イケメン「なんだよその理論」
友「いけるって、だってお前イケメンだろ」
イケメン「別にそこまでイケメンってほどじゃあ……」
友「いやマジでイケメンだって。間違いないって」
イケメン「推しすぎだろお前……なんもおごらんぞ」
友「はっはっは……あ、あんなところにバナナの皮が!」
グッ
イケメン「うわっあっぶね。誰だこんなところに」
友「なるほど、イケメンだから滑らないのか」
イケメン「えっ」
友「ああっ階段にもバナナの皮が!!」
イケメン「危ないな……誰がこんなことするんだよ」
友「ああ!偶然上を上っていた委員長がバナナの皮で足を滑らせた!!」
イケメン「危ない!!」
ガッ
ドググチャッ
友「……凄い音がした」
イケメン「……いてて」
委員長「大丈夫!?イケメン君……まぁイケメンだから大丈夫だよね」
イケメン「マジでなんなのその理論!?」
友「流石イケメンだな。かすり傷すらない」
委員長「その綺麗な顔に傷なんてついたら国が亡ぶものね」
イケメン「やっべ、次の授業の課題やってきてねぇ」
友「大丈夫だろお前イケメンだから」
イケメン「そんな事」
キンコン
先生「おうお前ら課題回収するぞ」
キモオタ「忘れました」
先生「何だと!?学校を舐めてるのか!?おらぁっ!!」
バキッ!!ドゴッ!!
キモオタ「痛い!すごく痛い!!」
イケメン「(やべぇ)」
先生「皆出し終わったか」
イケメン「あの」
先生「どうした」
イケメン「忘れました」
先生「次からは気をつけろよ。イケメンなら仕方ないな」
イケメン「えっ」
先生「では授業を始める」
イケメン「先生俺教科書も忘れました」
先生「仕方ないな見せてもらえ」
隣の女子「私の見せてあげるよ」
前の女子「私の貸してあげる」
後ろの女子「私のあげるよ」
デブス「い、一緒に読もうよ!」
先生「授業中に喋んな!!」
バキィッ!!
デブス「ブヒィッ!!」
先生「ではこの問いを、イケメン」
イケメン「えっと、多分5です」
先生「正解だ。流石イケメンだな。やはりイケメンに解らない問題などないか」
イケメン「え、いや今のはまぐれ」
男子A「流石イケメンだな」
男子B「俺もイケメンなら」
女子A「素敵……」
女子B「抱いて!」
イケメン「えっ」
イケメン「何かこの生活疲れたんだけど」
友「贅沢な悩みだな」
女子A「疲れたの?マッサージしてあげよっか」
女子B「うちでご飯ごちそうしてあげるよ」
女子C「アロマセラピー勉強してるんだけど」
女子D「私家が旅館なんだ」
イケメン「ごめん今日は普通に家帰るからどこにもいかないから」
女子達「今度は来てね!!」
イケメン「……善処するよ」
友「流石イケメンだな」
イケメン「なんかおかしくないか」
TVタイム
イケメン「はぁ。困った世の中だなぁ~」
友「お前がそう言うんなら大丈夫さ。イケメンだし」
友B「イケメンの言葉には言霊が宿ると昔じいさんが…」
ピポピポ!臨時ニュースです
韓国が核攻撃を受け全滅しました
友「ついにイケメンもここまできたか」
友B「流石イケメン!」
イケメン「え? …え? 」
ガラララー!!
テロリスト「俺たちはテロリストだ!!」
テロB「大人しくしろ!!」
女子達「きゃああ!!」
俺「俺にまかせろ!!」
パーン!!
女子「あ!!なんか撃たれた!!」
女子B「まぁいいか!」
友「大変だ!どうする!」
イケメン「いやもうこれ大人しくしてた方がいいだろ」
テロA「なんだ貴様!!俺達にたてつく気か!!」
イケメン「そんな事言ってません」
テロB「ハン……ガキが大人にたてつくとはな……痛い目を見せてやるぜ!!」
イケメン「えっ、ちょっ、何っ」
テロA「うわぁ!!」
テロB「やられた!!」
テロC「なんて強さだ!!これがイケメン!!」
イケメン「あれっ何か勝ってる……」
友「流石イケメンだな」
委員長「やっぱりイケメン君だよね」
ガッ
テロD「おいそこのイケメン!!この女が殺されたくなければ動くな!!」
美少女「きゃー!」
イケメン「もとから動く気なんてない!!」
友「流石イケメンだ……あの子のために」
美少女「私の事はいいから!イケメン君はこいつらを!」
テロD「てめぇ!!さわぐんじゃねぇ!」
バキッドカッ
テロD「くそっやられた……」
イケメン「えっ、えっ」
美少女「ありがとうイケメン君!」
女子A「自らの身を犠牲にしてまで戦うイケメン君かっこいい」
女子B「抱いて!!」
イケメン「お、おう」
警察「警察だ!!」
テロ達「クソッ!!俺たちはそこのイケメンにやられました!!」
警察「君か!!ありがとう!!」
イケメン「何もしてません」
女子A「謙虚!!」
警察「謙虚でいい人間だ!!国民栄誉賞ものだ!!」
イケメン「ちょっ、ちょ」
天皇「貴方があのテロリストを撃退したイケメンですか」
イケメン「多分そうです」
天皇「素晴らしいですね。これからもがんばってください」
イケメン「わかりました」
レポーター「彼は非常に優秀な人間で、普段から訓練を行っているかもしれないとの情報がありました」
レポーター2「まぁイケメンですからね。テロリストくらい撃退できますね」
レポーター3「ですね。学校くらい守れますよね」
友「立派になりやがって」
レポーター4「ご友人ですか?」
友「はい。あいつは普段から誰にでも優しく、あとイケメンです」
レポーター4「そんなに素晴らしいんですか」
友「はい、イケメンですから」
レポーター4「イケメンならそれくらい凄くても当然ですね」
俺「うッ…だ、誰か…俺撃たれた…助け…グハッ 」
ガタンゴトン ガタンゴトン
イケメン「(今日は色々あって疲れた)」
ガタンッ
イケメン「うわっ!?」
モミッ
JK「きゃっ!」
イケメン「あっ……そのすみません!」
JK「いえ……それより良かったらメルアド教えてください」
イケメン「え、あ、はい」
俺「違うんです!!俺は何もしてません!!PSPゲームしてただけです!!」
駅員「詳しい話は駅員室で聞く」
俺「違うンですって!!」
幼馴染「おはよう!遅刻するよ!」
イケメン「また来たのか」
幼馴染「だってイケメンだし」
イケメン「関係ないだろ……」
妹「おはようございます。お兄ちゃん今日もイケメンだね。女の子侍らして」
イケメン「侍らしてない」
美少女「おはようございます」
妹「やっぱり侍らしてる!!」
イケメン「侍らしてない!!」
JK「おはようございます」
隣の人妻「あら、おはよう!」
妹「ほら~」
イケメン「言い訳できない…!!」
友「おはよう。今日も朝から女の子侍らすとかまぁイケメンだから仕方ないか」
イケメン「侍らしてるわけじゃないんだけど」
幼馴染「まぁイケメンだし」
美少女「イケメンだし仕方ないよね」
JK「イケメンだもんねー」
イケメン「なんかもうどうでもよくなってきたな」
友「あっやべ!!遅刻する!」
イケメン「マジで!?」
友「お前は大丈夫だよ。イケメンだし」
イケメン「わけがわからん」
先生「遅刻をした奴からこの石を載せてこの石畳の上に正座だ」
俺「ぎゃあああああああ」
イケメン「俺遅刻しました」
先生「次から気をつけろよ」
美少女「私も遅刻しました」
先生「次々回から気をつけろよ」
友「よかったな」
イケメン「わけがわからん」
俺「ぎゃあああああああああ」
このSSまとめへのコメント
まあイケメンだしな
巨根なのもイケメンだから仕方ないか