魔法幼女「女子中学生さんの人生は失敗するでしょう!」(13)

魔法幼女「でしょうっ」フンス

女子中学生「え……」

女子中学生「いやいやいやいや…するわけないでしょ」

魔法幼女「あたしの言うことは絶対なのです!」

女子中学生「なんなのこいつ…」

魔法幼女「とりあえずお茶でもいただきましょうかー」ズズ

女子中学生「人の家にいきなり来てお茶飲み出すとか…」

魔法幼女「このお茶…烏龍茶ですね!」キラリン

女子中学生「魔法少女なら分かるけど…なぜ幼女にする必要があるのか…」

魔法幼女「?」

女子中学生「ま…いっか」

女子中学生「で、まずなんであたしの家に来たのか説明してよ」

魔法幼女「それがですねー」

数時間前

魔法幼女母「魔法幼女ちゃん」

魔法幼女「なんですかあ、お母さん~」

魔法幼女母「あなた…この点数はないでしょう…」プルプル

魔法幼女「えへへー、13点も取れたです!すごいですあたし!」フンス

魔法幼女母「事の重大さが分かってないようですね…」ハァ

魔法幼女「でも前のテストは9点だったです!3点もアップしたですよーっ」イエイイエイ

魔法幼女母「 」

魔法幼女母「このままだと落第になってしまうのですよ」

魔法幼女「ほえ?」

魔法幼女母「あなたは魔法科の実技はダメなんだから…せめて普通科の
      筆記はデキるようにしとかないといけないのに…
      コッチ(筆記)もダメダメで…」

魔法幼女(まぁた~…お母さんのお説教タイムが始まったです)

魔法幼女母「遅刻も多いし…寝坊して学校休んだり…
      我家に恥ないこの学園の学園長が親友のよしみで
      あなたを入学させてくれたのに…」

魔法幼女母「初等科で落第なんて…今まで事例がないくらいなのですよ」

魔法幼女「落第になっても~…人間界に行けば大丈夫って
     おばーさまが言ってるから大丈夫ですよ~」

魔法幼女母「それは落第になったときの為に手当てされる保険なのです!
      あなたはもう落第する気なのですかっ?!」ブフォッ

魔法幼女「んへー」


女子中学生「それでも結局反省の色が見られず…」

魔法幼女「えへへー、4年生までは頑張ったんですけど~」

女子中学生「魔法学園を退学」

女子中学生「あんた何考えてんですか」

魔法幼女「ふつうに生活してたらこうなっちゃったです~」

女子中学生「それで、そのあとは?」

魔法幼女「ええと、退学になったバツとして、じゃなかったです、
     魔法が使えるようになるまで人間界で鍛えてきなさいって、
     お母さんが言ってたですよ~」

女子中学生「いわゆる母の最後の神の手というヤツですね分かりました」

魔法幼女「えー、最後じゃないですっ!お母さんはいつでもあたしのみかt」

プルルルルル プルルル

魔法幼女「あ、電話です!はぁい~、魔法幼女ですよぉ~」

女子中学生「あ…魔法の世界にもケータイあるんだ…?」

魔法幼女母『魔法幼女ちゃん、最後の保険なんですからね!失敗したらもうあなたはいりません!
      地球のどこかの優しいお方も住まわせてもらい…
      いい魔法幼女になって帰ってくることですわよ!
      質問は一切受け付けません!すべて自分の管理しだいで人生変わりますからね!』ガチャ ツーツー

魔法幼女「 」アッケ

女子中学生「あらら」

魔法幼女「あたし…魔法なんて使えませんです…」フラフラ

女子中学生「ええっ!?σ(゚д゚lll)」

魔法幼女「死んできますです」フラフラ

女子中学生「ええっ、ますます待ちなさい!ってこらー!
      箒なんかで行くなーっ バレちゃうでしょうがっ!!」

魔法幼女「あそこの川がちょうどよさそうですね…」フラフラ

女子中学生「はぁはぁ…どこ行ったっ…っていた!南川に飛び込もうとしてるー!」

魔法幼女「あたしはもういらない子なんですねお母さん」

魔法幼女「ほんとはべんきょーがだるくて全然してなかっただけなんです」

女子中学生(いやいや…それはお前が悪いよ…いくらお母さんが厳しかったとしても)

魔法幼女「さよーならー」ジャプン

女子中学生「しまった見入っちゃってたっ!魔法幼女ちゃあん!」ウワアアアアアア

女子中学生「どうしようどうs…ん(メ・ん・)?待てよ、
      これであの子の世話から開放されるっ?」

魔法幼女「(……ふぇっ!?)」

女子中学生「いきなりウチに来てお茶勝手に飲まれて迷惑極まりない幼女と」ズーン

女子中学生「これからの素晴らしいいつもと変わらぬmy 中学生life!!」パァッ

女子中学生「どっちを取るかは言うまでもなく…」

女子中学生「魔法幼女ちゃんには悪いけど」

女子中学生「一人での優雅な夜を優先しまーっす!さいなr」ダダッ

魔法幼女「(そんなぁーっ!!助けてくれないんですかっ?)」

魔法幼女「待ってください~」ジャプン フラフラ

女子中学生「ってええっ?!生きてたのぉっ?」

魔法幼女「ふぇ?あんなのよくあることですよ?」

女子中学生「あるわけない」

魔法幼女「あたしはよく落ち込むと自殺ごっこをするのです!」フンス

女子中学生「ない胸張ってそんな事言うなよ…」

女子中学生「そもそもそんなずぶ濡れの状態で外歩けないでしょ!
      ほら制服貸してあげるからこれ着て…私はコート着るから」バフッ

魔法幼女「なんですかこの服~?だぼだぼです~…」ダボダボ

女子中学生「お、…これはこれで…って何言ってるの私!」

魔法幼女「すみませんが~…あなたのお家に住まわせてもらってもいいですかぁ~?」ニコニコー

女子中学生「えー…」

魔法幼女「お願いします~…もうここしか頼れる場所がなくて…
     変なおじさんに襲われそうになったんですー…」ウルウル

女子中学生「か弱いロリ娘をイジメるなんて…許せない!」

魔法幼女「ふぇ?なんか言いましたかぁ~」

女子中学生「いやでも…」

魔法幼女「だめなんですねじゃあ襲われに行ってきますせいふくありがとうございました」

女子中学生「うわぁぁぁぁっ!無茶なことしちゃだめぇぇぇっ」

魔法幼女「可愛い貧乳女子中学生イッパツ2000円から…と~」カキカキ

女子中学生「変なこと書かないでえぇぇぇぇっ?!」

魔法幼女「それでは行ってきまぁ~す♪」ウキウキ ビューン

女子中学生「なんで楽しそうなの…って行っちゃったぁぁぁっ」

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