男「>>2と>>3について」女「ダラダラと話すだけ」 (68)

男「膨らむようなら膨らませるし」

女「膨らまないようなら、そこまでだし」

男「実際、『話が膨らむ』って変わった日本語だよな」

女「暗喩かな? 詳しくないから適当だけど」

男「空気入れを用意して」

女「シュコシュコと」シュコシュコ

話「らめえええ、これ以上膨らませないでえええ!///」

男「そう言いつつ、本当はもっとやって欲しいのだった」

女「ぐえっへっへっへ。覚悟せえや」シュコシュコ

話「やあああ! 助けてええ!///」

男「盛り上がってきたとこで、最初の話題へHere we go」

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第一話 『女のおっぱいとコーフボールについて』


男「そもそもコーフボールが何かを知らない」

女「こういう時のGoogle先生」

男「教えて、コーフボールと」カタカタ

Google「ざっくり言うと、ドリブル禁止のバスケっぽいスポーツ。世界で唯一の男女混合競技やで」ドヤァ

男「ドリブル禁止なので、パスが主体と当たり前の事が書いてあった」

女「つまり、パスをもらえない可哀想な子は……あっ(察し)」

男「ぼっちが悲惨な目に遇い、リア充がモテまくるスポーツだな」

女「なんだとおおお!」

女「男。これより、重大mission。コードネーム、『嵐のバードウェイ』を行う。wikipediaのコーフボールの項目における、チームの上限人数を二人までに改竄するのが目的だ。そうすれば、嫌でもパスを渡さざるを得ない」

男「は!」

女「ぼっちが可哀想だから改竄する、などとは決して思うな。リア充どもをこれ以上幸せにしてやるものか、と思え」

男「全国のリア充どもに正義の鉄槌を!」

女「wikiのテロリストと呼ばれた我らの実力を見せつけてやるのだ。ふはははは」

男「ふははははは」

女「何だか唐突にアイスが食べたくなったね」

男「ひとっ走り、買ってくる」

女「ふむ。美味しい」ペロペロ

男「男は黙ってモナカ」パキッ、モグモグ

女「でも、コーフボールやるならバスケでいいじゃん、って思うの、私だけ?」

男「一理ある」

女「そもそもあれだよね。ドリブル禁止にする意味ってあるの?」

男「それは、サッカーで手を使わない意味ってあるの? という質問とほぼ同じだよな」

女「スポーツのルールに文句を言うなと」

男「スポーツってのは、いわゆる縛りプレイだからな。制限するルールがないと最終的には殴りあいに変わる」

女「最後まで立っていた人間が勝者だと」

男「それは格闘技だな」

女「ボールはぶつけるものだと、某アニメで」

男「反則じゃないけどさあ……」

女「そういえばですな」

男「はい」

女「スポーツ少女に巨乳って少ないよね」

男「あれ、医学的には脂肪の塊なんだろ? 運動してるとやっぱり巨乳にはなりにくいんじゃないのか?」

女「というより、巨乳だと、運動自体が大変」

男「ほほう」

女「余分な肉を持ってる訳だしね。巨乳だと肩こりするってぐらいの重量を背負ってる訳ですから。天然のハンデだよ、あれは」

男「なるほど」

女「つまり、貧乳は正義」

男「何がつまりだ」

女「そもそも乳の大きさで評価されるのは不愉快なんだけど」

男「はあ」

女「大きさよりも、形とか体全体のスタイルとかね」

男「確かにデブ巨乳をオブラートに包んだぽっちゃり系などという言葉が横行している訳ですが」

女「ボンレスハムでも巨乳は巨乳だからね」

男「くびれがないのは確かにいただけない」

女「そもそもおっぱいとは何なのか。何を指しておっぱいと呼ぶのか」

男「哲学にまで行っちゃったか」

女「おっぱいって普通は二つあるけどさ」

男「一つだとむしろホラーだな」

女「じゃあ、何で二つあるんだろう? 子供に乳をあげるだけなら一つで十分じゃない」

男「双子だと困るからじゃないのか?」

女「双子でも、一緒にはあげないでしょ。順番にあげればいい事なんだから」

男「じゃあ、おっぱいが片方無くなった時の予備とか?」

女「その考えの方がむしろ怖いよ」

女「そういえば、いきなり話が変わるんだけど」

男「うん」

女「男が巨乳を好きなのは、谷間がお尻に似てるからなんだってね」

男「ほほう」

女「だから、大きい方が好きなんだって。大きいとそれだけお尻っぽいでしょ」

男「へえ」

女「つまり、全然お尻っぽくない貧乳を好きな男は……」

男「何か、その先を聞くのが怖いからやめて」

女「コーフボールをおっぱいでやったらどうなるんだろうね?」

男「どういう意味かで、エロかホラーでわかれるな」

女「ほら、サッカーの起源って戦争で勝った兵士が」

男「ありがとうございます。もういいです」


結論 『おっぱいとコーフボールはホラー』


女「じゃあ、そろそろ次の話題へ」

男「↓1と↓2でいこうか。チェキラ」

第二話 『祇園祭と祭りの目的について』


女「祇園祭って何?」

男「日本三大祭りの一つで、京都で七月に行われるお祭り」

女「三大祭りなんてあるの?」

男「祇園祭、天神祭、神田祭の三つって言われてる。それぞれ、京都、大阪、東京のお祭り」

女「へー。ねぶた祭りとか入らないんだ」

男「神田祭を外して、そっちを入れる人もいる。かっちり決まったもんでもないからな」

女「物知りだね、男」

男「Google先生は何でも知ってるからな」

Google「何でもは知らないよ。私が知ってるのは(ry」

女「名セリフいただきました、ありがとうございます」

女「で、祇園祭ってどういうお祭りなの?」

男「うん。Google先生で一応調べたけど、めんどくさくなったから途中でやめた」

女「言っちゃいけない事を言っちゃうか」

男「とにかくでっかいお祭り」

女「アバウト」

男「じゃあ、歴史が深いお祭り」

歴史「深いのおお! ふええええ!///」

女「ややこしいから、しゃしゃり出てくんな」

男「起源が西暦869年っていうから、1100年ぐらい前の話になるのか」

女「それはすごい」

男「流石、千年王城の京都とは思うよな」

女「せんねんおうき?」

男「京都の別名。カッコいいよな」

京都「えっへん」

女「また出てきたか……まったく」

男「とりあえず、ぶぶつけを出せば大人しく帰ってくぞ」

女「そいっ!」ガポッ!!

京都「ぐはっ!」ゲホゲホ

男「虐待レベルでのイジメじゃないですか……」

女「にしても、何でお祭りなんてやるの?」

男「余りに唐突」

女「ここらは教育番組のノリだよね。ねえねえ、お兄さん教えて、みたいな」

男「確かに、一般的な若い男女同士の会話で『祭りの目的』とかそう話さないよな」

女「普通は、今度どこそこでお祭りがあるーとか、花火大会があるーとか」

男「そういう言い方って、暗に『連れてって』って言ってるようなものなの?」

女「気がある人には」

男「ない人には?」

女「普通の会話」

男「線引きをどこですれば」

女「大体、気があるか気がないかぐらいは察しろって話だよね」

男「意外とそれって難しいと思うのですが」

女「これだから、男は鈍感で」

男「実際、生物学上でもそうらしいな。声や仕草に含まれるニュアンスを感じとる能力が女の方が三倍近く優れているらしい」

女「天然物か」

男「むしろ、養殖物ってあるのか?」

女「という事で、男。今度の日曜、お祭りがあるらしいんだけど」

男「それは誘っていると考えていいのか?」

女「さあ、どっちでしょう」フフフフフ

男「むむむむ」

女「そもそもそんな事を聞いちゃう事自体がアウトだよね。男が私に気があるなら、聞かずに先に誘うべきなんだよ」

男「俺が女に気があると、いつから錯覚していた?」フフフフフ

女「な、なにいいい!」

男「じゃあ、来週の日曜は空けとけよ」

女「て事は、連れてってくれるの?」

男「空けとけよ、と俺は言っただけだ」フフフフフ

女「な、なにいいい!」

女「で、祭りの目的って何なの?」

男「真面目に答えるなら、神様への機嫌とりだよな。『まつり』って読むのは、祭り、奉り、祀りの三種類で、全部が神様関係だ」

女「神様、元気してるー?wwwwwwwwww って事?」

男「草は生やすな」

女「でも、裸祭りとか煽ってるレベルだよね、あれ」

男「ホモなら大喜びだぞ」

女「なるほど。そうか」

男「納得したのか」

女ゾンビ「」トコトコ……

男「腐女子だと……!」

男「祭りで担ぐ御神輿にしたって、あれ、文字通り神様の輿だからな。人が担ぐ神様の乗り物だ」

女「絶対酔うよね、あんなに揺らされたら」

男「喧嘩神輿とか言うのもあるぐらいだし、案外ノリノリで乗ってるかもしれん」

女「イッツ、ショウターイム! ヒュー! HAHAHAHAHAHA」

男「ロデオ気分ではないと思うが」

男「今じゃ本来の目的も薄れてきてるけど、昔は祭りの邪魔したら打ち首とかそんぐらいのレベルだったからな。何せ神事だ」

女「マジですか……ほええ」

男「まあ、八割方適当だけど」

女「オイコラ待て」

男「ところで、何でお祭りが夏に集中してるか知ってるか?」

女「ううん」

男「そうか」

女「オイコラ待て喋れバカヤロウ」

男「でも、ま、夏と言えば、海に祭りに花火だよな、やっぱり」

女「夏の三大イベントだよね」

男「そして、スイカにセミにヒグラシ」

女「何でヒグラシだけひいきした。ていうか、他に何かあるでしょ」

男「嫌な事件だったね……犯人はヤスだとか」

女「スゴいごっちゃになってる」

男「嘘だっ!!!」

女「本当だよっ!!!」

男「さて、そろそろ結論を出そうか」

結論「呼んだ?」ヒョイ

女「ちょっと引っ込んでろ」

男「最終的に、祇園祭と祭りの目的は……」


結論 『祇園祭と祭りの目的はググれ』


女「身も蓋もないね」

身「犯人は……」グフッ
蓋「ヤス……」ドサッ

男「嫌な事件だったね……」

女「次、行ってみよー。↓1と↓2で」

第三話 『ファントムとウィザードについて』


男「どっちもゲームとかでよく聞く単語だよな」

女「そうだね」

男「ただ、意味が間違ってると困るから一応辞書を引いてみた」

女「首輪をつけて」ガシャン

男「ほら、来いよ」グイッ

辞書「あん、御主人様ぁ! そんなに強く引かないで。ひどいですぅ///」ウルウル

女「何してんの、男……」

男「お前がやらせたんだろ!」

男「で、確認した結果」

女「ファントムが『幻影、亡霊』で」

男「ウィザードが『魔法使い(♂)』って事だったな」

女「女の子だとウィッチで、『魔女』になるんだよね」

男「魔っ女っ子さーん!」

女「それはトンボ」

男「で、ファントムがちょいとややこしくて」

女「何が?」

男「亡霊って言うなら、ゴーストもそうなんだよ」

女「ああ、確かに」

男「それで、この二つの区分けはきちんとされていて」

女「どんな風に?」

男「ファントムの場合、いるかどうか怪しいもので、ゴーストの場合、いると確信してるもの」

女「余計わかんない」

男「人魂を見たとかラップ音を聞いたとかがファントム。はっきりと幽霊を見たらゴースト、って事でいいんじゃないか? 多分」

女「ややこしいね」

男「ややこしいんだ」

女「それにしても、今回はファンタジーな感じだよね」

男「ちなみに、ファンタジーは『空想、幻想』って意味だから、ファントムの『幻影』と似ていなくもなかったりする」

女「でも、幻想と幻影って大違いだよね」

男「幻想を追う事はあっても、幻想に追われる事はないからな」

女「幻想と書いて、『夢』と読みます」

男「そして、人の夢は儚い」

女「僕は友達が」

男「わかる人にしかわからないネタを」

女「実際、もし魔法とかが使えたら、男はどうする?」

男「使うんじゃないかな。こっそりと」

女「三十歳まで童貞を貫いて」

男「何を使うんだ、こっそりと」

女「何を言わせる気なの、変態」

男「何を言う気だったんだ」

男「女の方はどうだ? もし、魔法が使えたらどうする?」

女「とりあえず、富と権力と名誉を手に入れる為に努力(魔法)する」

男「それは果たして努力なのか?」

女「魔法だって、努力は努力だよ。きっとベッドの下に落ちちゃったリモコンを拾うぐらいの努力はいると思うの」

男「それは大した努力家(怠け者)だな」

女「うん」

女「そもそもさ。男は魔法とか魔術の根本的な思想って何か知ってる?」

男「努力(怠惰)か?」

女「そうじゃないよ。魔法とか魔術の根本的な思想ってのは、『一発逆転』なの」

男「逆転サヨナラホームランか」

女「そう。普通、出来そうにない事を魔法によって一発逆転をかますの。いじめられっ子がふとしたきっかけで異能力を覚えて、それでこれまでの立場が逆転するって構図と全く一緒」

男「シンデレラなんかほとんどそれだよな」

女「まあね。だから、心が弱い人ほど魔法に強く憧れるはずだよ。空想と全く同じだからね」

男「話が予期せず、積み重ねていない者には重い方向に」

女「結局、オカルトってそういう事なんだよね。好きな人を惚れさせたい、お金を手に入れたい、強くなりたい、自信が欲しい。それが努力なしで叶う。宝くじと一緒。だから、引き込まれるんだよ」

男「否定はしないけども」

女「力が欲しいか……?」

男「イエ、結構デス」

女「正義のヒーローとかも一緒だよね。アレも一発逆転が醍醐味だし」

男「確かに、一気に形勢逆転って憧れるものがあるけど」

女「正義のヒーローが悪役をフルボッコしてるだけじゃ、つまらないしね」

男「つまらない以前に倫理上の問題が」

女「そう。倫理上の問題。例えば、正義の為に人を殺したとするでしょ」

男「また重い方向に」

女「殺人は罪だよね。でも、それは正義だったとする」

男「どんな風に?」

女「その人間が核弾頭ミサイルの発射スイッチを持っていてそれを押そうとしていた」

男「大統領クラスの人間以外有り得ない状況だな」

女「それを止める為には、その人間を殺す以外に方法はない」

男「どんな状況か全く想像がつかないが、B級映画にスゴいありそうな状況」

女「だから、私はその大統領を殺したんだよ」

男「お前がやったのか?」

女「さあ、男君。とりあえず、その大統領には殺されるだけの罪はまだ存在していない事になるよね?」

男「確かに。まだ発射スイッチは押してなかったんだからな」

女「だけど、私が止めなかったら、世界は核の炎に包まれていたんだよ」

男「一気に世紀末か。というか、やっぱり止めたのはお前なのか?」

女「さて、男君。私は正義に沿った行動をとったよ。だけど、同時に殺人犯でもある。正義はこれでも罪なの? 後に殺される何千万人の命を救うために、まだ何もしていない一人の人間を殺す。これは罪なの?」

男「罪だろ」

女「何千万人もの人間を見殺しにしろって言うの!?」

男「というか、その論法がまかり通れば、誰でも好きに人を殺していい事になる。正義ってのは、そういうもんじゃないだろ。正当防衛や緊急避難だと司法に認められない限り、それは罪だ」

女「正論過ぎてぐうの音も出ない」

女「それならこうしようか、男君」

男「どうするんだ?」

女「その大統領には人権がなかった」

男「また面倒な事を言い出したよ、この子」

女「人権がない人間を殺すのは、罪に問われない。そして、これは人助けの為の行為。果たしてこれは良い行いか、悪い行いか」

男「つまり、法律的な話じゃなくて、道徳的な話だと」

女「さあさあ、答えてもらおうか、男君。これは、正義か悪か。正しい行いか、間違った行いか」

男「むむむむむ」

男「何かだいぶ話がそれたな」

女「確かにね」

話「やめて! 私をこれ以上そらさないでえええ!」

男「元々、何の話をしてたっけ?」

女「ガンダムとデザートの話を」

男「そうだったか?」

女「そう」

男「そうだったか……?」

女「うん、そうだよ」

男「??」

女「やっぱりガンダムは種が一番だよね」

男「頼むからSEEDと言ってくれ。お願いします」

女「そして、最近はデザートという言葉をめっきり聞かなくなったなあ」

めっきり「マジすか」

男「誰だ、お前」

女「みんな、スイーツって言うようになってさあ」

めっきり「マジすか」

男「だから、誰だよ、お前」

女「いっその事、ガンダムをデザートにしてみようと思うの」

男「何がどうしてそうなった」

女「お菓子の家みたいな感じで、お菓子の兵器みたいな」

男「人類は衰退しましたを思い出す発想」

女「プリンを食べたな、親父にも食べられた事ないのに!」

男「へへっ。プリンを食べるにゃ早い方がいいってね」

女「ザッハトルテがお菓子の名前で悪いかよぉ!」

男「バームクーヘン! 俺はお前を食べなきゃ一歩も進めない男になっちまった!」

女「ただの甘党だね」

男「間違いない」

男「そろそろ喋り疲れてきたな」

女「暇も潰せたしね」

暇「うぎゃぁ!」グシャッ

男「じゃあ、そろそろピリオドを打つか」

ピリオド「助けうごぁ!」ズガンッ

女「幕を下ろすって事で」

幕「ちょっ! いやあああ!!」ヒューン


結論 『ガンダムとデザートは甘党の極み』


男「時間があれば、またその内」

女「まったねー」

男「See you next time」

女「男、お祭りの約束忘れないでよ」

男「わかってる。じゃあな」バイバイ



なんとなーく終わり。完

男「何か、いつのまにか仮面ライダーとかそんな話が出てきてまして」

女「ほほう」

男「で、気になったんでググってみたら、仮面ライダーシリーズにウィザードってのがあるみたいで」

女「仮面ライダーなのに、魔法使い(童貞)?」

男「まずは全国のファンに謝れ」

男「で、そのウィザードシリーズにファントムって敵がいるようで」

女「かなり大雑把にググったな、男よ」

男「すまん。仮面ライダーは見てないから知らないんだ、ダディバナさん」

女「知ってるのか知らないのかどっちだ」

男「最近はバイクに乗ってるのをあまり見ないとか。一時期はバイクにすら乗ってなかったとか」

女「ライダーの存在意義をここに問う」

男「実際、仮面ライダーって何する人達なんだ?」

女「そこからか」

男「まあな。で、何する人達なんだ?」

女「ざっくり言うと、正義の味方(ボランティア)」

男「世知辛い世の中だな……。給料出ないのか……」

女「一応、職業が仮面ライダーって人もいて、その人たちは給料もらってるよ。履歴書に仮面ライダーって書けるかどうかは知らないけど」

男「というより、転職を考えるものなのか?」

男「さて、女さんは前に仮面ライダーをやっていたと履歴書に書いてありますが、具体的にはどのような内容のお仕事を?」

女「悪の組織を壊滅させる仕事をしていました。決め技はライダーキックですね」

男「そうですか」

女「はい」

男「で、その悪の組織の壊滅活動を二年ほどされていたようですが、今回はどうしてそれを辞めようと?」

女「手応えがない仕事でしたので、もっと上を目指そうかと思いまして」

男「ほほう、手応えがなかった」

女「はい」

男「そうですか」

女「はい。充実感が少ないように感じました」

男「壊滅させるのが」

女「はい」

男「そういえば、仮面ライダーって肉体派だよな。ビームとかとか出さないし」

女「男らしくていいじゃん」

男「あれ、バイクで轢き殺した方が手っ取り早いと思うのは俺だけか?」

女「子供に見せられない内容に」

男「来週からはR18でお送りします」

R18「全年齢さん、ちぃーっすwwwwwwwwww」

全年齢「僕の存在意義がああああ!!」ダダダッ

女「帰ってこーい、全年齢ー!!」

女「肉体派といえば、プリキュアも必殺技的なものがあるけど、初代は素手ゴロが基本らしいよ」

男「花村さんの出番か」

女「そして、プリキュアの技名はプロレス技っぽい名前が多い(個人的感想)」

男「マジデスカー」

女「魔法少女(格闘)って意外と多いと思うよ」

男「子供向けとは何かを考察する事から始めないと」

女「唐突な話」

男「本当に唐突だな」

女「未来の仮面ライダーってどんな感じになってるのか、少し考察してみよう」

男「脈絡がない」

女「まず、乗り物は絶対浮いてるよね」

男「かなり未来まで進んでしまったか」

女「で、手とかにはサイコガン的なものが仕込んであるはず」

男「完全に改造人間ですね、わかります」

女「そして、足にはジェット噴射装置が」

男「バイクの意義はどこへ消えた」

男「逆に過去に行ったらどうなるんだ?」

女「まず、乗ってるのは絶対に馬だよね」

男「それしか候補がないからな」

女「そして、改造人間ってのは無理があるから変装みたいな感じにして」

男「変装か」

女「そして、素手で戦う」

男「暴れん坊将軍に……!」

男「今、ふと思い出したんだが」

女「何でござんしょうか、男さん」

男「さっきの暴れん坊将軍」

女「冷静に聞くと、スゴいネーミングセンスだよね。どこで暴れん坊してるんだか」

男「あれ、英訳版のタイトルは『バイオレンス ショーグン』らしい」

女「本当に暴れん坊か」

男「水戸黄門とか、必殺仕事人とか、時代劇も面白いよな」

女「あれは古き良き日本の様式美だよね。全部ワンパターンなのに、何故か面白いっていう」

男「そこら辺は戦隊物やウルトラマンとかにも共通してるよな。あのワンパターンさが安心感があるというか、最後にスカッとするというか」

女「王道の偉大さだよね。似たようなものを何度見ても飽きないっていうのは」

男「圧倒的な名作より、安定的な凡作の方が長続きするのだ」

女「これをサザエさん現象と名付けよう」

男「ハーイ!」

女「バーブー!」

男「……何してんだ、女」

女「ノッタのに、何でドン引きされてるの!?」

男「さて、そろそろ話が尽きてきたな」

女「そだね」

男「オマケだし、こんなものでいいか」

女「そだね」

男「では」

女「ではでは」

男「ゆるりとした飽きない平凡トークを目指して」

女「またお話しましょうか」

男「じゃな」

女「うん、またね」バイバイ



オマケ 完

>>59
今気づいたけど、花村じゃなくて花山だ。失礼しましたー

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