モバP「うん、うまいうまい」 (23)
1.
P「……」カタカタ
P「……ふぅ、ひと段落だな。あー、小腹空いた……」
かな子「お疲れ様ですっ、プロデューサーさん!」
P「お、かな子か。どうしたんだ?」
かな子「みんなで食べようと思って、おまんじゅう持ってきたんです!おひとついかがですか?」
P「いいのか?じゃあひとつ貰うよ」ヒョイパク
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P「うん、うまいうまい……でも、ちょっと甘すぎるかな」モグモグ
かな子「そうですか?わたしは美味しいと思いますよ?」ヒョイパク
P「うーん、熱いお茶が一杯こわい」
かな子「?」モグモグ
P「あ、まんじゅうこわいって知らないか?」
かな子「まんじゅうこわい……ですか?こんなに甘くて幸せなのに怖いなんて……」ヒョイパク
P「あはは、かな子にとっちゃ『まんじゅうしあわせ』か」
かな子「そうですね、甘くてとっても幸せです!」ヒョイパク
P「俺もかな子と一緒に美味しいもの食べられて幸せだよ。でもやっぱ渋いお茶が欲しいな」ヒョイパク
かな子「そう言いながら、どんどん食べてるじゃないですか」ヒョイパク
P「ははは、やっぱ美味しいから……」スカッ
P「ってああっ!?食べ過ぎてた!?」
かな子「えっ……ああっ!みんなの分が!」モグモグ
かな子「あっ、もしかして『美味しくてついつい食べ過ぎちゃう』からこわいんですか!?」
P「いや違う、違うけどこわいな、いつの間にこんなに食っちまってたんだ……」
藍子に次ぐゆるふわ空間保持者、かな子
2.
P「うーむ、今日も小腹が空いたな。休憩がてらコンビニでも行くかな」
ライラ「あ、プロデューサー殿お腹空いてますですか?」
P「お、ライラか。なんだ?」
ライラ「フゴフゴさんがたくさんパンを持ってきてくれたです。だから皆で食べるのですよ」
P「そりゃちょうどいいな、腹空いてたんだ。飲み物だけもってけばいいかな?」
ライラ「ライラさんはココアがいいです」
P「ん、ついでにみんなのぶんも持っていくか。何人いるんだ?」
ライラ「たくさんです」
P「ん?何人だって?」
ライラ「たくさんです」
P「うん、うまいうまい……けど……」モグモグ
みく「も、もう食べられないにゃ……」ケプッ
幸子「ふ、ふふーん……お腹いっぱいのボクもかわいいですね……」ウプッ
きらり「なんだかお星さまが見えてきたにぃ……」オフッ
茜「お茶……お茶ください……の、喉が……!」ンガググ
李衣菜「んがんぐ……!?」ゴホッゴホッ
ライラ「これだけ食べたら明日は何も食べないで大丈夫です」モグモグ
モグモグオイシイネ…ウンソウダネモグモグ……ヘラナイネモグモグ……ダメダヨソンナコトイッチャモグモグ……アクマノグンゼイヨモグモグ……
みちる「フゴッ、フゴゴフッ!?ゴフッ、ゴフ……フゴッ!」フゴフゴ
P「みちるですら食いきれない量って何なんだよ……」
志希「にゃははー♪ごめんねー!どうしてもあの青タヌキの、物が倍に増える薬を作ってみたくて!」
法子「これはドーナツ……これはドーナツ……」ブツブツ
P「いかん、壊れた子まで出てきた!」
最終的に晶葉がパンを原料に動くロボットを作って事なきを得た。
3.
P「うーん、そろそろ昼飯時だな。さて、今日はどうするか……」
ワイワイザワザワ
P「うん?なんか騒がしいな?」
七海「プロデューサー♪」
P「七海?今日はオフだから釣りに行くんじゃなかったのか?」
肇「あの、それが……」
P「肇?いったいどうし……」
ウワースゴーイ!
オサカナイッパイダー!
コリャサバキガイガアルワー!
ニャアアアア!?
ミンナー、ハコブノテツダッテー
P「……あー」
七海「大漁れすよー♪」
肇「その、たくさん釣れて……悪くなる前に皆で食べたほうがいいかな、と……」
P「ここまで運んだのは美世か……」
P「うん、うまいうまい。こんな新鮮なの食うの初めてかも」モグモグ
七海「おさかなは新鮮なうちが一番れすー♪」
葵「新鮮なうちにお刺身にするのがいいね!あ、煮つけも焼き魚も用意したっちゃ!」
P「しかし、事務所でこんなに魚が食えるとはな……」
ちひろ「ちょっとしたパーティーですよねコレ……あ、美味し」
P「……最近思うんですけど、何か食べに行くより事務所にいたほうがおいしいもの食べられますよね」
ちひろ「ですね……おかげで出費が少なくて済みますが、何か申し訳なさもあるんですよね……」
P「まあ、アイドルに料理させるなんて他じゃそうそうないですからね……」
葵「七海ちゃん、次は何がいい?」
七海「鍋がいいれすー」
葵「おっ、いいね!じゃあさっそくこの鮟鱇捌いちゃるっちゃ!」
七海「わーい!」
P「……本人たちが楽しそうだからいいんですけどね」
ちひろ「っていうかアンコウまで釣ってるんですか……」
結局これが夕食になりました
4.
P「ふーむ、今日は久しぶりに牛丼でも食うかな」
凛「ねぇ、プロデューサー。昼ごはん持ってきてないの?」
P「ん?ああ、今日は外ですませようと……」
凛「よかった。はい、これ」
P「え?これ、弁当か?」
凛「うん、最近作り始めてさ。普段は卯月や未央達と交換したりするんだけど、たまには男の人の感想とかも聞きたくてね」
P「へぇ、でも俺交換できるようなもの持ってないぞ?」
凛「そこはまあ、普段のお礼ってとこかな」
P「お礼を言いたいのはこっちの方だがなぁ。お前らがアイドルを楽しんでると俺も……」
凛「もう、そういうのはいいからさ。食べて感想きかせてよ」
P「ん、わかった……おっ、美味そうだな」
P「うん、うまいうまい」モグモグ
凛「ほんと?」
P「ああ、このからあげとかすごく美味いよ。手間かかってるんじゃないか?」
凛「まあ、少しね。せっかく作るなら、美味しいもの作りたいしね」
P「うん。まあ、味でいうとさすがに響子とかには負けるけど」
凛「あっ……うん、ウチの事務所は料理上手い子、多いしね」
P「でも、なんて言うんだろうな……思いやりの感じる味っていうかさ」
凛「……!」
P「いや、皆の料理に思いが籠ってないってわけじゃなくてこの弁当が特別……なんだ凛、急に上機嫌そうな顔になったな」
凛「ふふっ、ちゃんと伝わるんだなって思ったら、うれしくなってさ」
P「えっ?」
凛「こっちの話。食べ終わったら、ちゃんとした感想聞かせてよ?」
この日、凛は一日上機嫌でした
5.
まゆ「うふふ……Pさん、やっと二人きりになれましたねぇ……」
P「ま、まゆ……まずいって……!」
まゆ「なにがまずいんですかぁ?Pさんだって、こんなになってるのに……」
P「いや、これは……」
まゆ「ふふ、Pさんも男の人ですもんねぇ……」
まゆ「ねぇ、Pさん……」
まゆ「まゆを、食・べ・て♡」
P「 」
P「うん、うまいうまい」モグモグ
P「やっぱりまゆの料理は最高だなぁ」モグモグ
まゆ「うふふ、あなたったら、いつになっても口が上手いんだから♡」
P「ははは。まゆのせいで舌が肥えて、外じゃぜんぜん食べられなくなったんだぞ?」
まゆ「じゃあ、お家でたくさん食べないとですねぇ」
P「そうだな。たくさん食べて体力つけて……そしたら今日は、まゆも食べちゃおうかな?」
まゆ「……!も、もう、エッチなんですからぁ♡」
あったかもしれない、そんな未来
終わり
こんなオチになった理由?
わからない……いきなり向井くんが殴り掛かってきて……(ニヤリ
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