男「無人島か」少女「…」(307)
男(そろそろ日が暮れるな――)
男(夕日や波の音に凄く癒される)
男(景色もクリスチャンラッセンのキャンバスに迷い込んだようにキレイだ)
ピチャン
男(おっ!今魚が跳ねたっ)
男(おっと…そろそろ現実に戻らないとな)
男(今抱えてる問題は…この美しい景色の前では些細なことではあるが…)
男「『遭難なう』っと。ははは…やっぱり電源も入らねぇ」カチカチ
男「入社1ヶ月目の海外出張でまさかこんな事になるとは…」
男「客室で上司達と酒を飲んでたらいきなり窓が割れて…そこからが記憶が無いな」
男「加藤や山崎は無事かな…ついでに上司も無事でいてくれ」
男「腹減ったなぁ…」グゥ
男「2時間位歩き回って見つけたのは森と川と朽ちかけた小屋のみ…」
男「砂浜に戻ってはみたはいいけど…目に入るのは水平線と少女のみ――って少女!?」
男「制服姿の女の子が倒れてる!」タッタッタッタ
男「おい、しっかりしろっ」
少女「」
男「ちょっ…しかっかりしろって!」ユサユサ
少女「」
男「まずい、ピクリともしないぞっ!ど、ど、どうすれば…」
男「こういう場合は…確か>>4すればいいんだよなっ」アセアセ
119番に通報
男「そうだ!迅速に119番に通報するっ――」カチカチ
男「――って携帯の電源入らねぇんだよっ!俺はバカか!」ブンッ→ポチャ
少女「う…ん…」
男「あっ!しっかりしろっ」ユサユサ
少女「…ん、……?ここは?」
男「大丈夫か?ここはどっかの島らしい」
少女「…え?島…ですか?……あなたは?」
少女「そうなんですか…無人島…うぅ…どうしよ…」
男「見たところ中学生かな?」
少女「……高校1年です。学校の旅行で…友達と部屋でお話してて…」グス
男「俺と一緒だね。とりあえずどうしような…」
少女「…」グス
男「あっちに無人の小屋みたいのあったから行こうか。寒くなってきたし」
少女「」コク
男「うわぁ、ボロボロだな…」
男「暖炉と薪と…お、缶詰!…うあ、穴が開いてるし腐ってる…」
男「缶詰のラベルも何語だよ、読めねぇな」
男「勝手に使って悪いけど火を炊くか。寒い寒い」カチ
少女「…」
男「…良かったらお互いに持ち物の確認しないか?」
少女「…」コク
男:着替え・ボールペン・カッターナイフ・タバコ
ライター・名刺・お菓子2箱・ペットボトルのお茶・ワイン
少女:着替え・学生証・携帯電話
男「少女の携帯も圏外か…ははは、どうしような?」
少女「…」
男「俺は男、好きに呼んでくれていいよ」
少女「…はい」
男「少女の名前は?」
少女「…霧島…花及です…」
男「オッケー、霧島ね」
カノ「…」グス
男「…まぁ明日か明後日には助け来るだろ、元気出しなよ」
カノ「…はい」
男「しかし腹減ったな…良かったらお菓子食うか?」ゴソゴソ
カノ「大丈夫です…」
男「すぐに助けが来るだろうし遠慮しなくていいよ、お茶もあるから飲んでいいぞ」ゴソゴソ
男「あ、俺は口つけてないから安心してくれっ」ニコ
カノ「…」
男「ん、あれ?バッグの底に>>11もあった」
携帯用釣竿
男「そういえば休日にでも使おうと思って持ってきたっけな」ヒュン
男「ま、使うことはないだろうな」カチカチ
カノ「…?」
男「ん、これか?釣りに使うんだ。霧島はやったことある?」
カノ「いえ、ないです…」
男「これで霧島のような可愛い娘を釣り上げる……そりゃナンパだっての!」
カノ「…」ビクッ
男「ははは……つまんないよね、ゴメン。今日はもう遅いし寝よう」
男「バッグを枕に、着替えを毛布にして…おやすみ。霧島は火の近くで寝なよ」
カノ「…」コク
パチパチッ
男「…ん。トイレ…そういやボロ小屋だったな…」
男「ついでに薪も足しておくか」
ボワッ…パチパチッ
男「霧島は――っ!!スカートめくれて下着見えてる…」ガサ
カノ「」スゥ…スゥ…!
男「俺の着替えで申し訳ないが…かけといてやるか」バサッ
カノ「…!」
男「寒いなー。早くもどってこよう」ガラッ
カノ「…」
1日目終了、持ち物変化無し
支援ありがとうございます。
安価を貰いながら進行して行きますので宜しくお願いします。
…………………
……………
………
上手く救命艇が浮いてて助かったが…そろそろ半日が経つな…
霧島だけでも拾えて良かった
寒いが救助が来るまで我慢だぞ…ところで霧島…はぁ…
暴れるな!こうして体を温めるんだ…はぁ…はぁ…
大人しくしてろ!すぐ終わるから……はぁ…はぁ…
【2日目朝】
男「んっ…ふ…この寒さは反則だろう…」
カノ「…あっ」ビクッ
男「おっはよー霧島!お腹おさえて…腹痛いのか?」
カノ「あの…病気じゃないので大丈夫です」
男「あ゛…すまん」
カノ「すみません…着替えたいので少しの間外に出てて貰ってもいいですか?」
男「あ、わるいわるい。ついでに顔洗ってくるか」ガラ
カノ(きてくれて……本当に良かった…うぅ…)グスッ…グスッ
男「それじゃあ俺は砂浜に行って狼煙を上げようと思うけど…霧島はどうする?」
カノ「わたしは…」
男「じゃあここで待っててくれ。あ、これ霧島の分な」サッ
カノ「…いえ、大丈夫です。男さんが食べて下さい」
男「そ、そうか?じゃあここに置いておくから好きに食べてくれ。これお茶な」
男「それじゃあ行ってくる。火は消えないようにしていてくれると助かる…」ガラッ
カノ「…」
男「ここらでいいかな…砂浜の上に枯れ木を積んで…着火と…よし」ボッ
バチバチ…
男(あったけぇ~…しかし天気はいいけど気温は15℃位か?)
男(船が座礁した地点からこの島まで…海も冷たいし、この浜に俺が生きて漂着したことを考えるとそこまで離れていないよな)
男(…ん?砂浜に人が倒れている!!)
男「おい!大丈夫か!!」ダッ
制服を着た少女「」
男「……うあっ……冷たいし…硬くなって…」
男「俺もショックを受けたけど…これを霧島に伝えようか迷うな…」
>>23
1:伝える
2:伝えないで少女の荷物だけ持ち帰る
1
男「伝えるべきだよなぁ…出来るだけソフトに伝えようか…」
男「遺体を見せる必要は無いよな…簡単にだけど弔っておこうか…」
男「あいつらはマジで無事でいてくれよ…」
男「霧島、海辺にこれがあったよ」スッ
カノ「…?…見せて下さい……!」ゴソゴソ
男「知り合い?」
カノ「…はい」
男「そばにあった遺体は簡単に埋葬しておいたよ」
カノ「…!…遺体……そうですか…」グスッ
ザアアアアアアアアアアアアア
男「雨が降ってきたなー」
カノ「はい…」
男「今日は大人しくしてようか」
カノ「…」
男「ちゃんと食べろよー体持たないぞ?」
カノ「…はい。ありがとうございます…」
2日目終了:遺体のバッグから備品入手
男:着替え・ボールペン・カッターナイフ・タバコ
ライター・名刺・ワイン・船備品のアメニティ
カノ:着替え・学生証・携帯電話・女性用トラベルセット
ザアアアアアアアアアアアアア
男「ははは、雨止まないなー」
男「薪も少なくなってきた…でも晴れるのを待つしかないな」
男「霧島ワイン飲む?」
カノ「いえ…」
ゴトン
男「ん?今何か聞こえた?」
カノ「…」
男「空耳か?」
3日目終了:持ち物ワイン半分消費
4日目朝
男「ん…腹減ったぞ…」グゥゥ
男「…あれ?霧島がいないな…何処いったんだ?」
男「晴れたし川にでも行ったのか?」
男「居ないな…砂浜の方か?」
男「ん?崖に見えるのは…あ!いたいた!おーーい、そこ危ないぞー」
男「なんかふらふらしてるな…まっすぐ崖の端に移動してるし…」
男「…まさかな…いやいや、まさかまさか……ちょっ、おいっ!」ダッシュ
男「まてまて!ちょっと待てーーーー!!」
カノ「……………え?…ハッ」グラッ
カノ「キャアアアアアアアアアアアアアア」
男「うおりゃあああああああああああ」ガシッ
男「何やってんだバカ!大バカ!バカなカノ略してバカノ!」
カノ「………うぅぅ…だって…もう助からないし…誰も信用出来ないし…気がついたらここに…」ポロポロ
男「だからって死ぬなよっバカノ!」
男「取り合えず引き上げるから両手で掴めっ!!」
男「リポDの特撮をガチでやったぜ…」ゼェゼェ
カノ「うわあああああああああああん」ポロポロ
男「大丈夫だっての!」アタマポン
カノ「…食べ物も無いのに?」グスッ
男「釣竿あっただろ?あれで釣るよ」
カノ「……それにここが何処かも分からないし」グスッ
男「大体の推測は出来る。後で教えるぞ」
カノ「………男さんに襲われるかもしんない」グスッ
男「バカにすんなっ!10歳も年下に興奮しないぞっ」
カノ「……」グスッ
男「とりあえず寒いから小屋に戻ろう」
カノ「……腰が抜けて立てないよ…」
男「自分で飛ぼうとしてたのに?」
カノ「気がついたらここに来てた…」グスッ
男「仕方が無いな…>>34するか」
おんぶ
男「ほらっ」サッ
カノ「…?」グスッ
男「おんぶ」
カノ「…!」
男「俺も寒いから早くしてくれ。こんな所で風邪をひいたら命に関わるぞ」
カノ「自分で歩ける…ん…」フラッ
男「…じゃあお姫様抱っこで。早く戻るぞ」ガシッ
カノ「わっ!分かった!おんぶしてっ」
男「じゃあほらっ」スッ
男「ゼェゼェ…着いた…」ガラッ
カノ「…トウ」ボソッ
男「釣り竿持ってきて良かった…よし、霧島!今夜は焼魚だっ」
カノ「わたしも手伝う?」
男「それより火を見てて欲しい、あまりライター使いたくないからな」
カノ「わかった」
男「それじゃあ行ってくる」ガラッ
男「この崖でいいか。小屋の前で取ってきた小虫を針に付けて…と」
男「おりゃあ!」ブンッ――→ポチャ
男「…」
男「……」
男「………」
男「ただいまノーヒット…」グゥゥ
男「ポイント変えるか…」
男「こっちの川よりの方に……お?魚が砂浜に落ちてる!」
男「これ川魚だよな…川の方が魚がいるのかも知れないな」
男「よし、釣れたのを合わせて3匹だし戻るか」グゥゥ
男「ただいまー釣れたぞー」
カノ「お帰りなさい」
男「…!!」
カノ「…?」
男「あ、なんでもない!カッターで捌いてくる」
パチッパチッ
男「木串に刺して…焼けるまで待つか」
カノ「うん」
男「ふっふ、霧島言葉使い変わったな」ニヤ
カノ「……正直言うとね、警戒してた。今も少し。…敬語使った方がいい?」
男「いや、今のほうが素なんだろ?」
カノ「うん」
男「最初に着てたの有名なお嬢様学校の制服だろ?…普段はごきげんようとか言うのか?」
カノ「そんなことしか聞くことないの?ふふふ、誰も言わないって」
カノ「それよりここ、何処か分かるんでしょ?」
男「分かるっていうか、推測だけどな」
男「船はクライストチャーチからオークランド経由でニュージーランドに向かう船で」カリカリ
男「オークランドの出港時間と船の平均速度が22から25ノット。座礁の時間とを合わせて考えると…」カリカリ
男「この辺かな…海路が分からないからいい加減だけどな。珊瑚海のニュージーランド寄りだと思う」
男「座礁するような船だし、通常の海路じゃないとしたらお手上げだけどな」
カノ「…」ジー
カノ「男さんって何してる人なの?」
男「しがないブラック企業のサラリーマンだぞ」
男「それより…なんとかなるから崖からダイブはやめろよ」
カノ「うん、お母さんにも会いたいしもうしないよ」
男「それと俺は霧島を襲わないからな」
カノ「…さっきおんぶしてた時、お尻揉んでなかった?」
男「いや?」
カノ「揉み心地はどうでした?」ニヤ
男「パンツに直接触れて良かったぞ…冗談だからな」
カノ「ふふふっ」
男「魚焼けたな、これ食べて寝ようか」
カノ「うん、そうだね」
男「味付けは塩水だけだけど…うめぇ…」ハグハグ
カノ「凄く美味しい…ありがとう男さん」モクモク
男「少し足りないけど…歯磨いて寝るか」
カノ「うん…あと男さん、わたしのことはカノでいいよ」
男「おやすみカノ」
カノ「おやすみなさい…」
パチッ…パチッ
男「ん…寒い…トイレ行くのも辛いぞ…」ガタッ
カノ「」スゥ…スゥ…
男「――ってまたスカートめくれて寝てるし…明日からズボン履いて貰うか…」
カノ「」スゥ…スゥ…
男「…言わないけどキレイな顔してるんだよな…」
カノ「」スゥ…スゥ…
男「とりあえず>>44しといてやるか」
抱きしめて寝る
男(寒いし抱きしめて寝てみるか)ゴロン
男「…」
男(…いやいや!よく考えたら信用失うよな、止めてお――)
カノ「…んっ」ダキツキッ…スゥ…スゥ
男(――抱きつかれた。動くと気が付くだろうし…どうしよ)
男(ここは言い訳を考えつつカノが離すのを待つ…)
男(でも俺は汗臭いけど…カノは良い匂いするな…)
男(う…足も絡んできた…ムネの谷間も見えて…何て…い…訳…し…う)
カノ・男「」スゥ…スゥ…
4日目終了:持ち物変化無し
レスありがとう御座います!
5日目は言い訳の安価を出す予定です
それと以降少々飢える展開になります…
男(ん…いい匂い…温かいし柔らかい…)モミモミ
男(昨日まで……遭難して、俺に襲われるのを警戒…してた女の子を助けて…)
男(そうそう、それで昨日少し警戒が解けた感じだったんだよな)
男(良く見るとキレイな娘で……………ん?)モミ?
男(あれ?もしかして今抱き枕にしてるのって…)
男「…」チラ
カノ「…」ジトー
男「…」アセダラダラ
カノ「…」
男「…んっ」アセダラダラダラ
男「…」スゥ…スゥ…
カノ「…ここで寝るのは嘘臭いよね?」ツネリ
男「うん。起きてま―――痛っ!!」
カノ「まさか言ったその日に襲われるなんてね」
男「ちょっ!ちg…」アセアセ
カノ「えーとたしか『10歳も年下に興奮しないぞっ』とか言ってたよね?ロリコン」
男「…言ったっけ?てかロリコンですか…」
カノ「どーしてくれよーかなー?…ん?」ポト
男「あ゛…それは」
カノ「あ、ロリコンさんの名刺――え!?…ここ凄い大企業だよね!?」
男「まぁ一応…」
カノ「1枚貰っておくね。良かったね!帰ったら有名になれるよ」ニコ
男「出来れば返してくれると…というか訳を聞いてくれ!」
カノ「ふーん。どういう理由で抱きついて揉みしだいたの?」ジトー
男「>>54or>>55」
(どちらか採用しますので言い訳お願いしますっ!夜まで1つのみの場合はそちらを採用します)
先に抱きついて来たから心を許してくれたと思って
誘ったのそっちだろ?
覚えてないの?
パンツのクロッチ部分に惹かれたんだ…すまん
男「先に抱きついて来たから…心を許してくれたと思って」ゴニョ
カノ「もっとはっきり!」
男「先に…抱きついて来たから…」ゴニョ
カノ「うん?」
男「その…心を許してくれたと…思って…」ゴニョゴニョ
カノ「良く聞こえないっ!」バン
男「…ひっ!だからね…ようするに…カノさんから抱きついてきた訳で…」アセアセ
カノ「…わたしから抱きついたってこと?」
カノ「ふーん?でもわたしは寝床を移動してないからロリコンさんから隣に来たってことだよね?」ジトー
男「…記憶に無いけどそうなるのかな?ふしぎだねー?」
男「まぁちょっとは魔が差した可能性も…あるかも…」ボソボソ
男「…いっぱいいっぱいなんでここらで許してもらえると…ははは」アセダラダラ
カノ「それで納得できると思う?」ジーーッ
男「うぅ」…プイッ
カノ「…アイス1年分で手を打ってあげるよ」
男「1年分!?……ガリガリ君でいい?」
カノ「」ジトーーッ
男「…ハーゲンダッツだよなっ分かってるぞ!」
カノ「たまにはお店のパフェね。でも次にやったら―――」
男(なんだろ?…でもアイス1年分とか発想は可愛い―――)
カノ「弁護士のお母さんに頼んで訴訟、会社へ電話相談、あと名刺画像付きでツイッターとラインの有名人コースね」ニコ
男「――可愛くねぇ!!オーバーキル過ぎる!!」
男「…さてと。じゃあ俺は浜辺で狼煙をあげてから薪を拾ってくる」
男「そのあと狼煙の近くの川で釣りしてるよ」
カノ「わたしは…」
男「今は動きたくないだろ?…そうだな、川で水浴びしてきたらいいよ」
カノ「…ありがとう」
男「俺もきりがいいところで水浴びするから。じゃあ後でな!あ、火種は残るようにしてくれると助かる」
カノ「うん、わかった」
バチバチッもくもく…
男「狼煙はおっけー…あとは虫を捕まえて…と」
男「この辺でいいか…おりゃあああああっ」ブンッ→→ポチャ
男「どうせすぐには釣れないから薪でも拾っておこうかな」
男「手ごろな薪…つーか木片はあんまり無いな。事務用カッターしかないし…」
男「お、この枝は削って…今晩の木串にしよう」シュッシュッ
ヒューーー
男「晴れてるけど風もあるし…気温は15℃前後か」
男「どれ、釣竿は…ダメだ餌も取られてない…」
男「昨日は雨で川が増水してたから魚が落ちてたのか?今日は1匹もいない」
男「もし…もし救助が遅れることを考えると…早め早めに行動しなくちゃな…」
男「飲み水は川の水で、食料は…今のところ魚のみ。これは何早急に何とかしないとな」
男「薪は切断する為の道具が欲しいな…あと出来れば食器や保存用の容器か…」
男「救助はよ…腹減った…」グゥゥ
夕方
男「ぜぇぜぇ…小さいけどやっと1匹釣れた!」ピチピチ
男「暗くなってきたし寒すぎるから今日は仕舞いだな」
男「薪と川魚をもって帰るか…」
カノ「おかえりなさいっ」
男「うわぁ…」
カノ「またその反応。どうしたの?」
男「カノには分からないと思うが…独身男にその台詞は染みるんだ」
カノ「ふーん、わたしでも?あ…ふふふ、ロリコンだからいいのか」
男「…分かった、明日は一緒にいくか。…魚焼けたし今日はこれ食べて寝よう」
カノ「うん」
男「あ、そういえばお願いがあるんだけど…」
カノ「ん、なーに?」
男「今日はズボン履いて寝てもらえると助かる…」
カノ「…どうして?わたしスカートしか持ってきてないよ」
男「…そっすか、何でもないから」
カノ「ふふふ、ネットの人気者にならないように頑張ってね」ニコ
5日目終了:持ち物変化無し
6日目
男「じゃあ俺はここから森に入るんだけど…カノは砂浜の方から森を見て食べれそうなのを探してくれ」
男「スカートで森の中はキツイからな」
カノ「わかった。木の実見つけたら知らせるね」
男(正直動くのがキツくなってきたから気合入れて探さないとだな…)
男「はぁはぁ…見慣れない木ばかりで木の実が無いな」
男「おーーーい、カノーー。何かあったーー?」
『ごめーーん、なにもないーー』
男「くそっ」
夕方
『男さーーーーん、こっちきてーーー!!』
男「どうした?」
カノ「そこ、さっきまでネコかアライグマがいたんだけど…これ食べてた」
男「これは…木になってるのキゥイか?食ってみる」ガブ
カノ「だいじょうぶ!?あぶないよ…」
男「少し待って俺が何とも無かったらカノも食べていいよ」
男「とりあえず4つだけか…カノのバッグに入れていいか?」
カノ「いいよ、はいっ」サッ
男「そろそろ一旦戻るか。寒いっ」
カノ「そうだね…風邪ひいちゃいそう」クチュン
小屋
ガタガタガタ――
男「風が出てきたなー。薪を足しておこう」ポイッ…ボワッ
男「あ、キゥイ大丈夫そうだから食べよう」ガブ
カノ「ありがとう…何かわたしの分まで無理させてるね…」パクッ
男「別に構わないよ。…ん、太ももどうかしたのか?」
カノ「これね…虫に刺されたのかな?あ、触ると少し痛いかも…」
男「どれどれ」ジー
カノ「…いやらしいこと考えてないよね?///」
男「馬鹿にするなよっ真の漢はそんなこと考えないぞ」
男(結構腫れてるな>>72しとくか)
知ってる症状だったので、治療薬の薬草探しに森の奥へ
男「カノの携帯ライト機能ある?」
カノ「あるけど…どうするの?」
男「よし、借りるぞ」
カノ「いいけど…メールとか見たら怒るよ?」サッ
男「大丈夫だっ、ちょっと行って来る!」
森
男「たしかさっきはこの大きい木の所に…お、野生のハーブは初めて見るな…」
男「葉の部分を取ってと、よし。こんなもんでいいか」ブチブチ
ガサガサ―――
男「ん?」
アライグマ?「ミュー」
男「さっきカノが見たのはこいつかぁ。モサモサしてて少し可愛いな」
アライグマ?「」ダッ
男「お、キゥイ発見!腹減ったな…」グゥゥ
男「戻るか」
男「ただいま。カノ、コレをすり潰して太ももに塗るぞ」
カノ「え?…なにこれ?」
男「カマカマ…カノカノ…名前忘れたけど薬草だよ。買うと高いんだぞ?」
カノ「カノカノはないよね……えと…もしかしてコレを取りに行ってくれてたの?」
男「まぁな、病院が無いから早めに治しておかないとだしな」
カノ「う゛うぅ…ごめんね男さんっ」ボソッ
男「葉っぱについてる葉脈を取って…握りつぶす!」グシャ
男「ほら、自分で塗って」
カノ「…う…うん」ヌイヌリ
男「じゃあこれは明日の分な。あとキゥイ拾ってきたから食べよう」
カノ「あの、男さんっ、わたしにも出来ることある?」
男「うーん、砂浜で何か落ちてないか探したり…木の実探したり…」
男「それと間違っても訴訟は勘弁していただけると…」
カノ「ふふふ♪わかってるよっ、アイスは買ってもらうけどねっ」
カノ「あと何かあったら言ってね、わたしも頑張るから」
男「おっけー。あ!じゃあ>>78してくれ」
膝枕
寒いから人の温もりを
おお、こんな俺得スレがあったのか。先が楽しみだな。
ちょっと意見するけど、先の展開はあらすじでも言わないでもらえるとありがたいかな。
サバイバル物でそれは良くないかと……
自分も安価やった時に言われたけど、レス番方式は間違えやすいから
↓3~4レス目 とかにすると間違いが少なくていいと思うよ。
続き、楽しみにしてる。
――>>65の次がここから――
男「ロリコンじゃないっての!……それより今日は魚1匹しか釣れなかった」
カノ「そうなんだ…」
男「とりあえず捌いてくる、焼いて半分ずつ食べるか」
カノ「…わたしもいいの?」
男「ああ。ここにいるのも何かの縁だろうしな!」
カノ「ありがとう。ごめんね…」
男「よし、じゃあ焼けるまで待つか」
カノ「うん。お腹空いたね…」
男「そうだな。明日から魚以外の食料も探す」
男「明日はそっちの森に入ってみようと思う」
カノ「きのことかあるかな?」
男「きのこは危ないんじゃないか?木の実くらいにしとこう」
カノ「あのさ、明日はついていってもいい?正直一人でいると落ち込んでくる…」
――ここまで抜けてました――
以下続きを投下
男「おっけー。あ!じゃあ膝枕してくれ」
カノ「――え?ひざまくら?頑張るって…食べ物見つけたり服を洗ったりのつもりだったんだけど…」
男「そうだったのか……………だめ?」チラ
カノ「ミニスカなんだけど…はぁ…まぁいいか、はい」スッ
男「おっ邪魔しまーす」ゴロン
カノ「わっ、もっと膝の方にしてよっロリコン!」
男「わるいわるい、よっと。いつもの店の癖で…」ズルズル
カノ「店?膝枕してくれるお店とかあるの?」
男「あるぞ?若い女の子が30分3000円位で耳掻きもしてくれるんだぞ?」
カノ「うわぁ……なんか…うわぁ…」
男「え!?そんなに引く?」
カノ「気持ちよさそうにして…男さんってたまに子供っぽいよね…」ツンツン
男「なんとでも言ってくれ。つっつかないでくれよ…」
カノ「正直大人だし頼りになるなーって思ったけど…お子様でロリコンさんでしたか♪」ナデナデ
カノ「…そういえば男さんって何才なの?」
男「27だ。カノは?」
カノ「16だよ」
男「そうか」
カノ「うん」
男「…」
カノ「…」
ガタガタガタ―――
カノ「風…強くなって来たね…。ねぇ、何か話してよ」ナデナデ
男「…ん、寝そうになってたぞ。…話ってどんなのがいい?」ウツラ…ウツラ…
カノ「んー、…男さんは彼女はいるの?」
男「…居ない」
カノ「やっぱり。ふふふ、若い子じゃなきゃ嫌だもんねー?」ニコ
男「…マジでロリコンじゃないからな?」
カノ「どーかなー?」ナデナデ
男「この話お仕舞い!腹減ったなー。立ち飲み屋で焼き鳥が食いたいっ、ビールが飲みたいっ」
カノ「お腹は減ったけど…立ち飲み屋ってなに?」
男「そういえばお嬢様だもんな。安く飲み食いできる居酒屋のことだ。カノのお父さんは…まぁ行かないか」
カノ「お父さんは離婚してから会ってないよ」
男「そうか、じゃあ機会があったら連れてってやるよっ」
カノ「うん、行きたいっ」
男「じゃあ…そろそろ寝るか…あしたは気合入れて…食べ物を…」ウツラ…ウツラ…
カノ「頑張って探さないとだね――ってあれ?男さん?」ツンツン
男「」グゥ…グゥ…
カノ「うわぁ、寝ちゃってる。…いつのまにか膝じゃなくて太ももに来てるし」
カノ「頑張ってくれてたもんね…重いけど…まぁいいか。おやすみなさい」ツン
6日目終了:持ち物変化無し
7日目
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――
男(雨かぁ…結構強いな)カチッ
男(タバコもラスト1本だな。これは大事に取っておこう)スーハー
カノ「男さんっおはよー」カチッ←
カノ「うわっマズイっ!」ポイッ――→暖炉
男「あ゛あ゛あ゛ーー!最後の1本がぁ!しかも一口で!」ガクッ
男「なんてことを…ひどいぞバカノ!」ブワッ
カノ「ひどいのはロリコンだよっ、朝までずっとわたしの太ももの間に顔埋めて寝てたんだよっ?」
男「そ、そうか?どうりでマシュマロに挟まれる夢を…」
カノ「もうっエッチ!朝気付いてびっくりしたよ!」
男「ははは、わるいわるい。わざとじゃないんだ」
カノ「わざとだったらアイドルコースだよ…」
男「ところで今日は俺が一人で食料を探してくる」
カノ「え、わたしも行くよ」
男「いや、雨強いし寒いからここで待っていてくれ」
カノ「…寒いのは男さんも同じだよね?」
男「じゃあ…近場で濡れていない薪を集めててもらっていいか?手ごろなサイズの奴を」
カノ「あ、そういえば薪ももう無いね…分かった」
男「じゃあ行ってくる」ガララ
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――
男(寒い…それに正直言うと体が重い…そろそろ危ないな…カノはまだ少し余裕がありそうだけど…早めに食べ物を…)
ここまで。続きは明日!
>>96
×カノ「わざとだったらアイドルコースだよ…」
○カノ「わざとだったらツイッター&ラインの有名人コースだよ…」
なんつー間違いだ…
男(気温は分からないが体感10℃無いな)
男(今日は狼煙は上げれないしとにかく食料を集める)
男(今は木の実よりも肉だ…川で釣りをしよう。釣り餌も取ってくか…)
男(うあっ…足に力が入らないぞ…川までの200mが遠い)フラッ
男(もう少し…)フラッ
男「よしっ!がんばれ俺!」ヒュン→ポチャ
男(頼むっ)
>>101 許してくだせぇ…
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――
男「ははは…ちくしょう…1匹も釣れねぇ…」
男「砂浜に落ちている魚も無いな…」
男「…とにかく何か…食べ物を…」フラッ…フラッ…
男「…ん!?1つだけ岩に貝が張り付いてる!…これは…」
男「パウア貝かな?…もっといないのか?」ウロウロ
男「1匹だけか…はぁ…はぁ…いい加減限界だぞ。戻るか」
男「キゥイでも拾いに行った方が良かったかな…」
ガサッ
男「あれ?何かいま小屋の横に…見間違いかな?」フラフラ
男「気のせいか?…ダメだ早く温まらないと」ゴシゴシ
男「…ただいま」ガラ
カノ「おかえりなさい男さん。ごめんね…大きすぎて運べなかったりしてあんまり薪無かった…」
カノ「でもキゥイは無かったけど…これ食べれる?2個見つけてきたよ」
男「どれどれ…」
カノ「はい―――って、え!?手…凄く冷たいよ!?」ギュ
男「ああ、雨降ってたからなぁ……あ、今日は貝が1つだけだ。すまん――」
カノ「いいから早く暖炉の傍で暖まってよっ!――はやくっ」グッ
男「――っ?…カノも手がやたら冷たいけどずっと外にいたのか?」
カノ「うん、さっきまで薪を拾うついでに食べ物探してた…」
男「お互い濡れ鼠だなー」
カノ「そうだね」ニコ
男「とにかく火があるうちに半分ずつ食べちまおう。貝は切って木串で焼こう」
カノ「うん、分かった」
男「小さいけど焼き貝旨かったな。ザクロっぽいのも一応食べれるみたいだし」
カノ「…ふふふ、ぜんぜん足りないけどねっ」
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアア―――
男「最後の薪を投入しますっ」ボワッ…パチパチ
カノ「うん…寒いね…これからどうなるんだろうね…」
男「救助が来て助かる1択だな」
カノ「食べ物はちゃんと見つかるかな」
男「ああ。明日からは貝も視野に入れて探すぞ。腹いっぱい食おう」
カノ「ゴメンね、体が…だるくなってきて弱気になってる…」
男「カノは明日寝てていいぞ、俺が探してくる」
カノ「…」ジー
男「それより火があるうちに寝ちまわないか?寒くなると寝付けなくなるぞ?」
カノ「…うん」
男「服が足りないならスーツ貸すか?」
カノ「………男さんは…抱き合って体を温め合うんだっ!とか言わないの?」
男「…まぁ正直そうした方がいいような状況だよな。どうする?」
カノ「………ん…男さんが決めていいよ」ジーー
男「じゃあ>>111」
おれが抱くよ、君を
>>111了解です!
朝早いので続きは明日の夜書きます
トリップつけてくれ
男「俺が抱くよ、君を」
カノ「うん、分かった……………うん?」
男「ん?どうした?」
カノ「…あのさ、抱くって…どういう意味?」
男「え?」
カノ「だ、だから…抱き合って暖めあうのか…それとも…」
男「ああ、そういうことな。>>126っていう意味だぞ」
抱き合って寝る
セクロスはまだ早い
>>123了解です
>>126早い…
カノ「そ、そうだよねっ」ホッ
男「じゃあ俺のスーツを2着敷くか。カノは着替えておけよ?」
カノ「うん…後ろ向いててね」
男「りょーかい」
カノ「ん…」シュル…パサッ
カノ「…もういいよ」
男「よし、じゃあ寝るか」ゴロン
カノ「うん…」ピトッ
男「カノのは濡れてるから俺のジャケットが布団代わりだな。男臭いのは我慢してくれよ」
カノ「ううん、全然嫌な匂いじゃないよ」
男「ほらっ」ダキッ
カノ「きゃっ…」ビクッ
男「寒いけど寝れそうか?」
カノ「うん、たぶん大丈夫。…ねぇ男さん」
男「ん?」
カノ「わたし達生きて戻れるかな?」ボソ
カノ「この間さ、男さんが見つけた荷物の持ち主ね、クラスメイトなんだ」
男「そうか…」
カノ「友達って訳じゃないけど…もしかしたらわたしもここで死んじゃうのかなって…」
カノ「考えてたら少し怖くなって来て…他にも嫌なことがあって…思い出しちゃって」ポロポロ
男「嫌なことって?」
カノ「…ん」ダキツキ
カノ「…男さんに会う前にね、先生が乗ってたボートに拾われたんだ」
カノ「そこでね…今みたいに凄く寒くてね…抱き合って温めあおうって言われて…」
男(「男さん『は』…抱き合って体を温め合うんだっ!とか言わないの?」ってやつか…)
カノ「それで…うぅ…」ポロポロ
男「まてまて、その先生がロクなやつじゃないのは分かったから…思い出すなよ」
男「カノ、これ飲んで」
カノ「…これは?」グスッ
男「酒。嫌なことを忘れて寝たいときはこれが一番だぞ。温まるしな」
男「そのロクでもない先生に会うことがあったら俺が代わりに殴ってやるから…今はこれ飲んで」
カノ「…うん……美味しくない」グスッ
男「結構いい飲みっぷりだな、あとは戻ってから立ち飲みやで乾杯だ」
カノ「…ふふふっ、子供にお酒飲ませて…男さんもロクでもないかも」グスッ
男「非常事態だからいいんだよ」
カノ「少し体温まってきたかも」
男「すぐ寝れそうだろ?」
カノ「うん。…男さん、帰ったら絶対に立ち飲み屋さん…連れてってね」ダキッ
男「まかせろ!酔わせてやるぞ」ナデナデ
カノ「……―――んっ」クイッ
男(うおっ!目を閉じて…こっちを向いて…もしかしてキスしろってか?)
男(ど、どうしよう。ここは…>>134)
少し書き溜めて続きは明日投下します
安価は>>136に変更でお願いします
鼻の頭をペロっと舐める。
男(可愛い顔して…正直好みだけどさすがに子供にキスはまずいよなぁ…よし)ドキドキ
男「んー」ペロッ
カノ「――きゃっ!」ビクッ
男「ふふっ大人をからかうもんじゃn………ぐぁっ!?」
カノ「…」ゲシッ
男「ちょ…やめて!痛いっての!」
カノ「ロリコンのクセにっ…」ゲシッゲシッ
男「痛っ!すんません!キレイな顔なんで少し照れましたっ!大人っぽい台詞も言ってみたかったんですっ!」
―――――――
―――――
―――
カノ「…はぁ、寝ようっと」プイッ
男「足に絶対痣できてるぞ…痛てて…意外と手が早いんだな…」
カノ「知らないよ。お休みなさい、大人ぶってる男さん」
男「お休み、手の早いお嬢様」
カノ「ん」ギュ
7日目終了:タバコとワインが無くなりました。
ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア
男「ん…んん…今日も雨か――痛てっ…」
男(水分は取ってるんだけど唇がさけて血が出てきた…体も酷くだるい)
男(カノは大丈夫か?)
カノ「ケホッ…んっ…」スゥースゥー
男(顔色が良くないし…熱でもあるのか?)
男(まずいな結構熱あるかも…)ピト
カノ「…あ、おはよう男さん…ケホッ」
カノ「今日は…どうする…?」
男「体、大丈夫か?」
カノ「うん……ちょっと…キツイかも」
男「寒いな」
カノ「うん…」
男「おっ、いいこと思いついた!」
カノ「?」
男「よいしょっと…おりゃあああ!」バキバキ
カノ「ぼろぼろの棚を壊して…あ」
男「これを暖炉で燃やそう、暫くは温かいぞ。あとはあの辺の壁も壊していいよな」バキバキ
男「少しずつ燃やせば今日は間に合うよな。じゃあ食べ物を探してくるよ」
カノ「わたしも行くよ…ケホッ」
男「カノ、今日は休んでて」
カノ「嫌…男さんだって顔色悪いよ?わたしも行く」フラッ
男「……フラフラしてるぞ?」
カノ「ん…」フラッ
男「おっと…」ダキッ
男「じゃあ明日は手伝ってくれ。その為にも今日は寝ててくれ」
カノ「…………ゴメン」グスッ
ザアアアアアアアアアアアアア
男(足もフラつくし…明日は動けないな。今日何か食べないと危ないぞ)
男(無駄には動けない…とりあえず釣竿セットして川を海沿いに歩いてみよう)
男(はは…小さい貝が2つだけかよ…)
男(釣竿もノーヒットか…)ポチャン
男(詰んだかも)
男(このまま魚が釣れるのを待つか…)
男(粘れば1匹くらい釣れそうではあるが…)
男(あ、そういえば森の奥はまだ行ってなかったし動けるうちに行っておこう)
男(足が重いな…)
男(頭も重いしボーっとしてきた…)
男(果物でもいいや…ついでにカワカワも…取ってきてやるか)
男(何も無かったらガチで詰みだな)
カノ「…ケホッケホッ…」
ガタッ
カノ「え!?…………あ!男さんっ!!」
男「ただいま…マジ限界です…」フラッ
男「でも…これを見ろっ!サツマイモが大漁だったぞ…後貝とカワカワとキゥイ…」バタン
カノ「大丈夫っ!?いいから早く暖炉の傍にきてよっ」
男「すまん、動けない…引っ張ってくれ」
カノ「うんっ!」ズルズル
男「…温けぇ」ホカホカ
カノ「遅すぎだよっ…ケホッ…川まで探しにいったんだよっ!無理しないでっ!」グスッ
男「…もう無理しないって…カノ、芋焼いて…」
カノ「…うんっ分かったよ、男さんはわたしの上着被って横になっててっ」パサッ
男「いい匂いだな……」
カノ「…洗ってないから匂い嗅がないで」
男「ん…少し寝る…焼けたら起こしてくれ」
―――――――
―――――
―――
カノ「男さんっ焼けたよ!」ユサユサ
男「う…」
カノ「…食べれる?皮剥こうか?」
男「大丈夫、甘くて旨い…」モグモグ
カノ「美味しい…」モクモク
パチッ…パチッッ…
カノ「久しぶりにお腹いっぱい食べれたね…」
男「そうだな…ゲホッ」
カノ「男さん……今日さ、明日手伝って貰うためにわたしに休んでろって言ったでしょ?」
男「…ん?言ったっけ…ゲホッ…ゲホッ」ガタガタ
カノ「…寒いの?……え…凄い熱…」ピト
男「大丈夫だって…寝てれば多分治るぞ…ゲホッ」
カノ「早く横になってっ、わたしの上着も全部かけていいからっ」パサッ
男「…あれ?カノかける分なくなっちゃうぞ?」
カノ「わたしも一緒に寝るよ」
男「…今日の俺汗臭いぞ?」
カノ「別にいいよ?」
カノ「でも男さんが寝るまでは看病してるから…雨水でだけど…濡れタオル乗せるね」ペタ
男「おおぉ…ゲホッ…気持ちいい…」
カノ「良かった…」
カノ「ねぇ…すぐに寝付けないならわたしはお話したいな」
男「ゲホッ…おっけー」
>>154話題をお願いします
彼氏の有無→俺の嫁になれと口説く流れ
>>154 了解。プロポーズすか…
カノ「そういえばさ、このサツマイモどこにあったの?」
男「この小屋の後ろの森になってた…」
カノ「それってすぐ近くだよねっ、よく見つけられたね…」
男「だよなー。最初森でカワカワとキゥイ1個しか見つからなくてさ、諦めて小屋まで帰ってきた時にサツマイモを食べてたあいつ等を見つけたんだ」
カノ「…?あいつ等って?」
男「アライグマっぽい奴。小屋の裏手にある物置っぽい所にに巣があったんだ。そんで森の方に行ったから後をつけたらサツマイモがあったと言う訳だ」
カノ「そうなんだ…あの子達がいなかったら危なかったね…そういえばたまにゴソゴソ音してたもんね」
カノ「ねぇ…あの子達噛まないかな?見に行きたい!」
男「大丈夫じゃないか?明日一緒に行くか」
カノ「うんっ」
男「しかし助けが来るまでの食べ物はなんとかしたいよなー」
カノ「……サツマイモはまだまだありそう?」
男「んー…明るいときにしっかり探せば後少しはあるかも知れないが…」
カノ「そうなんだ…他も探さないといけないね。わたしもがんばるよっ」
男(昨日までと違ってなんか和むな。きちんと食えるっていいな…)
男「よしっ!俺は元々趣味だし釣りをもう少し頑張ってみるぞ…ん?何見てるんだ?」
カノ「男さんの名刺。顔写真似てないね…あっ【ご相談はこちらへ】だって」ニコ
男「…会社に変なメール送るなよ?」
カノ「大丈夫だよ、本当にされたことしか送らないから♪」
男「首になるんでガチで許して下さい…つーか名刺返せっ」サッ→スカッ
カノ「嫌。それにたまには美味しいとこでパフェだよ?」
男「あいよ、安いところな…ゲホッ!ゲホッ!」
カノ「…っ、大丈夫?」
男「多分大丈夫…頭がぼーっとしてきた」ボー
カノ「…川でタオル冷やしてくるね、待ってて!」ガラッ
男「…」
カノ「どう?」ペチャ
男(あぁ…気持ちいい…何も考えられなくなってきた…)
男「…太もも…腫れ無くなったな」ジー
カノ「うん…カワカワだっけ?効いたみたい…あんまり見ないでよ///」サッ
男「太もも柔らかそう…だな…触っていい?」
カノ「え゛………ダメっ。どうしたの急に?」
男「カノ…彼氏は?」ボー
カノ「彼氏?…居ないよ?」
男「じゃあ…俺の嫁に…なってく―――」ボケー
男「――ってなんでだよ!」ビクッ
カノ「―っ///」
カノ「うぅ…男さんわたしのことなにも知らないよね?」
男「…16才で高校1年生。身長155cm前後で髪型はサイドテール。胸は少し残念だけどお尻は少し大きめ」
カノ「ムッ……見た目の話じゃないよっ」ツネリ
男「痛っ!冗談だって、つーか寝ぼけてた。わるいわるい」
カノ「もう…軽々しくそういうこと言う方がが悪いっ」ツネリツネリ
男「痛っ痛っ!ほんとスイマセン!」
カノ「男さんはもう寝るっ!おやすみっ」ペシッ
男「そうだな…ボーっとしてもうダメっぽい」
カノ「寒い?」
男「昨日よりはマシだけど少しな…」
カノ「はい、そっち少しずれて」
男「ん…」ズリズリ
カノ「男さんおやすみ」ピトッ
今日はここまでです。
山崎「とりあえず…今回の商談成立おめでとうさん!」
男「おうよ。山崎のプレゼンの上手さにかなり助けられたけどな」
加藤「昇進は確実だな男!…さすがは幹部候補生だなぁ」
山崎「まぁ帰ったらキャバクラでも奢ってくれよ!」
男「おっけー。お前好みの若い娘がいる店にしてやるよ」
上司「そういえばお前等ってさ、最初から結構話してたけど知り合いだったのか?」
山崎「そうですね…中学からの腐れ縁ですよ。大学だけは別だがまさか会社も同じとはなぁ」
グラグラ…ギシ……ギシ
男「ははは。……?なぁさっきから船…揺れてないか?」
加藤「…そうか?単に酔ってるんじゃないか?」
上司「…いや、船が揺れてるな、しかも揺れ方が変だ」
男「外の様子は――――えっ!!!???」
―――ピシッ…
―――バキィ……ィ…
男「お前等っ!部屋の外に―――」
バキィィィィィィン ブシャアアアアア
上司「なんだっ!?水が!!部屋の外に逃げるぞ!」
加藤「うおおおお!?」
男(――っ!服が絡まって…出口にいけねぇ!)
山崎「…男、大丈夫か―」ダッ
男(――あ…山崎!手を…助けてく…)
山崎「――っ…」…ピタ
男(おい!!どうしたんだよ、なんで止まるんだよっ!?…あ…やばい…息…が…)
おと…さ…
おとこさん…
男(…ん?)
おとこさんっ
カノ「男さんっ!大丈夫!?」ユサユサ
男「……あれ?…山崎は…?げほっげほっ…」
カノ「…あ…よかった…よぉ…」
男「カノ…?げほっ…げほっ…うあ…体が重い…くそぅ…」
カノ「動いちゃダメだってっ、男さん凄い熱だよ!?」
男「……ん、確かに…気持ち悪いし…ごほっ…あ、動けない…はは…」
カノ「男さん寝てる時も凄い苦しそうだったよ…さつまいも焼いておいた…食べれる?」
男「すまん、食欲は全然無いんだ」
カノ「カワカワ効くかな…?」
男「確かそれって切り傷とかに使う奴で…あとリラックス効果だっけ…」
カノ「うぅ…どうしよう…」
男「…さつまいも残り何本ある?」
カノ「8本…」
男「げほっ…そか。じゃあ治ったらまたなんか探してくるぞ」
カノ「男さんは動いちゃダメだよっ!今日は雨降ってないしわたしが一人で行ってくるっ」
男「…カノだって病み上がりであんまり体調良くないだろ?」
カノ「ほとんど良くなったし大丈夫だよ、えーと…サツマイモ探して、海で何か燃やしてくればいいんだよね?」
男「げほっ…ほんとに大丈夫か…?今日はゆっくりしてた方が良くないか…?」
カノ「ううん、男さんにばっかり負担かけられないもん…」
カノ「あ、これ中身無くなったから、洗って水汲んでおいたよ」
男「すまん、貰うわ。ありがと…ゲホッ」
カノ「なるべく早く戻ってくるから…」ガラッ
男(カノ今まで気にしてたのかな…別にいいのに)
男(とりあえず早く体調を戻さないとだな。…今は動くのはしんどい。水分取って、サツマイモ食って…)
パチッ…パチッ…
男(薪ももう無いから拾ってこなきゃだ)
男(…そういや嫌な夢見たな)
男(…山崎……なんか理由があったんだよな…?俺の声が聞こえなかっただけだろ?)
―――――――
―――――
―――
パチッ…パチッ…
カノ「男さん…」ユサユサ
男「……ん…おはよ…」
カノ「うん、まだ顔色悪いね…。熱もある」ピトッ
男(あ…手の冷たさが気持ちいい…)
カノ「ごめんね、サツマイモ見つからなかった…でも薪と、後ね砂浜にコレ落ちてたよっ!」ニコ
男「…?げほっ…コーヒーかこれ?」
カノ「お湯は今化粧水のビンで沸かしてるよ。箱の中に砂糖とミルクも入ってる…船の荷物かな…?」
男「多分な…げほっ」
カノ「…今朝より顔色良くなったかな…?体調はどう??」ジー
男「うーん…朝よりはいいと思うぞ?」
カノ「よかった…何回か戻って来た時も苦しそうに寝てたから…本っ当に心配だったんだよ?」
男「ごめん」ナデナデ
カノ「…うん……頭撫でるのはいいけど…子供扱いしてない?」
男「してないって。あ、お湯沸いたな。カノ、コーヒー入れてくれ」
カノ「うん、分かった」
カノ「ちょっと変わってるけど良い匂い…はい、男さん」サッ
男「げほっ…おおおっ!久しぶりだなこの匂い…」スーハー
カノ「あれ…?ミルクと砂糖が思ったより少ない…」ガサゴソ
男「…じゃあほら、やるよ。俺ブラック派だから」
カノ「……わたしもいいよっ」
男「ブラック派なのか?…うめぇ」ゴクゴク
カノ「うん……っ……」コクコク
男「サツマイモも食ったし寝るか。明日こそは食料と薪と…げほっ」
カノ「お芋残り4本だね…でも男さんはまず体調治してね…寒気はどう?」
男「…寒気は…げほっ…するぞ…」
カノ「そうなんだ…男さん、もう少し横にずれて」
男「……」ズリズリ
カノ「うわ、汗の匂いがする…体調良くなったら水浴びしなきゃだね」ピトッ
男「上着着て寝ないのか?…げほっ」
カノ「今日晴れてたし薪もあるし…男さんのと一緒に洗っちゃった。ふふふっ、上から胸元見ないでね?」ニコ
男(言わないけど前に屈んだ時とか…たまに見えてるんだよなぁ)
カノ「苦しくなったらわたしを起こしていいから…おやすみ男さん」
男「…おやすみカノ」
寝落ちしそうになったので今日はここまでです。
次回安価2つあります。
9日目終了
持ち物にコーヒーセット(カップ付き)とサツマイモ4本追加
あと何か1点、アイテムを安価で募集します。
薬やサバイバルに必要なもので>>192様お願いします。
ナイフ
男「ん…ふぁぁ…げほっ…?良い匂い…」クンクン
カノ「あ、男さん起きた。コーヒー出来てるよっ」
男「ん?あぁ、良い匂いすると思ったらコーヒーか」
カノ「こっち男さんのね」
男「いただきます…あれ?甘い…」ズズー
カノ「あ、そっちわたしのだよっ、男さんのはこっち!」
男「わるいわるい…てかブラック派じゃなかったのか?」
カノ「たまーに甘いのを飲んでもいいかなーって気分だっただけっ」プイッ
カノ「…今日は体調はどう??」
男「まぁ大丈夫だ。元気になったぞっ」
男(少し体調悪いけど今日は気合入れて散策しないとだし…今日もカノ一人で行かせるのもな…)
カノ「良かった…昨日も少し具合悪そうだったから…」ホッ
カノ「一緒に行けるねっ、今日はどうするの?」
男「今まではトラブル続きで、小屋周辺と森の一部しか見てないし…」
男「…そんなに大きくないと思うし、とりあえず島を一周してみないか?」
カノ「そうだね、何か食べ物とかあるかも知れないしね」
カノ「もう行く?」
男「そうだな、コーヒー飲んで…あ、一応釣り竿をセットしてから行こう」
カノ「じゃあわたしは化粧ビンにお水汲んでおくね」
男「じゃあ飲んだら用意するかぁ」ズズー
カノ「うん」ゴクゴク
……………
………
男「よし、じゃあ海岸沿に歩いていくか」
男(…遺体を埋めたあたりは避けていこうかな)
カノ「うん。島はどのくらいの大きさなんだろうね?」
男「うーん、ここに来た最初の日に2時間位歩いたんだけど…結構広いのかもな」
カノ「ふぅん、どのくらい?」
男「東京ドーム100個分だな(適当」
カノ「…つまんないよ?」
男「さーせん…お?崖だ。登れそうだな」
カノ「行こうか。ん…よいしょ…あっ、やっぱり男さん先に登って!」バッ
男「…スカートって不便だよなぁ」
男「ほらっ、手掴んで」
カノ「んっ…ふぅ。ありがとう、低い崖で良かった…」グッ
男「ここも少し木が生えてるんだな…ん?これ柿の木か?」
カノ「ほんとだ、柿が木になってるのわたし初めて見た」ジー
男「とりあえず食ってみるか…うん甘い!渋い柿じゃなくて良かった」カリッ
カノ「良かった♪…渋い柿なんてあるの?」
男「ああ、干して食う奴な。カノも食ってみ」
カノ「…美味しいっ」カリッ…モグモグ
男「ここから見ると…向こうに島の端が見えるが…結構大きい島だったんだな。幅4kmくらいか?」
カノ「男さん、この上は何があるんだろ?」
男「川があったから湖でもあるのかも知れないな。森の中通るけど…行ってみるか?」
カノ「賛成、いこっ」
男「足、気をつけろよ。スカートなんだし」
カノ「気をつけるから大丈夫だって…あ、男さんっ、あそこ…小さい家があるっ」
男「小屋だな…行ってみるか!」
男「…朽ちてるな」
カノ「…朽ちてるね」
男「戸が開かねぇぞ…んっ!」ガタガタ
カノ「…引いてみたら?」
男「」ギィ
カノ「ぷっ、ふふふ♪」
男「くそぅ…」
ダダダダダダダッ
カノ「きゃっ―――あ!アライグマッ!」
男「あいつら何処にでもいるなぁ。何食べてるんだろうな」
男「中は…意外とキレイだな…」
カノ「男さんっ、缶詰あるよっ?…あ、缶に穴開いて…腐ってた…」ボロッ
男「残念。………お、壁に…」
カノ「…ナイフだね?持って行く?」
男「色々使えるから貰って行こうか」スッ
カノ「他には何か無いかな」キョロキョロ
男「…なさそうだし出るかっ」
カノ「うーん残念だね…色々あるかと思ったのに」
男「ナイフあったし十分だって――おっと…」カツン…コロコロ…
カノ「どうしたの?」
男「缶詰につまずいた」
カノ「気をつけてよ?行こうっ」
コロコロ…
コロコロ…
コロコロ…
コロコロ……カツン…
_______
(ヽ_____ノ)
|`──────'|
| 21/4/2014 |
|_______|
【date of manufacturer 21/4/2014】
キタ━━ヽ(´ω`)ノ゙━━!!
男「しかし結構歩いたなぁ」
カノ「男さんお水飲む?」サッ
男「ああ…カノは?」
カノ「じゃあ半分飲むねっ……」ゴクゴク
カノ「残りどうぞ」サッ
男「あんがと。…うめぇ、間接キスだなー」
カノ「…子供みたいなこと言わないでよっ」
カノ「あーあ、でも缶詰残念だったね…1個も食べれそうなの無いんだもん…」シュン
男「しょうがないって…帰りに柿と、ついでにキウィ探しながら帰るか」
カノ「はーい」
男「ただいまー」
カノ「おかえりなさいっ」ニコ
男「やっぱりおかえりなさいがあるといいな…」ジーン
カノ「…じゃあたまに言ってあげるね♪」ニコ
男「キゥイは無かったけど薪と柿はゲットできた。これで魚があれば最高だったのにな」
カノ「しょうがないよ、でも今日は疲れたね…足痛いよぉ」
男「俺もだ…太ももパンパンだ。色々考えたいけど明日にしようか…」
カノ「今日はどうする?もう寝ちゃう?」
男「>>207」
少し雑談してから寝る
地図作るとかどうですか
>>209 そうですね、考えてみます!
今後もAAと、場合によっては地の文使うかも知れません。
男「うーん、疲れはしたけど…まだ眠くないな」
カノ「じゃあコーヒーでも淹れようか?」
男「そうだな、サツマイモも柿も甘かったから飲みたいぞ」
カノ「はーい」カチャカチャ
カノ「…今日もお砂糖とミルク貰っていい?」チラ
男「お好きにどうぞ」
カノ「え?うん…1足しか無いしあんまり好きじゃないけど明日履こうかな…でも何で?」
男「カノに似合うなーって思って」
カノ「そう?……もしかしてニーソ好きなの?」
男「割と」
カノ「うわぁ…」
男「あれ?ひいてる?…俺の周り結構好きな奴多いぞ?」
カノ「男さんの周りだけだよ…」
男「そんなことはないぞ」
>>215 ミス
カノ「はい、こっち男さんのね」スッ
男「…うめぇ」ズズ…
カノ「おいしい…」コクコク…
男(状況は相変わらず悪いけど…少しマッタリしたな)
カノ「ねぇ男さん、明日はどうする?」
男「ん?…柿の木を見つけた所から登ってみようと思ってる」ズズ
カノ「湖あるかもって所だね、森の中歩くのかぁ…明日はニーソ履いて行こうっと」
男「…ニーソ履くの?」
カノ「え?うん…1足しか無いしあんまり好きじゃないけど明日履こうかな…でも何で?」
男「カノに似合うなーって思って」
カノ「そう?……もしかしてニーソ好きなの?」
男「割と」
カノ「うわぁ…」
男「あれ?ひいてる?…俺の周り結構好きな奴多いぞ?」
カノ「男さんの周りだけだよ…」
男「そんなことはないぞ」
カノ「そういえば男さんってさ、お休みの日とか何してるの?」
男「飲み行ったり…釣り行ったりかな」
カノ「…ふーん。女の人?」
男「男。…忙しくて出会いが無いんだよっ」
カノ「その上若くないとダメだもんね、厳しいね!ふふふっ」ニコ
男「うるせぇ。…カノは休みは何してるんだ?」
カノ「友達と買い物行ったりご飯食べに行ったりかな」
男「友達は男だったり?」
カノ「女の子だよ」
男「俺と仲間だな」
カノ「…むっ、言っておくけど、わたしそれなりにモテるよ?あんまり彼氏とか興味ないだけっ」
男「まぁカノはモテそうだもんなっ」アタマナデナデ
カノ「…。あ、友達と一緒に撮った写真あるけど見る??」ガサゴソ
男「見せてみ」
カノ「どう、みんな可愛いでしょ?」
男(女の可愛いは信用出来n………みんなガチで可愛い…)ジ-
男「」ジ--
カノ「…んっ。…どの子が一番好み?」
男(右側は黒髪でパッツンの子、目つきがキツイけど少しエロイ感じだ。真ん中は茶髪で…うわ!胸大きい…高校生でこれは反則じゃ…でも性格良さそう)
男(左の幼いのは…カノだな。へー、サイドテールじゃないセミロングが新鮮だな)
男「>>222かな」
もう一度、右側(
男「うー……ん、右の子かな」
カノ「…」
カノ「…どういうところが?」
男「色っぽい感じがいいなぁ、この子は将来――」ジー
カノ「ふーん…写真もういいでしょ?おやすみ男さん」サッ
男「――あれ?どしたの?」
カノ「眠いの。…それと残念、その子彼氏いますっ」
男「…あ、勿論カノも可愛いと思うぞ?」
カノ「…ん。おやすみなさいっ」
男「おやすみ…」
……………
………
男(目…覚めちまったな)
男(水でも飲んで――…?カノ?)
カノ「………えぐっ……おかあ…さん…会いたい…」スゥ…スゥ…
男(寝言か…絶対不安だよな…普段口に出さないだけでも大したもんだよ)
男「大丈夫だぞ?必ず帰れるから…俺が全力で保障してやる」ナデナデ
男(水は…いいや。寝よ)
男「」グゥ…グゥ…
カノ「……………男さん、ありがと」ボソッ
今日はここまでです。
10日目終了
持ち物:柿残り7つ サツマイモ残り1本
男「…」
男「…」
……
………
…………ピクンッ
男「…っ、おりゃあああああ!」クワッ!
ドサッ…ビチビチビチッ
男「3匹目!30センチオーバーの鮭ゲット!」
男「体キツかったが…夜明けから粘って良かったぁ……今日はマトモに飯が食える」
男「…へっくしょん!そろそろカノ起きるだろうし帰るか」
男「ただい――」ガラッ
カノ「男さんっ、シーーッ!」
男「え?」
カノ「この子見てっ」
アライグマ?「ミュ?」キョロキョロ
男「あれ?こいつどうしたんだ?」
カノ「朝起きたら小屋の中に入ってたの。もう少しで撫でれそうなんだけど…」
アライグマ?「ミュッ」ダッ
男「あ…外に逃げられた…」
カノ「あーあ…残念…男さん見たら逃げちゃった…」
男(サツマイモ見つけたときの奴かな…アイツを食べようと思って追いかけたもんなぁ…)
カノ「そういえば男さんは何処いってたの?」
男「ああ、釣り。…これを見ろっ」ドヤ
カノ「うわ…大きいお魚…男さん凄いっ」
男「ふふふ♪昼か夜焼いて食おう」
カノ「はーい、楽しみだねー!」
カノ「…それじゃ今日はどうする?」
男「うーん…こないだの小屋の先行ってみる?」
カノ「オッケー、じゃあ顔洗って歯磨いてくる」
男(カノの枕にしてるバッグ、まだ濡れてる…)ピトッ
男(寝てる間ずっとうなされてるんだよなぁ…)
―――――――
―――――
―――
男「………カノ遅いなぁ…」
男「…あれ、いつもこんなに時間かかったっけな?」
男「30分はたってるよな……トイレか?」
男「トイレだったら…見に行ったら訴えられて有名人になりそうだし…もうちょい待つか…」
―――――――
―――――
―――
男「そろそろ心配になって来た…」
男「川に行ってみるか」
男「おーーいっ、カノーーー!返事しろーーー!」
男「…………居ない。…ん?…トラベルセット…カノの持ち物だな…」
男「何処いったんだ…?小屋に戻ってるのか?」
男「カノっ、居るか!?」ガラガラッ
男「居ない…くそっ何処いったんだよっ!」
男「川から戻ってくる時に入れ違いになったのか?」
男「少しだけ待ってみよう…戻って来なかったら…」
―――――――
―――――
―――
男「来ない…何かトラブルでもあったのか…?」
男「砂浜の方に行ってみるか…」
男「おーーーい!!!」ハァハァ
男「くっそ…砂浜にも居ないか、この先は崖と森だし…」
男「森に一人で行くか?…果物取りに?それともアライグマでも追って行ったとか…無いよな」
男「でも小屋の周辺は探したし…あーくそっ!…念の為ダッシュで探すか…」ハァハァ
男「この崖とかカノ一人では越えられないと思うんだが…」ハァハァ
男「おーーーーーい!!!!返事してくれーー!」
男「見つからない……これで小屋に戻ってたら笑い話だな…はは」ハァハァ
ポツポツ……
…………ザアアアアアアアアア
男「雨降ってきた…カノ大丈夫か…?」ハァハァ
男「…あ、この間の小屋か。…結構砂浜から入って来たんだな…」ハァハァ
男「まさかこの中には居ないよな…?あ、あれ?」ガタガタ
男「ん、そういや引くんだったな……大丈夫か俺?」
男「カノー、居るのか?」ギィィ
男「はぁぁ…居ねぇ………ん?兄元に缶詰が落ちてる」コツン
_______
(ヽ_____ノ)
|`──────'|
| 21/4/2014 |
|______ |
男「昨日出るときにつまずいた缶か?」
男「………ん?英語表記だ…こいつだけ新しいな」サッ
【date of manufacturer 21/4/2014】
男「…!?」
男「…何で…俺達が…この島に来た日付より…」
男「製造年月日が新しいんだよ………………」
申し訳ありません…今日はここまでです。
次回安価2つあります。明後日までには投下します。
ttp://i.imgur.com/8hsuHIV.jpg
勝手にごめん
配置としてはこんな感じ?
ザアアアアアアアアアアアアアア――――………
男「………ここに漂着したのが4月17日」
男「この缶詰の製造年月日は4月21日………印字ミスか…?」
男「21日以降に誰かが持ち込んだ…?」
男「そもそも無人島じゃないとか…しかしとても人が住んでいるようには…」
男「……っ、今はそれよりカノを探すのが先だっ!」
>>258 ありがとう御座います!
男「カノーーー!返事しろーー!はぁはぁ…冷えて来たな…しかも雲のせいで薄暗くなってやがる…」
男「この小屋の周辺にも居ないか…何処にいるんだよ」ハァハァ
男「小屋の裏手は崖か…カノォーー!……居ないよな…」
男「この小屋の先を探してみるか…?」
男「砂浜近くの崖をカノ一人で登って…さらに目の前の崖をこえて先に行くのは考えにくいが…」
男「崖を通らないで行ける道が無い保証は無いところがツライいな…」
男「寝泊りしている小屋の周辺も見落としや戻っている可能性もあるな…」
男「気温も低い…何かトラブルがあって動けないとしたら…くそっ!絶対に見つけてやるからな!」
>>273
1:小屋周辺に戻る
2:崖の先を探す
↓
男「先を探そう…」
男「んっ、くそっ…雨で滑るぞ…おりゃあああっ!」グッ
男「っと、はぁ…はぁ…登った先も森かよ……ん?」
男「湖だ…小屋も見える、行ってみるか」
男「凄い藪だな、蜘蛛の巣もあるし……ここは通ってないのかもな…」ガサガサ
男「それ程大きい湖じゃない……ここは島の北端の辺りになるのか。川はここから流れてんのか…」
男「小屋の中は…床が濡れてる、雨漏りしてるのか。カノいるのか!?…ダメか」ガチャ
男「カノォ!!…クッソ!…心配かけやがって…」ガンッ
男「暗くなってきちまったな…崖じゃなく川を下ってみるか……頼む…」ハァハァ
男「はぁ…はぁ…――ぐぁっ!」ザザザ
男「枝につまずいた…痛てて…気付かなかったけど体中傷だらけだな」ハァハァ
男「ここも少し崖に…………ん?」
アライグマ「…」
男「あれ?こいつ…今朝の奴か?」
アライグマ「」ダッ
男「あ…行っちまった…」
ザッ……
男「…?」
カノ「…………イヤ…来ないで……」ガサガサ
男「カノ!?」
カノ「………男…さんなの?」ガサガサ
男「はぁぁ…何処行ってたん―――」
カノ「よか……った……」ドサッ
男「な…大丈夫か!?……気を失ってるな…でも良かった」
男「…とりあえず湖の小屋で…俺も少し休みたい…マジ疲れた…」ハァハァ
ザアアアアアアアアアアアア――――………
男「よっと、暖炉も薪も…あるな。よしっ」カチッ
パチ…パチ…
男「はぁ…疲れた…頭ももう回んないぞ…」ドサッ
男「最初の小屋に戻れば鮭もあるし…とりあえず一安心だな」
男「安心したら…眠くなってきた……」
男「温かい…雨漏りしてない…のがありがたい……」ウトウト
カノ「」スゥ…スゥ…
男「無事で良かった……ほんとうに…しんぱい…したんだぞ…」
>>281
1:この小屋で寝る
2:今すぐにこの小屋を出る
レスありがとう御座います!
今日はここまでです。
安価は>>282に変更させて下さい。
危なすぎ。安価なら1で
安価なら1
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