～世界の中心～
「助けてくだァァァァイ！！！」
「僕の！僕の鉄パイプが死にそうなんです！！！」
老人「」ﾇｷﾇｷ
「誰か助けてくだザァァァァァァァイ！！！」
「あっ！そこの御老人、どうか僕の鉄パイプを･･････」
老人「鉄パイプが死ぬわけねえだろ！」
「……」
「うるせぇ！クソじじい」ﾄﾞｶｧｧﾝ
パタリンチョ……
老人「……」ﾁｨｰﾝ
「やべぇ……人を殺しちゃったよ」
（どうしよう…本当に死んじゃってるよコレ……だって頭からトマトジュースでてるし）
老人「」
ﾍﾟﾛｯ
（完全に頭からトマトジュースだ……）ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
（やべぇ……人って死んだら本当に頭からトマトジュースが噴き出るんだ……）
（ばあちゃんゴメン……信じてあげられなくて）ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
（そういえば俺、ばあちゃんいねぇんだった……）
（じいちゃん、ゲイだから結婚相手も男だったよ）
「……」
（じいちゃんゲイで思い出したけど、俺の両親……どっちも親父じゃん！？）
（ちなみに俺の性別は女だよ！！）
女「もう意味わかんないよ！死にたい……一回死んで新世界の神になりたい」
女「だけど俺、実のところ神だしなぁ……全知全能の神だしなぁ……」
女「そもそもこの世界が俺を中心に回ってるからどこに行っても世界の中心だよですけど……」
じじい「うるせぇぇぇ！！！」
女「ファッ！？」
じじい「今何時だと……」
パタリんこ
女「死んだな･･････」 ｶﾞｯｸﾘ
女「こりゃもう完全に死んだな･･････」
女「これで俺も立派な犯罪者か」ﾌﾟﾋｭｰ
人生なんて色々あるものさ
「辛い時も苦しい時も……だけどそういうことも含めて」
「生きてるってことじゃないかな？」ﾆｺﾘ
女「お前……」
女「誰だよ！！！」
終わり
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