男・遠山咲『帰りたい……』(13)

二人「「ん?」」

男「……」

咲「…どーもー」

男「…ドモ」

咲「……」

男(ええと……第三会議室はどこなんだろう……)

スタスタスタ

咲(一々ファイル取りに行くの面倒くさいなー)

テクテクテク

白が「では、結果は後ほど伝えます」

男「はい」

バタン

男(ふー…。ニート明けに警察の仕事なんて勤まるわきゃねーだろ常孝……)

男(空白期間の事聞かれたし、落ちたな)

ノロノロ

?「かぁいとう帝国が出たわよーっ!」ズダダダダッ!

ドンッ!

男「おげっ……!」バタッ

長身の女性「あっ……わりーな!」スタタタッ

黒髪の子「次子、急ぎませんと…」

長身の女性「おう!」

バタバタバタ

男「うぐぐ……なんなんだ……一体……」

男「……帰ろ」

バタン

男「……疲れたー」ゴロン

男(せめぇ部屋だなぁ…)

男「…………」

チラ

男「……g4案内書?」

男「どうせ落ちるし……いらないか……」

男「…………」

男「……」ペラッ

男「…対探偵の特殊チーム。……あの白髪さんは神津っていうのか……」

男「明智小衣、長谷川平乃、銭形次子……」

男「……遠山…咲」

男「女性ばっかりだな……」

男「…………」

男「働きたくねぇぇ…」

翌日

ピッ

男「受かった……だと?」

男「……明日から事務員かよ、しかも警察の……」

男「…………」

男「せめて今日は……寝よう。たっぷりと」



神津「と、いうわけだ。君には雑用その他諸々、加えて各隊員の補助をしてもらう」

男「……はぁ、隊員の補助っていうのは、具体的にどんな?」

神津「例えば次子君なら車の運転などだな。怪盗の増加により、車両が二つ必要な時が来るだろうし」

男「……その、俺…免許持ってないんですが……」

神津「大丈夫だ。ちゃんと教える。…それ以外に、咲なら情報収集。平乃なら格闘といったところか」

男(格闘? ……うわぁやだ)

神津「何か質問はあるか?」

男「…あの。募集には事務、雑務とあったはずなんですが……」

神津「だから、雑務だろう。勿論事務もやって貰うがな」

男(…っえー……)

神津「早速今日から訓練を始める。お前にはすぐ戦力になって貰いたいからな」

男(はぁぁ。……馬鹿親の紹介なんか、信用するんじゃなかった……)

長谷川平乃 格闘訓練

バキッ

男「ぉげっ……」グシャ

平乃「あ……すみません…。…そんなに力はいれてなかったんですが……」

男(……女の子に……しかもあんな華奢な子に柔道でぶっ倒されるなんて……死にたい)

神津「ほら、急いで立て! 休んでる暇はないぞ!」

男「…………」

平乃「…では、もう一度」

ベシャッ

~日暮れ

神津「…お前にはまず、基礎体力が足りない。これから毎日このメニューをこなせ」

男「ゼヒー…ゼヒー…」

平乃「腕立て200回、腹筋100回、ランニング10㎞……」

男「」

神津「無論今日からだぞ」

男「…」

神津「明日は次子から車の運転を学んでもらう。時刻は今日と同じだ、遅れるなよ」

男(マジ死ぬ……)

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