P「はぁ!?」
亜美「だから、真美がプロ野球、オリックス・バファローズの韓国人スラッガー、李大浩になっちゃったんだよ!」
P「そんな馬鹿なことあるわけ……」
小鳥「はい、李大浩コール行きまーす!」ピッピッピッ
P「は!?」
亜美「うう……」ドンドンドドドド
P「ちょ、太鼓うるさ……」
小鳥「~♪」プァー
P「トランペット!?」
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ガチャッ
李大浩「……」
亜美「あ、真美っ!」
李大浩「~~」ペラペーラ
亜美「うう……何言ってるか分かんないYO……」
P「おぉ!?」
李大浩「っ! ~~~」ペラペーラ
P「お、ちょっ、俺韓国語分からないんだけど……」
李大浩「~~!」
P「いや、だから! ごめん、ごめんなさい!」
亜美「ね、言ったっしょ……」
P「なんで亜美はこの李大浩が真美だって分かるんだ?」
亜美「だって! 朝起きたら真美のベッドに寝てたんだよ!? ユニフォーム着て!」ドンドンドコドコ
小鳥「~♪」ピェー
P「小鳥さんは応援歌吹かないでください!」
P「……そうか、真美は李大浩になっちゃったんだな」
亜美「うう……」ドコドコドコドコ
李大浩「~~」ペラペーラ
亜美「え?」
小鳥「亜美ちゃん、何て言っているか分かるの?」
P「お、応援止まった」
亜美「うん……」
P「ま、李大浩はなんて言ってるんだ?」
亜美「えっと……年俸はいくらだ、って」
P「な、中身も李大浩なのか!?」
李大浩「~~~」ペラペラペーラ
亜美「そんなお金無理だよう! 目を覚ましてよ真美!」ダキッ
李大浩「……」
P「お金!? いくら欲しいって?」
亜美「ふくすうねんけいやく? で14億円、って」
P「そ、そんな……! うちの会社じゃ雇えない!」
李大浩「~~?」ペラペラ
亜美「え? 何て言ってるって? えっとね……」ゴニョゴニョ
李大浩「!」
P「ヒィッ!」
李大浩「~~!!」ペラペラペーラペラリンコ
P「ごめんなさい! うちじゃ無理なんだ!」
小鳥「14億円も払える事務所、961プロぐらいしか思いつきません……」
P「ダメだ! 961プロなんかに行っちゃダメだ、李大浩! いや、デホ!」
李大浩「……!」
李大浩「~~~? ~~~~」ペラペーラペタジーニ
亜美「誠意を見せて下さい、って言ってるYO!」
P「誠意……! 分かった、デホ!」ギュッ
李大浩「……!」
小鳥「大浩ちゃんの手を握った……!」
P「デホ、俺たちのチームがここまで頑張ってこれたのは、君がいたからだ」
P「俺たちは君の要求するお金を払うことはできないかもしれない。でも、お金より価値のあることを提供できる」
李大浩「~~?」
亜美「それはどういうことですか、って」
P「……765プロでは、夢を持った女の子達同士で団結して、努力して、精一杯力を振り絞って夢を叶える」
李大浩「……」
P「それはどんなにお金を積まれて行った事務所でも体験できない」
P「頼む……デホ。俺たちに協力してくれないか…………?」
李大浩「……~~」ペラペーニャ
亜美「えっ……!」
P「なんて言ってるんだ?」
亜美「……分かった、僕に出来る事ならって言ってるよ!」
P「よかった! ありがとうデホ!」アクシュ
李大浩「……!!」
P「うわっ!」
小鳥「大浩ちゃんの身体が光ってる……なんて!?」
亜美「眩しくて前が見えないYO!」
シュウウ…
P「っ……光が収まった……?」
真美「……はにゃ?」
亜美「っ真美!」
真美「うわぁ! にいちゃんどうして手ぇ握ってるのさ!?」
P「真美! 元に戻ったんだな!」
亜美「真美っ、おかえり……!」
真美「え、どうしたの……? ピヨちゃん、これって」
小鳥「ううっ……良かった……!」
真美「ええー……?」
デホは、俺たちに力を貸すと約束してくれた。
きっと今でも、765プロのことを見守ってくれてるんだと、俺は信じている。
P「……よし、亜美、真美、小鳥さん! 仕事頑張ろうな!」
ガチャッ
千早「た、た、大変なんです、プロデューサー!」
P「千早、どうした? そんなに慌てて」
千早「春香が……春香がっ……!」
真美「は、はるるんがどうしたの……?」
千早「さっきまで普通の春香だったのに……ちょっと目を離したスキに……」
AJ「Hi!」ニコニコ
亜美「うわあ!?」
千早「春香が……楽天イーグルスの4番打者、アンドリュー・ジョーンズになってしまったの!」
AJ「Hi, Producer」ニコニコ
P「AJ!?」
千早「助けてくださいっ!」
P「い、いやそんなこと言われても……」
ドタドタ
真「プロデューサー! 雪歩が西武やオリックスでプレーしたホセ・フェルナンデスに!」
響「うぎゃー! 貴音が横浜ベイスターズのトニ・ブランコ選手になっちゃったぞ!」
律子「あずささんが……あずささんが! 迷子になって帰ってきたら近鉄のタフィ・ローズに!」
伊織「ちょっと変態プロデューサー! やよいがバレンティンになっちゃったじゃない!」
P「どうなってんのこれ!?」
バレンティン「~~」ペラペーラロペース
亜美「た、大変だよ兄ちゃん! 765プロが野球チームになっちゃうYO!」
P「……そうか、それだ!」ポン
真美「な、なにが……!? なにがどうなってるの……」
その後俺たちは結団式を行い、765エンジェルスとしてプロ野球に加盟した。
765プロがアイドル事務所だったことは、あまり知られていない。
END
ジャニーズも元は野球チームだったそうです。お疲れ様でした。
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