島村卯月「えー!? プロデューサーさん童貞なんですか!?」 (73)

P「……」

卯月「でも童貞の人ってHのときちょっと可愛いですよね」

愛梨「んーと、うん、わかるかも」

智絵里「でも、ちょっと怖いときも……」

卯月「あー。でも基本優しいよ? すっごい気遣ってくれたり」

愛梨「大事にしてくれてるんだなって感じますっ」

P「……?」

智絵里「私のときだけ、だったのかな」

愛梨「あ、でも私、一回立たないって言われちゃった事があって」

卯月「あれ結構ショックですよね」

智絵里「でも、初めてで、緊張とかしてると……」

卯月「仕方ないといえばそうなんだけど」

愛梨「その時まだ全然経験なかったんで、私魅力ないのかなーって思っちゃいました」

P「……は? なに? え? ……え?」

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卯月「あ! 今はプロデューサーさんの話でしたね」

P「いや俺の話とかどうでもいいよ。それより、あの……」

卯月「なんですか?」

P「お前らは、その……不特定多数の奴と、関係とか持っちゃってるみたいな?」

卯月「不特定多数……あ、いや違いますよ、ちゃんとお付き合いした上でです!」

愛梨「そうです、今までお付き合いした人の中に経験無い方が居たっていうだけでっ」

智絵里「節度は、ちゃんと、守ってるので……」

P「……処女じゃないの?」

卯月「えー、私もう十七ですよ? 処女な訳ありません!」

P「……」

卯月「意外かもですけど、結構もてるんです、えへっ」

P「ぐぅ……!」

P「……いつからだよ」

愛梨「えっ? なんですか?」

P「そういうこと、いつから、お前ら……」

愛梨「えーと、初体験? てことですか?」

卯月「あっ、そういうの聞いちゃいますか」

智絵里「ちょっと、恥ずかしいです……」

卯月「でもプロデューサーさんならいいかな」

愛梨「そうですね」

卯月「私は中学生のときです! 一個上の先輩と」

愛梨「私も中一ですっ。ご近所の、仲の良かったお兄さんとでした」

P「まじかよ……まじかよぉ……」

智絵里「私は、ちょっと遅くて……今年の四月に」

P「……は?」

智絵里「えっと、同じクラスの、男の子と」

P「はあああああ!?」

智絵里「ひぅっ」ビクッ

P「今年の四月!? 四月って、第6回ドリフの頃じゃん!」

智絵里「す、すみません……」

P「じゃあ何? 一緒に四葉のクローバーとか探して、思い出がとか言って」

智絵里「……」

P「ライブの為に力合わせて頑張って、成功して泣きながら喜んでとかやってる影で」

智絵里「あ、あの」

P「クラスの男に裸晒してズポズポはめられてアンアン言ってたわけか!?」

智絵里「……」カアアアアア

P「恥ずかしいところ触られて声漏らして、強引なキスとかで興奮して、お返しにお口で男のアレをどうにかとかしちゃってたってこと!?」

智絵里「お口でするのは、ちょっと苦手なので、あんまり……」

P「やめろぉ!」

智絵里「その少し前に、告白されて、あの、Pさんは脈なしな感じだったので……」

P「やめてくれぇ……」

卯月「あのっ、プロデューサーさん! 安心してください!」

P「……」

卯月「私の場合はかなり前の話で、アイドルになってからはお付き合いとかしてないですから!」

愛梨「あっ、それ私もですっ。スキャンダルとか、困るし」

智絵里「……わ、私……すみません……」

卯月「あ、智絵里ちゃんを責めてるんじゃなくて」

愛梨「そうですよ! 私はって言うだけで、智絵里ちゃんのプライベートは智絵里ちゃんの自由だと思うし」

智絵里「プロ意識、足りないですよね……」

卯月「そんなこと無いよ! 智絵里ちゃん頑張ってるの、みんな知ってますから!」

P「俺ちょっとトイレ」

愛梨「今も付き合ってるんですか?」

智絵里「いえ、今は、誰とも」

卯月「……こういう話してたらなんか、ちょっと」

愛梨「暑くなってきちゃいました」

智絵里「私も、何ヶ月かはしてないので、少し……」

P「うぐぐ……」ギュッ

☆トイレ☆

P「……マジか」

P「……マジなのか。悪い夢か」

P「絶対処女だと思ってたのに」

P「なんか、関係いい感じだったし」

P「……あわよくば俺がとか妄想してた」

P「……」

P「マジ滑稽」

P「あー吐きそう」

P「あいつら……特に智絵里だ」

P「純情そうな顔して、スキンシップとかも多かったりして」

P「手つないだり、ときどき照れながら抱き合ったりして」

P「そんなん、好意持ってると思うじゃん」

P「なのに」

P「俺と話した口で、別の男に好きとか愛してるとか言って、キスして、ちんこ舐めたりして」

P「何回も何回もセックスして、バックからガンガン突かれたりして、その翌日また仕事で俺と会って」

P「何食わぬ顔で話したり頭撫でるの求めたりしてたってこと?」

P「……」

P「吐きそう」

ガチャッ

P「……」

卯月「あっ、プロデューサーさん!」

智絵里「だ、大丈夫ですか?」

愛梨「遅かったから心配してましたっ」

P「……」

卯月「あの、私たち、デリカシー無かったなって気付きました……」

愛梨「プロデューサーさんに聞かれたら、答えなきゃって思っちゃって」

智絵里「ごめんなさい、変なこと、たくさん喋ってしまいました……」

P「……」

卯月「プロデューサーさん童貞だって聞いて、びっくりしたけど、でも心配ありません!」

愛梨「驚いたけど、そういう人もいるって、考えたらわかりました」

卯月「何か理由があるんですよね?」

愛梨「結婚する人に初めてをあげたいとか」

智絵里「そういうの、かっこいいと、思います」

卯月「よっぽど不潔にしてない限り、普通に生活してれば恋人作るチャンスはいくらでもあると思うし」

愛梨「普通は異性と仲良くなって、恋愛して、お付き合いしてHするのも自然な流れなのに」

智絵里「それでも、今までしないでいたっていうのは、意思が、強いとか」

卯月「何か強い信念みたいなのがあるんですよね?」

愛梨「それなら、経験無くても全然変じゃないですっ」

P「うるせぇビッチ共」

卯月「……えっ?」

P「ふざけんな」

愛梨「……プロデューサーさん?」

P「ばーかばーか、ビッチばーか」

智絵里「あの……」

P「もうたくさんだ……」

卯月「……酷いです」

愛梨「なんで、なんでそんなふうに言うんですか……」

智絵里「……」

P「くそぁ」

卯月「普通に、恋愛してきただけなのに」

P「……」

卯月「普通に人を好きになって、両思いで嬉しくて」

P「……」

卯月「確かに、何人かの人と付き合って、別れたりしましたけど」

P「……」

卯月「ビッチだなんて、言ってほしくないです……」

P「……」

卯月「Hするときは、いつも、ちゃんと覚悟してるんですよ……?」

P「……」

卯月「この人が、最後の恋人だって、そう思って……」

P「……」

卯月「結局うまくいかなくて、嘘になっちゃったりもしたけど、でも……」

卯月「酷いです、プロデューサーさん」

P「……」

卯月「私が普通の恋愛してきたっていうのが、そんなにおかしいですか……?」

P「……」

卯月「愛梨ちゃんと智絵里ちゃんだって、私とおんなじのはずです」

愛梨「……そうです、私だって、軽い気持ちでHしたことなんか一回もありません」

智絵里「私も……」

P「じゃあいいよ、卯月と愛梨はいいよ、アイドルになる前だし」

智絵里「……」

P「智絵里はなんだよ。俺に好意寄せるふりして、男と付き合ってたってなんだよ」

智絵里「……」ジワッ

P「俺馬鹿だから騙されて、智絵里には好かれてると思ってた」

智絵里「……ぐすっ」

P「俺、智絵里のこと好きだったのに、なんでこんな酷いことするんだよ」

智絵里「なら、どうして……」

P「……?」

智絵里「四月に、告白したのに、ぐすっ、冷たくしたんですか……」

P「お、俺が? 智絵里に冷たく?」

智絵里「好きって、言ったのに、馬鹿言うなって……」

P「や、あれは……」

智絵里「大きいライブで、不安で、Pさんに支えて欲しかったんです……」

P「え、えーと」

智絵里「Pさんに、冷たくされて、クラスの男の子が優しくしてくれて……」

P「……あの、ええと」

智絵里「ごめんなさい、わ、私、すごく性格悪いこと、言ってますよね……」

P「あれは、その」

智絵里「……」

P「すぐ受け入れたら余裕無くてがっついてるみたいで、かっこ悪いかなって……」

智絵里「……」

P「もう一回来たらその時はって、思って……」

智絵里「……なんですか、それ」

P「いや、俺が智絵里好きだって、伝わってるもんだと」

智絵里「わかんないです、そんなの……」

P「智絵里も一回で諦めないで、もっとごりごり来てくれれば……」

智絵里「私、そんなに……強くない……」

P「……」

智絵里「私だって、出来ることなら初めては、Pさんに貰って欲しかったです……ぐすっ……」

P「じゃあ何か?」

智絵里「……ぐすんっ」

P「俺が余計なことせず智絵里の気持ちを考えてれば」

智絵里「……」

P「誰もがみんなハッピーだったと……?」

智絵里「……ううぅ……ぐすっ……」

P「死にたい」

卯月「空気感!」

愛梨「あっついし帰ろっか」

その後俺は今からでも遅くないと智絵里と交際を始め、ばれて会社をクビになった。

今は智絵里のヒモとしてぐーたらとか家事やったりとかしている毎日だ。

まあトータルで言えば勝ちかなと思う。

終わり

アイドルになるほど可愛い子が処女なわけないよね

面白かった。
そりゃあんだけ可愛けりゃ
学校のヤリチンが放っておくわけないわな。cu pa はほぼ経験済みだろ。coもヤリチンの押しに弱そうなのいっぱいいるから大半は経験済みだろう。
そもそもモバP(お前ら)に惚れるような女なんだし、ヤリチンの積極性に弱いのは当たり前だな。

面白かった。
そりゃあんだけ可愛けりゃ
学校のヤリチンが放っておくわけないわな。cu pa はほぼ経験済みだろ。coもヤリチンの押しに弱そうなのいっぱいいるから大半は経験済みだろう。
そもそもモバP(お前ら)に惚れるような女なんだし、ヤリチンの積極性に弱いのは当たり前だな。

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