北条加蓮「スペラン加蓮」 (43)
デレマスでスペランカー先生のパロディSSです
加蓮がスナック感覚で死ぬのでそういったネタが苦手な方はご注意下さい
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早朝
茜「ああー!電車を乗り過ごしてしまいましたっ!!このままでは遅刻してしまいます!!新米が美味しいばかりについついおかわりしすぎてしまってっ!!」
茜「しかし!!元気があれば何でもできるっ!!走って行けば間に合います!!成せばなるっ!!ボンバァァァァー!!」
ドンガラガッシャーン
茜「あだだだ……走るのに夢中で曲がり角への注意が不十分でした…大丈夫ですk」
加蓮「」
茜「し……死んでる……」
茜「あああああああ!!ど、どうしましょう!!茜ちゃんの元気は殺人級だねと常日頃から言われてきましたがっ!!遂に人を殺めてしまうなんて……」
茜「で、電話!!警察!!えーと、119番…じゃない!!私はどうすれば~~っ!」
加蓮「……」スクッ
茜「い、生き返ったァァァァァァァ!!」
事務所
ちひろ「と、言う訳で、先日プロデューサーさんがスカウトしてきた加蓮ちゃんがめでたくうちの事務所に仲間入りしました!」
加蓮「北条加蓮です…ちょっと変わった体質で体弱いけど頑張るよ…」
ちひろ「皆さん、先輩として色々な事を教えてあげて下さいね!」
茜「け、今朝は大変申し訳ありませんでしたっ!!まさかすぐ死んでしまう代わりに生き返れる体質だなんてっ!!」
加蓮「うん…でも沢山死ぬと不味い事が起こるって本能が語りかけてくるからほどほどにしてね?まったくもー」ツカツカ
ちひろ「あっ、加蓮ちゃんそこ床が抜けかかっててるんで気をつけて」
ズボッ
加蓮「」
ちひろ「下さいね……って加蓮ちゃーん!」
ちひろメモ:加蓮ちゃんは強い衝撃を受けるだけで無く、何らかの要因で落ちたりすると命を落としてしまうようです
夕美「ん~!とってもいい香りだねっ!」
琴歌「心が安らぎますね…」
加蓮「何してるの?」
夕美「新型のアロマディフューザーを試してるんだよっ!加湿器能もあるから喉の保護にもいいんだ!」
フシュッ
加蓮「ひっ…」
ちひろメモ:蒸気の類にトラウマがあるようです
加蓮「」バタン
奈緒「かっ、かれぇーん!!」
凛「加蓮が突然死した!?」
ちひろ「そ、そんな……まだ何も起こっていないハズなのに!!」
都「あーっと!皆さんそこを動かないで下さい!この謎は探偵、安斉都が解いてみせます!!」
小梅「えっと…あ、あの子が……一緒に遊ぼうって…近づいたら…その…」
ちひろメモ:幽霊?の類いもダメみたいです
麗奈「アイツにスカウトされて来たけど…アタシはかわいい後輩とか言うポジションに収まるつもりはないわ!レイナサマ伝説の足がけに、まずはこの事務所をイタズラの恐怖を教え込んで支配してやるわッ!」
数分後
麗奈「アーハッハッハ!イスに細工をして急にガクンってなるイタズラを仕掛けてやったわ!!記念すべきレイナサマの餌食第一号は誰になるのかしら!」
「ひゃっ…」ガクンッ
麗奈「早速かかったわね!イタズラ被害者第一号の驚いた顔を見に…」
麗奈「し、死んでる…」
加蓮「」
奈緒「か、かれぇーん!!誰がこんなむごい事を…」
麗奈「ア…アタシはそんな…そんなつもりじゃ…」ガタガタ
ちひろメモ:新しく事務所に入った麗奈ちゃんはとても大人しい良い子です!
いつき「晴ちゃん!パス!」
晴「ナイスセンタリング!オーバーヘッドだぁ!」
智香「とめる!」
紗南「はるくんのオーバーヘッド!あーっとわかばやしくんとどかない!!しかしボールはポストに!」
ボスン
洋子「(か、加蓮ちゃんの頭に…)」
真尋「(ボールが…)」
加蓮「………」
加蓮「この程度では死なないよ…」フッ…
菜々「レッスンお疲れ様でーす!差し入れ持ってきましたぁ!」
凛「ありがとう、菜々…さん、これ貰うね」
奈緒「じゃああたしこれ!」
菜々「加蓮ちゃんは?」
加蓮「……やつで…」
菜々「えっ?」
加蓮「死なないやつでぇー!!」
ちひろメモ:死にました
加蓮「……凛のさ?」
奈緒「うん?」
加蓮「Never say neverの『強くアスファルトを蹴って グラウンドのフェンス軽く飛び越え』って歌詞あるじゃん?」
奈緒「うん」
加蓮「それ真似してさ」
奈緒「死んだの?」
加蓮「うん」
ちひろメモ:飛び越えた先の溝が予想外だったそうです
みく「にゃふふ!みくとライブバトルにゃあ!!会場をたくさん盛り上げた方が勝ちね!」
加蓮「受けて立つよ…!」
北条加蓮さんの大勝利~!
ワァァァァ
みく「ふにゃあああ!!悔しいけど完敗にゃあ……どうやったらそんなに凄くなれるの…」
加蓮「ねぇ。アンタはさ…体育の授業の跳び箱で死んだ事ある?」
みく「えっ…ないけど…」
加蓮「カラスの…その…フンをさ、頭に受けて死んだ事ある?」
みく「頭に受けた事すらないけど…」
加蓮「……アンタは凄いよ」
亜季「はっぴーはろうぃーん!トリックオアトリートであります!このレイナ製のランチャー型クラッカーでパーティーを盛大に盛り上げるであります!!」
ちひろメモ:最初は大人しかった麗奈ちゃんですが最近加蓮ちゃん最大の脅威となっています
加蓮「」
奈緒「あっ、加蓮…またそんなとこで死んで…風邪ひくぞー?」
凛「加蓮…死ぬのはいいけど早く起きないとレッスンに遅れるよ?」
杏「あっ、じゃああんずもつられて死んだふり…ぱたり…」
加蓮「(違う!まだ生きてるんだって!!)」
北条加蓮のウワサ:酸素の事を神様がくれた時間と呼んでいるらしい。
凛「遂にこの日が来たね…」
奈緒「ああ、あたし達の武道館ライブ…遂にここまで来たんだな…」
加蓮「うん…緊張で死にそうだよ」
奈緒「お前が言うとシャレにならないからやめろ!」
凛「それじゃ行くよ!」
奈緒「ああ!」
加蓮「私達の、最高のライブ!」
ガコンッ
ちひろメモ:舞台装置の調整ミスでリハーサルよりも少しだけ高く飛んでしまったので加蓮ちゃんが死んでしまいました
奈緒「色々あったけど無事乗り越えられたな…」
凛「ファンの鍛えられっぷりに感謝するばかりだったね…悲鳴どころか歓声が沸きあがるなんて」
加蓮「ライブ本番で死んだのは初めてだったけど、握手会とかで死んだのが功をなしたね…怪我の功名ってやつ?怪我どころか死んじゃったけど」
奈緒「笑えねーよ!」
凛「……ンフッ…」プルプル
奈緒「笑うなよ!」
加蓮「事務所に来るまではこの体質も個性って事で受け入れて貰えるなんて思っても無かったよ…アイドルって奥が深いよね…」
奈緒「ああ…目指すは世界一のトップアイドル、だな」
凛「次は海外か…」
加蓮「腕が鳴るね!」
奈緒「っと、先に今日のライブの成功を祝ってちひろさんがくれたドリンクで乾杯でもしようぜ!」
凛「ふふっ、ちょっとカッコつかないけど、それも悪くないね」
加蓮「せーのっ…」
『「かんぱーい!」』
プシュッ
奈緒「あー!生き返るなー!」
凛「奈緒、ちょっとおじさん臭いよ…ふふっ」
加蓮「でも本当に疲れが吹き飛んじゃったね!今ならもっと高くとべる気がするよ!」トン
「かれーーーん!!」
ちひろメモ:加蓮ちゃんはエナジードリンクを飲んだ途端
ジャンプ力が二倍になって天井に突き刺さってしまったようです
終わり
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