いる?」
千早「ええと、その、」モジ
響「千早?」
千早「……はい、お願いします」カァ
響「あはは、風邪引いた時こそ、いっぱい食べて早く治さないとな!」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
千早さんではありませんが、スペック的に響最強なんじゃないかと書きながら改めて思ってみたり。
次回は来週の予定です。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
いつもコメントありがとうございます。
23:00頃より投稿させていただきます。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
運動会
こんにちは。如月千早です。
昨日は事務所対抗大運動会が行われました。
竜宮小町を除いてまだまだ無名だった765プロ、その躍進のきっかけの一つとなった思い出の大会ですね。
連覇中の765プロですが、以前から告知していた通り、今回はシアター組のみんなに出場してもらうことになりました。
私たち先輩アイドルは、みんなの応援と。
休憩中にサプライズゲストとして歌わせていただきました。(本当に飛び込みでびっくりしました)
私たちが競技に出場しないということで、他の事務所から「菊地も我那覇もいない、今年はもらった」などといった声が聞こえてきたのですが……
ふふ、その二人に勝るとも劣らない身体能力を持った子が何人かいると知ったら、一体どんな顔をするのかしらね。
さて。
応援するにあたり、真っ先に私たちが考えたのは、お弁当のことでした。
自分たちが参加する前回までは、さすがに朝お弁当を用意する暇もなくて仕出しのお弁当を食べていたのだけれど。
今回は競技に出ない分、多少時間のゆとりがあります。
シアター組のみんなにお弁当を作って行こうと言い出したのは誰だったかしら。
特に誰ということもなく、自然とそういう流れになっていたような気もします。
以前、お花見をした時と同じように、今回も水瀬さんのお家の厨房をお借りさせていただきました。
あの時よりもずっとたくさんの量を作る必要があるので、前日の夕方、手が空いた子から集まって準備を進めていきます。
唐揚げ用の鶏肉や海老フライの海老の下準備をしたり、おにぎりの具材の用意をしたり、ハンバーグに使う玉ねぎを炒めておいたり。
四条さんの「たいたん」は火まで入れてしまいます。
冷蔵庫で一晩寝かせると更に味が染みるのだとか。
みんなで準備している間に楽しくなっちゃって、予定していなかったものも用意し始めたり。
本当はある程度のところで解散して、翌朝また集合するつもりだったのだけれど、
「朝も早いんだし、みんなうちに泊まっていけばいいじゃない」
という神、いえ、水瀬さんの提案はあまりにも魅力的過ぎて、水瀬さんのご両親も是非にと言ってくださるものだから、昨日は急遽みんなでお泊り会となってしまいました。
みんなでお風呂に入って、一つの部屋にお布団を敷かせてもらって、ふふ、合宿みたいでとても楽しかったわ。
朝起きて、夜更かしで眠い目をこすりこすりみんなでお弁当作り。
前日の用意の甲斐あって、三段の重箱十個が見事に埋まりました。
自分たちでやっておいて何ですが、すごい量を用意したものだなぁと改めて思いましたね。
楽しくて、全然苦ではありませんでしたけれど。
シアター組のみんなの驚いた顔を見れたのも良かったわ。
普段そんな顔を見せない子たちまで唖然としていて、悪戯好きな某双子の気持ちが何だかちょっとだけ分かったかも。
先輩組で顔を見合わせて笑っちゃったりして。
観客席から競技に参加するみんなを応援するのも楽しかったですね。
関係者席とはいっても一般の方もすぐ近くにいらっしゃるし、応援の熱のようなものを正に応援の中で感じられて新鮮でした。
正直なところ、自分で競技に参加している時は、「運動をしているだけで、ファンの皆様に本当に楽しんでもらえてるのだろうか」と疑問に思うことがあったのですが……
応援しているチームのアイドルが勝てば嬉しいのはもちろん、例え負けても一生懸命な姿は微笑ましかったり、時には心打たれることもありました。
765以外でも、仲の良い子や顔見知りの子、気になっている子は応援したくなりますし、大会の中で意外な一面を見ることも。
なるほど。
これは間違いなく楽しいわね。
あれだけたくさんの方が詰め掛けるのも分かる気がします。
大会の結果は、皆様ご存知の通り、見事連覇を果たしました。
頑張ったシアター組のみんなには大きな拍手を送りたいのと共に、これが彼女たちの飛躍のきっかけになることを祈らずにはいられません。
皆様。
どうか私たちの可愛い後輩もよろしくお願いしますね?
1.名無しの双子姉
め→っちゃ盛り上がったNE
観客席から応援するのもたまにはいいもんだ☆
お弁当も、前の時より真美ちゃんとできたし、お泊りも楽しかった!
打ち上げも楽しかったし、最高だったYO
2.ミキなのー
昨日はすっごく楽しかったの!
お弁当も応援も全部全部楽しくて、お昼寝する暇もなかったの
その分今日はお昼寝たくさんしちゃったけど、あはっ
シアターの子たちもこれでお仕事いっぱい来るようになるかな?
早く一緒にお仕事できるようになるといいって思うな
3.春香さん
シアターのみんなすごかったねー
途中から明らかに声援も大きくなってたし、みんなにとっていい大会になったんじゃないかなぁ
お弁当も喜んでもらえて嬉しかった!
驚いてもらえたのも何だか楽しかったー
だって自分たちで作ってて驚いてたからね、えへへ
4.響
うー
応援も楽しかったけど、やっぱり自分も出たかったな。
シアター組にも機会をっていうのは分かってるんだけどね。
いっそ別事務所の助っ人として、て真と話してたらプロデューサーが結構マジで焦ってて面白かったぞ。
引き抜きの話はいくらでもあるんだから冗談でも止めてくれ、だってさ。
ふふん、自分たちが出て行くわけないのになー。
5.萩原雪歩
お弁当作り楽しかったな。
私、やっぱりああやってみんなでお料理するの、すごく好きみたいです。
お料理するのも楽しいし、みんなのお料理を見るのも好き。
シアターのみんな、本当に頑張ってて、私たちも負けてられないよね。
先輩として、いつまでもお手本でありたいって思います。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんたちの弁当と聞いて
9.名無しさん
>6-8
>8ニキの気持ちが分かりすぎる
現地で応援してた俺勝ち組
ちょくちょく千早ちゃんたちスクリーンに抜かれるからこっちも気が抜けなかった
10.名無しさん
新人ちゃんたちの中にもハンパ無いのいて正直笑ったわw
11.名無しさん
そら先輩アイドルが手作りの重箱弁当十個も持ってくれば唖然ともするよね
12.名無しさん
ひびまこ無しとか大丈夫なのかと心配していた昨日までの俺
新たな身体能力お化けが発掘されてほっこり
13.名無しさん
ちょっと765プロ強すぐるでしょう
14.名無しさん
千早ちゃんにお願いされてしまったなら仕方ない
次の劇場見に行くよー
15.名無しさん
あれ本当に飛び込みだったんだ
完全に私服っぽかったからそうじゃないかとは思ってたんだけど
16.名無しさん
重箱十個とか完全に業者の仕事で草
17.名無しさん
アイドルたちのお泊り会…そうか、天国は実在したのか
18.名無しさん
>16
765プロのアイドルはどこへ行こうとしているのか
19.名無しさん
ちーちゃんのお弁当…
よし、俺ちょっと765のアイドルになってくる
20.名無しさん
はいはい
21.名無しさん
ところがどっこい、ファンから本当にアイドルになった子もいてだな
22.名無しさん
ガタッ
23.名無しさん
座ってろw
・
・
・
ある日の765プロの光景
春香「みんなー、お疲れ様ー」
シアター組「「「お疲れ様です」」」
春香「頑張ってるみんなに、じゃじゃーん! 私たちでお弁当を作って来ましたー!」
伊織「よいしょ、と。ふぅ、結構な重さよね。にひひ、私たちの手作りを食べるんだから、あんたたち、分かってるわよね?」
やよい「駄目だよ、伊織ちゃん、そんな言い方したら。みなさん、いーっぱい食べて、お昼からもいーっぱいがんばって下さいね!」
響「やよいは可愛いなー。そうだ、自分たちの分まで、ファイトだぞ!」
真「ボクたちがいないから、なんて言わせないようにね」
雪歩「お茶もありますから。一度リラックスして、もう一勝負です」
真美「えへん。この唐揚げは、真美が作ったんだZE」
美希「おにぎりは美希が監督なの!」
亜美「んっふっふ~、当たりなんて入ってないから、安心したまえ!」
あずさ「亜美ちゃんったら。あの~、本当に変なものは入ってないから、安心して食べてね~?」
貴音「我ながら、まこと良い出来のたいたんにございます」
シアター組「「「……」」」ポカーン
千早「疲れて食欲が無い人用に、さっぱりとサラダうどんも用意しt」
ガタッ
ワワ オチツイテー
千早「ふふ、良かった、喜んでもらえると思ったの。さあ、みんなしっかり食べて、午後からもがんばりましょう」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただきありがとうございました。
先輩する千早たちもいいものだと思います。
次回はできれば来週だけど再来週になっちゃうかも、な感じです。
不明瞭で申し訳ありませんが、お待ちいただけますと幸いです。
それでは、また。
今週投稿できそうに無いのでちょっと小ネタでも。某所より。
#物書きのみんな自分の文体でカップ焼きそばの作り方書こうよ
こんにちは、如月千早です。
突然ですが、今日のお昼はカップ焼きそばを食べました。
何だか無性に食べたくなって、久しぶりにわざわざコンビニで買って来たのです。
……帰ってから思ったのだけれど、出かける前に電気ポットでお湯を沸かして行けば効率が良かったわね。
規定の時間より少し早めにお湯を切るのは、早く食べたくて我慢できないからではないわ、ええ。
ソースを麺に絡めてから、そして、からしマヨネーズをいかに速く細く美しくかけることができるか。
ここがカップ焼きそばの醍醐味と言っても過言ではないと思うのだけれど、どうしてかしら、春香は微妙な顔をしていたわね。
職人さんになったみたいでちょっと楽しいのに。
あ、ちょっと、春香、こら、これは私のよ、取っちゃダメだってば!
お待たせして申し訳ありません。
23:00頃から投稿の予定でごぜーます。
○月○日
ドラマの撮影
こんにちは。如月千早です。
今日はドラマの収録に行って来ました。
萩原さんがメインキャストを務める人気ドラマに、一話限りのゲストキャラとして出演させていただくのです。
ふふ、去年も同じようなことがあった気がしますね。
以前にも触れたことがあると思いますが、萩原さんはお芝居がとても上手です。
最近では、アイドルでありながら、若手女優のトップとして名前が挙がることも珍しくありません。
場を支配する、呑み込んでしまう、そういう凄みが彼女の演技にはある――
とは、以前別のドラマの監督からお聞きした話ですが、今回の現場でもやはりそれを強く感じることが出来ました。
目を閉じて、撮影の開始を待つ萩原さん。
開始の合図と共に目を開いた時、もはやそこにアイドル萩原雪歩の姿は無くて。
全く別の誰かが立っているかのような。
周囲の空気さえ入れ替わったかのような。
まだ何か喋ったわけでもない、特別に動いたわけでもない、それなのに、ただ目線を向けられただけで私は圧倒されてしまって、本来口にしなければならない台詞はいつまで経っても出てきませんでした。
カット、という言葉が聞こえてきて、ようやく現状を思い出した私でしたが、言い訳のしようもなく、ただ申し訳ありませんと謝ろうとして……
突然、演者さん、スタッフさんたちの笑い声が聞こえてきたのです。
そうだよな、そりゃそうなるよな
ごめんね、如月さん、うちの監督性格悪いからさ
ゲストさん毎回固まらせて楽しんでるんだよ。嫌な人だろ
あ、これNG大賞に回すから
どうどう? うちの雪歩ちゃんすごいでしょ
ちょっと待てお前ら俺だけ悪者にするなよ
いやー懐かしい、俺も最初固まったんだ
あんたは今でもたまになるけどね
うるせー
なるほど。
要するに、ここの現場も駄目な大人の集まりだというわけね。
よく分かりました。
嫌いじゃないわ。
あと、萩原さんはうちのですからね。
そんな楽しい現場での撮影だったのですが、個人的に一つ触れておきたいことがあります。
これぐらいのことなら情報を出してもいい、とお許しを頂いたので書いてしまいますが、今回の私の配役のことです。
少し年の離れた妹を持つちょっと過保護な姉。
それが私の演じたキャラクターです。
少し前――それこそ去年萩原さんと共演した時の私なら、きっと受け入れられなかったのではないかと思います。
弟を失った私に、姉としての演技なんてできるわけがない。
そう考えたでしょうし、きっと口にも出していたことでしょう。
だけれど。
今回、プロデューサーはこのお仕事を私に説明するなり
「やれるな?」
と、ただ一言。
それが、私にはどうしようもなく嬉しかった。
かつての如月千早を理解してくれているということ。
今の如月千早を理解してくれているということ。
そして、その上で私を信頼してくれているということ――
肝心の演技が上手くいったのかは、正直あまり自信は無いのだけれど。
監督にも共演した方にも良かったと声をかけていただけたので、最低限のところはこなすことができたのかな、と考えています。
そうそう、妹役を演じた子とも仲良くなれたんです。
妹の気持ちになるですよ!
って、撮影の時以外も、千早おねーさん千早おねーさんと私の相手をしてくれました。
今度遊びにいってもいいでごぜーますか、ですって、ふふ。
いいでごぜーますよ、って答えたら、わーい、ってとっても喜んでくれました。
新しく妹ができたみたいで私も嬉しいですね。
だから……誰とは言わないけど、仲良くしなくちゃ駄目なんだからね?
1.響
雪歩の芝居はちょっと特別だな。
あれ完全に別人っていうか、何か入ってるよね。
妹役の子、自分よく仕事一緒になるんだ。
すこーし変わってるけどとってもいい子だから、自分からもみんなに仲良くして欲しいって思うぞ!
2.名無しの双子姉
そう言われてしまってはしょうがない。
熱烈に歓迎してやるZE
ゆきぴょんはねー、今の真美の目標の一つなのだ!
いつか演技で真美ちゃんすごいって言わせるYO
3.ミキなのー
はいなの!
ミキ、仲良くするのー
プロデューサーは、不思議な人なの
いないところでもミキたちを守ってくれてるって感じ!
だからがんばれるって、雪歩も言ってたよ
4.春香さん
千早ちゃんよく言った!
雪歩はうちのだよ!
どこにもあげないんだから!
千早ちゃんもお芝居上手になってるし、ドラマ楽しみだなー
5.萩原雪歩
うぅ、恥ずかしいです……
でも、嬉しい……
それに、雪歩は私の、だなんて……
はぅ……
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
おはようございます
あの記事からもう一年以上経ったのか
雪歩ちゃんは不動の地位築いた感があるなー
10.名無しさん
千早ちゃんがお姉さんしてる…
とてもいいと思います
11.名無しさん
おーい、雪歩ちゃーん、正気に戻ってー
12.名無しさん
なんて楽しそうな現場なんだ
13.名無しさん
あの、萩原さん、何かが違います…
14.名無しさん
覚えがあるぞ、この光景
15.名無しさん
765のプロデューサーはさすがだな
16.名無しさん
千早ちゃんが姉役とかそれだけで涙不可避
17.名無しさん
雪歩ちゃんは憑依型だよな
響ちゃんの言う通り、完全に何か入ってきてる
18.名無しさん
妹役あの子か!
……てことは、千早ちゃんも俺の娘ってことになるのか、なるほど
19.名無しさん
千早おねーさんは本当にいいお姉さんだね
20.名無しさん
>18
などと供述しており
21.名無しさん
>18
いいから病院行こう? な?
22.名無しさん
なるほど、じゃねーよw
23.名無しさん
病院さんに迷惑かけるのやめーや
・
・
・
ある日の765プロの光景
春香「千早ちゃんのお姉さんの気持ちになるですよ!」
千早「くす、なによそれ」
春香「あの子の真似!」
千早「で? 私の姉の気持ちになってどうするの?」
春香「えーと、それは、そう! さあ、千早ちゃん、存分に私に甘えていいよ!」
千早「……普段の春香とどう違うの?」
春香「えっ!? うーん、えーと、はっ! まさか、私は既に千早ちゃんのお姉さんになっていたということ……」
千早「はいはいそうねそうね」
春香「うぇーん、千早ちゃーん、もっとちゃんと構ってよー」
美希「千早さんの妹になるの!」
千早「え?」
美希「千早お姉ちゃん!」
千早「ええ、どうしたの?」
美希「千早お姉ちゃん!!」
千早「え、ええ」
美希「むー、だから、千早お姉ちゃんなの! 普段と違うの! 美希は今千早お姉ちゃんの妹なの」
千早「ええ、と。おいで、美希?」
美希「わーい」
千早「……今日はどんなお仕事だったの?」
美希「今日はね……」
千早(普段と何か違うのかしら)
響「ねぇねの気持ちになるんだぞ!」
千早「我那覇さん?」
響「今自分は千早のねぇねだからな、自分のことねぇねって呼んで欲しいぞ」
千早「……」
響「ほら、千早遠慮しないで!」
千早「がな……響ねぇね」ボソ
響「!」
千早「響ねぇね」
響「おふっ」
千早「……響ねぇね?」ウワメヅカイ
響「だ、ダメだ、これは自分には刺激が強過ぎるぞ……」
千早「響ねぇね? どうしたでごぜーますか、響ねぇね、千早のこと嫌いになりやがったですか?」
響「う、うがー、勘弁してくれー!」ウガー
千早「……ふふふ、妹の気持ちになるですよ、なんてね」
真美「千早お姉ちゃんの気持ちになるんだYO」
千早「……へ?」
真美「んっふっふ~。あーあー、こほん」
千早(お得意のモノマネ?)
真美「あら、おはよう、真美」
千早(似てる……のかしら? 外から聞く自分の声ってよく分からないわね)
真美「ふふ、真美は今日も可愛いわね」
千早(!?)
真美「あおいーとりーもししあわせー♪」
千早(突然歌いだした!?)
真美「そういえばお腹が空いたわね、真美、一緒に何か食べに行く?」
千早(……これはひどい)
真美「……」
千早「真美?」
真美「……はい」
千早「ご飯に行きたいなら、素直にそう言えばいいのに」クス
真美「……うー」
千早「ふふ、それじゃ、行きましょう?」
真美「いいの? やったー!」
雪歩「お疲れ様、千早ちゃん」
千早「萩原さん」
雪歩「ふふ、今日は大変だったね」
千早「もう、見てたなら助けてくれてもいいのに……」
雪歩「ごめんね。でも、千早ちゃんも楽しそうだったし」
千早「……まぁ、退屈はしなかったかしら」
雪歩「ふふ、それじゃあ、私は何の気持ちになろうかなぁ」
千早「……何となくそんな気はしてたわ」
雪歩「うーん、あ、そうだ。ちょっと待っててね」トコトコ
雪歩「……はい、お待たせ」コト
千早「お茶?」
雪歩「あのね、千早ちゃんとお話してたら、お茶の気持ちになっちゃったから。千早ちゃんも、良かったらどうかな?」
千早「お茶の気持ちになったですよ?」
雪歩「お茶の気持ちになったですよ」
千早「くすくす」
雪歩「ふふふ」
春香(おのれ、雪歩め……)
美希(むー、雪歩ずるいの……)
響(なるほど、そういう手があったんだな……)
真美(ゆきぴょんにオイシイとこ持ってかれた感じ、ぐぬぬ……)
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
いやーまたオリキャラが出てきてしまったなー(棒読み
次回は来週に投稿できたらいいなーと思ってます。
今のところ特に話の予定は無いので、頂いたコメントを参考にするかもしれません。しないかもしれません。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
いつも楽しいコメントありがとうございます。
>694
人間なのでもちろん怒ることもありますが、昔に比べて大分沸点が上がったのと、
そもそも今作中では千早さんに笑ってて欲しいので、キレたり何だりという話を取り上げることは多分無いと思います。多分。
21:00頃から投稿させていただきます。
蒼に…染まれ…
○月○日
ラジオ公開生放送
こんにちは。如月千早です。
今日は、あずささんと私のラジオ番組の、公開生放送が行われました。
たくさんの方にお越しいただき、お陰様でとても楽しい時間を過ごすことができました。
もしかすると、今ここをご覧の皆様の中にも、会場でお会いした方がいらっしゃるかもしれませんね。
このラジオ番組は、あずささんと私がリスナーの皆様から頂いたお手紙を読んでお喋りをしたり、リクエスト頂いた曲を歌ったり、特にリクエストされていない曲を歌ったり、そもそも予定に無かった曲を突然歌ったり、リスナーの方から頂いた文章をアドリブで歌にしてみたり、カラオケの採点で勝負したり、私が勝てば美味しいものが、あずささんが勝てば美味しいお酒が出てきたりする、いたって普通のラジオ番組です。
ゲストの方をお招きして、歌って欲しい曲を歌ってもらったり、企画に巻き込んだりもしちゃったり。
今日も、何度かゲストに来てくれた某蒼いRさんをお呼びしての公開放送でした。
ふふ、会場にお越しいただいた方、そうでなくとも放送を視聴して下さった方はお気づきになったかもしれませんが……
Rさん、緊張でガチガチでした。
それはもう、ガチガチでした。
幾度かアイドルとしてのライブを経験している彼女ですが、他所のラジオの公開生放送で、二人とも別の事務所の年上で、しかも片方は「女王」三浦あずさですからね。
気持ちはとても分かる気がします。
私だって、765プロに所属していなければ、こんなに気安くあずささんとお喋りできるとは思わないわ。
でも面白いもので、会場の声援を一番浴びていたのは、何を隠そう、そのRさんでした。
普段はクールでしっかりとした印象の彼女が、何でもない言葉を噛んでしまったり、顔にはあまり出ないのだけれど耳が赤くなっていたり、という姿はとても可愛らしいものでしたし。
出だしこそ硬さがあったものの、歌い始めればどんどんその世界に入って行く様子は、なるほど、さすがは歌を高く評価されるアイドルだと納得させられるものでした。
……だけれど、それより何より、あずささんと私の賞賛に、「ひゃぅ!」と普段聞かないような声を上げた彼女を忘れられそうにありませんね、ふふ。
ゲストを迎えて一時間の生放送。
実は話がかなり盛り上がってしまい、実際に生放送された一時間の後にも、おしゃべりと突発的な歌とで三十分程会場の皆様にはお付き合いいただきました。
枠の関係でどうしても放送することはできなかったのですが、撮影は行われているとのことですので、後日発売されるラジオCDのおまけとして収録される……予定です。
会場にお越しになった皆様には恐らくご理解いただけると思いますが、なかなか面白い話に面白い歌となっています。
即興でよくあれだけのものを、と自分たちでも感心したものです。
いえ、咄嗟にあのメインのメロディーを紡いだあずささんがちょっと素敵過ぎたのだけれど。
でも、そもそもRさんの入りが……
と、あまりここでネタ晴らししても面白くありませんね。
続きは是非ラジオCDを買っていただいてから、ということで。
どうぞよろしくお願いします。
ふふ、最近ちゃんと販促もできるようになった如月千早です。
……なんてね。
1.ミキなのー
会場には行けなかったけど、ミキも生放送見てたの!
ファンのみんなもいい雰囲気だったし、千早さんたちもすっごく楽しそうだったって思うな!
うー、でも生放送の後のことが気になるの…
CDはいつ出るの?
早く見たいのー
2.萩原雪歩
ふふ、Rちゃん可愛かったね。
それに、その様子を見守る千早ちゃんとあずささんも素敵でした。
千早ちゃん気づいてたかな?
とっても優しい顔をしてたよ。
3.響
関係者席にいた自分は勝ち組。
いやーしかし相変わらず千早とあずささんは歌上手いよなー。
こういう言い方は千早嫌がるかもしれないけど、元々持ってるセンスが違う気がする。
自分も歌には自信ある方だけど、ああ咄嗟にメロディーが出てくるかってなると、うーん……
その辺、蒼のあいつも感覚持ってるんだろうな。
ちょっと羨ましいぞ。
4.春香さん
会場も生放送も無理でした…
春香さん一生の不覚!
タイムシフトで二回見たんだけど、やっぱり生で観たかったなー
今度こういうイベントある時は、三ヶ月ぐらい前に教えてもらえるとばっちりスケジュール調整できるんだけど…
なんて、さすがに無理だよね、えへへ
5.名無しの双子姉
ひびきんゆきぴょんと一緒にカンケー者席で見てたよん☆
トーク苦手だったあの千早お姉ちゃんが、あんなに楽しそうにファンのにーちゃんねーちゃんの前でお喋りしてるなんて……
真美は感動した!
何度もランニューしようとしたのは秘密だZE
6.名無しさん
千早ちゃんの生歌げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつもお疲れ様……>6ニキが会場に!
挨拶もできずに申し訳ありませんでした!
10.名無しさん
相変わらず千早ちゃんのなんてねが威力高い
11.名無しさん
少なくとも>6と>9は会場にいたのか、さすがだ
12.名無しさん
まさか抽選当たらなかった雑魚おる?ww
はい、私のことです
13.名無しさん
蒼さん可愛いよ蒼さん
14.名無しさん
>あずささんが勝てば美味しいお酒が出てきたりする、いたって普通のラジオ番組です。
普通とはいったい…
15.名無しさん
>12
ぐぬぬ
16.名無しさん
蒼さんが緊張してたのはあずささんよりむしろ…
17.名無しさん
千早ちゃんの販促は反則やでぇ
18.蒼を継ぐ者
今日は本当にありがとうございました。
如月先輩と三浦先輩、尊敬する御二方とご一緒させていただいて、とても嬉しかったですし、また勉強になりました。
御二方とご一緒に歌わせていただくと、自分の「歌」が高みへと引っ張られていくような、そんな感覚を覚えます。
次の機会には、更に成長した私を見ていただけるよう、努力を重ねていきたいと思います。
どうかよろしくお願いいたします。
19.名無しさん
出たぞー
20.名無しさん
囲め囲めー
21.名無しさん
慣れない敬語で一生懸命な蒼さんかわいい
22.あずさです
千早ちゃん、今日はとっても楽しかったわね。
ゲストに来てくれたRちゃんとも、今日一日でもっと仲良くなれて嬉しかったわ~
うふふ、若い子ってすごいわ。
歌いながら、どんどん成長して行くんですもの。
あ、でもね、それは、私や千早ちゃんが若くないってことじゃなくてね、その……千早ちゃんなら、私の言いたいこと、分かってもらえるわよね?
23.名無しさん
こっちも出たぞー
24.名無しさん
わーわー
25.名無しさん
合戦じゃー
26.名無しさん
相変わらずお前ら楽しそうだなww
27.名無しさん
一体何と戦ってるんだ
28.名無しさん
己自身…かな
29.名無しさん
己自身…かな?
30.名無しさん
己自身…かな
31.名無しさん
こんなん笑うわww
32.名無しさん
だからその適当かつ蒼さんチックな答えやめれww
・
・
・
ある日の765プロの光景
春香「ちーはーやーちゃん!」
千早「春香?」
春香「昨日はお疲れ様! それで、あのね、その」
千早「? どうしたの?」
春香「……会場に行けなくて、生放送も見れなくて、ごめんね」
千早「ふふっ、何よ春香、そんなの、謝ることじゃないでしょう?」
春香「だって、みんなちゃんと見てるのに、私だけ……」
千早「もう。春香は気にし過ぎよ」
春香「うー、だってー」
千早「……そうね、じゃあ次の時には春香をゲストに呼んでもらうように、お願いしてみるから」
春香「え?」
千早「そうすれば、今度は一緒の時間を過ごせるでしょう?」
春香「ち、千早ちゃーん!! うわーん、愛してるよぅ!!」
千早「はいはい」
真美「すかさずここで真美登場! ゲストと聞いて!」
美希「ミキも! ミキもゲストに呼んで欲しいの!」
響「自分参上! 自分も行きたいぞ!」
雪歩「あの、良かったら、私も……」
千早「くす、困ったわ。これじゃあ、ゲストの方が多くなっちゃうわね」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は再来週の予定です。
ミリオンで現在ドラマシアターコンテストというものが行われておりまして、それの入選作には声がつくとのことでして。
千早さんが喋ってくれるとなると、ちょっと狙わずにはいられません。
こちらを楽しみにしていただいている方には申し訳ありませんが、少しお待ちいただけますと幸いです。
それでは、また。
大変お待たせしてしまい申し訳ありません。
今回は金曜に投稿させていただく予定です。
例の五人の内の一人が絡んでくるお話です。
お待ちいただけますと、幸いです。
>>722については、触れてくれた方がいらっしゃるように、そういうネタのつもりだったり。
ドラマシアターコンテストは、無事五作投稿致しました。
それなりに頑張ったつもりなので、どれか一つぐらい選考通るやろ…(震え声
僕の千早ちゃんに声が付きますように…
20:30頃より投稿させていただきます。
お付き合いいただけますと、幸いです。
○月○日
真美とこたつの日
こんにちは。如月千早です。
寒い日が続く中、我が家もとうとう最終兵器を投入することにしました。
そうです、こたつの出番です!
元々出不精の私が更に外に出なくなるという危険な兵器なのですが……って、同じようなことを去年も書いた気がするわね。
今年はそもそも引きこもりでも問題無い、という簡単な結論に辿り着いたので、去年のようにギリギリまで我慢することもありません。
この記念すべき日、今回は真美が同席してくれることに。
そろそろこたつを出そうか、という話をしていた時に、お手伝いを申し出てくれたのです。
一人でも十分可能な作業ではありますが、二人なら随分楽になりますし、こたつデビューの日を誰かと共に迎えられるのは幸せなことではないでしょうか。
手土産を持って昼過ぎにやってきた真美。
中身がみかんとは、さすが真美は分かっているわね。
真美が来るまでに簡単に部屋の掃除は終わらせていたので、早々にこたつの設置へと取り掛かります。
カーペットを干しておいた冬用の物と取り替えて、そこに二人でこたつを運んで来ます。
この時とても大事なのが、こたつを置く角度です。
四辺のどこからでもきちんとテレビが見られるように、慎重に設置しなければいけません。
……そんなことを心配するなんて、ふふ、昔の私が見ていたら驚くことでしょうね。
カーペットと同じく朝から干しておいたこたつ布団を掛けて、天板を置いて、さあ、完成です!
何となく真美とハイタッチしてみたり。
真美が持って来てくれたみかんをこたつの上に置いて、萩原さんから貰ったお茶を淹れて、テレビをつけて、準備は万端。
千早お姉ちゃんからどうぞ、という真美の言葉に甘えて、私の方からこたつの中に収まります。
はぁー、とため息が自然と出てしまうのは、仕方ないことよね、ええ。
続いて入って来た真美も、ふぁー、と蕩けていたから、これは多分誰もが経験することなのだと思います。
ぼんやりとテレビを眺めていたり、中身の無い会話をしたり、こたつに伏せてうとうとしたり。
特に何をする、ということも無かったのですが、気が付いたらもうこんな時間です。
真美は退屈じゃなかったかしら、と少し心配だったのですが、退屈だったら退屈って言ってるよー、とのこと。
確かにそうよね。
真美も亜美もそういう所で変な我慢はしない素直な子ですからね。
さて、もう夕食のことを考えなければいけない時間なのだけれど。
真美はどうするのか聞いてみたところ、今日は夕食要らないとお母様に伝えて来たらしく。
加えて、お泊りの準備もして来たらしく。
……まったく、困った子です。
しょうがないので、今からこき使ってやることにします。
ほら、まずは買い物に行くわよ。
食べたい物を考えて、真美も作るのを手伝うこと。
いいわね?
1.名無しの双子姉
はーい☆
真美、シチューが食べたいYO
あと、さっきテレビでやってた鮭のホイル焼き?も作ってみたい!
2.春香さん
ぐぬぬ…
どうして今私は遠征中なんだろ…
いや、お仕事だからありがたいことなんだけど、うー、私も一緒にいたかったよー
千早ちゃーん、帰って来たら、私もこたつ入らせてね!
絶対だよ!
3.ミキなのー
うー、真美うらやましいの…
ミキも千早さんちのこたつ入りたいのー
ミーキはこーたつーでまーるくーなるーよ!
…千早さん、今年もお世話してくれる?
4.萩原雪歩
ふふ、真美ちゃんも千早ちゃんも幸せそうで、何だか私まで幸せな気分。
二人でどんな料理を作ったのか、良かったら後で教えてね。
私も、早く千早ちゃんのお家のおこた入りたいなぁ。
またみんなで集まって、わいわいだらだらしたいです。
5.響
おー、千早こたつ出したんだな!
これは自分も近い内に堪能しに行かないと。
ていうか、真美はここで返事するなよ。
直接千早に言えばいいだろー。
それともなんだ、間接的に自慢してるのか、このやろー。
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんがこたつを出したと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつもお疲れ様で……その変化は読めていたわ!
去年のこたつの記事から、もう一年近く経つのか
この前の雪歩ちゃんの時も思ったことだけど、あっという間だなー
10.名無しさん
相変わらず雪歩ちゃんのおこたが可愛い
11.名無しさん
響ちゃんの言う通り、わざわざここで会話せんでもw
いや、俺らは見てて楽しいからもっとやって欲しいけどさ
12.名無しさん
これは巧妙なこたつのステマ
13.名無しさん
千早ちゃんの家にアイドル集合待ったなし
14.名無しさん
去年の記事にあてられてこたつを買った俺に隙は無かった
15.名無しさん
千早ちゃん丸くなったよな、ほんと
16.名無しさん
ミキちゃんちょっと可愛すぎひん?
17.名無しさん
今日シチューと鮭のホイル焼きを食べれば実質千早ちゃんと双子姉さんと一緒に食べてることになるのか
18.名無しさん
!?
19.名無しさん
その発想はなかっ…いや、本当にねーよw
20.名無しさん
天才なのか変態なのか
21.名無しさん
変態です
22.名無しさん
きてー、病院早くきてー
23.名無しさん
千早ちゃんすごく優しい目で真美ちゃんのこと見てそう
24.名無しさん
こたつ…それは悪魔の発明…
25.名無しさん
ひゅるひゅると外の木枯らしが聞こえる中こたつから出たもこもこの上半身をださいださいと笑い合いながらたまに足と足が触れてそこから攻撃合戦をしたいだけの人生だった
26.名無しさん
やめれ
やめれ
27.名無しさん
だからお前はどうしてそう俺の中の柔らかい部分を責め立てるのか
28.名無しさん
あ、それ経験あるわ
男友達と
29.名無しさん
そ、そうすか
30.名無しさん
>28がおなごである可能性
31.名無しさん
無いと思います
・
・
・
ある日の如月家の光景
真美「ふぃー、食べたー。余は満足じゃー」
千早「ふふ、パンも全部食べちゃったわね」
真美「シチューにフランスパンは相性良すぎだよー」
千早「ホイル焼きはちょっと難しかったわね」
真美「焼き加減がねー。色々いっぱい入れすぎたのが原因だと思うけどさ」
千早「そうね。普通は一人分ずつ包むものみたいだから」
真美「でも、おっきい方が楽しいじゃん?」
千早「否定はしないわ」
真美「今度はもっともっとおっきいの作って、みんなで突っつこうよ」
千早「くす、いいわね、楽しそう」
真美「あ、でもでも、真美、チーズフォンデュってのもやってみたい!」
千早「いきなりね。チーズフォンデュ……食べたことはないのだけれど、私も興味はあるわ」
真美「なんか如何にも女子って感じだよね」
千早「ええ、確かにそういうイメージがあるわね」
真美「うむす。アイドルたるもの、一度はチーズフォンデュを食す必要があるのである!」
千早「ふふ。それじゃあ、やり方を調べておかないと」
真美「いえーい! みんなに連絡入れとくねー」
千早「まだ何も決めてないのに、気が早いんじゃない?」
真美「いいのいいの、こーゆー楽しいのは、みんなできょーゆーしないと!」
千早「……そうね。ふふ、みんなでわいわい計画を立てて行きましょうか」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回は多分きっと恐らく来週投稿できるかと思います。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
いつもコメントありがとうございます。
ごめんなさい、急遽休日が無くなってしまったので、今週の投稿は難しそうです…
お待ちいただいている皆様には申し訳ないのですが、もう1週お待ちいただけますと幸いです…
お待たせして申し訳ありません。
21:00頃から投稿できそうです。
お付き合いいただけますと幸いです。
11月○日
舞台稽古
こんにちは。如月千早です。
今日は来月行われる765全体ライブの舞台稽古の日でした。
これまでも一人一人レッスンは重ねていましたが、アイドルみんなが集まるのは今日が始めてのこと。
今まで出来なかった全体の進行の確認や調整、多人数で歌う曲の合わせなどが行われました。
とはいえ、本番までまだ時間のあるこの時期なので、あまり緊迫したものでもありません。
所々冗談も飛び交う穏やかな空気の中、わいわいと稽古が進められていったのですが……
後半、私のソロ曲のパートで、サプライズというのでしょうか、今まで私には知らされていなかった演出が突然行われまして。
驚いて周囲に目をやると、アイドルもスタッフさんたちもみんな笑顔でこちらを見ているものですから、なるほど、知らなかったのは私だけだったのね。
別にわざわざ隠すことでもあるまいし、やることが子供染みているというか、なんというか。
まぁ、私にとってとても嬉しい演出だったのは間違いないのだけれど。
具体的なことは残念ながらまだ皆様に公表できないのですが、どうかライブ本番を楽しみにして頂けたら、と思います。
ヒントは……私の夢だったことの一つ、です。(ここまでは書いてもいいとプロデューサーに確認してあります)
ライブまで後一月。
日毎に寒さも厳しくなり、特に朝晩の冷え込みが身に沁みる時期になっています。
皆様、体調の管理をしっかりと、どうぞお身体を大切になさってください。
元気な皆様と、もちろん元気な如月千早で、お会い出来ることを楽しみにしています。
さて。
実は今日我が家にお客さんが来ていて、さっきまで後ろから覗きこんでいたりしました。
真面目な文章を書いているところも見せたし、そろそろ夕食、お鍋の準備を手伝おうかしら。
……と思ったのだけれど、どうやらもう終わるみたいです。
座ってるだけでお料理が出てくるというのも、たまにはいいわね。
さあ、こたつでお鍋、と至福の時間。
如月千早、行って参ります!
1.春香さん
秘密にしててごめんねー
でも千早ちゃんすごく嬉しそうで、私も嬉しかった!
ライブ本当に楽しみだね!
千早ちゃんの歌に感動して泣いちゃわないようにしないと
なんてね、えへへ
2.萩原雪歩
ふふ、驚いてきょろきょろしてる千早ちゃん可愛かったな。
それでもすぐに歌いだしたのは流石だと思いました。
今日の舞台稽古、何だかお祭りみたいだったね。
私たちもスタッフさんたちもみんな忙しくてなかなか集まれないから、みんなが揃って楽しかったし、嬉しかったです。
3.響
自分はサプライズなんてしないで普通にやればいいって言ったんだぞーほんとだぞー
でも千早、夢だったこと、一つ叶って良かったな。
ここからまたレッスンを重ねて、本番がどうなっちゃうのか今から楽しみだぞ。
それにしてもこたつで鍋とかいいな。
今から行っちゃおうかな……いや、冗談だけどな。
4.ミキなのー
良かったね、千早さん
あんなに嬉しそうに歌う千早さん、久しぶりに見たかも!
ミキもあんな風に歌ってみたいって思うな
千早さんに負けないように、ミキももうちょっとがんばってみるの!
5.名無しの双子姉
あそこまで大掛かりなイタズラを今まで隠し通したにーちゃんたちはスゴイといわざるを得ない……
さすがは真美たちとの付き合いが長いだけのことはあるZE
真美もライブで何かやりたいなー。
ファンのにーちゃんねーちゃんをあっ!て言わせたいんだよね。
何がいっかなー、亜美とそーだんしよーっと☆
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつも通りで安心した
ライブとうとう来月か
年の終わりを765のアイドルたちと過ごせるのは幸せだな
10.名無しさん
あれ、お客さんって上の五人じゃないんだ
また律っちゃんあたり連れ込んだ?
11.名無しさん
なおチケットは無い模様
いいんだ…俺にはライブビューイングがあるんだ…
12.名無しさん
もしかしてシアター組来るー?
13.名無しさん
>11
おまおれ
14.名無しさん
奇遇だな
俺も今日は一人鍋だ
15.名無しさん
>14
泣いてもいいのよ
16.名無しさん
いつものアニキたちはチケット取れたのかな
羨ましい…
17.名無しさん
え、一人鍋とか普通じゃね?
18.名無しさん
チケット爆死の俺氏
隣県まで泊りがけでライブビューイング遠征の予定
19.名無しさん
>6-9は関係者説まであるからな
例えそうでなくてもチケット確保してそうだけどw
20.名無しさん
千早ちゃんの夢の一つ
お嫁さんだな!(錯乱)
21.名無しさん
最近飯テロ多くて困る
白菜もっと安くなんねーかなー
22.名無しさん
サプライズだったって演出気になるな
ま、本番まで楽しみにしてよう
23.名無しさん
千早ちゃんが俺の心配してくれた!
これは好き合ってるといってもいいのでは
24.名無しさん
いいえ
25.名無しさん
>22の余裕が憎らしい
近場にlv会場あるから恵まれてる方だとは思うけど
26.名無しさん
>23
いいえ
27.名無しさん
>23
いいえ
28.名無しさん
>23
いいえ
29.名無しさん
怒涛のいいえで草生える
30.名無しさん
貴重な千早ちゃんの!がそこで安心した
31.名無しさん
それな
32.名無しさん
今日も元気なちーちゃんで俺が幸せ
・
・
・
ある日の舞台裏の光景
社長「……ここにいたか」
如月父「……社長」
社長「さて、如月君」
如月父「はい」
社長「……ここから見る光景はどうかね?」
如月父「……そうですね。まるで……まるで、遠い世界のことのようです。夢でも見ているのかと、今でも感じています」
社長「ふむ。君にとって初めてとなる大規模ライブだ。そう感じるのも仕方の無いことだろう」
社長「だが、それを作り出す工程に、確かに君は関わって来たのだ。そして、これから本番まで、いや、演者たちにとっての本番が終わった後も、関わり続けて行く」
如月父「……はい」
社長「怖いかね?」
如月父「……はい。私の身には余り過ぎるように思います」
社長「正直でよろしい。だが、もう止まることは許されない。そのことも、分かっているね?」
如月父「ええ、それは、もちろん」
如月父「今更逃げようなどとは考えていません。もう私は逃げないと決めた。……ただ、どうやら、まだ実感が追いついていないようなのです」
社長「なるほど。ならば話は簡単だ」
如月父「簡単、とは?」
社長「立場上仕方の無いことだが、君は少しばかり視野が広過ぎる。たまには、もっと小さなものの見方をしても良いのだよ」
如月父「……と、仰いますと」
社長「今、舞台を見る君の目には何が映っている?」
如月父「? それはもちろん、全体ライブの舞台稽古の様子です」
社長「ふむ。もっとシンプルに行こうか。では、今歌っているのは?」
如月父「……千早です」
社長「彼女はどんな表情をしている?」
如月父「とても、嬉しそうな顔に見えます」
社長「それはどうしてかね?」
如月父「千早の願いが叶ったからではないでしょうか」
社長「それを企画したのは誰だったかな?」
如月父「プロデューサーです」
社長「では、実現のために実際に指揮を取ったのは?」
如月父「……私です」
社長「ならば、如月君のあの笑顔は、君によってもたらされたものだ。もちろん、君以外にもたくさんの人間が関わっているわけだが……」
社長「分かるかね? 君の行いが、今、確実に舞台の一欠片となっていることが」
如月父「……はい」
社長「どれだけ規模の大きなイベントであろうと、結局は、そういったものの積み重ねに過ぎない。自分の関わった一つ一つを思えば、目の前の光景が、決して別の世界のことでも、ましてや夢などではないと自覚することができるだろう」
如月「はい」
社長「さて、もう一度聞こう」
社長「ここから見る光景はどうかね?」
如月父「……この場にいる全員が、それぞれの役割を果たしながら、楽しんでいる。素晴らしい光景です」
社長「ふむ。……君もちゃんと楽しんでいるかな?」
如月父「ふふ、社長。私は、『全員』と申し上げました」
社長「はは! そうだったな、これは失礼した。それでは、今しばらく、私も楽しませてもらうとしよう」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
千早に幸せの限りを尽くしてやるために始めた今作。
幸せの限り、というにはまだまだ足りない所ですが、そろそろ一区切りとさせていただこうと思います。
お話としては後数回。早ければ三次元の今年中、遅くとも1月には終着点に辿り着く予定です。
それまで、もうしばらくお付き合いいただけますと、幸いです。
それでは、また。
いつもコメントありがとうございます。
皆様のお陰でここまで続けて来られました。
遅くなりましたが24時頃から投稿出来そうです。
お付き合いいただけますと、幸いです。
12月○日
写真
こんにちは。如月千早です。
いよいよ12月が始まり、今年も残すところあと一月を切りました。
あけましておめでとうございます、とこの場で挨拶をしたのがおよそ一年前だなんて、ちょっと信じられません。
それだけ毎日が充実していた、ということなのかもしれませんね。
その証拠というわけでもないのですが……。
私の新しい趣味となった写真も、この一年でかなりの数となりました。
今日は、お休みが重なって我が家のこたつに引き寄せられた子たちと、それらの写真を見返しながらだらだらと過ごすことに。
本当は集合した後にどこかに遊びに行く予定だったのだけれど、話の流れで何となくアルバムを開いたら、そのまま止まらなくなってしまって。
こたつの力も相まって、気が付けばお昼さえデリバリーをお願いしてしまうという、実にぐうたらな休日ができあがりました。
前述の通りかなりの数の写真があるのだけれど、自分の撮ったものはだいたいその時のことを覚えているのだから、人間の記憶力とは侮れないものです。
逆に誰かに撮ってもらった写真の方が記憶が曖昧だったりして、何だかちょっと面白かったり。
そんな時でも、みんなと話していると次々と思い出すことは増えていくものだから、いつまで経っても私たちのお喋りが尽きることはありませんでした。
そうやって改めて振り返ってみると、この一年、本当に色々なことがあったものだとつくづく実感します。
そしてそのほとんどの思い出が、誰かの笑顔と共に今も形として残っているということ。
とても嬉しくて、幸せなことです。
その幸せをこれからも積み重ねて、如月千早という人をもっともっと好きになってあげたい。
そんなことを、今、思っています。
1.萩原雪歩
ふふ、こんなにゆっくりしたのは久しぶりでした。
たまにはこういうお休みもいいなぁ。
みんなの写真を見ながらのんびりお喋りできて、たくさん元気を補充できた気がします。
ライブまであと少し。
がんばろうね、千早ちゃん。
2.ミキなのー
今日はすっごく幸せだったな!
ミキ、今日みたいにあったかいこたつの中でみんなから甘やかされて生きてくの…
でも千早さんにミキのキラキラしてるところ見たいって言われたから、もうちょっとがんばるの…
千早さん、ライブ終わったらまたお世話になってもいい?
3.名無しの双子姉
びっくりするぐらい何もしない一日だったねー。
まさかあのはるるんがデリバリー取ろうなんて言うとは思わなかったZE
やはりKOTATSUには恐るべき力があるのだ……。
もういっそあのままお泊りしちゃいたかったけど、それはまた次の楽しみってことでよろん☆
4.響
こたつに入っちゃうとなー、もうふにゃーってなっちゃうよね。
このままここに住むとか言い出す美希の気持ちも正直分かるぞ。
それにしても本当にたくさんの写真があったな。
その一枚一枚思い出を話す千早が楽しそうで、何だか自分嬉しかったんだ。
これからもいっぱい自分たちと思い出を残して行こうな!
5.春香さん
千早ちゃーん!
今日は楽しかったね!
あのね、千早ちゃんの撮る写真がみーんな笑顔ばっかりなのは、写真を撮ってる千早ちゃんのこと、みーんな大好きだからなんだよ!
なんて、根拠は無いけど私そう思うんだ、えへへ…
千早ちゃんが、千早ちゃんのこともっと好きになってくれたら、私もすっごく嬉しいな
そしたら私も負けないようにもっともっと千早ちゃんのこと好きになるからね!
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつもお疲れ様です
千早ちゃんの新しい趣味がしっかり根付いてるようで嬉しい
自分も写真始めてみるかな
10.名無しさん
天国はここにあったのか
11.名無しさん
撮られるより撮った方が覚えてるってあるあるだなー
12.名無しさん
そのアルバムを言い値で買おうじゃないか
13.名無しさん
俺も美希ちゃんを存分に甘やかしたい
14.名無しさん
>12
人の思い出に値段は付けられない
分かるね?
15.名無しさん
やだ、イケメン…
16.名無しさん
趣味でカメラかじってる俺参上
春香ちゃんの言う通り、本当にいい笑顔って撮る側と撮られる側の信頼が無いと生まれないものなんだよ
だから家族の写真には素敵なものが多いんだと思う
17.名無しさん
>16
ガッちゃ○乙
18.名無しさん
違う、そうじゃない
19.名無しさん
くそ、こんなのでww
20.名無しさん
前も見たぞこの流れw
21.名無しさん
春香さんが天使過ぎて辛い
てかみんな天使過ぎて辛い
22.名無しさん
>如月千早という人をもっともっと好きになってあげたい。
涙不可避
23.名無しさん
それな、マジで
24.名無しさん
昔から千早ちゃん追ってるから余計胸に来るものがある
25.名無しさん
※このコメントは削除されました
26.名無しさん
おまww
空気読めww
27.名無しさん
これは削除やろな
28.名無しさん
さすがの仕事の早さに感心する
・
・
・
ある日の如月家の光景
春香「あ、これ懐かしい! 確か福岡のイベントの時の……」
響「あー、あったあった。雪降って、すごく寒かったんだよなー」
真美「南に来たのにどーして寒くなってるのー! って、ミキミキが騒いでたねー」
美希「だってあれは仕方ないの。九州はもっとあったかくないとウソって思うな!」
雪歩「ふふ、でもその分、夜に食べたもつ鍋はあったかくて美味しかったね」
千早「ええ、もつは勿論なのだけれど、旨味を吸ったキャベツがとにかく美味しくて、あれならいくらでも食べられる気がするわ」
響「自分でも作りたいと思ったんだけど、こっちだとなかなかもつって売ってないんだよね」
千早「そうなの。もつ鍋のスープは置いてあるのに、肝心のもつが売られていないのはちょっと納得がいかないわ」
雪歩「うーん、お肉屋さんとかに行けば扱ってるのかな?」
春香「どうなんだろ……って、美希、その写真は!」
美希「……春香って、寝てる時はけっこー色っぽいの」
真美「え、真美も見たい見たい! ……うわ、ホントだ、はるるん寝てるとせくしーじゃん! 寝てると!」
春香「よーし戦争の始まりだー」
千早「くすくす。でももう一年近く前のことなのよね。あっという間だった気もするし、逆にずっと前みたいな感じもあるかしら」
響「今年も自分たちみんな忙しかったからね。特に、千早は色々とあっただろうし」
雪歩「そうだね。千早ちゃんがご家族と仲直り出来て、本当に良かった」
美希「千早さんのお母さんの写真もあるの!」
真美「流石は千早お姉ちゃんのお母さん、美人さんだ!」
春香「……でもまだちょっと表情が硬いのかな?」
千早「ふふ、誰かさんと似て、カメラを向けられると顔に力が入っちゃうみたい」
響「あはは、そこは今後の努力次第だと思うぞ。撮る方も、撮られる方もな」
千早「ええ、来年はここにお母さんとお父さんの写真をもっと増やしたいわね」
春香「私たちの写真も!」
真美「はいはーい、真美、千早お姉ちゃんの写真ももっと撮ったげるかんね!」
美希「ミキも! ミキも千早さんの写真いっぱい撮りたいし、いっぱい撮って欲しいの!」
雪歩「ふふふ、今でもこんなにたくさんあるのに、来年はもっとすごいことになりそう」
響「見返すのに、一日じゃ足りなくなったりしてな」
千早「そうね。それじゃあ、今の内から、来年のスケジュールを押さえておきましょうか。……なんて、ふふ」
春香「それだ!」
美希「それなの!」
響「それだぞ!」
真美「それ!」
雪歩「それだね!」
千早「え、ちょっと、え、冗談、よね? ねぇ、ちょっと、みんなー?」
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回はちょっとまた時間をいただいて、21日辺りに投稿できれば、と考えています。
最終回一つ前、最後の山場の予定です。
お待ちいただけますと、幸いです。
それでは、また。
新しい事務員(千早父)の招待は皆しってるのかね
もし知ってたらすでに挨拶(未来の家族としての)済ませたのかな
いつも楽しいコメントありがとうございます。
予定通り明日の21時頃に投稿できそうです。
それまで入賞作には声が付くミリオンライブのドラマシアターコンテストを眺めたりするのもよいのではないかと思います。(巧妙なステマ)
明日、お会いできれば幸いです。
12月○日
ライブ
こんにちは。如月千早です。
昨日は765プロ全体ライブでした。
応援してくださったファンの皆様、企画・設営をしてくださったスタッフのみんな、本当にありがとうございました!
会場は日本で最も名前の知られたドーム。
そんな所でライブが出来るなんて、以前の私たちにはとても考えられなかったことです。
……いえ。
一人、信じ続けた子がいましたね。
仕事が無かった時、苦しかった時、辛かった時、どんな時だってその子は私たちを信じてくれた。
きっと今回のライブに一番の思い入れがあったのは彼女だと思います。
だからこその、第一声。
恐らくはファンの皆様が期待されて、同じように私たちも期待していた言葉。
ここまで歩いてきた日々が思い出されて、開始の時点で既に涙が出そうになっていたのは、どうやら私だけではなかったようです。
アイドルのみんなはもちろん、後から聞いた話なのですが、社長とプロデューサーは二人して裏で号泣していたそうで。
しばらく姿が見えないと思ったら、そういうことだったのね、ふふ。
今回は私たち去年までのメンバーに加え、シアター組のみんなにもゲストのような形で参加してもらいました。
バックダンサーを務めてくれたり、曲によっては私たちと一緒に歌ったり、シアター組だけの曲もあったり、特別にソロを用意された子もいたり。
まだまだ荒削りな彼女たちですが、それぞれ光るものを皆様にお見せすることができたのではないでしょうか。
この貴重な経験を糧として、今後、私たちに追いつき、そして追い越して行く姿を期待せずにはいられません。
もちろん、そう簡単に追いつかせる気もないのだけれどね。
最高は塗り替えるもの。
シアター組のある子がそう発言していたのだけれど、今回は正にそんなライブになったのではないかと思います。
去年の全体ライブの後、「文句無しに過去最高の盛り上がりとなりました」と、私はこの場に書きました。
今回のライブでは、その最高を塗り替えて、また新しい最高を生み出すことができました。
アイドル一人一人のパフォーマンスにも更に磨きがかかり、ファンの皆様の盛り上がりはかつて無い程のもので。
私、如月千早個人としても。
今まで生きてきた中で、一番満足のいく歌を歌うことができた。
そう、胸を張りたいな、って。
私に任されたソロは続けての三曲でした。
『細氷』
『約束』
そして、新曲『Just be myself!!』
細氷。
壮大で、美しく、そして少しの切なさを伴った曲です。
メロディーに力のある素晴らしい曲であり、またとても歌うのが難しい曲でもあります。
この曲を渡された時、今年の初めだったでしょうか、比喩でなく身体が震えたのを覚えています。
私の歌。
「蒼い鳥」を頂いた時以上の衝撃がありました。
この歌は、私のために生まれた歌なんだ、と。
泣き続けて、もがき続けて、それでも小さな光を信じて歌い続けることを選んだ如月千早。
彼女の姿が、そこにはあったのだから。
プロデューサーによると、しばらく前に曲自体は完成していて、私が歌える時を待っていたのだそうです。
なるほど、確かに、過去の私――弱かった私を拒絶したままでは、この曲を歌うことはできなかったでしょう。
以前の私を、私の持つ弱いところを受け入れ、認めてあげて、初めて歌うことができる曲。
だからでしょうか、昨日は、二人の如月千早でこの「細氷」を歌っていたような感覚がありました。
かつてない程充実した気持ちで歌う私の横、もう一人、必死に、それだけを信じているかのような懸命さで歌うかつての私。
それが何だか悲しいというよりは微笑ましくて。
彼女に今の私を見て欲しい、そう思いながら歌っていました。
結果、私の中で最高の歌を歌うことが出来て、ふふ、歌い終わった後、予定には無かった小さなガッツポーズが自然と出てしまいましたね。
正直なところ、あれは決して曲に合う仕草ではなかったと思うのだけれど、皆様からの盛大な拍手を頂いて、ああ、これで良かったのかな、と開き直ることにしました。
プロデューサーも、今までの「細氷」で一番良かったと褒めて下さったし。
きっと問題無いわね、ふふ。
約束。
歌えなくなった私のために765のみんなが作ってくれた思い出の曲。
一応私の曲ということになっているのだけれど、どちらかというと765みんなの曲というイメージが強いですね。
……私にメインで歌わせて欲しいというのは、間違いないのだけれど。
どこまでも優しい曲です。
あの時の私のために用意された、みんなと前を向くための曲。
歌っていると、今でもみんなの優しさを思い出して泣きそうになってしまうのは内緒です……なんて。
今回、サビの部分で765のみんなが一緒に歌ってくれる、という演出がありました。
あの時のことが思い出されて、とても感慨深く、嬉しい流れでした。
そして。
二回目のサビでは、何と、高校の時の合唱部のみんなが現れて歌を引き継いでくれたのです。
考えの違いから、一度は疎遠になってしまった私と合唱部との関係。
だけれど、みんなは、この「約束」を歌うことを選んで。
練習を重ねて、他の常連校を抑えて全国大会にまで出場して。
その姿を見に来て欲しい、と私に言ってくれました。
私に負けないよう、自分たちも頑張っているから、って。
そんなみんなと話をして、わだかまりの解けた私に生まれたのは、
いつかみんなと一緒のステージで歌いたい。
そんな強い願いでした。
みんなが歌うあの場所、どうして私は一緒にいられなかったのか、という悔しさ。
いつか、どうかいつか同じステージに立ちたい!
あの時からずっと、そう思っていました。
それが、その夢が、まさか本当に叶うなんて!
765のみんな、合唱部のみんな、これだけたくさんの仲間と一緒に歌う「約束」
最後はファンの皆様も加わって、会場全体で一つの歌を作り上げることができたような気がします。
文句無しに過去最高の「約束」を、皆様と共有できた。
そう、思っています。
Just be myself!!
昨日が初お披露目となる、私の新曲です。
これまであまり歌ったことのない、とても明るく前向きな曲となっています。
だけれど、「細氷」「約束」とはまた違う意味で、この歌も間違いなく私のために生まれた歌。
家族のこと、優のこと、あるいは支えてくれるみんなのこと。
私は今まで「歌う理由」を、常に自分以外の何かに求めて来たような気がします。
家族以外の居場所を、優が褒めてくれた歌に縋ったり。
例えば周囲のみんなやファンの皆様の期待に応えたい、ということ。
みんなが好きだと言ってくれる如月千早でありたい、ということ。
何かを理由にすることで、歌に対する気持ちを強くする。
それがこれまでの私だったのだと思います。
でも、この歌は。
どこまでも、自分のための歌で。
自分らしく、ただ、自分らしく。
言ってしまえばそれだけの歌なのだけれど、確かに響くものがありました。
先の二曲のような衝撃は無い、だけれど、少しずつ私の中に沁み込んでいくような感覚。
私の望んだ私。
もしかすると、今の私は、それに近づけているのかもしれない。
歌いこんで行くにつれ、そんな気持ちが強くなってきて。
迎えた、昨日。
前を見れば、応援して下さるたくさんのファンの皆様。
そっと目を瞑れば、765のみんな、合唱部のみんながくれた熱を胸の奥に感じることができて。
関係者席に目をやれば、二人並んでこちらを見つめる父と母の姿。
そして、二人の間に――
――楽しそうな優の姿が、見えたような気がして。
私が求めた、全てが、そこにあるような。
あんなに、あんなに、幸せな気持ちで歌えたのは、初めての経験でした。
歌うことが楽しい。
歌えることが、こんなにも嬉しい!
ただ、歌いたいから、歌うということ。
歌が好きだから、私は歌っているんだ、って。
そんな、簡単なこと。
私らしく。
私が――私が好きな、如月千早の歌を!
最後のソロ曲を終えて舞台裏に戻ると、待っていた765のみんなから、もみくちゃにされてしまいました。
私自身、過去最高のパフォーマンスができたと思っていたので、されるがまま幸せな気持ちを噛み締めることに。
そうしてしばらく、少し離れた所でその様子を見守ってくれていた合唱部のみんなに気が付きました。
そちらに向かうと、楽しそうな顔をした部長と目が合います。
どちらからともなく右手を上げて、ハイタッチ。
それを合図にしたように、今度は合唱部のみんなから囲まれて、いつの間にかそこに765のみんなもまた加わって。
みんな好き勝手にするものだから、全体曲に向けて、本来要らない所でメイクさんのお世話になってしまいました。
まったく、いい迷惑だったわ。
なんてね、ふふ。
最後にみんなで歌った「M@STERPIECE」
正に会場が一体となって、昨日、いえ、これまでのライブで一番の盛り上がりでしたね。
みんなで歌うことがとにかく楽しくて、正直、細かなことはあまり覚えていません。
まるで、夢のような時間でした。
いつまでも続いて欲しい。
歌えば歌うほど、もっと、もっと、という気持ちは強くなります。
だけれど、曲の終わり、そしてライブの終わりは必ず訪れるもので。
やりきったという満足感。
あるいはそれ以上の、
終わってしまったという寂寥感。
でも。
隣の子が、涙を溢れさせた笑顔でファンのみんなに「またね」と手を振っていて、そうだ、まだまだこれで終わりじゃないんだって気づいたんです。
また新しい幕を開けたところなんだ、って。
『 STAGE
歌いたいから
LIVE
踊りたいから
新しい幕を開けよう
NEVER END IDOL
M@STERPIECE!!
夢を初めて願って
今日までどの位経っただろう
ずっと一日ずつ繋げよう
夢は自分を叶える為に
生まれた証だから
きっとこの心で
私のM@STERPIECE 』
みんな!
私、――――――――、――――!!
1.響
昨日は最高だったな!
もちろん自分はカンペキだったし、他のみんなも、ファンのみんなもカンペキだったぞ!
特に千早はすごかったな……
細氷はカンペキな自分でもちょっとあれは歌える気がしないレベルだったし、新曲の方はあんたに楽しそうに歌う千早が何だか嬉しかった。
千早の言う通り、自分たち、まだまだ始まったばかりだぞ!
これからも、一緒に進んでいこうね!
2.萩原雪歩
昨日はお疲れ様でした。
ライブ、すっごく楽しかったね。
私も昨日を通してまた一つ成長できたのかな、って。
あんなにたくさんのファンの方が来て下さって、でも一人一人と目を合わせることができた気がするんです。
会場は大きくなったけど、今までよりずっと近くにファンの方を感じたんだ。
次のライブが待ち遠しいな、待ち遠しいね、千早ちゃん。
3.名無しの双子姉
ライブめーっちゃ楽しかったね!
個人的には気になってた合唱部の人たちと絡めたのも楽しかったZE
ぶちょーたちによろしく言っといてねん☆
真美、千早お姉ちゃんが楽しそうだったのが、何よりも嬉しかったなー。
亜美とも千早お姉ちゃんとも歌えたし、サイコーだったYO
4.ミキなのー
千早さん、すっごくすっごくキラキラしてたの!
それに今まででイチバン笑ってた!
ミキ、アイドルのお仕事楽しいって思うけど、昨日の千早さんを見てたら、今よりもっともっと楽しくできるんじゃないかなって思ったの
千早さん、またミキにいろいろ教えて欲しいな!
5.春香さん
千早ちゃーん!
楽しかったねー!
あんなに楽しそうな千早ちゃんを近くで見られて、一緒に歌うことができて、私も幸せだった!
それに、最後の一言がすごく嬉しい…
これからもずっとずーっと一緒にがんばろうね、千早ちゃん!
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんの最高が更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
いつもお疲れさまで…う、上手いこと言いやがって…
ライブ最高だった!
今も思い出しながら飲む酒の旨いこと
DVD化が今から楽しみでしょうがない!
10.名無しさん
LVだったけどめちゃくちゃ感動した
あれ現地やばかったんじゃないか
11.名無しさん
千早ちゃんの最後の言葉にまたうるっと来た
そんなん卑怯やん
12.名無しさん
春香さんさんの第一声で既に泣き出す奴多すぎてわらた
え、俺は、ほら、イントロでもう泣いてたから…
13.名無しさん
ギター弾きながら歌った子、俺初めて見たけど凄かった
チェックしとかないと
14.名無しさん
>11
それな
マジで
15.名無しさん
千早ちゃんの夢が叶ってよかった…
16.名無しさん
やっぱり先輩組のパフォーマンスは圧巻ものだったけど、シアターの全体曲もすごく良かった
千早ちゃんの後で可哀想とか思ったけど、むしろいい刺激になったのかな、強い子たちだ
17.名無しさん
新曲歌う千早ちゃんが可愛すぎて辛かった
でも幸せだった
18.名無しさん
765プロに出会えてよかった…
19.名無しさん
細氷なにあれ
会場内暑いはずなのにあの時は指先が冷たくなってたわ
20.名無しさん
成仏してくれ
21.名無しさん
くそw
笑ってしまった自分が悔しいww
22.名無しさん
響ちゃんの曲、観客の完成度ハンパ無かったな
ファンにまでカンペキが求められるのか…
23.名無しさん
半年前から言ってたのにどうしても仕事休めなかったんだ
映像化はよ、マジではよ
24.名無しさん
ライブビューイングだったけど、女の人も結構いてびっくりした
25.名無しさん
>23
年末だからね、どうしようもないこともあるさ
まぁ俺は現地にいたけど
26.名無しさん
鬼かよw
27.名無しさん
>24
765は前から女性ファン結構多いよ
ほら、まこりんもいるし、美希ちゃんとかやよいちゃんとかも女性ファン多い印象
28.名無しさん
去年に続き、人生で一番貴重な時間を過ごさせてもらった
これを糧に来年も生きて行く
29.名無しさん
毎度のことだけど喪失感がすごくて昼からだらだら酒飲んでた
でも千早ちゃんの言葉で元気出て来たので本格的に飲もう
30.名無しさん
それはただの酒飲みです
31.名無しさん
>29
おまおれww
って、去年も同じこと書いてた奴だろ、相変わらずだなw
32.名無しさん
765プロ最高!
33.名無しさん
千早ちゃんが俺たちのこと「みんな」って…
やばい、泣きそう
34.名無しさん
あかん、言われて気づいたけどこれはあかん
・
・
・
ある日の舞台裏の光景
千早「ふぅ……もう、みんなのお陰で髪がぐちゃぐちゃじゃない……ふふ、メイクさんに直してもらわないと」
千早「……あっ」
千種「……千早」
千早「お母さん!」
千種「……あの、ね」
千早「うん」
千種「……まだ本番中だから、良くないとは思ったのだけれど」
千種「……その、あなたの歌う姿を見ていたら、どうしても我慢ができなくて」
千早「……うん」
千種「……あの人がね、社長さんに許可を取って、特別に連れて来てくれたの」
千早「そう、お父さんが……」
千種「……あ、千早、髪が」
千早「ええ、ふふ、さっき戻って来たら、みんなが盛大に歓迎してくれてね」
千種「そうなの……その、千早」
千早「?」
千種「……」ナデ
千早「!」
千種「……良かった、凄かったわ」ナデ
千早「……」
千種「あなたの、あんなに楽しそうな姿が見られるなんて……」ナデ
千早「……うん」
千種「……いいお友達が、たくさん出来たのね」ナデ
千早「……うん」
千種「……優も……優も、きっと、喜んでくれたわね」ナデ
千早「……うん、うん!」グス
千種「……本当に良かったわ」ナデ
千早「……」グス
千種「……ありがとう、千早、あなたは私たちの誇りよ」ナデ
千早「…………お母さんっ」グス
千種「……ええ」ナデ
千早「……私……私っ!」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira125412.jpg
アイドルになって、良かった――
本日はここまでとさせていただきます。
お付き合いいただき、ありがとございました。
今回、以前に続き、不気味遺産様 http://www.pixiv.net/member.php?id=231628
から許可を頂き、
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=41850255
こちらの絵をお話に盛り込ませていただきました。
物語のクライマックスはここでこの絵だと勝手に思い込んでので、いざたどり着いてみると感慨深いものがあります。
不気味遺産様、こんなにも素敵な絵を生み出していただき、また二度も作中での使用許可をいただき、本当にありがとうございます。
次回、最終話は年内、26,7,8辺りの予定です。
今回のような盛り上がりはない、緩やかなエピローグのようなものとなります。
これまで長くに渡りお付き合いいただきありがとうございました。
最後まで、どうかよろしくお願いいたします。
それでは、また。
あ、ごめんなさい、一応本人です…
最後にちょっとかっこつけたのに恥ずかしい…
12月○日
一年
こんにちは。如月千早です。
12月も残すところあと僅か。
もう、今年も終わりですね。
この一年、みんなにとって、どんな年になりましたか?
いい年であったのなら、そしてその一部に如月千早という存在が……って、同じことを去年も書いた気がするわね、ふふ。
今年も、みんなの「楽しい」や「嬉しい」に少しでも関わることができているといいな、と思っています。
去年に負けず劣らず、今年も色々なことがありました。
高校を卒業したことはもちろん大きな変化でしたし、それに伴ってお仕事も増やすことができました。
ありがたいことに冠番組もいくつかいただいて、更に活動の幅が広がって。
泊りがけのお仕事や、遠出のロケなんかもこれまでよりずっと多く経験させていただきました。
765のみんなと一緒のお仕事も多かったですし、プライベートでも私の家に誰かが来たり、あるいはお邪魔したり、ということも増えましたね。
一層、みんなとの仲が深まったように思います。
そうそう、765プロの新しいプロジェクトとして、後輩がたくさんできたのも今年のことです。
みんないい子たちばかりですし、それぞれが光るものを持っているので、私もうかうかしてはいられません。
年末のライブでは、高校の時の合唱部のみんなと歌う、という密かな念願も叶いました。
希望として言葉にしたことは確かにあったのですが、まさか本当に実現されるなんて!
あとは、完全に私事となりますが……母と父との関係を改善できたこと。
これが、私の中で、今年一番大きかったことです。
優を失って以来、ずっと行き違っていた私たち三人ですが、ようやく、家族としての再スタートを切ることができた気がします。
揃いも揃って不器用な三人です。
焦らず、ゆっくりと進んで行こうと思っています。
お互いが望む限り、これから先、時間はいくらでもあるのですから。
このブログを始めてから、早いものでもう二年近くが経ちました。
最初はキーボードとにらめっこしながらぽちぽちと打っていた文字ですが、今では大分スムーズに文章を書くことができるようになった気がします。
……その分、書いては消して書いては消して、という作業が多くなったので、相変わらずゆっくりの進行なのだけれど。
その日あったこと、思ったことを自分なりの言葉にして。
それに対して、様々な方が共感や感想、ご意見など、私に対するお言葉をくださる。
今では既に私の中で当たり前になっていることなのですが、改めて考えてみると、これはとても恵まれた環境なのだと思います。
以前から言われることなのですが、どうやら私は大変内向きな人間らしく、一人で完結しようとすることがよくあるようです。
結果、間違った方向に進んでしまうことも多く、誰かに迷惑をかけていたり、あるいは心配をさせてしまったり、と。
今でもそういう面があるのは多少なりとも自覚していますが、このブログを始めて、みんなに言葉を伝えて、みんなから言葉をいただくようになってからは、少しはそんな気質も改善できているのではないかな、と思っています。
一つ、昔の私が大きく勘違いしていたことがありました。
如月千早という存在は、如月千早一人だけで構成されたものではない、ということです。
様々な方から影響を受けて、言い方を変えれば、様々な方の一部を受け取って、如月千早という人間はできているのだということ。
私の中に、確かにみんなが存在していて。
同じように、みんなの中に、如月千早が存在しているのだということ。
だとすれば、みんなが私を支えてくれているように、私も少しはみんなの支えになれているのかもしれない。
そんなことを、最近思うようになりました。
そして。
きっと、それがアイドルというものなのかな、と。
ようやく、分かり始めた気がします。
如月千早というアイドル。
みんなのお陰で、今年を楽しく過ごすことができました。
これからもどうかよろしくお願いいたします。
みんなの新しい一年が、素晴らしいものとなりますように!
如月千早
1.春香さん
千早ちゃーん!
千早ちゃーーーーん!!!
私も、千早ちゃんやみんなのおかげで今年も楽しかった!
ずっと、ずっと、ずーーーっと、一緒に素敵な年を続けて行こうね!
2.ミキなのー
ミキ的には、もっと千早さんのおうちに行きたかったのー
こたつにもまだ三回ぐらいしか入れてないし…
でも今年はね、千早さんの笑った顔が今までよりたくさん見れて嬉しかったの!
今年もお世話になりました。来年もミキのこと、よろしくお願いします、なの!
3.名無しの双子姉
んっふっふ~、真美、気付いてるんだZE
千早お姉ちゃん、最近はムツカシイ顔すること、なくなってるってこと!
真美、千早お姉ちゃんの笑った顔がいっちばん好きだから、いつも笑ってて欲しい!
毎日みんなで笑って過ごせるように、真美これからもガンバルYO
4.響
千早が両親と仲直りできたこと、これが何より自分には嬉しかったな。
家族はね、仲良しでいるべきだって自分思うんだ。
千早たちの家族、これからもっともっと仲良しになれるといいね。
それで、千早にはもっと幸せになって欲しいぞ!
5.萩原雪歩
この一年、それぞれ色々なことがあったけど、多分、私たち以上に、千早ちゃんにとってすごく大きな年だったんだと思います。
千早ちゃんはいつも謙遜するんだけど、今の千早ちゃんの環境は、千早ちゃん自身が作ってきたものなんだよ。
千早ちゃんがずっと頑張ってたこと、私たち知ってるんだから。
新しい一年が、千早ちゃんにとって、もっと幸せなものになりますように!
6.名無しさん
千早ちゃんの1げと
7.名無しさん
1
8.名無しさん
千早ちゃんのブログが更新されたと聞いて
9.名無しさん
>6-8
今年最後まであなたたちとご一緒できて嬉しいです
この一年もここが楽しみで頑張って来れたよ
本当にありがとう
来年も楽しみにしてます
10.名無しさん
やばい、別に何かが終わるってわけでもないのに画面がにじんでる
千早ちゃんが望んでくれる限り、ずっと応援してるよ
11.名無しさん
支えになれているのかもしれない、どころか、千早ちゃんとこの場所のお陰で今の自分があるようなものです
こんな自分でも千早ちゃんの支えの一部になれてるなら本当に本当に嬉しい
12.名も無き千早っちの親友
へい、千早っち!
来年も、大人になっても、ずっと仲良くしてこ!
まずは新年遊ぶところからスタートだーぜ!
約束だ!
13.通りすがりの千早ちゃんのお友達
みんな卒業して別々の場所に進みましたが、今でも私たち、繋がってるって信じています。
私にとってとても大切な繋がり。
ずっとずっと大切にしていきます。
それが私の、約束です。
14.とある千早の友人
四人揃って会うこともなかなか難しくなったけど、会えばすぐにいつも通り。
そんな関係が、私にはすごく嬉しいんだ。
ずっと、そんな私たちでいよう。
約束だよ、千早。
15.名無しさん
>12-14
合唱部キタコレ
ライブすごく良かったよー
16.名無しさん
お前ら囲むなよ
17.名無しさん
無論
一般の方に迷惑はかけぬ
18.名無しさん
>17
誰だよw
19.名無しさん
つまりアイドルになってくれれば囲んでもいいのか…
20.名無しさん
やめいww
21.あずさです
千早ちゃん、今年も一年、ありがとう。
ラジオも始まって、私たち、今までよりもっと仲良くなれたわね~。
これからもたくさん迷惑をかけちゃうと思うけど、どうか見捨てないで、隣にいて欲しいの。
な、なんて、ちょっと恥ずかしいわね~、うふふ。
22.名無しさん
千早ちゃんがみんなって呼びかけてくれるのがとても嬉しい
23.名無しさん
出たぞー
囲め囲めー
24.名無しさん
>21
わーわー
25.名無しさん
相変わらずのお前たちのスタイル、嫌いじゃない
26.響
千早、本年は大変お世話になりました。
ばらえてぃ、というものに不慣れなわたくしをいつも支えて下さり、真、感謝の念尽きません。
千早にはわたくしの恥ずかしい姿をたくさんお見せしてしまいましたし、反対に千早の可愛らしい様も幾度と無く拝見いたしました。
大切な相棒、そう思っております。
今後とも、どうか良き関係を続けていけますよう。
27.名無しさん
ちょっとちょっと雪歩ちゃん天使過ぎない?
28.名無しさん
>26
だから名前ww
29.名無しさん
せっかくいい感じのこと書いてるのに、肝心の名前がww
30.名無しさん
しかし一発で貴音ちゃんだと分かるのもすごいし、貴音ちゃんが響ちゃんと一緒に年末を過ごしてるのが分かってにやにやしちゃうな
31.名無しさん
>26
わーわー
32.正体不明のお姉さん
今年は去年よりも千早ちゃんと一緒のお仕事がたくさんあって嬉しかったです。
千早ちゃんはいつも私の冗談なんかで笑ってくれるし、お酌してくれるし、お世話してくれるし、千早ちゃんと結婚できたらなーとけっこーいつも考えています。
早く20歳になって、ビールで乾杯してしゅわわせになりましょうね。
なんて、ふふ。
33.名無しさん
こっちも出たぞー
34.名無しさん
であえであえー
35.名無しさん
>32
お姉さん去年も同じこと言ってたけど気に入ってるのか
36.名無しさん
基本適当に言ってるだけだから覚えてない説
37.蒼を継ぐ者
今年一年、誠にありがとうございました。
歌唱力を競う番組に出演することも叶い、それを通じて如月先輩と三浦先輩のラジオに出演させていただき、御二方とご一緒に歌わせていただく機会にも恵まれました。
私にとって、飛躍の一年であったと考えております。
来年も是非ご指導お願いいたします。
38.名無しさん
で、出たぞー
39.名無しさん
>37
相変わらず慣れない敬語の蒼さんかわいいです
40.名無しさん
なんだこれオールスターかよ
41.名無しさん
>37
わーわー
42.名無しさん
合戦じゃー
大戦じゃー
43.名無しさん
相変わらずお前らときたら…
44.名無しさん
一体何と戦ってるんだ
45.名無しさん
己自身…かな
46.名無しさん
己自身…かな
47.名無しさん
己自身…かな
48.名無しさん
己自身…かな
49.名無しさん
己自身…かな
50.名無しさん
wwwwwwww
51.名無しさん
くそ、やっぱりこの流れ俺弱いわww
52.名無しさん
着実に増えてやがる…
53.名無しさん
だからお前らその適当かつ蒼さんチックな答えやめれww
54.名無しさん
>如月千早という存在は、如月千早一人だけで構成されたものではない、ということです。
このコメント欄見てると本当にその通りだと思う
55.名無しさん
結局、みんな千早ちゃんのことが好きで集まってるわけで
56.名も無き千早っちの親友
※このコメントは削除されました
57.名無しさん
ちょww
だからまた消されるってww
でもありがとうございます!
58.名無しさん
やばいにやにや止まらない
59.管理人
ちょっと!
だからなんでそういうことここに書くの!
削除…できてるかしら
60.名無しさん
くっ
今年も間に合わなかった…
61.名無しさん
なんか去年も同じようなことあったような気が
62.春香さん
部長さん、お願い、もっかい、もっかいだけ書いて!
63.名無しさん
ww
64.名無しさん
春香さんさん相変わらずで草生える
65.名無しさん
楽しいな、やっぱりここは
66.秋月律子
一年間お疲れさま、
・
・
・
千早「ふふ、春香ったら、今から着物着てどうするのよ……」
千種「千早ー、そろそろお蕎麦できるわよー」
千早「はーい、もうちょっと、もうちょっと待ってー」
千種「もう、ずっと携帯とにらめっこしちゃって……」
如月父「はは、それだけ挨拶したい相手がいるということだろう?」
千種「でも、せっかくこうやって三人で新年を迎えられるのに……」
如月父「……そうだな。おーい、千早」
千早「はーい」
如月父「母さんが寂しがってるから、そろそろ相手してやってくれないか」
千種「え、ちょっと……」
千早「ふふ、そうね。ごめんね、お母さん」
千種「べ、別に私は……そんな……もう、あなた!」
如月父「はいはい、悪かった悪かった」
千早「ふふ」
千種「もう! 二人とも、お蕎麦出来たから、運ぶの手伝って!」
千早「はーい」
如月父「お、飯もあるのか」
千種「かしわご飯、だったかしら。千早がどうしても食べたいって言うから」
千早「ど、どうしてもなんて言ってないもん!」
千種「はいはい、それじゃあ早く持って行って。……あなた、飲み物はどうするの? お酒にする?」
如月父「いいのか?」
千種「今日ぐらい、うるさいことは言わないわ。でも、飲み過ぎは駄目よ?」
如月父「ああ、分かってるよ。じゃあ、せっかくだからあいつを開けるかな」
千早「Kさんからいただいたお酒のこと?」
如月父「そうそう、それだ。千早にいつもお世話になっているから、とな」
千早「ふふ、お父さん、すごく嬉しそうだったわ。Kさん、本当に綺麗な方だから」
如月父「お、おい、ちょっと、千早っ」
千種「……はいはい、私は綺麗でもないし、もう若くもありませんからね」
如月父「か、母さん、誤解は良くない。別に俺はだな……」
千種「ふふ、冗談よ。まさか現役のアイドルの子に対抗しようなんて思ってもないわ」
千種「はぁ……まったく、心臓に悪い……」
千早「あら、でもお父さん、Kさんと連絡先を交換……」
千種「あ な た ?」
如月父「してないしてない、そんなことしてないぞ! こら、千早っ、どういうつもりだっ!」
千早「ふふ、ごめんなさい、冗談よ、お母さん。……安心して。実際は、緊張して碌に言葉も出ていなかったから」
如月父「ち、千早、何でわざわざそういうことを……」
千種「そうよね。ふふ、この人はそういう人ですものね」
如月父「ちょっと、なぁ、それはいったいどういう意味で……」
千種「はいはい、お酒注いであげるから。……はい、それじゃあ、いただきましょうか」
如月父「……いただきます」
千早「ふふ、とっても美味しそう! いただきます!」
ある日の如月家の光景
本作はここまでとさせていただきます。
皆様の中の如月千早は今どんな顔をしているでしょうか。
もし笑っているのだとすれば、それをこれまで書いてきた成果と誇っても良いでしょうか。
長い間お付き合いいただき、本当にありがとうございました。
それでは、いつかまたお会いできることを願って。
重ね重ね、ありがとうございました。
最後にこっそり宣伝を。
ミリオンで現在行われているドラマシアターコンテストという公式企画に投稿させていただきまして、僕の作品も運よく一次通過しています。
もっともっと企画が盛り上がって欲しいのが正直な所だったり。
魅力的な作品がたくさんありますので、登録されている方はご参加いただけますと嬉しいです。
このSSまとめへのコメント
この人は本当に素敵なSS書くよなぁ
読んでると幸せな気持ちになれる
この人のSS好きだなぁ…
しんみりしながらも笑顔になれる
さぁ次のを探そうかね
色々忙しそうですね。楽しく読ませてもらってました。千早Pの俺には最近減ってきてる765ssとしては、すごく楽しみでした。ありがとう。
もうじき終わりを淋しく思いながらも最後まで楽しみにしてます!頑張ってください!
いいssをありがとう。お疲れ様でした!
また何か書く時があれば、書いてた物の紹介とか分かる様にしてもらえたら嬉しいですっ!