塩見周子「愛でられ体質しゅーこちゃん」 (39)
クリスマスに立てたからセーフ
一応
塩見周子「愛され体質しゅーこちゃん」
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↑の続編になってますが読まなくても大丈夫だと思われ
もちょっとしてから始めます
http://ex14.vip2ch.com/i/responce.html?bbs=news4ssnip&dat=1450015501
あれ、なんか上のリンク調子悪いのでもう一回
最後まで書き終わってはないけどキリいいところまで投下していきます
『---うん、あたしも…あたしもPさんが好き。大好き』
『…でもね、あたしは今の…Pさんがくれた、みんなとのアイドルの生活も好きなの…だから…だから今はこの指輪は、受け取れない』
『……凄い我が儘なんだけど…あたしの引退まで…待っててくれますか?』
『……ああ、いつまでも待つよ。それまでは、俺は周子の横でプロデューサーとして支え続けてやる』
『これ以上ないってくらい、アイドル人生満足させてやる』
『うん…うん…ありがとう…ありがとう』グスッ‥
『……』ポンポン
『---なあ、この指輪は、それまで周子が付けていてくれないか?』
『…え?』
『今は左手は無理で、右手だけど…2人の…その…愛の形…としてさ』
『…ふふっ』
『な、なんだよ…』
『なーんでもないよ』ウフフ
『…うん、いいよPさん…付けてくれる?』
『…もちろん』‥スッ
『…うん、ぴったり。綺麗だね…』
『…よく似合ってるよ、周子』
『…あーあ、とんでもないプレゼント貰っちゃったなー。驚きだよまったく』クスクス
『…そりゃ計画した甲斐あったよ』
『じゃあさ…ちょっとだけ、お返し、してあげる』
『Pさん。……キス、しよっか』
周子誕生日翌日
事務所
塩見周子「………」ジーッ
周子(2人の愛の証、か…)
周子(小っ恥ずかしいけど…悪い気はしないなー♪)ニコニコ
小早川紗枝「……」
速水奏「……」
宮本フレデリカ「……」
紗枝(…ソファに寝転がって右手見てニコニコしてはる)
奏(右手についてるの…指輪かしら?)
フレデリカ(ニコニコしてる周子ちゃん可愛い)
紗枝「あの指輪…貰い物やろか?」
奏「まあそうでしょうね。周子が自分で買うとも思わないし、買ったとしてあんな顔で見るとは思えないもの」
フレデリカ「ニッコニコだねー周子ちゃん」
紗枝「ほんま、かわええなぁ」
奏「そうね。写真撮れないかしら」
フレデリカ「それでさー、あの指輪、誰から貰ったんだろうね?」
奏「問題はそこよね」
紗枝「周子はんがあそこまで喜ぶ相手言うたら…」
奏「Pさんね」
フレデリカ「Pさんだよね」
紗枝「Pはんやろなぁ」
奏「しかも昨日は周子の誕生日…これはもうあれよね」
フレデリカ「あれだよねー」
紗枝「あれやろなぁ」
奏「それでも一応確認はしておこうかしらね」スタスタ
フレデリカ「周子ちゃーん!こんにちハロー!」ブンブン
紗枝「おはようさん、周子はん」
周子「お、おはおはー。勢揃いだねー」
奏「たまたま下で出会ったのよ」
フレデリカ「昨日は楽しかったねー!」
周子「そうそう、プレゼントびっくりしちゃったよー。あれ高かったんじゃない?」
奏「あら、周子に口紅の価値がわかるなんて意外だったわ」
周子「あたしだけならわからなかったけどさーPさんと一緒に開けたから教えてくれたのよ」
紗枝(Pはんと一緒においやしたんは確定やな)
周子「あたしいつも普通の値段のものしかあげてなかったから申し訳ないわー」
紗枝「ええんよ、うちらが周子はんにあげとうて買ったもんなんやさかい、かまへんで」
周子「そう言われてもあたしの江戸っ子としての心意気が許さないよ!」
フレデリカ「えー!京都って江戸だったんだー知らなかったー!」
周子「実はそうなんよートリビアだね」
奏「そんなわけないでしょ」ハァ‥
周子「それでさ、お返しってことで些細なもんだけど後でパフェでも食べ行こーよ」
奏「この寒い時期にパフェ?」
周子「別にパフェじゃなくてもええよ。あたしが奢ってあげるから好きなもの食べてよ!和菓子も洋菓子も美味しいカフェがあるからさー」
紗枝「周子はんの太鼓判付きなら間違へんなぁ」クスクス
周子「そうよそうよーお菓子マイスターしゅーこちゃんおすすめだよー」
奏「じゃあ丁度この後空いてるし、行きましょうか」
フレデリカ「楽しみだねー♪」
奏「で、それはそうとして…周子」
周子「ん?どしたん?」
奏「その右手の指輪、どうしたの?」
周子「!!?? え、えっとこれはねー…その…えっと……」
周子「そう!昨日のプレゼントにあったの!」
周子(嘘は言ってないしいいよね)
フレデリカ「えー誰からのチョイスなのそれー?フレちゃん気になっちゃうなー」
周子「うーん…秘密♪誰からでしょー?」
紗枝(Pはん)
奏(Pさん)
フレデリカ(Pさん)
P「ただいま戻りましたー」ガチャ
周子「!」ピクッ
千川ちひろ「お帰りなさい、Pさん」
P「俺がいない間になんかありました?」
ちひろ「○○テレビのディレクターさんから言伝が---」
周子「あー…ちょっとPさんと話すことあるからさ、ちょーっとだけカフェ行くの待っててくれる?」
紗枝「ええよー」
奏「構わないわよ」
フレデリカ「ベリーオッケー!」
周子「ありがとねー」タッタッタッ
紗枝「…こらPはん確定やろうなぁ」
奏「そうね…一部で波乱が起きそうだわ…」
フレデリカ「あたし達も頑張らないとだねー」
P「---じゃあここが○○テレビさんになるんですね」
ちひろ「そうですね」
周子「ねぇねぇ」チョイチョイ
P「ん?どうかしたか?」
周子「今ってちょっと大丈夫?」
P「えっと…ちひろさん、いいですか?」
ちひろ「いいですよ、伝えることは伝えましたし」
P「ありがとうございます。…それでどうした、周子」
周子「んーとね、コレのことなんだけどさ…」コソコソ
P「…指輪がどうかしたか」コソコソ
周子「ついさっき誰から貰ったのか聞かれてさ…一応みんなからの贈り物、みたいな感じで誤魔化したからそんな感じで話合わせてくれる?」コソコソ
P「…そうだな。あまりバレて波風立たせたくないしな…わかったよ、周子」コソコソ
周子「まー流石に指輪だけでバレるとは思わないんだけどねー」アハハ
P「流石にな」アハハ
周子「じゃ、あたし達ちょいカフェでお茶してくるから」
P「おう、気をつけてな」
オマタセーイコイコー
P「…ま、大丈夫だろ。さて、仕事仕事っと」
橘ありす「当然大丈夫なんてことはなくてPさんと周子が付き合ってる、指輪も既に渡してあるという限りなく事実に近い噂はその日のうちに広まりました」
ありす「2人は女性の観察眼と情報スピードを甘く見すぎです」ハァー
ありす「その噂を聞いての反応はそれはもう皆さん様々で」
川島瑞樹「…私達、周子ちゃんにも先越されたのね」
片桐早苗「言わないでよ…もう…」
高垣楓「まあまあ、周子ちゃんもいい子ですし、仕方ないですよ」ガタガタビチャビチャ
早苗「めちゃくちゃ零れてるわよ、お酒」
瑞樹「はぁ…結婚したい…」
佐久間まゆ「み、皆さん考えすぎですよぉ…きっと只の指輪ですよぉ」
渋谷凜「……指輪、誕生日、右手とはいえ薬指…うっ、頭が…」
まゆ「うわーん!!!」ピエー!
凛「ここまで揃ってたらもう確実だよね」
まゆ「まだ!まだ右手ですから!!チャンスありますから!!」
まゆ「それより凛ちゃんはなんかこう…ないんですかぁ!取られて悔しくないんですかぁ!」
凛「私?別にないよ。Pさんは好きっていうより尊敬…というか相棒?みたいな感じだし、相手が周子さんなら任せられて安心、って感じかな」
まゆ「何でそんな淡白なんですかぁ!」ピエーン!
凛「でも…確かにまだ右手だから、まゆにもチャンスはあるかもね」ポン
まゆ「り、凛ちゃん……」ジーン
凛「ま、私は周子さんの味方だけどね」ニコッ
まゆ「凛ぢゃーん!!!」ピエー!
ありす「とまあ、今のは一部ですけどこんな感じのが皆さん起こりました」
ありす「晴さんとか年少組は休みに遊べる日が減りそう、とかそんな感じでしたけど大人組や学生組の一部は特にダメージが大きかったみたいで、『プロデューサー・ロス』により何人か体調崩したりしました」
ありす「そんなことが起きていたのに当人達は」
P『なんだか最近体調崩す人が多いな…冬になって急に寒くなったからかな?一度みんなに注意した方がいいのかも』
周子『あ、このケーキ美味しー♪また買ってこよーっと♪』
ありす「全く気づいていませんでした」ヤレヤレ
ありす「その後も、Pさんをまだ諦められない人達と非公式ファンクラブ『周子ちゃんを愛で隊』に所属するアイドル達との恐ろしき情報戦、舌戦が繰り広げられたりしましたがそこは割愛します。話すと長くなるので」
ありす「何はともあれクリスマスより前にある程度落ち着きました。これでサンタさんも安心してプレゼントを配れますね」フンス
ありす「え?『ありすちゃんはPが周子ちゃんとくっついてどう思ったのか』ですって?」
ありす「…実際こんなことが起きてわかりましたが、どうも私のPさんに対する感情は大人に対する尊敬、憧れの方が強かったようで….あまりショックではありませんでした」
ありす「周子さんもいつもはふざけてますけど仕事の時はしっかりするので尊敬はしてますし、ある意味凛さんの気持ちに近いのかもしれません」
ありす「あと、軽々しくありすって呼ばないでください。橘です」キッ!
ありす「…ふぅ、噛まずに全部言えました!」フンス!
周子「ありすちゃーん、ショートケーキあるから一緒に食べよー?」ヒョコ
ありす「イチゴですか!?」キラキラ
周子「もちもちーほらここ座って座って」ヒザウエポンポン
ありす「今日はどこのケーキですか」ストッ
周子「んー前見つけた××駅の近くのとこのだよ。はい、あーん」
ありす「あーん…!美味しいですね!」モグモグ
周子「そうでしょー?いやーありすちゃんは可愛いなぁ」ナデナデ
ありす「〜♪」モグモグ
P「………完全に手懐けられているな…あいつ」
とりあえずここまで
残りは最後まで書き終わってから
え?クリスマス要素がない?ま、まだまだこれからだし…(震え声)
そろそろ書き終わるので投下するよー
クリスマスイブ当日
P「---さてと、今日はクリスマスイブだし、イベント盛り沢山だなー。付き添いの優先順位確認しておこう」
P「えっと…イヴと数人でサンタのお仕事に挑戦する企画は…と」
木場真奈美「P君、その仕事は私が参加者兼付き添いとして行くから大丈夫だよ」
P「え、そうですか…?まあ真奈美さんなら安心ですね。それじゃあお願いします」
真奈美「任された。それはそうとP君、☆☆公園を過ぎたところ辺りにケーキ屋があるそうだよ。隠れ家的な感じで見つけにくいが味は絶品らしい」
P「へぇーそうなんですか。いいですねーそういう知る人ぞ知るって感じ」
真奈美「それじゃあ私は行くよ。仕事の結果を楽しみにしてくれたまえ」
P「頑張ってくださいねー」
P「さて、じゃあ次に行くのは…年少組のクリスマスプレゼント手渡し会だな…これは…」
東郷あい「その仕事の付き添い、私に行かせてもらえるかい?」
P「あいさん、どうしてですか?わざわざ手を煩わせなくても俺やりますよ?」
あい「実はその後に薫達とパーティーをしよう、という話になっていてね、どうせならそのまま一緒に行動できるようにしておきたいんだ」
P「そういうことなら…お願いしてもいいですか?」
あい「ああ、任せてくれ。そういえば関係ない話だが、今日の夜はアイドルのみんなは仕事やパーティーで事務所には誰も残らないそうだ」
P「やっぱりみんな女の子ですから、こういう機会は楽しみなんでしょうね」
あい「アイドルになってもそこは変わらないからね。では、私はこれで失礼するよ」
P「はい、お願いしますねー」
P「…二つも仕事がはけてしまった。さて、次は---」
ちひろ「その仕事は私がお手伝いします」
財前時子「その仕事はあたしが行くからあんたはいらないわよ」
柳清良「それは私が」
瑞樹「わかるわ」
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P「…みるみるうちに仕事がなくなってしまった…夜暇になっちゃったな」
まゆ「!!」ガバッ!
まゆ「そういうことならまゆと一緒に!!」
凛「……セイッ!」スゥゥ‥ガシッ
バキバキドコバコ!!
凛「ワレコソアオヲキワメシモノ」バーーン!!
まゆ「」チーン
神谷奈緒「すげぇ!瞬獄殺だ!」
荒木比奈「後ろに蒼の字が見える気がするッスね」
凛「はーい、まゆは邪魔しないようにねー」ズリズリ
P「…な、なんかまゆ言おうとしてなかったか?」
凛「気のせいじゃない?まったく関係ないけど☆☆公園って今結構豪華なイルミネーションしてるらしいよ。それじゃあね」ズリズリ
まゆ「り、凛ぢゃーん……」
凛「ドナドナドーナードーナ」ズリズリ
P「お、おう…まゆ大丈夫かな…」
P(…クリスマスイブの日に予定なし…周子の予定も…なし、か)ペラッ
P「…よしっ」
夜
周子「クーリスマスが今年もやーってくる♪悲しっかったー出来事をー消し去るようにー♪」スタスタ
周子「ただいまー♪」ガチャ
P「お、仕事お疲れ。ちょっと待っててな」ゴソゴソ
周子「なになに?クリスマスの飾り付け?」
P「まあな、簡単なものだけだけど少しは雰囲気出るかと思って。ま、俺達しかいないんだけどな」
周子「んふふ、でもー今日はそっちの方が嬉しいかなー?こうやって!」ダキッ
P「おわっ!」
周子「抱きついてもなんにも言われないし♪」ギューッ
P「…確かに…あの日から事務所でこんなに近くにいるのに、ってよりもどかしく感じるようになったな」ポンポン
周子「両思いってわかっちゃったから余計ねー」ギューッ
P「……そろそろ離れない?当たってますし…」
周子「だーめ♪あと、当ててんのよー♪」ギューッ
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---
周子「そうそう、せっかくクリスマスだから持ってきたものがあるんだよねー」
P「へー何なんだ?」
周子「んーまだ秘密、かな?準備しないとだからあっち向いて待ってて」スタスタ
P「準備が必要なのか…何だ?」クルッ
周子「気になっても覗いちゃやーよ?」
P「オーケーオーケー、楽しみに待ってるよ」
10分後
周子「Pさんお待たせーこっち向いていいよー」
P「お、もういいのか。さて何かな………!!」クルッ
周子(ミニスカサンタ)「どう?似合う?」
P「」
P「」
周子「…あれ?Pさん?反応無し?」
P「いや…すまん…その…可愛すぎというか、ツボを抑えすぎというか…とにかくやばい…です」
周子「お、好評価?着た甲斐あったわー」ウフフ
周子「あ、ちょっと写真撮ってくれない?」ハイ
P「写真?別にいいぞ」マカセロ
周子「このサンタ服、何故かフレちゃんがくれたんだよねー。もし着たら写真見せてーって言われててさ」ハイポーズ
P(良くやった、フレデリカ)カシャ
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周子「Pさんの膝って結構硬いんだねー」ゴロー
↑の最後のはなかったことに…
周子「Pさんの膝って結構硬いんだねー」ゴローン
P「寝心地悪いならやめていいんだぞ?男の膝枕なんて楽しくないだろ」ナデナデ
周子「いやー、Pさんの温度感じれるし、このアングルで見える顔もいいもんよー?」
P「……っ」プイ
周子「あは♪照れてるー」
P「しかし、クリスマスというのにこんなソファーで膝枕してるだけでいいものか…」
周子「んーあたしはこうやってのんびりしてるだけでもいいけど…クリスマスだもんねぇ」
P「飾り付けと衣装しかクリスマス要素ないぞ?」
周子「んーどしよっかー」バタバタ
P「待って周子、その格好で足バタバタさせないで。色々見えちゃう」
周子「えー?見てもええんよー?」クスクス
P「だーめ。そういうのはちゃんと引退してから」
周子「んもぅ、お固いんだから」
P「……あっ」ピコーン
周子「お?何か思いついたん?」
P「ああ、今日真奈美さんがケーキ屋を教えてくれたのを思い出してな、少し歩くけど買いいくか?」
周子「お、いいねー。でもあれよー?あたし最近ケーキはまってるから味には五月蝿いよ?」
P「隠れ家みたいなとこらしいからきっと美味しいよ」
周子「む、確かにその謳い文句は惹かれるものがあるね」
P「よし、そうとなったらさっさと行っちゃおう。ほれ、着替えてこい」
周子「えー?この格好のままでいいって、クリスマスなんだし。変装替わりにもなるしさ」
P「いやいや、流石に寒いだろ」
周子「誕生日にニュージェネから貰ったマフラーあるし大丈夫大丈夫♪」
P「…はぁ、じゃあコート上から羽織れ。それが条件な」
周子「ん、オッケー♪」
事務所外
周子「おお!雪降ってるじゃん!さっきまで降ってなかったのに!」
P「ホワイトクリスマスか…何年ぶりかな。積もる程じゃなさそうだし、明日は安心だな」
周子「いいねーいいねー特別って感じ〜♪」
周子「よし、じゃあ行こっか」ハイ!
P「ん?ああ、そういうことね」ギュッ
周子「えへへー♪レッツゴー!」スタスタ
P「れっつごー」スタスタ
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周子「Pさん、そのケーキ屋さん、どこにあるの?」
P「ここらへんのはずなんだけど…看板も何もないんだな…」
P「お、あったぞ、周子!」
周子「わお、ほんとに隠れ家みたい…こりゃ気付かれないわ」
P「でも店としてやっていけてるってことは期待できるぞ」カランカラン
店主「おや、いらっしゃい。見ない顔だが、初めてかい?」
P「ええ、ここらへんに美味しい店があると知り合いに聞いたものですから、せっかくのクリスマスなので、と思って」
店主「あはは、どうだい、迷っただろう?うちは入り組んだところにあるから、来るのは近所の常連さんばかりでねぇ」
P「広告や看板は出さないんですか?」
店主「いいんだよ、ほそぼそと手作りで妻と続けているのが楽しいんだ。君も時期にわかるようになるさ」ククク
店主「さ、綺麗なサンタさん。どれにするかい?」
周子「ふふ、綺麗だなんてありがとー♪じゃあこれとこれと…あとこれと……これで!」
店主「はいよ」スッスッスッスッ
周子「Pさんはチョコケーキで良かったよね?」
P「おう、よく知ってるな」
周子「えへへ、まあねー。みんなでケーキ食べる時いっつも同じのなんだもん、覚えちゃった」
店主「はい、4点で1890円です」
P「2000円で」
店主「お釣りの、110円とケーキね」ハイ
周子「ありがとー」
店主「お二人さん、なかなかお似合いのカップルだからおまけしといたよー」アハハ
周子「カ、カップル……やっぱそう見えてるんやろか……」カァ‥
P「あはは…ありがとうございます」
P「それじゃあこれで」カランカラン
店主「良い夜をー……いやぁ、若いねぇ」
P「…周子、顔真っ赤だぞ」
周子「他人にああ言われるんは恥ずいわぁ……」
P「綺麗とか可愛いとかは言われ慣れてるんだけどな」アハハ
周子「むー!Pさんは恥ずかしくないの!?」
P「だって付き合ってるの事実だし」
周子「む、むぅ…せやけど…もうっ!いけず!」プイ
P「おいおい、そろそろ機嫌なおせよー」テクテク
周子「ふーんだ、しーらなーい」テクテク
P(そんなこと言いながらも手は握ったままなんだな…)フフ
P「…そういや☆☆公園はイルミネーションがすごいって凛言ってたな。寄ってみるか?」
周子「!!…イルミネーション…仕方ないから…付き合ってあげる」
P「そりゃありがたい」アハハ
周子「♪」ワクワク
☆☆公園
周子「うわぁ……!」キラキラ
P「おぉ……こりゃすげぇ……普通の公園とは思えない規模だな」
周子「花壇もピッカピカだし、噴水もすごい綺麗!」
P「まるで千葉の遊園地みたいだな」
周子「わ!見て見て、あれ!」
P「ん?」
周子「ぴにゃこら太のイルミネーション像」
ぴにゃこら太「ピンニャー」
P「ブフォ!」
周子「いやーイルミネーションって凄いね!ライブの時のサイリウムみたい!ま、あっちの方が上だけどー♪」
P「随分とハイテンションだな」
周子「だってうちの実家の方なんてイルミネーションのイの字もないんだもん。強いていえば提灯があるかなーってレベル」
周子「うちの親父もそういうの嫌うタイプだったから見る機会がなくってさー。ツリーだって飾ったことないし」
P「うーむ、確かに周子の家のあたりは純和風だしそういうのはなさそうだな」
周子「でしょ?それでちょっと前に紗枝はんと1度は派手なの見てみたいねーって話してたら今日こんなに凄いの見れちゃったんだもん!そりゃテンション上がっちゃうってー♪」
周子「いやーいい日だなほんと♪」
P「そりゃ良かったよ」クス
周子「お、見てよこれ!でっかいハート型!綺麗だねー」オー
P「一段と凄いな。これが公園の目玉なのかな?」
老人「…どうだい、そこのお二人さん。このわしが写真でも撮ってやろうか?」
P「え、いいんですか?」
老人「任せなさい、こう見えてもスマートフォンだって使いこなせるんじゃぞ」カカカ
周子「いいじゃんPさん!せっかくだし撮ってもらおうよ!」
P「それじゃあ…お願いします。ここのアイコンをこうして---」
周子「Pさん早く早く」フリフリ
P「まあ待て!…じゃ、お願いしますね」タッタッタッ
老人「よし来た」
P「よっと…ここら辺かな」
周子「もうちょっとこっちよりなよ、ほらほら」
P「えーそんな近くにか?」
周子「記念なんだし、ね?」
P「…しゃーないなー」
老人「準備はええかなー?」
P「あ、お願いしまーす!」
周子「……」ドキドキ
老人「…はい、チーズ」
チュッ
カシャッ
P「………え?」
周子「お爺さん!写真撮ってくれてありがとね!それじゃ!!」ダッ
P「え、ちょ、ま…今、頬にキス…」
周子「しゅーこサンタからのプレゼントだよー!」
P「おまっ!何恥ずかしいことを…!ああ、写真ありがとうございました!」ペコッ
老人「しっかりとあの瞬間撮っといてやったぞ。お茶目なお相手さんじゃな」カカカ
P「え、えぇそれほどでも…待て、周子!逃げるんじゃない!!」ダッ
周子「あははー!Pさん顔真っ赤ー!」
P「うるせぇ!お前も赤いじゃねぇか!!恥ずかしいならやるんじゃねぇよ!!」
周子「クリスマスだもーん!こんぐらいやらなきゃー!」
マテコラー!
アハハハハー!
老人「……」
老人「……ふぅ」ベリベリベリ
奏「上手くいったようね…」
紗枝「名演技やったなぁ、奏はん」パチパチ
フレデリカ「ほんとほんと!ザ・おじいちゃん、って感じ!」
奏「ふふ、ありがとう。これも晶葉特製の変装マスク型変声機のおかげね」
紗枝「計画通りすることできて良かったなぁ」
フレデリカ「うんうん、周子ちゃん楽しそうでなにより!」
奏「…それにしても、あんなラブラブしたところ見せつけられるとは思わなかったわ」
紗枝「……せやなぁ」
フレデリカ「…そーだね」
奏「……」
紗枝「……」
フレデリカ「……」
奏「…なんか虚しいし、ケンタッキーでも寄って帰りましょうか」テクテク
フレデリカ「…うん、周子ちゃんクリスマスデート計画成功でもお祝いしよっか」テクテク
紗枝「…はぁ、なんや川島はん達の気持ちがわかってもうたわぁ」テクテク
終われ
途中からオチが迷子になってぶつ切りに書き足してったから話の繋がりが変かもだけどご勘弁
周子がデレデレだったらこんな感じかなーって言う想像の元書いているのでキャラ崩壊は割と起きてる気がするけどまあそこは大目に見てもらって…
今年のクリスマスもただ忙しいだけでした
ミニスカサンタ周子とラブラブしたいです
楽しんで頂けたなら幸いです
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