N県A市 AM07:00
男「……なにこれ」
男「窓の外の景色が明らかにおかしいんだけど」
男「具体的にいうと何かこう、妖魔の類が闊歩する地下街なんだけど」
男「しかも天井が普通の洞窟っぽい」
男「なんだこれなんだこれ」
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※見切り発車であることと>>1の東方観で書いてるので気をつけて、ゆっくりしていってね!
男「……」ガチャ
男「」バタン
男「オーライ、玄関から外を見たらいつも通りのマンション五階の廊下だった」
男「そして、リビングの窓も、トイレも、風呂場も、全部普通だ」
男「だが、俺の寝室だけは……やはり変な光景が見える」
男「開けてみるか、窓」
男「まさか開けた途端にあいつらが襲いかかってくるなんてことは……」ガラ
火鼠「ギシャーーーーー!!」
男「きゃあーーーーー!!」バタン
男「え、洒落になんない、なにこれ」
男「……多分夢だな、うん、夢だ、ハハハ!!」
男「まぁ夢じゃないのは重々承知してるけど、どうしようもないしー」
男「仕方ない、コンビニで買い物でもしてくるか、願わくば、帰ってきたら窓が元に戻ってますようにー」
野郎買い物中……
男「ただいまー」ガチャ
少女「あ、どうも」
男「あ、いえいえ」
男「what?」
Stage1未知の道
いつも通りの自分の部屋は窓だけが異世界に通じていた
ここから出でるは厄災の前触れか吉兆の知らせか
男「言ってる場合じゃねーから」
少女「本当ですよ」
男「えーと、どちら様?何処のお人形?お値段高そうね」
少女「いえ、人形じゃないけど。決してオートマトンとかそんなんじゃないわ」
男「それにしちゃずいぶんと綺麗な桃色……桃紫?の髪の色だね」
少女「どうも、まあどうぞおかけになって。今お茶をいれますね」カチャカチャ
男「あぁ、どうも」ガチャ
少女「あら、なぜ玄関をお開けに?」
男「」バタン
男「間違いなく俺の部屋だな、よかった。名札が俺の冴えない苗字だった」
少女「動揺してるのはわかるけど落ち着いて」
男(うまい、この紅茶うまい。俺の家にこんなのあったっけ)ズズズ
少女「いえ、持参したものを」
男(あぁ、そうっすか)ズズズ
少女「では、遅れましたが自己紹介を」
さとり「地霊殿の主、古明地さとりと申します」フカブカ
男(男です、どうぞよろしく)ペコズズズ
さとり「挨拶の時くらいティーカップから口を話してくれる?」
男(だって心読めるなら会話成り立つじゃん紅茶美味しい)ズズズ
さとり「やりにくいわ……」
さとり「突然、それも窓から押しかけて申し訳ございません」
男「あぁ、やっぱり窓から」
さとり「ええ。今あの窓は、旧地獄街道のとある廃屋の窓とつながっているわ」
男「急痔獄怪童?」
さとり「字が違います。禍々しいです。まぁ、いろいろ込み入った事情はありますけど……結論から言わせてもらいます」
さとり「あなたの家の寝室の窓は、幻想郷と現代をつなぐ扉となってしまったのです」
男「え?窓なのに扉なの?」
さとり「まずそこなの?」
男「あぁごめん、確かに見当違いだね」
さとり「そうよ、まずそこは幻想郷?って疑問を」
男「その胸元の目玉はなに?」
さとり「それ今聞くこと?」
男「マイペースなのが売りだからな、ハッハッハ」
さとり「くっ、やりにくい」
少女説明中……(便利
男「なるほど、なんやかんやでそのスーパー美少女床りんの力が暴発して、俺の家の寝室の窓に永遠に外れない幻想郷へと続く扉ができてしまったと。窓なのに」
さとり「くどい。まぁだいたいそんなところね。で、私は近くにいた話の通じやすいやつだからって、使いっ走りのメッセンジャーにされてしまったの」
男「お気の毒に」
さとり「どうも。さて、ここからが本題なのだけれど……窓の外見て、どう思った?」
男「穴ぐらでした」
さとり「まあそうだけど」
男「鼠怖い」
さとり「えーと」
男「ちくわ大明神」
さとり「誰だお前」
男「まあ、まじめな話、ヤバそうだな、と」
さとり「そう。あの先は人間のあなたにはすげーやばいの」
男「マァみるからに人肉大好きじんにくんみたいななりの奴もいたしなぁ」
さとり「センスないなぁ」
さとり「話は簡単よ。今後、あの窓を開けないで欲しいの」
男「なぬ?それでは換気ができないではないか」
さとり「まぁそうだけど……困るのよ、あんまり頻繁に開け閉めされて幻想と現実の境界をあやふやにされると」
男「なるほど、むこうとこっちが直接つながり、何かが出入りするたびに境界があやふやになって博麗と八雲の結界のほころびが大きくなり、やがて行き着くのは崩壊、そしてまぼろしの存在の現界」
男「そして、淘汰される幻想たち……確かに最悪だ」
さとり「あの、急にどうしたの?」
男「でもまあぶっちゃけ俺には関係ないんだけど、不便なんだけど」
さとり「でも、あの窓を開ければ危険な妖怪が簡単に部屋に入ってくるようになるわ」
男「こわー」
さとり「お願い、どうかいうことを聞いて、お互いに関わりをなくして、その間にあの窓の境界の裂け目を埋めてゆく対策をすればつながりはなくなる、それまでの辛抱だから」
男「まぁ、少しの辛抱っていうなら問題ないけど」
さとり「そう、助かるわ、ありがとう。こちらからもなるべく窓に触らないように警告はするわ、ひらかなけらば開かないほど境界はくっきりと別れていくから、10かほど経てば」
男「ん?開け閉めしたらダメなの?」
さとり「ええ、あの窓によって、いま二つの世界は「遮断」されているわ。その窓がわずかにでも開くたびに、境界が曖昧になってしまうの」
男「ねぇ、あれみて」
さとり「?」クル
お空「わーい!」バタンバタン
さとり「」
男「かれこれ20回くらい開け閉めしてるけど」
さとり「想起「げんこつスマッシュ」」
┣゛ゴォ
お空「」
お空「ふえぇぇぇんさとりさまがぶったぁぁぁぁぁ」メソメソ
男「おーよしよし、泣かないの、お空ちゃんは強い子でしょー?」ナデナデ
お空「う"ん……」
男「ほーら痛いの痛いのとんでけー」
さとり「あぁ、どうしよう、あの紫ばばあにころがされてしまう……」
男「まぁまぁきにしなさんな。ほーら、みてご覧お空ちゃん、お馬さんだよー」
お空「あ!わーい!」ドス
男「あゔぁら!?」ゴシャ
さとり「うるさい!そこ!!」
さとり「というわけで今日は帰りますが、窓の開け閉めはしないでくださいね?本当に困りますから。幻想郷からは相当な力を持つ妖怪じゃないと開けられないので安心してください」
お空「おにーちゃん、またね」
男「はいはい、お空ちゃんもさとりさんもまたおいでねー」
さとり「きちゃいけないんですってば!」
男「ふむ、あほ巨乳とロリ母性の親子か。新しい、惹かれるな」
Stage1 クリア
スコア
09
地霊殿大好きなので地霊殿を男が振り回す話。たぶん。割合でいくと
お空・他地霊・その他 で
5.3.2
くらいになると思う。
それではまた明日更新。ゆっくりまっててね!
男「……」
少女「……」
男「だれ?」
こいし「古明地こいし」
男「さとりさんの妹様か」
こいし「うん」
男「え?なんでここにいんの?」
こいし「気がついたらここに」
男「なにそれ怖い」
男「なるほど、無意識を操るねぇ。やべぇそれテロいことし放題じゃん」
こいし「テロいこと?」
男「なんでもないよ。まぁ多分、昨日きた二人のどっちかについてきちゃったんだろうね」
こいし「うーん、多分ね」
男「あんまり窓開けちゃいけないらしいんだけどどうする?帰れないけど」
こいし「んー、別に帰らなくてもいいしね、お兄ちゃんのところでお世話になろっかな」
男「めんどい」
こいし「酷い!!」
お空「こんにちはー!」ガチャ
お燐「お空ダメだって!!」ワタワタ
こいし「あれ?」
男「あいたし」
男「ほら、いまのうちにおかえり」
こいし「えー、やだよー、すまぶらやろーよー」
男「なぜ俺の家のWiiの存在を知っている」
こいし「え?大乱闘東方シスターズってPS3じゃなかったっけ?」
男「始めて知ったわそんなゲーム」
お空「こんにちは!お昼休みだからきちゃいました!」
燐「頭が痛い……」
男「お空ちゃんも、猫の子もいらっしゃい。お菓子出すからちょっと待っててね」
燐「にゃはは、なんかすいません」
お空「わーい!」
男「確かここの棚の奥にテバサキキャンディが」
燐「おい」
お空「まずいー!」ペッペッ
こいし「オロロロロロロ」
燐「バカどもめ、この飴の性質すら見抜けないのか……」
男「いやー、処理できて良かったこの産廃」
男「ところで窓閉じちゃったけど帰りはどうすんの?」
お空「五時には帰らなくちゃ!」
こいし「いいこかっ」
燐「いやだから、窓開けちゃいけないんだって」
男「どーすんの?流石に姦を家に長らくおけないけど」
燐「まぁそうなんだけどさ、あぁぁぁどうしよう」
燐「こうなったら、即効帰宅してさとり様を殴打して記憶を消すしか……」
さとり「ん?なんだって?」
燐「嫌だからさとり様を……をぅ?」
男「おら、ロ、さとりさん。お茶いれますか?」
さとり「ロリじゃありません。お茶はいりませんすぐ帰りますら……ね?お空、お燐」
お空「えー、まだ二時ですよー!」
燐「あばばばばばばばば」
さとり「想起「ゴッドハンドクラッシャー」」
燐「」
お空「」
うにゅほ「」プスプス
おりんりん「」プスプス
さとり「ご迷惑おかけして申し訳ありません、もうきませんから」
男「またおいでー」
さとり「きませんてばっ!」プンプン
男「いっちゃったか」
こいし「そうだね」
男「うん、今日も暇だな、ゲームでもするか」
こいし「あ、わたしダークソウルやりたい!」
男「一人ようでしょそれ」
男「お?」
こいし「ん?」
男「いや、なんでいんの?」
こいし「無意識操っていなかったことにしてた」
男「無意識ってすごい」
こいし「ふふーん」
男「で、帰りはどうするの?」
こいし「どうしよっか」
男「うーん、困ったなぁ……」
さとり「なんですって!?こいしが外に出たまま!?」
燐「ゔぁい」
こいし、現実入り
現実入りじゃなくて現代入りだったね、ごめんね。蓬莱の首吊ってくるよ
こいし「ひまー」パタパタ
男「おまいさん、コタツに身を潜らせて腕をパタパタさせて本当に暇そうだねぇ」
こいし「ひまなんだもーん。ねー、ぽけもんやろーよ」
男「おお、ポケモン持ってるのかい?」
こいし「うん、ほら!」ティロリーン
男「おお、いまは懐かしいゲームボーイアドバンスSP……充電できるのは画期的だったなぁ。ちょっと待っててね、通信ケーブルとアドバンスとエメラルドさがしてくるから」
こいし「! おにいちゃんエメラルド持ってるの!?すごーい!」
男「お、おぅ……」
お空「うぅ、私達だけでこいしさまを連れ戻すなんて無理だよー、みつけられないよー」メソメソ
お燐「あの人は人手があれば見つかるってわけでもないけどね」
お空「と、とにかく、あの窓を開けるお許しももらえたし、いかなくちゃ!」
お空「たのもー!」ガチャ
こいし「いっけー!ハイドロポン、あー!?」
男「ルンパッパで受けて美味しいです、雨受け皿でおいしいです」
お空「あー!ずるい!私もやるー!」つルビー
お燐「はぁ、どうしてこうなるのさ……」
こいし「えー、でも三人じゃ遊べないよ」
お空「お燐……」
お燐「……やれやれ」つファイアレッド
お空「いけー!オーバーヒートー!」
お燐「ぐわぁぁぁぁぁぁ!日本晴れタイプ一致オーバーヒートにやられたぁー!あたいのペルシアンがー!」
男「いいぞお空ちゃん!あとは任せろー!」
こいし「なんの!こっちにはまだカイオーガが!」
男「ところでもう六時だけど帰らなくて大丈夫?」
こいし「あ、ほんとうだ」
お空「え?あー!!」
お燐「やっべ……お、おにーさん!あたいとお空を匿って!!」
男「うぬ?」
お燐「いいからはよ!どっか押入れとかそこらに!」
ガチャ
お燐「きた!!お空!かくれるよ!」ズボ
お空「わわっ!」ズボ
男「コタツの中とは……」
さとり「本当に度々すいません……開けるなと言っておきながら。こらこいし!なんで外にいるの!」
こいし「気がついたらいたんだもーん」
さとり「ふーん……で、の二人は?」
お燐空「」ドキドキ
さとり「そしたらこいしが急に駄々をこね始めて、ふふっ」
男「うーん、かわいいね」
こいし「む、昔の話はやめてよ!///」
お燐(熱い)
お空(狭い)
お燐(三人がコタツで談笑を始めてからはや三時間、お鍋も囲んだりして、すっかり仲良くなって、完全に出るタイミングを失ってしまった)
お燐(熱い、狭い、まるで戦場かレズだらけの満員電車のようだよ)
お燐(や、やばい、流石にクラクラしてきた、さとりさま、はやく帰って……)
さとり「あらら」ツン
お燐「にゃっ」
男「どうしたんです?」
さとり「あなた、猫を勝っているの?コタツの中に、何かいるみたい…フフフあら、ここにはカラスも」ふみふみ
お空「うにゅ」
お燐(バレテーラ)
男「ねこ、ですか?まぁ確かに己の内にネコを飼っているかも……」
さとり「な、なにを想像してるんですかはしたない!!」
こいし「えー、なんのはなしー?」
お燐(ヤ、ヤーバイ!ばれている以上長居するのは得策ではない!怒られてもいいから、今はこの空間から脱出を!)
さとり「全くもう、男の人って……ふふふふ」ふみふみ
お空「うにゅうにゅうー……」
お燐(お空!あんたのことは忘れないよ!)ガバッ
お燐「ぷはっ」
さとり「おかえり」
お燐「……ども」
さとり「私も混ぜろよ」つサファイア
お燐「……さとりさま」
男「ほら、お空ちゃんも出ておいで、みんなでポケモンやろうよ」
お空「わかったー!」バッ
こいし「いやー!血みどろ円満だね!!」
さとり「ふふふ、もう窓のこととかどうでもいいわ!(ヤケッパチ)」
さとり「今の時代弾幕なんかよりポケモンよポケモン!さあみんな通信ケーブルつないで!」
男「サー!」
こいし「さぁ!始めようよ、ポケモン同士のとんでもない戦争って奴をー!」
ゆかりん「戦争なら今ここで起こしてあげるわよ、リアルなつまらない弾幕で」
さとり「お"うっ!?」
男「すごい雪だ……」
男「リビングの窓からみればこの上なくハードな天気なんだけどなぁ、寝室の窓は相変わらずだなぁ……」
男「そして」ガラ
さとり「ん、んん……」ゴロン
お空「うにゅ……」
お燐「もう飲めない、もう飲めない……」
こいし「俺が、ガンダムだ……」
男「この光景も見慣れたなぁ、フヒ」
前回のあらすじ!
ゆかりん「なめるなよ!お前たちが妖怪なら私だって妖怪だ!!」
さとりん達「アッー」
ゆかりん「お前たち罰として現代生活な」
さとりん達「ファッ!?」
男「だからって俺の家で暮らすのはなんだかなぁ」
さとり「んんん……押しつぶされる……」
男「どんな夢見てるんだよ」
朝ごはんはおかずの時間
男「うまい、うまうま」もぐもぐ
さとり「ありがとうございます」
お空「おかわり!」
お燐「自重しなよ、この食材はおにーさんもちなんだからね」
こいし「おかわり!」
お燐「人の話聞いてた?ねぇ」
男「気にするな!金ならある!」
お燐「どうみても他人にしか見えないけどニャア……」
男「私の貯金は53億です。これの他にまだ三つの口座を残してます。この意味がわかるな?」
こいし「なん……だと?」
男「ちなみにマジだ」
さとり「マジみたいね」
お燐「マジっすか!?」
お空「おにーさんすごーい!」
男「ハッハッハ」
お燐「このニートにしか見えないスウェットしかきてない男がどうしてそんな財力を」
男「資産運用さ」
お燐「あんがいリアルだった」
お空「しさんうんよー?」
男「お空ちゃんには関係ないわよーん」ナデナデ
お空「にゅへへ……」
お燐「ちょろすぎ」
男「しかし……家が狭いなぁ」
お燐「そうだねぇ、このまんしよんっていうのは、五人住むには狭過ぎるね」
男「安心して風呂にも入れないしなぁ……せや!!」
さとり「な!?なにを考えてるんでつかあなたは!!」
こいし「どーしたの?」
さとり「ふ、ふたりきりになるなんて!そんなの認めません!」
男「……」
さとり「だ、だめです!だめですだめです!そんな、そんな……うぅ、四人だと確かに部屋は狭いですけど……」
お燐「あのー、つーかー状態じゃなくてちゃんと言葉にしてよ」
男「ああ、ごめんね。つまりあれさ。隣の部屋も借りて、そこに三人ここに二人で割り振れば広くなると思ってね」
こいし「それEね!」
さとり「あ、あなたへのふたんもおおきくなって」
男「ふはははは、心配なかろう」
さとり「あう……」
お空「おにーさんすごーい!」
男「ハッハッハッ」
男「安価を投入するかどうか迷ってるのさ」
さとり「あんか?村紗が投げてくるあれですか?」
男「それアンカー。いや、だってこのまま話が展開すると下手したら地霊殿税以外登場せずに終わりそうだし」
男「俺はやだよそんなの、もっとなんかもふもふした子ときつねうどん食べたりしたいよ」
さとり「もうあなたそれ個人特定してますよね」
男「みんな大好きゆかりんちゃんに幻想郷縁起なるものをいただいた」
さとり「あぁ、あれですか。確かにあれがあればたいていはわかりますね」
お空「おにいさんただいまー!」
男「おう!おかえりなさいお空ちゃん!」
お空「あー!さとりさまもきてたのね!?」
さとり「ええ、家事のお手伝いをしに」
男「マジ天使」
さとり「んもう……また変なこと言って、んもぅ///」
お空「あはは、てれてるー」
さとり「うるさいっ!」
男「ふう、それにしても、今日で二週間だね、こっちきてから。慣れた?」
さとり「ええ、このN県というところは、なんだか空気も美味しくて、とても住み心地が良いです。寒いけれど」
男「そりゃ重畳。これじゅうこうじゃなくてちょうじょうな?」
お空「そーなのかー!」
さとり「いや、常識ですよ」
男「ところで、こいしちゃんとりんちゃんは?」
さとり「二人はまだ隣で寝てます。昨日は遅くまで、えーと、なんでしたっけ。こっど?をやってましたから」
お空「私もたくさん倒したんだよー!」
男「生活資金として1000万は与えすぎたか。君らゲーム買いすぎ」
さとり「おもしろくてつい……」
男「まったく……俺も混ぜろよ」
さとり「そっちですか」
ガタン
男「? 今、寝室の方から……」
お空「あ、なんかようかいのけはいー」
さとり「男さん、私たちの後ろに……」
男「人の寝床に土足で踏みいるのは誰じゃー!」ガラ
さとり「無警戒過ぎぃ!!」
お空「わー、おにいさんかっこいい!」
小傘「う、うぅ……」
男「……な、なんだこれは」
さとり「こ、これは多々良こがs「めっちゃセンスのいい傘が!!」……先に目が行くのが茄子傘なんですね……」
少女(変態一名)談話中……
男「なるほど、興味本位で窓を開けたら偶然後ろで爆発が起きてその破片に吹っ飛ばされて家の中にシュートされたと」
お空「相手のゴールにボールをシュウーーーーーーー!!」
さとり「超……えきさとりん……」ボソ
小傘「え、うん(引き気味」
男「そりゃ災難だったね。頭のコブが引っ込むまで休んでくといい」
小傘「ありがとう……私も付喪神だから、すぐに引っ込むと思う」
男「うんうん、服も土で汚れてるね、風呂も沸かすから、入っていくといいよ」
小傘「な、なにからなにまで……」
さとり「ふしぎ、ねぇ」
お空「なにがですか?」
さとり「あの人、お風呂はいれとかいかにも変態な感じのこと言ってるけど、心の中にやましいことが微塵もないの」
お空「ああ、それは確か」チラ
傘「」デローン
お空「あっちが本体だと思うとエクスパンデットオンバシラしないそうですよ」
さとり「くだらなすぎるわ……」
男「さて、そろそろお昼か…お客さんもいるし、で前でもとろうかな」
お空「あ!わたしお寿司食べたい!うみのおさかなたべたい!」
さとり「こらお空!これ以上のわがままなんて!」
男「あ、いいね、寿司。とろうか」
さとり「え」
男「さとりちゃんは隣の二人起こしてきて……あ、もしもし、寿Nですか?特上を、えーと……」
お空「」キラキラ
男「大食いもいるし、ひーふーみー…。8人前」
さとり「ちょ」
お空「わーい!」
男「減ったお腹に、寿司は危険なんだよ?霊烏路ちゃん」
お空「はむ!はふはふ!はふ!」
さとり「お食う!そんなリスみたいに口いっぱいにいれないの!」
お燐「にゃはは、さとりさまも右のほっぺに詰めてますよ。ツン」ツン
さとり「わふっ」
こいし「これがまぐろ……はぁぁぁぁぁあ(トロ顔、マグロだけに」
小傘「お、おいし……」
男「いやぁ、みんな美味しそうに食べるね、高いだけはあるな、あの店は」
さとり「本当、こんな高いものまで、頼りっぱなしで申し訳ありません……」
男「いや、気にしなくていいよマジで」
男「どうせ近いうちに、一気に金を使うつもりだったしね」
こいし「へー、そうなんだ」
お燐「こら、口にものをいれてしゃべらない!」
お空「むぐむぐ、ごくんっ美味しい!」
小傘(……さっきから気になってたんだけど、なんで外(こっち)に地霊殿の人たちがいるんだろう……)
小傘「でも、なんかいいな、こういうの」ボソ
男「話をしよう」
男「あれはいまから、36分前、いや?1分40秒前だったか? ……まぁいい」
男「どちらにしても、俺様にとっては、ついさっきの出来事だ」
男「寿司を食べ終わったあとに何やかんやあってお出かけすることになった」
男「そして俺はいま、この県で一番大きい、m市に来ている。駅を降りてすぐにアニメイトがあるのだ」
男「そしてこれはすべて心の中で0.2秒で終わるモノローグである」
男「はい、ついたよーお空ちゃん」
お空「えー、もう電車降りちゃうの」ブーブー
小傘「これが、電車……」
こいし「すごーい!やばーい!」
男(さとりんとおりんりんはお留守番だ。お空ちゃんの翼は穴をあけたリュックの中にしまった。大人びた姿なのにリュック似あうお空カワイイ)
お空「わー!すごい!ねーはよくいこー!」
男「こらこら、傘さしなさい、雪まみれになるよ」
小傘「あ、あの、これ」ォズオズ
男「お、小傘ちゃんの傘は大きくて助かるな、みんなではいるよ」
こいし「はーい!」
小傘「えへへ……」
男「さて、どこか行きたいところはあるかい?」
こいし「おはなー」
小傘「骨董品屋さん!」
お空「ゆでたまご!」
男「小傘ちゃんマジいいこ、せめて場所をいえよ」
お空「いーでしょー?ゆでたまごおいしいし!」
男「いや、そうだけどね?まぁいいや、まずは骨董品屋に……」
警察「失礼、少しいいですか?」
男「アポ?」
男「不審者と間違われるなんて……くやしいっ」ビクンビクン
小傘「もっと私が大人びてれば……」
こいし「にーちゃんがジャージにジャンバーなんていもいかっこしてるから」
お空「えー?この赤いお洋服かっこいいよー」
男「お空ちゃんまじいいこ」
お空「えとねー?さとりさまもおっさんくさいって褒めてたよ!」
男「このアマ」
こいし「それよりはやくおーはーなー!」
男「袖を引っ張るなよこのポンコツー」
その頃……
さとり「……」
燐「……」
ゆかりん「……ふぅ、美味しいお茶ね」ニコニコ
さとり「ど、どうも」
ゆかりん「男さんはいい茶葉を置いてるのね」ニコニコ
さとり「……」ダラダラ
燐「」チッ
ゆかりん「あらあらうふふ」ニコニコ
男「ふう、ついた」
こいし「ここが骨董品屋さん?」
男「そう、街唯一のね」
小傘「うぉー!素敵!」
男「なにが?」
小傘「このお店には大切にされて来た付喪神がいっぱい!」
男「大切にされると付喪神つくの?」
小傘「まぁ、長い年月経てば」
男「なるほど、ということは……」
男「お空ちゃんにも付喪神ついてるね」
お空「うにゅ?」
こいし「あぁ、八咫の神ついてるよ」
男「うぇ?」
男「店内も何か雰囲気あるね」
こいし「だね」
男「小傘ちゃんもお空ちゃんもいろいろ見てて夢中……ん?このツボは」
こいし「ん?これ?」
男「みてこれ、この棚に三つ、ツボが並んでる」
こいし「うん」
男「棚に三つのツボ。三つの壺。三つツボ、ミツツボ」
こいし「壊すよ?」
男「フヒヒwwサーセンww」
さとり「……」
ゆかり「うふふ」ニコニコ
燐(ゲームしたい)
ゆかり「このダメ猫が」
燐「!?」
小傘「わぁ!すてき!」
提灯『3000エンッ!』
男「ははは、買ってあげよう」
小傘「本当!?」
こいし「太っ腹ー」
お空「わー、すごい!!」
八咫の鏡『50000000』
男「ははは、買ってあげよう」
お空「ほんとう!?」
こいし「えっ」
男「ふう、いい買い物した」
小傘「えへへ、ありがとぉー」
お空「ありがとおにーちゃん!」
こいし(こんな軽い買い物なのだろうか)
男「さて、あとは卵とお花買って帰ろうか」
こいし「え?お花も?」
男「うん、こいしちゃんの部屋に飾ろうか」
こいし「……ありがとう」
男「じゃあ菊の花を」
こいし「壊すね」ゲシゲシ
男「ありがとうございます!ありがとうございます!!」
男「さて、バラも買ったし、帰ろうか」(ボロっ
小傘「はーい」
男「帰ったらおでん食べよう、卵たくさんの」
お空「わーい」
男「そのあとみんなでお風呂入ろう」
お空「はーい」
小傘「え」
こいし「サブタレイニアンローズ!!」
男「ゴホウビッ!!」
男「ただいまー、あれ?」
さとり「おか、えりなさい……」
燐「」グテー
こいし「お姉ちゃん!?」
お空「さとりさまー!どうしたの!?」
男「部屋は荒れてないけど、泥棒?」
さとり「妖怪スキマババァが……がくっ」
お空「さとりさまーーーー!!」
男「ひどいあだ名だ」
小傘「あの妖怪スキマ紫ババァが」
さとり「ええ、私たちのポケモンをいともたやすく蹂躙して行って……」
男(ポケモンかよ)
お空「むぅー!あの妖怪あざとスキマ紫ババァめー」
こいし「お姉ちゃんをこんなにして、許さないから!」
男「どんどんひどくなってる」
燐「いや、それよりあたいに誰か反応してよ」
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乙!
乙