●注意
キャラ崩壊注意
短め。ヤマなしオチなし。
ほぼネタ。
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【早朝 事務所】
ガチャ
飛鳥「やあ、おはよう」
P「おお、飛鳥か。随分と早いな」
P「まだ7時だぞ? 外は寒かったろ」
飛鳥「ああ、肌を刺す様な寒さだ。ボクの意思は寮の布団の中で惰眠を貪ることを望んでいたけど、まあ……一種のささやかな抵抗だよ」スタスタ
P「ささやかって…。お前のレッスンは午後からじゃ無かったか?」
飛鳥「時間が経つにつれ、行動意欲が失われたらいけないと思ってね」
飛鳥「仕事の邪魔にならないよう過ごすから、君の所のソファーで読書にでも耽るとするよ」
飛鳥「隣、座っていいかい?」
P「どうぞ」
飛鳥「よっと…」ポフッ
P「小説か? 珍しいな」
飛鳥「昨日、佐久間さんから借りてね」
飛鳥「一人の男性に懸想したアイドルが、あの手この手を使って、同じ淡い想いを抱く周囲の人間達を出し抜き、精神を打ち砕くというサスペンス小説だ」スッ
P「へえぇ…なんかドロドロしてそう」
飛鳥「これがまた時間の経過を忘れるほど面白い。登場人物の心情が実にリアルだ」
飛鳥「主人公のアイドルが男性への愛を語り、鮮烈な覚悟と狂おしい程の恋慕の深さを、周囲に対しまざまざと見せ付けるシーンは胸がすくような気分だった」
飛鳥「そのアイドルが、男性の住む部屋に侵入、謀略し、強制的に行為に至りそうになった寸前で、ライバル筆頭ポジションのアイドルが窓を割り乱入するシーンなど、恋愛の様相と一線を画し、まさに汗握ったよ」
飛鳥「男性への想いを強く自覚し、葛藤の末に羞恥心と意地をかなぐり捨てた人物が、偽った経歴を自ら赤裸々に公表するべく、捨て身で単身テレビ局に特攻するシーンなんかは、思わず感情移入し、憐憫の情を抱いてしまったな」
P「……」
P「………」
P「…飛鳥、その小説…」
飛鳥「うん?」
P「絶対に悪い影響を受けるから、読まない方が良いと思うぞ」
飛鳥「図らずしも影響と言うのは、日々どこかで受けているものさ。良し悪し関わらずね」
飛鳥「でも、心配には及ばないよ。まだ20ページしか読んでない」
P「たった20ページでそんな濃い内容なの!? それヤバイって!」
飛鳥「影響を受けた本人が、それを意とするか否かの違いだね」
P「うん。影響を受けるなら、自覚ありきにしてくれ…」
P「自覚ある影響なら冷めやすいから良いけど、本人も気付いて無い場合の影響は、指摘し辛いんだよな」
飛鳥「…それにしても」
P「ん?」カチャカチャ
飛鳥「良い香りだね。コーヒーミルかい?」
P「おう。そうだ」
P「全自動で豆から挽くヤツだ。この前、松田優作主演の探偵物語を久々に見てな」カチャカチャ
P「ウチに埃が被ってたのを引っ張り出してきたんだ。和久井さんに美味いコーヒーでも飲ませてあげて、驚かせてみようと思ってな!」
飛鳥「…ソレ、探偵物語の演出から想起すると、驚かせるという意味合いが微妙に異ならないかな?」
P「和久井さんが工藤俊作ばりに、事務所の真ん中でコーヒーを噴き出すのか。それも見てみたい」
P「飛鳥も一杯どうだ? 挽きたてだから美味いぞ?」
飛鳥「じゃあ、貰おうかな。」
P「熱いから気を付けてな」コトッ
飛鳥「まあ、つまり君も工藤俊作に影響を受けたというワケだ」
飛鳥「人間という生き物は関わり合いの中で成長するものだからね。行動が第三者の影響による物は別に珍しいものではないが…」
P「はい砂糖。あとコーヒーフレッシュ」コトッ
飛鳥「ん? ああ、ありがとう」
P「クリープ、シロップもいっぱいあるぞ?」ドサドサドサ
飛鳥「こ、子供扱いしないでくれ! そこまで甘くなくても飲めるぞ!」
飛鳥「まあ……シロップだけ貰おうか。苦みを避けるのはヒトの生存本能だからね」
P「意地張らなくていいんだぞ。以前エスプレッソで苦い思いしたろ?」カチャ
飛鳥「じゃあ早速頂くよ」
P「熱いぞ、冷まさないのか?」
飛鳥「コーヒーは熱いうちに啜るのが好きなんだ。なにより、冷めるって言葉がキライでね」カチャ
P「工藤俊作みたいに噴き出すなよ?」
飛鳥「まさか。あんなギャグみたいな…」ズズッ
ガチャ
P「ん?」
蘭子「…」
飛鳥「おや、蘭子じゃないか。君も随分早起きだね」ズズズッ
P「おはよう蘭子。闇に飲まれよーっ」
蘭子「…」
蘭子「亡びの風を…」
蘭子「その身に受けるがいいッ!!」ビシッ!
P「え?」
飛鳥「ッ!?」ゴクン
飛鳥「ぐはッ! ゲホ、ゲホ…っ!」
P「!」
P「お、おい飛鳥! 大丈夫か!」
飛鳥「だ、大丈夫……気管に入っだだげだッ…」
蘭子「我が友よ、それはネーデのオーバーテクノロジーか?」
P「ね、ねーで? コーヒーミルだけど…」
蘭子「マナを抽出する機器…」
P「う、うん?」
蘭子「どうりで、楽園の芳香がするワケか」
飛鳥「ら、蘭子…さっきの挨拶…」
P「外寒かっただろ。蘭子もコーヒー飲むか?」
P「ほら、ソファーに座っていいぞ」スッ
蘭子「ふむ…丁度いい。漆黒の湯で骨まで暖まるとしよう…!」ボフッ
蘭子「頂こう。クリスタルも添えるのが望ましい…」
P「クリスタル……ああ、砂糖ね。はいよ」コトッ
蘭子「はー…♪」クンクン
P「良い匂いがするだろ、挽き立てだぞ?」
蘭子「ふふ、実に巧みな仕事をするではないか。では早速…」カチャ
飛鳥「あ! 蘭子は猫舌だから冷ましてからの方が…!」
蘭子「…」ズッ
蘭子「ッ!!」ガタッ
P「! 火傷したか!?」
蘭子「すっ…!」
蘭子「スピキュゥゥゥルっっ!!」バッ
P「!?」
飛鳥「…」
蘭子「じ、地獄の業火の如き、骨まで焦げるスピキュール…!!」
P「すぴきゅーる?」
蘭子「ぬかったわ…少し時が経つのを待とうではないか」パタパタ
P「ら、蘭子…?」
P「(…なあ飛鳥。蘭子と付き合いが長い俺でさえ、さっきから翻訳出来んぞ…?)」ヒソヒソ
飛鳥「……」
飛鳥「(ボクから一つ言えるのは…)」ヒソヒソ
P「(何だ?)」ヒソヒソ
飛鳥「(蘭子もボク達と同じく、何かの影響を受けていると言う事だ)」ヒソヒソ
P「(ふむ…)」ヒソヒソ
P「(蘭子は純粋だからな。影響を受けやすい性格の子だが…)」ヒソヒソ
飛鳥「(その影響元は察してくれ…思春期のハートは繊細なんだ)」ヒソヒソ
P「(……努力しよう)」ヒソヒソ
蘭子「…♪」ズズズ
・・・・・
・・・
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【後日 衣装室】
P「うん。2人ともよく似合ってるぞ」
蘭子「おおぉ…!」
飛鳥「へえ…、なかなか良いじゃないか、こういう衣装も」
P「ユニットで色を統一しなかったのは敢えてだ」
P「今回はそれぞれ違った個性やキャラを感じさせて、差をハッキリと魅せるようにしている。まあ系統はさして変わらんが」
飛鳥「蘭子の方は、黒を基調にしたカラーで、何ものにも染まらない強い抵抗の意思表示の様な意匠を凝らしているね」
蘭子「そなたの白き装備も、穢れ無い純潔のヴァルキリーが、世を憂いて堕ち往く儚げで物哀しい様相を……………」
蘭子「……?」
蘭子「!!」
蘭子「(あ、アレはッ!)」
蘭子「(に、似ている…アレに…!)」
P「…お前らはそんな抽象的なクドイ言い回ししか出来んのか。もっと『そのリボンが可愛い』とか、『アクセサリーがカッコいい』とか…」
飛鳥「物事の本質は、誰しも同じ言葉で形容し難いものだからね」
飛鳥「だから表現とは本来、孤独なものさ。芸術や音楽も…」
飛鳥「ただそこに共感の心が生まれるからこそ、大衆の支持を獲て日の目を浴びるのさ」
P「あー分かった分かった。取り敢えず、美術スタジオに資料送るから、そのためにデジカメで一枚撮らせてくれ」
P「まず蘭子から。ポーズ取って」
蘭子「フフフ…我が威光をしかと焼き付けよ!」スッ
P「お、いいぞ。やっぱり蘭子と黒色の親和性は半端無いな」パシャ
P「オッケー! 力強い感じで良かった。まさに闇の女王ってカンジだ」
蘭子「…♪」
P「じゃあ次、飛鳥ー?」
飛鳥「うん。今回のコンセプト…蘭子が『闇の女王』なら、ボクの白い衣装は何だい?」
飛鳥「色は違えど対になる……女神とか聖女とは少し違うよね?」
P「飛鳥の衣装は言うなれば『天の使い』だな。コンセプトは儚げな印象を醸し出しつつ、内に秘めた芯の強さだとか何とか」
飛鳥「まあ差し詰め、カテゴリは同じだけど、蘭子と相対する存在…というワケだね」
蘭子「我の法衣の方が、そなたより魔力では勝っておるようだな…」
飛鳥「確かに。蘭子はドレスだけど、こっちは比較的軽装だ」
P「うん…確かにボリュームの差は多少あるけど…」
P「改善点があれば言ってくれ。今回は厳しいが、次は何とか考えて見る」
飛鳥「いいや、君が選んでくれたんだろう? なら与えられた役割を全うしよう」スッ
飛鳥「蘭子が重厚なドレスで力強い印象なら、ボクは軽装を活かした…うん…儚げ、か…」
飛鳥「こういう艶めかしいポーズとか、少し色気を出す押し感じで、どう…かな?」
P「ん、大胆だな」
飛鳥「…変かい?」
P「いや、良いぞ。挑戦的だが、意外に雰囲気に合ってる」パシャ
P「うん……うん、結構ハマってるな。表情も少し付けて、違う角度とポーズで、サンプルにもう何枚か撮らせてくれ」パシャパシャ
飛鳥「じゃあ…そうだね、こう、体を逸らして…」グイッ
P「おお! それ良いな! そのまま何枚か…!」パシャパシャ
飛鳥「す、少し撮り過ぎじゃないかい? ま、まあ……悪い気はしないが…」
蘭子「……」
蘭子「………」
蘭子「…否」
P「?」
蘭子「そうではない…」ズイッ
ポン
飛鳥「うん? 何だい?」
蘭子「………」
蘭子「そんな装備で大丈夫か?」
飛鳥「!?」
蘭子「……」
P「ら、蘭子?」
飛鳥「な、何を…ッ!?」グググ
蘭子「フフフ…!」ググッ
蘭子「そなたは天の使い。ならばその因果は堕天使を捕縛、殲滅し魂を解放する事にある!」
飛鳥「だ、堕天使…! そ、それって…」
蘭子「不敬にも、堕天使共は知恵の実を天より盗み暴走を始めた。その力はあまりにも強大…!」
P「???」
蘭子「ならば! そのような軟弱な姿勢では到底打倒する事は叶わないっ!」グググ…
飛鳥「う、うわ…、お、押さないで…!」グググ
蘭子「こ、こう…三点着地みたいな姿勢を取り…い、威嚇を…っ!!」ググッ
飛鳥「三点着地!? ていうか、姿勢ってそういう意味の姿勢!?」
蘭子「フフフ…!!」
P「(ら、蘭子が飛鳥を無理矢理屈めさせて…)」
飛鳥「……」ビシッ
P「……」
P「(……何だ、あのヒーローが登場した場面みたいな、スタイリッシュなポーズは…)」
蘭子「おおっ! これぞあの有名な孤高なる天の戦士の身構え…!!」ドキドキ
・・・・・
・・・
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【後日 休憩室】
P「ファンの間で言われている蘭子の特殊な言い回し」
P「『熊本弁』『蘭子語』『闇の言霊』だが…」
飛鳥「うん」
P「心なしか、最近、本人の言葉の言い回し方や、蘭子の嗜好が少し変わってきていないか?」
飛鳥「……言葉と言うのは表層に現れる形質に過ぎないよ」
P「俺も最近はもう自信が無くなってきたよ」
飛鳥「耳で聞くのではなく、心で聴くんだ」
P「無茶言うな」
飛鳥「古めかしい言葉や難しい単語など、普段は使わない非日常の形容…」
飛鳥「彼女の言葉は、彼女の独自の不思議な世界観に基づいて形成される」
飛鳥「一つの見方に固執せず、多面的な要素を考慮して臨むべきだ」
P「うん…それは分かるんだけどな…」
P「蘭子とのコミュニケーションにあたっては、彼女の世界観と俺の認識がたまに食い違う事もあるから、当初は苦労したよ」
飛鳥「もう少しヒントを出せば…」
飛鳥「彼女の中には昔から伝わる伝承や神話と、ゲームなどの娯楽作品で見知った物が、なんの区別も無く渾然と存在している」
P「…そうだとしたら…」
P「また最近何かにハマって、影響を受けている…と言いたいんだな?」
飛鳥「以前言っただろう? 思春期のハートは繊細なんだ」
P「ううむ、俺も勉強不足ってことなのか」
P「…よし分かった! 少し図書館や最近のゲームで、蘭子が好きそうなジャンルの言葉を網羅して来よう!」
P「飛鳥も手伝ってくれると非常に助かるんだが…」
飛鳥「頼りにしてくれるのは嬉しいけど、真の理解と言う物は与えられるだけでは得られないよ?」
P「それもそうだな。じゃあ休日にでもじっくり調査するか」
P「よし、仕事戻るわ」
飛鳥「まあ健闘を祈ってるよ。お疲れ様」
ガチャ
バタン
飛鳥「影響…ねえ…」
飛鳥「!」
ガチャ
蘭子「我が友ダーク・シュナイダーよ! 魔戦将軍の言伝により、この地を蹂躙すべく…」
蘭子「……うん?」
飛鳥「やあ蘭子。お疲れ様」
蘭子「なんと! 既にその魂を寄り代に閉ざした後であったか…」
飛鳥「彼に用があったのかい? たった今、仕事に戻ったところだから、すぐ追いつけるハズだ」
蘭子「否、火急の言伝に非ず。事を急く必要は皆無……」ピタッ
蘭子「…?」
飛鳥「うん?」
飛鳥「どうしたんだい?」
蘭子「……」ジー
飛鳥「……?」
蘭子「我が友よ…その魔導書…それは…?」
飛鳥「あ、え? こ、この小説?」
蘭子「…」コクン
飛鳥「あ、いや、これはだね…」
飛鳥「……」
飛鳥「…佐久間さんから借りた物だが、興味があるなら、少し読んでみるかい?」
・・・・・
・・・
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【早朝 事務所】
ガチャ
飛鳥「おはよう」
P「おはよう。今日も早いな」
飛鳥「扉の外からコーヒー豆の匂いがしたから、君が居ると分かったよ」
P「今日も寒かったろ。一杯飲むか?」
飛鳥「うん。それと…」
飛鳥「どうだい、休日の例の勉強は捗ったかな?」
P「上々だよ。この前から蘭子が言っていた言葉の節々を色々と調査したうえに」
P「ゲームや漫画などからも、中世やダークファンタジーなど神話や伝承をモチーフにしたストーリーやキャラを大体は把握した」コトッ
P「創作物はどんどん増えるからな。覚えるのは苦労したが…」
飛鳥「流石だね。ただ、覚えるだけではダメだ、その意味を真に理解し彼女の世界観と照らし合わせることが肝要さ」
P「ふふふ…! それも大丈夫だ、恐らく今の蘭子のトレンドは『堕天使』や『ルシフェル』だろう」
P「もちろんただ羅列すれば良いと言う物じゃない。使いドコロが肝心と言う事だ」
P「あー、早く蘭子来ないかなあ…」ウズウズ
飛鳥「殊勝なことだね。あ、ガムシロップを一個貰えないかい?」
P「はいよ」スッ
飛鳥「ありがとう。じゃあ冷めないうちに頂くよ」ズズズ
ガチャ
蘭子「……」
P「お! 噂をすれば蘭子じゃないか!」ガタッ
飛鳥「おはよう、蘭子」ズズ
P「蘭子…」ズイッ
P「亡びの風を、その身に…!」
ガシッ!
P「ぅっ!?」
飛鳥「ンぶッ!!」ブシャッ!
蘭子「……」プルプル
P「らら、蘭子ッ!? どうしたいきなり腰にしがみついて!?」
P「な、なんか怖い事でもあったのか!?」
飛鳥「…」ボタボタ
蘭子「き…」プルプル
蘭子「禁断の果実…」
蘭子「破滅を招く甘い香り誘われ…」
P「な、何が…」
蘭子「…」
蘭子「ぷ、プロデューサー…」
蘭子「あ、あ、貴方の事がすす、す…」
蘭子「好きです…誰よりも…」
P「」
飛鳥「」ダラダラ
蘭子「…///」
蘭子「だ…誰にもわ、渡さない…」
蘭子「その証を、今…交わそうではないか…っ」スッ
P「!!」
P「ら、蘭子っ! 落ち着け! か、顔が近い…!」
P「(……!!)」
P「(る、ルシフェルって…あ、あの漫画!?)」
P「(い、いや、純情な蘭子があんな漫画を手に取る筈が無い…)」
P「(だ……だったら今度は一体、何の影響を受けたんだ!?)」
飛鳥「…」ダラダラ
飛鳥「(ごめんよ蘭子…)」
飛鳥「(思春期のハートは繊細だからね、仕方ないね)」
飛鳥「(コレは止めに入るべきか否か…)」
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【後日談 事務所】
P「…」カチカチ
蘭子「…」ドキドキ
紗南「……」
スピキユゥゥゥゥル!
うおぉぉぉー、あっちぃぃぃーー!
ドゴーン!
P「……」
蘭子「あぁ…」
紗南「あー…」
P「…何これ? もはやバグレベルじゃない?」
紗南「敵の技の使用頻度が尋常じゃないね。設定ミスか何かじゃない?」
蘭子「炎を纏いしミカエルと生命を蝕むハニエルは、我でも未だに撃破出来ぬのだ…」
P「……」
蘭子「友よ! 次は我が挑もう!」
紗南「がむしゃらに挑むより装備とか見直した方が良いんじゃないかな?」
蘭子「今日こそこの2人を撃破し、赤翼の堕天使に挑むのだ…!」
P「ゲームも程々にな…」
以上です。ヤマなしオチなし。
有難うございました。
ネタはルシフェル、ルシフェル、ルーシェ、ルシフェル。
殆どが堕天使です。
亡びの風のアレがもう17年前の作品だとは…。
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