ルルーシュ「テスト期間か…」 (56)
C.C「ルルーシュよ、顔が真っ青だぞ何があった?」
ルルーシュ「来週からテストが始まるんだよ」
C.C「進研ゼミをやっているし大丈夫だろ」
ルルーシュ「あれは長続きしなかった…」
C.C「」
C.C「お前は頭は良いはずだろう?」
ルルーシュ「あぁ、俺もそのはずだった」
ルルーシュ「しかし、いくら元が良くても授業をたまに抜け出したり寝ていたりする奴が良い点を取れるはずがない」
C.C「じゃあ、勉強すれば良いじゃないか」
ルルーシュ「勉強のやり方なんか忘れたよ」
C.C「それは重症だな…どうするつもりだ?」
ルルーシュ「誰かに教えてもらうしかないだろう」
C.C「生徒会の皆に教えてもらったら良いじゃないか」
ルルーシュ「皆教えてくれないだよ、たまには自分で努力しろってさ」
C.C「では、私が教えようか?科目を言ってみろ」
ルルーシュ「国語、数学、理科、社会、家庭科、保健体育だ」
C.C「では、保健体育を実技込みで教えてやろう」
ルルーシュ「俺はそんな冗談を言ってる暇じゃ無いんだ、次のテストで全科目平均点以上を取らねば本国に戻される事になっている」
C.C「お前も苦労するな…」
ルルーシュ「俺は家庭科、国語は何とかなりそうだ、しかし他の科目は危うい」
C.C「私には荷が重そうだ」
ルルーシュ「という訳で自ら勉強を教えにもらいに行くつもりだ」
C.C「誰を頼るんだ?」
ルルーシュ「それは今から安価で決めよう!」シュバッ
ルルーシュに勉強を教えるのは?>>7
コーネリア
数十分後エリア11総督府にて
ギルフォード「姫様、客人がお見えになっていますが」
コーネリア「私に客?私は仕事で忙しい、帰せ!」
ダールトン「その客というのがルルーシュ様でして…」
コーネリア「通せ」
ギルフォード「姫様、仕事の方は?」
コーネリア「こんなもの後で出来る、ルルーシュを今すぐ連れてこい!」
ギルフォード「イ、イエスユアハイネス!」
数分後…
ルルーシュ「お久しぶりです、姉上」
コーネリア「ル、ルルーシュ!今日はどうしたのだ?」
ルルーシュ「姉上、俺に勉強を教えて下さい」
コーネリア「勉強?ついにやる気になってくれたか…」シミジミ
コーネリア「で、教えて欲しい科目は何だ?」
ルルーシュ「それは>>12です」
数学、理科、社会科、保健体育の中から1つ
社会
コーネリア「ふむ社会科か、範囲は何だ?」
ルルーシュ「公民の経済です」
コーネリア「何だ簡単な所じゃないか」
ルルーシュ「俺にとっては難関なのですよ、姉上」
コーネリア「いいか?ルルーシュ、経済範囲です一見複雑そうに見えるが実は違う」
ルルーシュ「と、言いますと?」
コーネリア「何がどうなって、どういう風になるのか等という事象同士の関係性さえ理解してしまえば後は暗記さえすれば良いだけだからな」
ルルーシュ「参考になりました、姉上」
ルルーシュ「次の科目を…」
ギルフォード「姫様、そろそろお時間です」
コーネリア「すまない、ルルーシュ今日中に終わらさねばならない仕事がある」
ルルーシュ「そ、そんな!」
コーネリア「続きはメールで送ってやる」
ルルーシュ「姉上に頼るのはもう無理そうだな…」
ルルーシュ「次は>>18に頼りに行こう」
シャーリー
ルルーシュ「シャーリーか、あいつは優しいし多分教えてくれるだろ」
ルルーシュ「とりあえず電話してクラブハウスまで来てもらおう」
数分後アッシュフォード学園クラブハウスにて
シャーリー「ルル!私に用事って何かな?」モジモジ
ルルーシュ「シャーリー!お前に頼みがある!」
シャーリー「な、何をしたらいいのかな?」ドキドキ
ルルーシュ「俺に勉強を教えてくれ!」
シャーリー「勉強?」
ルルーシュ「勉強だ」
シャーリー「もうルルのバカっ!一人で頑張れって言ったでしょ!」
ルルーシュ「そ、それはそうだが無理そうなんだよ…」
シャーリー(期待して損したよ…)
シャーリー「ごめんねルルーシュ、これもルルーシュのためなんだよ」
ルルーシュ「そんなぁ…」
ルルーシュ「やはり生徒会メンバーに頼るのは不可能だな…」
ルルーシュ「こうなったら、>>24に頼るぞ!」
生徒会メンバー、コーネリア以外で
ミラクル藤堂さん
斑鳩艦内にて
ゼロ「藤堂、突然だがお前に頼みがある」
藤堂「どうした、ゼロよ」
ゼロ「勉強を教えてくれ!」
藤堂「勉強?急にどうしたのだ?」
ゼロ「ふむ…近々学力を問われる機会があってな、そのために勉強をせねばならないのだよ」
藤堂「俺でよければ微力ながら力になるぞ」
ゼロ「感謝するぞ、藤堂」
ゼロ「ちなみに科目は>>28だ」
保健体育、数学、理科から一個
理科
藤堂「ゼロ、お前が使っているテキストは今あるか?」
ゼロ「無論だ全部持ってきてあるぞ、理科のは…これだな」
藤堂(裏に名前が書いてある…)
藤堂「では、ゼロよ教えて欲しい範囲はどこだ?」
ゼロ「このテキストの36pから53pまでだ」
藤堂「元素の所か…原子番号20まで言えるか?」
ゼロ「ん?何だそれは?」
藤堂「ゼロ、原子番号だけは確実に覚えておけ、これが最も基本の所だからな」
ゼロ「この表を見た限りでは分かりづらいな…良い覚え方とか無いのか?」
藤堂「水兵リーベー僕の船七曲がるシップス クラークかだな」
ゼロ「何だその呪文は?」
藤堂「後々になって覚えるぞ」
ゼロ「では、俺も覚えるとするぞ」
数時間後
ゼロ「藤堂、この度の協力感謝するぞ」
藤堂「このくらいの事ならいつでも言ってくれルルーシュ」
ゼロ「ん?」
藤堂「何でもない、ゼロよお前の武運を祈る」
ルルーシュ「このまま藤堂に理科を教えてもらおうと思ったが、藤堂には予定があるみたいだ」
ルルーシュ「大人しく他の人物を頼るとしよう」
ルルーシュは誰を頼る?
藤堂、コーネリア、生徒会メンバー以外で>>37
星刻
ルルーシュ「星刻か…」
ルルーシュ「奴ならちょうど斑鳩にいたはずだ、会いに行くか…」
数分後 斑鳩会議室にて
ゼロ「星刻よ、中華連邦人のお前に頼むのもなんだが勉強を教えてくれ」
星刻「ゼロ、何の教科を教えればいいんだ?」
ゼロ「>>40だ」
数学、保健体育のどちらか1つ
保体
ゼロ「保健体育だ!」
星刻「保健体育か…ゼロ、ちなみに範囲はどこだ?」
ゼロ「性教育だ」
星刻「ゼロ、お前はどこまで知っている?」
ゼロ「何をだ?」
星刻「子供が生まれる仕組みについてだ」
ゼロ「恥ずかしい話だが、授業を聞いてなかったので全く分からない」
星刻「何だと?ゼロ、お前は子供をどうやって作るのか知らないのか?」
ゼロ「コウノトリが運んでくるのだろう?」
星刻「」
ゼロ「それくらいは授業を聞かなくても分かる、常識だろう」
星刻「天子さまにもこのような心の純潔を守ってもらいたいものだな…」ボソッ
ゼロ「何か言ったか?」
星刻「よし、分かりやすく教えてやろう…」
数十分後
星刻「〜という訳だ」
ゼロ「人体の神秘を感じたよ…星刻」
星刻「理解したようで何よりだ」
星刻「後は、暗記できるところは全て暗記しろ」
ゼロ「やはり保健体育は暗記科目か…」
星刻「すまないゼロ、俺はそろそろ中華連邦に帰る」
ゼロ「今日は助かったぞ星刻、礼を言う」
ルルーシュ「星刻には後日また礼を言うことにしよう」
ルルーシュ「次は>>46の元へ向かうか…」
藤堂、コーネリア、星刻、生徒会メンバー以外で
ナナリー
翌日クラブハウスにて
ルルーシュ「ナナリー?ちょっといいかな?」
ナナリー「何でしょう?お兄さま」
ルルーシュ「俺に数学を教えてくれないか?」
ナナリー「教えて差し上げたいのは山々なんですが…年の差を考慮するとロロさんの方が良いのでは?」
ルルーシュ「大丈夫だ、やり方だけでいいから教えてくれ」
ナナリー「そういうことなら…」
ナナリー「お兄さま、授業のノートを見して下さい」
ルルーシュ「あぁ、これだな」スッ
ナナリー(うわっ…字が汚い…)
ナナリー「お兄さまは授業の内容をノートにまとめてられてないようですね」
ルルーシュ「ほぼ寝てるからな」
ナナリー「では、数学の問題集のテスト範囲の所を全て理解するまで解いてください」
ルルーシュ「大変すぎないか?」
ナナリー「数学は数式のパターンを手と頭に叩き込む科目です」
ルルーシュ「ありがとうナナリー、参考になったよ」
目が見えないのになぜ字を読める
数日後 テスト本番の日
ルルーシュ(勉強のやり方を忘れていたが色んな人に教えてもらえたお陰で思い出した)
ルルーシュ(そして俺には高得点を取る秘策もある…)
ルルーシュ(これで全ての条件をクリアした、後は問題を解くだけだ!)
ルルーシュ(クックック、ハッハッハ、ハーハッハッハァ!」
ヴィレッタ「ルルーシュ!うるさいぞ!」
ルルーシュ「す、すみません」
>>50ナナリーは開眼していると思っといて下さい
そして全てのテストが終わり、テスト返却最終日 アッシュフォード学園生徒会室にて
シャーリー「やった!何とか赤点は無かった!」
リヴァル「俺も…これで親に怒られずに済むぜ」
スザク「僕はクラスで5番以内に入れたよ」
ジノ「これも進研ゼミのお陰だな!」
アーニャ「ルルーシュはどうだった…?」
ルルーシュ「俺?俺のを聞くか…」
ミレイ「ルルーシュ、そんなに悪かった?」
ルルーシュ「えぇ、かなり悪かったですよ…まさか…」
ルルーシュ「全教科100点取れなかった…」
スザク「す、すごい!平均点が90はあるよ!」
シャーリー「ルル、どんな魔法を使ったの!?」
ルルーシュ「努力という名の魔法だ」
ルルーシュ(これで本国へ帰る必要は無くなった)
ルルーシュ(先生にギアス使って良かった…)
お わ り
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