<注意>
これは東方projectの二次創作SSです。
そのため、皆さんの思い描く幻想郷と異なる場合があります。
それでもおkという方はどうぞごゆるりとお楽しみください。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1438945085
諏訪子「月見酒にはもってこいの日だね」
諏訪子「…あーもう、留守番なんてしないで、博麗んとこの宴会、参加すればよかったかな」タメイキ
諏訪子「そういえば迷いの竹林には八目鰻の屋台があるんだっけか」
諏訪子「…いってみるかぁ。店主まで宴会に参加してたらどうしようもないけど」
~少女移動中~
諏訪子「ん、提灯の灯り…あれか」
ミスティア「いらっしゃーい!ミスティアの八目鰻の屋台によーこそ!」
妹紅「いらっしゃい。と、お前は守屋のとこのロリ神様じゃないか」
諏訪子「…まあ間違っちゃいないけどねー。一応私にゃ洩矢諏訪子っつー名前があるからそっちで覚えて欲しいんだけど」
妹紅「ま、ここは店主も場所もいいとこだ。せいぜいゆっくりしてきな」
諏訪子「そうさせてもらうよっと…」
てゐ「守屋のとこのロリ神様、ばんはー」
諏訪子「アンタも来てたのか…ていうか、その名称定着させる気かい…?あ、店主さん、ここには何が置いてあるんだい?」
妹紅「店主は私じゃなくて ミスティア「私がここの店長だから、注文は私にねー」
諏訪子「え、そうなのか!?てっきり私はそこの健康マニアが焼き鳥屋ついでに八目鰻売ってるのかと…」
ミスティア「焼き鳥って…わ、私を食べる気!?」
諏訪子「なんでそうなる…」
妹紅「前は私も焼き鳥屋を開いてたんだが、どうも私には料理の才能も商売の才能もないらしくてな」タハハ
妹紅「あまりにも客がこないからもう辞めようと思ってたら、この夜雀がやってきて…」
~少女回想中~
ミスティア「そこの健康マニアの焼き鳥屋!お前に営業停止を勧告する!」
妹紅「なんだお前は」
ミスティア「私は夜雀のミスティア!これ以上私たちの眷属を焼いて食うってんなら容赦はしない!」
妹紅「ふーん…そうか。ならやめるか」
ミスティア「断るなら力づくで…え?やめるの?ほんとに?」
妹紅「ああ、客も来ないし、私は特別儲けを目指してやってたわけじゃないからな」
ミスティア「な、なら…その屋台貰えるかしら?」
妹紅「ん、いいぞ。今日で私も失業だな」
ミスティア「んー、そしたらウチで働く?」
妹紅「それもいいかもしれんな。何をやる気なんだ?焼き鳥屋か?」
ミスティア「自分の眷属を焼いて売り物になんかしないわよ!」
ミスティア「八目鰻よ!私の能力で鳥目にして、鳥目に効く八目鰻を売って商売繁盛よ!」
妹紅「詐欺臭いな…」
ミスティア「販売戦略と言ってよね!」フフン
ミスティア「じゃあ明日の酉の刻、ここに来て!仕込みから手伝ってもらうよ!」
妹紅「了解した」
~少女回想終了~
妹紅「とまあ、こんな感じでな」
妹紅「働いてると言っても、私にできるのは簡単な仕込みと屋台の移動、それと酒ビンを運ぶくらいだけどな」
諏訪子「蓬莱人だったら鰻焼くときの火力にもなれるんじゃないの?」
妹紅「…焼き鳥屋時代に試したことがあるが、なかなか難しいんだ。大体コゲる」
ミスティア「所詮は妖術、焼き尽くすためのもんだもんねー」
てゐ「ま、妹紅は不器用だからな」
妹紅「否定は…できない」
ミスティア「ねぇ聞いてよー。これは結構前の話なんだけど、
妹紅におでんのために大根を切り分けといてって頼んだんだ」
ミスティア「大根を切るくらい、誰だって簡単にできんでしょ?
なのにさー、リザレクションしてたんだわ!そんときゃめっちゃ面白かったね!」
妹紅「そ、その時の話は…」
てゐ「あーそれね、私も見たよ。涙目になりながら大根を切ってたね~」
てゐ「『大根…大根…痛っ!また切っちゃった…リザレクション…』とかぶつぶつ言ってさー、
大根1本につき1回はリザレクションしてたねー」
妹紅「え、その時見てたのか!?あの時最後のミスティア以外には見られてないと思ってたのに…」
てゐ「もちろん、影からこっそりさ」
てゐ「ま、でも安心しな。姫様は見てないし、伝えてもないから」
妹紅「…ありがとうと言うべきか…?」
映姫「こんなところに屋台があったんですね」
ミスティア「いらっしゃーい!ミスティアちゃんの八目鰻屋だよ~!」
ミスティア「ってげげ!閻魔さまじゃん!」
映姫「そういう貴女はいつぞやの夜雀ですか」
映姫「きちんと善行を積んでいますか?」
ミスティア「…ま、まあ一応」
佐賀だと思っていたら下げだった。
こんなことがあるんですね…
これでやっとあげられます…
マジで何をやってんだろ…
映姫「前に私が言ったこと、きちんと覚えてますか?貴女の歌は周りを狂わせる可能性だってあるのです。ですからその自覚を持って…」クドクド
てゐ「あーあ、厄介なのに捕まっちゃったねー」ゴクゴク
諏訪子「こりゃしばらく注文はできないねー」
妹紅「酒を出すだけなら私でもできるよ」
諏訪子「じゃー適当に見繕ってくんない?」
妹紅「あいよ、ちょっと待ってろ」
映姫「…それと聞きましたよ。人を鳥目にしては鳥目に効くと言って八目鰻を売りつけているとか。
そのような詐欺まがいの行為が許されると思っているのですか?」
ミスティア「い、いや…それはその…」チラッ
諏訪子「おい蓬莱人、店主さんが助けを求めてるぞ」
妹紅「」チラッ
ミスティア「」チラチラ
妹紅「」プイッ
ミスティア「そんなぁー!」
映姫「あ・な・た・は・話を聞いているのですか!?」
ミスティア「ご、ごめんなさいぃ」
萃香「いやぁ盛り上がってるねぇ」ハハッ
諏訪子「誰かと思ったら万年酔っ払いか」
萃香「ま、間違っちゃいない」
妹紅「…お前、どこから…」
萃香「いやなに、私は必ず自分の一部を幻想郷の適当な場所においてるんだよ」
萃香「そしたら陽気な灯りが見えたから来てみたってわけ」
途中ですけどここまでにしときますね。
このスレまだ残ってたんですね…
ケータイからなので少し読みにくいかもしれませんが、
リアルでいろいろあって暇なので更新します
名前が違うのは、コードを忘れたからです。
ですがスレ立てした本人ですので。
諏訪子「なんだ、ただの暇人か」
萃香「逆に幻想郷で暇じゃない奴なんているのか?」
諏訪子「神奈子はいつも忙しそうだけどね」
てゐ「お師匠様も人里の人達の治療と薬の開発で忙しそうだぞ」
萃香「その人達は例外」
妹紅「慧音も寺子屋の講師やってるから忙しそうだ」
萃香「その人も例外で」
諏訪子「例外が多いねぇ」ケラケラ
映姫「分かりしたか?…まあ今日はこの辺にしておきましょう」
ミスティア「はーい…」
ミスティア「やっと終わった…」ゲッソリ
映姫「何か言いましたか!?」ギロリ
ミスティア「いえなんにも!」ブンブン
てゐ「説教は終わったかい?そしたら全員分、八目鰻を頼むよ」
ミスティア「はいはーい、八目鰻一丁!」
映姫「貴女という人は…!」
諏訪子「まあまあ、ここは屋台で、ミスティアはここの店主さんなんだから、
そこらへんでやめといて欲しいな」
映姫「…一理あります」
萃香「じゃ、まず一杯どうぞ」トクトク
映姫「…ありがとうございます」ゴクゴク
映姫「これは…なかなか美味しいですね」
妹紅「そいつは私が仕入れたんだ」
妹紅「酒を見る目には私も少し自信があってな」
映姫「もう一杯、頂けますか?」
妹紅「はいよー」
萃香「ところで、閻魔さんよう、宴会の場で説教だなんて盛り下がること請負いさー
もっと肩の力を抜きなよー」モミモミ
諏訪子「盛り上がってるところに水を差してるようなものだからねー」ケロケロ
映姫「同じようなことをさっき博麗の巫女にも魔法使いにも言われました…」ゴクゴク
映姫「博麗の巫女にはやんわりと帰るように言われましたし…」ショボン
てゐ「んで追い出されて、さまよってたらこの屋台を見つけたと」
映姫「追い出され…いえ、そうですね」
映姫「私は、ただ皆さんのためを思って言っているだけなのに…」
妹紅「…良薬は口に苦しという言葉があるだろう」
妹紅「確かに病人には薬が必要だろう」
妹紅「だが、往く人来る人の口に手当たり次第に薬を放り込むっていうのは感心しない」
妹紅「それは過ぎたお節介というものだからな」
妹紅「…要は、節度は大事にしろってことだ」
諏訪子「流石蓬莱人、伊達に長年生きてないねー」パチパチ
てゐ「まー、宴会の場では遠慮して欲しいわねー、興ざめだからさー」
萃香「そうそう、仲良くしたかったら宴会の場では酒呑んで騒いでればいいのさ」
ミスティア「お酒は全てを受け入れるからねー」
妹紅「そういう訳だ、少しくらい多めに見るってのも大切だぞ」
映姫「…すみません皆さん。ありがとうございます」
映姫「私の配慮が足りなかったのですね…」
諏訪子「まーでも、悲観的になることはないよ」
映姫「…?」
諏訪子「あいつら、過去のことに執着するような奴らじゃないだろ?」
てゐ「これからも害し続けるっていうなら話は別だろうけど、
改善する気があるならみんな受け入れるさ」
てゐ「無論、私たちもね」
映姫「本当に、ありがとうございます」
ミスティア「そしたらまた飲み直しだね!」
萃香「んじゃあ乾杯の音頭を閻魔様にやってもらおうかな」
映姫「…はい、わかりました」
映姫「では僭越ながら音頭を取ります」
映姫「ここに皆さんが集まったことに、幻想郷に、乾杯」
てゐ「そんな堅苦しくなくてもいいのにねぇ」カンパイ
諏訪子「まあ、らしいっちゃらしいけどね」カンパ-イ
妹紅「そう簡単に人は変われんさ」カンパイ
ミスティア「今夜は酒呑んで八目鰻食べて楽しくやろう!」カンパ-イ!!
萃香「なかなか美味い酒が呑めそうた」カンパ-イ
博麗神社とは別の場所の妖怪やら神様やらのこじんまりとした宴会は朝方まで続きましたとさ。
終わり!
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