(⌒,_ゝ⌒)「おいおっさん大丈夫か」
おっさん「…うぅ」
(⌒,_ゝ⌒)「なんか気まずいやんけ、はよ立て」
おっさん「…」
(⌒,_ゝ⌒)「たたんととどめ刺すぞ」
おっさん「…ひどいな」
(⌒,_ゝ⌒)「おう、立てるやないか」
おっさん「…うぅ」
(⌒,_ゝ⌒)「フラッフラやないか、どっかそのへんの喫茶店まで連れてったるわ」
おっさん「…」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1444074755
(⌒,_ゝ⌒)「どや?」
(⌒,_ゝ⌒)「少しは気分良くなったか?」
おっさん「…」
(⌒,_ゝ⌒)「なんとか行ったらどうやねん、しばき回すぞ」
おっさん「…あぁ、すまない」
(⌒,_ゝ⌒)「小奇麗な姿見たところあんな場所で行き倒れるような人種ちゃうやろ」
おっさん「最近、寝ていなくてね」
(⌒,_ゝ⌒)「おーん?」
(⌒,_ゝ⌒)「腹減ってるんちゃうんか?」
おっさん「ははは…お金だけはあるんだ」
(⌒,_ゝ⌒)「イヤミかいな」
おっさん「ありがとう」
(⌒,_ゝ⌒)「お礼言われると照れるやんけ」
(⌒,_ゝ⌒)「まぁ、どうでもええけど体は気をつけたほうがええで」
おっさん「君みたいな若者に言われるとはね」
(⌒,_ゝ⌒)「素直に受け取れへんのか、このジジイ」
おっさん「口が悪いなぁ、君は」
おっさん「ところで君は定職についていないのかね?」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんで言わなあかんねん」
おっさん「成程、君はそういう人種か」
(⌒,_ゝ⌒)「おい、悟ったような顔をすんな」
おっさん「…何が原因だい?」
(⌒,_ゝ⌒)「あ?」
おっさん「君が働けないのは何が原因だい?」
(⌒,_ゝ⌒)「…いや、働いてない前提で話進まれてもなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「…ま、原因って訳やないがゲームやろなぁ」
おっさん「…」
(⌒,_ゝ⌒)「俺はゲームが好きやからな、ははは」
おっさん「…不幸だね」
(⌒,_ゝ⌒)「おいおいおっさんよ、勝手に人の人生にケチつけんなや」
(⌒,_ゝ⌒)「俺はゲームが大好きや、不幸なんてことはないで」
おっさん「…そうか」
おっさん「私の名前は○○というんだよ」
(⌒,_ゝ⌒)「いや、知らんがな」
おっさん「いずれ目にする、覚えていて損はないよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
おっさん「じゃ、ありがとうね」
(⌒,_ゝ⌒)「おい、おっさん」
おっさん「ん?」
(⌒,_ゝ⌒)「しっかり寝ろよ、マジで死んでまうで」
おっさん「…」
おっさん「あぁ、ありがとう」
(⌒,_ゝ⌒)「なんや、アイツ?」
家
(⌒,_ゝ⌒)「さて、朝の六時から動画とってたから眠くてしかたないわ」
(⌒,_ゝ⌒)「一眠りしようか、もう少し動画撮ろうか迷うなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「…ん?」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんやこれ?」
【ゲームは】やはりゲームはゴミだった【糞】
(⌒,_ゝ⌒)「…?」
(⌒,_ゝ⌒)「なんでこんな動画がランキング入っとんねや?」
(⌒,_ゝ⌒)「まぁ大方炎上商法的なあれやろな」
(⌒,_ゝ⌒)「クリック」
分かるわ
最近気付いたがやっぱりゲームはゴミ
ゲームやってる雑魚おる?
ゲームは害悪
(⌒,_ゝ⌒)「…おおう」
(⌒,_ゝ⌒)「…メチャメチャ荒れてると思ったがそうでもないなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「…ん?」
(⌒,_ゝ⌒)「…どゆことやこれ?」
(⌒,_ゝ⌒)「…この投稿者、あの有名実況者やないか…?」
(⌒,_ゝ⌒)「え?え?なんでなん?」
(⌒,_ゝ⌒)「こいつついこの間まで実況動画上げてたやんけ」
(⌒,_ゝ⌒)「どないなっとんねん?」
ゲーム実況者である私は、あることに気付いてしまいました
それはゲームは害悪そのものであり、悪影響をあたえるものであるということです
さぁ、皆さんもお手元にあるゲーム機を今すぐゴミ箱へ叩き込みましょう
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…何があったんや?この人に…」
(⌒,_ゝ⌒)「…もうちょい調べてみるか」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…視聴者の反応もおかしいでこれ」
(⌒,_ゝ⌒)「いくら信者といえどもゲームをコケにされたらアンチも沸くやろ」
(⌒,_ゝ⌒)「いや、湧いてるには湧いてるけど」
(⌒,_ゝ⌒)「少なすぎへんかこれ」
(⌒,_ゝ⌒)「…あかん、意味わからん」
(⌒,_ゝ⌒)「もうええわ、とりあえず寝よ」
6時間後
(⌒,_ゝ⌒)「…ふぁー」
(⌒,_ゝ⌒)「よう寝たわ、ほんま」
(⌒,_ゝ⌒)「…さて、何しようか」
(⌒,_ゝ⌒)「もうイカは当分ええな、うん」
(⌒,_ゝ⌒)「ぷよテト取るかぁ…」
(⌒,_ゝ⌒)「その前に動画をチェックや………!?」
ゲーム実況者死ね
ゲームは糞
ゲームするやつ消えろ
ゲームするやつは非国民
もこう死ね
(⌒,_ゝ⌒)「…な、なんやこの大荒れランキング…」
(⌒,_ゝ⌒)「そんでなんで俺だけ名指しやねん!?」
(⌒,_ゝ⌒)「…えーと…?」
(⌒,_ゝ⌒)「…やっぱりやんけ、この投稿者もこの投稿者も皆有名実況者やないか」
(⌒,_ゝ⌒)「…どどど、どうなっとんねん…?」
神「やあ」
(⌒,_ゝ⌒)「消えろ!!!!!!!!!」
(⌒,_ゝ⌒)「頼む、頼むから消えてくれへんか、頼むわ一生のお願いや、俺の視界から消えてくれや!」
神「久々だね、もこう」
(⌒,_ゝ⌒)「もう勘弁してくれや!」
神「いやぁ、呼ばれた気がしたのさ」
(⌒,_ゝ⌒)「俺も思ったねん!わけわからん事態に巻き込まれて、あぁこういう時あいついたら楽やろなぁって!」
(⌒,_ゝ⌒)「つーかなに!?今生の別れみたいな感じやったやん!?」
神「あはは、君がゲームに接する限り、僕と君の距離はそう遠くはない」
(⌒,_ゝ⌒)「クソガンモ!」
神「酷いなぁ、どうしてそう僕を敬遠するの?」
(⌒,_ゝ⌒)「アホかお前!この前みたいなことになったらシャレにならんやろうが!」
神「ははは」
(⌒,_ゝ⌒)「なにわろてんねん!」
神「その後、どうかなと思ってさ」
(⌒,_ゝ⌒)「…!」
(⌒,_ゝ⌒)「…悪くはないわ」
神「そ、良かったよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…そんだけか?」
神「いいや」
(⌒,_ゝ⌒)「ほらみろや」
(⌒,_ゝ⌒)「面倒ごとに巻き込んだら今度こそ殺すで」
神「ふふ、そんなことはしないよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「だって君は自ら巻き込まれに行くはずだから」
(⌒,_ゝ⌒)「…そうとは限らんやろ」
神「限るんだねこれが」
神「君も今見たとおり、今このサイトではとある異変が起こってる」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「そう、ゲームに対するヘイトが集まってるのさ」
神「いや、ちょっと違うかな、全てのヘイトがゲームに集約されたと言った方がいいか」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「ちなみに異変が起こってるのはここだけじゃない」
神「今はまだ公にされてないけどね」
神「世界中のゲーム会社のあちこちで事件が起こってる」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんやと?」
神「傷害、強盗、殺人未遂もあったかな」
(⌒,_ゝ⌒)「そ、そんなニュース聞いたことないで?」
神「うん、それはね、全ての事件が君の寝ていた六時間の間に起こって」
神「そして、このことを公にしたら世界が荒れる、とマスコミが判断したからさ」
神「いや、もしかしたら報道する意義さえ感じなかったのかもね」
(⌒,_ゝ⌒)「…?」
神「だってほら」カチッ
ゲームするやつ消えろ
ゲームは害悪
ゲームしね
もこうしね
神「ネットでは既に誰でも知れる状況なんだから」
(⌒,_ゝ⌒)「だからなんで俺だけ名指しやねん」
神「誰が考えたか知らないが」
神「僕を殺すには、最適の手段だ」
(⌒,_ゝ⌒)「おーん?」
(⌒,_ゝ⌒)「なんでお前の生き死にが関わってくんねん?」
神「分かってないなぁ、チンパンジー」
(⌒,_ゝ⌒)「殺すぞ」
神「僕は確かに神様だし、人知を超えた力も持っているけど」
神「だからと言って君達の上位互換ではない」
神「そもそも「ゲーム」の神様だよ?」
神「君達が居なければ僕らは存在し得ない、そう言う事だよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「それで君はどうするんだい?」
(⌒,_ゝ⌒)「何がや?」
神「この状況をどう打破するのかって聞いてるのさ」
(⌒,_ゝ⌒)「なんで俺がやらなあかんねん」
(⌒,_ゝ⌒)「他の奴にやらせとけばええやんけ」
神「そうも行かないよ」
(⌒,_ゝ⌒)「何ィ?」
神「君、ゲームは好きかい?」
(⌒,_ゝ⌒)「はぁ?だから好きいうたやろが」
神「どうして?」
(⌒,_ゝ⌒)「どうしてって…お前…」
(⌒,_ゝ⌒)「…!」
神「うん、そうだよ」
神「世界の中で、ゲームを好きでいるのは」
神「変わらず好きでいられるのは君だけだ」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんでや?」
神「さぁね、それは僕にもわからない」
神「今いる数少ないゲームが好きな人間もいつかは必ず嫌いになる」
神「同調圧力で、洗脳で、あるいは絶望から」
神「でも君にその兆候は見られない」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「さ、どうする?」
(⌒,_ゝ⌒)「…どうする言うてもなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「俺に世界を救うヒーローになれって言うんか?」
神「そんなことは言わないよ」
神「ただ、僕は」
神「君に実況者をやめて欲しくないだけだよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「しゃーないな」
(⌒,_ゝ⌒)「俺に何ができるかわからんが、やってやろうやないか」
(⌒,_ゝ⌒)「…ゲームが無くなるのは、嫌やしな」
神「…そっか」
(⌒,_ゝ⌒)「おし、そうなりゃ準備や!一回やってみたかってん!サバゲー!」
神「そんな単純な物じゃないと思うけどね」
神「…ありがとう」
(⌒,_ゝ⌒)「おーん?何か言ったか?」
神「チンパンヒーローって」
(⌒,_ゝ⌒)「ヴォイ!」
ここまで
神をも救う男
はよユニ戦パート4頼むわ先生
(⌒,_ゝ⌒)「エアガンと飲み物と…食料と…」
神「僕はね、常常君の動画を拝見させてもらっているよ」
神「君は時折動画内で信じられないほど愚かな選択や行動をするよね」
(⌒,_ゝ⌒)「…プレステは無理やな…しゃーない、3DSで勘弁してやるわ」
神「今の君を見て僕はすごく戦慄してる」
(⌒,_ゝ⌒)「なんやねん、言いたいことあるならハッキリ言えや」
神「馬鹿だよね、君って」
(⌒,_ゝ⌒)「んだとコラァ!」
(⌒,_ゝ⌒)「お前がどうにかしろ言うからこっちは準備してんねん!」
神「その装備はどう考えてもサバゲーだよ」
(⌒,_ゝ⌒)「ほんならどないしろ言うねん!あぁ!?」
神「まぁ落ち着きなよ」
神「この状況はどう考えても不自然だろう?」
神「君が寝ていたたった数時間の間にこんな事態になるなんて」
(⌒,_ゝ⌒)「…まぁな」
神「だから必要なのは情報だよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…んなもん、どうせいって言うんじゃ」
(⌒,_ゝ⌒)「つーかお前神やろ、お前が何とかすればええんちゃう?」
神「よく聞いてね猿、僕はゲームの神だ」
神「僕に与えられている権限はゲームに関する定義の移動と、具現化能力だけ」
神「僕は直接的には動けないんだよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…誰が決めたかわからんがめんどくさいなぁ」
神「まぁ正直僕としては」
神「僕らとしてはここで消えてしまってもいい」
(⌒,_ゝ⌒)「はぁ?」
神「…僕らは所詮ゲームだ、幻想に過ぎず、妄想に過ぎず、誰かの理想に過ぎない」
神「理想は散るものだ、叶える物じゃないんだよ、もこう」
神「だからここで消えてしまっても、それは仕方が無い、僕らの創造主である君たち人間の総意だからね」
神「僕は君にチャンスを与えてるんだ」
神「君の言う大好きなゲームがこの世から完全に排除される」
神「それに抗うチャンスをね」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんでこういちいち上から目線やねんお前…」
(⌒,_ゝ⌒)「…まぁええわ」
(⌒,_ゝ⌒)「ほんならまずは聞き込みからしていこか」
神「…」
(⌒,_ゝ⌒)「あっ、あの、ああ、あ、あのあのあの…」
「は、はい?」
(⌒,_ゝ⌒)「ゲゲゲゲーゲゲゲーム…おおおお好きですか?」
「は?殺すぞ?」
(⌒,_ゝ⌒)「あっ、すんません、ふひっ」
神「先は長いなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「全然あかんやんけ」
神「驚いたね、君が起きた時よりもさらに侵食が進んでる」
神「見なよ、このランキング」
(⌒,_ゝ⌒)「おーん?」
神「全部ゲームアンチの動画だ」
(⌒,_ゝ⌒)「…マジかよ…百本全部ランクインって頭イカレとんちゃうか」
(⌒,_ゝ⌒)「…ん?」
神「え?」
(⌒,_ゝ⌒)「ちょ、一位の動画見せろや」
神「一位?」
「…であるからして、私は何よりこの日本のために何ができるか考えた上で…」
「…犯罪率をさらに減らすことができるよう独自に…」
「…そして思い立ったのがゲーム禁止法なのです…」
ワー!パチパチパチパチ!!!
神「…これは…選挙?」
神「何時の時代でも、小ずるい人間はいたもんだね」
神「…もこう?」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「おっさんやん」
神「は?」
(⌒,_ゝ⌒)「これ、おっさんやんけ」
神「何が?」
(⌒,_ゝ⌒)「俺今日の朝このおっさんにあったねん」
神「…」
(⌒,_ゝ⌒)「そうか、この人立候補者やったんか」
(⌒,_ゝ⌒)「偉い人助けてもうたなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「しっかし、いいタイミングで上手いこと言うで、でき過ぎなくらいやな」
神「…うん、これは出来すぎだ」
(⌒,_ゝ⌒)「やろ」
神「馬鹿な君にも分かるよう砕いて教えるよ」
(⌒,_ゝ⌒)「なんやとコラ」
神「…6時間の間に皆ゲームが嫌いになった」
神「…だとすれば、このタイミングでこのマニフェストはおかしい」
(⌒,_ゝ⌒)「せやろか?」
神「君は知らないだろうけどね、選挙っていうのはものすごく準備が大変なんだよ」
神「たった六時間でこれだけの事が出来るはずがない」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「…ビンゴだよもこう」
(⌒,_ゝ⌒)「…おーん?」
神「…なるほどね」
神「…僕はこの状況を集団心理が引き起こした超天文学的確率の事柄のように思っていたけど」
神「…これは、用意周到に張り巡らされた罠だよ」
(⌒,_ゝ⌒)「わなぁ?」
神「…誰かが、きっとこのおじさんだろうけど、この人が何らかの理由でこの状況を招いたんだ」
(⌒,_ゝ⌒)「…そんなわけ…」
不幸だね
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…ないとも、限らんか」
神「…それにしても」
(⌒,_ゝ⌒)「コイツそんなに悪い奴か?」
(⌒,_ゝ⌒)「そんな風には見えへんけどな」
神(どうして彼だけが、多分おそらく、世界で唯一彼だけが)
神(ゲームを嫌いにならなかったのか)
(⌒,_ゝ⌒)「…俺気が滅入るわぁ、このおっさんにジジイとかいうてしもたんやで」
神(ゲームを愛するが故の奇跡と言えば聞こえがいいけれど)
神(…何か、引っかかる)
(⌒,_ゝ⌒)「おい、聞いてんのか」
神「え、あぁ、うん」
(⌒,_ゝ⌒)「ほな行くで」
神「えっ?」
(⌒,_ゝ⌒)「えっ、やあらへんわ」
(⌒,_ゝ⌒)「ジジイの所言って直接聞き出すねん」
神「…」
(⌒,_ゝ⌒)「おら、置いてくで」
(⌒,_ゝ⌒)「ついでに助けた事を恩に着せて揺すったろか」
神「何処にいるかわかるの?」
(⌒,_ゝ⌒)「選挙前なら、色んなところで演説してるやろ」
おっさん「だからこそ私は、ゲームに大して嫌悪を抱いてしまうのです!」
おっさん「さぁ!皆さん!今一度手を取り合ってゲームの根絶へ向けて進もうではありませんか!」
おっさん「ゲーム撲滅!」
ゲームボクメツ!
わぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!
おっさん(…ん?)
(⌒,_ゝ⌒)「…」ジー
おっさん「…」ニコッ
(⌒,_ゝ⌒)「…」ジー
おっさん「…よし、30分の休憩に入る、その間頼んだぞ」
「分かりました」
(⌒,_ゝ⌒)「…よう」
おっさん「ははは、よく来たね」
(⌒,_ゝ⌒)「相変わらずとぼけ倒したおっさんやな」
おっさん「ふふ、君のために休憩をとったのに、酷いね」
(⌒,_ゝ⌒)「なぁ、おっさん」
(⌒,_ゝ⌒)「単刀直入に言うわ、あんたが犯人なんか?」
おっさん「…」
(⌒,_ゝ⌒)「あんたが、ゲーム撲滅とか言うふざけた風潮作っとんのか?」
おっさん「…選挙というものはまず、風潮を作ることが大切だと、私は考えるがね」
(⌒,_ゝ⌒)「御託はええねん、俺の言いたいこと分かっとるやろ?」
おっさん「…」
おっさん「そうだね、確かにこれは私の招いた事態だ」
おっさん「招く、という言い方も変か、私が望んだことなのだから」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
おっさん「…」
(⌒,_ゝ⌒)「何が目的やねん?」
おっさん「目的?」
(⌒,_ゝ⌒)「次ふざけた事抜かしたら殺すぞ」
(⌒,_ゝ⌒)「ゲーム撲滅、その先にある目的や」
おっさん「…そうだね」
おっさん「興味、とでも行っておこうかな」
(⌒,_ゝ⌒)「あ?」
おっさん「私は刷り込んでおいたんだ」
おっさん「君たちの生活に、脳内に、映像に」
おっさん「いつでも発火できる爆弾をね」
(⌒,_ゝ⌒)「何いうとんねん」
おっさん「最初はただの興味本位だったよ」
おっさん「私みたいな負け犬が、この世界を動かすことができるのかどうか」
おっさん「それを試したくなっただけなんだ」
(⌒,_ゝ⌒)「…はぁ?」
おっさん「気が付いたかい?」
おっさん「こういう場合「サブリミナル効果」なんて言う無駄に頭の良さそうな言葉を使うと逆に嘘っぽく聞こえるよね」
(⌒,_ゝ⌒)「何が言いたいねん」
おっさん「私はこの世界にある爆弾を仕掛けた」
おっさん「映像に、言語に、ありとあらゆるこの世界の全てに」
おっさん「「ゲームを嫌え」と言う爆弾をね」
(⌒,_ゝ⌒)「…洗脳か?」
おっさん「まぁ、それに近いものではある」
おっさん「私が世界中に散らせたそのキーワードは誰に気付かれることもなく、すんなりと受け入れられた」
おっさん「その時私は思ってしまったんだよ」
おっさん「一斉に合図をしたら、どうなるのかな」
おっさん「ってね?」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
おっさん「つまりこうだ」
おっさん「私は何十年もかけてこの世界に「ゲームを嫌え」というキーワードを仕掛けた」
おっさん「しかしそれは自動で爆発するわけじゃない」
おっさん「深層心理に刷り込まれたそのキーワードは、私の合図なしでは爆発しない」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
おっさん「逆に言えば、一度私が合図を出せば」
おっさん「具体的にいうと、映像に合図を仕込めば…」
ゲーム撲滅!!
ゲーム撲滅!!
ゲーム撲滅!!!!!!
おっさん「…こうなるという訳さ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
おっさん「強いていえばこの光景が目的かな」
おっさん「凄いと思わないかい?私みたいな少し頭がいいだけのクズがこれだけ世界を混沌に陥れる事が出来るんだ」
おっさん「…ふふふ、それが何より、快感だ」
(⌒,_ゝ⌒)「…イカレとるで、あんた」
おっさん「だとしたらどうする?」
おっさん「私を止めるかい?」
おっさん「世界中の人間はいずれ全てゲームを嫌うようになる」
(⌒,_ゝ⌒)「そんな訳ない!俺はいつだってゲームが…!」
おっさん「あぁそれか」
おっさん「朝、君と出会った時思ってしまったんだよ」
おっさん「「世界でただ一人だけの異端は、どういう行動を取るのか」って」
おっさん「だから君にも暗示をかけた」
おっさん「騙していたようで済まないが」
おっさん「君はとっくに、ゲームが嫌いだよ」
(⌒,_ゝ⌒)「なっ…!」
神「もこう!!!!!アイツを見ちゃダ…!」
おっさん「まぁ、大した実験結果は得られなかったけれどね」パチン
おっさん「ゲームは人が作ったものだ」
おっさん「人がその存在を認めなくなってしまったら、もうゲームは存在する理由がなくなる」
おっさん「世界的に存在するならなんでも良かったのさ」
おっさん「ただ何となく、ゲームを選んだだけだから」
おっさん「まぁ何にせよ」
おっさん「ゲームが認められない以上、ゲームに関する全ては存在理由がなくなる」
神「…う、あ…」
神「…体が…!」
神「…僕が…消える…!」
おっさん「この言葉を使うのは私で最後だろうね」
おっさん「ゲーム、オーバーだ」
ここまで
カトちゃんケンちゃんも出せ
数週間後
(⌒,_ゝ⌒)「おっしゃ」
(⌒,_ゝ⌒)「今日も今日とて仕事に行きますか」
(⌒,_ゝ⌒)「いやぁ、最近充実してるなぁ」
母「豊ー!準備できたのー!?」
(⌒,_ゝ⌒)「分かっとるって!」
(⌒,_ゝ⌒)「もう子供やないんやで!」
母「あらあら」
(⌒,_ゝ⌒)「ったく」
上司「…豊君、この前の案件まだなのかね」
(⌒,_ゝ⌒)「あぁ!すんません!」
上司「全く君はもう少し自覚した方がいい」
上司「君もこの会社の歯車の一つだ、君が狂うだけで我社全体も迷惑被るんだぞ」
(⌒,_ゝ⌒)「…すんません」
上司「…期待してるんだ、頼んだよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…!」
(⌒,_ゝ⌒)「…はい!」
「あれ?豊さん」
(⌒,_ゝ⌒)「ちわー」
「珍しいですね、平日に飲みに来るなんて」
(⌒,_ゝ⌒)「そうやな、今日は少し疲れたんや」
「何からいきます?」
(⌒,_ゝ⌒)「生やろ」
「ですよねぇ」
(⌒,_ゝ⌒)「ふひっ」
(⌒,_ゝ⌒)「…うぅ」
(⌒,_ゝ⌒)「…今帰ったで…おかん」
母「あら、飲んできたの?」
(⌒,_ゝ⌒)「ちょっとだけな」
母「ふふ」
(⌒,_ゝ⌒)「なにわろてんねん」
母「いいえ、なんでも」
母「お茶漬けでも食べる?」
(⌒,_ゝ⌒)「ええな」
母「…仕事はどう?」
(⌒,_ゝ⌒)「…所詮親父のコネやからなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「…期待されてる言われたけど案外発破かけとるだけかもしれんな」ズゾゾゾゾ
母「…そう」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんや?」
母「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…?」
母「…ねぇ、豊」
(⌒,_ゝ⌒)「なんや」
母「…今、幸せ?」
(⌒,_ゝ⌒)「…?」
(⌒,_ゝ⌒)「幸せに決まっとるやんけ、何言うとんねん」
(⌒,_ゝ⌒)「俺もやっと自分の過ちに気がついて社会の一員として生きることが出来てんねん」
(⌒,_ゝ⌒)「こんな嬉しいことはないで」
母「…そう」
(⌒,_ゝ⌒)「…ゲームか?」
母「…」
(⌒,_ゝ⌒)「俺がいきなりゲームを捨てた事が気がかりなんか?」
母「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんでやねん」
(⌒,_ゝ⌒)「なんでおかんが気にすんねん」
(⌒,_ゝ⌒)「…大体おかんもゲーム大嫌いやろ」
(⌒,_ゝ⌒)「うんにゃ、みんな嫌いやろ?」
母「…そうね」
(⌒,_ゝ⌒)「…だったら」
母「…じゃあ」
母「…どうしてそんなに悲しそうな顔をするの?」
(⌒,_ゝ⌒)「…は?」
母「…あなたはたしかにゲームを捨てた」
母「それは世間一般的に見ても」
母「一母親である私から見てもとても喜ばしいことよ」
(⌒,_ゝ⌒)「せやったら…」
母「…でもね」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
母「…例えそうだとしても」
母「あなたが望んでいることなら、私は誰が否定しようとも」
母「…全世界が否定しようとも、私だけは否定しないわ」
母「…ゲームを、じゃない」
母「…あなたがゲームをする事を、否定しないわ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…酔っとんのか?」
母「…一つだけ教えて」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんや」
母「…ゲームは嫌い?」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「あぁ、大嫌いやな」
母「…そう、ならいいのよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
母「あなたが社会に出てくれて、本当に嬉しいわ、豊」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
母「もう寝るわ、おやすみなさい」
(⌒,_ゝ⌒)「…おやすみ」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんやねん」
(⌒,_ゝ⌒)「…俺が迷ってるいうんか?」
(⌒,_ゝ⌒)「しゃあないやんけ、ゲームが嫌いになったんやから」
(⌒,_ゝ⌒)「…ゲームが嫌いか」
カチッ
(⌒,_ゝ⌒)「…久々やな、この動画も」
(⌒,_ゝ⌒)「…今となっては黒歴史でしかないで」
(⌒,_ゝ⌒)「…ははっ」
(⌒,_ゝ⌒)「…タグムチャクチャやんけ、チンパンて」
(⌒,_ゝ⌒)「…ん?」
あなたのルーツ
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…誰やねん?こんな質悪いいたずらしたんは」
(⌒,_ゝ⌒)「…変なタグやで…」
一つだけ知っておけや
(⌒,_ゝ⌒)「…何やこのタグ…」
(⌒,_ゝ⌒)「…セリフになっとるんか?」
例えゲームが
無かったことになっても
(⌒,_ゝ⌒)「…なんやねん…!」
(⌒,_ゝ⌒)「気味悪いわ…!」
起こったことは
無かったことにはならない
(⌒,_ゝ⌒)「…!」
ですよね?
豊さん
(⌒,_ゝ⌒)「…!!!」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんで」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんで忘れてたんや…?」
(⌒,_ゝ⌒)「…あんな出来事…忘れられるはずが…ないやんけ!!」
(⌒,_ゝ⌒)「おまえ!あっちにいるんか!?」
(⌒,_ゝ⌒)「…ウィッチ!!!!」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「俺のルーツは…!」
ゲームが好きなだけの、ただのガキ
(⌒,_ゝ⌒)「…!!!!!!!!!」
ガタァン!!
(⌒,_ゝ⌒)「あぃたぁ!」
母「ゆ、豊?どこに行くの?」
(⌒,_ゝ⌒)「ちょっと用事ができたんや!出てくるわ!」
母「こんな時間に!?」
(⌒,_ゝ⌒)「おかん!!!!」
母「…!?」
(⌒,_ゝ⌒)「…俺は」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…ガキか?」
母「…」
母「…えぇ」
母「とっても真っ直ぐな、ただの悪ガキよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…ありがとよ、ババア!」
おっさん「…ふんふん」
おっさん「実験は大成功だね」
おっさん「これはもう一つの芸術品だ」
おっさん「私が、誰にも気付かれず世界を動かした」
おっさん「…紛れもない、事実だ」
おっさん「…」
おっさん「…で、何用かな?」
(⌒,_ゝ⌒)「…よぉ…!」
おっさん「こんな時間に訪ねてくるなんて些か無礼ではないかな」
(⌒,_ゝ⌒)「なめんなや…」
おっさん「…なるほど、私と君は「再会」したという訳だ」
おっさん「…記憶を消すなんてことは洗脳と違い、うまくはいかないものだね」
おっさん「で?なんだね?」
(⌒,_ゝ⌒)「何でもクソもあるか」
(⌒,_ゝ⌒)「しばきにきたんじゃ!」
おっさん「…」
おっさん「それで?私をどうやってとめる?」
おっさん「君がどんな方法で洗脳を解いたか知らないが、私の意見が全世界の総意だ」
おっさん「君1人で太刀打ちできるわけが無いだろ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「…もこう」
(⌒,_ゝ⌒)「…!お前…!」
神「…ごめんね、君のおかげで僕はたった今生まれ直した」
神「…姿形はなく、ただの思念にまで格が下がってしまったけれど」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「…嬉しい誤算だよ、君が洗脳を解くなんて」
神「…いいかい?この声は君にしか聞こえない」
神「…今のうちに逃げるんだ、もこう」
神「…彼は次こそ、本気で僕らを消しに来る」
神「…洗脳だけが、僕を殺す方法じゃないんだよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…どういう…」
おっさん「…」チャキッ
(⌒,_ゝ⌒)「…!」
おっさん「いやぁ、失敗だな」
おっさん「私の芸術品は、君が存在している、たったそれだけの事でこうも脆く崩れさるのだから」
おっさん「私の意見が世界の意見だ」
おっさん「君の死を持って、私は完成させようじゃないか」
おっさん「…ゲームが無い世界をね」
神「…逃げて…!」
神「もこう!今度こそ…!君は死んでしまう…!」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「助ける」
おっさん「…?」
(⌒,_ゝ⌒)「お前を、絶対に助ける」
神「…な」
神「…何を言ってるんだ…?」
神「馬鹿なことを言うのもいい加減にしてくれ…!」
神「僕は神だ…!君とは違うんだ…!」
神「ゲームに関して僕に出来ないことは、誰にも出来ない…!」
神「それが分かってて、どうして君はそんなことが言えるんだい!?」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「僕は神だ!その僕がこうして消されそうになってるんだ!」
神「…もう!無理なんだよ!そうさ!どう足掻いたってももう無理だ!」
神「君はただの人間でしかない!」
神「何の力も持たない君が僕を助けるだって!?思い上がりも甚だしい!」
神「もう!!奇跡でもおこらない限り無理なんだよ!!!!!!」
(⌒,_ゝ⌒)「…それで?」
(⌒,_ゝ⌒)「それでお前は、どうしたいんや!!!!!?!?!?!?!?!?!?」
神「!!!!!」
「…」
「…僕らを、ゲームを、助けてよ、もこう…」
(⌒,_ゝ⌒)「任せとけ!!!!!」
おっさん「…」
おっさん「…さっきから一人でべらべらと…」
おっさん「…気でも狂ったのかい?」
おっさん「まぁいい、ここで君は死ぬ」
おっさん「それが君の運命だ」
おっさん「さよなら」パァン!!!!!
キンッ
おっさん「…え」
(⌒,_ゝ⌒)「おう、おっさん」
狂戦士もこう「コンティニューの準備はええかぁ!?!?!?!?」
(⌒,_ゝ⌒)「な?」
(⌒,_ゝ⌒)「起こるもんやで、奇跡ってのは」
神「…そんな…?」
(⌒,_ゝ⌒)「な、ウィッチ」
ウィッチ「ええ」
神「…どうして…?」
神「そんなこと、ありえないよ…」
神「確かに君は彼らと出会った…」
神「…でもそれは、世界が違う…前提が違う…物語が、違うよ!」
ウィッチ「…」
ウィッチ「確かに私たちはこの世界の存在ではありません」
神「…だったら…!」
ウィッチ「簡単なことですよ」
ウィッチ「彼の願いは、まだ終わってはいなかった」
ウィッチ「もこうさんの願いは、まだ続いていたんです」
神「…!」
ウィッチ「今のあなたに願いを叶える力も、ゲームを具現化させる力もありません」
ウィッチ「しかし、あの時のあなたは、叶えることが出来た」
神「…」
ウィッチ「延長線、いえ、延長戦なんですよ、これは」
ウィッチ「もこうさんの、心からの願いは、まだ叶ってはいなかった」
ウィッチ「ただ、それだけのことなんです」
(⌒,_ゝ⌒)「らしいで?」
ウィッチ「素晴らしいことですね」
ウィッチ「幾多の偶然を乗り越えて、重なり合って」
ウィッチ「こうして絶体絶命の状況で、最高のタイミングで起きた事柄」
ウィッチ「もしかしたらこれも誰かの掌の上なのかも知れません」
ウィッチ「あの洗脳男のように、誰かが手のひらで都合よく作り替えたのかも知れません」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
ウィッチ「それでも」
ウィッチ「私はこれを、奇跡と呼ぶことに、何のためらいもありませんわ」
おっさん「く、くるな…!化物が…!」
狂戦士もこう「化物やと?」
狂戦士もこう「間違えんな、俺は狂戦士もこうやぁぁぁぁぁぁ!!!!」ドゴォォォン!!!
(⌒,_ゝ⌒)「なぁ、アイツやりすぎちゃうか」
ウィッチ「あら、あれはもこうさんですよ」
(⌒,_ゝ⌒)「そうやったな」
ウィッチ「さて、私も」
(⌒,_ゝ⌒)「ええ?お前も行くんか?あのおっさんグチャミソになってまうで」
ウィッチ「いえいえ」
ウィッチ「世界を、あるがままに戻しに行くんですよ」
(⌒,_ゝ⌒)「?」
(⌒,_ゝ⌒)「そんな事が出来るんか?」
ウィッチ「私だけでは無理です」
ウィッチ「私と、もこうさんでやるんですよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「何をするんや?」
ウィッチ「簡単です」
(⌒,_ゝ⌒)「…?」
ウィッチ「ここには全国へ放送できるくらいの機材がありますもの」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…おいおい、まさか…」
ウィッチ「そうですわ」
ウィッチ「私とあなたで、レッツ、ぷよ勝負!ですわ!」
(⌒,_ゝ⌒)「…え?」
(⌒,_ゝ⌒)「…なんで?」
ウィッチ「ふふ、洗脳を解くにはゲームの楽しさを知ってもらうのが一番だからです」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
ウィッチ「…んしょっと」
ウィッチ「…これをこうして」
ウィッチ「…全国放送…」
ウィッチ「…あ、ネットにも流しますわ」
ウィッチ「準備完了ですわ!」
ウィッチ「これで誰かの目に止まるでしょう」
ウィッチ「そしたらあとは水の流れるように、速やかに人から人へ、という訳です」
ウィッチ「さぁ!今宵やってきた一世一代の大勝負!」
ウィッチ「チンパンヒーロー、もこうと」
ウィッチ「魔女見習いウィッチが、ぷよぷよでガチバトル!ですわ!!」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…え?もうこれ流れとんの?」
ウィッチ「ええ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…えっと、あの」
(⌒,_ゝ⌒)「すみません」
ウィッチ「初手謝罪!ですわね!」
ウィッチ「手加減は致しません!」
(⌒,_ゝ⌒)「…やるしかないようやな」
(⌒,_ゝ⌒)「おう、お前ら見とけ!」
(⌒,_ゝ⌒)「どんなに叩かれようともなぁ!」
(⌒,_ゝ⌒)「俺は!絶対に!」
(⌒,_ゝ⌒)「ゲームを止めへんで!!!!」
(⌒,_ゝ⌒)「レッツ!」
「「ぷよ勝負!」」
「うおおおおお!まずは初手GTRや!!」
「ふふふ、なら私は先打ちで二連鎖を打ちますわ!」
「はぁ!?そんなん、なんの意味も…っておい!!!なんでそこに落ちんねん!?」
「おーっほっほっほっ!!神は私に味方していますわ!」
「なら、大連鎖組んで一撃必殺や!」
「かかっておいでませ!ですわ!」
神「…」
神「…ふふ」
神「そんなに、楽しそうにしないでよ」
神「…嬉しくなっちゃうじゃない」
25 は?こいつら馬鹿じゃねーの?
26 つーかこれ犯罪だろ
27 公共の電波でゲーム実況とか頭行かれてると思われ
28 くそわろwwwゲームは嫌いだがこういう馬鹿どもは好きだwww
29 なぁ、こいつらすげぇ楽しそうじゃね?
30 >>29
俺も思った
45 いや、流石にこれは駄目だろ、おいウィッチ、そこだ、頑張れ
46 >>45楽しんどるwww
47 >>45
お前www
48
おい、このキモオタどうにかなんねーのかよ
ウィッチのコスプレしてる奴が見えねぇんだが
49
なんか、楽しそうだな
50 >>49
だな
100 今背景に人いなかったか?
101 俺も見た、吹っ飛んでったな
102 このチンパンジー意外とうまいな
まぁ俺のほうがうまいけど
103 >>102
はいはい、嫉妬乙
104 こいつ切れすぎだろwww猿かよwww
105 こいつもこうじゃね?
106 >>105詳しく
145 【悲報】ガチでもこうだった
146 くそわろwwwもこうかよwww
147 やべぇwww頭いかれてるwww
148 ジャンプでカツ丼を強奪した男
149 ウィッチ役の人も良くやるわwww
150 くっそwww
151 すげぇ、あの女もこうから一本取ったぞ
152 ウィッチtueeeeeeeeeee!!!!
(⌒,_ゝ⌒)「や、やるやんけ」
ウィッチ「ふふ、でしょう」
(⌒,_ゝ⌒)「次は負けへんで!」
ウィッチ「こちらこそ!」
267 おおおおおおおお!二本目始まった!
268 この勝負を見逃すな!
269 神回確定
270 ふぅ…
271 >>270
どこで抜く要素があるんですかね…
466 おお!二本目もこうか!
467 ただの猿じゃねーな!
468 >>467
天才チンパンジーだから
神「…これは…」
神「…体が…戻って…!」
おっさん「…ふ、ふざけるな…!」
おっさん「…私が何年もかけたことをたったの数10分で…!」
おっさん「何の茶番だ!これは!」
狂戦士もこう「おい、おっさん」
狂戦士もこう「一つ言っておくで」
狂戦士もこう「茶番でも何でも」
狂戦士もこう「貫き通せたらそれは、真実や」
狂戦士もこう「この現実世界がどうあれ」
狂戦士もこう「この仮想世界がどうあれ」
狂戦士もこう「今この瞬間、この世界は、あいつを中心に回っとる!!」
(⌒,_ゝ⌒)「オールグリーン!!!!」
779 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
780 確定発火オールグリーン!さすがもこう!根性腐ってる!
781 オールグリーン!!!!!!
782 かっこいいじゃん!!チンパンジー!!
783 再うpはよ!
784 いっけえええええええええええ
(⌒,_ゝ⌒)「俺の…勝ちやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
ウィッチ「…く…悔しいですわ…」
(⌒,_ゝ⌒)「ふひっ」
(⌒,_ゝ⌒)「でもウィッチも強かったで」
(⌒,_ゝ⌒)「俺の嫁なだけあるわ」
ウィッチ「…そ、それって…!//」
(⌒,_ゝ⌒)「ばよえーん」
ウィッチ「最低!!!」
899 しっかり落ち着いたなwww
900 名勝負だった
901 やっぱゲームって楽しいわ
902 売ったゲーム買い戻してくるわ
おっさん「…なんで、なんでだ…」
(⌒,_ゝ⌒)「おい、おっさん」
(⌒,_ゝ⌒)「…ゲームはな、娯楽なんや」
(⌒,_ゝ⌒)「やりたい時にそこにある、それがゲームや」
(⌒,_ゝ⌒)「…おかしな話や」
(⌒,_ゝ⌒)「こいつは、ずっと俺の傍におってくれたんや」
(⌒,_ゝ⌒)「なぁ、神様」
神「…ふふ」
神「僕は君にしか見えないよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「…」
(⌒,_ゝ⌒)「何も言うなや」
(⌒,_ゝ⌒)「これは俺のためにやったことや」
(⌒,_ゝ⌒)「へへ」
神「…君は、弱い人間だね」
(⌒,_ゝ⌒)「何の脈絡もないやんけ!」
神「…弱くてずるくて、頭が悪くて、考える限り最悪の人間だ」
(⌒,_ゝ⌒)「だとコラぁ!!!」
神「…でも」
神「そんな君だからこそ、こんな奇跡が起きた」
神「…思うんだ」
神「君じゃなかったら、この物語は生まれないんじゃなかったのかなって」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「…お礼は言わない」
神「…だって、会えなくなるわけじゃないんだから」
(⌒,_ゝ⌒)「…そうやな」
神「僕は、いつでも」
神「君のそばにいるよ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
神「いつも通り、こことは違うどこかで、君の頭が悪いゲーム実況を」
神「…楽しみにしてるから」
(⌒,_ゝ⌒)「…サンキュー」
(⌒,_ゝ⌒)「…少しでもそういう奴がいるなら」
(⌒,_ゝ⌒)「…俺は、最高の幸せもんやで」
神「…君にとって」
神「ゲームは、僕らは、何かな」
(⌒,_ゝ⌒)「決まっとるやんけ」
(⌒,_ゝ⌒)「娯楽や、趣味や、ほんでもって」
(⌒,_ゝ⌒)「相棒やぁ!!!!!!!」
(⌒,_ゝ⌒)「…不思議や」
(⌒,_ゝ⌒)「あんなことがあったって言うのに」
(⌒,_ゝ⌒)「…俺は何もお咎めなしか」
(⌒,_ゝ⌒)「いや今考えたらあれ普通に犯罪やろ」
(⌒,_ゝ⌒)「どないすんねん」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…ま、そうなったらそうなったやな」
(⌒,_ゝ⌒)「どっこらせ」カチッ
【神回】もこうのぷよぷよ名勝負【確定】
(⌒,_ゝ⌒)「ははは」
(⌒,_ゝ⌒)「伸びすぎやろこれ」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…あかんなぁ」
(⌒,_ゝ⌒)「…ニヤケが止まらんわ」
(⌒,_ゝ⌒)「ん?」
ゲーム
ぷよぷよ
もこう
チンパンジー
確定発火
ウィッチ
音の出るゴミ
犯罪者
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「…」
(⌒,_ゝ⌒)「ウィッチ、狂戦士もこう、神」
(⌒,_ゝ⌒)「…あんまり言えんけど」
出会えて良かった
(⌒,_ゝ⌒)「俺も、やで…!」
(⌒,_ゝ⌒)「おわりや」
(⌒,_ゝ⌒)「ホントは二部作の予定やったんや」
(⌒,_ゝ⌒)「だけどなんか動画で書かれてて正直ビビったわ」
( ⌒,_ゝ⌒ )「太った」
(⌒,_ゝ⌒)「すまんな、もこう先生、大好きやで」
(⌒,_ゝ⌒)「我らがチンパンヒーロー、ここにあり、や」
このSSまとめへのコメント
普通に感動してしまって悔しい…でも(ry
(⌒,_ゝ⌒)b+「ワイの発狂は神をも超える」