ビルス「こい、ゴッド……え、違うの?」 (57)

超×GTとかいう得する人のいなさそうなssです

前置きが長い、かつ戦闘描写が下手

キャラの強さはあくまで個人の見解です

一部呼称などを変えているところがあります


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1454078464

ービルスの星ー

ウイス「ビルス様ー起きてくださいー」

ビルス「」zzz

ウイス「ビルス様ー?」

ビルス「」zzz

ウイス「……」

ドゴォン!!

ビルス 「グヘッ!?!?」

ウイス「ビルス様、いい加減に起きてくださいな!」

ビルス「うーん……なんだいウイス、今、夢がいいところだったのに……素手で起こすなんて珍しいじゃないか」

ウイス「ビルス様が設定した目覚まし爆弾が全て爆発しても起きなかったので、仕方なく3割ほどの力を出させていただきました」

ビルス「あれで3割か……ウイス、僕が寝ている間にまた腕を上げたね」

ウイス「まあ、ビルス様が寝ている間あまりにも暇だったものですから……これでまた差が広がりましたね」

ビルス「もとより君に勝てるなんてこれっぽっちも思ってないけどね……」

ウイス「おっほっほっ。あ、そういえば、フリーザが殺されたみたいですよ」

ビルス「なに?フリーザが?あいつより上のやつが下界にいたのか」

ウイス「どうやら倒したのは、孫悟空というサイヤ人のようです。とどめを刺したのはまた別のサイヤ人のようですが」

ビルス「サイヤ人?サイヤ人がフリーザを倒せるとはね……」

ウイス「どうやらサイヤ人は、スーパーサイヤ人という形態に変化する術を身につけたようです。それがフリーザを倒すに至ったのかと」

ビルス「ふーん。スーパーサイヤ人か、どっかで聞いたことが……うーん、サイヤ人、サイヤ人、スーパーサイヤ人……そう、ゴッドだ!」

ウイス「スーパーサイヤ人ゴッド?なんですかそれは」

ビルス「予知夢だよ、よーちーむ。そうだよ、そのためにわざわざあんなに目覚まし爆弾をセットしたんじゃないか」

ウイス「ビルス様の予知夢はあてになりませんからね……というか、ビルス様、目覚まし爆弾をセットした時間から10年も寝坊してますよ?」

ビルス「なにいっ!?どうして起こしてくれなかったんだ!ぁぁぁぁ、スーパーサイヤ人ゴッド…….どんなやつだったんだ……」

ウイス「寝坊はいつものことだと思いまして……だいたい、スーパーサイヤ人ゴッドなる存在はここ10年出てきておりませんし……やっぱりビルス様の予知夢が間違っていただけじゃあないですか?」

ビルス「いいや!今回の予知夢は絶対当たってるはずだったんだ!予言魚もそんなことを言ってたし……そうだ!予言魚に確認しに行こう!」

ウイス「ビルス様の予知夢はあてになりませんからね……というか、ビルス様、目覚まし爆弾をセットした時間から10年も寝坊してますよ?」

ビルス「なにいっ!?どうして起こしてくれなかったんだ!ぁぁぁぁ、スーパーサイヤ人ゴッド…….どんなやつだったんだ……」

ウイス「寝坊はいつものことだと思いまして……だいたい、スーパーサイヤ人ゴッドなる存在はここ10年出てきておりませんし……やっぱりビルス様の予知夢が間違っていただけじゃあないですか?」

ビルス「いいや!今回の予知夢は絶対当たってるはずだったんだ!予言魚もそんなことを言ってたし……そうだ!予言魚に確認しに行こう!」

ー予言魚の住処ー

ビルス「おおい、予言魚、予言魚はいるかー」

予言魚「はーい、いるよー」

ビルス「なぁ、お前、前に僕に強敵が現れるって言わなかったか?」

予言魚「うーん、言ったっけなぁ……忘れれちゃった!」

ビルス「なっ!おい、今僕は焦ってるんだ、思い出さないと君のこと、破壊しちゃうよ?」

予言魚「ま、待って!今思い出せそう、えーっと、確か……『紅の闘気を纏いしサイヤの戦士が、破壊神を揺るがすであろう』とは言ったかもしれないな」

ビルス「ほら、やっぱり!僕が夢の中で見たヤツも赤く光ってたし!やっぱり寝坊しちゃったんだ……」

予言魚「うーん、でも、僕はいつ現れるかまでは言ってないしなぁ……自慢じゃないけど、僕の予言は当たるからね。まだ出会ってないならこれから現れるんだと思うけど」

ビルス「そうか、ならまだ希望がもてるな……ウイス、じゃあ戻るぞ」

ウイス「かしこまりました、そのスーパーサイヤ人ゴッドとかいうのが現れるまでは、しっかり破壊神としての仕事をこなしてくださいね」

ビルス「わかったよ……じゃ予言魚、また今度」

予言魚「ばいばーい」

ー移動中ー

ビルス「うーん、まだ現れてないってことは、僕の予知夢は半分外れてたってことか……」

ウイス「やっぱりビルス様の予知夢、あんまり精度良くなかったですね」

ビルス「うるさいな…それにしてもスーパーサイヤ人ゴッドか……気になるな……そうだ!界王神なら何か知ってるかもしれない!ウイス、界王神界に向かってくれ」

ウイス「はいはい、わかりました。ですがビルス様、7500万年前みたいに界王神に腹をたてて封印なんかしないでくださいよ?強さは違えど、彼らはビルス様と対をなすとっても偉い神様なんですから」

ビルス「わかってるわかってる」

ー界王神界ー

老界王神「おーい、飯はまだかー」

キビト神「それさっきも言いましたよね?もう少し待ってくださいって」

老界王神「しょーがないのーまったく……ん?」

キビト神「どうかしましたか?」

老界王神「おい、ここに誰か近づいてきてないか?」

キビト神「はっはっは、この聖域と言われる界王神界に?まさかぁ」

老界王神「おい、感じないのか、この澄み切ったクリアなエネルギーを……クリアなエネルギー?もしかすると……」

ビルス「よう界王神、久しぶりだね」シュン!

ウイス「ご無沙汰してます」

キビト神「」

ビルス「どうしたんだ、そんな呆けた顔をして」

キビト神「は、破壊神ビルス……!」

老界王神「なんじゃなんじゃ、ビルス、お前ここに何しに来た!またわしを封印でもするつもりか?」

ビルス「お、お前は僕が封印したジジイじゃないか。よく封印が解かれたね、界王神たちじゃ絶対抜けないくらい強く刺したつもりだったけど」

老界王神「けっ!わしの限界を超えて能力を引き出す力が気にくわないからって封印しおって!7500万年もあのせっまい剣の中で暇してたんじゃぞ!」

ビルス「うるさいな……それにしても、誰が君を解放したんだ?」

老界王神「お前とは比較にならないくらい優しいサイヤ人じゃよ!」

ビルス「フリーザに続いてまたサイヤ人か……そうだ、サイヤ人について、君たちに聞きたいことがあってね」

老界王神「お前に教えることなんてなーんもないわい!」

キビト神「あの、話だったら私が聞きますが」

ビルス「スーパーサイヤ人ゴッド、という言葉に聞き覚えはあるか?」

キビト神「えっ、スーパーサイヤ人ゴッドですか?うーん、聞いたことないですね」

老界王神「……わしもそのゴッドとかいうのに聞き覚えはないのう」

ビルス「なんだ、界王神でも知らないのか」

老界王神「界王神だってサイヤ人ばっかり見てりゃいいってわけじゃないんじゃ!だいたい、なんでそんなことを聞くんじゃ?」

ビルス「夢でスーパーサイヤ人ゴッドって名乗る奴と戦う夢を見てね……あと、予言魚も僕に強敵が現れるって言ってたし」

キビト神「へぇ……ビルス様にですか……予言魚はなんと?」

ビルス「赤いオーラのサイヤ人が、僕を揺るがすってさ」

ウイス「まぁ、ビルス様の予知夢は当たらないですけど……あら、こんなところに水晶玉が。下界を覗くなんて珍しいですね、なにを映しているんです?」

キビト神「あぁ、それは……って、こんなことしてる場合じゃないですよ!今地球では宇宙の命運を決める戦いが行われてるっていうのに!」

ビルス「なに、宇宙の命運?」

老界王神「またそれか……魔人ブウの時も言ったじゃろ?もはやワシらにどうこうできる問題ではないんじゃから、考えるだけ無駄じゃよ、無駄!」

キビト神「でも、このまま何もせず宇宙が滅びるのを待つのは……」

老界王神「なぁに、奴らにはまだ奥の手があるじゃろうが」

キビト神「奥の手……あ、なるほど!たしかにあれなら…」

ビルス「おい、さっきからなんの話だ?僕にもわかるよう説明しろ」

老界王神「めんどくさいのぅ……今地球では……ん?さっき、お前を揺るがすのは赤いオーラを纏うサイヤ人って言ったか?」

ビルス「あぁ、そうだよ。それより説明を…」

老界王神「なるほど、たしかに今の二人なら破壊神に匹敵する、いや、超えすらするかもしれんのう……」

ビルス「……だから!説明し

ズァッ!!!

ビルス「うおっ!?」

老界王神「成功したようじゃな」

キビト神「ええ……凄いですよ……下界とは切り離された空間であるこの神界にいてなお、すさまじいエネルギーに全身が貫かれるようだ……」

ビルス「おい、なにが起きてる?」

老界王神「口でいうより、目で見た方が早いじゃろ。地球に向かってみい、このエネルギーの持ち主がわかるはずじゃ」

ビルス「ちっ、わかった……おいウイス!ここから地球とかいう星まではどのくらいかかる?」

ウイス「ここからなら10分程度でしょうか」

ビルス「10分か……よし、今すぐいくぞ!」

ウイス「かしこまりました。では」

ビルス「じゃあね界王神たち、また遊びに来るよ」シュン!

老海王神「もう来んでええわ!」

ー移動中ー

ビルス「界王神界を出てから、エネルギーのすさまじさがさらによく感じられるな。まるで宇宙全体が揺れてるようだ」

ウイス「面白いのは、ここまで大きなエネルギーを持ちながらその質はクリアどころかむしろ荒々しいこと……神の域に達していないのにここまでとは」

ビルス「これは楽しみになってきたね……!」

ー地球ー

ゴジータ「次の一発で、貴様は完全に消滅する」

一星龍「くっ……」

ゴジータ「これで終わりだ!ビックバンかめはめ……」ポンッ

悟空「ありっ?」

ベジータ「うおっ!」

悟空「おっかしいなー、まだ10分しかたってねーぞ」

ベジータ「どういうことだカカロット!」

悟空「あっ!もしかして、スーパーサイヤ人4の状態でフュージョンしたから余計に気を食っちまったのかも!前にチビ達がスーパーサイヤ人3になった時も5分しかもたなかったしなぁ、いやぁ、困ったなぁ〜」

ベジータ「くそっ、さっさととどめを刺しておけばこんなことにはならなかったんだ!」

悟空「まぁまぁ、そう怒るなよ〜半分はおめえの責任じゃねーか〜」

一星龍「……ふんっ、ついてないなお前ら」

悟空「へっ、ついてないのはお前の方じゃねーか?そんなボロボロじゃ、オレ一人でも勝てちまうぜ?」

一星龍「それはどうかな……集まれドラゴンボール!」

ベジータ「なっ!?」

一星龍「ふははは!」パクッ

悟空(くっ、せめて四星球だけは!)

ウイス「着きましたよ」シュン!

ビルス「やっと到着か……ん?さっきまでのすさまじいエネルギーが消えてないか?」

悟空「えっ?」

ベジータ「な、なんだ!?」

悟空「あっ、四星球が!」

超一星龍「はっはっはっ、この通り、完全復活だ……ん?」

ビルス「君がスーパーサイヤ人ゴッドかい?確かに赤いけど……でもさっき感じた巨大なエネルギーとは違うみたいだし」

悟空「いきなりなんだよ……しかもスーパーサイヤ人ゴッドだって?オレは確かにスーパーサイヤ人だけどゴッドとかいうのじゃないぜ」

ベジータ「おい!なんだ、いきなり現れて!」

ビルス「君でもないな……常人を遥かに超えた力を持ってはいるようだけど、この僕を脅かすレベルだとは思えないし……あのジジイ、嘘ついたのか?いや、しかしあの時感じたエネルギーは……」

ベジータ「な、なんなんだ……」

悟空「おめえが何者かはしらねぇけどよ、オレたちはあそこにいる一星龍を倒さなきゃいけねぇんだ、邪魔しねぇでもらえるか」

ビルス「一星龍?あの白いトカゲみたいなやつのことか?うーん、正直、君たちでは勝てないと思うけど」

悟空「ああ、確かに今のままじゃ勝てねぇ。だからもいちどフュージョンしようと……」

ビルス「フュージョン?何だそれは」

悟空「えっと、フュージョンってのは……」

超一星龍「おい、いつまで喋っていやがるんだ、とっとと続きを始めるぞ」

ビルス「うるさいね、白トカゲ。今僕がこいつらと喋ってるんだよ」

超一星龍「なっ、白トカゲだと……バカにしやがって……だいだいいきなり現れて、何なんだお前は!」

ビルス「僕かい?ビルスだよ、破壊神ビルス」

超一星龍「ビルスだと……?ま、まさか!」

超一星龍(俺が神龍であった頃の記憶が告げている……絶対に、怒らせてはいけない存在だと……!)

超一星龍「まさか、貴様、本当に破壊神ビルスか……!?」

ビルス「だからそうだっていってるだろ。そういう君はナメック星の願い玉から出てくる龍に似ているね……少し邪悪さが強い気はするが」

超一星龍「……なるほどな、本当に破壊神らしい……だが、破壊神が出張ってきたところで、莫大なマイナスエネルギーを蓄えてきたオレの敵ではない!」

ビルス「ふーん、大きな口を叩くじゃないか……勝負してみるかい?」

超一星龍「いいだろう……後悔するなよ……!」

悟空「ちょ、ちょっと待ってくれよ!そいつはオレたちが倒すべき敵なんだ!」

ベジータ「そうだ!確かに貴様の言う通り今のままでは勝ち目がないが、もう一度フュージョンすれば必ずやつを倒せる!だいだい、貴様の方こそ一星龍を倒せるとは思えん!」

ビルス「この僕に向かって、随分と舐めた口を利くね君……あれ、誰かと思えば、だいぶ雰囲気は変わったけど、君はベジータじゃないか。ベジータ王の息子である君なら、破壊神である僕の強さは知ってるはずだけど」

ベジータ「破壊神だと……そうか、破壊神ビルス……!」

悟空「どうしたベジータ、こいつ、そんなすげえやつなのか?」

ベジータ「……カカロット、ここはビルスの好きにさせてやれ……おそらく、スーパーサイヤ人4になった俺たちよりも実力は上だろう……」

ビルス「そういうことだ。僕は売られた喧嘩は買う主義なんだ、文句は言わせないぞ」

悟空「ベジータ、おめえがそこまで言うなんて……わかった、ビルス……とか言ったか、あんたの好きにやってくれ」

ビルス「その代わり、きっちりあいつは倒してみせるよ。君たちの目的もそうなんだろうしね」

悟空「……あぁ、危なくなったらオレたちも加勢するからな」

ビルス「その必要はないと思うけど……さてと」

超一星龍「もう作戦会議は終わったの か?」

ビルス「あぁ、待たせたね。……さぁ、始めようか」

パン「なんなのあいつら?唐突に現れて……」

悟飯「しかも全く気が感じられない……」

悟天「あっ、お父さんたちがこっちに来るよ!」

トランクス「よくわからない二人組のうちの一人も一緒だ」

悟空「よっと」スタン 

悟飯「あ、お父さん、あの人はいったい……」

悟空「よくわかんねぇけど、神様らしい」

ウーブ「えっ、神様ですか?」

ベジータ「しかもただの神じゃない、全宇宙の頂点に立つ破壊神だ……」

ブルマ「えぇっ!?破壊神!?どうしてそんなやつがいきなり現れるのよ!」

悟空「いや、それはオレにもよく……スーパーサイヤ人ゴッドがどうとか…」

ウイス「それは私から説明いたしましょう……と言いたいところですが、ビルス様と一星龍の戦いが始まりそうですね。まずはそちらを見届けてからにしましょうか」

ブルマ「で?あんたは誰なわけ?」

ウイス「私、ビルス様の付き人のウイスと申します。以後お見知りおきを」

ビルス「へぇ、大口叩くだけあって、なかなかのパワーを秘めているね。久しぶりに楽しめそうだ」

超一星龍「当たり前だ、俺も元は神だからな」

ビルス「やはり君の元は願い玉か……なぜこんな辺境の星に願い玉があるのか、そして願いを叶える存在が邪悪に染まっているのかは聞かないけど……ま、そんなことより今は戦いだ。最初から本気でかかってきなさい」

超一星龍「俺もお遊びは嫌いでな……望み通り、一瞬で消してやる!」フッ 

超一星龍「死ねぇ!」ブンッ

ビルス「遅いよ」サッ

超一星龍「なっ……」

ビルス「君にはデコピンをプレゼントしてやろう」ピンッ 

超一星龍「ゴハッ!」

ビルス「こんなものかい?君のフルパワーは」

超一星龍「くそっ……まだだ!」

超一星龍「オラオラオラオラっ!」バババ


ビルス「いいね、なかなか良くなってきたよ!」スススッ

超一星龍「何故だ、何故あたらん!」

ビルス「それにしても君は惜しい存在だねぇ」

超一星龍「なっ、ほざけぇ!」

ビルス「かなりの神の力を持っているのに、邪悪なエネルギーのせいでせっかくのクリアな気が荒れて表面化しちゃってるよ。邪悪な心がなければいい勝負が出来たかもしれないのにね」

超一星龍「くっ……俺はマイナスエネルギーによって生まれたんだ!愚かな人間どもが蓄えてきた負の力によって!なのにそれがなければだと!?馬鹿にするなぁ!」

ビルス「そんなことは知らないよ。ほら、また隙ができてるぞ」ブンッ

超一星龍「な、かはっ!」

ビルス「どうやらここまでみたいだね」

超一星龍「ち、ちくしょう……ならば見せてやるぞ!俺たち邪悪龍の力を集結した最強の技を!邪悪龍たちよ、力をくれ!」ブォォン

超一星龍「どうだ、俺たち邪悪龍のマイナスエネルギーを凝縮したパワーボールだ!いくら破壊神といえど、これは受けられまい!」

ビルス「ふーん」

悟空「さっきオレたちが蹴っ飛ばしたやつよりもさらにデカい……!」

ウーブ「こ、こんどこそ、地球は終わりなのか……」

悟飯「いや、あんなものが炸裂したら、地球どころか、太陽系一つ消えるかもしれない……」

ウイス「大丈夫ですよ。あの程度なら、ビルス様にかかれば簡単に返せます」

ベジータ「そうだろうな……」

ウイス「あの一星龍とやらもなかなか
やるようですが、ビルス様には及ばないでしょうね」

ブルマ「どこまで強いのよ、破壊神ってやつは……」

超一星龍「これで貴様も地獄へいけぇ!」

ビルス「……さて、終わりにしようか。まぁまぁ楽しかったよ」

ビルス「元はなにかを与える存在である願い玉の君に、この言葉を送ろう」

ビルス「創造の前に、破壊あり」

ビルス「はっ!」ズォッ

超一星龍「な、飲み込まれ……ぬ!ぬおおおおっ!」

ビルス「ふぅ……」ストン

ウイス「お疲れ様でした、ビルス様」

悟空「すげぇな……オレたちがあんなに苦戦した一星龍をあっさり倒しちまうなんて」

ビルス「まぁね〜思ったより戦闘力は高かったけど、僕にかかれば大したことなかったよ」

ベジータ「ちっ……言いやがるぜ……だが、地球を救ってくれたことには感謝する」

ビルス「……」

ベジータ「ど、どうした」

ビルス「君、本当にベジータかい?礼を言うなんて…んずいぶんと丸くなったねぇ」

ベジータ「な、う、うるさい!そんなことはどうでもいいだろう!」

悟空「そー考えてみりゃそうだよなー!地球に初めて来た時はあんなに悪者面してたのによ、今じゃすっかり地球に馴染んじまってよ!」

ブルマ「ほんと!あんな暴言撒き散らしてたやつが、今じゃ娘を溺愛するただのいいパパだもの(笑)」

ベジータ「だ、だまれカカロット、ブルマ!」

ハッハッハ…

ウイス「ほっほっほ。おっと、世間話をするためにこの星にきたわけではありませんね」

ビルス「あっ、そうだった!よし……お前らの中で、スーパーサイヤ人ゴッドってのを知ってる奴はいないか?」

悟空「スーパーサイヤ人ゴッド……さっき言ってたやつか。いや、オレは知らないぜ」

ブルマ「聞いたことないわねー……なに、そのゴッドってのは、スーパーサイヤ人となんか違うわけ?」

ビルス「ちっ、知らないのか……じゃあジジイのやつ、なんで僕を地球なんかに……」

ウイス「もしかしたら、あの一星龍とかいうのを倒させるためだったとか」

ビルス「なにーっ!あのジジイ、僕を利用したってのか!許せないね……」ゴゴゴ

悟空「な、なんかよくわかんねーけど落ち着けって!」

悟飯「なぜ、スーパーサイヤ人ゴッドというのを探しているんですか?」

ビルス「ん?あぁ、予言で僕を脅かす存在が現れるって聞いたんでね……戦いたくなったのさ」

悟空「へぇ……たしかにあんた、ものすげぇ強さだったもんな……今のオレじゃ敵わねぇ」

ビルス「当たり前だよ、僕はこの宇宙を統べる破壊神なんだから。……そういえば、君たちはスーパーサイヤ人なのかい?普通のサイヤ人とはだいぶ雰囲気が違うし、金色に光ってもないけど……」

悟空「ん、ああ、これか?スーパーサイヤ人4ってんだ、あんたには敵わないかもしんねーけど、めちゃくちゃつえーんだぜ」

ビルス「ふーん……あ、もうひとつ。さっき、この星に着く前、ここから凄まじいエネルギーを感じたんだけど、あれはなんだい?ここに着いたら消えちゃったけど」

悟空「ああ、たぶんそれはオレとベジータの気だな」

ビルス「君たちの?冗談はよせ、あれは君たち2人を合わせたのよりずっと大きかった」

悟空「いや、ただオレたち二人の、ってわけじゃねぇ。オレたちがフュージョンして生まれた戦士のだ」

ビルス「フュージョン……融合?そういやさっきも聞いたな…なんだそれは」

ウイス「個々の戦闘力が低いメタモル星人が、外敵と戦うために編み出した技ですよ。成功すれば凄まじいパワーを手にすることができます」

ビルス「へぇ……!君たち、ちょっと見せてくれないかい?」

悟空「あんたには一星龍を倒してもらった恩があるしな……構わないぜ。よし、やるぞベジータ!」

ベジータ「な、なんだと?俺はもうやらんぞ!」

悟空「……なんでだよ〜!さっきはおめえのほうからやろうって言ってきたじゃねぇか!」

ベジータ「あれはフュージョンしないと地球が危なかったからしょうがなくだ!なんで地球の危機が去ったのにフュージョンしなけりゃならない!」

ビルス「ごちゃごちゃうるさいね……ならこれでどうだ?フュージョンしなけりゃこの星を消す」

ベジータ「な……」

ビルス「どうする?わかってるだろうけど、君たちじゃ二人がかりでも僕を止めることはできないよ」

ベジータ「ちっ……しょうがない、やるぞカカロット」

悟空「よし!」

ビルス「それでいいんだよ、それで」

悟空「……」スッ

ベジータ「……」スッ

「フュージョン、はっ!」

ズォッ!

ゴジータ「……これでいいか?」シュインシュイン

ビルス「……!なるほど、これだよこれ!さっき感じたエネルギーは!いやあ、すごいね」

ウイス「単純なエネルギー量だけなら、ビルス様を超えてるんじゃないですか?」

ビルス「なっ……いや、まだ僕の方が強い!」

ゴジータ「……で、とりあえずフュージョンしたはいいけど、どうすればいい?」

ビルス「そうだな……よし!僕が相手してあげよう」

ゴジータ「ふっ、いいのか?正直、今ならあんたにも勝てると思うぜ?」

ビルス「たしかに君たちはかなりのパワーアップをしたけれど、それでも僕が負けるとは思わないね……さあ、始めようか」

ゴジータ「……このフュージョンを保ってられるのは10分ちょっとらしい、最初からフルパワーでいかせてもらうぜ」

ゴジータ「はぁぁぁぁっ!」ズァッ

 
ゴジータ「でりゃっ!」バシッ 

ビルス「うおっ!」

ドヒュ-ン 

ビルス「っ!いてて……なるほど、想像以上に強いようだ……こっちも最初から本気を出さないといけないようだね……」

ゴジータ「ふん、かかってこいよ」

ズガガガガッ!ドン!ズォッ!

悟飯「な、なんてレベルの戦いだ……」

ブルマ「私には何がおこってんのか全くわかんないわ……」

パン「やっぱりおじいちゃんとトランクスのパパの合体はすごい……けど、それと互角に戦うビルスってやつも……」

ウイス「いえ、本来なら互角ではありませんよ」

パン「えっ?」

ウイス「先ほども言った通り、単純なエネルギーなら悟空さんたちのほうがビルス様を上回っています。ですが、悟空さんたちには一つ明確な弱点がある。それがこの勝負を互角なものにしているのでしょう」

トランクス「弱点?その弱点とは、なんなのですか」

ウイス「あなたたちも既にお気づきでしょう……私やビルス様から全く気を感じないことに」

ウイス「私たち神の気は特別なもの。これを感じ取れるのは、同じ神の領域……それぞれの星の神や界王、界王神だけなのです」

ウイス「いくら彼らが強くなったと言っても、神になったわけではない。そして、彼らにとって相手の気を探れないことは、戦いにとって相当なハンデとなります。ま、そのハンデを抱えながらビルス様と互角以上の戦いを出来るなんて、サイヤ人というのは底が知れないというか……」

チチ「悟空さ……」

ブルマ「ベジータ……」

ゴジータ「はっ!」

ビルス「よっと」サッ

ビルス「そらっ!」

ゴジータ「くっ!」ビリッ

ビルス「ほらどうした、全然僕に攻撃を当てられてないじゃないか。その程度なのか?」

ゴジータ「ちっ……!(気が読めないせいでなかなかビルスの姿を捉えられん……!力そのものはこっちの方が上な はずだってのに!)」

ビルス「それっ!」スッ

ゴジータ「ふっ!」パシッ

ビルス「へぇ……おいしょっ」ガッ

ゴジータ「はっ!」バン

ビルス「これならどうだ」ドゴッ

ゴジータ「くっ」バッ

ビルス「……大したもんだ、僕の攻撃を余裕で何発も受けきるなんてね」

ゴジータ「ふん、あまり嬉しくないな……」

ビルス「いやいや、君は僕が今まで戦った中でも一番と言っていい強さだ。素直に喜んでほしいもんだね」

ビルス「さて、このままこの戦いを続けてもいいが……たぶんこのままじゃ10分以内に決着はつかないだろうね。でも、それじゃ僕は君に勝った気にはならないから……次の一撃で決めることにするよ」

ゴジータ「何……?」

ビルス「僕は今から君に、全身全霊、すべてのエネルギーを込めたエネルギー体をぶつけることにする。押し返せとまでは言わないが、せめて反らすくらいはしてほしいもんだね」

ゴジータ「……なるほど、一発勝負で決めようってわけか」

ビルス「そういうことだ。さあ……いくぞ」

ゴジータ「……こい!」

ビルス「……楽しかったよ。はぁぁぁっ!」ブォン

ゴジータ「ビッグバン、かめはめ波!」

ゴジータ「100倍だっ!」ズォッ!

ドガガガガ!    

ビルス「……僕の本気のエネルギー弾と互角に押し合うなんてね……本当に君は強いよ……だが、このまま押し切って……っ!?いない!」 

ゴジータ「……こっちだ」シュン!

ビルス「ま、まさか……」

ゴジータ「……」ニヤッ 

ビルス「瞬間移動……!そんな技を隠してたのか……!」

ゴジータ「もらったっ!龍拳……」

ゴジータ「爆発!」

ビルス「くっ、避けきれな……」

ウイス「そこまでです」バシッ

ゴジータ「なっ!」

ウイス「っ……ふぅ。……すさまじい力ですね。今の一撃、パワーだけなら私に匹敵していたかもしれません」ビリビリ

ゴジータ「俺の本気の龍拳を、片手だけで……」

ビルス「……ウイス!なんで邪魔したんだ!」

ウイス「何を言ってるんですか。今のをまともに受けていたら、ビルス様死んでましたよ?」

ビルス「僕があれくらいで死ぬわけないだろ!まったく……」

ウイス「どうでしょうかねぇ」

ゴジータ「あんた、一体何者なんだ……?」

ビルス「あぁ、ウイスはこの僕の師匠なんだ。もちろん、僕よりもさらに強い」

ゴジータ「マジかよ……」

ウイス「ほっほっほ。……さて、ビルス様。破壊神が下界の者に負けるなんてどういうことですか。帰ったら修行のし直しですよ」

ビルス「なっ、だから負けてないって言ってるだろ!」

ウイス「先ほどの攻撃を受けていたら、死ぬとは行かないまでも戦闘不能にはなっていたことはビルス様もわかっているでしょう。素直に認めないと修行をもっときつくしますよ」

ビルス「わかったよ……僕の負けだ。そこの……あー、合体戦士。君は僕より強い。それを認めてやる」

ゴジータ「ふっ、でもこっちは二人がかりだからな……次は」ポンッ  

悟空「おっ、解けちまった。まあいいや。次はオレ一人でも勝てるようになんなきゃな!」

ウイス「ふふっ、頑張ってくださいね。応援してますよ」

ビルス「……よし、じゃあ帰るぞ、ウイス。とりあえず休みたい」

ウイス「しょうがありませんね……では、悟空さん、ベジータさん。また機会があれば会いましょう」

悟空「あぁ。またな!」

ビルス「次は勝って見せるからな!」シュン!

悟空「行っちまった……よし、オレも一休みして、もっと修行しなくちゃな」

ベジータ「奴らを超えるためには、スーパーサイヤ人4をさらに上回る必要があるな……ふっ、俺もまだまだ上を目指す。死ぬまで、己の限界を超え続けてやる」

ビルス「それにしても、結局スーパーサイヤ人ゴッドってのはなんだったんだ?」

ウイス「紅き闘気を纏いし〜というのは、きっとあのスーパーサイヤ人4、とかいう形態のことですし……たぶん、ビルス様の予知夢は半分あたった、ということでしょうね」

ビルス「なーんだ、結局ゴッドなんてのは存在しないのか。サイヤ人の神って言うくらいだから、ちょっと期待してたのにな」

ウイス「でも実際、悟空さんとベジータさんが合体した戦士は、破壊神よりも強かったわけですし。スーパーサイヤ人ゴッドと言っていいんじゃないですか?」

ビルス「ふん、次は勝って見せるさ」

悟空「……あれ?そういやドラゴンボールはどこいったんだ?ドラゴンボールがねぇとクリリンや地球人たちを生き返らすことが出来ねぇぞ」

パン「もしかして、ビルス、ってやつの攻撃で、跡形もなく消し飛んじゃったんじゃ……」

悟空「いーっ!そりゃやべぇなぁ。とりあえずデンデんとこ、行ってみっか!」

神龍(せっかく浄化されたのに、出るタイミングがつかめなかった件)

おわり

終わりです。
強さのイメージ的には
ssgss≧4>ゴッド
ウイス≧ゴジータ4>ビルス
くらいのつもりでした。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月18日 (木) 20:11:56   ID: yD5aNBvF

その内ゲームのIFストーリーで似たような展開が出る気がします。面白かった!

2 :  SS好きの774さん   2017年02月18日 (土) 23:48:25   ID: 5bpTdZeJ

神龍………www

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