死んでから後悔する事て誰でも有るよな? (37)

死のうそれは今までずっと避けて居た答えだ
何故ならそれは俺の今までの人生の幸福や不幸を全て否定し

太古の昔から続いた命の連鎖を一瞬にして終わらせる
残酷で凶悪な選択肢だから

だが死には魅力が有る
勤勉な生活や自堕落な生活
痛みや恐怖それらの全ての敵から死を持って逃げる事が出来る

この世界の全ては俺の敵で俺を苦しめる
だからここから一歩を踏み出して


こうして俺の人生は意図も簡単に終わった

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俺の人生は終わった筈だ
だが何故か俺の意識は存在する
思考も出来るなんなんだ
まさか死後の世界だのなんだの
神様だとかそんな物が本当に

「聞け人間達よ!」

うるせーな大声で喚くなと思いながら顔をあげると

そこには高身長で白髪の男が浮いて居た

「なんなんだアレは?」

俺が言いたかった事を誰が言った?
と思いながら横を見ると
俺と同じよう唖然とした表情を浮かべ
空を見上げる男が居た

男の顔に掛かる地味な眼鏡が男が人生の脇役だった事を物語る

「本日死亡した4名の人間に継ぐ…貴様達は全員……地獄行きだ!」

と高身長の白髪が血走った目で喚いた
オイ!怖いからその目付きを辞めろ爺が
等と言える筈も無く俺はただただ周りを見渡して居た

よくよく周りと見渡せばなるほど確かに4人だ

金髪の男、茶髪の女、眼鏡の男、そして俺

「式部大輔……貴様は人間で有りながら人間を殺した…よって地獄行きを言い渡す」

「ちが!ちがう!白川さんがぁ!白川さんがぁ!……アイツを殺したらぁ!…幹部にぃ!…してやるってぇ!…俺はちが!…うんだぁ!…1人しか殺して無いのにぃ!死刑なんておかしいしぃ!……地獄はやだぁアアアアア!」

と金髪の男が泣きながら叫ぶ

俺含む他の人間はなんとなしに1歩後ろに下がり

金髪の男に畏怖を抱きながら押し黙って居た

「花蕾定子……その恵まれた容姿を利用し男でもから…金銭を騙しとり…その経済を破綻させた…よって地獄行きを言い渡す」

「な…なんで私ががこんな殺人犯と同じ扱いなのよ!…いい加減にしなさい!」


「さ…殺人犯だとぉ……俺は悪くない……んだぞぉ!…アアアアア!……[ピーーー]!」

金髪の男が茶髪の女に掴み掛かろとする

ぁあこの女はこのキチガイに殺されるんだなと思ったが何も起こらなかった

金髪の男がの手が茶髪の女の首をすり抜けたのだ

「愚かな人間よ…貴様達は死んだのだ……首を締めて[ピーーー]等不可能…死者を殺せるのは地獄の鬼のみ」

sa

「五十貝颯人……その恵まれた知能を利用し違法な手段にて金銭を稼ぎ……数々の善人から金銭を騙しとりその経済を破綻させた…よって地獄行きを言い渡す」


眼鏡の男はただただ無言で空を見上げて居た

まさかこんな見た目の奴がそんなに悪い奴だとは

「神埼タロウ…他3名と違い悪に対する誘惑も無く…平凡で平和な環境で何不自由無く生きて居たにも関わらず……自身のちっぽけなプライドに潰され……独自の考え方により自身を不幸だと思い込み挙げ句の果てに自分自身を殺した……この4人の中で最も罪深い…よって地獄行きを言い渡す」


ちょっと待てよ神様!
俺が殺人犯よりも悪いって言いてえのか?

「………式部大輔…幼少期からの両親からの虐待は目に余るよって8日間の死亡猶予を与える…」

「やっ…やたぁ…そうだぁ……俺は悪くないんだぁ」

「花蕾定子……貴様の周りの男達にも落ち度が認められる……幼少期より男達に甘やかされ悪への誘惑が強い環境だった……よって10日間の死亡猶予を与える」

「やっぱり私は殺人犯とは違うのよ!」

「はあアアアアア?……馬鹿にしやがって!…殺せる…殺せるんだ本当ならぁ……」


「五十貝颯人……貴様の高い知能を理解出来ない周りの人間にも…落ち度は有る…それに貴様は幼少期の貴様に助けられた野良犬も……お前の天国行きを望んで居る特に悲惨な要素が無い人生で
本来なら死亡猶予2日が妥当だが貴様の優しさに10日間を与えたい…よって死亡猶予12日間を与える」

「ポ…ポチ…ごめん…俺は」

「神埼タロウ…もう気付いておるだろう…私は死亡猶予が短い順に名前を呼んだ……自殺は神への冒涜で有り罪深い行為だが…貴様は悪人では無い…誰も居ない田舎街で信号を守る用な人間だ…しかしただルールを守り幸せを待つだけの人生は退屈だ

ルールを守った上で更に目的が必要だ…貴様には来世に期待する
なんとしても地獄行きは回避するのだ…よって長めに死亡猶予18日を与える」

「死亡猶予中は生きた人間として現世に干渉する事を許すが…貴様達の行動により現世に与えた記憶は死亡猶予終了後に消える……例えば貴様達が善行を行ったとしてもそれは別の生きた人間が行った事として…現世の人間の脳に記憶される……死亡猶予中に善行もしくは悪行を行えばそれらの行動を計算し天国や地獄に貴様達をこの私が送る……天国に行けば極楽を味わった後に記憶に消し再び人間として産まれる事を許可する…では良い人生」

「良い忘れてたが悪行を行った場合も別の生きた人間が行った物として…現世の人間の脳に記憶する…しかしそれはあくまでも死亡猶予終了後の話で…死亡猶予中は法律や警察も貴様達の悪行に反応する…それでは良い人生を」

~死亡猶予1日目神埼タロウ~

ここはなるほど俺が飛びとりたビルの下か?

周りには非常線が貼られ周りは警察だらけだ

「君!何してるんだ!現場に勝手に入られたら困るんだよ!…なんだい君は?…自殺した子の友達?」

まあ下手に警察に逆らって悪行扱いされても困る

「すいません」

俺は適当に頭を下げとりあえず学校に向かって走り出した

神埼タロウ
年齢17歳
職業…高校生

善行…無し

悪行…自殺

死因…自殺

五十貝颯人

年齢32歳

職業…会社経営…株取引…詐欺師

善行…野良犬の命を助けた

悪行…金銭を騙し取る…労働基準方違反…書類の改竄

死因…交通事故

花蕾定子

年齢23歳

職業モデル

善行…無し

悪行…他人の行為を利用した金銭の要求

式部大輔

年齢29歳

職業…指定暴力団組員

善行…無し

悪行…殺人…暴行


死因…死刑

>>10

書き忘れ

花蕾定子

死因 交通事故

~その頃神埼タロウが通って居た学校~

校長「神崎君が亡くなり寂しくなりました……皆さん神崎君に黙読」

不良(神崎君で誰?)


チャラ男(そんな奴居た?)


オタク(面倒くさい…)

イケメン(そんな…神崎が自殺だと?)

優等生(神崎君?そんな人居た?)

ギャル(え?誰?)


雰囲気イケメン(マジかよ…神崎自[ピーーー]るようなキャラじゃねえだろ!)


先生(え?神崎君?…ぁあ…あの友達少ない生徒か)

~死亡猶予1日目神埼タロウ~

体育館では俺に対する黙祷が行われて居た

もう俺は死んでるから何も怖くねえ

「ギャルさん!…好きだ!」


ギャル「え?誰?」

不良「誰?」


チャラ男「誰?」

優等生(誰?)


オタク(誰?)


皆が俺を睨むそれは幽霊を見る目では無く他人を見る目だった

俺はこの怒りを涙を流しながら体育館から走り去る事でしか
表現出来なかった


イケメン「なあアレ神崎だよな?」

雰囲気イケメン「ぁあ」

イケメン「行くぞ!」

雰囲気イケメン「え?…何処に?」


イケメン「決まってんだろ?…神崎を追いかけるんだよ」


雰囲気イケメン「え?今…全校集会……」


イケメン「友達と全校集会どっちが大事だ?」

雰囲気イケメン「わかったよ!」

~屋上~

俺は誰にも覚えられて居ない

存在する価値も無い
18日も有る死亡猶予だが俺に善行なんか出来る筈も無い

もう1回死のう…地獄に行けば鬼が俺を覚えてくれる

ハハハハ!そうだ俺なんか死んでも誰も気付かない!

死のう…死んでここから逃げよう!

イケメン「よう神崎…サボりか?」


神崎「なんだお前か?……俺は今から自[ピーーー]るんだ邪魔すんな!」


雰囲気イケメン「ふざけんなよ!…友達にそんな事言うなよ!」


神崎「友達だと?」

イケメン「え?……違うの?」

雰囲気イケメン「ふざけんなよ神崎!…テメエ俺らと何回か遊んだ事…有るだろうがよ!」

神崎「あ…俺友達居たんだ」

イケメン「神崎……怒ら無いで聞いてな……お前死んだ筈だよね?」

神崎「ぁあ……信じられないかもしれないが……俺は自殺して…神様から18日の死亡猶予を貰った……善行とやらをせん限りは俺は18日後に地獄行きだ」



雰囲気イケメン「ふざけんなよ!…信じるに決まってんだろ!……あんまり俺らを舐めんなよ!」


イケメン「行くぞ!」

神崎「え?……何処に?」

イケメン「善行をやるんだろ?」

雰囲気イケメン「ふざけんなよ!…自殺と友達どっち大事なんよ!」

神崎「………」


雰囲気イケメン「え?……ごめん……泣くなよ…悪かったからさ」

違うんだ俺は嬉しくて

産まれて来て良かった初めてそう思った

~死亡猶予1日目五十貝颯人~

ああここは車の中か
そう私は愛車のフェラーリで峠を飛ばして居た所

対抗車線をはみ出して来たセダンと正面衝突したのだ

五十貝颯人「事故の相手は君だったのか?」

花蕾定子「ええそうよ…悪い?」


五十貝颯人「悪いのはお互い様だろ?」

花蕾定子「何?偉そうね貴方……なんであんたなんかが私より死亡猶予が長いのよ!」

五十貝颯人「私に言われてもね…しかし車がこれだと移動が……まずタクシーを探そう……文句が有るならタクシーの中で言いなよ」


花蕾定子「そうさせて貰うわ」

~死亡猶予1日目式部大輔~

は!ここは警察暑だぁ…アアアアアアア…
良くも俺をォ死刑ニィ
殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す

ァぁあ…ァぁあァ

道連れだ警察も地獄だヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ

フヒ

警察「式部!…お前死んだ筈……ガァ」


式部大輔「ヒョ……」


ヒヒヒヒヒヒヒいきなり喉噛まれても何も出来ないのか弱い警察


警察「辞めろ!」

式部大輔「ぁあ!……顔を……な…ぐられた!……痛い…ァァァァァァァァァァ殺す」


警察「ウワアアア!」

式部大輔「」

撃たれた痛い痛い痛い痛い痛い痛い

痛いえ?なんで?

こんな痛いのに死ね無いの

警察「ハアハア…なんだったんだ?……グ…ェ?」


式部大輔「……」


やってやった油断してる警察の頭を後ろから椅子で

やってやった

ァァァァァぁあ痛い

俺の胸から血がもう心臓も止まったのに

死ね無い糞ァァァぁあァ

~1日目神埼タロウ~


イケメン「これより…神崎タロウを天国に送る会の作戦会議を初める!…何か質問は?」

雰囲気イケメン「はい」

イケメン「なんだ?」

雰囲気イケメン「善行ってさぁ…具体的に何?」

イケメン「さあな……オイ神崎!…お前何やらかした?…なんでお前が地獄なんかに」

神崎「自殺」

イケメン「え?」


神崎「自殺したからだよ!」

イケメン「………ごめん」


雰囲気イケメン「つーことアレか自殺より凄い事やれば……天国か」


神崎「何すれば良いんだよ!」

雰囲気イケメン「命だな……死にそうな奴を探して助けるんだよ!」


イケメン「何処に死にそうな奴が居るの?」

雰囲気イケメン「自殺を止めるとか格好良くね?」

神崎「俺がか?」


雰囲気イケメン「あたりめ~だろ見ててやるからよ~」


イケメン「行くぞ!」

神崎「何処に?」


イケメン「樹海だよ!」

~1日目五十貝颯人タクシー車内~

花蕾定子「本当に最悪……なんで私が地獄なのよ!」

五十貝颯人「それは私も同じだからね……私に言われても困るよ…」


運転手「何処まで」

五十貝颯人「ぁあ…極悪証券まで頼むよ……君は?」


花蕾定子「アンタこんな時まで仕事?……バカなの?…バカなら仕方ないわね………」


五十貝颯人「馬鹿か……まあ否定は出来ないね……で?……君は何処で降りる?」

花蕾定子「私はスカイツリーよ!」

五十貝颯人「何をするんだい?」

花蕾定子「決まってるじゃない!…私の全財産を庶民達にばら蒔くのよ!」

五十貝颯人「ハハ、君はユニークだね」

~死亡猶予1日目式部大輔~

死ね無いぁあァァァァ

心臓ガァ止まったら死ぬよね普通ならぁ!

ハアハアハア

警部「式部!動くな!」


ぁあ警部だぁわざわざ俺に殺されに来てくれたァ

優しいなぁ警部はぁ

式部大輔「ハアアアアア……グヒ…ニャハ!」


警部「……」

式部大輔「腹を撃たれタァ…痛いヨゥ…ァアアアアア!」


警部「」

式部大輔「痛い……ァアアアアア……銃もらう…よ…警部…グヒァアアアアア」

~死亡猶予1日目神埼タロウ新幹線車内~

イケメン「で…俺は言ってやった訳よ…女はお前だけじゃねえぞってな」

雰囲気イケメン「ふざけんなよ!…女1人位俺に分けろよ!」

神崎「……」

イケメン「神崎どうした…暗い顔して」

神崎「いや…お前らは生きてる…うらやましいなって」


イケメン「なあ?……神崎」

神崎「ん?」

イケメン「死んでから後悔する事って誰にでも有るんじゃねえかな?」


雰囲気イケメン「うわ!……イケメンじゃなかったらキモいぞ!……今のセリフ」
神崎「ハハ」

こうして俺の死亡猶予1日目は新幹線車内で終わりを告げた

~死亡猶予1日目五十貝颯人~

さて会社に着いた訳だが
私を仕事をしたい訳ではない私に取って変われる人材を

経営者の器を持つ人間を探すのだ

私は久しぶりに自分の経済的利益以外の目的で人間と関わる
何か幼少期に戻った用な優しい気持ちだ

~死亡猶予1日目花蕾定子スカイツリー~

花蕾定子「さあ庶民達よ…私にこの私に感謝しなさい」


札束達が空を舞い庶民達の群れに落ちる
初め庶民達はやっぱり戸惑ったはでもそれは最初だけ

馬鹿な庶民達は争い初め我先にと札束に向かって飛び付く

庶民の怒号が下界を支配し一部でも庶民の拳が飛ぶ

地面には赤い血に濡れた札束

それを拾う庶民…勿論そんな状況で低い姿勢を取る庶民なんか
別の庶民に踏まれて大怪我よ

無価値な札束…無価値な庶民…素敵な私…ああなんてすかすがしい気分なの

刑事「すいません…署までご同行を」

花蕾定子「チ………」

どうやら今日は警察署で1日が終わりそうね

~死亡猶予1日目神埼タロウ医務室~


ヒヒヒヒ痛み留めゲット
アハハは…グヒ…ウワニャア…

かかかかかこれで俺は無敵だぁ死なない身体と痛み留め

さあて白川おう殺しに行く

~死亡猶予2日目神崎タロウの夢~

不良「アレお前誰?」

ギャル「誰?」

優等生「君は誰だい?」

オタク「誰?」

誰も俺を知らない俺は存在して居ない

この世界の何処にも俺の居場所は無い

透明で無価値な俺

そうだ死のう死んだらきっと皆が俺を覚えてくれる

イケメン「起きろ!」

~死亡猶予2日目神崎タロウ新幹線車内~


神崎タロウ「は!……し……死ななきゃ」


雰囲気イケメン「ふざけんなよ!……起きてそうそうなんだよ!」

神崎タロウ「へ?……ああ…なんだ夢か?」

イケメン「さて……駅に着いたぞ……これからタクシーで樹海だ」

~死亡猶予2日目五十貝颯人~

社員「え?…自分がですか?」


五十貝颯人「ぁあ…君にならこの会社を任せられる……じゃあね」

さてと家に帰ってテレビでも見るか

~死亡猶予2日目花蕾定子女子刑務所~



「アラ♪初めまして…私はこの部屋のリーダーの相澤亜子よ」

「井崎苺ス夜露死苦ス!」

「黒田黒子」


4人部屋の刑務所の中には五月蝿い女と
若い女と暗そうな女が居たわ

あ~あ私も終わりね

~死亡猶予2日目式部大輔~

アナウンサー「今…刑務所前は総勢としております!……なんと式部大輔死刑囚が警官の銃を奪い…銃を乱射すると言う前代未聞な事件が」

式部大輔「俺はぁ……悪くないィ……白川おぅ……連れてこ……いィ……じゃないとォ……この刑務所の全員んん……こ……殺す」

~死亡猶予2日目神崎タロウ樹海~


サラリーマン「終わった五十貝颯人に騙し取られた1500万……俺の人生は終わりだ死のう」


神崎タロウ「ま…ま……待ってよ!」


サラリーマン「なんだ止めるのか?」

神崎タロウ「お……おう」


サラリーマン「君みたいな若い人には分からないだろうがね!……私の人生は終わったるんだよ!」


神崎タロウ「良いから木から降りろ!」


サラリーマン「フ……君には私は止めらない」

神崎タロウ「あ!」

イケメン「あ!」

雰囲気イケメン「ぁああ!」

唖然として立ち尽くす俺達を見下しながらサラリーマンは

ゆっくりと木なら降りくくりつけって有ったロープで

その人生に終わりを告げた

その表情から苦しみを見て取れる

~死亡猶予2日目五十貝颯人~

都内の高級住宅街ここに私の家が有る

多くの人から奪った金で手に入れたちっぽけな優越感

こんな物の為に私は
そりゃあ地獄行きにされても文句は言えない

さてテレビでも見るか

テレビ「家刑務所の前は騒然として居ます!

白川ァ……殺す……ァァァァァァァ……警官殺す……ァ…皆だ……ヒヒフアア」

なんと言う事をしてくれたのだろうか
式部大輔め何人殺す気だ

罪を食い改める気は無いのか

もう良い

私が止める同じ日に死んだ人間として罪を犯してでも式部大輔を止め

共に地獄に落ちよう
今の私には死者で有る私にはそれが出来る

~死亡猶予2日目神埼タロウ~

人の死とはとても俺の力で購える物ではなく

サラリーマンはこの樹海の中でヒッソリと息を潜めた


神崎タロウ「やっぱり無理だったんだ!……俺に善行なんて無理だ!」

雰囲気イケメン「ふざけんな!……そんな簡単に諦めて良いのか!」

神崎タロウ「無理だよ!……俺に出来る訳が無い!……コレから死のうとする人間を止めるなんて!」

イケメン「………きらめない……俺は諦め無いぞ!」

神崎タロウ「!」

雰囲気イケメン「!」

イケメン「友達が地獄送りにされるなんて……俺は絶対に許さない……どんな手を使ってもやるんだ…善行を」

~死亡猶予2日目五十貝颯人~

さて刑務所に向かうとしよう

私は倉庫から猟銃をとり出し刑務所へと向かった

こんな武器が死者に聞くのか若干疑問だが

まあ仕方ない素手よりは強いだろう

~死亡猶予2日目花蕾定子~

相澤亜子「あら♪…ごめんなさい」


相澤亜子の足に黒田黒子が躓き倒れる

黒田黒子「…………」


井崎苺はそれを興味なさそうな顔でただただ見つめて居る


これはチャンスよ私が天国に行く為のチャンス

花蕾定子「ちょっと待ちなさいよ!」

皆が一斉に私を見つめる

相澤亜子「………何かしら定子さん」


花蕾定子「アンタ黒田さんをわざと転ばしたでしょう!…」

相澤亜子「違うけど…………もしそうだとして何か?」


花蕾定子「そんな悪い事は辞めなさい!…この私が許さないわよ!」


相澤亜子「そう……ごめんなさい」


花蕾定子「嫌に素直ね…まあわかれば良いのよ」


相澤亜子(生意気な子……私の怖さを思い知らせてやる)

~死亡猶予2日目式部大輔~

式部大輔「ヒハハヒハハ…フヒ……殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」


警官達の血が綺麗な放物線を描きお

俺の心ヲ満たすああ

なんて綺麗なんだろ
スゴいヒハハハ俺だ俺を恐れろ

俺は死んでるだからお前達よりィ強い

ガバカハハヒ!

ヒハハフフフ!

アァ

警察官A「銃を捨てろ!」

警察官B「動くな!」

警察官C「逮捕してやる!」

式部大輔「ヒハハハハ!…ハハ!」

警察官A「ウ!」


警察官Aの頭カラァ
脳ミソがァピシャリ

地面にドバア

なんて綺麗なんだろ?

なんで綺麗なんだろ?

綺麗って何?

警察官B「ウワアアア!」

警察官Bの銃が俺の頭ヲう
発泡した俺の脳ミソは少し減ったケド

痛くナイヨだって痛み止だし

ハア!

警察官B「ぁ」

俺の玉が警察官Bの心臓を潰し

潰しタァヒハヒハ!

つあ

警察官C「辞めろ……辞めてくれ……助けて!」


式部大輔「駄目だァ…死ね!」


五十貝颯人「辞めろ!」

~死亡猶予2日目神埼タロウ~


オッサン「ヤミ金の借金が……ぁあ死のう」

神埼タロウ「辞めろ!」

オッサン「なんだ君は?」


神埼タロウ「俺もお前と同じだ!……自殺して自殺した」

オッサン「いや……生きてるよね?」

神埼タロウ「………信じなくて良い!……でも死ぬな!」

オッサン「五月蝿いな!…偉そうなんだよガキが!……じゃあお前がヤミ金をなんとかしろよ!」


イケメン「やってやる!」


神埼タロウ「え?」

雰囲気イケメン「え?」


オッサン「え?」

イケメン「俺達がヤミ金をなんとかしてやるよ!」

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