P「やよいはたった今仕事へ行った」
P「急いでいたのだろうか、机にはやよいの飲みかけ缶ジュースが」
P「さてと」スッ
千早「待ちなさい」ガシッ
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P「なんだ千早、俺は今人生の分岐点にいるんだ。悪いが邪魔をしないでくれるか」グググ
千早「それは職を失うかどうかの瀬戸際ですよ。後処理は私に任せてください」グググ
P「お前らアイドルが輝く、その裏方で働く俺への労わりそのものなんだよこれは」グググググ
千早「違います。ライブを目前に日々練習を重ねるけど、なかなか高槻さんに会えない私へのごほうびです」グググググ
P「ぐぬぬ」
千早「くっ」
千早「ひとつ聞きますが、プロデューサー。あなたはこの宝…缶をどうするつもりですか?」
P「舐め…じゃなくて眺めて、この缶の造形美をだな」
千早「ふっ」
P「は?」
千早「私は、飲みます」
P(なんだと…!? ド直球…)
千早「ただ飲むだけじゃありません。まずは高槻さんという存在に感謝し、奉り、拝みます」
千早「そして、あの小さなお口と可愛らしい舌で一生懸命飲んだであろうこの缶に想いを馳せ」
千早「愛おしい高槻さんの粘液が残っている缶の口元と私の唇、すなわち私と高槻さんの粘液を触れ合わせた上で」
千早「全身全霊で味わいます」
P「……」(ドン引き)
千早(勝ったわね…)
P「…ぷっ」
千早「…は?」
P「所詮、高校生の浅知恵だな。お前の本心を聞き出せたとは言え、この程度だとは」
千早(なんですって…!?)
P「甘く見るなよ、千早」
P「俺は、この缶に付着したやよいの粘膜を培養する」
P「まずはこの缶を確保し、即座に然るべき専門機関へ持っていく」
P「金などいくらかかっても構わない。それほどこの缶に価値があるのはお前も分かっているはずだ」
P「そして、缶から採取したやよいの口腔粘膜を培養、収集」
P「自宅に持ち帰り、部屋にあるやよい抱き枕、やよいクッション…ありとあらゆるやよいグッズに擦り付け」
P「毎朝、やよいポスターに欠かさずキスするのさ」
千早「……」(ドン引き)
P(勝ったな…)
千早「ふふっ」
P「あ?」
千早「強がりはよして下さいプロデューサー。流石のあなたでも個人的に一機関を動かせる財力があるとはとは思えません」
P「…ちっ」
千早「私 な ら アイドルで稼いだ貯金が い く ら か ありますけど?」
千早「そこで交渉です。先にこの宝を私に譲って頂けるのであれば、培養の費用を全て私が持ちましょう」
P「先に貸したら千早菌を培養することになるだろう」
千早「私が宝をどれだけ味わっても、高槻さんの後味もとい粘液は残っているものですよ」
千早「高槻さんを直接味わうのは私、というだけです。プロデューサーは二番で良いじゃないですか」
P「よくない」
千早「では、私が一番に高槻さんの味わいを楽しむ様をひたすら横で眺めてるのがいいんですか? 缶は私がもらいますけど」フフン
P「っぐ…! ぅううぅぅっ…!」
ガチャ
響「はいさーい! 外は暑いぞ…」
響「あっ、ジュースあるじゃん!」ゴクゴク
響「ぷはーっ! おいしかった! トイレトイレ…」タタタ
P「」
千早「」
P(やよいと響の粘膜がブレンドしたジュース缶…!)
千早(お金で買えない価値がここにあるのね…)
P「…」スッ
千早「…」スッ
ガシッ!!!!!!!
貴音「……」ギュッ
P「…」
千早「…」
おわる
勢いで書いた
りっちゃん、誕生日おめでとう!
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