チノ「ライバル店が増えてきました」 (22)
前回:ココア「え、ラビットハウスなくなっちゃうのッ!?」
ココア「え、ラビットハウスなくなっちゃうのッ!?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1446916303/)
の続編です。
チノ「ラビットハウスをラビットゴムハウスにリニューアルさせて、狙い通りお客さんを増やすのに成功したまでは良いのですが……」
ココア「おかげでお店も大繁盛だね~」
チノ「はい、ですがまた新たな問題が起きてしまいました」
リゼ「一体どうしたんだ?」
チノ「ウチのお店に対抗しようと、周辺のお店まで性的なサービスを始めているらしいんです」
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リゼ「なんだって!?」
ココア「このままじゃせっかく確保したお客さんが取られちゃうよ〜」
チノ「このままではまたかつてのラビットハウスのように経営難に陥ってしまいす。そこで明日、ライバル店への偵察を行います」
リゼ「偵察だと!?よし、私の出番だは!!」
ココア「おぉ、リゼちゃん気合十分だね!」
リゼ「それで、何処の店を襲撃するんだ?」
チノ「襲撃ではありません。あくまでも偵察です。このお店へ行きたいと思います」
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リゼ「この外観、見覚えがあるような……」
ココア「これ、千夜ちゃんのお店じゃん!!?千夜ちゃんのところもリニューアルしたんだ!!」
リゼ「これは……なんて読むんだ?」
チノ「栗兎栗鼠と書いて《クリトリス》と読むらしいです」
ココア「栗とリスさんかぁ〜〜、可愛らしい名前だね」
リゼ「いや、お前意味分かってないだろ//」
ココア「きっと栗を使った和菓子と可愛いリスさんが出迎えてくれるんだよ〜〜」
チノ「それは行って確かめなければわかりません。」
そして翌日……
チノ「ここが栗兎栗鼠です」
リゼ「前の店と大して変わってないように見えるが」
ココア「一体どんな風に変わってるのかな?」
チノ「では、さっそく入ってみましょう」
カランコロンカラン
千夜「いらっしゃいませぇ〜〜」
ココア「ち、千夜ちゃんッ!!?」
リゼ「おい、なんで裸なんだッ///」
千夜「裸じゃないよ〜〜。ちゃんと乳首と陰毛はアンコで隠してあるよぉ〜〜」
チノ「アソコをアンコで隠すとは……敵ながら天晴れです」
ティッピー「インパクトがあるのぉ」
千夜「みんなしてどうしたの?あっ、もしかして新しくなったウチのお店に遊びに来てくてたの?」
ココア「うん、みんなで行こうって昨日話してたんだ!!」
千夜「わぁ〜ありがと〜」
リゼ(まぁ、本当は襲撃なんだけどな)
チノ(いえ、偵察です)
ココア「さっそく注文してもいい?」
千夜「もちろん。オススメはこの《甘噛み栗きんとん》だよ」
ココア「じゃ、それにする〜!」
そして数分後……、
千夜「お待たせしました〜。新作の甘噛み栗きんとんです」
ココア「わぁ〜い……って、あれ?」
リゼ「おい、何もないじゃないか?」
千夜「うふふ、よく見て〜〜」
ココア「はわわぁッ、千夜ちゃんのお股のアンコの上に栗きんとんが!!」
リゼ「おい千夜、一体何を考えているんだ///」
千夜「うふふ、甘味処栗兎栗鼠では、女の子の甘いところをお客さんに味わってもらおうと思って、従業員自ら身体を張って接客をしてるの〜」
リゼ「いや、そこまでやる必要があるのか!?」
チノ「この栗きんとん、どうやって食べればいいのでしょうか?」
ココア「わかった、この栗きんとんを甘噛みすればいいんだね!!」
千夜「さすがは千夜ちゃん。大正解〜♪」
リゼ「そ、そんな身体を張った接客を認めていいのか///」
ココア「それじゃ、いただきまーす」
千夜「あ、ダメだよココアちゃん。そんな乱暴に食べようとしては。もっと…優しく舐めるようにして食べてね……///」
ココア「優しく………、こうかな?」
ペロリ、ハムハム
千夜「ひゃうッ/// コ、ココアちゃん、良いよ……とっても気持ち良いわ///」ビクビク
リゼ「な…なんて破廉恥なんだッ///」
チノ「なるほど。自分のクリをお客さんに食べさせるとは、なかなかレベルの高いサービスです」
ティッピー「若い頃を思い出すの//」
そしてラビットゴムハウスへと戻り…、
チノ「偵察も無事終えたことですし、これより作戦会議に入ります」
ココア「おおーー!」
リゼ「作戦会議って、この店でも千夜と同じことをするというのか?」
ココア「私達もお客さんに自分のクリちゃんを食べさせればいいの?」
チノ「いいえ、ライバル店と全く同じことをしても意味がありません。そこで考えました。ここは女性層も巻き込むために、可愛らしいマスコットを用意するしかありません!!」
リゼ「え、マスコットなら既にティッピーがいるだろ?」
チノ「いえ、ただ丸くてもふもふなだけでは今時の肥えた女は食いつかないのです」
ティッピー「ガーーーーン!!」
ココア「あ、ティッピーが落ち込んじゃった…」
リゼ「そんなものなのか。ティッピーでも十分可愛らしいと思うが」
チノ「もっと、幅広く支持を集めるような、とにかくビッグなマスコットが必要だと思うのです。そこで、ついさっき新しくマスコットをしてくれる方をお呼びしました。もう時期来るはずです」
リゼ「いつの間にそんなことを!?」
ココア「へぇー楽しみだな」
カランコロンカラン
チノ「あ、来たみたいです!」
ミッ○ーマウス「やあこんにちは。僕がこの店の新しいマスコットをやることになったミッキ○マウスだよ。ハハッ」
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ココア「わぁーーーミッキー○ウスの着ぐるみだぁ!!」ウキウキ
ミッキーマ○ス「これからよろしくね。ハハッ」
リゼ「アウトだろぉーーーーー!!!」
チノ「大丈夫です。ちゃんとギャラは払ってありますので」
リゼ「どこにそんな金があったんだ!?」
チノ「店の今月の売り上げの一部を使って、わざわざ千葉の方からミッキーマウ○さんの着ぐるみをレンタルするための料金を支払いました。なので何も問題はありません」
リゼ「そんなに売れていたのかこの店は!?」
○ッキーマウス「ハハッ」
ココア「これでお客さんたくさんくるね!!」
チノ「はい。さっそくツイッターの方でも宣伝しておきましょう」カチカチ
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リゼ「本当に大丈夫なのか、これ……」
ココア「お客さん、早く来ないかな〜」
カランコロンカラン
幼女「あ、ミ○キーマウスだ!!パパ、ママ、本当にミッ○ーマウスがいたよーー!」
母親「あら、本当だね〜」
父親「よかったなぁーー。本物のミッキ○マウスだぞ!」
リゼ「呟いて早々に客が来た!!しかも親子連れだとッ!?」
チノ「さっそく効果が出ました」
ココア「いらっしゃいませーー」
ミッキー○ウス「ハハッ!!」
こうしてラビットゴムハウスは、新たなる顧客層の獲得に成功し、再び経営難から逃れることに成功したのであった。
バータイム……
ティッピー「全く……この店はワシがマスコットだというのに」
ミッキーマ○ス「いいじゃないかオヤジ。お客もチノ達も喜んでくれたことだし」
ガサゴソ…ガサゴソ…
タカヒロ「ふぅ……着ぐるみの中で過ごすのも、意外と蒸し暑くて大変なものだな」
ティッピー「まったく、何もそこまでせんでもいいじゃろうに……」
END
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