ゆるめにモバ×ミリ
LTD03のネタバレあり
P「………は?」
瑞樹「今日の瑞樹はやる気にあふれてるぞ。えいえいおう」フンス
P「えーっと…」
早苗「あー…Pくん、ちょっと…」テマネキ
P「…早苗さん?」
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P「ちょっと、今日の瑞樹さんどうしたんですか?いつも以上に変ですよ!言葉も妙に棒読みですし!」
早苗「いや、何から話して良いやら…」
P「理由知ってるんですか?」
早苗「うん。一応」
P「どうしたんですか?志希かちひろさんに変な薬飲まされたとかですか?」
早苗「いやー、そうじゃなくて…。ほら、今765プロさんでライブツアーやってるじゃない?知ってる?」
P「シアターの方ですよね。各所で話題になってますが…」
早苗「でね、たまたま一昨日の名古屋公演のチケット貰ったから見に行ってみたのよ、瑞樹ちゃんと一緒に。二人ともオフだったし」
P「………既に悪い予感しかしないんですが…」
P「それで…?」
早苗「うん。それでね、真壁瑞希って知ってる?」
P「ああ、はい。知ってますよ。ポーカーフェイスの不思議っ子ですよね」
早苗「その認識は…。うん。まあ、それで名古屋公演に件の真壁ちゃんが出てたのよ」
P「はあ…」
早苗「で、ここからが本題なんだけど、その子が舞台挨拶で言ったのが…」
P「言ったのが…?」
真壁瑞希『真壁瑞希です。…………川島ではありません…』
P「はああぁぁぁぁっ!?」
早苗「……だよねー」アハハ…
P「え?それはアレですか?お二人が行ってるのを知っててのパフォーマンスとか?」
早苗「いやー。知らなかったんじゃないかな?私達完全にオフで行ったし、特に挨拶にも行かなかったし…」
P「なら、素で言ったと?」
早苗「多分ね。他の出演者もかなり焦ってたから。『何言ってんだ!』って感じで…」
P「…………なるほど」
早苗「まあ、ウケてたし他は普通だったんだけどね。その時は瑞樹ちゃんも『同じミズキ同士、ファンになっちゃおうかしら〜』なんて嬉しそうにしてたけど…」ハァ
P「どうするんですか?過去最高に絡みにくいですよ、アレ…」
早苗「いやぁ。まさかこんなんなるとは…」
P「……頑張れ、俺。…………み、瑞樹さん?」
瑞樹「どうしましたか?プロデューサー。お仕事ですか?今日の私は期待してくれて良いですよ」
P「……………や、やっぱり無理…」ガクッ
早苗「ちょっとPくん、頑張ってよ!」
瑞樹「………?」クビカシゲ
P「わかりました。わかりましたから、一回元に戻りましょう。お願いですから」
瑞樹「……………」
P「…………」ゴクリ
瑞樹「…………わかったわ」コクリ
P「……はぁーっ」
P「それで、何がどうしたらそうなったんですか?」
瑞樹「あら?さっき早苗さんから聞いてなかった?」
P「二人でライブにいって、真壁さんの挨拶がどうとかってのは聞きましたが、貴女がどうしてそうなったかを聞いているんですよ」
早苗「うん。私も気になるかな…」
瑞樹「そうねえ…………。真壁ちゃんが可愛かったから、かしら?」
P「は?」
瑞樹「いえね、あの後家に帰って詳しく調べてみたのよ。真壁ちゃんについて。でね、ライブ映像見たりいろんな記事読んでたらね?」
P「たら?」
瑞樹「見事にファンになっちゃった♪」テヘ
P「てへ、じゃなくて…」
瑞樹「それで、せっかくだから真壁ちゃんみたいなキャラでやってみてはどうかしら、と」
P「そんな理由でキャラ変えないでください。ただでさえ貴女と美羽は普段からブレブレなんですから…」
早苗「まあ、瑞樹ちゃんのファンならわりと受け入れちゃいそうだけど…」
P「…………」ウーム
瑞樹「!」キラン
P「いや!ダメです!」
瑞樹「いけずねえ」
P「よりによって其処に行き着いたりするからですよ…」
早苗「まあ、流石に私もそれは瑞樹ちゃんには無理があると思うわよ?」
瑞樹「早苗さんまでー」
瑞樹「でもね、Pくん。折角あんなパフォーマンスしてくれたんだから、何かしらお返しが必要だと思うのよ」
P「いや、お二人が行ってるの知らなかったんですよね?」
瑞樹「だからこそ、よ。遠回しに私が伝え聞いて怒ってる、なんてデマが流されかねないじゃない?」
P「心配しすぎだとは思いますが…」
早苗「実際はファンになっちゃったワケでしょ?」
瑞樹「ええ。真壁ちゃんのファンクラブにも登録申請済みよ♪」
P「はあ!?」
早苗「一体昨日一日に何があったのよ…」
瑞樹「ふふっ。一昨日から昨日にかけては、今となっては至福の時間だったわ…」
P「…頭痛くなってきた」
P「っても、具体的にどうするんですか?いくらなんでもあちらの事務所に乗り込む訳にもいきませんし」
瑞樹「そうねえ。……どうせならダブルミズキで共演なんてどうかしら?」
P「どう考えても瑞樹さんが会いたいだけですよね…」
瑞樹「Pくんならなんとかしてくれるって、ミズキ信じてる☆」
P「…………そろそろ一回殴って良いですかね?」
早苗「どうどう。まあ、わりと良いアイデアかも知れないわよ。瑞樹ちゃんの私欲100%ってのは置いといても」
P「?」
早苗「私と瑞樹ちゃんのラジオくらいならPくんならなんとかねじ込めるだろうし、後は放っといてもイケるでしょ」
P「まあラジオになら…」
P「ただ、いきなり大した接点もないのにオファーするってのも…」
瑞樹「そこを何とか!」
早苗「前に卯月ちゃんが天海春香と共演した時のツテは使えないの?」
瑞樹「そういえばしてたわね。卯月ちゃんにしては珍しく緊張してたって聞いたわ」
P「こっちが全面的にお世話になった形なのに、そのうえゲストに呼べと?」
瑞樹「なんともならないなら、またさっきのキャラで…」
P・早苗「それだけはやめて!」
瑞樹「きゃっ」ビクッ
ちひろ「プロデューサーさーん!」
P「?…どうしました?」
ちひろ「765プロのプロデューサーさんからお電話です。なんでも、瑞樹さんの担当を、との事ですが…」
P「?」ギロッ
瑞樹「ま、まだ何もやってないわよ?」アセッ
早苗「…まだ?」
P「まあ、とりあえず代わります…」
ちひろ「はい。それと、後でお話があります」ニコッ
P「はい?」
ちひろ「私と志希ちゃんがどうとか、って話です」ニコニコ
P「…あっ」
瑞樹「ともあれPくん、これはチャンスよ!」
P「チャンス?」
瑞樹「何が何でも真壁ちゃんのオファーを取ってちょうだい!」
P「あー…」
早苗「ほら、瑞樹ちゃん。邪魔しないの」
P「はい。お電話代わりました。…はい。先日はウチの島村がお世話になりまして…。はい…。ええ。確かに川島はいますが…」
瑞樹「Pくん!Pくん!」キラキラ
早苗「はいはい」グイー
P「いえ。その話でしたら…。実は………」
in765プロライブシアター
ミリP「…はい。はい。では詳しいことはまた後日…」
瑞希「ああ。私の処遇はどうなるのか。どきどき」
桃子「大丈夫よ。お兄ちゃんが変な事言ったら桃子が蹴り上げてやるんだから」フフン
瑞希「おお。頼もしいです」
静香「蹴り上げるのはともかく、ファンの方にもウケてた訳だし、それで処分も無いと思うけど…」
ミリP「はい。では失礼します……」ガチャ
千早「終わったみたいね…」
ミリP「えーっと……」
瑞希「プロデューサー、どんな処分も受ける覚悟は出来ています…。あ、でも痛いのはイヤです」
ミリP「うん。瑞希、落ち着いて聞けな」
瑞希「はい」
ミリP「今度、川島さんのラジオに出演が決まった」
桃子「は?」
静香「えっ?何がどうしたらそうなるんですか?」
千早「怒ってるワケではないんですよね…?」
ミリP「みたい。いや、それがどうしてそうなったのか俺にもサッパリ…」
瑞希「わかりました。真壁瑞希、全力で頑張ります」
inCGプロ
瑞樹「やったわーーーっ!」
早苗「良かったねー、瑞樹ちゃん」
おしまい
と言う訳で、みなさんもぜひLTD03をきいてみてくださいね。これからこういうのが増えると良いなー
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