禁書SS
上条×サローニャ
キャラ崩壊あり
短いよ
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上条「ジロジロ見たい」
上条「見たい」
上条「いったいどうすればいいのだろうか」
上条「そもそもなんなんだあいつは」
上条「スケスケスカートなんて履きやがって。まったくけしからん」
上条「ハワイで戦ってるとき何度あのスケスケスカートに意識をもっていかれそうになったことか……っ」
上条「サローニャのスケスケスカートを見て一つ疑問に思ったことがある」
上条「あのスカートの中は一体全体どうなっているのか、ということだ」
上条「スケスケスカートを履いているくらいだから見られてもいいようにスパッツでも履いているのか」
上条「それとも、普通に下着を履いているのか」
上条「ほぼありえないだろうが、ノーパンなんて可能性もあったり……」
上条「……やべえな。想像するだけでは耐えられん」
上条「こうなったら確認しに行くしかない!」
上条「ちなみに、サローニャは合衆国で投獄されたあと、なんやかんやあってイギリス清教に身柄を引き渡されたらしい」
上条「対魔術師組織の本拠地で拘留ってのも可哀想だが、上条さん的にはラッキーだったぜ」
上条「合衆国よりイギリス清教の方が関わりが多い分、無理言って会うこともできるだろうからな」
上条「つまりサローニャのスケスケスカートの中をジロジロ見にいける!」
上条「そうと決まればいざ行こうイギリスへ!」
上条「と、いうわけでやって来ましたイギリス」
上条「聞いたところによるとサローニャは現在イギリス清教に拘束されながら、雑用とかに使われているらしいな」
上条「日本でいう刑務作業的なやつだろうか」
上条「まあ酷い目に遭ってないのならいいんだけどな」
上条「おっと、そんなこんなで面会室に到着っと」
上条「面会時間も限られてるしサクッといきますか」
上条「よーす、邪魔するぞ」
サローニャ「はいはいちゃーん、……って」
サローニャ「面会なんて、誰かと思えば」
サローニャ「まさかまさかの幻想殺しちゃんとはねえ」
サローニャ「お久しぶりー。元気してたかにゃーん?」
上条「…………」ジィーー
サローニャ「……て無視かよ」
上条「っと、悪い悪い。ちょっと考えごとをしてたもんだから」
サローニャ「ふーん?」
上条(やっぱりいいなスケスケスカート。上条さんを惑わしてくれるぜ)
上条(だがジッと見ても中がどうなっているのかはよくわからないな)
上条(肌色が見えるような気もするし、何か履いているようにも見えるし……)
上条(超至近距離から見ないとダメか)
サローニャ「どしたの?」
上条「いや、なんでもない」
サローニャ「それで」
サローニャ「幻想殺しちゃんってば、哀れに捕まってるサローニャちゃんにいったい何の用で会いに来たのかな?」
上条「サローニャの(スカートの中の)ことが気になってな」
サローニャ「随分とまあストレートな理由で」
サローニャ「というか自分でボコった敵の様子気にしてわざわざ会いに来るなんて変わった趣味してるねえ」
上条「別に趣味ってわけじゃねえよ」
上条「単純に気になっただけだ」
サローニャ「ふーん? そんなにサローニャちゃんのことが気になってたんだ」
上条「そりゃあもうハワイで会った時からずっと気になってたさ」キリッ
サローニャ「へっ、へぇー……?」
上条「最近じゃ気になって気になって、授業も手につかないし」
上条「この前なんて夢にまで出てきたくらいだ」
サローニャ「ゆ、夢にサローニャちゃんがっ?」
上条「ああ」
上条(スカートの中は覗けなかったが)
サローニャ「へ、へぇ……、そんなに幻想殺しちゃんがサローニャちゃんのことを……」
サローニャ「いやいや! そんな簡単に乗せられるもんか!」
サローニャ「ハワイちゃんでボッコボコに殴られたことこっちは忘れてないんだからね!」
上条「あの時のことは俺も後悔してるよ……」
サローニャ「後悔……」
上条「熱くなりすぎてたって反省もしてる」
サローニャ「いやでも、敵同士だったわけだし、サローニャちゃんも蹴りいれまくってたしお互い様ってことで……」
上条「あそこでもっと冷静になれてたらこんな悩まずに済んでいたのに……っ!」
サローニャ「そ、そんなに悩むほどサローニャちゃんのことを……///」
上条「なんで俺は殴ったあとスケスケスカートの中を確認しておかなかったんだっ!!」
サローニャ「えっ」
上条「ん?」
サローニャ「スケスケスカート……?」
上条「うんスケスケスカート」
サローニャ「えっと、幻想殺しちゃんが気になってたってそれのこと……?」
上条「それ以外に何があるんだ?」
サローニャ「サローニャちゃん本人のこととかは?」
上条「別に」
サローニャ「へぇ……別に……」
サローニャ「よし帰れ」
上条「なんで!?」
サローニャ「なんでじゃねえよこの女たらし!」
サローニャ「乙女の純情もてあそびやがって……っ!」
サローニャ「ふざけんなばーかばーか!」
上条「ふざけてなんかねえよ。こっちは真剣なんだ」
上条「寝ても覚めてもサローニャのスケスケスカートの中が気になって気になってしょうがないんだ」
サローニャ「真剣に気にすることじゃないし!」
サローニャ「しかも夢にまでみるとかレベル高すぎ!」
上条「照れるなぁ」
サローニャ「褒めてない!!」
サローニャ「さっきから目合わせないのは照れてるからだと思ってたけど」
サローニャ「スカートのほうガン見してただけか!」
上条「そうだけど?」
サローニャ「さも当然のように!?」バッ
上条「あっ、こら。手で隠すな。見にくいだろ」
サローニャ「見せもんじゃない!!」
サローニャ「サローニャちゃんはこんな変態に負けたんだ……」
上条「いやいや変態呼ばわりは酷くないか」
サローニャ「たかがスカートの中を見たいがためだけにイギリスちゃんまで来る野郎は変態としか言いようがないよ?」
上条「たかが……だと……?」
上条「サローニャ、お前はわかってない」
サローニャ「?」
上条「スカートの中にはな……」
上条「詰まっているんだよ」
上条「男のロマンが」
上条「男の!」
上条「ロマン!!」
上条「が!!!」
サローニャ「男のロマンちゃん……?」
上条「そう! 男のロマンだ!」
上条「ヒラヒラの布一枚なのに、まるで何者をも拒むような鉄壁」
サローニャ「布なのに鉄壁とはこれいかに」
上条「それを越えた先にある人類未踏の地とも言えるピンク色の空間」
サローニャ「ピンクちゃんなのはアンタの頭の中だよ」
上条「その桃源郷の中にはいったい何が存在するのか。それを己の眼で確かめた時、物語は始まるのさ」
サローニャ「始まるのさ、じゃねーよ。むしろ終わっちゃってるよ。人として終わっちゃってるよ」
上条「どうしてこのロマンがわかんないかなぁ……」
サローニャ「わかるわからないじゃなくて、理解したくないって話なんだけど?」
上条「サローニャなら理解してスケスケスカートの中を見せてくれると思ったのに……」
サローニャ「いったい何の根拠があってそう思ったの? 幻想殺しちゃんの中でサローニャちゃんはどんな変態なの?」
上条「だってサローニャってばわざわざ俺のためにジムに通ってまで脚を鍛えたって」
サローニャ「そうだけどそうじゃない」
上条「俺のためなら体を張ってくれるってことなんだろう?」
サローニャ「わぁお、なんて自分勝手な解釈なんでしょう」
上条「まさか、違うっていうのか……っ!?」
サローニャ「サローニャちゃんには幻想殺しちゃんのためにスカートの中を見せる理由も義理もありません」
上条「そんな……、嘘……だろ……っ」ガクッ
サローニャ「はいそこ膝から崩れ落ちるフリして目線をスカートより下にしなーい」
上条「ばれたか」
上条(……だが、この中途半端な姿勢だとサローニャのスカートと目線が同じに)
上条(頑張ればスケスケスカートの中が透けて見えるんじゃないか?)
上条(いや……)
上条(精神を統一、感覚を研ぎ澄まし、全神経を眼に集中すれば見えるはず!)
上条(俺の望む景色……、スケスケスカートの真実が!!)クワァッ
サローニャ「目潰しパンチ!」
上条「ぶげらっ!?」
上条「な、何をいきなり……っ」
サローニャ「いやぁ、なんか不穏な視線を感じたもんだからつい」
上条「つい、で顔面にグーパンいれてくる奴があるかっ!」
サローニャ「幻想殺しちゃんにだけは顔面パンチについてとやかく言われたくないんだけど?」
上条「……せめてキックならスカートがめくれる可能性もあったのに」
サローニャ「スルーすんなよ」
上条「パンチはいいからパンチラよこせよまったく」
サローニャ「どこまでも欲望ちゃんに忠実とか、ある意味尊敬するぜっ」
上条「にしてもサローニャのパンチが割と痛い」
サローニャ「自業自得なので謝る気はないからね」ツーン
上条「暴力振るわれたって大声出すぞこの野郎」
サローニャ「ならこっちはセクハラされたって訴えちゃうぜ?」
上条「まだ何もしてないのにセクハラなんてひどい」
サローニャ「視姦も立派なセクハラですー」
サローニャ「あと、まだとか言ってる時点でアウトだってこと自覚しようかベイベー?」
上条「だってサローニャのスケスケスカートの中身が気になるんだから仕方ないだろっ!」
サローニャ「必死すぎて普通に引く」
上条「マジトーンやめろよ。結構傷つくから」
サローニャ「だいたいなんでスカートオンリーなのさ。サローニャちゃんに興味示せよこんにゃろう」
サローニャ「こちとら金髪碧眼美少女でロシアの妖精ちゃんなんて、男心くすぐりまくりのキャラクターてんこ盛りなんだぜ?」
サローニャ「健全な男子高校生ちゃんとして、もちっとなんかこう思うところはないのかにゃん?」
上条「AVの煽り文に書いてそうなキャラ設定だとは思う」
サローニャ「ぶっとばすぞこのエロ猿」
上条「なんだよなんだよ。こっちは聞かれたことに素直に答えたってだけなのに」
サローニャ「素直ならいいってもんじゃない!」
サローニャ「もっとこう、思うところとか褒めるところとか色々あるでしょ!?」
サローニャ「サローニャちゃんって可愛いなぁー、とか思わないわけ!?」
上条「思うぞ、サローニャ可愛いって」
サローニャ「…………うぇっ!?」
上条「肌は白く透き通ってて、髪も目もすげー綺麗だし、スラッとしてるのに出るとこ出ててスタイルもいい」
上条「ぶっちゃけかなり魅力的だと思うぜ」
サローニャ「も、もぉ幻想殺しちゃんってば素直なんだからっ///」テレテレ
上条「それと」
サローニャ「それとなーに?」
上条「初めて会った時より若干太ったよな」
サローニャ「 」
上条「なんか前会った時より太もものあたりがムチっとして」
上条「締まりがなくなったっていうかさ」
上条「ブーツもキツそうに見えるし」
上条「筋肉が全部贅肉になってるんじゃないのか」
上条「なーんて……」ハッハッハ
サローニャ「美脚スタンプ!!」ドンッ
上条「おぎゃんっ!?」
上条「足……っ! 足の指が……っ!」ズキズキ
サローニャ「サンドリヨンちゃんの術式があれば確実に潰せてたのに……」
上条「サラッと怖いこと言わないで!」
サローニャ「幻想殺しちゃんが失礼なこと言うから悪い!」
サローニャ「サローニャちゃんが太ったとかなんとか……」
上条「じゃあ肉付きが増した」
サローニャ「変わんねーよ!!」ドンッ
上条「逆の足もっ!?」
サローニャ「た、確かに最近運動不足で筋肉ちゃんが衰えてはいるけど……」
サローニャ「そこまで言われるほど太ってなんか……」ムニムニ
サローニャ「太ってなんか……なんか……」ジワァ
サローニャ「うわぁぁぁぁん!!」ダンダンッ
上条「ストップストップ! 癇癪起こして地団駄踏むな! 足にひびく!」
上条「つーかそんなに暴れるとスカートの中見えちゃうぞ!? 上条さん的には嬉しいけど!!」
サローニャ「っ!」ピタッ
上条「冷静さ取り戻すの早えな……」
上条「いや、でもサローニャ。さっきはああ言ったけどお前そんなに太ってなんかないって」
サローニャ「説得力ちゃん皆無だよ……」
サローニャ「太ったって言われた相手に今度は太ってないなんて言われたって信じられるかっての」
サローニャ「しかもそんなにってことは、ちょっとは太ってるって思ってるんじゃん」
上条「うん」
サローニャ「だから素直っ!」
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サローニャ「はぁ……もぉなんか全体的にめんどくさくにゃった」
サローニャ「どうせサローニャちゃんはおデブちゃんですよぉ……」
上条「ヤケになるなよ」
サローニャ「今ならサローニャちゃんのスカートの中どうなってるか教えてあげてもいい気がするー」
上条「自暴自棄になりすぎだろ」
上条「……ってマジで!?」
サローニャ「おぅいぇーす」
サローニャ「正直幻想殺しちゃんの熱意に負けたのよ」
上条「ゆ、夢にまで見たサローニャのスカートの中が……っ!」
サローニャ「一瞬しか見せないから、しっかりその眼に焼き付けなよ?」
上条「……っ!」ゴクリ
サローニャ「………」ススッ
上条(あと数センチ……)
『面会時間終了です。ただちに退出してください』
上条「面会時間終了……?」」
サローニャ「さあーて、それじゃあサローニャちゃんはお手伝いちゃんに戻ろっかにゃー」
上条「何それ。ちょっ、サローニャさん?」
上条「まさかここまできてオアズケとか言うんじゃないだろうな!?」
上条「生殺しにも程があるだろ! おいっ!?」
サローニャ「いやぁー、久しぶりに楽しかった楽しかった」
サローニャ「そんじゃまあ幻想殺しちゃんもお元気で」
サローニャ「機会があったらまた遊ぼーぜ?」
サローニャ「ばいばいちゃーん」
上条「そ、そんな……」
上条「不幸だぁぁぁぁぁ!!」
終わり
お付き合いいただきありがとうございました
それではおやすみなさい
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